JP2576834B2 - 機関車用ブレーキ制御システムのブレーキ管装気遮断装置 - Google Patents

機関車用ブレーキ制御システムのブレーキ管装気遮断装置

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JP2576834B2
JP2576834B2 JP6084635A JP8463594A JP2576834B2 JP 2576834 B2 JP2576834 B2 JP 2576834B2 JP 6084635 A JP6084635 A JP 6084635A JP 8463594 A JP8463594 A JP 8463594A JP 2576834 B2 JP2576834 B2 JP 2576834B2
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    • B60TVEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
    • B60T13/00Transmitting braking action from initiating means to ultimate brake actuator with power assistance or drive; Brake systems incorporating such transmitting means, e.g. air-pressure brake systems
    • B60T13/10Transmitting braking action from initiating means to ultimate brake actuator with power assistance or drive; Brake systems incorporating such transmitting means, e.g. air-pressure brake systems with fluid assistance, drive, or release
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    • B60T13/665Electrical control in fluid-pressure brake systems the systems being specially adapted for transferring two or more command signals, e.g. railway systems
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60TVEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
    • B60T15/00Construction arrangement, or operation of valves incorporated in power brake systems and not covered by groups B60T11/00 or B60T13/00
    • B60T15/02Application and release valves
    • B60T15/04Driver's valves
    • B60T15/14Driver's valves influencing electric control means

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マイクロプロセッサを
利用した機関車用電空型ブレーキ制御システムに関し、
特に、このような機関車用ブレーキ制御システムのため
の改良式のブレーキ管装気もしくは充気遮断弁装置に関
わるものである。
【0002】
【従来の技術及びその問題点】機関車のブレーキ制御方
式を含め現在の機関車制御には、ハードウエアを減少し
且つ種々の顧客の要件に制御方式を適応するのを容易に
するためにコンピュータ技術が採用されている。
【0003】米国特許願第07/760,539号明細
書に開示されている1つのこの種のブレーキ制御方式に
おいては、運転室に取り付けられてハンドルで操作され
るブレーキ制御器がマイクロプロセッサユニットに対し
所望のブレーキ指令信号を出力し、該マイクロプロセッ
サユニットは、このブレーキ指令信号を、つりあい空気
だめ内の空気の圧力を表すフィードバック信号と判断し
て、作用電磁弁及び緩め電磁弁を作動し、上記ブレーキ
指令信号に従ってつりあい空気だめ内の圧力の調節を行
う。
【0004】鉄道車両のブレーキを制御するために、つ
りあい空気だめ圧力の変動に応じて列車のブレーキ管圧
力を変えるために高容量の空気圧力中継弁装置が用いら
れている。既述のブレーキ制御システムのいわゆるブレ
ーキ管制御回路は、米国特許第4,904,027号明細
書に図示し記述されている。
【0005】ブレーキ制御システムは更に、電空弁即ち
電空作用弁及び電空緩め弁を有する機関車ブレーキシリ
ンダ制御回路を備えている。これ等の機関車ブレーキシ
リンダ制御の電空作用弁及び電空緩め弁は、運転室のブ
レーキ制御器の自動ブレーキハンドルの移動に応じてブ
レーキ管制御回路により惹起されるブレーキ管圧力の変
化に応答しマイクロプロセッサにより作動される。機関
