JP2768892B2 - 生物膜濾過装置の気水分配装置 - Google Patents

生物膜濾過装置の気水分配装置

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JP2768892B2
JP2768892B2 JP5192275A JP19227593A JP2768892B2 JP 2768892 B2 JP2768892 B2 JP 2768892B2 JP 5192275 A JP5192275 A JP 5192275A JP 19227593 A JP19227593 A JP 19227593A JP 2768892 B2 JP2768892 B2 JP 2768892B2
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伸彦 大津
修 羽島
恭男 北村
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神鋼パンテツク株式会社
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    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W10/00Technologies for wastewater treatment
    • Y02W10/10Biological treatment of water, waste water, or sewage

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、生活廃水、食品廃水、
化学・製薬廃水、埋立地浸出水、上水、用水、ならび
に、海水等の幅広い分野の水を濾過する生物膜濾過装置
に付設する気水分配装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、円形または矩形の濾過槽内
に、砂利、砂、活性炭およびプラスチック濾材などの粒
状媒体を支持材によって支持して濾層を形成し、該濾層
を常に好気的に保ち、濾過槽上部から原水を供給して下
向流で通水し散気空気と向流で接触させて粒状媒体表面
に付着する微生物膜により原水中の汚濁物質を生物酸化
処理と、濾過作用を利用する生物膜濾過装置が実用され
ている。例えば、図11の概略構成図に示したような生
物膜濾過装置がある。
【0003】この生物膜濾過装置100は、上部に原水
供給口102を有する濾過槽101内の最下部に散気、
洗浄用空気の分配および処理水、逆洗水の集配水を均等
に行う気水分配装置103を設置し、その上に数層の砂
利による支持層104を介して微生物膜を付着させた濾
材を充填して濾層105を形成し、上部フリーボード部
に水抜管107と逆洗排水トラフ108を設け、懸濁物
を多量に含んだ洗浄排水を確実に効率よく排出するよう
にしたもので、懸濁物の多い原水に対しては、濾層中間
部よりやや上部に中間洗浄管106を設けて通水中に濾
層105上部の中間洗浄を図ることもある。
【0004】上記濾層105を形成する濾材には、微生
物の付着性が良く、充分な強度を有し長期間の使用に安
定であり、比表面積が大きく、気液接触効率が高く、比
重が小さく、また、逆洗動力が小さくてすむなどの性能
が要求され、これらの要件を満足させるものとしては、
一般には、SiO2 を主成分とする粒径3〜20mm程
度の多孔質粒状濾材が使用され、濾材の粒径は処理目的
に応じて使いわけている。
【0005】上記分配装置103は、通水時には散気空
気の分散および処理水の集水、逆洗時には洗浄空気およ
び逆洗水の分散を均等に行う役割をもつもので、従来の
気水分配装置103としては、いわゆる「有孔ブロッ
ク」(特公昭60−13724号公報参照)を並列的に
組み合わせて用いている。
【0006】図12はこの従来の分配装置を構成する有
孔ブロックの断面図である。
【0007】この有孔ブロックは、矩形断面の外殻10
9と、この外殻109内に逆V字形断面の内殻112を
配装して中央通路110と中央通路110両側に側部通
路111を画成し、前記側部通路111に連通して外殻
109上面に多数のオリフィス群113を設け、前記中
央通路110と側部通路111に連通して内殻112
に、洗浄用空気オリフィス群114,115および通水
オリフィス群116を上下に位置を違えて設けたもの
で、通水時と逆洗時に空気や水の量が変化しても内部の
空気均等圧室117により均等性を維持するような配慮
がなされている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記するよ
うな従来の有孔ブロックは、通常の濾過装置において濾
過水の通水と洗浄用空気および逆洗水の均等分配を図る
ものであるが、濾過通水中の濾層に下方から常時少量の
空気を散気する生物膜濾過装置に適用した場合には、側
部通路に連通して外殻上面に設けた各オリフィスが、空
気の通路と同時に水の通路でもあるために、オリフィス
下部にエア溜まりを生じ、オリフィスを介して外殻外に
出ようとする上向きの空気流と、外殻内に入ろうとする
下向きの濾過水流とが互いに抵抗となって通気、集水の
不均等化による障害を生じ易く、また目詰まりによるこ
のような障害も発生し易かった。
【0009】すなわち、外殻109上面に設けたオリフ
ィス113において、散気空気のみがオリフィス113
を介して上向きに通過することとなり、濾過水がオリフ
ィス113を通過することが阻害されるために、有孔ブ
