JP2768908B2 - 携帯用紐リール装置 - Google Patents

携帯用紐リール装置

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JP2768908B2
JP2768908B2 JP7006781A JP678195A JP2768908B2 JP 2768908 B2 JP2768908 B2 JP 2768908B2 JP 7006781 A JP7006781 A JP 7006781A JP 678195 A JP678195 A JP 678195A JP 2768908 B2 JP2768908 B2 JP 2768908B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、携帯用の紐リール装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】犬などのペットを散歩させるには、ロー
プや鎖等の係留紐体の一端部をペット(首輪等)へ結
び、同他端部を散歩者が手に持つようにしている。しか
し、係留紐体が短すぎると散歩者がペットに引きずられ
て歩き難くなることがあり、反対に係留紐体が長すぎる
とペットが散歩者から離れすぎたり、係留紐体が散歩者
に絡まったりする不便があった。
【0003】そこで従来、係留紐体を巻取可能にする紐
リール装置が各種提案されている(例えば、実公昭62
−43974号公報、実開昭60−1770号公報、特
開平4−360634号公報等参照)。上記各公報記載
の紐リール装置には、いずれも、係留紐体の巻出長さを
制限するためのロック機構が設けられている。このロッ
ク機構は、操作片を1回操作するごとに、係留紐体の出
入り阻止状態と解放状態とが切り替わり、且つその都
度、各状態がロック保持される構造になっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記ロック手段は、操
作片の操作時に各状態の回転規制機構(係止保持構造)
を動作させる必要があり、操作片の操作には、多少なり
とも力を要し、また操作ストロークが長くなっていた。
そのため、係留紐体を解放状態にしたままでペットを散
歩させているとき、ペットが急に車道へ飛び出そうとし
たような場合に、操作片から手が離れていることも多
く、ペットの急動作阻止のために即座に係留紐体を出入
り阻止状態にすべく操作することが困難であった。
【0005】なお最近では、ロック手段から回転規制機
構を独立させ、それぞれについて各別の操作片を具備さ
せるようにしたもの(即ち、係留紐体の出入り阻止とそ
の解除との切り替え、及び出入り阻止状態と解放状態と
のロック切り替えが各別に操作できるもの)が製品化さ
れている。しかし、この種のものは、各操作片を使い分
ける用法的な理由からも、また構造上の配置的理由から
も、両操作片を離すか又は操作方向を別々にしていた。
そのため、どうしても一方の操作片(通常は回転規制機
構用のもの)が操作し難くなり、ものによっては双方の
操作片を操作するうえで両手を用いざるを得ない場合も
あった。
【0006】そこで、本発明は、操作部を単に押込み操
作したときには係留紐体の出入り阻止がなされるが、か
かる状態がロックされずに手を離せば自動的に係留紐体
の解放状態となるようにし、かつ、操作部を押込み操作
した後に交差方向に操作すれば係留紐体の出入り阻止状
態がロックされるようにして、一つの操作部の操作によ
り種々の使用の仕方ができるものとし、これらの操作が
容易に行えるようにすることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、次の技術的手段を講じた。即ち、本発明
は、装置本体と、該装置本体に回転自在に保持されたリ
ールと、該リールに繰り出し可能に巻取られる係留紐体
と、前記リールの回転を解除自在に規制する回転規制機
構とを備え、該回転規制機構は、押込み操作したときに
リールの回転を阻止すべく装置本体に設けられた操作部
と、該操作部を復帰方向に付勢する復帰バネとを備えて
おり、前記操作部には、押込み操作状態を維持したまま
押込み操作方向と交差する方向へ移動操作したときに復