車ブレーキシリンダ制御回路の電空作用弁及び電空緩め
弁の出力圧力に応じて機関車ブレーキシリンダ内の圧力
は、別の高容量の空気圧力中継弁装置で制御されてい
る。
【0006】ブレーキ管制御回路及び機関車ブレーキシ
リンダ制御回路の電空弁は、マイクロプロセッサユニッ
トに電力喪失が生じた場合に圧力緩め状態となるように
構成されている。従って、このような電力喪失の結果と
して、ブレーキ管圧力は減少し、それと同時に、機関車
ブレーキシリンダ圧力は緩められる。ブレーキ管制御回
路における電空弁のこのようなフェールセーフ動作に起
因する上述のブレーキ管圧力の減少に応答して機関車ブ
レーキシリンダ圧力を設定するために、空気圧バックア
ップ制御弁が設けられており、機関車用ブレーキシリン
ダ制御回路における電空弁から上記空気圧バックアップ
制御弁を分離するために複式逆止弁が設けられている。
【0007】ブレーキ管圧力制御回路を機関車ブレーキ
管に接続する分枝管における装気カットオフ弁(充気遮
断弁とも称する)と関連して別の電空弁が付加的に用い
られている。この装気カットオフ弁は、機関車が制御機
関車として「先導」運転用に設定された場合にブレーキ
管圧力制御回路とブレーキ管との連通を確立し、他方、
機関車が非制御機関車として「随伴(trail)」運転に設
定された場合に上記の連通もしくは連絡を遮断するのに
設けられている。
【0008】上述の装気カットオフ弁は、双安定型の弁
であって、電力喪失を生ぜしめるようなマイクロプロセ
ッサの機能不全が生じた場合には、その設定位置に留ど
まる弁である。このような機能不全が制御機関車に生じ
た場合には、当該機関車は非制御状態に格下げされ、装
気カットオフ弁は先に設定された開位置に留どまる。一
般に、このような非制御機関車は「遊び車両(dea
d)」、即ち、電力が供給されない車両として編成さ
れ、ブレーキ管圧力制御回路内の電空作用弁及び緩め弁
は減勢される。その結果、当該制御回路における中継弁
は排気状態をとり、ブレーキ管は開いた装気カットオフ
弁を介して大気に通気される。従って、ブレーキ作用系
の「電力喪失(loss of power)」に続いて、別の制御機
関車からブレーキ管に再装気(再充気とも称する)する
能力は損なわれることになる。
【0009】
【発明の目的及び構成】従って、本発明の目的は、機関
車が制御モードで運転している場合或はマイクロプロセ
ッサ制御電力供給設備を有する機関車が非制御モードで
動作している場合を除き、マイクロプロセッサに電力喪
失が生じた場合に復帰する常閉状態を有する装気遮断装
置を提供することにある。
【0010】簡略に述べると、本発明によれば、マイク
ロプロセッサ利用の機関車用ブレーキ制御システムにお
いて、機関車ブレーキ管に加え、加圧流体源と、或る選
択された圧力に従いブレーキ管圧力を供給するための調
節手段と、上記調節手段及び上記ブレーキ管の間に流体
圧力の連絡を可能にする開位置と該流体圧力の連絡を遮
断する閉位置とを有する装気カットオフ弁と、上記機関
車の所望の制御運転モード又は非制御運転モードに従
い、該装気カットオフ弁の開位置及び閉位置を設定する
ための選択器手段と、上記調節手段及び上記選択器手段
に電力を供給するためのマイクロプロセッサ手段とを備
え、付勢された状態で上記加圧流体源に接続された給気
ポート及び減勢された状態で大気に連通する吐出ポート
を有する先導(lead)電空弁装置及び随伴(trail)電空
弁装置と、上記マイクロプロセッサ手段からの電力を上
記先導電空弁装置及び随伴電空弁装置のいずれか一方に
接続し、同時に上記先導電空弁装置及び随伴電空弁装置
のうちの他方に対する上記マイクロプロセッサ手段から
の電力供給を遮断して、上記機関車の制御運転モード及
び非制御運転モードを設定し、上記先導電空弁装置は、
上記制御運転モードで付勢され、上記随伴電空弁装置は
上記非制御運転モードで付勢され、更に上記調節手段並
びに上記先導電空弁装置及び随伴電空弁装置に電力が供
給されない場合に上記ブレーキ管と上記調節手段との間
における流体圧力の連通が遮断されるように上記装気カ
ットオフ弁を上記閉位置に付勢する偏倚手段と、上記機
関車が制御運転モードにある場合に上記マイクロプロセ
ッサ手段からの電力の喪失に応答して上記装気カットオ
フ弁を上記偏倚手段に抗して上記開位置に維持するため
の検知手段とを含むブレーキ管装気遮断装置が提案され
る。
【0011】
【実施例】図1を参照するに、この図には、ブレーキ管
圧力制御回路4、機関車ブレーキシリンダ制御回路6及
びブレーキ管装気遮断制御回路8を制御するマイクロプ
ロッセサ(マイクロプロセッサ手段)2を具備する機関
車用電空ブレーキ制御システムが示してある。マイクロ
プロッセサ2は、自動ブレーキ制御ハンドル12及び独
立のブレーキ制御ハンドル14を有する運転室のブレー
キ制御器(選択噐手段)10から入力信号を受ける。
【0012】自動ブレーキ制御ハンドル12をブレーキ
緩め位置と全ブレーキ位置との間の常用ブレーキ領域内
に手動で操作すると、所望レベルのブレーキ作用に対応
するブレーキ管圧力レベルが設定される。常用領域にお
けるハンドル位置は、適当なエンコーダ(符合化器)等
により対応の電気ブレーキ指令信号に変換され、該ブレ
ーキ指令信号は、導線16を介してマイクロプロッセサ
2に供給される。マイクロプロッセサ2は、このブレー
キ指令信号に応答して導線18、20に調整された24
