JP2766631B2 - マイクロプロセッサ・ベースの鉄道機関車用電空ブレーキ制御装置 - Google Patents

マイクロプロセッサ・ベースの鉄道機関車用電空ブレーキ制御装置

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JP2766631B2
JP2766631B2 JP8014323A JP1432396A JP2766631B2 JP 2766631 B2 JP2766631 B2 JP 2766631B2 JP 8014323 A JP8014323 A JP 8014323A JP 1432396 A JP1432396 A JP 1432396A JP 2766631 B2 JP2766631 B2 JP 2766631B2
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    • B60TVEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
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    • B60T13/10Transmitting braking action from initiating means to ultimate brake actuator with power assistance or drive; Brake systems incorporating such transmitting means, e.g. air-pressure brake systems with fluid assistance, drive, or release
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    • B60T13/665Electrical control in fluid-pressure brake systems the systems being specially adapted for transferring two or more command signals, e.g. railway systems

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般にマイクロプ
ロセッサをベースとする電空機関車用制御システムに関
し、特に、通常の動作において、電源の喪失が生じた場
合に独立もしくは単独のブレーキ作用/緩め管圧力の不
本意な捕捉を阻止する単独のブレーキ制御回路の新規及
び改良された弁配列、更には、通常の動作中、電源の喪
失が生じた場合に単独のブレーキ作用/緩め管圧力の企
図しない排出を阻止する構成、並びに編成状態において
機関車を牽引機関車から付随機関車に切り換える際に生
ずるブレーキ系統の或る種の問題を解決する構成に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】機関車ブレーキ制御システムを含め現在
の機関車制御システムにおいては、ハードウエアを低減
し且つ種々の顧客の要求に対するシステムの適応化を容
易にするためにコンピュータ技術が採用されている。1
つのこのようなブレーキ制御システムにおいては、運転
室に取り付けられてハンドルで操作されるブレーキ指令
コントローラ(制御装置)は、所望のブレーキ指令信号
をマイクロプロセッサ・ユニットに出力し、該マイクロ
プロセッサ・ユニットは、該ブレーキ指令信号を、釣り
合い空気溜め内の空気圧を表す帰還信号として解釈し、
該ブレーキ指令信号に応じて釣り合い空気溜め圧力を調
節するために作用或いは緩め電磁弁の操作を行う。
【0003】鉄道車両のブレーキを制御するために、釣
り合い空気溜め圧力の変動に応じて列車線ブレーキ管圧
力を変化するのに高容量の空気圧中継弁装置が用いられ
ている。上記ブレーキ制御システムの謂わゆるブレーキ
管制御回路は、本出願人の米国特許第4,904,027
号、第5,192,118号及び第5,222,788号各
明細書に記述されている。
【0004】ブレーキ制御システムは更に、電空ブレー
キ作用及び緩め弁を有する自動ブレーキ制御回路並びに
付加的な電空作用及び緩め弁を含む独立もしくは単独の
ブレーキ制御回路を備えている。自動ブレーキ制御シス
テムは、主として、列車編成が構成された場合に、該列
車編成内の全ての車両及び機関車にブレーキを作用する
のに用いられるように企図されており、他方、上記単独
ブレーキ制御システムは主に、1つ又は複数の機関車
を、それに接続されている車両とは独立に駆動する場合
であって、自動ブレーキ管路を相互接続し得ない場合に
使用するよう企図されている。自動ブレーキ制御電空弁
は、ブレーキ指令コントローラの自動ブレーキハンドル
の動きに応じてブレーキ管制御回路により惹起されるブ
レーキ管圧力の変化に応答し、マイクロプロセッサによ
って操作される。別の高容量の空気圧中継弁装置が設け
られ、この装置は、自動ブレーキ制御回路の作用及び緩
め電空弁の空気圧出力(ブレーキ管圧力)に応じて、機
関車のブレーキシリンダ内の圧力を調整する。
【0005】ブレーキ管制御回路及び機関車のブレーキ
シリンダ制御回路に設けられている電空弁は、マイクロ
プロセッサ・ユニットに電力喪失が生じた場合に圧力緩
め状態をとるように構成されている。従って、このよう
な電力喪失が生じた場合、その結果、ブレーキ管圧力は
減少し、他方同時に機関車のブレーキシリンダ圧力が放
出される。上述のようなブレーキ管制御回路における電