帰方向への移動を阻止すべく装置本体に係合するロック
爪が設けられていることを特徴としている。
【0008】また、本発明は、巻取部に把持部が具備さ
れている場合にあって、操作部は、把持部を持つ手によ
り操作できる位置に設けられていることを特徴としてい
る。また、本発明は、操作部は把持部を持つ手の親指に
対応する位置付けで設けられ、該親指における第1関節
の屈伸動作で押込み方向と交差する方向への移動操作を
可能になされていることを特徴としている。
【0009】また、本発明は、操作部は、装置本体に出
入り進退自在に保持された押し釦片と、該押し釦片の先
部に当接して進退可能に装置本体に保持されたロック片
とを有し、該ロック片は、常態では復帰バネによりロッ
ク解除状態を保持すべく押し釦片へ向けて押し返し状に
付勢され、押し釦片は押込み操作がなされたときにのみ
進退方向と交差する方向へ揺動可能に装置本体に保持さ
れており、ロック爪は、前記押し釦片に設けられている
ことを特徴としている。
【0010】
【作用】操作部は、押込み操作をすることでリールの回
転を暫時的に停止させることができ、係留紐体の出入り
が暫時的に阻止される。またこの操作をやめれば、復帰
バネにより操作部が復帰されるため、再び係留紐体の出
入りが自在な状態になる。したがって、係留紐体を出入
り解放状態で使用したいが、即座に出入り阻止状態にし
得るようにもしておきたいときには、上述のように操作
すればよい。また、このような操作は、回転規制機構等
の動作を伴わないため操作ストロークを可及的に短くで
き、また軽快に行えるものとなる。
【0011】また、係留紐体を出入り阻止状態のままで
使用したいときには、操作部を押込み操作した状態を維
持したまま、その操作方向と交差する方向へさらに操作
することにより、係留紐体の出入り阻止状態をロックで
きるものである。このロック状態では、操作部から手を
離しても係留紐体の出入り阻止作用が維持される。この
ように一つの操作部の操作により、種々の使い方ができ
るものである。
【0012】操作部は、装置本体に設けられた把持部を
持つ手により、把持部を持ったまま操作できるようにし
ておくのが好適であり、このようにすれば、操作が簡単
且つ迅速に行える利点がある。特に、操作部を親指の屈
伸運動で操作可能とすれば、操作部の押込み操作と交差
方向への操作とがいずれも極めて容易に行えるものとな
る。
【0013】操作部として、押し釦片とロック片との連
接構造を採用すれば、押し釦片により操作力伝達作用と
ロック作用とを得、またロック片により押し返し付勢作
用とロック作用とを得る、という具合に作用的な分離を
行うことができ、もって構造の簡潔化を図ることができ
る。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。図1乃至図5は本発明に係る紐リール装置1の第1
実施例を示しており、この紐リール装置1は、図1及び
図2から明らかなように係留紐体2と、この係留紐体2
の巻取部3とを具備している。
【0015】係留紐体2にはロープ(繊維製、樹脂製、
金属製等)又は鎖等を用いることができ、その長さは一
般的には3m〜7mの範囲内となされる。4は犬の首輪
等(図示略)に係合させるフック具である。なお、この
フック具4に代えて、係留紐体2の先端部分により首輪
を構成することもできる。巻取部3は、ケース状の装置
本体6と、この装置本体6に回転自在に保持されたリー
ル5と、このリール5の回転を解除自在に規制する回転
規制機構13とを備えており、リール5に係留紐体2が
繰り出し可能に巻回(巻取り)がなされるようになって
いる。この装置本体6には把持部7が一体的に設けられ
ている。この把持部7は、輪状の手入れ部7aを形成さ
せるように構成されたグリップ構造を有している。ま
た、装置本体6には、前部側(即ち、把持部7とは反対
側の端部)に、係留紐体2の繰り出し方向に向けて投光
する照明具9が設けられている。
【0016】なお、図2において符号10は照明具9用
の操作部であり、符号11は照明具9用の電源部であ
る。回転規制機構13は、把持部7の近傍であってその
上部となる位置に設けられた操作部8を備えている。こ
の操作部8は、上記リール5の回転、即ち、係留紐体2
の出入りを所望に応じて規制できるようにしたものであ