ボルトの出力信号を発生し、該出力信号により、ばね復
帰式二路装気及び緩め電空弁22、24のソレノイド作
動部が付勢される。装気電空弁22は通常閉じており、
緩め電空弁24は通常開いており、そして、装気電空弁
22の入口Pは、導管26を介して、コンプレッサ(図
示せず)から空気が供給される主空気だめ(加圧流体
源)27に接続されており、一方、緩め電空弁24の出
口Aは大気に接続されている。主空気だめ27は、導管
38により機関車車両編成の個々のユニット間で相互接
続されている主空気だめ釣合い管30に接続されてい
る。制御空気だめ(加圧流体源)28は、導管29に接
続されており、この導管29を介して装気電空弁22の
出口Aが緩め電空弁24の入口Pに接続されている。圧
力トランスジューサT1は、制御空気だめ28内の圧力
を監視して、対応のフィードバック信号を導線32を介
してマイクロプロッセサ2に伝送する。
【0013】制御空気だめ28には、導管36により高
容量の空気中継弁(調節手段)34の制御ポートが接続
されている。中継弁34は、本出願人により製造される
「30−CW」モジュール及び「26型」機関車用ブレ
ーキ弁に一般に用いられている慣用の周知の「C−2
型」中継弁とすることができる。中継弁34は、更に、
導管26により主空気だめ27に接続されている給気ポ
ートと、導管41、41aにより装気遮断制御回路8の
装気カットオフ弁(装気カットオフ弁手段)68を介し
てブレーキ管40に接続されている吐出ポートと、大気
に連通している排気ポートとを備えている。装気カット
オフ弁68は、制御機関車ユニットではブレーキ管40
と中継弁34との間に連通を確立するために開いてお
り、そして非制御機関車ユニットではこのような連通を
遮断するために閉ざされる。中継弁34は、制御空気だ
め28内の圧力に応じて動作し、主空気だめ27から管
41に空気を供給したり或は管41及び排気ポート44
を介して列車ブレーキ管40から空気を放出するように
動作する。列車ブレーキ管40は列車に含まれる車両に
圧縮空気を搬送し、当該車両のブレーキは周知の仕方で
該ブレーキ管圧力の変化に応じて制御される。
【0014】機関車ブレーキシリンダ制御回路6は、ト
ランスジューサT4により監視されるブレーキ管圧力に
応じて制御される。該トランスジューサT4は対応の電
気フィードバック信号を導線45を介してマイクロプロ
セッサ2に伝送する。これにより、マイクロプロセッサ
は機関車ブレーキシリンダ圧力を設定することができ
る。
【0015】この機関車ブレーキシリンダ制御回路6
は、ばね復帰式二路常閉電空作用弁46と、ばね復帰式
二路常開電空緩め弁48と、制御空気だめ50と、圧力
トランスジューサT6とから構成されている。ブレーキ
作用弁46の入口Pは、導管26を介して主空気だめ2
7に接続されており、他方、緩め弁48の出口Aは大気
に連通している。制御空気だめ50は、導管49を介し
て作用弁46の出口Aと緩め弁48の入口Pとの間に接
続されている。トランスジューサT6は、制御空気だめ
50内の圧力を瞬時的に監視して対応の電気フィードバ
ック信号を導線52を介しマイクロプロセッサ2に伝送
する。作用弁46及び緩め弁48のそれぞれのソレノイ
ド作動部は、制御導線54、56を介してマイクロプロ
セッサ2に接続されており、該マイクロプロセッサ2
は、通常の動作状態下でこれ等の制御導線に24ボルト
の電圧信号を供給することができる。制御空気だめ50
内の圧力は、これ等の電空作用弁及び緩め弁により、ブ
レーキ管圧力の変化に対し逆の関係で且つ所定の割合で
調整される。制御空気だめ50は、導管58により複式
逆止弁60の1つの入口に接続されており、この複式逆
止弁60の出口は、導管61により高容量の空気中継弁
62の制御ポートに接続されている。この中継弁62
は、本出願人により製造されている周知の標準の「J
型」中継弁装置とすることができ、主空気だめ27に導
管26を介して接続されている給気ポートと、導管64
により機関車ブレーキシリンダ装置65に接続されてい
る吐出ポートと、大気に連通している排気ポート66と
を有している。中継弁62は、制御空気だめ50内に設
定される圧力レベルに応じて、主空気だめの導管26か
ら圧縮空気をブレーキシリンダ装置65に供給したり、
吐出ポート66を介してブレーキシリンダ圧力を緩める
のに要求される高い容量を有している。
【0016】更に、機関車ブレーキシリンダ制御回路6
には、空気圧バックアップ自動ブレーキ制御弁110が
設けられている。このブレーキ制御弁110は、鉄道車
両のブレーキ産業分野で周知の基本的な「MC−30C
型」制御弁装置とすることができ、この型の制御弁装置
は、例えば、本出願人により製造されており、また、同
出願人の刊行物である運転及び保守パンフレット422
0−5(Operation andMaintenance Brochure 4220
−5)に示され記述されている。
【0017】図示のように、ブレーキ制御弁110は、
導管115を介して補助空気だめ113が接続されてい
る給気ポート111と、導管119を介しブレーキ管4
0が接続されている制御ポート117と、導管129に
より複式逆止弁60の他方の入口に接続されている吐出
ポート125と、大気に連通している排気ポート131
とを備えている。導管129には、制御弁110の適正
な動作を保証するために、ブレーキシリンダ容積をシミ
