JP2767920B2 - 移動ロボットシステムにおけるプログラム実行方法 - Google Patents
移動ロボットシステムにおけるプログラム実行方法Info
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- Numerical Control (AREA)
- Manipulator (AREA)
- Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)
Description
ボットを制御する制御局とから構成される移動ロボット
システムに係わり、特に、各移動ロボットにおけるアー
ムプログラムの実行方法に関する。
伴い、この種のシステムが各種開発され、実用化されて
いる。この移動ロボットシステムにおいて、各移動ロボ
ットには予め複数のアームプログラムが記憶(教示)さ
れている。そして、制御局は各移動ロボットへ無線また
は有線によって行き先およびその行き先において実行す
べきアームプログラムの番号を指示する。制御局から指
示を受けた移動ロボットは、指示された場所へ自動走行
して到達し、その場所で指示されたアームプログラムを
実行し、その実行が終了した時はその場で次の指示を待
つ。
のプログラムやI/O(入/出力)のオン/オフプログラ
ム等が含まれるが、同一ステーション(作業場所)にお
いては、これらのプログラムは1度実行すれば以後実行
する必要のない場合がある。しかし、従来のものは、複
数のアームプログラムを実行する場合に、その都度これ
ら位置補正プログラム等を実行するようになっており、
このため、作業能率が悪い欠点があった。
で、各移動ロボットの作業能率を上げることができる移
動ロボットシステムにおけるプログラム実行方法を提供
することを目的としている。
ボットを制御する制御局とからなる移動ロボットシステ
ムにおいて、前記制御局が同一作業場所における複数の
アームプログラムの実行を前記移動ロボットへ指示した
場合に、前記移動ロボットは各プログラムにおいて共通
する動作を第2番目以降のアームプログラムにおいて実
行を省略可能とすることを特徴としている。ここで、上
記各プログラムにおいて共通する動作とは、例えばロボ
ット位置を補正する補正データの算出である。
一作業場所における複数のアームプログラムの実行を指
示された場合に、各プログラムにおいて共通する動作を
第2番目以降のアームプログラムにおいて実行を省略す
ることができる。これにより、各移動ロボットがロボッ
ト位置の補正データの算出等を繰り返し実行することが
なくなり、この結果、作業能率を向上させることができ
る。
ムプログラム実行方法を適用した移動ロボットシステム
について説明する。第1図は同移動ロボットシステムの
全体構成を示すブロック図である。この図において、1
は制御局、2−1〜2−Nは移動ロボットであり、制御
局1と各移動ロボット2−1〜2−Nとは無線によって
接続されている。制御局1は移動ロボット2に対しステ
ーション(作業場所)およびそのステーションにおいて
実行すべきアームプログラムの番号またはプログラムブ
ロックの番号を指示する。ここで、プログラムブロック
とは、複数のアームプログラムを組み合わせたプログラ
ムである。移動ロボット2は、制御局1からの指示を受
け、指示されたステーションまで自動走行し、同ステー
ションにおいて、指示されたアームプログラムまたはプ
ログラムブロックを実行する。
り、この図において、2aはCPU、2bはCPU2aにおいて用い
られるプログラムが記憶されたプログラムメモリ、2cは
データ記憶用のデータメモリ、2dは操作部、2eは通信装
置、2fは走行路地図が記憶された地図メモリである。2g
は走行制御装置であり、CPU2aから供給される行き先デ
ータを受け、磁気センサによって床面の磁気テープを検
出しつつ駆動モータを制御し、移動ロボットを目的ステ
ーションまで走行させる。2hはアーム制御装置、2iはア
ームプログラムメモリである。アーム制御装置2hは、CP
U2aから供給されるアームプログラム番号またはブロッ
ク番号を受け、移動ロボット2がステーションに到着し
た時点でその番号のアームプログラムまたはプログラム
ブロックをアームプログラムメモリ2iから読み出し、読
み出したプログラムによってロボットアームを制御して
各種の作業を行わせる。
図である。この図に示すように、アームプログラムメモ
リ2i内には、プログラムテーブルPRG-TBL、命令テーブ
ルARM-INST、アーム位置テーブルARM-POSI、空きエリア
ポインタARM-PTR、ブロックテーブルARM-BLKが各々設け