る。
【0017】図3及び図4に示すように装置本体6は左
右に二分割可能な構造を有しており、一方の半体(図4
右側)には、他方の半体(図4左側)へ向けて装置本体
6の内部を横断するように回転枢軸14が一体的に突設
されている。この回転枢軸14により、上記したリール
5が回転自在に保持される。リール5には、その回転中
心部まわりの一側面(図4左側)に円環溝状をした環状
凹部15が設けられている。そして、この環状凹部15
より外周側において係留紐体2の巻回ができるようにな
っている。16は係留紐体2の外れを防止するフランジ
部である。
【0018】そして、リール5の環状凹部15内には、
リール5に対して一方向への回転力を付勢する回転付勢
手段18が設けられている。本第1実施例において、こ
の回転付勢手段18としてはゼンマイを用いてあり、リ
ール5の環状凹部15内に設けられた係止片20(図3
(a)参照)にゼンマイの外周側端部を係止させ、中心
側端部を回転枢軸14に係止させるようにしてある。ゼ
ンマイは図3(a)において右巻きとなる向きに用いて
ある。従って、リール5は同図の反時計まわりへの回転
力が付勢される。図4中の符号21はゼンマイの脱出を
防止する蓋である。
【0019】なお、ゼンマイは、リール5に対し、係留
紐体2における有効長さ分の全てを巻回させた状態にし
ても、未だ縮径方向への弾性復元力が残存するようにし
て環状凹部15内にセットされる。従って、係留紐体2
は装置本体6内に全て収納された状態でも、常に収納方
向へ引っ張り付勢されるようになっている。勿論、この
状態から係留紐体2を巻き出すべくリール5を回転させ
れば、ゼンマイが更に弾性復元力を蓄えてゆくようにな
っている。
【0020】前記操作部8は、リール5の径方向に沿っ
て一軸状に連なった押し釦片25とロック片26とを有
している。このうち、押し釦片25の一端部が装置本体
6の外方へ突出し、ロック片26の他端部がリール5の
環状凹部15まわりに複数設けられた係合爪28と係合
又は離脱可能なように配されて、それぞれ装置本体6に
保持されている。
【0021】押し釦片25には左右両側へ突出する支持
ピン30が設けられており、これら支持ピン30は装置
本体6の内面に設けられた上部誘導路31に沿って上下
動自在に保持されている。また、この押し釦片25の下
端部には、支持ピン30の突出方向とは異なる方向(図
3(a)の右斜め上)へ向けて突出するロック爪32が
設けられている。そして、装置本体6の内面には、押し
釦片25が装置本体6の外方へ最も突出した状態から内
方へ向けて所定量移動する間、ロック爪32と当接し、
所定量移動後にはロック爪32との当接を解放するよう
になるガイド部33が設けられている。
【0022】一方、ロック片26にはその一側面(図4
左側)に堤状に突出する支持レール35が設けられてお
り、この支持レール35は装置本体6の内面に設けられ
た下部誘導路36に沿って上下動自在に保持されてい
る。また、このロック片26には、図4に示すように支
持レール35の裏側で下方へ向けてバネ受け部37が設
けられており、このバネ受け部37に係合される復帰バ
ネ12が装置本体6内の適所との間で上方への弾発力を
生じるようになされている。
【0023】従って、これら押し釦片25及びロック片
26は、上下の誘導路31,36に沿って進退自在であ
り(図3(a)及び(b)参照)、また、ロック片26
に係合されるバネ(図示略)により、常態では押し釦片
25が装置本体6の外方へ突出した状態を保持すべく付
勢されるようになっている。そして更に、押し釦片25
は、押込み操作した状態で支持ピン30を支点として操
作方向と交差する方向(ロック爪32の指向する方向)
へ向けて揺動可能になっている(図3(c)参照)。こ
の場合、ロック爪32は装置本体6のガイド部33と係
合してその状態を維持することができるものであり、こ
のような押し釦片25の揺動が、操作部8におけるロッ
ク操作となる。
【0024】ロック片26は、常態においてはリール5
の係合爪28とは離反しており、押し釦片25が押込み
操作された場合に係合爪28と係合し、また押し釦片2
5の操作を解放した場合には常態に戻るようになってい
る。言うまでもなく、押し釦片25が押込み操作に続い