空弁のフェイル・セーフ動作から結果的に生ずるブレー
キ管圧力の減少に応答して、機関車のブレーキシリンダ
圧力を設定するために、機関車の自動ブレーキ制御回路
にはバックアップ用空気圧制御弁が設けられており、機
関車ブレーキシリンダ制御回路における電空弁からバッ
クアップ用空気圧制御弁を分離するためにダブル・チェ
ック・バルブが設けられている。
【0006】バックアップ用空気圧制御弁は、両側に、
ブレーキ管内の圧縮空気及び制御空気溜め内の圧縮空気
の圧力を受けるピストン弁組立体を備えている。ブレー
キ管圧力が減少すると、その結果生ずる圧力差で、ピス
トン弁組立体は、強制的に作用位置に設定され、ピスト
ン弁組立体を横切ってその両側に力の平衡が回復するま
で制御空気溜めから、空気がブレーキシリンダ・パイロ
ット管に供給されて機関車ブレーキ圧力が設定される。
このように、ピストン弁組立体は、ブレーキシリンダ圧
力の供給が、実効的にブレーキ管圧力減少に対応する値
で終末する重なり位置を探し求める。
【0007】機関車のブレーキシリンダ圧力は、バック
アップ用空気圧制御弁と関連して設けられた急速緩め弁
により車両ブレーキとは独立して単独に緩めることがで
きる。急速緩めスイッチが作動されて、急速緩め弁に圧
力信号が供給されると、この急速緩め機能即ちベイル−
オフ(bail-off)機能が開始される。ブレーキ管及び制
御空気溜めの圧力は、急速緩めスイッチの作動時に、急
速緩め弁を介して互いに連通し、ピストン弁組立体の両
側における圧力の釣り合いを設定する。このように、制
御空気溜め圧力は、実質的に、減少したブレーキ管圧力
と釣り合わせられ、その結果、ピストン弁組立体に作用
するばね力が働いて、ピストン弁組立体は緩め位置に設
定され、機関車のブレーキシリンダ圧力が排出される。
【0008】ブレーキを再び作用させるためには、急速
緩めスイッチをオフにして、急速緩め弁を経るブレーキ
管と制御空気溜め圧力との間の連絡を遮断する。その結
果、ブレーキ管圧力が減少し、該ブレーキ管圧力の減少
で、ピストン弁組立体の両側には再び圧力差が発生す
る。この圧力差に応答して、ピストン弁組立体は作用位
置に戻り、ブレーキシリンダ・パイロット管への制御空
気溜め圧力が再設定され、それにより機関車ブレーキの
再作用が実現される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】マイクロプロセッサに
給電障害が生じた場合に、ブレーキ管圧力は、ブレーキ
管制御回路における電空弁のフェイルセーフ構成に起因
して圧力零に減少し、従って、機関車は、自動機関車ブ
レーキ作用を受ける能力を伴わずに運動してしまうこと
になる。先に引用した米国特許第5,222,788号明
細書には、ブレーキ指令信号に応じて第1の電空弁手段
を制御するための調整された電源と、該調整された電源
の喪失に応答し、第2の電空弁手段の付勢状態を設定す
るためのブレーキ保証手段とを有するマイクロプロセッ
サ手段を設けることにより上述の問題を矯正する回路構
成が開示してある。
【0010】上に加えて、電源故障時には、独立もしく
は単独ブレーキ回路によって制御される単独ブレーキ作
用/緩め管において不本意にも空気圧力が捕捉されたり
或いは放出される可能性があることも既に知られてい
る。その場合、電源故障発生時もしくは停電時にブレー
キが作用している場合には、単独ブレーキ作用/緩め管
内の空気が不本意にもトラップされ、停電時にブレーキ
が作用していない場合には、該空気は不本意にも排出さ
れてしまう。この場合、空気が単独作用/緩め管内にト
ラップされると、該空気は機関車のブレーキシリンダ内
に等しい圧力でトラップされることになり、機関車はブ
レーキが作用した状態に留どめられてしまい、運行する
ことが不可能になる。他方、単独作用/緩め管から空気
が排出されると、機関車が運行されている状態で、単独
ブレーキ制御システムが機能しなくなってしまう。先に
引用した米国特許明細書には、電源故障発生時にも自動
ブレーキシステムが機能し得る方式が教示されている
が、例えば、入れ換え場所においてブレーキ管を相互接
続できないような場合には、自動ブレーキ制御システム
を使用することができない。従って、このような情況下
では、電源故障で、唯一の機能し得るブレーキ制御シス
テム、即ち単独ブレーキシステムも動作不能になり得
る。
【0011】
【発明の概要】本発明は、電源故障発生時に、単独ブレ
ーキ作用/緩め管圧力の企図しない(即ち、不本意な)
トラップを阻止し、それにより、電源故障時に、機関車
が単独ブレーキを作用状態にロックされて運転不可能に
ならないようにすると共に、停電時に、単独ブレーキ作
用/緩め管圧力が不本意に排出されない、或いは列車編
成内の機関車を牽引機関車から付随機関車に切り換える
場合に排出不可能なように更に変形することが可能であ
る新規且つ改良されたマイクロプロセッサをベースとす
る電空機関車ブレーキ制御システム、特に単独ブレーキ
制御回路を提供することを目論むものである。
【0012】先に説明し且つ米国特許第5,192,11
8号明細書に開示されているように、改変された従来の
ブレーキ制御システムにおいては、単独の作用/緩め管
における空気圧力の作用及び緩めを制御する2つの電空
弁は、ブレーキ制御信号に応答して付勢されない場合
に、常閉位置に偏倚される。電源故障時に電空緩め弁が
閉弁されると、単独の作用/緩め管内の圧縮空気が当該
管路内にトラップされてしまい、それにより、機関車の
ブレーキシリンダは、上記管路内の圧力と同じ圧力で空
