JP2763416B2 - ビデオ記録再生装置 - Google Patents
ビデオ記録再生装置Info
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- JP2763416B2 JP2763416B2 JP3141527A JP14152791A JP2763416B2 JP 2763416 B2 JP2763416 B2 JP 2763416B2 JP 3141527 A JP3141527 A JP 3141527A JP 14152791 A JP14152791 A JP 14152791A JP 2763416 B2 JP2763416 B2 JP 2763416B2
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- Japan
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- video
- tape
- cassette tape
- recording
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- Management Or Editing Of Information On Record Carriers (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ビデオカセットテー
プに映像信号を記録したり、ビデオカセットテープから
映像信号を再生する場合に使用されるビデオ記録再生装
置(以下、ビデオテーププレヤーと称す)に関するもの
である。
プに映像信号を記録したり、ビデオカセットテープから
映像信号を再生する場合に使用されるビデオ記録再生装
置(以下、ビデオテーププレヤーと称す)に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】現在一般に利用されている家庭用ビデオ
テーププレヤーによる記録再生動作には、種々の構成品
がシステマチックに使用されるが、その中でも重要なシ
ステム構成品は図11に示すようなものである。同図に
おいて、1A,1B,1C,…‥1Nはビデオカセット
テープで、これらによりビデオライブラリー1が形成さ
れる。2はテレビジョン受像機、3はビデオテーププレ
ヤーで、ビデオ処理回路やテープ制御回路、記録再生回
路などを内蔵しているとともに、タイマおよびクロック
システム4が備えられている。5は筆記用紙、6は赤外
線式リモートコントロールユニットである。
テーププレヤーによる記録再生動作には、種々の構成品
がシステマチックに使用されるが、その中でも重要なシ
ステム構成品は図11に示すようなものである。同図に
おいて、1A,1B,1C,…‥1Nはビデオカセット
テープで、これらによりビデオライブラリー1が形成さ
れる。2はテレビジョン受像機、3はビデオテーププレ
ヤーで、ビデオ処理回路やテープ制御回路、記録再生回
路などを内蔵しているとともに、タイマおよびクロック
システム4が備えられている。5は筆記用紙、6は赤外
線式リモートコントロールユニットである。
【0003】上記のようなシステム構成品からなるビデ
オテーププレヤーによる映像信号の記録再生には、ユー
ザーが二種の操作を別々に行うが、記録される映像信号
は、一般に地上テレビ放送局、人工衛星、有線ケーブル
などを介して送給されテレビジョン受像機2が受信する
テレビ信号から成り立っている。
オテーププレヤーによる映像信号の記録再生には、ユー
ザーが二種の操作を別々に行うが、記録される映像信号
は、一般に地上テレビ放送局、人工衛星、有線ケーブル
などを介して送給されテレビジョン受像機2が受信する
テレビ信号から成り立っている。
【0004】映像信号の再生には、家庭用ビデオテープ
プレヤー3を使用して映像を記録したビデオカセットテ
ープ、上記とは別の方法で映像を記録したビデオカセッ
トテープ、友人やビデオショツプで借りたビデオカセッ
トテープなどを使用するが、これらビデオカセットテー
プの互換性を保つために、現在では、VHS方式なる基
準がつくられ広く採用されている。このVHS方式のも
とで動作するビデオテーププレヤーは、同一のVHS方
式のフォーマットで記録された信号であれば、機種の異
なるビデオテーププレヤーを使用して記録されたもので
あっても、その記録映像信号を再生することができるよ
うになっている。
プレヤー3を使用して映像を記録したビデオカセットテ
ープ、上記とは別の方法で映像を記録したビデオカセッ
トテープ、友人やビデオショツプで借りたビデオカセッ
トテープなどを使用するが、これらビデオカセットテー
プの互換性を保つために、現在では、VHS方式なる基
準がつくられ広く採用されている。このVHS方式のも
とで動作するビデオテーププレヤーは、同一のVHS方
式のフォーマットで記録された信号であれば、機種の異
なるビデオテーププレヤーを使用して記録されたもので
あっても、その記録映像信号を再生することができるよ
うになっている。
【0005】そこで、映像信号を未使用のビデオカセッ
トテープに記録するにあたっては、その未使用のビデオ
カセットテープをビデオテーププレヤー3に挿入セット
したのち、ユーザーがそのビデオテーププレヤー3に付
設されている記録用の押しボタンを押圧操作するか、も
しくは赤外線式リモートコントロールユニット6を介し
て記録操作信号を入力するか、あるいはビデオテーププ
レヤー3が備えているタイマおよびクロックシステム4
を利用して設定日の設定時間に設定長さにわたって記録
動作を行うように、そのタイマおよびクロックシステム
4を介して記録操作信号を入力して、所定の記録を行
う。
トテープに記録するにあたっては、その未使用のビデオ
カセットテープをビデオテーププレヤー3に挿入セット
したのち、ユーザーがそのビデオテーププレヤー3に付
設されている記録用の押しボタンを押圧操作するか、も
しくは赤外線式リモートコントロールユニット6を介し
て記録操作信号を入力するか、あるいはビデオテーププ
レヤー3が備えているタイマおよびクロックシステム4
を利用して設定日の設定時間に設定長さにわたって記録
動作を行うように、そのタイマおよびクロックシステム
4を介して記録操作信号を入力して、所定の記録を行
う。
【0006】ところで、ビデオテーププレヤーのユーザ
ーにおいては、一般的に複数本のビデオカセットテープ
1A,1B,1C,…‥1Nを保有しており、保存した
い番組や後日に見るために記録した番組を収めたビデオ
ライブラリー1を持っているのが普通である。このよう
