JP2766368B2 - 変流器付き三相一タンク形ガス遮断器 - Google Patents
変流器付き三相一タンク形ガス遮断器Info
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Description
て成る三相一タンク形ガス遮断器に関するもので、特
に、ガス遮断器に接続する変流器の取付け構造に改良を
施したものである。
は年々強まっている。この様な需要に対応した電力の供
給においては、高い信頼性と経済性が求められ、送電系
統を大容量化が進められている。一方、都市における変
電所の用地不足により変電所の縮小化が求められてい
る。この様な理由から、最近では、断路器、遮断器、母
線等を密閉タンク内に収納し、SF6ガス等の絶縁特性の
優れた絶縁ガスによって絶縁するガス絶縁開閉装置が各
所で採用されている。
おける各構成機器の配置例を、第5図は、前記ガス絶縁
開閉装置における遮断器とそれに付設する変流器の取付
け構造を示すものである。
ガスを封入したタンク2と、このタンク2の下部に設け
られ、内部に図示しない操作機構を収納した機構箱3と
から構成されている。このタンク2の上下側壁部には、
各相の消弧室から伸びる三相の導体4,4を他の機器に接
続するための口出し用として、管台5,5が設けられてい
る。上方の管台5には、前記導体4を支持する絶縁スペ
ーサ6を介して変流器7のタンク7aが固定され、この変
流器7の反対側に断路器8及びケーブルヘッド9が順次
接続されている。また、下方の管台5には、同じく絶縁
スペーサ6を介して断路器10が接続され、この断路器10
が母線11に接続されている。
から明らかな通り、上記のようなガス絶縁開閉装置に使
用されている三相一タンク形ガス遮断器は、タンク2内
に三相の導体4a〜4cを配置する場合、中心相4aに消弧室
等の操作機構を連結する際に他の二相4b,4cの間を通す
ことができる様に、他の二相4b,4cの間隔を広くした二
等辺三角形配置が採用されている。そして、これに伴
い、管台5の絶縁スペーサ6部分や他の断路器8,10内部
の導体も、第6図(A)(C)の様に二等辺三角形配置
となっている。一方、変流器7においては、各相の導体
4a〜4cの周囲にぞれぞれ変流器コイル7bを配置し、しか
も変流器タンク7aを最小径とするために、各相の導体4a
〜4cは第6図(B)の様に正三角形配置となっている。
流器タンク7aは、その両端部が他のガス絶縁機器の管台
(口出し部)に接続できる様に小径で、中央部が三相の
変流器コイル7bを収納できる様に大径をなし、更にタン
ク7aを配設する各相の導体4a〜4cもタンク内部で二等辺
三角形から正三角形に屈曲させ、更にもう一度二等辺三
角形に戻す必要があった。
流器タンク7a内部で2回屈曲して導体配置を変更するこ
とは、それだけ長い導体が必要となり、それに伴って変
流器タンク7aも長くなり、ガス絶縁開閉装置全体の据付
面積が増大する不都合があった。
設けることも考えられるが、その場合には遮断器タンク
の直径が大きくなるが、遮断器のタンクには、圧力容器
構造規格の法律が適用されることから、大型のタンクで
はその肉厚を大きくする必要が生じ、遮断器の重量も増
大する欠点があった。また、変流器の分だけ遮断器タン
クの背も高くなり、都市部に設けられる地下変電所の様
に、高さ方向の据付面積を縮小する必要のある場合には
不適当であった。
接合構造に加え、変流器を構成するコイルの支持にも専
用の部材が必要であり、それだけ構成が複雑化する欠点
もあった。
めに提案されたもので、その目的は、遮断器タンク自体
の直径はそのままで、変流器タンク内における三相の導
体を二等辺三角形から正三角形配置に屈曲させる必要が
なく、その分三相の導体及びそれを収納する変流器タン
クの縮小化を可能として、ガス絶縁開閉装置の据付面積
の縮小を可能とした変流器付き三相一タンク形ガス遮断
器を提供することにある。
記の目的を達成するために、 遮断器タンクからその管台を介して外部に引出す三相
の導体を、遮断器タンクの変流器タンクを接続する管台
部材においては、変流器タンク内における正三角形配置
と同一間隔の正三角形配置となし、遮断器の管台から変
流器タンク内部に三相の導体を直線状に配設し、 更に、前記管台の端部にリング状の取付板の片面を固
定し、この取付板の反対側の面に変流器タンクを固定す
ると共に、リング状取付板の中央部には前記導体の貫通
孔を有する保持板を固定し、この保持板に変流器のコイ
ルを装着するシールドを固定したことを構成上の特徴と
する。
の管台から変流器タンクにかけて三相の導体が直線状に
配設され、その途中に屈曲部がないので、それだけ導体
及び変流器タンクの長さを短縮することができる。ま
た、遮断器タンク内には変流器がなく、しかも導体の正
三角形配置は管台部分だけなので、遮断器タンクの大形
化や肉厚の増大を招く恐れもない。
が、そのまま変流器のコイルを支持するシールドを設け
た保持板の取付け用に使用されているので、変流器取付
部の構造が簡単になる。
体的に説明する。なお、第4図乃至第6図に示した従来
技術と同一の部材については、同一の符号を付し、説明
は省略する。
は、下部管台5に比べてその径が大きく形成されてい
る。この管台50内部には、遮断器の各相の消弧室から伸
びる三相の導体4a〜4cが配設されているが、これら三相
の導体4a〜4cは、前記管台50に固定された変流器タンク
70a内の三相の導体4a〜4cと同一の正三角形配置となっ
ている。従って、三相の導体4a〜4cは、この管台50内か
ら変流器タンク70a内にかけて、直線状に配設されてい
る。
は、内部に変流器コイルを配設する大径部と、隣接する
断路器8に接続する小径部とを有し、次の様な手段で固
定されている。即ち、まず、管台50の端部にリング状の
取付板51の片面がボルト締め等の手段で固定されてい
