JP2769516B2 - 2速油圧モータ装置 - Google Patents

2速油圧モータ装置

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JP2769516B2
JP2769516B2 JP11244189A JP11244189A JP2769516B2 JP 2769516 B2 JP2769516 B2 JP 2769516B2 JP 11244189 A JP11244189 A JP 11244189A JP 11244189 A JP11244189 A JP 11244189A JP 2769516 B2 JP2769516 B2 JP 2769516B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は高速、低速に切換えられる2速油圧モータ
装置に関する。
従来の技術 従来のこの種の2速油圧モータ装置に用いられる典型
的な2速油圧モータとしては、その1例として特公昭51
−19165号公報に記載されたものをあげることができ
る。
この2速油圧モータ101につきその概要を説明する
と、それは第8〜13図に示すようなものであって、モー
タハウジング102の左端に第1エンドキャップ103が、ま
た右側にモータ部104、第2エンドキャップ105が取付け
られている。モータハウジング102には半径方向の3個
のハウジングポート107,108,110が形成され、これらの
ハウジングポート107,108,110は油ライン112,113,115と
中心孔116とを連通している。
中心孔116には一端に出力軸118が形成されている回転
弁106が回転可能に配置され、この出力軸118にはハウジ
ングポート107,108,110に連通する環状溝119,120,122が
形成され、これらの環状溝119,120,122には、第9図に
示すように、それぞれ向合った側に互い違いに軸方向溝
123,124,126が連通している。
モータ部104は内歯部材129と、内歯部材129の内歯と
噛合してこれより1枚少い歯をもち、内歯部材129内に
偏心的に設けられて自転と公転とを行う外歯部材130と
を有し、外歯部材130の中心孔131にはスプラインが設け
られて、このスプラインに駆動軸132の一方の頭部133の
スプラインが係合している。駆動軸132は出力軸118内に
設けられた中心孔135内に収容され、中心孔135の孔底に
はスプラインが設けられて、このスプラインに駆動軸13
2の他方の頭部136のスプラインが係合している。モータ
ハウジング102には出力軸118の軸方向溝123,124,126と
連通する360/7゜の間隔をもって配置された半径方向孔1
38及びこれをモータ部104の圧力室190と連通する軸方向
孔140が設けられている。
第10〜13図には2速モータに油ライン112,113,115で
接続される2速切換弁144が示されている。
発明が解決しようとする課題 このようなモータの回転時におけるモータハウジング
102、モータ部104及び2速切換弁144につき、右回転低
速時、右回転高速時及び左回転低速時、左回転高速時の
状態が、第10,11,12,13図に示されている。この場合モ
ータ部104における外歯部材130の歯数は6枚とする。
(1) 第10図に示す右回転低速時において、2速切換
弁144を操作して油圧源185からの圧油は、油ライン115
を経て回転弁106の環状溝122に流通し、軸方向溝124を
経てモータハウジング102の半径方向孔138−1〜3に流
通し、軸方向孔140−1〜3を経て、モータ部104の圧力
室190−1〜3に流通し、この圧力室190−1〜3は高圧
となってその容積を拡大する方向に外歯部材130を右方
向に回転し、その回転及び発生するトルクが駆動軸13
2、回転弁106を介して出力軸118に伝達される。
この際モータ部104の圧力室190−4〜6から油が吐出
されて、これらの圧力室190−4,6は低圧室となり、その
内部の油は軸方向孔140−4〜6を経て、モータハウジ
ング102の半径方向孔138−4〜6を経て、回転弁106の
環状溝119,120に流通し、油ライン112,113及び2速切換
弁144を経てタンクTに排出される。
(2) 第11図に示す右回転高速時において、2速切換
弁144を操作して油圧源185からの圧油は、油ライン113,