気をトラップしてしまい、機関車を運行することができ
なくなる。これに対し本発明による独立もしくは単独の
ブレーキ制御回路によれば、閉弁信号が存在しない場合
に、電空緩め弁は通常、開状態に偏倚され、それによ
り、電源故障時に単独ブレーキ作用/緩め管から空気を
逃がすことが可能となり、他方、開弁信号が存在しない
場合には、ブレーキ作用電空弁は閉弁状態に偏倚され
て、単独作用/緩め管への空気の供給が制御される。停
電発生直前に回路に対してブレーキ作用信号が伝送され
た場合、これに対処するために、本発明の別の様相によ
れば、大気に通ずるブレーキ緩め電空弁に絞り逃しオリ
フィスが設けられ、従って、単独の作用/緩め管内の空
気圧は、機関車を停止状態にするまで機関車のブレーキ
シリンダをブレーキ作用状態に保持するのに充分な時間
に亙って維持することができる。
【0013】本発明の更に他の実施形態、特に謂わゆる
複合弁(multiple unit valve:総括制御弁の慣用略称)
を有する回路で使用する実施形態として、後述するよう
に、単独の作用/緩め管に、所要のブレーキ空気圧を、
開弁した複合弁を介して逃げないようにする機能をなす
改変されたばね偏倚される複合弁が提供される。特に、
幾つかの従来の単独ブレーキ制御回路においては、単独
ブレーキ制御システムを、列車編成内の付随機関車にお
いて先導もしくは制御機関車から遮断することができる
ようにばね偏倚されていない複合弁が設けられている。
通常、この複合弁は、開位置か又は閉位置に手動で操作
され、中継弁の中継部分の排出側に設置されている。電
源故障が発生すると、開状態にある複合弁は、単独の作
用/緩め管内の空気圧を逃し、その結果として独立ブレ
ーキの制御を行い得ない状態で、制御もしくは先導機関
車を運行することができる。本発明のこの実施形態によ
れば、図1にMVで示してある複合弁は、通常閉位置と
なるようにばね偏倚されており、中継弁(82)の出口
から供給側(88)に位置変更される。従って、電源故
障時には、ばね偏倚された複合弁は、該ばねの作用によ
り閉じて、単独の作用/緩め管(92)内のブレーキ圧
を維持することができる。更に、先導もしくは牽引機関
車内のブレーキ作用電空弁に、中継弁(82)内の室
を、単独の作用/緩め管(92)との連通を許容するよ
うにピストンを充分に持ち上げるべく加圧することがで
きないような故障が生じた場合には、改変された複合弁
は逆止弁として作用し、ブレーキ作用を行うのに必要と
される圧力が、単独の作用/緩め管(92)内に発生す
ることを可能にする。
【0014】従って、本発明の主たる目的は、新規且つ
改良されたマイクロプロセッサをベースとし、電源故障
が発生した場合に通常の動作状態下で、単独の作用/緩
め管圧力の企図しないトラップ及び(又は)企図しない
排出を阻止するように単独ブレーキ制御回路に改良され
た弁配列もしくは構成を有する電空機関車制御システム
を提供することにある。
【0015】本発明の他の目的は、電源故障が生じた場
合に機関車のブレーキシリンダ内に圧縮空気が企図せず
トラップされるのを阻止する改良された電空緩め弁を単
独ブレーキ制御回路に有する新規且つ改良されたマイク
ロプロセッサ・ベースの電空機関車制御システムを提供
することにある。
【0016】本発明の更に他の目的は、電源故障が生じ
た場合に機関車のブレーキシリンダ内の圧縮空気の企図
しない迅速な排出を阻止する改良された電空緩め弁を単
独ブレーキ制御回路に有する新規且つ改良されたマイク
ロプロセッサ・ベースの電空機関車制御システムを提供
することにある。
【0017】本発明の別の目的は、電源故障が生じた場
合に、機関車のブレーキシリンダ内の圧縮空気の排出を
遅延する改良された電空緩め弁を単独ブレーキ制御導管
に備え、以て、由々しい事態を生ぜしめ得る圧縮空気の
排出を回避する新規且つ改良されたマイクロプロセッサ
・ベースの電空機関車制御システムを提供することにあ
る。
【0018】本発明の更に別の目的は、電源故障の発生
時に、機関車ブレーキシリンダ内の圧縮空気が不慮に排
出するのを阻止する改良された複合弁を単独ブレーキ制
御回路に備える新規且つ改良されたマイクロプロセッサ
・ベースの電空機関車制御システムを提供することにあ
る。
【0019】本発明の付加的な目的は、電源故障の発生
時に、それに続いて中継弁内の圧力の形成を容易にする
逆止弁として動作する改良された複合弁装置を単独ブレ
ーキ制御導管内に備える新規且つ改良されたマイクロプ
ロセッサ・ベースの電空機関車制御システムを提供する
ことにある。
【0020】本発明の叙上及び他の目的並びに利点は、
添付図面を参照しての以下の詳細な説明から充分に理解
されるあろう。
【0021】
【発明の実施の形態】図1を参照すると、ブレーキ管圧
力制御回路4、機関車自動ブレーキ制御回路6、機関車
の単独ブレーキ制御回路8及び急速緩め回路9を制御す
るマイクロプロセッサ2を備える機関車の1つの電空ブ
レーキ制御システムが示してある。マイクロプロセッサ
2は、自動ブレーキ制御ハンドル12及び単独ブレーキ
制御ハンドル14を有するブレーキ指令コントローラ1
0からの入力信号を受ける。このシステムは、本発明の
特徴部分を除けば、先に引用した米国特許第5,192,
118号明細書に図示し記述してある回路形態と実質的
に同じである。
【0022】ブレーキ緩め位置と全ブレーキ位置との間
に設けられている複数個の離散的な選択位置のうちの1
つに自動ブレーキ制御ハンドル12を手動で操作する
と、ブレーキ緩め及び所望のブレーキ作用レベルに対応
するブレーキ管圧力レベルが設定される。増分的に選択