ュレートする容積形空気だめ133が接続されている。
【0018】装気カットオフ制御回路8において、装気
カットオフ弁68は、ポペット弁体71が接続されてい
る弁棒70を有するピストン(ピストン部材)69を備
えている。ピストン69の一方の側にはポート(第4ポ
ート)72を有する室(第2の室)73が形成されてお
り、この室73は、偏倚ばね(偏倚手段)74と協働し
てピストン69を図の右方向に変位するように作用する
圧縮空気を受ける。その場合、ポペット弁体71は、給
気ポート(第1ポート)76を囲繞する弁座75と係合
し、カットオフ弁68の閉状態を確立する。
【0019】ピストン69の反対側に形成されている別
の室(第2の室)77は、ポート(第3ポート)78を
介して圧縮空気を受けてピストン69を図の左方向に変
位する。その場合、ポペット弁体71は弁座75から離
脱して、それにより装気カットオフ弁68の開位置を設
定する。
【0020】また、装気カットオフ制御回路8には、そ
れぞれ、ばね復帰式ソレノイド作動部である随伴(trai
l)電空弁79及び先導(lead)電空弁80が設けられて
おり、これ等の弁ソレノイド作動部は、導線90を介し
マイクロプロセッサ2に接続される共に二位置選択スイ
ッチ(選択器手段)91に接続されている。該二位置選
択スイッチ91は、実施例では、マイクロプロセッサ2
に集積化されているものであって、機関車の先導(lea
d)又は随伴(trail)状態を設定するものである。電空
弁(電空弁装置)79及び80は二位置三方弁であっ
て、ソレノイド作動部の減勢状態に応じて通常閉じてい
る入口P及び通常通気している出口Aを有している。付
勢状態においては、出口Aは大気から遮断されて入口P
に接続され、そして各電空弁79及び80の入口Pは導
管81により主空気だめの導管30に接続されている。
随伴電空弁79の出口Aは導管82によりカットオフ弁
68のポート72に接続され、そして先導電空弁80の
出口Aは導管83により複式逆止弁装置(検知手段)8
4の1つの入口に接続され、該複式逆止弁装置84の出
口は導管85によりカットオフ弁68のポート78に接
続されている。複式逆止弁装置84の他方の入口は、導
管86及びポート87により、ポペット弁(弁体71及
び弁座75)が配置されている装気カットオフ弁68の
連動室88に接続されている。連動室88はポート(第
2ポート)89及び導管41aを介してブレーキ管40
に接続されている。
【0021】
【初期装気】初期装気以前、即ち、マイクロプロセッサ
2に電力が供給される前には、各ブレーキ制御回路4、
6及び8内の電空弁は減勢されており、それぞれの復帰
ばねの影響下で図示の通常位置をとっている。その結
果、制御空気だめ28は緩め弁24の出口Aを介して大
気に通気している。
【0022】続いて電力が投入され制御機関車のブレー
キ制御器10のハンドル12を緩め位置に動かして装気
もしくは充気を開始すると、ハンドル12の位置に応じ
て導線16を介してマイクロプロセッサ2に伝送される
ブレーキ指令信号と、トランスジューサT1から導線3
2を介してマイクロプロセッサ2に伝送されて制御空気
だめ28内の圧力レベルを表すフィードバック信号との
間に偏差が生ずる。この信号偏差の極性で、マイクロプ
ロセッサ2はブレーキ管制御回路4の電磁作用弁22及
び緩め弁24を付勢して、これ等の弁を図において下側
の弁ブロックに示してある接続で表される通常減勢位置
から上側の弁ブロック内に表されている位置へと変位せ
しめる。その結果、圧縮空気は、主空気だめ27から、
導管26、ブレーキ作用弁22のポートP及びA並びに
導管29を介して制御空気だめ28に送られ、導管29
内の圧力は緩め弁24のポートPにおいて大気からカッ
トオフ、即ち遮断される。
【0023】トランスジューサT1により監視される制
御空気だめ28内の圧力が実質的に導線16におけるブ
レーキ指令信号に対応する時点になると、マイクロプロ
セッサ2は、作用弁22を減勢し、他方、緩め弁24を
付勢した状態に維持する。これにより、制御空気だめ2
8のそれ以上の圧力供給及び圧力緩めが終了するラップ
状態が設定される。尚、制御空気だめ圧力が指令圧力に
接近するに伴い、ブレーキ作用弁22は、行過ぎ及びそ
の結果生ずる弁のサイクル動作を阻止するように、既述
の米国特許第4,904,027号明細書に開示されてい
る仕方に従って制御される。
【0024】上記制御空気だめの圧力は、導管36を介
して中継弁34に加えられ、他方、該中継弁34は、主
空気だめ27から空気を導管41及び装気カットオフ弁
68に供給する。
【0025】ブレーキ管装気カットオフ制御回路8は、
機関車の先導又は随伴状態に依存して、ブレーキ管40
の装気を設定又は遮断するために、装気カットオフ弁6
8を開くか又は閉じるように設定される。制御機関車に
おいては、選択スイッチ91を先導位置に設定し、それ
により導線90からのマイクロプロセッサ出力は先導電
空弁80のソレノイドに接続され、同時に随伴電空弁7
9のソレノイドに対するマイクロプロセッサ出力は遮断
される。先導電空弁80は、付勢状態で、入口Pを出口
Aに接続する。その結果、装気カットオフ弁の室77に
は機関車の主空気だめ導管30、導管81、先導電空弁
80、導管83、複式逆止弁装置84及び導管85を介
して主空気だめの空気が供給され、他方、室73は、導
管82及び減勢されている随伴電空弁79を介して通気