ロックを介して濾過水が集水されることがない。そのた
めに、濾過槽101内の濾過水の水位が上昇し、ある一
定の圧力に達した場合にのみ、オリフィス113、通水
オリフィス群116などを濾過水が急激に通過して集水
され、濾過槽101内の水位が急激に低下することとな
る。
【0010】従って、このような急激な集水となるため
に、濾過水が集水配管などから噴き出すとともに、濾過
に十分な時間が取れずに不十分な濾過となり処理能力の
低下をきたすこととなっていた。また、水位が上昇しす
ぎた場合には、濾過槽101より濾過水が溢れることも
多々あり問題があった。
【0011】本発明は、このような現状を考慮して、濾
過水の集水と散気が同時に効率良く行え、保守性にも優
れた気水分配装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述したよう
な従来技術の課題及び目的を達成するために発明なされ
たものであって、その要旨とするところは、下記の通り
である。
【0013】(1)濾過槽内に粒状媒体を充填して濾層
とし、原水を下向流で通水するとともに濾層下部より散
気を行う生物膜濾過装置の下部に付設する気水分配装置
であって、外殻と、該外殻内において中央通路と該中央
通路両側に側部通路とを画成するために、前記外殻内に
配装された逆V字形断面の内殻とからなり、前記外殻上
部に前記両側部通路に連通した多数のオリフィス群を設
け、一方の側部通路側の前記内殻に、その上方部分に、
前記中央通路と側部通路とを連通するオリフィス群を設
けるとともに、他方の側部通路側の前記内殻に、前記オ
リフィス群より下方の位置に、前記中央通路と側部通路
とを連通する複数組みのオリフィス群を上下に位置を違
えて設けたことを特徴とする生物膜濾過装置の気水分配
装置。
【0014】(2)濾過槽内に粒状媒体を充填して濾層
とし、原水を下向流で通水するとともに濾層下部より散
気を行う生物膜濾過装置の下部に付設する気水分配装置
であって、外殻と、該外殻内において中央通路と該中央
通路両側に側部通路とを画成するために、前記外殻内に
配装された逆V字形断面の内殻とからなり、前記外殻上
部に前記両側部通路に連通した多数のオリフィス群を設
け、一方の側部通路側の前記内殻に、その上方部分に、
前記中央通路と側部通路とを連通する複数組みのオリフ
ィス群を上下に位置を違えて設けるとともに、他方の側
部通路側の前記内殻に、前記オリフィス群より下方の位
置に、前記中央通路と側部通路とを連通するオリフィス
群を設けたことを特徴とする生物膜濾過装置の気水分配
装置。
【0015】(3)濾過槽内に粒状媒体を充填して濾層
とし、原水を下向流で通水するとともに濾層下部より散
気を行う生物膜濾過装置の下部に付設する気水分配装置
であって、外殻と、該外殻内において中央通路と該中央
通路両側に側部通路とを画成するために、前記外殻内に
配装された逆V字形断面の内殻とからなり、前記外殻上
部に前記両側部通路に連通した多数のオリフィス群を設
け、前記中央通路と側部通路とを連通するために、一方
の側部通路側の前記内殻に設けたオリフィス群と、他方
の側部通路側の前記内殻に設けたオリフィス群とを、相
互に上下に位置を違えて設けたことを特徴とする生物膜
濾過装置の気水分配装置。
【0016】
【0017】
【0018】()濾過槽内に粒状媒体を充填して濾層
とし、原水を下向流で通水するとともに濾層下部より散
気を行う生物膜濾過装置の下部に付設する気水分配装置
であって、外殻と、該外殻内において中央通路と該中央
通路両側に側部通路とを画成するために、前記外殻内に
配装された逆V字形断面の内殻とからなり、前記外殻上
部に前記両側部通路に連通した多数のオリフィス群を設
け、両方の側部通路側の前記内殻に、前記中央通路と側
部通路とを連通する複数組みのオリフィス群を上下に位
置を違えて設けるとともに、前記外殻と内殻との上方の
接合部位に、外殻外側より中央通路に到るオリフィス群
を設けるとともに、該オリフィス群に前記中央通路に到
る流通管を装着したことを特徴とする生物膜濾過装置の
気水分配装置。
【0019】()前記流通管の長さが、前記内殻に設
けたオリフィス群のうち、最上部に位置するオリフィス
群の位置より上方の位置にその最下端部が位置するよう
な長さとしたことを特徴とする前述の()に記載の生
物膜濾過装置の気水分配装置。
【0020】
【0021】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0022】図1は本発明の気水分配装置の第1の実施
例の断面図である。
【0023】図1において、10は全体で本発明の気水
分配装置を示しており、気水分配装置10は、断面が略
四角形の中空の柱形状の外殻11と、該外殻11内にお
いて中央通路14と中央通路14の両側に側部通路1
5,16とを画成するために、外殻11内に配装された
逆V字形断面の内殻13とから構成される。
【0024】また、図1において、外殻11の右側の上
部壁11aには、右側の側部通路15に連通した3つの
オリフィス17a,17b,17cが形成されており、
これらのオリフィス17a〜17cは、外殻11に長手
方向に沿って一定間隔で設けられており、これによりオ
リフィス群を構成している。一方、同様に、図1におい
て、外殻11の左側の上部壁11bには、左側の側部通
路16に連通した3つのオリフィス18a,18b,1
8cが形成されており、これらのオリフィス18a〜1
8cは、外殻11に長手方向に沿って一定間隔で設けら
れており、これにより3列のオリフィス群を構成してい
る。