なビデオライブラリー1を持っている場合、どのビデオ
カセットテープにどの番組が記録されているのか、ま
た、記録されている目的の番組を見つけるためにはどう
すれば良いか、さらに既に見た番組はどれか、消去して
も良い番組はどれか、などについて何らかの形で記録す
る必要があり、従来では、そのために筆記用紙5にメモ
を書き留めたり、各ビデオカセットテープ1A,1B,
1C,…‥1Nにラベルを貼りつけて、そこにメモを書
き留めていた。
ーにおいては、一般的に複数本のビデオカセットテープ
1A,1B,1C,…‥1Nを保有しており、保存した
い番組や後日に見るために記録した番組を収めたビデオ
ライブラリー1を持っているのが普通である。このよう
なビデオライブラリー1を持っている場合、どのビデオ
カセットテープにどの番組が記録されているのか、ま
た、記録されている目的の番組を見つけるためにはどう
すれば良いか、さらに既に見た番組はどれか、消去して
も良い番組はどれか、などについて何らかの形で記録す
る必要があり、従来では、そのために筆記用紙5にメモ
を書き留めたり、各ビデオカセットテープ1A,1B,
1C,…‥1Nにラベルを貼りつけて、そこにメモを書
き留めていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来、
ビデオテーププレヤーのメーカーにおいては、映像の記
録および再生に係わるシステムの開発、改良に専ら集中
しており、映像の記録後の結果である、膨大な量のビデ
オライブラリーに関しては、ほとんど無視しているとい
って過言でない。現在における再生映像の画質について
は、新型の記録再生装置でも画質の劣った映像が映出さ
れることのない程の高いレベルにまで達している。ユー
ザーにおいては、既述したように、どのビデオカセット
テープにどの番組が記録されているのか、また、記録さ
れている目的の番組を見つけるためにはどうすれば良い
か、さらに既に見た番組はどれか、消去しても良い番組
はどれかを知る上で、単なる紙切れが重要な道具になっ
ており、ビデオライブラリーが大規模になると、保有し
ているライブラリーが無駄にならないようにするため
に、相当な記憶力が要求されることになる。
ビデオテーププレヤーのメーカーにおいては、映像の記
録および再生に係わるシステムの開発、改良に専ら集中
しており、映像の記録後の結果である、膨大な量のビデ
オライブラリーに関しては、ほとんど無視しているとい
って過言でない。現在における再生映像の画質について
は、新型の記録再生装置でも画質の劣った映像が映出さ
れることのない程の高いレベルにまで達している。ユー
ザーにおいては、既述したように、どのビデオカセット
テープにどの番組が記録されているのか、また、記録さ
れている目的の番組を見つけるためにはどうすれば良い
か、さらに既に見た番組はどれか、消去しても良い番組
はどれかを知る上で、単なる紙切れが重要な道具になっ
ており、ビデオライブラリーが大規模になると、保有し
ているライブラリーが無駄にならないようにするため
に、相当な記憶力が要求されることになる。
【0008】いずれにしても、従来では備忘録をとらな
い限り、カセットテープの取扱いが混沌となってしま
う。ビデオテーププレヤーが使用されるようになってか
ら既に相当な年数が経っていることから、その間に映像
番組の記録・保存を行ってきたユーザーの手持ちのビデ
オカセットテープは相当な数になっている。このように
ビデオカセットテープの数が多ければ多いほど、どのカ
セットテープにどんな番組が記録・保存されているかな
どの管理が難しくなり、備忘録の必要性が増すけれど
も、ユーザーによってはその手持ちビデオカセットテー
プの一覧表を作成すること自体、面倒に思って実行しな
いことが多く、したがって、ビデオカセットテープの目
的物の選り出しに多大な手数および時間を労していた。
い限り、カセットテープの取扱いが混沌となってしま
う。ビデオテーププレヤーが使用されるようになってか
ら既に相当な年数が経っていることから、その間に映像
番組の記録・保存を行ってきたユーザーの手持ちのビデ
オカセットテープは相当な数になっている。このように
ビデオカセットテープの数が多ければ多いほど、どのカ
セットテープにどんな番組が記録・保存されているかな
どの管理が難しくなり、備忘録の必要性が増すけれど
も、ユーザーによってはその手持ちビデオカセットテー
プの一覧表を作成すること自体、面倒に思って実行しな
いことが多く、したがって、ビデオカセットテープの目
的物の選り出しに多大な手数および時間を労していた。
【0009】また、ビデオカセットテープに記録・保存
されている番組を高速度にサーチするシステムとして、
従来、ビデオインデックスサーチシステム(VISS)
やビデオアドレスサーチシステム(VASS)等も採用
されているものの、特定の番組を探し出したり、新たに
番組を記録するためにカセットテープ上の空きスペース
を探し出すのに相当の時間がかかる。したがって、この
ような場合、ユーザーはサーチに時間を費やして時期を
失することよりも、目的の番組を確実に記録するために
新しいビデオカセットテープを使用することが優先さ
れ、その結果、カセットテープの無駄な使用となり、そ
れがまた、ビデオライブラリーの増量につながるといっ
た悪循環の原因になっていた。
されている番組を高速度にサーチするシステムとして、
従来、ビデオインデックスサーチシステム(VISS)
やビデオアドレスサーチシステム(VASS)等も採用
されているものの、特定の番組を探し出したり、新たに
番組を記録するためにカセットテープ上の空きスペース
を探し出すのに相当の時間がかかる。したがって、この
ような場合、ユーザーはサーチに時間を費やして時期を
失することよりも、目的の番組を確実に記録するために
新しいビデオカセットテープを使用することが優先さ
れ、その結果、カセットテープの無駄な使用となり、そ
れがまた、ビデオライブラリーの増量につながるといっ
た悪循環の原因になっていた。
【0010】この発明は上記のような実情に鑑みてなさ
れたもので、筆記用紙による備忘録の作成の必要性をな
くしながら、ビデオライブラリーの維持管理や検索機能
に優れた効果を発揮するビデオテーププレヤーを提供す
ることを目的としている。
れたもので、筆記用紙による備忘録の作成の必要性をな
くしながら、ビデオライブラリーの維持管理や検索機能
に優れた効果を発揮するビデオテーププレヤーを提供す
ることを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明に係るビデオテ
ーププレヤーは、ビデオカセットテープをビデオライブ