てロック操作されれば、押し釦片25から手を離しても
(ロック操作が解除されない限り)、係合爪28との係
合状態を維持するようになっている。
【0025】結局、常態(押込み釦片25の未操作時)
ではリール5が回転自在であって、係留紐体2の引き出
し又は回転付勢手段18による自動巻き取りが自在に行
えるものである。そして、押込み釦片25を押込み操作
すれば、リール5の回転停止(勿論、自動巻き取りも阻
止できる)、即ち、係留紐体2の出入り阻止が行え、押
込み釦片25の操作を解放すれば再び係留紐体2の出入
りが自在に行えるものである。
【0026】また、押込み釦片25を押込み操作に続い
てロック操作(揺動)すれば、リール5を回転停止させ
た状態がその後もロック保持され、押込み釦片25から
手を離しても、係留紐体2の出入りは行えない。なお、
この状態から押込み釦片25の揺動位置を元に戻す操作
のみを行えば、押込み釦片25(及びロック片26)は
自動的に常態へ戻るものである。
【0027】このような押込み釦片25の押込み操作や
ロック操作は、図1に示すように把持部7を持つ手の親
指により容易に操作でき、特にロック操作は、親指にお
ける第1関節の屈伸動作で操作できるものである。図1
及び図2に示したように前記照明具9は、係留紐体2の
出入り口部と同一方向へ向く状態(共に装置本体6の前
方を向いている)で装置本体6に設けられている。また
照明具9は、係留紐体2の出入り口部よりも上部位置と
なるように配されている。
【0028】この照明具9は、図5に示すように電球4
0の光をレンズ41を通して投光させるようにしたもの
である。42は反射凹面鏡であり、43はレンズ41の
外れを防止する透明キャップである。なお、図示は省略
するが、この透明キャップ43を装置本体6へ取り付け
る部分に防水構造を採用するのが好ましい。また、前記
電源部11は照明具9の後部であってリール5の上部と
なる部位に配されている。この電源部11には単三型の
乾電池(図示略)が2本、直列で装填できる構造になっ
ている。
【0029】照明具9の操作スイッチ10は、前記した
操作部8の近傍(上部側)に配されているので、暗がり
でも、容易にその位置を探し当てることができる。な
お、本実施例では把持部7を持つ手とは反対の手で操作
スイッチ10を操作できるようにしたが、同一の手(即
ち、操作部8を操作する方の手)で操作できるよう、図
示状態よりも更に近接させて配することもできる。
【0030】上記のように照明具9は、係留紐体2の出
入り口部と同一方向へ向けられているので、係留紐体2
が繰り出される方向(即ち、ペットの居る方向であっ
て、通常は散歩者の進行方向)が自動的に照明されるよ
うになるという利点がある。また、この照明具9が係留
紐体2の出入り口部よりも上部位置であるため、照明具
9からの光が係留紐体2によって遮られることがない
(即ち、暗くならない)という利点がある。
【0031】更に、照明具9や電源部11をリール5の
上部位置としているので、操作部10からの距離が可及
的に近くなり、それだけ配線を短くできる利点がある。
このことは、配線部において断線や腐食等の通電不良が
生じる危険性を低下させることができると共に、装置本
体6の構造を簡潔化及び小型化できる点で、極めて有益
である。
【0032】図6は本発明に係る紐リール装置1の第2
実施例を示しており、この第2実施例では、照明具9を
具備しない構成となっている。なお、係留紐体2の出入
り口部をリール5に対する上部側としている点を除き、
その他の構成及び作用については第1実施例と略同様で
ある。従って、この第2実施例についての詳説は省略す
る。
【0033】図7は本発明に係る紐リール装置1の第3
実施例を示しており、この第3実施例も照明具9を具備
しない構成となっている。この第3実施例は、比較的小
型のペットに用いるよう製作されたもので、係留紐体2
の長さや太さもそれなりのものが用いられている。すな
わち、装置本体6としてもやや小型であり、図7(a)
に示すようにその外形状自体が掴み易い形状に形成され
ることで、把持部7が構成されるようになっている。同
図中の符号7b,7cは指掛け用の凹部である。なお、
装置本体6には、図示は省略するが手掛け用のベルト等