【0025】さらに、図1において、側部通路15側の
内殻13の右側の内殻壁13aには、その上方部分に、
中央通路14と側部通路15とを連通するオリフィス1
9aが形成されており、オリフィス19aは内殻13に
長手方向に沿って一定間隔で設けられており、これによ
り一列のオリフィス群を構成している。
【0026】また、図1において、側部通路16側の内
殻13の左側の内殻壁13bには、前記オリフィス19
aより下方の位置に、中央通路14と側部通路16とを
連通する2つのオリフィス19b,19cが上下に位置
を違えて形成されており、これらのオリフィス19b,
19cも同様に、内殻13に長手方向に沿って一定間隔
で設けられ、これにより二列のオリフィス群を構成して
いる。
【0027】なお、この場合、上部のオリフィス17a
〜17c、18a〜18cの数は適宜選択可能なもので
あり、又、内殻13に設けたオリフィス19a〜19c
を左右逆にして配置することも可能である。
【0028】このように構成される本実施例の気水分配
装置を、図11に示したような構成の生物膜濾過装置1
00において、気水分配装置103として用いた場合の
作用について説明するが、一例として、下記の装置構成
の生物膜濾過装置に適用した場合について説明する。
【0029】すなわち、図13に示したように、一般的
に濾過槽の最下部には、縦方向に複数の有孔ブロック2
01が接続された一列の気水分配装置203が、横方向
に複数列203a、203b、……のように並列的に接
続してなる構成である。
【0030】そして、図14及び図15に示したよう
に、気水分配装置203の下方には、気水分配装置20
3a、203b、……を横断する方向に、画室204が
設けられており、画室204内には、空洗用ヒューム管
205と、散気用ヒューム管206が配設されている。
また、図14及び図15に示したように、空洗用ヒュー
ム管205と散気用ヒューム管206には、画室204
の上方に位置する気水分配装置203a、203b、…
…の有孔ブロック201a、201b、……に対応する
位置にそれぞれ、空気孔205a、205b、……及び
空気孔206a、206b、……が形成されている。一
方、画室204の上方に位置する有孔ブロック201
a、201b、……の底部には、前記空気孔205a、
205b、……及び空気孔206a、206b、……に
対応する位置に、開口部215a、215b、……が形
成されている。
【0031】一方、図14に示したように、気水分配装
置203(203a、203b、……)の端部の有孔ブ
ロック211(211a、211b、……)には、開口
部214(214a、214b、……)が設けられると
ともに、開口部214に接続して、気水分配装置203
a、203b、……を横断する方向に、溝室218が設
けられ、溝室218の底部には、集水した濾過水を集水
するための集水用溝220が設けられている。
【0032】このような構成とすることにより、図14
及び図16に示したように、空洗用ヒューム管205の
空気孔205a、205b、……より噴出された洗浄用
空気は、有孔ブロック201a、201b、……の底部
に形成された開口部215a、215b、……を通過し
て、有孔ブロック201a、201b、……の中央通路
14a、14b、……に導入される。一方、同様にし
て、散気用ヒューム管206の空気孔206a、206
b、……より噴出された散気用空気も、前記開口部21
5a,215b、……を通過して、有孔ブロック201
a、201b、……の中央通路14a、14b、……に
導入される。そして、有孔ブロック201a、201
b、……の中央通路14a、14b、……に導入された
洗浄用空気、ならびに散気用空気は、気水分配装置20
3a、203b、……の長手方向に導入されるととも
に、各有孔ブロックの内殻13に設けられたオリフィス
群19aもしくは19bを介して均等に分配され、側部
通路15、16を通過して外殻11の上部壁に設けられ
たオリフィス群17a〜17c,18a〜18cを介し
て、濾過槽101へと導かれる。
【0033】なお、上記装置構成については、説明の便
宜上、上記実施例の場合について説明したが、下記の実
施例においてもこれらの構成については同様である。ま
た、本発明の気水分配装置は、上記のような装置構成の
みに限定して適用するものではなく、種々の装置構成の
生物膜濾過装置にも適用可能であることは勿論であり、
本発明は何等これらに限定されるものではない。
【0034】以下、このような装置構成を前提として、
本実施例の気水分配装置の作用について、図2(a)〜
図2(d)に基づいて説明する。
【0035】先ず、図2(a)は、通常の稼動状態、す
なわち、散気と濾過水の集水が同時に行われる状態を説
明する図である。
【0036】散気用ヒューム管206から送り込まれた
空気は、側部通路15側の内殻壁13aに形成されたオ
リフィス19aを介して、側部通路15に流入するとと
もに、外殻11の右側の上部壁11aに形成されたオリ
フィス17a,17b,17cを介して生物膜濾過装置
100の濾過槽101へと空気が導入されるようになっ
ている。
【0037】一方、生物膜濾過装置100の濾過槽10
1で濾過された濾過水は、外殻11の左側の上部壁11
bに形成されたオリフィス18a,18b,18cを介
して、左側の側部通路16に流入するとともに、側部通
路16側の内殻壁13bに形成されたオリフィス19
b,19cを介して中央通路14に流入し、集水用溝2
20を介して集水されるようになっている。
【0038】次に、図2(b)に示したのは、「空気洗