ラリーに含まれている他のビデオカセットテープと区別
するように識別するための識別子をビデオカセットテー
プに書き込むと共に書き込まれている識別子を読み取る
カセットテープ識別手段と、上記ビデオライブラリーの
データベースを記憶する不揮発性ランダムアクセスメモ
リと、上記ビデオライブラリーのデーターベースの維持
管理、ビデオカセットテープへの識別記号の書込み/読
出し、ビデオライブラリーに対しアクセス可能なインタ
ーフェースの各機能を行うマイクロプロセッサおよびソ
フトウェアとを備えているものである。
ーププレヤーは、ビデオカセットテープをビデオライブ
ラリーに含まれている他のビデオカセットテープと区別
するように識別するための識別子をビデオカセットテー
プに書き込むと共に書き込まれている識別子を読み取る
カセットテープ識別手段と、上記ビデオライブラリーの
データベースを記憶する不揮発性ランダムアクセスメモ
リと、上記ビデオライブラリーのデーターベースの維持
管理、ビデオカセットテープへの識別記号の書込み/読
出し、ビデオライブラリーに対しアクセス可能なインタ
ーフェースの各機能を行うマイクロプロセッサおよびソ
フトウェアとを備えているものである。
【0012】この発明に係るビデオテーププレヤーは、
また、カセットテープ識別手段が、ビデオカセットテー
プのカセット本体の背面に識別記号となるバーコード識
別子を書き込むための走行式プリンタヘッドと、上記バ
ーコード識別子を読み取るためのバーコード読取り器と
から構成されているものである。
また、カセットテープ識別手段が、ビデオカセットテー
プのカセット本体の背面に識別記号となるバーコード識
別子を書き込むための走行式プリンタヘッドと、上記バ
ーコード識別子を読み取るためのバーコード読取り器と
から構成されているものである。
【0013】この発明に係るビデオテーププレヤーは、
また、ビデオライブラリー管理システムに対する拡張リ
ンクとしての外部インターフェースを備えているもので
ある。
また、ビデオライブラリー管理システムに対する拡張リ
ンクとしての外部インターフェースを備えているもので
ある。
【0014】この発明に係るビデオテーププレヤーは、
また、バーコード識別子がビデオカセットテープのカセ
ット本体の背面に貼付された白色ラベルに印刷されるも
のである。
また、バーコード識別子がビデオカセットテープのカセ
ット本体の背面に貼付された白色ラベルに印刷されるも
のである。
【0015】
【作用】この発明によれば、ビデオカセットテープへ識
別記号を書き込んで映像番組のカタログを自動的に作成
したり、その番組のあらましを自動的に登録することが
可能であるとともに、ビデオテーププレヤーに装填され
たビデオカセットテープからの識別記号の読出しによ
り、そのビデオカセットテープがビデオライブラリーに
含まれているものか否か、含まれているものである場
合、そのビデオカセットテープに記録・保存されている
番組の検索および新たに記録ができるビデオカセットテ
ープ上の空きスペースの検索など、ビデオライブラリー
に記録されている全ての映像番組についてのデータベー
スの維持管理を行える。
別記号を書き込んで映像番組のカタログを自動的に作成
したり、その番組のあらましを自動的に登録することが
可能であるとともに、ビデオテーププレヤーに装填され
たビデオカセットテープからの識別記号の読出しによ
り、そのビデオカセットテープがビデオライブラリーに
含まれているものか否か、含まれているものである場
合、そのビデオカセットテープに記録・保存されている
番組の検索および新たに記録ができるビデオカセットテ
ープ上の空きスペースの検索など、ビデオライブラリー
に記録されている全ての映像番組についてのデータベー
スの維持管理を行える。
【0016】しかも、ビデオライブラリーに対するアク
セスをユーザーフレンドリーに行えるので、ユーザーが
自らのビデオライブラリーをインターフェースを介して
の対話に基づいて、組織的に作ることができる。
セスをユーザーフレンドリーに行えるので、ユーザーが
自らのビデオライブラリーをインターフェースを介して
の対話に基づいて、組織的に作ることができる。
【0017】また、識別記号として、バーコード識別子
を用いて、それをプリンタヘッドにより書き込むように
することで、ビデオカセットテープ上に多種の形態のコ
ードおよび情報を付与して、システム全体の融通性を大
きくすることができる。
を用いて、それをプリンタヘッドにより書き込むように
することで、ビデオカセットテープ上に多種の形態のコ
ードおよび情報を付与して、システム全体の融通性を大
きくすることができる。
【0018】さらに、上記ビデオライブラリー管理シス
テムに対する拡張リンクとしての外部インターフェース
を備えることにより、パソコンとの間のファイル転送や
外部プリンタを使用してのハードコピーの作成などを行
える。さらにまた、カセット本体の背面に白色ラベルを
貼付することにより、バーコード識別子等の印刷の動作
を的確に行うことができる。
テムに対する拡張リンクとしての外部インターフェース
を備えることにより、パソコンとの間のファイル転送や
外部プリンタを使用してのハードコピーの作成などを行
える。さらにまた、カセット本体の背面に白色ラベルを
貼付することにより、バーコード識別子等の印刷の動作
を的確に行うことができる。
【0019】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図面について説
明する。図1はこの発明の一実施例によるビデオテープ
プレヤー・システムの構成を示すブロック図であり、同
図において、7はビデオテーププレヤー、制御回路、タ
イマモジュールなどへのインターフェース、8はテープ
識別システムで、プリンタヘッドおよびその駆動回路9
Aと識別子読取り器9Bとからなる。10はマイクロプ
ロセッサ、11はビデオライブラリー管理システム用ソ
フトウェア、12は不揮発性ランダムアクセスメモリ
(以下、RAMと称す)、13はRS−232−C通信
用シリアルリンクである。以下、上記の構成のうち、4
つのグループに分けて、それぞれを見出しを付けて個別
的に説明する。
明する。図1はこの発明の一実施例によるビデオテープ
プレヤー・システムの構成を示すブロック図であり、同
図において、7はビデオテーププレヤー、制御回路、タ
イマモジュールなどへのインターフェース、8はテープ
識別システムで、プリンタヘッドおよびその駆動回路9
Aと識別子読取り器9Bとからなる。10はマイクロプ
ロセッサ、11はビデオライブラリー管理システム用ソ
