JP2764135B2 - 鉛蓄電池のセル間接続用極板群 - Google Patents
鉛蓄電池のセル間接続用極板群Info
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- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鉛蓄電池のセル間接続
用極板群に関する。
用極板群に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、メンテナンスフリー密閉鉛蓄電池
の製造に当たり、陰,陽極板用の格子基板として鉛−カ
ルシウム、鉛−カルシウム−錫などの鉛−カルシウム系
合金が好ましく一般に使用される。該鉛−カルシウム系
合金で鋳造した格子基板に、陽極活物質または陰極活物
質を充填塗着して陽極板と陰極板を作製し、これら極板
をセパレータを介して所望枚数交互に積層して、その上
面の1側に突出する陽極板耳列とその他側に突出する陰
極板耳列とを夫々接続する鋳造ストラップと該ストラッ
プに接続する抵抗溶接用のセル間接続体との両部材を、
共に同じ鉛−カルシウム系合金を用いて形成し、そのス
トラップを夫々陽極板耳列及び陰極板耳列に鋳造により
接合してセル間接続用極板群を夫々構成し、このように
構成した極板群の複数個を電槽内の仕切壁により仕切ら
れたセル室内に収容すると共に、対向して相隣るセル内
の極板群の互いに異極性のストラップのセル間接続体の
垂直に立上る板状突起を該仕切壁の貫通孔を介して対向
させ、該対向する板状突起の外面に抵抗溶接機の電極を
当て加圧し、該貫通孔内で互いに該板状突起の対向面を
圧接し抵抗溶接によりセル間接続を行って鉛蓄電池を製
造していた。また、ストラップと該ストラップに接続す
る該セル間接続体との両部材を共に同じ鉛−カルシウム
系合金に代えて、極板耳列との溶着性が良好な鉛−錫合
金を用いて形成し、上記と同様に極板群を構成し、且つ
極板耳列との鋳造による接合並びにセル間接続体相互の
抵抗溶接を行って鉛蓄電池を製造していた。
の製造に当たり、陰,陽極板用の格子基板として鉛−カ
ルシウム、鉛−カルシウム−錫などの鉛−カルシウム系
合金が好ましく一般に使用される。該鉛−カルシウム系
合金で鋳造した格子基板に、陽極活物質または陰極活物
質を充填塗着して陽極板と陰極板を作製し、これら極板
をセパレータを介して所望枚数交互に積層して、その上
面の1側に突出する陽極板耳列とその他側に突出する陰
極板耳列とを夫々接続する鋳造ストラップと該ストラッ
プに接続する抵抗溶接用のセル間接続体との両部材を、
共に同じ鉛−カルシウム系合金を用いて形成し、そのス
トラップを夫々陽極板耳列及び陰極板耳列に鋳造により
接合してセル間接続用極板群を夫々構成し、このように
構成した極板群の複数個を電槽内の仕切壁により仕切ら
れたセル室内に収容すると共に、対向して相隣るセル内
の極板群の互いに異極性のストラップのセル間接続体の
垂直に立上る板状突起を該仕切壁の貫通孔を介して対向
させ、該対向する板状突起の外面に抵抗溶接機の電極を
当て加圧し、該貫通孔内で互いに該板状突起の対向面を
圧接し抵抗溶接によりセル間接続を行って鉛蓄電池を製
造していた。また、ストラップと該ストラップに接続す
る該セル間接続体との両部材を共に同じ鉛−カルシウム
系合金に代えて、極板耳列との溶着性が良好な鉛−錫合
金を用いて形成し、上記と同様に極板群を構成し、且つ
極板耳列との鋳造による接合並びにセル間接続体相互の
抵抗溶接を行って鉛蓄電池を製造していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし乍ら、上記従来
の鉛蓄電池のセル間接続用極板群のストラップとこれに
接続されるセル間接続体との両部材は共に同じ鉛合金か
ら成るため、次のような不都合を生じる。即ち、その両
部材が鉛−カルシウム系合金から成る場合は、仕切壁の
貫通孔を介してのセル間接続体相互を抵抗溶接する際の
溶接電流、通電時間などの溶接条件は緩やかとなるの
で、電槽の仕切壁の厚さに多少のばらつきがあっても、
常に良好な相互溶接ができる反面、ストラップを鉛−カ
ルシウム系合金から成る陰極板耳列及び陽極板耳列に夫