浄」の稼動状態を説明する図であり、空洗用ヒューム管
205より送り込まれた空気は、(1)側部通路15側
の内殻壁13aに形成されたオリフィス19aを介し
て、側部通路15に流入するとともに、外殻11の右側
の上部壁11aに形成されたオリフィス17a,17
b,17cを介して濾過槽101へと空気が導入される
とともに、(2)側部通路16側の内殻壁13bに形成
された上方側のオリフィス19bを介して、側部通路1
6に流入するとともに、外殻11の左側の上部壁11b
に形成されたオリフィス18a〜18cを介して濾過槽
101へと空気が導入される。
【0039】また、図2(c)は、「気水洗浄」の稼動
状態を説明する図であり、空洗用ヒューム管205より
送り込まれた空気は、側部通路15側の内殻壁13aに
形成されたオリフィス19aを介して、側部通路15に
流入するとともに、外殻11の右側の上部壁11aに形
成されたオリフィス17a,17b,17cを介して濾
過槽101へと空気が導入される。
【0040】一方、集水用溝220より開口部214を
通って送り込まれた洗浄水は、側部通路16側の内殻壁
13bに形成された下方側のオリフィス19cを介し
て、側部通路16に流入するとともに、外殻11の左側
の上部壁11bに形成されたオリフィス18〜18c
を介して濾過槽101へと導入される。
【0041】なお、この際、空洗用ヒューム管205よ
り送り込まれた空気の一部が、側部通路16側の内殻壁
13bに形成された上方側のオリフィス19bを介し
て、側部通路16に流入して、前述した側部通路16に
流入した洗浄水とともに、オリフィス18a〜18cを
介して濾過槽101へと導入されるようになっている。
【0042】さらに、図2(d)は、「水洗浄」の稼動
状態を説明する図であり、集水用溝220より開口部2
14を通って送り込まれた洗浄水はそれぞれ、(1)内
殻壁13aに形成されたオリフィス19a、側部通路1
5、外殻11の上部壁11aに形成されたオリフィス1
7a,17b,17cを介して、ならびに(2)内殻壁
13bに形成されたオリフィス19b,19c、側部通
路16、外殻11の上部壁11bに形成されたオリフィ
ス18a〜18cを介して、濾過槽101へと洗浄水が
導入されるようになっている。
【0043】また、図3は、本発明の気水分配装置の第
2の実施例の断面図である。
【0044】基本的には、図1に示した第1実施例の気
水分配装置と同様な構成であり、同じ構成部材には、’
を加えた参照番号で示している。前述した第1実施例と
相違するところは、側部通路15’側の内殻13’の右
側の内殻壁13a’に、その上方部分に、中央通路1
4’と側部通路15’とを連通する2つのオリフィス1
9a’、19b’が上下に位置を違えて形成されている
点、ならびに、側部通路16’側の内殻13’の左側の
内殻壁13b’に、前記オリフィス19b’より下方の
位置に、中央通路14’と側部通路16’とを連通する
一つのオリフィス19c’が形成されている点である。
【0045】このような第2の実施例の気水分配装置の
作用について、図4(a)〜図4(d)に基づいて説明
する。
【0046】先ず、図4(a)は、通常の稼動状態、す
なわち、散気と濾過水の集水が同時に行われる状態を説
明する図である。
【0047】散気用ヒューム管206から送り込まれた
空気は、側部通路15’側の内殻壁13a’に形成され
たオリフィス19a’、19b’を介して、側部通路1
5’に流入するとともに、外殻11’の右側の上部壁1
1a’に形成されたオリフィス17a’,17b’,1
7c’を介して生物膜濾過装置100の濾過槽101へ
と空気が導入されるようになっている。
【0048】一方、生物膜濾過装置100の濾過槽10
1で濾過された濾過水は、外殻11’の左側の上部壁1
1b’に形成されたオリフィス18a’,18b’,1
8c’を介して、左側の側部通路16’に流入するとと
もに、側部通路16’側の内殻壁13b’に形成された
オリフィス19c’を介して中央通路14’に流入し、
集水用溝220を介して集水されるようになっている。
【0049】次に、図4(b)に示したのは、「空気洗
浄」の稼動状態を説明する図であり、空洗用ヒューム管
205より送り込まれた空気は、(1)側部通路15’
側の内殻壁13a’に形成されたオリフィス19a’,
19b’を介して、側部通路15’に流入するととも
に、外殻11’の右側の上部壁11a’に形成されたオ
リフィス17a’,17b’,17c’を介して濾過槽
101へと空気が導入されるとともに、(2)側部通路
16’側の内殻壁13b’に形成されたオリフィス19
c’を介して、側部通路16に流入するとともに、外殻
11’の左側の上部壁11b’に形成されたオリフィス
18a’〜18c’を介して濾過槽101へと空気が導
入される。
【0050】また、図4(c)は、「気水洗浄」の稼動
状態を説明する図であり、空洗用ヒューム管205より
送り込まれた空気は、側部通路15’側の内殻壁13
a’に形成されたオリフィス19a’,19b’を介し
て、側部通路15’に流入するとともに、外殻11’の
右側の上部壁11a’に形成されたオリフィス17
a’,17b’,17c’を介して濾過槽101へと空
気が導入される。
【0051】一方、集水用溝220より開口部214を
通って送り込まれた洗浄水は、側部通路16’側の内殻
壁13b’に形成されたオリフィス19c’を介して、
側部通路16’に流入するとともに、外殻11’の左側
の上部壁11b’に形成されたオリフィス18a’〜1
8c’を介して濾過槽101へと導入される。