られ、これらのテーブル内の全データによってアームプ
ログラムが構成されている。
ルから構成され、各データテーブルが各々、アームプロ
グラム番号1〜100に対応している。すなわち、制御局
1から例えばアームプログラム番号「25」が指示された
場合は、No.25のデータテーブル内のデータが指示する
アームプログラムが実行される。
憶されている。この図において、「Low」、「High」は
各々下位4ビット、上位4ビットの意味である。「プロ
グラム教示点数」は、そのデータテーブルが示すアーム
プログラムの全教示点数であり、「位置テーブルの先頭
添字」とは、そのデータテーブルが示すアームプログラ
ムの第1の教示点データが記憶されているアーム位置テ
ーブルARM-POSIのアドレスである(第3図参照)。「0
ステップの命令テーブル先頭添字」とは次のデータであ
る。まず、0ステップとは、教示点データを読み出して
アーム制御を行う前のステップであり、0ステップの命
令テーブル先頭添字は、この0ステップにおいて最初に
実行すべき命令が記憶されている命令テーブルARM-INST
のアドレスを示す(第3図参照)。「0ステップ命令教
示数」とは、0ステップにおいて実行すべき命令の総数
である。視覚補正Xデータ、Yデータ、θデータとは各
々、アームプログラムの教示時にCCDカメラによって検
出した路面上のロボット位置補正マークの位置を示すデ
ータであり、θデータとは、視覚補正マークと座標軸原
点を結んだ直線がX軸となす角度を示すデータである。
れるようになっている(第5図参照)。
ーブルから構成され、各データテーブルにそれぞれ教示
データが書き込まれる。第6図は個々のデータテーブル
の構成を示す図であり、教示位置X、Y、Zは手首の3
次元位置を、θ4、θ5は手首の間接の回転角を各々示
している。また、教示位置の属性は0〜5の数値であ
り、各数値は各々次の属性を示している。
置において実行すべき最初の命令が記憶された命令テー
ブルARM-INSTのアドレスを示し、また、「教示位置の命
令教示数」はその教示位置において実行すべき命令の数
を示している(第3図参照)。
成するプログラム番号が記憶された50個のプログラム番
号テーブル(第7図参照)から構成される。ここで、プ
ログラムブロックとは複数のアームプログラム(プログ
ラムテーブルPRG-TBLの各データテーブルによって動き
が指示されるプログラム)を組み合わせたものである。
すなわち、例えばプログラム番号5,13,21が連続して実
行されることが多い場合は、これらのプログラム番号5,
13,21を予めブロックとしてブロックテーブルARM-BLKに
登録しておく。これにより、制御局1はブロック番号を
送るだけで、プログラム番号5,13,21のプログラムを実
行させることができる。
タが書き込まれる。ここで、「位置テーブルの空き配列
の添字」は位置テーブルARM-POSIの空きエリアの先頭ア
ドレスであり(第3図参照)、また、命令テーブルの空
き配列の添字」は命令テーブルARM-INSTの空きエリアの
先頭アドレスである。
る。いま、制御局1が、例えばプログラム番号15のアー
ムプログラムの実行を指示してきたとする。この指示は
移動ロボット2の通信装置2eを介してCPU2aへ送られ
る。CPU2aはこの指示を受け、アーム制御装置2hへプロ
グラム番号15のアームプログラムの実行を指示する。ア
ーム制御装置2hはこの指示を受け、まず、アームプログ
ラムメモリ2i内のプログラムテーブルPRG-TBLからNO.15
のデータテーブルを読み出す。次に、読み出したデータ
テーブルWORKデータ(第4図参照)に基づいて作業方向
および光I/Oの通信方向を検知し、この検知結果にした
がって移動ロボットの位置および光I/O通信装置を設定
する。次に、Z−INデータに基づいて0ステップの最初
の命令が命令テーブルARM-INSTから読み出されて実行さ
れ、続いてZ−ENデータが示す数の命令が順次読み出さ
れ、実行される。次に、CCDカメラによって位置補正マ
ークを検出し、次いで、その検出結果およびVISI−X,VI
SI−Y,VISI−Aデータから位置補正データを求める。以
後、求めた位置補正データによって教示データの補正が
行なわれる。
POSIから最初の教示点データ(第6図参照)が読み出さ
れ、次いで、この教示点データの内のXデータ,Yデー
タ,Zデータ,θ4データ,θ5データが示す位置までア
ームが駆動される。次に、教示点データの内のINデータ
に基づいて命令テーブルARM-INSTから命令が読み出され
て実行され、続いてENデータが示す数の命令が順次読み