る。この取付板51は、管台50の外径よりも大きくなって
いて、その反対側の面の外周部に、変流器タンク70aの
大径部の端部がボルト締め等の手段で固定されている。
また、取付板51の変流器タンク70a側の面の中央に、3
個の貫通孔52を有する保持板53が固定され、この保持板
53に設けられたシールド54内に前記三相の導体4a〜4cが
貫通している。また、シールド54の外周には、変流器コ
イル70bがそれぞれ取付けられている。
端部(細い側の端部)には、絶縁スペーサ60を介して断
路器8が接続されている。従って、遮断器タンク2と変
流器タンク70aとの間は、貫通孔52を有する保持板53に
よって区画されているだけで、同一ガス区分となってい
るが、変流器タンク70aと断路器8とこの絶縁スペーサ6
0によってガス区分されている。また、三相の導体4a〜4
cは、変流器タンク70a内で屈曲され、絶縁スペーサ60で
は二等辺三角形配置で支持されている。
と同様に、三相の導体4a〜4cが二等辺三角形配置で隣接
する断路器10に接続されている。
の導体4a〜4cを遮断器タンク2の管台50から変流器タン
ク70a内にかけて直線状に配置したので、それだけ導体
長さが短縮され、それに伴って変流器タンク70aの小形
短縮化が達成される。特に、本実施例では、上部の管台
50の径が増大していても遮断器タンク自体の直径は従来
技術と同様であるので、圧力容器規格から見てもその肉
厚を特に増大させる必要がなく、しかも遮断器タンクの
背を高くする必要もない。
ス区分として、両者のタンクを取付板51を介するだけの
簡単な構造で接続できる利点もある。更に、取付板51部
分に貫通孔のみを有する保持板53を設けたので、消弧室
からの熱ガスの侵入を効果的に防ぐことも可能である。
する管台内部では、三相の導体を変流器タンク内と同一
の三角形配置とするという簡単な構成にもかかわらず、
変流器タンクの寸法を短縮でき、しかも管台に設けた取
付板を利用して変流器タンクとそのコイルの支持をも行
えるので、簡単な構成でガス絶縁開閉装置全体の据付ス
ペースの縮小を可能とした変流器付き三相一タンク形ガ
ス遮断器を提供することができる。
をガス絶縁開閉装置に適用した一実施例を示す配置図、
第2図は第1図における遮断器タンクの管台と変流器部
分の拡大断面図、第3図(A)は第2図A−A線の導体
配置図、第3図(B)は第2図B−B線の導体配置図で
ある。 第4図は従来の変流器付き三相一タンク形ガス遮断器を
ガス絶縁開閉装置に適用した一例を示す配置図、第5図
は第4図における遮断器タンクの管台と変流器部分の拡
大断面図、第6図(A)は第5図A−A線の導体配置
図、第6図(B)は第5図B−B線の導体配置図、第6
図(C)は第5図C−C線の導体配置図である。 1……遮断器、2……遮断器タンク、3……機構箱、4a
〜4c……導体、5……管台、6……絶縁スペーサ、7…
…変流器、8……断路器、9……ケーブルヘッド、10…
…断路器、11……母線。 50……管台、51……取付板、52……貫通孔、53……保持
板、54……シールド、60……絶縁スペーサ、70a……変
流器タンク、70b……変流器コイル。
Claims (1)
- 【請求項1】一つのタンク内に三相の消弧室とこれから
延長された三相の導体を三角形配置し、この三相の導体
を、タンクに設けた口出し用の管台から、この管台に固
定した変流器タンク内部に導入した変流器付き三相一タ
ンク形ガス遮断器において、 前記三相の導体を、変流器タンクを接続する管台部分に
おいては、変流器タンク内における正三角形配置と同一
間隔の正三角形配置となし、遮断器の管台から変流器タ
ンク内部に三相の導体を直線状に配設し、 前記管台の端部にリング状の取付板の片面を固定し、こ
の取付板の反対側の面に変流器タンクを固定すると共
に、リング状取付板の中央部には前記導体の貫通孔を有
する保持板を固定し、この保持板に変流器のコイルを装
着するシールドを固定したことを特徴とする変流器付き
三相一タンク形ガス遮断器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2060042A JP2766368B2 (ja) | 1990-03-13 | 1990-03-13 | 変流器付き三相一タンク形ガス遮断器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2060042A JP2766368B2 (ja) | 1990-03-13 | 1990-03-13 | 変流器付き三相一タンク形ガス遮断器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03265405A JPH03265405A (ja) | 1991-11-26 |
JP2766368B2 true JP2766368B2 (ja) | 1998-06-18 |
Family
ID=13130627
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2060042A Expired - Lifetime JP2766368B2 (ja) | 1990-03-13 | 1990-03-13 | 変流器付き三相一タンク形ガス遮断器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2766368B2 (ja) |
-
1990
- 1990-03-13 JP JP2060042A patent/JP2766368B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03265405A (ja) | 1991-11-26 |
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