【0052】さらに、図4(d)は、「水洗浄」の稼動
状態を説明する図であり、集水用溝220より開口部2
14を通して送り込まれた洗浄水はそれぞれ、(1)内
殻壁13a’に形成されたオリフィス19a’、19
b’、側部通路15’、外殻11’の上部壁11a’に
形成されたオリフィス17a’〜17c’を介して、な
らびに(2)内殻壁13b’に形成されたオリフィス1
9c’、側部通路16’、外殻11’の上部壁11b’
に形成されたオリフィス18a’〜18c’を介して、
濾過槽101へと洗浄水が導入されるようになってい
る。
【0053】さらに、図5は、本発明の気水分配装置の
第3の実施例の断面図である。
【0054】基本的には、図1に示した第1実施例の気
水分配装置と同様な構成であり、同じ構成部材には、”
を加えた参照番号で示している。前述した第1実施例と
相違するところは、側部通路15”側の内殻13”の右
側の内殻壁13a”に、その上方部分に、中央通路1
4”と側部通路15”とを連通する一つのオリフィス1
9a”が形成されている点、ならびに、側部通路16”
側の内殻13”の左側の内殻壁13b”に、前記オリフ
ィス19a”より下方の位置に、中央通路14”と側部
通路16”とを連通する一つのオリフィス19b”が形
成されている点である。
【0055】このような第3の実施例の気水分配装置の
作用について、図6(a)〜図6(d)に基づいて説明
する。
【0056】先ず、図6(a)は、通常の稼動状態、す
なわち、散気と濾過水の集水が同時に行われる状態を説
明する図である。
【0057】散気用ヒューム管206から送り込まれた
空気は、側部通路15”側の内殻壁13a”に形成され
たオリフィス19a”を介して、側部通路15”に流入
するとともに、外殻11”の右側の上部壁11a”に形
成されたオリフィス17a”,17b”,17c”を介
して生物膜濾過装置100の濾過槽101へと空気が導
入されるようになっている。
【0058】一方、生物膜濾過装置100の濾過槽10
1で濾過された濾過水は、外殻11”の左側の上部壁1
1b”に形成されたオリフィス18a”,18b”,1
8c”を介して、左側の側部通路16”に流入するとと
もに、側部通路16”側の内殻壁13b”に形成された
オリフィス19b”を介して中央通路14”に流入し、
集水用溝220を介して集水されるようになっている。
【0059】次に、図6(b)に示したのは、「空気洗
浄」の稼動状態を説明する図であり、空洗用ヒューム管
205より送り込まれた空気は、(1)側部通路15”
側の内殻壁13a”に形成されたオリフィス19a”を
介して、側部通路15”に流入するとともに、外殻1
1”の右側の上部壁11a”に形成されたオリフィス1
7a”,17b”,17c”を介して濾過槽101へと
空気が導入されるとともに、(2)側部通路16”側の
内殻壁13b”に形成されたオリフィス19b”を介し
て、側部通路16”に流入するとともに、外殻11”の
左側の上部壁11b”に形成されたオリフィス18a”
〜18c”を介して濾過槽101へと空気が導入され
る。
【0060】また、図6(c)は、「気水洗浄」の稼動
状態を説明する図であり、空洗用ヒューム管205より
送り込まれた空気は、側部通路15”側の内殻壁13
a”に形成されたオリフィス19a”を介して、側部通
路15”に流入するとともに、外殻11”の右側の上部
壁11a”に形成されたオリフィス17a”,17
b”,17c”を介して濾過槽101へと空気が導入さ
れる。
【0061】一方、集水用溝220より開口部214を
通って送り込まれた洗浄水は、側部通路16”側の内殻
壁13b”に形成されたオリフィス19b”を介して、
側部通路16”に流入するとともに、外殻11”の左側
の上部壁11b”に形成されたオリフィス18a”〜1
8c”を介して濾過槽101へと導入される。
【0062】さらに、図6(d)は、「水洗浄」の稼動
状態を説明する図であり、集水用溝220より開口部2
14を通して送り込まれた洗浄水はそれぞれ、(1)内
殻壁13a”に形成されたオリフィス19a”側部通路
15”、外殻11”の上部壁11a”に形成されたオリ
フィス17a”〜17c”を介して、ならびに(2)内
殻壁13b”に形成されたオリフィス19b”、側部通
路16”、外殻11”の上部壁11b”に形成されたオ
リフィス18a”〜18c”を介して、濾過槽101へ
と洗浄水が導入されるようになっている。
【0063】次に、図7は本発明の気水分配装置の第4
の実施例の断面図である。
【0064】基本的には、図1に示した第1実施例の気
水分配装置と同様な構成であり、同じ構成部材には、1
0を加えた参照番号で示している。前述した第1実施例
と相違するところは、外殻21の上部壁21a,21b
に形成されたそれぞれ中央のオリフィス27b,28b
に、側部通路25,26にいたる流通管C,Dを装着し
た点、および内殻23の両内殻壁23a,23bにそれ
ぞれ、3つのオリフィス29a〜29fを設けた点であ
る。
【0065】なお、この場合、流通管C,Dの長さは、
内殻23に設けたオリフィスのうち、最上部に位置する
オリフィス29a,29dの位置より上方の位置にその
最下端部が位置するような長さにする。
【0066】このように構成される第4実施例の気水分
配装置を図11に示したような、構成の生物膜濾過装置
100において気水分配装置103として用いた場合の
作用について、図8(a)〜(d)に基づいて説明す
る。
【0067】先ず、図8(a)の通常の稼動状態の場合
には、散気用ヒューム管206から送り込まれた空気