フトウェア、12は不揮発性ランダムアクセスメモリ
(以下、RAMと称す)、13はRS−232−C通信
用シリアルリンクである。以下、上記の構成のうち、4
つのグループに分けて、それぞれを見出しを付けて個別
的に説明する。
【0020】テープ識別システム; このテープ識別システム8は、走行式プリンタヘッド
(ヘッド制御ラインも含む)およびその駆動回路9A
と、識別記号の一つとなるバーコード識別子読取り器
(フォトダイオードが使用され、以下、フォトダイオー
ドと称す)9Bとにより構成されている。上記走行式プ
リンタヘッドは、図2に示すように、VHSまたはS−
VHSビデオカセットテープ14のカセット本体の背面
に貼付した白色ラベル15にバーコード識別子16、ユ
ーザー設定テープコード17およびユーザー設定ASC
IIテープタイトル18を印刷するために使用される。
この印刷を行う前にはフォトダイオード9Bによりビデ
オカセットテープ14のカセット本体の背面をスキャン
するので、次の事項に留意する必要がある。
(ヘッド制御ラインも含む)およびその駆動回路9A
と、識別記号の一つとなるバーコード識別子読取り器
(フォトダイオードが使用され、以下、フォトダイオー
ドと称す)9Bとにより構成されている。上記走行式プ
リンタヘッドは、図2に示すように、VHSまたはS−
VHSビデオカセットテープ14のカセット本体の背面
に貼付した白色ラベル15にバーコード識別子16、ユ
ーザー設定テープコード17およびユーザー設定ASC
IIテープタイトル18を印刷するために使用される。
この印刷を行う前にはフォトダイオード9Bによりビデ
オカセットテープ14のカセット本体の背面をスキャン
するので、次の事項に留意する必要がある。
【0021】・ビデオカセットテープ14のカセット本
体の背面には白色ラベル15が貼付されていなければな
らない。ビデオカセットテープ14のカセット本体の背
面が黒一色であると、ラベル15が貼付されていないも
のと見做される。 ・バーコード識別子16が既にあるかどうか。バーコー
ド識別子16が既にあるとすれば、ビデオライブラリー
管理システム(VLMS)がそれを認識するかどうか。
認識できるものであれば、ユーザーに対して、「警告;
このビデオカセットテープは既に識別済みである。これ
を変更するか。」の問い合わせが行われる。逆に、ビデ
オライブラリー管理システム(VLMS)がそれを認識
できないようなバーコード識別子であれば、ユーザーに
対して、「警告;識別不可能なバーコード識別子があ
る。このビデオカセットテープを使用するのですか。」
の問い合わせが行われる。
体の背面には白色ラベル15が貼付されていなければな
らない。ビデオカセットテープ14のカセット本体の背
面が黒一色であると、ラベル15が貼付されていないも
のと見做される。 ・バーコード識別子16が既にあるかどうか。バーコー
ド識別子16が既にあるとすれば、ビデオライブラリー
管理システム(VLMS)がそれを認識するかどうか。
認識できるものであれば、ユーザーに対して、「警告;
このビデオカセットテープは既に識別済みである。これ
を変更するか。」の問い合わせが行われる。逆に、ビデ
オライブラリー管理システム(VLMS)がそれを認識
できないようなバーコード識別子であれば、ユーザーに
対して、「警告;識別不可能なバーコード識別子があ
る。このビデオカセットテープを使用するのですか。」
の問い合わせが行われる。
【0022】・バーコード識別子16がなく、ビデオカ
セットテープ14の背面のラベル15になにもなけれ
ば、フォトダイオード9Bがそのラベル15をスキャン
して、バーコード識別子16とユーザー設定テープコー
ド17を印刷するのにどれほどの空きスペースが得られ
るかを判断する。これにより、ビデオカセットテープ1
4の背面に貼付するラベル15における白地の面積や位
置、大きさなどがビデオカセットテープメーカーによっ
て異なることに対応させることができる。ここで、白地
の部分が小さくてバーコード識別子しか印刷できない場
合は、「警告;ラベルが小さすぎます。」の問い合わせ
が行われる。また、白地の部分がバーコード識別子とユ
ーザー設定テープコードとの両方を印刷するには小さす
ぎる場合は、「警告;コードを印刷するにしてはラベル
が小さすぎます。コードを変更するか、印刷しないか、
どちらかを選んで下さい。」の問い合わせが行われる。
セットテープ14の背面のラベル15になにもなけれ
ば、フォトダイオード9Bがそのラベル15をスキャン
して、バーコード識別子16とユーザー設定テープコー
ド17を印刷するのにどれほどの空きスペースが得られ
るかを判断する。これにより、ビデオカセットテープ1
4の背面に貼付するラベル15における白地の面積や位
置、大きさなどがビデオカセットテープメーカーによっ
て異なることに対応させることができる。ここで、白地
の部分が小さくてバーコード識別子しか印刷できない場
合は、「警告;ラベルが小さすぎます。」の問い合わせ
が行われる。また、白地の部分がバーコード識別子とユ
ーザー設定テープコードとの両方を印刷するには小さす
ぎる場合は、「警告;コードを印刷するにしてはラベル
が小さすぎます。コードを変更するか、印刷しないか、
どちらかを選んで下さい。」の問い合わせが行われる。
【0023】なお、使用するソフトウェアとしては、種
々の大きさのフォントでユーザー設定テープコードを印
刷できるようなものでなければならない。また、印刷に
必要なスペースの大きさも計算でき、そのスペースにタ
イトルをきっちりと収めて印刷できるものでなければな
らない。さらに、タイトル用スペースが小さいものと判
断された時のみ、上述の問い合わせが発せられるもので
なければならない。
々の大きさのフォントでユーザー設定テープコードを印
刷できるようなものでなければならない。また、印刷に
必要なスペースの大きさも計算でき、そのスペースにタ
イトルをきっちりと収めて印刷できるものでなければな
らない。さらに、タイトル用スペースが小さいものと判
断された時のみ、上述の問い合わせが発せられるもので
なければならない。
【0024】・バーコード識別子16、ユーザー設定テ
ープコード17、ユーザー設定ASCIIテープタイト
ル18などの全てを印刷するに十分なスペースが得られ
れば、これらがビデオカセットテープ14のカセット本
体の背面の白色ラベル15に無条件に印刷される。ここ
で、印刷されるバーコード識別子16には、ビデオカセ
ットテープ14の長さに関する情報が含まれており、ま
た、ビデオライブラリーを識別するためにライブラリー
毎のコードも含まれている。バーコード識別子16とし
ては、例えばスーパーマーケットなどで使用されている