115を経て回転弁106の環状溝120,122に流通し、軸方向
溝124,126を経てモータハウジング102の半径方向孔138
−1〜4,6に流通し、軸方向孔140−1〜4,6を経て、モ
ータ部104の圧力室190−1〜4,6に流通し、この圧力室1
90−1〜4,6は高圧となってその容積を拡大する方向に
外歯部材130を右方向に回転し、その回転及び発生する
トルクが駆動軸132、回転弁106を介して出力軸118に伝
達される。
この際モータ部104の圧力室190−5から油が吐出され
て、この圧力室190−5は低圧室となり、その内部の油
は軸方向孔140−5を経て、モータハウジング102の半径
方向孔138−5を経て、回転弁106の環状溝119に流通
し、油ライン112及び2速切換弁144を経てタンクTに排
出される。
(3) 第12図に示す左回転低速時において、2速切換
弁144を操作して油圧源185からの圧油は、油ライン112,
113を経て回転弁106の環状溝119,120に流通し、軸方向
溝123,126を経てモータハウジング102の半径方向孔138
−4〜6に流通し、軸方向孔140−4〜6を経て、モー
タ部104の圧力室190−4〜6に流通し、この圧力室190
−4〜6は高圧となってその容積を拡大する方向に外歯
部材130を左方向に回転し、その回転及び発生するトル
クが駆動軸132、回転弁106を介して出力軸118に伝達さ
れる。
この際モータ部104の圧力室190−1〜3から油が吐出
されて、これらの圧力室190−1〜3は低圧室となり、
この内部の油は軸方向孔140−1〜3を経て、モータハ
ウジング102の半径方向孔138−1〜3を経て、回転弁10
6の環状溝124に流通し、油ライン115及び2速切換弁144
を経てタンクTに排出される。
(4) 第13図に示す左回転高速時において、2速切換
弁144を操作して油圧源185からの圧油は、油ライン112
を経て回転弁106の環状溝119に流通し、軸方向溝123を
経てモータハウジング102の半径方向孔138−5に流通
し、軸方向孔140−5を経て、モータ部104の圧力室190
−5に流通し、この圧力室190−5は高圧となってその
容積を拡大する方向に外歯部材130を左方向に回転し、
その回転及び発生するトルクが駆動軸132、回転弁106を
介して出力軸118に伝達される。
この際モータ部104の圧力室190−1〜4,6から油が吐
出されて、これらの圧力室190−1〜4,6は低圧室とな
り、この内部の油は軸方向孔140−1〜4,6を経て、モー
タハウジング102の半径方向孔138−1〜4,6を経て、回
転弁106の環状溝120,122に流通し、油ライン113,115及
び2速切換弁144を経てタンクTに排出される。
ところで前記のような従来の2速油圧モータにあって
は、モータ部104における高圧室が、(1)の右回転低
速時には3個(190−1〜3)、(2)の右回転高速時
には5個(190−1〜4,6)、(3)の左回転低速時には
3個(190−4〜6)であるのに対して、(4)の左回
転高速時には1個(190−5)となっている。
通常この種の2速高圧モータは、走行シャベル等の車
体の中心軸の両側に対照的に配置された1対の走行用駆
動輪に、それぞれその出力軸が結合されて該走行用駆動
輪を回転させる駆動用モータとして使用され、走行シャ
ベル等の走行時に該駆動用モータはそれぞれ左右反対方
向に回転することとなる。ところで、高速回転時に
(4)の左回転の場合のように高圧室の数が少いとき
と、(2)の右回転の場合のように高圧室の数が多いと
きとで効率に差異が発生し、その結果駆動用モータの駆
動によって走行する走行シャベル等は、高速直線走行時
にまっすぐに走行することが困難になるという問題があ
る。また(4)の場合、低圧室190−4,6は膨脹工程であ
って給油が必要となり、そのための補給油は、低圧室19
0−1,3から排出されたものが、軸方向孔140−1,3からモ
ータハウジング102に連通する軸方向溝124、油ライン11
5,113を介して、軸方向溝120に入って、モータハウジン
グ102の半径方向孔138−6,4に供給され、軸方向孔140−
6,4から低圧室190−4,6に補給されることとなる。この
ための補給通路は長く、しかも回転が早くて流量が多い
と、補給がおいつかないでキャビテーション現象が発生