されたハンドル位置は、適当なエンコーダにより対応の
電気ブレーキ指令信号に変換されて、このブレーキ信号
は配線16を介してマイクロプロセッサ2に供給され
る。該マイクロプロセッサ2は、このブレーキ指令信号
に応答してばね復帰式2方向作用及び緩め電磁弁22及
び24のソレノイド作動部を作動する配線18及び20
に調整された24ボルトの出力信号を発生する。作用弁
22は通常閉じており、緩め弁24は通常開いており、
作用弁22の入口Pは配管26により、圧縮機(図示せ
ず)から空気が供給される主空気溜め27に接続されて
おり、緩め弁24の出口Aは大気中に開放されている。
主空気溜め27は、配管38により、機関車編成の車両
間に相互接続されている主空気溜め平衡管30に接続さ
れている。制御用空気溜め28は、作用弁22の出口A
を緩め弁24の入口Pに接続する配管29に接続されて
いる。圧力変換器T1は、制御用空気溜め28内の圧力
を監視し、対応の帰還信号を、配線32を介してマイク
ロプロセッサ2に伝送する。
【0023】高容量の空気圧中継弁34の制御ポート
は、配線36を介して制御用空気溜め28に接続されて
いる。中継弁34は、典型例として、本出願人により製
造されている「26式」機関車ブレーキ弁及び「30−
CW」モジュールに用いられている慣用の周知の「C−
2」式中継弁とすることができる。中継弁34は更に配
線36により主空気溜め27に接続されている空気供給
ポートと、配管41によりブレーキ管40に接続されて
いる吐出ポートと、大気に連通している排出ポート44
とを備える。配管41には、入口Pが出口Aから遮断さ
れる常閉位置と、入口Aが出口Bと連通する開位置とを
有する電空締切り弁42が設けられている。先導制御機
関車においては、締切り弁42は開弁されており、ブレ
ーキ管40と中継弁34との間に連通が設定され、他
方、列車車両においては、該締切り弁42は閉弁されて
おり、上記のような連通は遮断されている。中継弁34
は、制御空気溜め28内の圧力に応じて列車ブレーキ管
40内の圧力を変え、主空気溜め27から空気を配管4
1に供給し、或いは配管41及び排出管44を介してブ
レーキ管40から空気を逃がすようになっている。列車
ブレーキ管40は、列車内の車両に圧力を搬送し、該車
両のブレーキは、周知の仕方でブレーキ管圧力の変化に
従って制御される。
【0024】機関車の自動ブレーキ制御回路6は、ブレ
ーキ管圧力を監視して対応の電気帰還信号を配線45を
介してマイクロプロセッサ2に伝送する変換器T4によ
り監視されるブレーキ管圧力か又は単独の作用/緩め管
92内の圧力を監視して対応の電気帰還信号配線91を
介してマイクロプロセッサ2に伝送する変換器により監
視される単独作用/緩め管92内の圧力に応じて制御さ
れる。これにより、マイクロプロセッサは、機関車のブ
レーキシリンダ圧力を設定することができる。
【0025】機関車の自動ブレーキ制御回路6は、ばね
復帰式常閉二方向電空作用弁46と、ばね復帰式常開二
方向電空作用弁48と、制御空気溜め50と、圧力変換
器T6とから構成されている。作用弁46の入口Pは、
配管26を介して主空気溜め27に接続されており、他
方、緩め弁48の出口Aは大気に連通している。空気溜
め50が、作用弁46の出口Aと緩め弁48の入口Pと
の間に配管49を介して接続されている。変換器T6
は、空気溜め50内の圧力を瞬時に監視して対応の電気
帰還信号を、配線52を介しマイクロプロセッサ2に伝
送する。作用弁46及び緩め弁48のソレノイド作動部
は、配線54及び56によりマイクロプロセッサ2に接
続されており、このマイクロプロセッサは、通常の動作
状態下で、これら制御配線に対して24ボルトの電圧を
供給することができるように構成されている。制御空気
溜め50内の圧力は、これら電空作用弁及び緩め弁によ
り逆の関係で且つブレーキ管圧力の変化に対して所定の
関係で調整される。空気溜め50は、配管58により、
ダブル・チェック弁(複式逆止弁)60の1つの入口に
接続されており、該弁60の出口は、配管61を介して
高容量の空気圧中継弁62の制御ポートに接続されてい
る。この中継弁62は、本出願人により製造されている
周知の標準J型中継弁装置とすることができ、更に、配
管26により主空気溜め27に接続されている給気ポー
ト、配管64により機関車のブレーキシリンダ装置65
に接続されている吐出ポート及び大気中に開いている排
出ポート66を備えている。中継弁62は、空気溜め5
0内に設定される圧力レベルに応じて主空気溜め配管2
6から圧縮空気をブレーキシリンダ装置65に供給した
り、排出ポート66を介して緩めブレーキシリンダ圧力
を供給するのに要求される高い容量を賄う。
【0026】機関車の単独ブレーキ制御回路8も、一対
の、ソレノイド作動ばね復帰式二方向電空弁、特に作用
弁68及び同様の緩め弁70と、制御空気溜め72と変
換器T7とから構成されている。作用弁68の入口P
は、配管26により主空気溜め27に接続されており、
他方、緩め弁70の出口A’は絞りオリフィスEX’を
介して大気に連通している。空気溜め72は、作用弁6
8の出口Aと緩め弁70の入口Pとの間で、配管69に
より相互接続されている。変換器T7は、空気溜め72
内の圧力を瞬時的に監視して、対応の電気帰還信号を配
線76を介しマイクロプロセッサ2に伝送する。従来の
慣行によれば、作用弁68及び緩め弁70は通常閉ざさ
れており、それぞれの24ボルト・ソレノイド作動部
は、マイクロプロセッサ2に接続されてた配線78及び
80によって減勢されている。しかし、本発明によれ
ば、緩め弁70は通常開状態にあるように偏倚されてお