を取り付けておくのが便利である。
【0034】また、この第3実施例において、操作部8
は、基本的には第1実施例と同様に、押し釦片25とロ
ック片26とを有したものである。しかし、これら各片
25,26の形状に若干の差異がある。すなわち、押し
釦片25は、下方開口部を有したボックス状に形成され
ており、その下縁前部(図7(a)の左側)には前方へ
突出するロック爪32が設けられている。このロック爪
32は、装置本体6に設けられた押し釦片25用の摺動
ケース47内で、その前部下部に形成された係合隙間4
8に係合・離脱可能になっている。また、図示は省略す
るが、ロック爪32と係合隙間48とは、互いの係合状
態が、両者の適所に設けられた凹凸係合によって保持さ
れるようになっている。
【0035】一方、ロック片26は、上部側が押し釦片
25のボックス内に嵌まり、下部側がリール5の係合爪
28と係合又は離脱可能なように形成されている。この
ロック片26は、装置本体6の内部適所に一端固定状態
で保持された板バネ状の復帰バネ12と係合して、上方
へ押上げ付勢されている。このような操作部8の操作
は、押し釦部25を押込み操作した後、この操作方向と
直交状に横移動することでロック操作を行う(この場
合、図7(c)に示すようにロック爪32が係合隙間4
8に係合してロック状態が維持される)点において、第
1実施例と異なるものである。その他の構成及び作用
は、第1及び第2実施例と略同様である。
【0036】ところで、本発明は上記実施例に限定され
るものではない。例えば、リール5の回転付勢手段18
は、電動モータ方式に置換することが可能である。この
場合において操作部8は電気的な切り替えスイッチとす
ることができる。また、リール5やモータ駆動軸等に対
してトルクリミッター(摩擦クラッチ)等を装備させて
おけば、操作部8として、前記各実施例で説明したよう
な機械的ロック作用及びロック作用を生じさせることが
できる。
【0037】操作部8において、押し釦片25及びロッ
ク片26は、第3実施例(図7各図参照)で示した構造
とする場合等には、それらが互いに一体的に構成された
ものとすることができる。照明具9において、装置本体
6に対する取付位置及び取付構造は前記実施例に限定さ
れない。例えば、装置本体6(リール5)の側部から前
方へ向けるように設けたり、左右方向へ向けるように設
けたりすることができる。
【0038】また、照明具9は、前記したような投光式
のものに限らず、自光式(蛍光灯や発光ダイオードを用
いたもの)として、装置本体1の周辺又は装置本体1自
体を照明するように構成することもできる。このように
すれば、夜間等において散歩者自身の存在を外部(例え
ば自動車の運転手)に知らせることができ、交通事故等
を防止できる利点がある。また、散歩者の手元を照らす
ことができるので、腕時計を見たり、ペット用携行品
(例えば糞の処理道具等)を扱ったりするうえでも非常
に便利となる。
【0039】
【発明の効果】本発明は、上述の構成を具備するもので
あって、操作部は、押込み操作をすることで係留紐体の
出入り(即ち、リールの回転)を暫時的に停止させるこ
とができ、またこの操作をやめれば再び係留紐体の出入
りを自在な状態にできる。このように係留紐体の出入り
阻止とその解除との切り替えが極めて簡単に行える。し
かも、このような操作は、回転規制機構等の動作を伴わ
ないため操作ストロークを可及的に短くでき、また軽快
に行えるものとなる。そのため、ペットの急な動作にも
瞬時に対応できる利点がある。
【0040】また操作部は、押込み操作した状態を維持
したまま、その操作方向と交差する方向へ別操作を行う
ことにより、係留紐体の出入り阻止作用をロックできる
ものである。このロック状態では、操作部から手を離し
ても係留紐体の出入り阻止作用が維持される。このよう
に係留紐体の出入り阻止状態と解放状態とのロック切り
替えが簡単且つ確実に行えるので、散歩者は、操作部か
ら手を離した状態で散歩を楽しむことができる。
【0041】そして、このように一つの操作部により、
回転規制作用とロック作用との使い分けができるもので
あり、全体として、非常に使用し易いものとすることが
できる。操作部は、装置本体に設けられた把持部を持つ