出され、実行される。
ーム位置テーブルARM-POSIから次の教示点データが読み
出され、同様に処理され、以下、第4図のSTEPデータが
示す数の教示点データの処理が終了するまで同様の過程
が繰り返される。以上が、1つのアームプログラムの実
行過程である。
ラムブロックの実行が指示されたとする。この場合、ア
ーム制御装置2hは、まず、ブロックテーブルARM-BLKのN
O.5のプログラム番号テーブルを読み出す。いま、この
プログラム番頭テーブルに「8」,「11」,「19」なる
3個のプログラム番号が記憶されていたとする。この場
合、アーム制御装置2hは、まず、プログラム番号8のア
ームプログラムを上記と同様にして実行する。次いで、
プログラム番号「11」のアームプログラムを同様にして
実行する。但し、この場合、視覚補正データの算出は、
プログラム番号8のプログラム実行時に終了しているの
で省略することができる。また、0ステップの命令にI/
Oオン命令、オフ命令が含まれていた場合も、I/Oオンは
プログラム番号8のプログラム実行時に終了し、その状
態を維持しているので行わない。また、I/Oオフは次の
番号「11」のアームプログラムがまだ実行されていない
ので行わない。次に、番号「11」のアームプログラム実
行時においては、視覚補正データの算出は行わず、I/O
オン処理も行わず、I/Oオフ処理は行う。
ラムにおける視覚補正データの算出あるいはI/Oオン/
オフ処理をアームプログラム実行毎に行うのではなく、
1回だけ行い、これにより処理能率の向上を図ってい
る。
行、例えばプログラム番号「8」,「21」,「30」,
「41」の実行が指示されたとする。この場合、アーム制
御装置2hは、これらのアームプログラムをそれぞれ単独
で実行するのではなく、上述したブロックとして実行す
る。これにより、単独で実行する場合より、視覚補正デ
ータの算出やI/O処理において無駄を省くことができ、
処理能率を向上させることができる。
ムプログラムを実行する場合に、各プログラムにおいて
共通する動作を第2番目以降のプログラムにおいて実行
を省略可能にしたので、従来のものより作業能率を向上
させることができる効果がある。
ムの全体構成を示す概略構成図、第2図は各移動ロボッ
ト2の構成を示すブロック図、第3図は第2図における
アームプログラムメモリ2iの記憶内容を示す図、第4図
〜第8図は各々アームプログラムメモリ2i内の各テーブ
ルの詳細を示す図である。 1……制御局、2……移動ロボット、2a……CPU(中央
処理装置)、2h……アーム制御装置、2i……アームプロ
グラムメモリ。
Claims (2)
- 【請求項1】複数の移動ロボットと、これらの移動ロボ
ットを制御する制御局とからなる移動ロボットシステム
において、前記制御局が同一作業場所における複数のア
ームプログラムの実行を前記移動ロボットへ指示した場
合に、前記移動ロボットは各プログラムにおいて共通す
る動作を第2番目以降のアームプログラムにおいて省略
可能とすることを特徴とする移動ロボットシステムにお
けるプログラム実行方法。 - 【請求項2】上記各プログラムにおいて共通する動作は
ロボット位置を補正する補正データの算出であることを
特徴とする請求項(1)記載の移動ロボットシステムに
おけるプログラム実行方法。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
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JPH0391807A JPH0391807A (ja) | 1991-04-17 |
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Families Citing this family (1)
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---|---|---|---|---|
JPH06222832A (ja) * | 1993-01-25 | 1994-08-12 | Hirata Kiko Kk | 無人走行車搭載ロボットの制御方法 |
-
1989
- 1989-09-05 JP JP1229811A patent/JP2767920B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH0391807A (ja) | 1991-04-17 |
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