り、従って、電源に故障が生じた場合には、圧力は、制
御室及び空気溜め72から逃がされ、その結果、中継弁
は、機関車のブレーキシリンダから空気圧を逃がす。
【0027】コントローラ10の単独ブレーキ制御ハン
ドル14は、電気ブレーキ指令信号を発生し、この信号
は、既述のブレーキ管制御回路4における自動作用及び
緩め弁ソレノイドを制御するのと実質的に同じ仕方で、
ハンドル14の選択された位置に応じて、配線15を介
しマイクロプロセッサ2に伝送される。空気貯蔵器72
と、既述の自動ブレーキ制御回路6で用いられているJ
型中継弁装置のような中継弁82の制御ポートとの間に
は配管81が接続されている。該中継弁82は更に、配
管26により主空気溜め27に接続された給気ポート
と、ダブル・チェック弁60の他方の入口及び配管61
を介して中継弁62の制御ポートに配管86により接続
された吐出ポートと、大気に連通した排出ポート88を
備えている。配管86の分枝管90は、列車編成内の各
機関車間に相互接続された単独作用/緩め管92に接続
されている。中継弁82は、配管92に対する高容量空
気要件を充足する。
【0028】急速緩め制御回路9はソレノイド作動ばね
復帰三方向電空急速緩め弁94を備えており、該弁94
のソレノイドは配線96によりブレーキコントローラ1
0に接続されており、該ブレーキコントローラ10は、
手動で操作可能な急速緩めスイッチ97が作動された際
に急速緩め信号を発生する。好適な実施形態において
は、この急速緩めスイッチは、オペレータが該急速緩め
スイッチを作動すると同時に単独ブレーキ制御用ハンド
ル14を操作することができるような仕方で単独ブレー
キ制御ハンドル14に組み込まれる。
【0029】急速緩め弁94は、配管26により主空気
溜め27に接続された入口P、大気に接続された出口E
X及び配管100より高容量空気圧中継弁102の制御
ポートに接続された出口Aを備える。更に、中継弁10
2は、配管26により主空気溜め27が接続された給気
ポートと、配管106により作動管108に接続された
吐出ポートと、大気に連通した排出ポート109とを備
える。中継弁102も周知のJ型中継弁装置とすること
ができ、機関車編成を貫走する作動管108の高容量空
気要件に対処するために設けられる。
【0030】急速緩め回路9と関連して圧力スイッチP
Sが設けられており、このスイッチPSは、配線95を
介しマイクロプロセッサ2に対して急速緩め動作が先導
もしくは牽引機関車において開始されたことを表す電気
信号を供給するために、作動管108に連結されてい
る。この信号は、牽引機関車において急速緩めスイッチ
97が作動された場合に牽引機関車自動ブレーキ作用の
緩めと関連して付随機関車の自動ブレーキ作用を急速に
緩めることを可能にする手段として機能する。
【0031】単独ブレーキ制御回路8は、通常、制御機
関車に設けられたブレーキコントローラ10の単独ブレ
ーキ制御ハンドル14を緩め位置から作用位置に動かす
ことにより作動され、その場合、作用度は、ブレーキ緩
め位置と全ブレーキ作用位置との間のブレーキ作用領域
におけるハンドル14の位置に対応する。作用領域内の
緩め位置又は作用度が低い位置からハンドル14を或る
作用位置に動かすと、該ハンドルの運動は符号化され
て、配線15にブレーキ指令信号が発生される。この信
号は、該ハンドル14の運動前の信号よりも大きく、配
線76に発生される変換器T7の帰還信号に反映され
る。これら信号間の差の極性は、マイクロプロセッサ2
に対し、配線78を付勢し配線80を減勢するプロンプ
チング(指示)となる。その結果として、単独制御回路
8の弁68は開位置に設定される。この開位置において
は、入口Pが出口Aに接続される。更に、緩め弁70
は、閉位置に作動され、この位置においては、入口Pが
出口A’から遮断される。その結果として、主空気溜め
27内の圧力は、変換器T7により監視されている制御
空気溜め圧力がハンドル14の選択された位置に対応す
る値に立ち上がる時点まで、配管26、開いている作用
弁68及び配管69を介して制御空気溜め72に供給さ
れる。制御空気溜め圧力が上記ハンドル14の選択位置
に対応する値に立ち上がると、配線15及び帰還配線7
6の電気信号も実質的に同じ値になり、マイクロプロセ
ッサ2により配線78及び符合化器配線80が減勢さ
れ、その結果として、作用及び緩め弁68及び70は閉
位置となって、制御空気溜め72における爾後の圧力の
増加及び減少は、ブレーキ指令配線15と帰還配線76
との間に別の差信号が出現する時点まで保留される。該
差信号の極性で、制御空気溜め72の圧力が更に増加し
たか或いは減少したかが判定される。
【0032】制御空気溜め72内の圧力は、中継弁82
の制御ポートに作用する。それに応答して、中継弁82
は、主空気溜め27から空気をダブル・チェック弁12
7に配管26及び86を介して供給する。自動機関車ブ
レーキ制御回路6或いはバックアップ制御弁装置112
を介してのブレーキ作用が存在しない場合には、配管8
6内の単独ブレーキ制御圧力がダブル・チェック弁12
7及び60を介して通流し中継弁62を作動し、それに
より、機関車のブレーキシリンダ65に供給される圧力
を制御する。機関車ブレーキシリンダ圧力が、自動ブレ
ーキ制御回路を介して、全常用ブレーキ時より低い値で
印加された場合でも、単独ブレーキ制御回路は、列車全
体における車両ブレーキとは独立に、機関車において高
いブレーキシリンダ圧力を供給することができる。
【0033】また、上記単独で制御されるブレーキ圧力