標準的なバーコード識別子と、例えば35ミリ版カメラ
用フィルムに使用されているDX形式バーコード識別子
とがある。
ープコード17、ユーザー設定ASCIIテープタイト
ル18などの全てを印刷するに十分なスペースが得られ
れば、これらがビデオカセットテープ14のカセット本
体の背面の白色ラベル15に無条件に印刷される。ここ
で、印刷されるバーコード識別子16には、ビデオカセ
ットテープ14の長さに関する情報が含まれており、ま
た、ビデオライブラリーを識別するためにライブラリー
毎のコードも含まれている。バーコード識別子16とし
ては、例えばスーパーマーケットなどで使用されている
標準的なバーコード識別子と、例えば35ミリ版カメラ
用フィルムに使用されているDX形式バーコード識別子
とがある。
【0025】標準的なバーコード識別子は、その技術が
確立していること、丈夫にできていることから好まし
い。この標準的なバーコード識別子には、4桁型、9桁
型、13桁型の3種のフォーマットがある。ここでは、
13桁型フォーマットを下記のようにして用いるものと
する。 XXXXXXXXXX,YYY 最初の10桁、XXXXXXXXXXは、ビデオライブ
ラリー識別コードとして用い、これにより、ビデオライ
ブラリー管理システム(VLMS)が、ビデオカセット
テープのカセット本体の背面にある識別子がこのビデオ
ライブラリー管理システム(VLMS)のもとで管理さ
れているものであるか、または他の同類のビデオライブ
ラリー管理システム(VLMS)のもとで管理されてい
るものであるかどうかを識別する。
確立していること、丈夫にできていることから好まし
い。この標準的なバーコード識別子には、4桁型、9桁
型、13桁型の3種のフォーマットがある。ここでは、
13桁型フォーマットを下記のようにして用いるものと
する。 XXXXXXXXXX,YYY 最初の10桁、XXXXXXXXXXは、ビデオライブ
ラリー識別コードとして用い、これにより、ビデオライ
ブラリー管理システム(VLMS)が、ビデオカセット
テープのカセット本体の背面にある識別子がこのビデオ
ライブラリー管理システム(VLMS)のもとで管理さ
れているものであるか、または他の同類のビデオライブ
ラリー管理システム(VLMS)のもとで管理されてい
るものであるかどうかを識別する。
【0026】後に続く3桁、YYYは、ビデオライブラ
リー内で使用されている。これで、1000の組合せ序
列が得られる。この数値は、10ビットシーケンスに二
値信号化されるようになっている。このうちの9番目の
ビットは、テープ長さのスイッチとして使われ、その他
の0から8番目までのビットは、識別子として使われ、
これらのビットの組合せから一つのビデオライブラリー
における合計488(すなわち、512−24=48
8)個の識別子が得られる。
リー内で使用されている。これで、1000の組合せ序
列が得られる。この数値は、10ビットシーケンスに二
値信号化されるようになっている。このうちの9番目の
ビットは、テープ長さのスイッチとして使われ、その他
の0から8番目までのビットは、識別子として使われ、
これらのビットの組合せから一つのビデオライブラリー
における合計488(すなわち、512−24=48
8)個の識別子が得られる。
【0027】以上をまとめると、次のようになる。ライ
ブラリーコード:XXXXXXXXXXの部分に記憶さ
れており、これはメーカサイドで定めるとともに、これ
から使用するビデオカセットテープは、ユーザーのビデ
オライブラリーから出てきたものであることを確実にす
るために用いられる。テープ長:ユーザーが定めるもの
で、使用するカセットテープの長さを表す。これはYY
Yの部分に記号化されて表される。図3に示すように、
ビデオカセットテープがパル方式のE240、またはN
TSC方式のT120、あるいは、それらより長いテー
プであれば、このビットはオンに設定され、短いテープ
であれば、そのビットはオフに設定される。
ブラリーコード:XXXXXXXXXXの部分に記憶さ
れており、これはメーカサイドで定めるとともに、これ
から使用するビデオカセットテープは、ユーザーのビデ
オライブラリーから出てきたものであることを確実にす
るために用いられる。テープ長:ユーザーが定めるもの
で、使用するカセットテープの長さを表す。これはYY
Yの部分に記号化されて表される。図3に示すように、
ビデオカセットテープがパル方式のE240、またはN
TSC方式のT120、あるいは、それらより長いテー
プであれば、このビットはオンに設定され、短いテープ
であれば、そのビットはオフに設定される。
【0028】テープ識別コード:ビデオライブラリー管
理システム(VLMS)により自動的に設定され、YY
Yの部分に記号化されて表される。ただし、1つのビデ
オライブラリーは、合計488のビデオカセットテープ
で構成されるものとする。
理システム(VLMS)により自動的に設定され、YY
Yの部分に記号化されて表される。ただし、1つのビデ
オライブラリーは、合計488のビデオカセットテープ
で構成されるものとする。
【0029】図4はこの発明のシステムにより識別が行
われる状態を示す側面図、図5はその平面図であり、同
図において、19はビデオテーププレヤーのケース、2
0はケース19内に設けられたプリンタヘッドで、この
プリンタヘッド20は図6に明示したように、バーコー
ド識別子読取り用のフォトダイオード9Bとインクジェ
ット式プリンタヘッド9Aとを有しており、ケース19
内にローディングされたビデオカセットテープ14の背
面と平行に延在されたガイドレール21に沿って走行す
るように構成されている。22はテープドラムである。
われる状態を示す側面図、図5はその平面図であり、同
図において、19はビデオテーププレヤーのケース、2
0はケース19内に設けられたプリンタヘッドで、この
プリンタヘッド20は図6に明示したように、バーコー
ド識別子読取り用のフォトダイオード9Bとインクジェ
ット式プリンタヘッド9Aとを有しており、ケース19
内にローディングされたビデオカセットテープ14の背
面と平行に延在されたガイドレール21に沿って走行す
るように構成されている。22はテープドラムである。
【0030】上記のように、インクジェット式プリンタ
ヘッド9Aを使用すれば、バーコードを曇らせたり、フ
ォトダイオード9Bが確実に読み取れないようなバーコ
ードになりやすいインクリボンを用いなくて済む。ま
た、プリンタヘッド20やビデオカセットテープ14な
どは上下動しないようにすることが望ましく、こうする
ことで、一ないし二軸走行でバーコードの全てを印刷で
