JP2763460B2 - 複合パネルからなるカーテンウォール - Google Patents

複合パネルからなるカーテンウォール

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JP2763460B2
JP2763460B2 JP4268702A JP26870292A JP2763460B2 JP 2763460 B2 JP2763460 B2 JP 2763460B2 JP 4268702 A JP4268702 A JP 4268702A JP 26870292 A JP26870292 A JP 26870292A JP 2763460 B2 JP2763460 B2 JP 2763460B2
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JP
Japan
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curtain wall
concrete
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fibers
present
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JP4268702A
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健雄 菊地
俊一 杉下
繁幸 秋浜
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EFU AARU SHII KK
Kajima Corp
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EFU AARU SHII KK
Kajima Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、化粧仕上げコンクリ
ート表層と表面に鋼製フレームを固着した繊維補強コン
クリート基層とを複合して軽量化を図ったカーテンウォ
ールに関する。
【0002】
【従来の技術】近年は高層ビル時代を迎え、建築技術の
合理化が進められているが、このような流れに沿う内外
壁構法として、カーテンウォールを用いる技術が急速な
発展を見せている。
【0003】このカーテンウォールの材料には、金属、
コンクリート、プラスチック等が使用されているが、特
にコンクリート製カーテンウォールは、各種デザインで
の工場生産が容易であり、耐火性がよく、また材料を選
択することにより、さまざまな色調、テクスチャーをも
たせることも容易であるため、広く採用されている。し
かしながら、従来のコンクリート製カーテンウォール
は、全体がコンクリートからなるため、重量が重く、ま
た化粧仕上げを行う場合は、材料費が高くなる等の難点
がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、この発明は、
前記コンクリート製カーテンウォールにおける問題を解
決し、軽量で安価なコンクリート製カーテンウォールを
提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、化粧仕上げ
コンクリートからなる表層と繊維補強コンクリートから
なる基層とを前記表層と基層のそれぞれに埋設してある
主筋を交叉状に配した肋筋で連結して補強筋で複合一体
化し、前記基層表面に鋼製フレームを固着した複合パネ
ルからなることを特徴とするカーテンウォールである。
【0006】
【実施例】この発明のカーテンウォールの表層1をなす
化粧仕上げコンクリートとしては、花崗岩、大理石、石
灰岩等の化粧効果を有する砕石を骨材とするコンクリー
トからなる場合は、そのまま使用することができ、ある
いは塗装、タイル打ち込み、石打ち込みのほか、洗い出
し、酸洗い、サンドブラスト、研磨等の種々の二次的に
化粧仕上げを施して使用することもできる。また、骨材
に化粧効果を有する砕石を使用しない場合は、合板、ク
ロス、ビニルクロス、紙等を張ったり塗装して、あるい
は表面を塗り壁として化粧仕上げして使用することもで
きる。
【0007】次に、この発明のカーテンウォールの基層
2をなす繊維補強コンクリートは、スチール繊維等の金
属繊維、ガラス繊維、ロックウール等の無機繊維、ポリ
ビニルアルコール繊維、アクリル繊維、ポリエステル繊
維、アラミド繊維、炭素繊維等のプラスチック繊維な
ど、所要の強度を有する繊維を配合したコンクリートで
ある。これらの繊維は長繊維でも、短繊維でも、使用す
ることができる。
【0008】補強筋3はシヤコネクターともなり、立体
状溶接金網等からなり表層1と基層2にそれぞれ埋設し
てある主筋4を交叉状に配した肋筋5で連結してある。
【0009】また前記基層2の表面には溝形鋼等からな
る鋼製フレーム6が固着してあり、さらにパネルの周辺
にはリブ7が基層2から一体に突設してある。
【0010】この発明の複合パネルからなるカーテンウ
ォールの製作は、 表層1をなす化粧仕上げコンクリートを補強筋3を
配して型枠内に打設後、基層2をなす繊維補強コンクリ
ートを打設して一体化する方法。
【0011】 表層1をなす化粧仕上げプレキャスト
コンクリートを予め適当なサイズのブロックに製造し、
それを型枠面に敷き並べ、補強筋3を埋め込み、繊維補
強コンクリートを打設する方法等の方法により製造する
ことができる。
【0012】鋼製フレーム6はパネルのコンクリート打
ちの際にアンカー金具を埋設しておき、このアンカー金
具を利用する等により基層2の表面に固着する。
【0013】この発明の複合パネルからなるカーテンウ
ォールは、軽量で強度の強い繊維補強コンクリートをコ
ンクリートと併用して使用し、かつ鋼製フレームで補強
しているため、全体の厚みが従来のものより薄くするこ
とができるとともに、重量を大幅に軽減することができ
る。例えば化粧仕上げコンクリートの厚みが30〜60
mm、繊維補強プレキャストコンクリートの厚みが50
mmの場合、単位面積当たりの重量が200kg/m2
度である。これに対して、従来の化粧仕上げコンクリー
トのみからなるカーテンウォールでは、厚みが130〜
180mm程度必要であり、単位面積当たりの重量も約3
00kg/m2程度である。
【0014】しかも、この発明の複合パネルからなるカ
ーテンウォールの材料費も、従来のカーテンウォールの
0.5 〜0.8 倍程度で十分である。
【0015】
【発明の効果】この発明の複合パネルからなるカーテン
ウォールは、主筋を交叉状に配した肋筋で連結してある
補強筋を表層と基層に跨がって配筋した構成であるので
表層と基層が剥離する恐れがなく、軽量で強度も強く、
また安価に製造することができる。したがって、この発
明のカーテンウォールは、従来のカーテンウォールに較
べてさらに工場生産が容易であり、取扱や現場作業も簡
便であって、工期を大幅に短縮することができる。しか
も、この発明のカーテンウォールを使用することによ
り、建築物の耐震性、耐久性等も向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明によるカーテンウォールの1例を明示
する断面図である。
【符号の説明】
1…表層、2…基層、3…補強筋、4…主筋、5…肋
筋、6…鋼製フレーム7…リブ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 秋浜 繁幸 東京都港区元赤坂1丁目1番5号 株式 会社エフ・アール・シー内 (56)参考文献 実開 昭64−31815(JP,U) 実開 昭61−166006(JP,U) 実公 平4−15862(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E04C 2/00 - 2/54

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 化粧仕上げコンクリートからなる表層と
    繊維補強コンクリートからなる基層とを前記表層と基層
    のそれぞれに埋設してある主筋を交叉状に配した肋筋で
    連結してある補強筋で複合一体化し、前記基層表面に鋼
    製フレームを固着した複合パネルからなることを特徴と
    するカーテンウォール。
JP4268702A 1992-10-07 1992-10-07 複合パネルからなるカーテンウォール Expired - Lifetime JP2763460B2 (ja)

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JPH06173384A JPH06173384A (ja) 1994-06-21
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JPS61166006U (ja) * 1985-04-05 1986-10-15
JPS62127621A (ja) * 1985-11-28 1987-06-09 Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd 成形型又は成型品の形状測定方法及び測定具
JPS6431815U (ja) * 1987-08-22 1989-02-28
JPH0415862U (ja) * 1990-05-31 1992-02-07

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