は、両内殻壁23a,23bに形成されたオリフィスの
うち、最上部に位置するオリフィス29a,29dよ
り、両側部通路25,26に流入するとともに、外殻2
1の上部壁21a,21bに形成されたオリフィスのう
ち、流通管C,Dを装着したオリフィス以外のオリフィ
ス27a,27c,28a,28cを介して、生物膜濾
過装置100の濾過槽101へと空気が導入されるよう
になっている。
【0068】一方、生物膜濾過装置100の濾過槽10
1で濾過された濾過水は、外殻21の上部壁21a,2
1bのオリフィス27b,28bに装着された流通管
C,Dを介してそれぞれ、側部通路25、26に流入す
るとともに、両内殻壁23a,23bに形成されたオリ
フィスのうち、下方に位置するオリフィス29b,29
c,29e,29fを介して中央通路24に流入し、集
水用溝220を介して集水されるようになっている。
【0069】次に、図8(b)に示した「空気洗浄」の
稼動状態の場合には、空洗用ヒューム管205より送り
込まれた空気は、両内殻壁23a,23bに形成された
オリフィスのうち、上方に位置するオリフィス29a,
29b,29d,29eを介してそれぞれ、側部通路2
5,26に流入するとともに、外殻21の上部壁21
a,21bに形成された全てのオリフィスと、流通管
C,Dを介して、濾過槽101へと空気が導入されるよ
うになっている。
【0070】また、図8(c)の「気水洗浄」の稼動状
態の場合には、空洗用ヒューム管205より送り込まれ
た空気は、両内殻壁23a,23bに形成されたオリフ
ィスのうち、上方に位置するオリフィス29a,29
b,29d,29eを介してそれぞれ、側部通路25,
26に流入するとともに、外殻21の上部壁21a,2
1bに形成されたオリフィスのうち、主に流通管C,D
を装着したオリフィス以外のオリフィス27a,27
c,28a,28cを介して、濾過槽101へと空気が
導入されるようになっている。
【0071】一方、集水用溝220より開口部214を
介して送り込まれた洗浄水は、両内殻壁23a,23b
に形成されたオリフィスのうち、下方に位置するオリフ
ィス29c,29fを介してそれぞれ、側部通路25,
26に流入するとともに、外殻21の上部壁21a,2
1bのオリフィス27b,28bに装着された流通管
C,Dを介してそれぞれ、洗浄水が濾過槽101へと導
入されるようになっている。
【0072】さらに、図8(d)の「水洗浄」の稼動状
態の場合には、集水用溝220より開口部214を通っ
て送り込まれた洗浄水はそれぞれ、両内殻壁23a,2
3bに形成されたオリフィス29a〜29fを介して、
両側部通路25、26に流入するとともに、外殻21の
上部壁21a,21bのオリフィス27a〜27c,2
8a〜28cを介してそれぞれ、洗浄水が濾過槽101
へと導入されるようになっている。
【0073】さらに、図9は本発明の気水分配装置の第
5の実施例の断面図である。
【0074】基本的には、図7に示した第4の実施例の
気水分配装置と同様な構成であり、同じ構成部材には、
10を加えた参照番号で示している。前述した第4実施
例と相違するところは、前記流通管C,Dの代わりに、
外殻31と内殻33の接合部分にオリフィスEを設け
て、このオリフィスEに流通管Fを装着した点、および
内殻33の両内殻壁33a,33bにそれぞれ、2つの
オリフィス39b,39c,39e,39fを設けた点
である。
【0075】なお、この場合、流通管Fの長さは、内殻
33に設けたオリフィスのうち、最上部に位置するオリ
フィス39b,39eの位置より上方の位置にその最下
端部が位置するような長さにする。
【0076】このように構成される第5実施例の気水分
配装置を図11に示したような、構成の生物膜濾過装置
100において気水分配装置103として用いた場合の
作用について、図10(a)〜(d)に基づいて説明す
る。
【0077】先ず、図10(a)の通常の稼動状態の場
合には、散気用ヒューム管206から送り込まれた空気
は、外殻31と内殻33の接合部分のオリフィスEに装
着された流通管Fを介して、生物膜濾過装置100の濾
過槽101へと空気が導入されるようになっている。
【0078】一方、生物膜濾過装置100の濾過槽10
1で濾過された濾過水は、外殻31の上部壁31a,3
1bに形成されたオリフィス37a〜37c及び38a
〜38cを介してそれぞれ、側部通路35、36に流入
するとともに、両内殻壁33a,33bに形成されたオ
リフィス39b,39c,39e,39fを介して中央
通路34に流入し、集水用溝220を介して集水される
ようになっている。
【0079】次に、図10(b)に示した「空気洗浄」
の稼動状態の場合には、空洗用ヒューム管205より送
り込まれた空気は、両内殻壁33a,33bに形成され
たオリフィスのうち、上方に位置するオリフィス39
b,39eを介してそれぞれ、側部通路35,36に流
入するとともに、外殻31の上部壁31a,31bに形
成されたオリフィス37a〜37c及び38a〜38c
を介して、濾過槽101へと空気が導入されるようにな
っている。なお、この場合、空洗用ヒューム管205よ
り送り込まれた空気の一部は、中央通路34の上部よ
り、外殻31と内殻33の接合部分のオリフィスEに装
着された流通管Fを介して、の濾過槽101へと空気が
導入されるようになっている。
【0080】また、図10(c)の「気水洗浄」の稼動
状態の場合には、空洗用ヒューム管205より送り込ま
れた空気は、中央通路34の上部より、外殻31と内殻
33の接合部分のオリフィスEに装着された流通管Fを