々鋳造により接合するとき、酸化性ガスが多量に発生
し、相互の溶接が困難となる不都合を伴う問題があっ
た。 また、その両部材が鉛−錫系合金から成る場合は、
ストラップと鉛−カルシウム系合金から成る陰極板耳列
及び陽極板耳列との接合が良好に行われる反面、鉛−カ
ルシウム系合金に比し融点が低いため、仕切壁の貫通孔
を介してのセル間接続体相互を抵抗溶接する際の溶接条
件を厳しく管理しなければならず、その結果、例えば、
電槽の仕切壁の厚さに多少のばらつきがある場合は、セ
ル間接続体相互の接触状態が多少でも変化すると、溶接
に不良を生じ易くなるので、仕切壁にばらつきのある電
槽は不良品として取り除かねばならない該電槽の無駄を
もたらし、また鉛蓄電池の生産効率の低下をもたらす等
の問題があった。このように、ストラップ及びセル間接
続体を同系の鉛合金で形成する場合は、ストラップと鉛
−カルシウム系合金から成る極板耳列の接続或いはセル
間接続体相互の抵抗溶接による接続のいずれか一方の接
続が不良となるなどの不都合を伴う問題があった。
の鉛蓄電池のセル間接続用極板群のストラップとこれに
接続されるセル間接続体との両部材は共に同じ鉛合金か
ら成るため、次のような不都合を生じる。即ち、その両
部材が鉛−カルシウム系合金から成る場合は、仕切壁の
貫通孔を介してのセル間接続体相互を抵抗溶接する際の
溶接電流、通電時間などの溶接条件は緩やかとなるの
で、電槽の仕切壁の厚さに多少のばらつきがあっても、
常に良好な相互溶接ができる反面、ストラップを鉛−カ
ルシウム系合金から成る陰極板耳列及び陽極板耳列に夫
々鋳造により接合するとき、酸化性ガスが多量に発生
し、相互の溶接が困難となる不都合を伴う問題があっ
た。 また、その両部材が鉛−錫系合金から成る場合は、
ストラップと鉛−カルシウム系合金から成る陰極板耳列
及び陽極板耳列との接合が良好に行われる反面、鉛−カ
ルシウム系合金に比し融点が低いため、仕切壁の貫通孔
を介してのセル間接続体相互を抵抗溶接する際の溶接条
件を厳しく管理しなければならず、その結果、例えば、
電槽の仕切壁の厚さに多少のばらつきがある場合は、セ
ル間接続体相互の接触状態が多少でも変化すると、溶接
に不良を生じ易くなるので、仕切壁にばらつきのある電
槽は不良品として取り除かねばならない該電槽の無駄を
もたらし、また鉛蓄電池の生産効率の低下をもたらす等
の問題があった。このように、ストラップ及びセル間接
続体を同系の鉛合金で形成する場合は、ストラップと鉛
−カルシウム系合金から成る極板耳列の接続或いはセル
間接続体相互の抵抗溶接による接続のいずれか一方の接
続が不良となるなどの不都合を伴う問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記従来の不
都合を解消し、鉛蓄電池の生産効率を向上し、且つ良質
の鉛蓄電池をもたらす鉛蓄電池のセル間接続用極板群を
提供するもので、格子基板に活物質を充填して成る陰極
板及び陽極板をセパレータを介して所望枚数交互に積層
し、その上面両側に突出する陰極板群の耳列及び陽極板
群耳列を夫々のストラップで接続し、各該ストラップに
抵抗溶接用のセル間接続体を接続して成る鉛蓄電池用極
板群において、該各極板群の格子基板を鉛−カルシウム
系合金で、該ストラップを鉛−錫系合金で、該セル間接
続体を鉛−カルシウム系合金で夫々形成したことを特徴
とする。
都合を解消し、鉛蓄電池の生産効率を向上し、且つ良質
の鉛蓄電池をもたらす鉛蓄電池のセル間接続用極板群を
提供するもので、格子基板に活物質を充填して成る陰極
板及び陽極板をセパレータを介して所望枚数交互に積層
し、その上面両側に突出する陰極板群の耳列及び陽極板
群耳列を夫々のストラップで接続し、各該ストラップに
抵抗溶接用のセル間接続体を接続して成る鉛蓄電池用極
板群において、該各極板群の格子基板を鉛−カルシウム
系合金で、該ストラップを鉛−錫系合金で、該セル間接
続体を鉛−カルシウム系合金で夫々形成したことを特徴
とする。
【0005】
【作用】鉛−カルシウム系合金から成るセル間接続体
は、抵抗溶接条件が緩やかであるので、仕切壁の貫通孔
を介しての対向するセル間接続体間の抵抗溶接は、電槽
の仕切壁の厚さに多少のばらつきがあっても、溶接条件