きるだけの大きさのプリンタヘッドを利用することが可
能となる。
ヘッド9Aを使用すれば、バーコードを曇らせたり、フ
ォトダイオード9Bが確実に読み取れないようなバーコ
ードになりやすいインクリボンを用いなくて済む。ま
た、プリンタヘッド20やビデオカセットテープ14な
どは上下動しないようにすることが望ましく、こうする
ことで、一ないし二軸走行でバーコードの全てを印刷で
きるだけの大きさのプリンタヘッドを利用することが可
能となる。
【0031】また、バーコード識別子は、ビデオカセッ
トテープ14の背面のラベルの少なくとも一端側に2回
にわたって重ね印刷される。これにより、エラー検出と
その矯正を確実なものとでき、また、記号化されたラベ
ルのグリムや折り目、擦れ、引き裂きなどによるバーコ
ードのかすれが発生しないようにすることができる。
トテープ14の背面のラベルの少なくとも一端側に2回
にわたって重ね印刷される。これにより、エラー検出と
その矯正を確実なものとでき、また、記号化されたラベ
ルのグリムや折り目、擦れ、引き裂きなどによるバーコ
ードのかすれが発生しないようにすることができる。
【0032】不揮発性RAM; ビデオライブラリー管理システム(VLMS)の作業領
域として、ビデオテーププレヤー内に不揮発性RAMを
設ける。このRAMには、ビデオライブラリー管理シス
テム(VLMS)により自動的にコンパイルされ、管理
維持された、ユーザーのビデオライブラリーに含まれて
いる全てのカセットテープについての情報が保持されて
いるデータベースを記憶させる。各カセットテープにつ
いての情報としては、次のような項目が考えられる。
域として、ビデオテーププレヤー内に不揮発性RAMを
設ける。このRAMには、ビデオライブラリー管理シス
テム(VLMS)により自動的にコンパイルされ、管理
維持された、ユーザーのビデオライブラリーに含まれて
いる全てのカセットテープについての情報が保持されて
いるデータベースを記憶させる。各カセットテープにつ
いての情報としては、次のような項目が考えられる。
【0033】・テープ識別コード:システムにより作ら
れる3桁からなる数字で、ビデオライブラリーにあるビ
デオカセットテープを区別するのに用いられる。 ・テープ長:ユーザーが設定する1ビットで、カセット
テープがパル方式のE240か、NTSC方式のT16
0か、あるいはそれよりも長いものかどうかを判断する
場合に用いる。 ・ユーザー設定コード:ビデオカセットテープの識別の
ためにユーザーがASCIIキャラクタを用いて設定す
るコードで、このコードを作るにはASCIIキャラク
タであれば、どのような文字列であってもよい。コード
形の一例としては、次のようなものが考えられる。 D44
れる3桁からなる数字で、ビデオライブラリーにあるビ
デオカセットテープを区別するのに用いられる。 ・テープ長:ユーザーが設定する1ビットで、カセット
テープがパル方式のE240か、NTSC方式のT16
0か、あるいはそれよりも長いものかどうかを判断する
場合に用いる。 ・ユーザー設定コード:ビデオカセットテープの識別の
ためにユーザーがASCIIキャラクタを用いて設定す
るコードで、このコードを作るにはASCIIキャラク
タであれば、どのような文字列であってもよい。コード
形の一例としては、次のようなものが考えられる。 D44
【0034】ここで、Dは、例えばパルテレビ放送方式
におけるE180(テープ長が180分のもの)ビデオ
カセットテープを意味する。このDの代わりに、A=E
30,B=E60,C=E120の記号を用いてもよ
い。上記Dにつづく「44」は、ビデオライブラリーに
おいて、目的のカセットテープが置かれている場所を表
す。このような例は、ほんの一例であって、異なったビ
デオカセットテープに同一のコードを用いないかぎり、
ユーザーは適当にユーザー設定コードを定めればよい。
におけるE180(テープ長が180分のもの)ビデオ
カセットテープを意味する。このDの代わりに、A=E
30,B=E60,C=E120の記号を用いてもよ
い。上記Dにつづく「44」は、ビデオライブラリーに
おいて、目的のカセットテープが置かれている場所を表
す。このような例は、ほんの一例であって、異なったビ
デオカセットテープに同一のコードを用いないかぎり、
ユーザーは適当にユーザー設定コードを定めればよい。
【0035】・ユーザー設定タイトル:ユーザーがカセ
ットテープのタイトルを定める。たとえば、ユーザーが
アガサ・クリスティーのドキュメントシリーズを全て記
録した場合であれば、ユーザー設定タイトルとして、
「アガサ・クリスティー」とすることも考えられる。デ ータベースとしては、複数のレコードで構成してもよ
く、その場合、次のフィールドを含ませてもよい。
ットテープのタイトルを定める。たとえば、ユーザーが
アガサ・クリスティーのドキュメントシリーズを全て記
録した場合であれば、ユーザー設定タイトルとして、
「アガサ・クリスティー」とすることも考えられる。デ ータベースとしては、複数のレコードで構成してもよ
く、その場合、次のフィールドを含ませてもよい。
【0036】・VISS位置:ビデオカセットテープに
記録されている番組を検索するためにビデオテーププレ
ヤーが必要とするVISS位置情報を記録する。このV
ISS位置情報は自動的に更新されるとともに、照合さ
れる。 ・番組タイトル:これはユーザーが番組に適したタイト
ルを定める。ユーザーがこのタイトルを定めなかった場
合、システムは記録時間とデータとをデフォルトし、番
組タイトルの代用として利用する。 ・記録日データ:番組が記録された日付の情報で、シス
テムクロックにより自動的に更新される。 ・記録開始時刻:システムクロックにより設定される記
録開始時刻情報。 ・チャンネル:記録された番組が放映されたチャンネル
情報で、ビデオテーププレヤーにより自動的に設定され
る。
記録されている番組を検索するためにビデオテーププレ
ヤーが必要とするVISS位置情報を記録する。このV
ISS位置情報は自動的に更新されるとともに、照合さ
れる。 ・番組タイトル:これはユーザーが番組に適したタイト
ルを定める。ユーザーがこのタイトルを定めなかった場
合、システムは記録時間とデータとをデフォルトし、番
組タイトルの代用として利用する。 ・記録日データ:番組が記録された日付の情報で、シス
テムクロックにより自動的に更新される。 ・記録開始時刻:システムクロックにより設定される記
録開始時刻情報。 ・チャンネル:記録された番組が放映されたチャンネル
情報で、ビデオテーププレヤーにより自動的に設定され
る。