状態に留どまる。室77内に作用する主空気だめの空気
圧力で、ピストン69には偏倚ばね74に打ち勝つ力が
働き、それによりピストン69は左方向に変位してポペ
ット弁体71が弁座75から離れ、その結果、カットオ
フ弁68の開状態が設定されて、ブレーキ管40は、マ
イクロプロセッサ2で所望のように調整することができ
る所定の走行圧力に装気される。
【0026】非制御機関車では、選択スイッチ91が随
伴位置に設定され、それにより、ブレーキ管装気カット
オフ制御回路8は随伴電空弁79のソレノイド作動部を
付勢し、先導電空弁80のソレノイド作動部を減勢する
ように設定される。随伴電空弁79は付勢された状態で
入口Pを出口Aに連通する。それにより、装気カットオ
フ弁の室73には機関車主空気だめ導管30、導管8
1、付勢された電空弁79及び導管82を介して主空気
だめの空気圧力が供給される。ピストン69に作用する
この圧力は偏倚ばね74の圧力と相俟って、弁体71を
閉成し、非制御機関車からのブレーキ管圧力の装入を阻
止する。
【0027】同時に、減勢された電空弁80は複式逆止
弁装置84の入口に至る導管83を通気し、それによ
り、該逆止弁装置84は、導管41a、装気カットオフ
弁の連動室88及び導管86からのブレーキ管圧力を、
ブレーキ管の装気に伴い、導管85及び室77へと供給
する。室77内の圧力は、弁棒70の面積だけ減少した
ピストン69の面積に作用する。このピストン面積の減
少分は、連動室88及びポート76内の圧力を受ける弁
体71の面積差分により補償される。しかし、室73内
の主空気だめ圧力は室77及び88(ポート76)内の
対向ブレーキ管圧力より大きいので、ピストン組立体に
作用する偏倚ばね74の力に加えて流体圧力の力でカッ
トオフ弁68の閉鎖状態が維持される。
【0028】機関車車両編成において、遊び状態(dea
d)に切り換えられた機関車においては、電力が供給さ
れなくなるので、電空弁79、80は双方共に減勢され
る。従って、装気カットオフ弁68の2つの室73及び
77は、それぞれ関連の電空弁79及び80を介して通
気する。しかし、室77には、複式逆止弁装置84を介
してブレーキ管圧力が供給される。電空弁22、24は
減勢されているので、中継弁34が、装気カットオフ弁
68のポート76の圧力を逃がすことになるが、弁体7
1は、通常、偏倚ばね74により閉状態にあり、中継弁
を経るブレーキ管圧力の排出を遮断している。更にま
た、弁座75により画成される面積内で弁体71に作用
するポート76の圧力が存在しないために、弁体71に
は、ピストン69を偏倚ばね74と同方向に変位する差
圧が加わり、それにより、室77内のブレーキ管圧力に
抗してポペット弁(71/75)の閉状態が維持され
る。尚、偏倚ばね74及び弁座75の面積内の弁棒70
及び弁体71の圧力作用面積は、上記のような弁閉成を
確保するように選択されるものである。
【0029】同時に、ブレーキ導40内のブレーキ管圧
力は導管119及び給気ポート117を介して制御弁1
10に供給され、従って、該制御弁110は緩め位置を
とる。かくして、導管129及び補助空気だめ133内
のブレーキシリンダ制御圧力は吐出ポート125及び排
気ポート131を介して逃される。
【0030】更に、ブレーキ管40の装気中、トランス
ジューサT4は導線45を介してフィードバック信号を
マイクロプロセッサ2に伝送する。装気ブレーキ管圧力
は、マイクロプロセッサ2内に記憶されていて列車の所
望の走行もしくは装気圧力を表す基準信号に対応する値
まで立ち上がるが、機関車の自動ブレーキ制御回路6の
作用弁46及び緩め弁48は図示のように減勢した状態
に留どまる。この減勢した状態においては、ブレーキ作
用弁46は、その入口ポートP及び出口ポートAを切り
離すことにより、制御空気だめ50への主空気だめ空気
の供給を遮断し、他方、緩め弁48は制御空気だめ50
を、導管49及びその連通した入口ポートP及び出口ポ
ートAを介して大気に接続する。
【0031】上の説明から明らかなように、中継弁62
の制御導管61は、複式逆止弁60及び通気状態の制御
空気だめ50に至る導管58又は制御弁110に至る導
管129を介して通気される。従って、ブレーキシリン
ダ65は排気ポート66を介して通気され、それによ
り、ブレーキ管の装気中、機関車ブレーキは緩められた
状態に維持される。
【0032】
【車両ブレーキの自動ブレーキ作用】ブレーキ管40の
装気に続いて、先導(leading)もしくは制御機関車(c
ont-rolling locomotive)上で自動ハンドル12を緩め
位置から常用ブレーキ作用領域に動かすことにより列車
の車両でブレーキ作用を開始することができる。このハ
ンドル位置は符号化されて、導線16を介しマイクロプ
ロセッサ2に送られる。導線16におけるブレーキ指令
電気信号と導線32上のフィードバック電気信号との間
の差で、マイクロプロセッサ2は導線20を減勢し、ま
た導線18を減勢した状態に維持する。かくして、ブレ
ーキ作用弁22は、主空気だめ圧力の入口Pへの供給を
遮断し続け、他方、緩め弁24は図示の位置に変位し
て、その入口Pは出口Aに接続される。その結果、制御
空気だめ28内の圧力は、導線16及び32上の信号が
実質的に対応する時点となるまで、導管29及び緩め弁
24を介して大気に放出される。導線16及び32上の
信号が対応する時点になると、マイクロプロセッサ2は