手により、把持部を持ったまま操作できるようにしてお
くのが好適であり、このようにすれば、操作が簡単且つ
迅速に行える利点がある。さらに、親指の屈伸運動によ
り、操作部の押込み操作と、交差方向へのロック操作と
を行うことができるので、非常に操作性のよいものとす
ることができる。
【0042】操作部として、押し釦片とロック片との連
接構造を採用すれば、押し釦片により操作力伝達作用と
ロック作用とを得、またロック片により押し返し付勢作
用とロック作用とを得る、という具合に作用的な分離を
行うことができ、もって構造の簡潔化を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る紐リール装置の第1実施例を示す
斜視図である。
【図2】図1の紐リール装置の側面図である。
【図3】装置本体を左右に分解した状態で操作部の動作
状況を説明する側面図であって、(a)は常態であり、
(b)はロック状態であり、(c)はロック状態をロッ
クした状態である。
【図4】図2のA−A線拡大断面図(但し、操作部は図
3(b)の状態とした)である。
【図5】装置本体を側断面にして示した照明具の拡大断
面図である。
【図6】本発明に係る紐リール装置の第2実施例を示す
側面図である。
【図7】本発明に係る紐リール装置の第3実施例につき
装置本体の一部を破砕した状態で操作部の動作状況を説
明する側面図であって、(a)は常態であり、(b)は
ロック状態であり、(c)はロック状態をロックした状
態である。
【符号の説明】
1 紐リール装置 2 係留紐体 5 リール 6 装置本体 7 把持部 8 操作部 12 復帰バネ 13 回転規制機構 18 回転付勢手段 25 押し釦片 26 ロック片 32 ロック爪

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置本体(6)と、該装置本体(6)に
    回転自在に保持されたリール(5)と、該リール(5)
    に繰り出し可能に巻取られる係留紐体(2)と、前記リ
    ール(5)の回転を解除自在に規制する回転規制機構
    (13)とを備え、該回転規制機構(13)は、押込み
    操作したときにリール(5)の回転を阻止すべく装置本
    体(6)に設けられた操作部(8)と、該操作部(8)
    を復帰方向に付勢する復帰バネ(12)とを備えてお
    り、前記操作部(8)には、押込み操作状態を維持した
    まま押込み操作方向と交差する方向へ移動操作したとき
    に復帰方向への移動を阻止すべく装置本体(6)に係合
    するロック爪(32)が設けられていることを特徴とす
    る携帯用紐リール装置。
  2. 【請求項2】 巻取部(3)に把持部(7)が具備され
    ている場合にあって、操作部(8)は、把持部(7)を
    持つ手により操作できる位置に設けられていることを特
    徴とする請求項1に記載の携帯用紐リール装置。
  3. 【請求項3】 操作部(8)は把持部(7)を持つ手の
    親指に対応する位置付けで設けられ、該親指における第
    1関節の屈伸動作で押込み方向と交差する方向への移動
    操作を可能になされていることを特徴とする請求項2に
    記載の携帯用紐リール装置。
  4. 【請求項4】 操作部(8)は、装置本体(6)に出入
    り進退自在に保持された押し釦片(25)と、該押し釦
    片(25)の先部に当接して進退可能に装置本体(6)
    に保持されたロック片(26)とを有し、該ロック片
    (26)は、常態では復帰バネ(12)によりロック解
    除状態を保持すべく押し釦片(25)へ向けて押し返し
    状に付勢され、押し釦片(25)は押込み操作がなされ
    たときにのみ進退方向と交差する方向へ揺動可能に装置
    本体(6)に保持されており、ロック爪(32)は、前
    記押し釦片(25)に設けられていることを特徴とする
    請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の携帯用紐リー
    ル装置。
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