は、単独ブレーキ制御圧力を1つ又は2つ以上の付随機
関車に伝送するために、中継弁82の配管86から単独
作用/緩め配管92に至る配管90にも供給される。単
独ブレーキ制御圧力は、標準の「20−L」式中継弁の
ような増倍中継弁を用いている機関車ブレーキ制御設備
と両立する最大値に限定される。変換器T8は、単独ブ
レーキ制御圧力を、対応の電気帰還信号に変換し、この
信号は、配線91を介してマイクロプロセッサ2に供給
される。該マイクロプロセッサは、単独ブレーキ制御圧
力を表すこの帰還信号を増幅し、機関車が牽引動作状態
にあるか或いは付随動作状態に接続されているか否かに
関係なく、所望の単独ブレーキ制御圧力を得るために、
機関車自動ブレーキ制御回路6の電空弁46及び48を
介して機関車のブレーキ圧力を制御する。電空弁46及
び48は、配線52を介して変換器96からマイクロプ
ロセッサ2に供給される帰還信号が配線91を経る帰還
信号に対応するまで付勢され、対応した時点で、電空弁
46及び48は重なり状態となる。単独ブレーキが作用
された時点において既に機関車ブレーキシリンダ圧力が
存在する場合、マイクロプロセッサは、機関車ブレーキ
シリンダ圧力を、該マイクロプロセッサにプログラムさ
れている倍率の大きさまで単独ブレーキ制御信号及び機
関車ブレーキシリンダ圧力を増加する動作をするだけで
ある。
【0034】参考のために本明細書に援用した既述の米
国特許第5,192,118号明細書には、バクアップブ
レーキ、自動ブレーキの急速緩め及び制御回路のこれら
機能部分に対するマイクロプロセッサ故障の影響をも含
め、自動ブレーキシステムの初期込め及びブレーキ作用
について充分な記載がある。更に、上記米国特許明細書
の図1は、本明細書に開示した本発明の特徴もしくは様
相を除き、本願の図1と同じであり、本発明にとってそ
れほど重要でないと考えられる要素もしくは機素は、上
記米国特許明細書に詳述されている。しかし上記米国特
許明細書には、上に述べたように、従来の単独ブレーキ
制御システムに対する電源故障の影響については何ら開
示もしくは示唆するところはない。
【0035】本発明の基本的な実施形態によれば、マイ
クロプロセッサをベースとする電空ブレーキ制御システ
ムは、前に概略的に述べた従来方式のシステムに実質的
に類似するものであり、単独ブレーキ制御ハンドル14
の選択された位置に従って単独ブレーキ指令信号を発生
するための手段を備える単独ブレーキ制御ハンドル14
と、調整された電源を備え、単独ブレーキ指令信号を受
けて、該指令信号に応答しブレーキ作用制御信号か又は
ブレーキ緩め制御信号のいずれかを発生するマイクロプ
ロセッサ手段2と、ブレーキ作用制御信号又はブレーキ
緩め制御信号を受けるように適応され、ブレーキ作用制
御信号に応答して、機関車のブレーキシリンダに対する
空気圧の印加を制御するブレーキ作用電空弁手段68及
びブレーキ緩め制御信号に応答し、機関車のブレーキシ
リンダから空気圧力を逃がすように制御する緩め電空弁
手段70を備える単独ブレーキ制御回路8を備える。
【0036】しかし、従来のシステムと異なり、本発明
においては、緩め電空弁70は、閉弁信号が存在しない
場合には、常開するように偏倚される型式の弁であり、
他方ブレーキ作用電空弁68は、従来方式と同様に、開
弁信号が存在しない場合に、閉状態になるように偏倚し
て、単独のブレーキ作用/緩め配管92に対する空気の
供給を制御する。従って、電源故障が生じた場合には、
開位置に通常偏倚されている緩め電空弁70は、単独作
用/緩め配管92から空気を逃し、従って電源故障が生
じても、機関車のブレーキシリンダ65が、単独作用/
緩め配管92内の空気圧に等しい圧力で空気をトラップ
せず、機関車が運転不能になることはない。
【0037】上に加えて、緩め空気圧弁70の出口A’
には、約2.794mm(0.110インチ)の直径を有
する絞りオリフィスEX’を設けるのが好ましい。この
ようにすれば、電源故障の直前にブレーキ作用信号が単
独ブレーキ制御回路8に伝達されたとしても、緩め電空
弁70は、通常開位置に偏倚されているので、空気は、
先に述べたように単独作用/緩め配管92から逃げる
が、上記のように電空弁70の出口A’に絞り逃しオリ
フィスEX’を設けることにより、空気は極めて低い流
量で大気中に放出されることになり、従って、単独作用
/緩め配管92内の空気圧は、機関車を停止するために
機関車ブレーキシリンダをブレーキ作用状態に保持する
のに充分な期間に亙って維持することができる。この効
果を最適化するためには、制御空気溜め72は、理想的
には、少なくとも約42立方インチの容積を有すべきで
ある。約2.79Kg/cm2(45psig)の空気圧
力が、通常最大の単独ブレーキ作用を得るために最大の
必要圧力であることが判明している。ブレーキ作用電空
弁には、約3.06mm(0.125インチ)径の入口オ
リフィスPが設けられ、緩め作用電空弁70の出口のオ
リフィスEX’の大きさは約2.794mm(0.11
0)インチであり、そして制御空気溜め72が少なくと
も約2.75立方センチ(45立方インチ)の充分な容
積を有するならば、単独作用/緩め配管92並びに中継
弁82の弁室内に、電源故障が生じた場合でも空気圧が
危険なほど急激に低下するのを阻止するのに充分な空気
圧を維持することができる。言い換えるならば、電源故
障が生じた場合でも、オリフィスEX’を経る空気の排
出は、危険な空気損失を回避するのに充分に緩慢に行わ
れる。
【0038】周知のように、或る種のマイクロプロセッ
サをベースとする電空ブレーキ制御システムには、複合