して損耗が生じて耐用年数が低下する等の問題がある。
そこでこの発明の目的は、前記のような2速油圧モー
タのもつ問題を解決し、高速回転時においてその回転方
向のいかんを問わず、その効率に差異が発生することな
く、またキャビテーション等による損耗を生じないで耐
用年数を長く保てる2速油圧モータ装置を提供するにあ
る。
課題を解決するための手段 この発明は前記のような目的を達成するために、従来
のものと同様の油圧モータと、2速切換弁とを具えた2
速油圧モータ装置において、油圧モータ(1)と、2速
切換弁(44)との間に切換弁(43)を付設し、油圧モー
タ(1)のモータハウジング(2)には、4個のハウジ
ングポート(7,8,9,10)が設けられ、切換弁(43)は弁
ハウジング(45)と、その内部の中心孔(46)に軸方向
に摺動可能に配置されたスプール弁(61)とを有し、弁
ハウジング(45)にはモータハウジング(2)のハウジ
ングポート(7,8,9,10)とそれぞれ連動する4個の半径
方向ポート(47,48;49,50)と、スプール弁(61)を挾
んで半径方向ポート(47,48;49,50)の反対側に位置す
る2個の油流入、流出ポート(54,55)と、軸方向両端
に位置する1対の軸方向ポート(56,57)とが設けら
れ、軸方向ポート(56,57)は、2速切換弁(44)の切
換ポートと連通され、スプール弁(61)の内部には半径
方向ポート(47,48,49,50)と、油流入、流出ポート(5
4,55)とを連通する1対の連通路が形成され、通常は一
側の半径方向ポート(47,48)が一側の油流入、流出ポ
ート(54)と連通すると共に、他側の半径方向ポート
(49,50)が、他側の油流入、流出ポート(55)と連通
し、2速切換弁(44)によって一方の軸方向ポート(5
7)に圧油が供給されると、スプール弁(61)の移動に
よって、移動方向の前記一側の半径方向ポート(48)
も、圧油が流入する他側の油流入、流出ポート(55)と
連通し、反対に2速切換弁(44)によって他方の軸方向
ポート(56)に圧油が供給されると、スプール弁(61)
の反対方向への移動によって、前記他側の半径方向ポー
ト(49)も、圧油が流入する他側の油流入、流出ポート
(54)と連通し、またスプール弁(61)の中心孔(67)
には、いずれかの油流入、流出ポート(54又は55)によ
って流入する圧油によって、いずれかの前記連通路を閉
止するピストン弁(68)が摺動可能に配置されているこ
とを特徴とするものである。
作用 前記のようなこの発明の2速油圧モータ装置におい
て、第4図に示す右回転低速時においては、第2切換弁
44の切換えによって、切換弁43内の油が排出されてスプ
ール弁61は中立位置となって、右油流入、流出方向ポー
ト55は半径方向ポート49,50と、また左油流入、流出ポ
ート54は半径方向ポート47,48と連通する。またスプー
ル弁61の内部のピストン弁68は、連通ポート75から流入
する油の圧力によって左方へ移動して、ストッパ69に当
接して停止し、連通ポート74からの油を閉止する。そし
てこの際圧油は右油流入、流出ポート55から切換弁43に
流通し、半径方向ポート49,50を経て油圧モータ1のモ
ータハウジング2のハウジングポート9,10に流通し、こ
の圧油はモータハウジング2のモータ部4の圧力室90−
1〜3に流通する。この圧油は圧力室90−1〜3の容積
を拡大する方向に外歯部材30を回すため、外歯部材30は
第4図において右回転し、この回転及び発生するトルク
が駆動軸32によって回転弁6を介して出力軸18に伝達さ
れる。
この際モータ部4の圧力室90−4〜6から油が吐出さ
れて、これらの圧力室90−4〜6は低圧室となり、その
内部の油は軸方向孔40−4〜6を経て、モータハウジン
グ1の半径方向孔38−4〜6を経て、回転弁6の環状溝
19,20に流通し、油ライン12,13及び速切換弁45の左油流
入、流出ポート54を経て排出される。
つぎに第5図に示す右回転高速時においては、第2切
換弁44の切換えによって、圧油が軸方向ポート57を経て
切換弁43内に流入するとともに、軸方向ポート56を経て
排出され、スプール弁61が左方に移動して軸方向ポート
56を閉止する。またスプール弁61の内部のピストン弁68
は、連通ポート75から流入する油の圧力によって左方へ
移動して、ストッパ69に当接して停止し、連通ポート74
からの油を閉止する。