が緩いので、常に容易且つ良好な相互溶接が可能とな
り、電槽の無駄をなくし、且つ鉛蓄電池の生産効率を向
上する。一方、鉛−錫系合金から成るストラップは、鉛
−カルシウム系合金から成る陽極板耳列及び陰極板耳列
との溶着性が良好であり、更に、鉛−カルシウム系合金
から成るセル間接続体との溶着性が良好であり良質のセ
ル間接続用極板群をもたらす。
は、抵抗溶接条件が緩やかであるので、仕切壁の貫通孔
を介しての対向するセル間接続体間の抵抗溶接は、電槽
の仕切壁の厚さに多少のばらつきがあっても、溶接条件
が緩いので、常に容易且つ良好な相互溶接が可能とな
り、電槽の無駄をなくし、且つ鉛蓄電池の生産効率を向
上する。一方、鉛−錫系合金から成るストラップは、鉛
−カルシウム系合金から成る陽極板耳列及び陰極板耳列
との溶着性が良好であり、更に、鉛−カルシウム系合金
から成るセル間接続体との溶着性が良好であり良質のセ
ル間接続用極板群をもたらす。
【0006】
【実施例】本発明の鉛蓄電池陽極板群として、メンテナ
ンスフリー密閉型鉛蓄電池のセル間接続用極板群を例に
とり、添付図面に基づいて説明する。図面で1は陰極
板、2は陽極板を示す。これらの極板は、メンテナンス
フリー電池用極板として適した鉛−カルシウム系合金か
ら成るエキスパンド格子基板に夫々の活物質を充填塗着
し、常法により作製したものである。従って、その陰極
板1及び陽極板2の夫々の耳1a,2aは夫々鉛−カル
シウム系合金から成る。かゝる陰極板1並に陽極板2の
所望枚数を図1示のように、セパレータ3を介して交互
に積層してその上面の1側に突出して並ぶ陰極板群の耳
列1a,1a,…と、その他側に陽極板群の耳列2a,
2a,…とに順次、櫛歯状治具4を当て、耳列を固定す
ると共に、その各耳列の一端の外側面に、鉛−カルシウ
ム系合金により予め鋳造したセル間接続体5の基板5a
を添わせて該治具4の底板に載置し、この状態でバーナ
ー6により鉛−錫合金棒材7を溶かしながら、該治具4
により囲まれたストラップ成形用凹部8内に流し込み固
化して上記の各耳列及び該セル間接続体5を夫々接合し
た成形陰極ストラップ9及び陽極ストラップ10を成形
し、かくして、図2に示す本発明のセル間接続極板群A
が構成される。5bは、該セル間接続体5の該基板5a
より垂直に立上るセル間接続用板状突起を示す。上記の
ように、ストラップの鉛合金として鉛−錫系合金を用い
たので、鉛−カルシウム系合金から成る極板の各耳1a
又は2aとの溶着性並に鉛−カルシウム系合金から成る
該セル間接続体5との溶着性は極めて良く、而もこれら
の溶着部の異種合金の接合界面の腐食の恐れはなく、安
定堅牢で長寿命の本発明のセル間接続極板群Aが構成さ
れる。
ンスフリー密閉型鉛蓄電池のセル間接続用極板群を例に
とり、添付図面に基づいて説明する。図面で1は陰極
板、2は陽極板を示す。これらの極板は、メンテナンス
フリー電池用極板として適した鉛−カルシウム系合金か
ら成るエキスパンド格子基板に夫々の活物質を充填塗着
し、常法により作製したものである。従って、その陰極
板1及び陽極板2の夫々の耳1a,2aは夫々鉛−カル
シウム系合金から成る。かゝる陰極板1並に陽極板2の
所望枚数を図1示のように、セパレータ3を介して交互
に積層してその上面の1側に突出して並ぶ陰極板群の耳
列1a,1a,…と、その他側に陽極板群の耳列2a,
2a,…とに順次、櫛歯状治具4を当て、耳列を固定す
ると共に、その各耳列の一端の外側面に、鉛−カルシウ
ム系合金により予め鋳造したセル間接続体5の基板5a
を添わせて該治具4の底板に載置し、この状態でバーナ
ー6により鉛−錫合金棒材7を溶かしながら、該治具4
により囲まれたストラップ成形用凹部8内に流し込み固
化して上記の各耳列及び該セル間接続体5を夫々接合し
た成形陰極ストラップ9及び陽極ストラップ10を成形
し、かくして、図2に示す本発明のセル間接続極板群A
が構成される。5bは、該セル間接続体5の該基板5a
より垂直に立上るセル間接続用板状突起を示す。上記の
ように、ストラップの鉛合金として鉛−錫系合金を用い
たので、鉛−カルシウム系合金から成る極板の各耳1a
又は2aとの溶着性並に鉛−カルシウム系合金から成る
該セル間接続体5との溶着性は極めて良く、而もこれら