弁(multiple unit valve)又は単に「muバルブ」と称
する図1にMVで示してあるカット・オフ弁が設けられ
ている。このような複合弁は、先に引用した米国特許の
いずれにも開示されておらず、列車編成内の付随機関車
の単独ブレーキ制御システムを遮断するのに、通常は、
単純なばね付勢されないカット・オフ弁が用いられてい
る。一般に、複合弁は手動で、開位置か又は閉位置に操
作され、中継弁82の中継部分の出口88に設けられ
る。電源故障が生ずると、開弁状態にある1つの複合弁
は、単独作用/緩め配管92内の空気圧力を逃し、その
結果として、単独ブレーキ制御が操作不可能であっても
先導もしくは制御機関車を動かすことができる。本発明
のこの変形実施形態によれば、複合弁は通常、閉位置と
なるようにばね偏倚されており、図1に示すように、中
継弁82の吐出し側88から供給側に位置変更されてい
る。即ち、配管90に設置されている。従って電源故障
が生ずると、ばね偏倚された複合弁はばねの偏倚力で閉
じ、その結果、この箇所が企図しない空気吐出し部とな
ることはなく、それにより、本発明による作用弁及び緩
め弁68及び70を上述のように自由に機能させること
ができる。更に、先導機関車内の作用電空弁に単一の故
障が生じた場合、例えば、単独の作用/緩め配管92と
の連通を許容するようにピストンを揚程することが可能
なように中継弁82内の弁室を加圧することができない
ような故障が生じた場合にも、閉じた複合弁は逆止弁と
して動作し、それにより、単独作用/緩め配管92内
に、ブレーキ作用を行うのに必要な圧力を形成すること
ができる。
【0039】以上、本発明の種々な様相による実施形態
に関して説明したが、本発明の範囲から逸脱することな
く、本発明の様相のいずれか1つ或いはそれらの組合せ
を利用することが容易に可能である。例えば、常閉位置
に偏倚される型式の単純な緩め電空弁手段70を、電力
損失の発生時に、機関車のブレーキシリンダにおける空
気のトラップを阻止するという単一の目的に用いること
ができよう。他方、絞りオリフィスを有する単純な緩め
電空弁手段70は、単に、電力喪失時に、機関車のブレ
ーキシリンダ内の空気が企図せず排出するのを防ぐため
にのみ使用することが可能であろう。また、制御システ
ムに複合弁が設けられない場合には、ここに開示したよ
うに複合弁を変更する必要がないことは明らかである。
従って、本発明の精神及び範囲から逸脱することなく他
の実施形態及び変更例を容易に想到し得ることを付記す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明により構成された電空ブレーキ制御シ
ステムを示すブロック図である。
【符号の説明】
2…マイクロプロセッサ、4…ブレーキ管圧力制御回
路、6…自動ブレーキ制御回路、8…単独ブレーキ制御
回路、9…急速緩め制御回路、10…ブレーキ指令コン
トローラ、12…自動ブレーキ制御ハンドル、14…単
独ブレーキ制御ハンドル、18,20,32,36,4
5,46,96…配線、22,68…ブレーキ作用弁、
24,70…ブレーキ緩め弁、26,29,38,4
1,61,100,106…配管、27…主空気溜め、
28…制御用空気溜め、30…主空気溜め釣り合わせ
管、34…空気圧中継弁、40…ブレーキ管、42…電
空締切り弁、44,66,88,109…排出ポート、
46…ばね復帰式常閉二方向電空作用弁、48…ばね復
帰式常開二方向電空作用弁、50…制御空気溜め、6
0,127…ダブル・チェック弁、62…空気圧中継
弁、65…ブレーキシリンダ装置、72…制御空気溜
め、82…中継弁、86、制御ポート、90…分枝管、
91…電気帰還信号配線、92…単独作用/緩め管、9
4…急速緩め弁、97…急速緩めスイッチ、102…空
気圧中継弁、108…作動管、A,EX…出口、EX’
…絞りオリフィス、K4…変換器、P…入口、T…圧力
変換器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60T 13/66

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動ブレーキ制御システム及び単独ブレ
    ーキ制御システムを有する、マイクロプロセッサをベー
    スとする鉄道機関車用の電空ブレーキ制御装置におい
    て、前記単独ブレーキ制御システムは、 (a) 単独ブレーキ制御ハンドルを備え、該単独ブレ
    ーキ制御ハンドルの選択された位置に応じて単独ブレー
    キ指令信号を発生するための手段を有するブレーキコン
    トローラと、 (b) 前記単独ブレーキ指令信号を受けて該信号に応
    答し、ブレーキ作用制御信号及びブレーキ緩め制御信号
    のいずれか1つの信号を発生するようになっている、調
    整された電源を有するマイクロプロセッサと、 (c) 前記ブレーキ作用制御信号及び前記ブレーキ緩
    め制御信号を受けるようになっており、前記ブレーキ作
    用制御信号に応答して機関車のブレーキシリンダに対す
    る空気圧の供給を制御するためのブレーキ作用電空弁手
    段及び前記ブレーキ緩め制御信号に応答して前記機関車
    のブレーキシリンダからの空気圧の放出を制御するため
    のブレーキ緩め電空弁手段とを有する単独ブレーキ制御
    回路とを備え、 (d) 前記ブレーキ作用電空弁手段は、ブレーキ作用
    制御信号の不在時に常閉位置に偏倚される型式の弁手段
    であって、電源故障の発生時に前記機関車ブレーキシリ