そして右油流入、流出ポート55から切換弁43に流通し
た圧油は、油圧モータ1のモータハウジング2のハウジ
ングポート8,9,10に流通して、モータ部4の圧力室90−
1〜4,6に流通する。このとき圧力室90−1〜4,6のうち
の圧力室90−1,6;3,6はそれぞれ同容積でおのおの吐
出、吸入をするため、これらにおける圧油はモータの作
用には関与しない。そして圧力室90−2内の圧力のみに
よって外歯部材30が右回転し、この回転及びトルクが駆
動軸32によって回転弁6を介して出力軸18に伝達され
る。
この際モータ部4の圧力室90−5から油が吐出され
て、この圧力室90−5は低圧室となり、その内部の油は
軸方向孔40−5を経て、モータハウジング2の半径方向
孔38−5を経て、回転弁6の環状溝19に流通し、油ライ
ン12及び切換弁45の及び切換弁45の左油流入、流出ポー
ト54を経て排出される。
つぎに第6図に示す左回転低速時においては、第2切
換弁44の切換えによって、切換弁43内の油が排出されて
スプール弁61は中立位置となって、左油流入、流出ポー
ト54は半径方向ポート47,48と、また右油流入、流出方
向ポート55は半径方向ポート49,50と連通する。またス
プール弁61の内部のピストン弁68は、連通ポート74から
流入する油のポート54は半径方向ポート47,48,49と、ま
た右油流入、流出方向ポート55は半径方向ポート50と連
通する。そして左油流入、流出ポート54から切換弁43に
流通した圧油は、油圧モータ1のモータハウジング2の
ハウジングポート7,8,9に流通して、モータ部4の圧力
室90−1,3,4〜5,6に流通する。このとき圧力室90−1,3,
4〜5,6のうちの圧力室90−1,6;3,4はそれぞれ同容積で
おのおの吐出、吸入をするため、これらにおける圧油は
モータの作用には関与しない。そして圧力室90−5内の
圧力のみによって外歯部材30が左回転し、この回転及び
トルクが駆動軸32によって回転弁6を介して出力軸18に
伝達される。
この際モータ4の圧力室90−2から油が吐出されて、
これらの圧力室90−2は低圧室となり、この内部の油は
軸方向孔40−2を経て、モータハウジング2の半径方向
孔38−2を経て、回転弁6の環状溝22に流通し、油ライ
ン15及び切換弁43の右油流入、流出ポート55を経て排出
される。
実施例 図面に示す実施例において、第1図には2速モータ1
が示されていて、2はモータハウジングを示し、このモ
ータハウジング2の左端に第1エンドキャップ3が、ま
た右側にはモータ部4、第2エンドキャップ5が取付け
られている。モータハウジング2には半径方向の4個の
ハウジングポート7〜10が形成されている。
モータハウジング2の中心孔16には一端に出力軸18が
形成されている回転弁6が回転可能に配置され、この回
転弁6にはハウジングポート7〜10に連通する環状溝19
〜22が形成され、これらの環状溝19〜22には第2図に示
すように、それぞれ向合った側に互い違いに軸方向溝23
〜26が連通している。軸方向溝23は120゜間隔に、軸方
向溝24〜26は軸方向溝23よりそれぞれの位相が60゜、30
゜、90゜のずれをもって配置されている。
モータハウジング2には回転弁6の軸方向溝23〜26と
連通する360/7゜の間隔をもって配置された半径方向孔3
8及びこれをモータ部4の圧力室90と連通する軸方向孔4
0が設けられている。
モータ部4は内歯部材29と、内歯部材29の内歯と噛合
してこれより1枚少ない歯をもち、内歯部材29内に偏心
的に設けられて自転と公転とを行う外歯部材30とを有
し、外歯部材30の中心孔31にはスプラインが設けられ
て、このスプラインに駆動軸32の一方の頭部33のスプラ
インが係合している。駆動軸32は回転弁6内に設けられ
た中心孔35内に収容され、中心孔35の孔底にはスプライ
ンが設けられて、このスプラインに駆動軸32の他方の頭
部36のスプラインが係合している。
第3図に切換弁43が示されており、この切換弁43の弁
ハウジング45の中心孔46は、軸方向ポート56,57;油ライ
ン58,59を介して、2速切換弁44と連通している。切換
弁43は弁ハウジング45と、その内部の中心孔46に軸方向
に摺動可能に配置されたスプール弁61とを有している。
弁ハウジング45には、モータハウジング2のハウジン