【0037】・記録長:分、秒で表される記録長で、シ
ステム内蔵タイマにより自動的に設定される。 ・モード:番組が記録されているときのモード、即ち、
標準モード(SPモード)であるか、長時間モード(L
Pモード)であるか、3倍モード(EPモード)である
か、および記録されている信号形式がVHS方式信号形
式であるか、S−VHS方式信号形式であるかを表す情
報。 なお、上記記録長およびモードの二項目はポインター構
造としてもよい。そうすることにより、同一の番組につ
いてどのモードでどれだけの長さに亘ってカセットテー
プに記録が行われているかを、システムが追跡監視する
ことができる。
ステム内蔵タイマにより自動的に設定される。 ・モード:番組が記録されているときのモード、即ち、
標準モード(SPモード)であるか、長時間モード(L
Pモード)であるか、3倍モード(EPモード)である
か、および記録されている信号形式がVHS方式信号形
式であるか、S−VHS方式信号形式であるかを表す情
報。 なお、上記記録長およびモードの二項目はポインター構
造としてもよい。そうすることにより、同一の番組につ
いてどのモードでどれだけの長さに亘ってカセットテー
プに記録が行われているかを、システムが追跡監視する
ことができる。
【0038】・番組状態:ユーザーが既に鑑賞した番組
であるか、他の番組を記録するために消去してもよい番
組であるかを知るための情報で、そのための記号として
は、次のような記号を使用することが考えられる。 U=未鑑賞 K=保存 W=鑑賞済み *=パスワード(オプション) このような記号は、ファイルをロックするのにディスク
ファイリングシステムで用いられている記号に類似させ
てもよい。
であるか、他の番組を記録するために消去してもよい番
組であるかを知るための情報で、そのための記号として
は、次のような記号を使用することが考えられる。 U=未鑑賞 K=保存 W=鑑賞済み *=パスワード(オプション) このような記号は、ファイルをロックするのにディスク
ファイリングシステムで用いられている記号に類似させ
てもよい。
【0039】そして、記号Uには、カセットテープに収
録されている番組の何%が未鑑賞のままになっているか
を表す数字をその後に付してもよい。したがって、当初
は100%と設定し、その数字が20以下、あるいは、
その他のしきい値になれば、記号Uは記号Wに変化する
ものとする。このパーセント値は、番組の再生がどこま
で進んだかを考慮し、その後の番組の全長で割った商に
100を掛けることにより計算される。このパーセント
計算は、番組がその始点から再生されたときのみにおこ
なわれるようになっている。
録されている番組の何%が未鑑賞のままになっているか
を表す数字をその後に付してもよい。したがって、当初
は100%と設定し、その数字が20以下、あるいは、
その他のしきい値になれば、記号Uは記号Wに変化する
ものとする。このパーセント値は、番組の再生がどこま
で進んだかを考慮し、その後の番組の全長で割った商に
100を掛けることにより計算される。このパーセント
計算は、番組がその始点から再生されたときのみにおこ
なわれるようになっている。
【0040】パスワードのオプションは、ユーザーが記
録した番組をロックするために用いられるものであっ
て、パスワードを知るユーザー以外の人が番組を鑑賞し
たり、番組の状態を変更することを防いでいる。その具
体的な実現方法としては、他人がパスワードでロックさ
れている番組を再生したり、それを消去して他の番組を
記録しようとしたとき、出力が出ないようにインターロ
ックすることが考えられる。
録した番組をロックするために用いられるものであっ
て、パスワードを知るユーザー以外の人が番組を鑑賞し
たり、番組の状態を変更することを防いでいる。その具
体的な実現方法としては、他人がパスワードでロックさ
れている番組を再生したり、それを消去して他の番組を
記録しようとしたとき、出力が出ないようにインターロ
ックすることが考えられる。
【0041】・説明:記録した映像番組についてユーザ
ーがコメントを付ける部分。 ・フラグバンク:1ビットからなるフラグのグループを
記憶する部分。これは、番組についてビデオライブラリ
ー管理システムのある動作状態、すなわち、設定された
ユーザー/システムタイトルや設定された頭出し用VI
SS位置、算出された再生パーセント値などを示すため
に利用される。また、テープモード、テープ長、記録保
護タブなどの1ビット機能をこのバンクに取り入れるこ
とも考えられる。
ーがコメントを付ける部分。 ・フラグバンク:1ビットからなるフラグのグループを
記憶する部分。これは、番組についてビデオライブラリ
ー管理システムのある動作状態、すなわち、設定された
ユーザー/システムタイトルや設定された頭出し用VI
SS位置、算出された再生パーセント値などを示すため
に利用される。また、テープモード、テープ長、記録保
護タブなどの1ビット機能をこのバンクに取り入れるこ
とも考えられる。
【0042】なお、不揮発性RAMとしては、少なくと
も100本のビデオカセットテープおよび必要に応じて
拡張用オプションのデータベースが収納できるほどの記
憶容量をもったものが望ましい。
も100本のビデオカセットテープおよび必要に応じて
拡張用オプションのデータベースが収納できるほどの記
憶容量をもったものが望ましい。
【0043】マイクロプロセッサおよびソフトウェア; ビデオライブラリー管理システムの全ての機能は、リー
ドオンリメモリ(以下、ROMと称す)にバンドルされ
ているソフトウェアで動作するマイクロプロセッサによ
り制御される。この目的は、例えば8032系CPUを
用いたマイクロ制御器の内蔵ROMにバンドルできる効
率的なソフトウェアを開発することにある。そのソフト
ウェアの開発にともない、回路全体やシーケンス論理、
インターフェースなどを図7に示すように、1パッケー
ジのアプリケーション専用集積回路(ASIC)に組み
込むことができる。図7において、図1に示す構成要素
と同一または相当部分には同一の符号を付して、それら
の説明を省略する。図7において、7A〜7Eはそれぞ
れインターフェース7を介してマイクロプロセッサ10
に接続される要素であり、9Iおよび13Iはそれぞれ
インターフェースである。
ドオンリメモリ(以下、ROMと称す)にバンドルされ
ているソフトウェアで動作するマイクロプロセッサによ
り制御される。この目的は、例えば8032系CPUを
用いたマイクロ制御器の内蔵ROMにバンドルできる効
率的なソフトウェアを開発することにある。そのソフト
ウェアの開発にともない、回路全体やシーケンス論理、