導線18を減勢状態に留どめると共に導線20を付勢す
る。その結果、作用弁22及び緩め弁24は共に、制御
空気だめ圧力にそれ以上の変化が生じない閉弁状態もし
くはラップ状態をとることになる。
【0033】その結果生、制御空気だめ圧力の減少は、
中継弁34の制御ポートにおける圧力減少となって反映
し、該中継弁34はそこで、分枝導管41a、先導(lea
ding)もしくは制御(control)機関車ユニットの開いた
装気カットオフ弁68、導管41及び中継弁34の排気
ポート44を介してブレーキ管40を通気するように動
作する。このようにして、列車ブレーキ管40内の圧力
は、制御空気だめ28の圧力減少に応じて減少し、常用
ブレーキ領域におけるブレーキ制御器の自動ハンドル1
2の選択された位置に応じて列車の車両にブレーキ作用
が加わる。
【0034】
【機関車ブレーキの自動ブレーキ作用】同時に、電気フ
ィードバック信号が制御機関車及び非制御機関車双方に
おいて、ブレーキ管40内の瞬時圧力に対応する電気フ
ィードバック信号がトランスジューサT4及び導線45
を介してマイクロプロセッサ2に伝送される。導線45
上のこのブレーキ管フィードバック信号は、マイクロプ
ロセッサ2における基準信号よりも小さいので、機関車
の自動ブレーキ制御回路6が付勢されて、導線54及び
56を介しブレーキ作用弁46及び緩め弁48の付勢を
行う。作用弁46は、その入口Pが出口Aに接続される
開放もしくは開弁位置に変位し、他方、緩め弁48は、
出口Aが入口Pから遮断される閉弁位置に移る。このよ
うにして、導線52を介しトランスジューサT6からマ
イクロプロセッサ2に供給される電気フィードバック信
号が実効的にブレーキ管圧力減少に比例して増加する時
点まで、導管26、作用弁46及び導管49を介し主空
気だめ圧力が制御空気だめ50に供給される。尚、マイ
クロプロセッサ2は、制御空気だめ50の空気圧力が約
2.5:1の割合でブレーキ管圧力減少に逆比例して変
化するように機関車の自動ブレーキ制御回路6の作用弁
46及び緩め弁48の制御を行う。
【0035】その結果、制御空気だめ50には圧力が発
生するが、この圧力は、導管56、複式逆止弁60及び
導管61を介して中継弁62の制御ポートに供給され
る。一方、中継弁62は、主空気だめ27からの空気
を、導管26及び吐出導管64を介してブレーキシリン
ダ65に供給するように動作する。このようにして、ブ
レーキ制御回路6の制御下における制御機関車ブレーキ
圧力及び非制御機関車ブレーキ圧力は制御機関車ブレー
キ管制御回路4の制御下にある車両ブレーキ圧力と一致
する。
【0036】
【機関車の空気圧バックアップブレーキ作用】空気圧制
御弁装置110は、ブレーキ管圧力における変動に応答
して自動ブレーキ制御回路6と並列に動作し機関車の自
動空気圧バックアップブレーキ作用を司る。列車全体に
亙る車両ブレーキの作用と関連して説明したように、ブ
レーキ管圧力の減少は制御弁装置110のポート117
における圧力減少となって反映する。鉄道ブレーキ技術
分野における専門家には周知の仕方で、制御弁装置11
0は、このようなブレーキ管圧力の減少に応答して動作
して、補助空気だめ113内の圧力を、導管115、給
気ポート111、吐出ポート125及び導管129を介
して押退け空気だめ133及び複式逆止弁60に供給す
る。制御弁装置110の動作に固有の遅延が原因で、自
動ブレーキ制御回路6の制御下にある導管58内の圧力
は導管129内の圧力よりも前に複式逆止弁60に達
し、例えば、後述するようにマイクロプロセッサの機能
不全が原因で、或はまた当該機関車が機関車車両編成に
おいて「遊び車両」として編成された場合に生起する自
動ブレーキ制御回路6の動作中断故障時に空気圧バック
アップ制御弁圧力が保持される。
【0037】
【制御機関車におけるマイクロプロセッサの機能不全】
制御機関車のマイクロプロセッサ2に既述の各電空弁を
動作するための電力を供給できないような機能不全が生
じた場合には、図示のように、減勢状態をとる制御機関
車のブレーキ管制御回路4内の電空弁22、24に応答
して制御機関車は自動的にブレーキ作用を開始する。従
って、ブレーキ制御器のハンドル12の位置に関係な
く、このような電力喪失で制御空気だめ28は緩め弁2
4を介して排気されることになる。一方、中継弁34
は、装気カットオフ弁68を介しブレーキ管圧力を逃す
ように動作し、その結果生ずるブレーキ圧力減少で、通
常の周知の仕方で列車の車両に対するブレーキ作用が開
始される。
【0038】ここで明らかなように、本発明によれば、
制御機関車の装気カットオフ弁68は、該制御機関車の
マイクロプロセッサ2の上述のような電力喪失に関係な
く開弁位置に留どまる。このようなマイクロプロセッサ
2における電力喪失で先導電空弁80が減勢されて、そ
れにより導管83は複式逆止弁装置84の1つの入口で
通気される。また、分枝導管41a、装気カットオフ弁
のポート89、連動室88、ポート87及び導管86を
介して複式逆止弁装置84の他方の入口に加わるブレー
キ管40内の圧力は該複式逆止弁装置84を介して、導
管85、装気カットオフ弁のポート78及び室77に接
続される。このようにして、室77内に加圧が維持され
るので、装気カットオフ弁のピストン69は偏倚ばね7
4に抗して左方へと移動し続け、弁体71を弁座75か
ら離脱させ、それにより、ブレーキ管圧力がほぼ10〜