グポート7,8,9,10と、油ライン12,13,14,15によってそ
れぞれ連通する4個の半径方向ポート47,48,49,50と、
スプール弁61を挾んで半径方向ポート47,48,49,50の反
対側に位置する2個の油流入、流出ポート54,55と、軸
方向両端に位置する1対の軸方向ポート56,57とが設け
られ、油流入、流出ポート54,55には油ライン52,53が接
続され、軸方向ポート56,57は、油ライン58,59によって
2速切換弁44の切換ポートと連通されている。
スプール弁61の内部には半径方向ポート47,48,49,50
と、油流入、流出ポート54,55とを連通する1対の連通
路が形成され、通常は一側の半径方向ポート47,48が一
側の油流入、流出ポート54と連通すると共に、他側の半
径方向ポート49,50が、他側の油流入、流出ポート55と
連通している。
そして中心孔46には、スプール弁61が摺動可能に収容
され、このスプール弁61の両端が小径部となっていて、
中心孔46との間に左右圧力室62,63が形成され、これら
の圧力室62,63内にはばね64,65が収納されている。スプ
ール弁61に設けた中心孔67が設けられ、その中央にはピ
ストン弁68が摺動可能に収容され、中心孔67の両端から
このピストン弁68に向けてストッパ69,70が突設されて
いる。
スプール61には半径方向ポート47,48と油流入、流出
ポート54に連通する環状溝62及び半径方向ポート49,50
と油流入、流出ポート55に連通する環状溝73が設けら
れ、さらに環状溝72,73と中心孔67とを連通する連通ポ
ート74,75が設けられている。また環状溝72,73の中間及
び外側に環状溝76,77,78が設けられ、これらの環状溝7
6,77,78は連通ポート80,81,82で中心孔67と連通してい
る。
2速切換弁44によって油ライン59を介して一方の軸方
向ポート57に圧油が供給されると、スプール弁61が左方
に移動して、移動方向の前記一側の半径方向ポート48も
他側の油流入、流出ポート55と連通し(第5図)、反対
に2速切換弁44によって他方の軸方向ポート56に圧油が
供給されると、スプール弁61の反対方向への移動によっ
て、前記他側の半径方向ポート49も一側の油流入、流出
ポート54と連通し(第7図)、またスプール弁61の中心
孔67には、左右いずれかの油流入、流出ポート54又は55
によって流入する圧油によって、いずれかの前記連通路
を閉止するピストン弁68が摺動可能に配置されている。
2速切換弁44は油圧源85、タンク86と油ライン58,59
との中間に配置されている。
前記のものにつき第4〜7図を参照してその作用を説
明する。
これらの図面は理解を容易にするための各部を分解
し、さらにモータハウジング2と回転弁6における環状
溝19〜22及び半径方向孔38,39については、軸線上異る
ところに配置されているものを平面上同じのところにあ
るようにして図示説明する。
(1) 右回転低速時 このときは2速切換弁44を操作して第4図に示す位置
とする。切換弁43の圧力室62,63はタンク86にドレンさ
れて同一圧力となるため、スプール61は中立位置とな
る。そして左油流入、流出ポート54は半径方向ポート4
7,48と、また右油流入、流出ポート55は半径方向ポート
49,50と、それぞれ環状溝72,73を介して連通する。また
スプール61の内部のピストン68は、連通ポート75から流
入する油の圧力によって左方へ移動して、ストッパ69に
当接して停止し、連通ポート74からの油を閉止する。
この結果油ライン53から右油流入、流出ポート55を経
て切換弁43に流通した圧油は、油ライン14,15に流れて
油圧モータ1のモータハウジング2のハウジングポート
9,10に流通し、回転弁6の環状溝21,22に流通する。そ
してこの油は軸方向溝25,26に流通して、モータハウジ
ング2の半径方向孔38−1〜3に流通し、軸方向孔40−
1〜3を経て、モータ部4の圧力室90−1〜3に流通す
る。この圧油は圧力室90−1〜3の容積を拡大する方向
に外歯部材30を回すため、第4図において外歯部材30は
右回転し、この回転及び発生するトルクが駆動軸32によ
って回転弁6を介して出力軸18に伝達される。
そして同時にモータ部4の圧力室90−4〜6から油が
吐出されて、これらの圧力室90−4〜6は低圧室とな
り、この油は軸方向孔40−4〜6を経て、モータハウジ