の溶着部の異種合金の接合界面の腐食の恐れはなく、安
定堅牢で長寿命の本発明のセル間接続極板群Aが構成さ
れる。
【0007】このように構成した本発明のセル間接続極
板群Aを用い、次のように鉛蓄電池を製造する。即ち、
該極板群Aの所要の複数個を図3示のように、電槽11
内の仕切壁11aにより仕切られる複数個のセル室1
2,12内に収容し、各仕切壁11aの両側のセル室1
2,12内の極板群A,Aの1側又は他側において対向
する互いに異極性のストラップ9,10の該セル間接続
体5の直立した該板状突起5b,5bを、該仕切壁11
aに設けた貫通孔(図示しない)を介して対向させ、常
法により抵抗溶接機の電極を該対向する該板状突起5
b,5bの外面に当てゝ加圧し、該貫通孔を介して該板
状突起5b,5bの対向圧接面を圧接し通電して抵抗溶
接を行うことにより、所要の鉛蓄電池を得られる。図面
で13は該電槽11の上面に施され、気密にシール結着
された蓋板、14は極柱、15は端子を示す。該極柱
は、ストラップと同じ鉛−錫合金から成る。かくして、
メンテナンスフリー密閉型鉛蓄電池Bが製造される。
板群Aを用い、次のように鉛蓄電池を製造する。即ち、
該極板群Aの所要の複数個を図3示のように、電槽11
内の仕切壁11aにより仕切られる複数個のセル室1
2,12内に収容し、各仕切壁11aの両側のセル室1
2,12内の極板群A,Aの1側又は他側において対向
する互いに異極性のストラップ9,10の該セル間接続
体5の直立した該板状突起5b,5bを、該仕切壁11
aに設けた貫通孔(図示しない)を介して対向させ、常
法により抵抗溶接機の電極を該対向する該板状突起5
b,5bの外面に当てゝ加圧し、該貫通孔を介して該板
状突起5b,5bの対向圧接面を圧接し通電して抵抗溶
接を行うことにより、所要の鉛蓄電池を得られる。図面
で13は該電槽11の上面に施され、気密にシール結着
された蓋板、14は極柱、15は端子を示す。該極柱
は、ストラップと同じ鉛−錫合金から成る。かくして、
メンテナンスフリー密閉型鉛蓄電池Bが製造される。
【0008】而して、多数の比較試験により、次のこと
が確認された。即ち、上記のように極板群のセル間接続
体5を鉛−カルシウム系合金で構成するときは、抵抗溶
接条件は緩やかとなるので、電槽11の仕切壁12の厚
さに多少のばらつきがあっても、仕切壁の貫通孔を介し
て対向するセル間接続体5,5の該板状突起5b,5b
の相互の抵抗溶接、即ち、セル間接続が容易且つ良好に
得られる。
が確認された。即ち、上記のように極板群のセル間接続
体5を鉛−カルシウム系合金で構成するときは、抵抗溶
接条件は緩やかとなるので、電槽11の仕切壁12の厚
さに多少のばらつきがあっても、仕切壁の貫通孔を介し
て対向するセル間接続体5,5の該板状突起5b,5b
の相互の抵抗溶接、即ち、セル間接続が容易且つ良好に
得られる。
【0009】また、因みに、鉛−アンチモン系合金から
成るセル間接続体で、上記の抵抗溶接を行うときは、鉛
−カルシウム系合金から成るセル間接続体と同様に、抵
抗溶接条件は緩やかとなるが、該接続体と鉛−錫系合金
の該ストラップとの間の溶着部の溶接界面は腐食性が大
きいので、セル間接続体として好ましくないことが判っ
た。
成るセル間接続体で、上記の抵抗溶接を行うときは、鉛
−カルシウム系合金から成るセル間接続体と同様に、抵
抗溶接条件は緩やかとなるが、該接続体と鉛−錫系合金
の該ストラップとの間の溶着部の溶接界面は腐食性が大
きいので、セル間接続体として好ましくないことが判っ
た。
【0010】
【発明の効果】このように本発明によるときは、ストラ
ップを鉛−錫系合金で形成し、鉛蓄電池のセル間接続用
極板群のセル間接続体を鉛−カルシウム系合金で形成し
たので、該セル間接続体は該ストラップとの接合による
溶着性は極めて良く、且つその接合部の耐腐食性は増大
し、安定堅牢で長寿命のセル間接続用極板群が得られる
ばかりでなく、電槽の仕切壁の厚さに多少のばらつきが
あっても、該仕切壁の貫通孔を介しての抵抗溶接による
セル間接続を良好に行うことができ、仕切壁の厚さに多
少のばらつきのある電槽を不良品として廃棄する無駄を
なくし、蓄電池の生産効率を向上し得る効果をもたらす
一方、該ストラップは、鉛−カルシウム系合金から成る