15psiに減少する時点となるまで、上述のカットオ
フ弁68の開位置が維持される。また、随伴電空弁79
の減勢状態に応じて装気カットオフ弁の室73は減圧さ
れた状態に留どまり、上述のピストン69の左方向移動
を可能にすることは理解されるであろう。このように、
装気カットオフ弁68がその開位置に保持されて、中継
弁34を経るブレーキ管圧力の減少が許容される。
【0039】先導機関車におけるブレーキ管圧力のこの
減少は、同時に、先導機関車において先に説明した空気
圧バックアップ制御弁装置110の動作を有効にし、そ
れにより、中継弁62を介してブレーキ作用が実施され
る。このバックアップ空気ブレーキ制御は、機関車のブ
レーキシリンダ制御回路6が上述のように優先であると
いう理由から、通常の給電状態においては行われない
が、マイクロプロセッサ2における電力喪失が原因で電
空弁46、48が減勢されると、制御空気だめ50が通
気状態になり、その結果、導管58を介し複式逆止弁6
0には圧力が供給されなくなる。その結果、機関車の自
動ブレーキの制御が、制御機関車において、複式逆止弁
60の他側に至る導管129を介して行われて、機関車
のブレーキが作用する。
【0040】同時に、ブレーキ管圧力の実効的な減少
で、通常の周知の仕方で各車両及び/又は所要の電装が
施されていない機関車において列車ブレーキが作用し、
列車を安全に停止させる。
【0041】上の説明から理解されるように、複式逆止
弁装置84とブレーキ管圧力のカットオフ弁室77への
フィードバック接続とが設けられていない場合には、該
室77は先導機関車の先導電空弁80の状態で通気され
ることになり、その結果、偏倚ばね74により弁体71
は弁座に着座して、導管41を介するブレーキ管圧力の
排出を遮断し、ブレーキ管40を中継弁34から隔離
し、それにより、上述のような電力喪失に応じてブレー
キ管圧力を所望のように減少することは不可能となり、
ブレーキ作用を実現することはできないであろう。
【0042】更に、装気カットオフ弁が開き、中継弁3
4が同時に大気に開放しているような状況下で、装気カ
ットオフ弁68の閉鎖を確保するためには偏倚ばね74
が必要である。上記のような事態が生ずると、ブレーキ
管圧力は大気中に逃げてしまう。例えば、既に説明した
ように、制御機関車上におけるマイクロプロセッサの電
力喪失に応答してブレーキ管から開始されるブレーキ作
用に続いて、ブレーキ管圧力は欠乏するので、以後の過
程において列車ブレーキを緩めるためには該ブレーキ管
を再装気しなければならない。マイクロプロセッサの電
力喪失が生起している制御機関車の状態を随伴機関車に
変更して、制御状態に格上げされた別の機関車の制御下
で「遊び車両(dead)」に編成した場合には、列車ブレ
ーキを緩めるためにブレーキ管40を再装気しようとし
ても、この再装気は、既述のように、カットオフ弁68
の閉鎖を確保するための偏倚ばね74を設けていない場
合には、「遊び車両である(dead)」機関車の開いてい
る装気カットオフ弁68及び中継弁34を介してのブレ
ーキ管圧力の排出により無効にされてしまうであろう。
【0043】
【随伴機関車におけるマイクロプロセッサの機能不全】
随伴機関車のマイクロプロセッサに機能不全が生じても
ブレーキ作用は行うべきではない。従って、ブレーキ管
制御回路4内の各電空弁22、24及び機関車ブレーキ
シリンダ制御回路6内の電空弁46、48には電力は供
給されない。このような電力喪失に応答して、通気状態
にある電空弁79を介して装気カットオフ弁の室73か
ら圧力が排出される。また、電空弁80は導管83を通
気するが、室77内の圧力は、複式逆止弁84を介して
供給されるブレーキ管圧力によって維持される。その結
果、ピストン69を横切って圧力差が生ずるが、同時
に、電空弁24が、制御空気だめ28の通気に応答し、
中継弁34を介し装気カットオフ弁68のポート76の
圧力が排出されて弁体71を横切る圧力差が発生し、こ
の圧力差は閉弁方向に作用し、しかも、偏倚ばね74に
より助勢される。その結果、室77内の圧力に起因しピ
ストン69に加わる反対方向の力は充分に相殺されて、
偏倚ばね74の力で弁体71は閉状態に維持されること
になる。装気カットオフ弁68は、非制御ステータスの
機関車では閉じているので、中継弁34によって行われ
る圧力減少はブレーキ管40から隔離され、これによ
り、非制御状態の機関車がブレーキ管制御回路4内の電
空弁22、24のフェールセーフ動作に干渉することは
ない。また、電空弁46、48は空気だめ50を通気す
るように構成されているので、このような随伴機関車の
マイクロプロセッサ電力喪失に起因し、非制御ステータ
スの機関車のブレーキシリンダ制御回路6を介してブレ
ーキ作用は行われない。従って、随伴機関車に、認識さ
れないブレーキ作用が存在する危険性は排除される。し
かし、バックアップ制御弁装置110は、編成列車内の
先導もしくは制御状態の機関車からブレーキ管減圧指令
を受けた場合には、非制御ステータスの機関車ユニット
に自動ブレーキ作用を行うように利用可能な状態に留ど
まる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による機関車電空ブレーキ制御システ
ムを示す回路ダイヤグラムである。
【符号の説明】
2…マイクロプロセッサ(マイクロプロッセサ手段)、
10…ブレーキ制御器(選択器手段)、27…主空気だ