ング1の半径方向孔38−4〜6に流通し、環状溝19,20
から油ライン12,13を経て切換弁43の半径方向ポート47,
48に流通し、スプール弁61の環状溝72を介して左油流
入、流出ポート54、油ライン52に流出する。
(2) 右回転高速時 このときは2速切換弁44を操作して第5図に示す位置
とする。切換弁43の右圧力室63には、油圧源85からの圧
油が油ライン59、軸方向ポート57を経て流通し、その圧
力が左圧力室62のタンク圧及びばね64の力以上になると
スプール弁61は左に移動する。これとともにスプール弁
61の内部のピストン68も圧力によって左へ移動し、スト
ッパ69に当接して停止し、連通ポート74からの油を閉止
する。これにより右油流入、流出ポート55はスプール弁
61の環状溝73を経て半径方向ポート49と、また左油流
入、流出ポート54は半径方向ポート47と連通する。そし
て連通ポート75に流通した油は、連通ポート80,82及び
環状溝76,78を経て半径方向ポート48,50に流通する。
この結果油ライン53から右油流入、流出ポート55を経
て切換弁43に流通した圧油は、油ライン13,14,15を経て
油圧モータ1のモータハウジング2のハウジングポート
8,9,10に流通し、回転弁6の環状溝20,21,22に流通す
る。そしてこの圧油は軸方向溝24〜26に流通して、モー
タハウジング1の半径方向孔38−1〜4,6に流通し、軸
方向孔40−1〜4,6を経て、モータ部4の圧力室90−1
〜4,6に流通する。
このとき圧力室90−1〜4,6のうちの圧力室90−1,6;
3,4はそれぞれ同容積でおのおの吐出、吸入をするた
め、これらにおける圧油はモータの作用には関与しな
い。そして圧力室90−2内の圧力のみによって外歯部材
30が右回転し、この回転及びトルクが駆動軸32によって
回転弁6を介して出力軸18に伝達される。
そして同時にモータ部4の圧力室90−5から吐出した
圧油は、軸方向孔40−5を経てモータハウジング1の半
径方向孔38−5に流通し、回転弁6の軸方向溝23を経て
環状溝19に流通し、ここから油ライン12を経て切換弁43
の半径方向ポート47に流通し、スプール弁61の環状溝72
を介して左油流入、流出ポート54、油ライン52に流出す
る。
(3) 左回転低速時 このときは2速切換弁44を第6図に示す位置とする。
切換弁43の圧力室62,63はタンク86にドレンされて同一
圧力となるため、スプール弁61は中立位置となる。そし
て左油流入、流出ポート54は半径方向ポート47,48と、
また右油流入、流出ポート55は半径方向ポート49,50
と、それぞれ環状溝72,73を介して連通する。またスプ
ール弁61の内部のピストン68は、油により右方へ移動し
てストッパ70に当接して停止し、連通ポート75からの油
を閉止する。
この結果油ライン52から切換弁43に流通した油は、油
ライン12,13に流れて油圧モータ1のモータハウジング
2のハウジングポート7,8に流通し、出力軸18の環状溝1
9,20に流通する。そしてこの油は軸方向溝23,24に流通
して、モータハウジング1の半径方向孔38−4〜6に流
通し、軸方向孔40−4〜6を経て、モータ部4の圧力室
90−4〜6に流通する。この圧油は圧力室90−4〜6の
容積を拡大する方向に外歯部材30を回すため、第6図に
おいて外歯部材30は左回転し、この回転及び発生するト
ルクが駆動軸32によって回転弁6を介して出力軸18に伝
達される。
そして同時にモータ部4の圧力室90−1〜3から油が
吐出され、この油は軸方向孔40−1〜3を経て、モータ
ハウジング2の半径方向孔38−1〜3に流通し、環状溝
21,22から油ライン14,15を経て切換弁43の半径方向ポー
ト49,50に流通し、スプール弁61の環状溝73を介して右
油流入、流出ポート55、油ライン53に流出する。
(4) 左回転高速時 このときは2速切換弁44を第7図に示す位置とする。
切換弁43の左圧力室62には、油圧源85からの圧油が油
ライン58、軸方向ポート56を経て流通し、その圧力が右
圧力室63のタンク圧及びばね65の力以上になるスプール
弁61は右に移動する。これとともにスプール弁61の内部
のピストン68も圧力によって右へ移動し、ストッパ70に
当接して停止し、連通ポート75からの油を閉止する。こ
れにより左油流入、流出ポート54はスプール弁61の環状