陰極板耳列及び陽極板耳列との接合部の溶着性を向上
し、且つ接合部の腐食の恐れがなく、安定良好なメンテ
ナンスフリー密閉鉛蓄電池のセル間接続用の良質極板群
が得られる効果をもたらす。
ップを鉛−錫系合金で形成し、鉛蓄電池のセル間接続用
極板群のセル間接続体を鉛−カルシウム系合金で形成し
たので、該セル間接続体は該ストラップとの接合による
溶着性は極めて良く、且つその接合部の耐腐食性は増大
し、安定堅牢で長寿命のセル間接続用極板群が得られる
ばかりでなく、電槽の仕切壁の厚さに多少のばらつきが
あっても、該仕切壁の貫通孔を介しての抵抗溶接による
セル間接続を良好に行うことができ、仕切壁の厚さに多
少のばらつきのある電槽を不良品として廃棄する無駄を
なくし、蓄電池の生産効率を向上し得る効果をもたらす
一方、該ストラップは、鉛−カルシウム系合金から成る
陰極板耳列及び陽極板耳列との接合部の溶着性を向上
し、且つ接合部の腐食の恐れがなく、安定良好なメンテ
ナンスフリー密閉鉛蓄電池のセル間接続用の良質極板群
が得られる効果をもたらす。
【図1】本発明の鉛蓄電池のセル間接続用極板群の製造
例を示す斜面図である。
例を示す斜面図である。
【図2】本発明の鉛蓄電池のセル間接続用極板群の1例
の斜面図である。
の斜面図である。
【図3】本発明のセル間接続極板群を組込んだメンテナ
ンスフリー密閉鉛蓄電池の一部を裁除した斜面図であ
る。
ンスフリー密閉鉛蓄電池の一部を裁除した斜面図であ
る。
A 本発明の鉛蓄電池のセル間接続用極板群 1 陰極板 1a 陰極板の鉛−カルシウム系合金製耳 2 陽極板 2a 陽極板の鉛−カルシウム系合金製耳 3 セパレータ 5 鉛−カルシウム系合金製セル間接続体 5a セル間接続体の基板 5b セル間接続体の板状突起 9 鉛−錫系合金製陰極ストラップ 10 鉛−錫系合金製陽極ストラップ
Claims (1)
- 【請求項1】 格子基板に活物質を充填して成る陰極板
及び陽極板をセパレータを介して所望枚数交互に積層
し、その上面両側に突出する陰極板群の耳列及び陽極板
群耳列を夫々のストラップで接続し、各該ストラップに
抵抗溶接用のセル間接続体を接続して成る鉛蓄電池用極
板群において、該各極板群の格子基板を鉛−カルシウム
系合金で、該ストラップを鉛−錫系合金で、該セル間接
続体を鉛−カルシウム系合金で夫々形成したことを特徴
とする鉛蓄電池のセル間接続用極板群。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4065498A JP2764135B2 (ja) | 1992-02-05 | 1992-02-05 | 鉛蓄電池のセル間接続用極板群 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4065498A JP2764135B2 (ja) | 1992-02-05 | 1992-02-05 | 鉛蓄電池のセル間接続用極板群 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05217574A JPH05217574A (ja) | 1993-08-27 |
JP2764135B2 true JP2764135B2 (ja) | 1998-06-11 |
Family
ID=13288818
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4065498A Expired - Fee Related JP2764135B2 (ja) | 1992-02-05 | 1992-02-05 | 鉛蓄電池のセル間接続用極板群 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2764135B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111496226A (zh) * | 2020-05-26 | 2020-08-07 | 天能电池(芜湖)有限公司 | 一种用于模具型腔的吸热、散热处理的模具底座 |
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