介して、の濾過槽101へと空気が導入される。なお、
この場合、空洗用ヒューム管205より送り込まれた空
気の一部は、両内殻壁33a,33bに形成されたオリ
フィスのうち、上方に位置するオリフィス39b,39
eを介してそれぞれ、側部通路35,36に流入し、外
殻31の上部壁31a,31bに形成されたオリフィス
37a〜37c及び38a〜38cを介して、濾過槽1
01へと空気が導入されるようになっている。
【0081】一方、集水用溝220より開口部214を
通して送り込まれた洗浄水は、両内殻壁33a,33b
に形成されたオリフィスのうち、下方に位置するオリフ
ィス39c,39fを介してそれぞれ、側部通路35,
36に流入して、外殻31の上部壁31a,31bに形
成されたオリフィス37a〜37c及び38a〜38c
を介して、濾過槽101へと洗浄水が導入されるように
なっている。
【0082】さらに、図10(d)の「水洗浄」の稼動
状態の場合には、集水用溝220より開口部214を通
して送り込まれた洗浄水はそれぞれ、両内殻壁33a,
33bに形成されたオリフィス39b,39c,39
e,39fを介してそれぞれ、側部通路35,36に流
入して、外殻31の上部壁31a,31bに形成された
オリフィス37a〜37c及び38a〜38cを介し
て、濾過槽101へと洗浄水が導入されるようになって
いる。なお、洗浄水の一部は、外殻31と内殻33の接
合部分のオリフィスEに装着された流通管Fを介して、
濾過槽101へと導入されるようになっている。
【0083】なお、上述した第1から第5の実施例の場
合には、中空の角柱形状の外殻としたが、これを中空の
円柱形状の外殻とするなどその形状は変更可能であり、
また、内殻を外殻内において長手方向に摺動可能にして
脱着自在な構成とすることも可能である。
【0084】
【発明の作用・効果】上記のように構成したこの発明に
よれば、次のような効果を奏する。
【0085】(1)通常の稼動状態、すなわち、散気と
濾過水の集水が同時に行われる状態においては、濾過水
の集水経路(オリフィス)と、散気の経路(オリフィ
ス)とが別々の経路を構成するので、気水分配がスムー
ズに行われ、急激な集水となることなく、濾過が非常に
安定且つ効率的に実施できる。
【0086】(2)また、逆流洗浄の場合においても、
全てのオリフィスが、「空気洗浄」、「気水洗浄」、若
しくは「水洗浄」によって、洗浄できるので、目詰まり
を全て解消することが可能で、保守面からも極めて優れ
ている。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の気水分配装置の第1の実施例の断面
図である。
【図2】 図2(a)は、「通常の稼動状態」、すなわ
ち、散気と濾過水の集水が同時に行われる状態を説明す
る図、図2(b)は、「空気洗浄」の稼動状態を説明す
る図、図2(c)は、「気水洗浄」の稼動状態を説明す
る図、図2(d)は、「水洗浄」の稼動状態を説明する
図である。
【図3】 図3は、本発明の気水分配装置の第2の実施
例の断面図である。
【図4】 図4(a)は、「通常の稼動状態」、すなわ
ち、散気と濾過水の集水が同時に行われる状態を説明す
る図、図4(b)は、「空気洗浄」の稼動状態を説明す
る図、図4(c)は、「気水洗浄」の稼動状態を説明す
る図、図4(d)は、「水洗浄」の稼動状態を説明する
図である。
【図5】 図5は、本発明の気水分配装置の第3の実施
例の断面図である。
【図6】 図6(a)は、「通常の稼動状態」、すなわ
ち、散気と濾過水の集水が同時に行われる状態を説明す
る図、図6(b)は、「空気洗浄」の稼動状態を説明す
る図、図6(c)は、「気水洗浄」の稼動状態を説明す
る図、図6(d)は、「水洗浄」の稼動状態を説明する
図である。
【図7】 図7は、本発明の気水分配装置の第4の実施
例の断面図である。
【図8】 図8(a)は、「通常の稼動状態」、すなわ
ち、散気と濾過水の集水が同時に行われる状態を説明す
る図、図8(b)は、「空気洗浄」の稼動状態を説明す
る図、図8(c)は、「気水洗浄」の稼動状態を説明す
る図、図8(d)は、「水洗浄」の稼動状態を説明する
図である。
【図9】 図9は、本発明の気水分配装置の第5の実施
例の断面図である。
【図10】 図10(a)は、「通常の稼動状態」、す
なわち、散気と濾過水の集水が同時に行われる状態を説
明する図、図10(b)は、「空気洗浄」の稼動状態を
説明する図、図10(c)は、「気水洗浄」の稼動状態
を説明する図、図10(d)は、「水洗浄」の稼動状態
を説明する図である。
【図11】図11は、一般的な生物膜濾過装置の概略構
成を説明する図である。
【図12】図12は、この従来の分配装置を構成する有
孔ブロックの断面図である。
【図13】図13は、気水分配装置の濾過槽への配置状
態を説明する部分切欠斜視図である。
【図14】図14は、図13のA−A線についての部分
拡大断面図である。
【図15】図15は、図13の一部の上面図である。
【図16】図16は、有孔ブロックを通過する洗浄用空
気などの通過状態を説明する部分拡大斜視図である。
【符号の説明】