め(加圧流体源)、28…制御空気だめ(加圧流体
源)、34…中継弁(調節手段)、40…ブレーキ管、
68…装気カットオフ弁(装気カットオフ弁手段)、6
9…ピストン(ピストン部材)、70…弁棒、71…弁
体、72…第4ポート、73…第2の室、74…偏倚ば
ね(偏倚手段)、75…弁座、76…給気ポート(第1
ポート)、77…第1の室、78…第3ポート、79…
随伴電空弁(随伴電空弁装置)、80…先導電空弁(先
導電空弁装置)、84…複式逆止弁装置(検知手段)、
88…連動室、89…第2ポート、91…二位置選択ス
イッチ(選択器手段)。
フロントページの続き (72)発明者 リチャード・エフ・バルキン アメリカ合衆国、ペンシルベニア州、ピ ッツバーグ、キルティ・ドライブ 4 (72)発明者 ジョージ・ビー・ネイルソン アメリカ合衆国、ペンシルベニア州、グ リーンスバーグ、バレー・ドライブ 1020

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マイクロプロセッサを利用した機関車用
    ブレーキ制御システムのブレーキ管装気遮断装置であっ
    て、 (a) 加圧流体源と、 (b) ブレーキ管と、 (c) 前記加圧流体源と前記ブレーキ管との間に設け
    られて、或る選択された圧力に従い前記ブレーキ管内の
    流体の圧力を制御するための調節手段と、 (d) 前記調節手段と前記ブレーキ管との間を流体圧
    力で連絡するための開位置と、該流体圧力の連絡を遮断
    するための閉位置とを有する装気カットオフ弁手段と、 (e) 前記機関車の所望の制御運転モード又は非制御
    運転モードに従い、前記装気カットオフ弁手段の前記開
    位置及び前記閉位置を設定するための選択器手段と、 (f) 前記調節手段及び前記選択器手段に電力を供給
    するためのマイクロプロセッサ手段とを備え、 前記選択器手段が、(i) それぞれ、前記加圧流体源
    に接続された給気ポートと、付勢された状態で該給気ポ
    ートに連通し減勢された状態で大気に連通する吐出ポー
    トとを有する先導電空弁装置及び随伴電空弁装置と、
    (ii) 前記マイクロプロセッサ手段からの電力を前記
    先導電空弁装置及び前記随伴電空弁装置のいずれか一方
    に接続し、同時に前記先導電空弁装置及び前記随伴電空
    弁装置のうちの他方に対する前記マイクロプロセッサ手
    段からの電力を遮断し、前記機関車の制御運転モード及
    び非制御運転モードを設定し、前記先導電空弁装置は、
    前記制御運転モードで付勢され、前記随伴電空弁装置
    は、前記非制御運転モードで付勢され、 (g) 前記調節手段並びに前記先導電空弁装置及び前
    記随伴電空弁装置に電力が供給されない場合に、前記ブ
    レーキ管と前記調節手段との間における流体圧力の連絡
    が遮断されるように前記装気カットオフ弁手段を前記閉
    位置に付勢する偏倚手段と、 (h) 前記機関車が前記制御運転モードにある場合に
    前記マイクロプロセッサからの電力の損失に応答して前
    記装気カットオフ弁手段を前記偏倚手段に抗して前記開
    位置に維持するための検知手段と、 を備える、マイクロプロセッサを利用した機関車ブレー
    キ制御システム用のブレーキ管装気遮断装置。
  2. 【請求項2】 前記装気カットオフ弁手段が、 (a) 連動室と、 (b) 前記調節手段が接続される前記連動室の第1ポ
    ートと、 (c) 前記ブレーキ管が接続される前記連動室の第2
    ポートと、 (d) 前記第1ポート及び前記第2ポート間に設けら
    れた環状の弁座と、 (e) 前記連動室内に前記環状の弁座と協働するよう
    に配設された弁体であって、前記閉位置においては該弁
    体の一側が前記弁座と係合し、前記開位置においては前
    記弁座から離脱する前記弁体と、 (f) 一側に形成された第1の室及び該一側とは反対
    側に形成された第2の室内で動作するように配置された
    ピストン部材と、 (g) 前記ピストン部材の前記一側と該一側の反対側
    にある前記弁体の一側とに接続される弁棒であって、前
    記第1の室内の流体圧力を受ける前記ピストン部材の面
    積が前記第2の室内の流体圧力を受ける前記ピストン部
    材の面積よりも前記弁棒の面積の分だけ小さくなるよう
    にする弁棒と、 (h) 前記先導電空弁装置の前記吐出ポートを前記第
    1の室に接続する第3ポートと、 (i) 前記随伴電空弁装置の前記吐出ポートを前記第
    2の室に接続する第4ポートと、 を備える請求項1に記載のブレーキ管装気遮断装置。
  3. 【請求項3】 前記検知手段が、前記第3ポートに接続
    された出口と、前記先導電空弁装置の前記吐出ポートの
    流体圧力を受ける第1の入口と、前記ブレーキ管の流体
    圧力を受ける第2の入口とを有する複式逆止弁装置を含
    み、該複式逆止弁装置は、前記第1及び第2の入口にお
    ける大きい方の圧力を前記出口に接続する、請求項2に
    記載のブレーキ管装気遮断装置。
  4. 【請求項4】 前記偏倚手段はばねである、請求項1に
    記載のブレーキ管装気遮断装置。
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