溝72を経て半径方向ポート48と、また右油流入、流出ポ
ート55は半径方向ポート50と環状溝73を介して連通す
る。そして半径方向ポート74に入った油は、連通ポート
80,81及び環状溝76,77を介して半径方向ポート47,49に
連通する。
この結果油ライン52から切換弁43に流通した油は、油
ライン12〜14を経て油圧モータ1のモータハウジング2
のハウジングポート7〜9に流通し、出力軸18の環状溝
19〜21に流通する。そしてこの油は軸方向溝23〜25に流
通して、モータハウジング1の半径方向孔38−1,3〜5,6
に流通し、軸方向孔40−1,3〜5,6を経て、モータ部4の
圧力室90−1,3〜5,6に流通する。このとき圧力室90−1,
3〜5,6のうちの圧力室90−1,6;3,4はそれぞれ同容積で
おのおの吐出、吸入をするため、これらにおける圧油は
モータの作用には関与しない。そして圧力室90−5内の
圧力のみによって外歯部材30が左回転し、この回転及び
トルクが駆動軸32によって回転弁6を介して出力軸18に
伝達される。
そして同時にモータ部4の圧力室90−2から吐出した
油は、軸方向孔40−2を経てモータハウジング1の半径
方向孔38−2に流通し、出力軸18の軸方向溝26を経て環
状溝22に流通し、ここから油ライン15を経て切換弁43の
半径方向ポート50に流通し、スプール弁61の環状溝73を
介して右油流入、流出ポート55、油ライン53に流出す
る。
発明の効果 この発明は前記のようであって、従来のものと同様の
油圧モータと、2速切換弁とを具えた2速油圧モータ装
置において、油圧モータ(1)と、2速切換弁(44)と
の間に切換弁(43)を付設し、油圧モータ(1)のモー
タハウジング(2)には、4個のハウジングポート(7,
8,9,10)が設けられ、切換弁(43)は弁ハウジング(4
5)と、その内部の中心孔(46)に軸方向に摺動可能に
配置されたスプール弁(61)とを有し、弁ハウジング
(45)にはモータハウジング(2)のハウジングポート
(7,8,9,10)とそれぞれ連通する4個の半径方向ポート
(47,48;49,50)と、スプール弁(61)を挾んで半径方
向ポート(47,48,49,50)の反対側に位置する2個の油
流入、流出ポート(54,55)と、軸方向両端に位置する
1対の軸方向ポート(56,57)とが設けられ、軸方向ポ
ート(56,57)は、2速切換弁(44)の切換ポートと連
通され、スプール弁(61)の内部には半径方向ポート
(47,48;49,50)と、油流入、流出ポート(54,55)とを
連通する1対の連通路が形成され、通常は一側の半径方
向ポート(47,48)が一側の油流入、流出ポート(54)
と連通すると共に、他側の半径方向ポート(49,50)
が、他側の油流入、流出ポート(55)と連通し、2速切
換弁(44)によって一方の軸方向ポート(57)に圧油が
供給されると、スプール弁(61)の移動によって、移動
方向の前記一側の半径方向ポート(48)も、圧油が流入
する他側の油流入、流出ポート(55)と連通し、反対に
2速切換弁(44)によって他方の軸方向ポート(56)に
圧油が供給されると、スプール弁(61)の反対方向への
移動によって、前記他側の半径方向ポート(49)も、圧
油が流入する他側の油流入、流出ポート(54)と連通
し、またスプール弁(61)の中心孔(67)には、いずれ
かの油流入、流出ポート(54又は55)によって流入する
圧油によって、いずれかの前記連通路を閉止するピスト
ン弁(68)が摺動可能に配置されているので、2速油圧
モータの左右いずれの回転方向における高低いずれの回
転速度にあっても、そのモータ部における高圧室は必ず
同数の複数となって、従来の2速油圧モータにおいて高
速回転時において、左右いずれかの高圧室が少数となっ
て効率の差異を生じ、またキャビテーション等による損
耗によって、耐用年数を低下させるようなことがなく、
高効率でしかも耐用年数を長くすることができるという
効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の実施例中の油圧モータの縦断正面
図、第2図は、同上の要部の展開図、第3図は、この発
明の実施例の2速切換弁及び縦断して内部を示す切換弁
の説明図、第4図は、この発明の実施例の右回転低速時
における各部を分解連結した説明図、第5図は、同高速