10…気水分配装置 11…外殻 11a,11b…上部壁 13…内殻 13a,13b…内殻壁 14…中央通路 15,16…側部通路 17a,17b,17c…オリフィス 18a,18b,18c…オリフィス 19a、19b,19c…オリフィス 21…外殻 21a,21b…上部壁 23…内殻 23a,23b…内殻壁 24…中央通路 25,26…側部通路 27a〜27c…オリフィス 28a〜28c…オリフィス 29a〜29f…オリフィス 31…外殻 31a,31b…上部壁 33…内殻 33a,33b…内殻壁 34…中央通路 35,36…側部通路 37a〜37c…オリフィス 38a〜38c…オリフィス 39b〜39f…オリフィス 100…生物膜濾過装置 101…濾過槽 102…原水供給口 103…気水分配装置 104…支持層 105…濾層 106…中間洗浄管 107…水抜管 108…逆洗排水トラフ 109…外殻 112…内殻 110…中央通路 111…側部通路 113…オリフィス群 114…洗浄用空気オリフィス群 115…洗浄用空気オリフィス群 116…通水オリフィス群 117…空気均等圧室 201…有孔ブロック 201a、201b・・…有孔ブロック 203…気水分配装置 203a、203b・・…気水分配装置 204…画室 205…空洗用ヒューム管 205a、205b・・空気孔 206…散気用ヒューム管 206a、206b・・…空気孔 211…有孔ブロック 212…側壁 214…開口部 215a、215b・・…開口部 218…溝室 220…集水用溝 C,D…流通管 E…オリフィス F…流通管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−50084(JP,A) 特公 昭61−33637(JP,B2) 特公 昭60−13724(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C02F 3/02 - 3/10 C02F 3/14 - 3/26

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 濾過槽内に粒状媒体を充填して濾層と
    し、原水を下向流で通水するとともに濾層下部より散気
    を行う生物膜濾過装置の下部に付設する気水分配装置で
    あって、 外殻と、該外殻内において中央通路と該中央通路両側に
    側部通路とを画成するために、前記外殻内に配装された
    逆V字形断面の内殻とからなり、 前記外殻上部に前記両側部通路に連通した多数のオリフ
    ィス群を設け、 一方の側部通路側の前記内殻に、その上方部分に、前記
    中央通路と側部通路とを連通するオリフィス群を設ける
    とともに、 他方の側部通路側の前記内殻に、前記オリフィス群より
    下方の位置に、前記中央通路と側部通路とを連通する複
    数組みのオリフィス群を上下に位置を違えて設けたこと
    を特徴とする生物膜濾過装置の気水分配装置。
  2. 【請求項2】 濾過槽内に粒状媒体を充填して濾層と
    し、原水を下向流で通水するとともに濾層下部より散気
    を行う生物膜濾過装置の下部に付設する気水分配装置で
    あって、 外殻と、該外殻内において中央通路と該中央通路両側に
    側部通路とを画成するために、前記外殻内に配装された
    逆V字形断面の内殻とからなり、 前記外殻上部に前記両側部通路に連通した多数のオリフ
    ィス群を設け、 一方の側部通路側の前記内殻に、その上方部分に、前記
    中央通路と側部通路とを連通する複数組みのオリフィス
    群を上下に位置を違えて設けるとともに、 他方の側部通路側の前記内殻に、前記オリフィス群より
    下方の位置に、前記中央通路と側部通路とを連通するオ
    リフィス群を設けたことを特徴とする生物膜濾過装置の
    気水分配装置。
  3. 【請求項3】 濾過槽内に粒状媒体を充填して濾層と
    し、原水を下向流で通水するとともに濾層下部より散気
    を行う生物膜濾過装置の下部に付設する気水分配装置で
    あって、 外殻と、該外殻内において中央通路と該中央通路両側に
    側部通路とを画成するために、前記外殻内に配装された
    逆V字形断面の内殻とからなり、 前記外殻上部に前記両側部通路に連通した多数のオリフ
    ィス群を設け、 前記中央通路と側部通路とを連通するために、一方の側
    部通路側の前記内殻に設けたオリフィス群と、他方の側
    部通路側の前記内殻に設けたオリフィス群とを、相互に
    上下に位置を違えて設けたことを特徴とする生物膜濾過
    装置の気水分配装置。
  4. 【請求項4】 濾過槽内に粒状媒体を充填して濾層と
    し、原水を下向流で通水するとともに濾層下部より散気
    を行う生物膜濾過装置の下部に付設する気水分配装置で
    あって、 外殻と、該外殻内において中央通路と該中央通路両側に
    側部通路とを画成するために、前記外殻内に配装された
    逆V字形断面の内殻とからなり、 前記外殻上部に前記両側部通路に連通した多数のオリフ
    ィス群を設け、 両方の側部通路側の前記内殻に、前記中央通路と側部通
    路とを連通する複数組みのオリフィス群を上下に位置を
    違えて設けるとともに、 前記外殻と内殻との上方の接合部位に、外殻外側より中
    央通路に到るオリフィス群を設けるとともに、該オリフ
    ィス群に前記中央通路に到る流通管を装着したことを特
    徴とする生物膜濾過装置の気水分配装置。
  5. 【請求項5】 前記流通管の長さが、前記内殻に設けた
    オリフィス群のうち、最上部に位置するオリフィス群の
    位置より上方の位置にその最下端部が位置するような長
    さとしたことを特徴とする請求項に記載の生物膜濾過
    装置の気水分配装置。
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