    ンダ内に空気圧が捕捉されるのを阻止し、 (e) 前記ブレーキ緩め電空弁手段は、ブレーキ緩め
    制御信号の不在時に常開位置に偏倚される型式の弁であ
    って、電源故障の発生時に、前記機関車ブレーキシリン
    からの作用空気圧の放出を行い(f) 前記ブレーキ緩め電空弁手段に、大気に連通し
    た逃しポートを設け、該逃しポートは、ブレーキ作用制
    御信号に続いて電源故障が生じた場合に前記機関車のブ
    レーキシリンダから空気圧力が減少するのを遅滞するの
    に必要とされる絞りオリフィスを備えている、 マイクロプロセッサ・ベースの鉄道機関車用の電空ブレ
    ーキ制御装置。
  2. 【請求項2】 前記ブレーキ作用電空弁手段は、空気圧
    中継弁の第1の室に接続されている請求項1に記載の電
    空ブレーキ制御装置
  3. 【請求項3】 前記空気圧中継弁の第2の室が制御空気
    溜めに接続されている請求項2に記載の電空ブレーキ制
    御装置
  4. 【請求項4】 制御機関車を含む列車編成に組み込まれ
    た付随機関車における前記単独ブレーキ制御システムを
    遮断するようになっている複合弁を備える請求項1に記
    載の電空ブレーキ制御装置。
  5. 【請求項5】 自動ブレーキ制御システム及び単独ブレ
    ーキ制御システムを有するマイクロプロセッサをベース
    とする鉄道機関車用の電空ブレーキ制御装置において、
    前記単独ブレーキ制御システムは、 (a) 単独のブレーキ制御ハンドルを備え、該ブレー
    キ制御ハンドルの選択された位置に応じて単独ブレーキ
    指令信号を発生するための手段を有するブレーキコント
    ローラと、 (b) 前記単独ブレーキ指令信号を受けて該信号に応
    答し、ブレーキ作用制御信号及びブレーキ緩め制御信号
    のいずれか1つの信号を発生するようになっている、調
    整された電源を有するマイクロプロセッサと、 (c) 前記ブレーキ作用制御信号及び前記ブレーキ緩
    め制御信号を受けるようになっており、前記ブレーキ作
    用制御信号に応答して機関車のブレーキシリンダに対す
    る空気圧の供給を制御するためのブレーキ作用電空弁手
    段及び前記ブレーキ緩め制御信号に応答して前記機関車
    のブレーキシリンダからの空気圧の放出を制御するため
    のブレーキ緩め電空弁手段とを有する単独ブレーキ制御
    回路とを備え、 (d) 前記ブレーキ作用電空弁手段は、3.06mm
    径の入口ポートを有し、ブレーキ作用制御信号の不在時
    に常閉位置に偏倚される型式の弁手段であって、電源故
    障の発生時に前記機関車のブレーキシリンダ内に空気圧
    が捕捉されるのを阻止し、 (e) 前記ブレーキ緩め電空弁手段は、約27.19
    5mm径の逃しポートを有し、ブレーキ緩め制御信号の
    不在時に常開位置に偏倚される型式の弁であって、電源
    故障の発生時に、前記機関車のブレーキシリンダからの
    作用空気圧の放出を行い、 (f) 前記ブレーキ緩め電空弁手段に、大気に連通し
    た逃しポートを設け、 該逃しポートは、ブレーキ作用制
    御信号に続いて電源故障が生じた場合に前記機関車のブ
    レーキシリンダから空気圧力が減少するのを遅滞するの
    に必要とされる絞りオリフィスを備えている、 マイクロプロセッサ・ベースの鉄道機関車用の電空ブレ
    ーキ制御装置。
  6. 【請求項6】 自動ブレーキ制御システム及び単独ブレ
    ーキ制御システムを有するマイクロプロセッサをベース
    とする鉄道機関車用の電空ブレーキ制御装置において、
    前記単独ブレーキ制御システムは、 (a) 単独ブレーキ制御ハンドルを備え、該ブレーキ
    制御ハンドルの選択された位置に応じて単独ブレーキ指
    令信号を発生するための手段を有するブレーキコントロ
    ーラと、 (b) 前記単独ブレーキ指令信号を受けて該信号に応
    答し、ブレーキ作用制御信号及びブレーキ緩め制御信号
    のいずれか1つの信号を発生するようになっている、調
    整された電源を有するマイクロプロセッサと、 (c) 前記ブレーキ作用制御信号及び前記ブレーキ緩
    め制御信号を受けるようになっており、前記ブレーキ作
    用制御信号に応答して機関車のブレーキシリンダに対す
    る空気圧の供給を制御するためのブレーキ作用電空弁手
    段及び前記ブレーキ緩め制御信号に応答して前記機関車
    のブレーキシリンダからの空気圧の放出を制御するため
    のブレーキ緩め電空弁手段とを有する単独ブレーキ制御
    回路と、 (d) 制御機関車を含む列車編成内に組み入れられた
    付随機関車における前記単独ブレーキ制御システムを遮
    断するようになっている複合弁とを備え、該複合弁は、
    電源故障発生時に前記複合弁を介して、前記機関車ブレ
    ーキシリンダから作用空気圧が逃げるのを阻止するよう
    に常閉位置に偏倚されており、 (e) 前記ブレーキ緩め電空弁手段に、大気に連通し
    た逃しポートを設け、該逃しポートは、ブレーキ作用制
    御信号に続いて電源故障が生じた場合に前記機関車のブ
    レーキシリンダから空気圧力が減少するのを遅滞するの
    に必要とされる絞りオリフィスを備えている、 マイクロプロセッサ・ベースの鉄道機関車用の電空ブレ
    ーキ制御装置。
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