時における各部を分解連結した説明図、第6図は、同左
回転低速時おける各部を分解連結した説明図、第7図
は、同高速時における各部を分解連結した説明図、第8
図は、従来のこの発明と同種の2速モータの第1図と同
様の図面、第9図は、同上の第2図と同様の図面、第10
図は、同上の第4図と同様の図面、第11図は、同上の第
5図と同様の図面、第12図は、同上の第6図と同様の図
面、第13図は、同上の第7図と同様の図面である。 1……2速油圧モータ、2……モータハウジング 4……モータ部、6……回転弁 7,8,9,10……ハウジングポート 12,13,14,15……油ライン、18……出力軸 19,20,21,22……環状溝、23,24,25,26……軸方向溝 29……内歯部材、30……外歯部材 32……駆動軸、38−1〜6……半径方向孔 40−1〜6……軸方向孔、43……切換弁 44……2速切換弁、45……弁ハウジング 47,48,49,50……半径方向ポート 52,53……油ライン 54,55……油流入、流出ポート 56,57……軸方向ポート、58,59……油ライン 61……スプール弁、62,63……圧力室 68……ピストン弁、69,70……ストッパ 72,73……環状溝、74,75……連通ポート 76,77,78……環状溝、80,81,82……連通ポート 85……油圧源、86……タンク 90−1〜6……圧力室

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のハウジングポートを有するモータハ
    ウジング、このモータハウジング内に回転可能に配置さ
    れた一端に出力軸が設けられた回転弁、モータハウジン
    グの一端に配置され、内歯部材とこの内歯部材内にあっ
    てこれと噛合し、自転と公転とをする外歯部材を有する
    モータ部、及び回転弁と外歯部材との内部にあって両者
    を連動する駆動軸を有する油圧モータ(1)と、2速切
    換弁(44)とを具えた2速油圧モータ装置において、油
    圧モータ(1)と、2速切換弁(44)との間に切換弁
    (43)を付設し、油圧モータ(1)のモータハウジング
    (2)には、4個のハウジングポート(7,8,9,10)が設
    けられ、切換弁(43)は弁ハウジング(45)と、その内
    部の中心孔(46)に軸方向に摺動可能に配置されたスプ
    ール弁(61)とを有し、弁ハウジング(45)にはハウジ
    ングポート(7,8,9,10)とそれぞれ連動する4個の半径
    方向ポート(47,48,49,50)と、スプール弁(61)を挾
    んで半径方向ポート(47,48,49,50)の反対側に位置す
    る2個の油流入、流出ポート(54,55)と、軸方向両端
    に位置する1対の軸方向ポート(56,57)とが設けら
    れ、軸方向ポート(56,57)は、2速切換弁(44)の切
    換ポートと連通され、スプール弁(61)の内部には半径
    方向ポート(47,48,49,50)と、油流入、流出ポート(5
    4,55)とを連通する1対の連通路が形成され、通常は一
    側の半径方向ポート(47,48)が一側の油流入、流出ポ
    ート(54)と連通すると共に、他側の半径方向ポート
    (49,50)が、他側の油流入、流出ポート(55)と連通
    し、2速切換弁(44)によって一方の軸方向ポート(5
    7)に圧油が供給されると、スプール弁(61)の移動に
    よって、移動方向の前記一側の半径方向ポート(48)
    も、圧油が流入する他側の油流入、流出ポート(55)と
    連通し、反対に2速切換弁(44)によって他方の軸方向
    ポート(56)に圧油が供給されると、スプール弁(61)
    の反対方向への移動によって、前記他側の半径方向ポー
    ト(49)も、圧油が流入する他側の油流入、流出ポート
    (54)と連通し、またスプール弁(61)の中心孔(67)
    には、いずれかの油流入、流出ポート(54又は55)によ
    って流入する圧油によって、いずれかの前記連通路を閉
    止するピストン弁(68)が摺動可能に配置されているこ
    とを特徴とする2速油圧モータ装置。
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