インターフェースなどを図7に示すように、1パッケー
ジのアプリケーション専用集積回路(ASIC)に組み
込むことができる。図7において、図1に示す構成要素
と同一または相当部分には同一の符号を付して、それら
の説明を省略する。図7において、7A〜7Eはそれぞ
れインターフェース7を介してマイクロプロセッサ10
に接続される要素であり、9Iおよび13Iはそれぞれ
インターフェースである。
【0044】マイクロプロセッサ10としては、印刷作
業制御やプリンタヘッド走行制御などのプリンタ機能、
フォトダイオードなどからの入力制御、ビデオライブラ
リー用データベースの維持管理、ビデオテーププレヤー
の内蔵タイマなどの内蔵制御素子に対するインターフェ
ース、RS−232−C通信入力・出力用直列回路線の
制御などの各制御動作を行えるものが望ましい。
業制御やプリンタヘッド走行制御などのプリンタ機能、
フォトダイオードなどからの入力制御、ビデオライブラ
リー用データベースの維持管理、ビデオテーププレヤー
の内蔵タイマなどの内蔵制御素子に対するインターフェ
ース、RS−232−C通信入力・出力用直列回路線の
制御などの各制御動作を行えるものが望ましい。
【0045】ソフトウェアとしては、ビデオライブラリ
ー管理システムに対するユーザーフレンドリーなメニュ
ーによるアクセスが可能なインターフェースをサポート
するようなものが望ましい。以下、具体的に項分けして
説明する。 ・ビデオカセットテープに記録されている全ての番組の
リストを作り得ること、 ・番組入力の解消、番組入力の実行、番組入力の変更な
どを含めて、記録されている番組のデータベースを変更
できること、 ・データーベース内を検索できること、詳しくは、多重
フィールドサーチ機能をもたせて、ユーザーによる種々
のオプションに応じて検索が行えるようにすることであ
る。このサーチ機能には、ユーザーが所定の時間を分単
位で入力することで、ビデオライブラリー管理システム
がデーターベースを検索して、当該所定時間の番組を記
録できるほどの長さのカセットテープが得られるか否か
を判断するモードと、ユーザーがカセットテープを指定
できる、もしくは、挿入したカセットテープがデフォル
トで選択されるモードとの二つのモードでのフリーテー
プスペース検索オプションを含ませる。
ー管理システムに対するユーザーフレンドリーなメニュ
ーによるアクセスが可能なインターフェースをサポート
するようなものが望ましい。以下、具体的に項分けして
説明する。 ・ビデオカセットテープに記録されている全ての番組の
リストを作り得ること、 ・番組入力の解消、番組入力の実行、番組入力の変更な
どを含めて、記録されている番組のデータベースを変更
できること、 ・データーベース内を検索できること、詳しくは、多重
フィールドサーチ機能をもたせて、ユーザーによる種々
のオプションに応じて検索が行えるようにすることであ
る。このサーチ機能には、ユーザーが所定の時間を分単
位で入力することで、ビデオライブラリー管理システム
がデーターベースを検索して、当該所定時間の番組を記
録できるほどの長さのカセットテープが得られるか否か
を判断するモードと、ユーザーがカセットテープを指定
できる、もしくは、挿入したカセットテープがデフォル
トで選択されるモードとの二つのモードでのフリーテー
プスペース検索オプションを含ませる。
【0046】上記二つのモードに対応するフリーテープ
スペース検索用アルゴリズムは、空白テープの直接検
索、記録モードに対する配慮、まだロックされていない
記録領域と空白テープを含む検索、といった3つのレベ
ルに分けられる。
スペース検索用アルゴリズムは、空白テープの直接検
索、記録モードに対する配慮、まだロックされていない
記録領域と空白テープを含む検索、といった3つのレベ
ルに分けられる。
【0047】・ビデオテーププレヤーにビデオカセット
テープが挿入され、それがビデオライブラリー管理シス
テムにより認識されると、再生手段が起動されるように
する。 ・ビデオライブラリー管理システムの制御環境から脱し
て、従来と同様なビデオテーププレヤーとしての機能を
発揮させるように動作させるとともに、ビデオライブラ
リー管理システム用インターフェースをオフにする。そ
れでも、ビデオライブラリー管理システムは動作し得る
状態にあるが、テープ状態に変化があったか否かをモニ
タして、そのデータベースを更新する。ただし、通常の
ビデオカセットテープや不特定のビデオカセットテープ
がプレヤーに挿入されると、警告メッセージが表示され
るとともに、ビデオライブラリー管理システムの制御環
境から脱することになる。
テープが挿入され、それがビデオライブラリー管理シス
テムにより認識されると、再生手段が起動されるように
する。 ・ビデオライブラリー管理システムの制御環境から脱し
て、従来と同様なビデオテーププレヤーとしての機能を
発揮させるように動作させるとともに、ビデオライブラ
リー管理システム用インターフェースをオフにする。そ
れでも、ビデオライブラリー管理システムは動作し得る
状態にあるが、テープ状態に変化があったか否かをモニ
タして、そのデータベースを更新する。ただし、通常の
ビデオカセットテープや不特定のビデオカセットテープ
がプレヤーに挿入されると、警告メッセージが表示され
るとともに、ビデオライブラリー管理システムの制御環
境から脱することになる。
【0048】・RS−232−C通信用シリアルポート
からプリンタへデータをダンプする。その出力形式は、
1200ボーレート8ビット、パリティなし、Xオン・
Xオフなしのフォーマットにデフォルトされている。こ
れは、9600ボーレート7または8ビット、ODD
EVEN MARK SPACE、パリティなし、Xオ
ン・Xオフのフォーマットまでユーザーにおいて変更す
ることができる。印刷が行われる形式は、カード形に固
定されているが、その場合の設定は、1頁66行とし、
66行のうちの上下各3行を、下部マージン、フッタ脚
注欄、上部マージン、ヘッダ脚注欄のそれぞれに割当
て、シングルスペースで印刷するものとし、エブソン社
製の80桁プリンタまたはその互換機で最大ウインド幅
66文字とする。
からプリンタへデータをダンプする。その出力形式は、
1200ボーレート8ビット、パリティなし、Xオン・
Xオフなしのフォーマットにデフォルトされている。こ
れは、9600ボーレート7または8ビット、ODD
EVEN MARK SPACE、パリティなし、Xオ
ン・Xオフのフォーマットまでユーザーにおいて変更す
ることができる。印刷が行われる形式は、カード形に固
定されているが、その場合の設定は、1頁66行とし、
66行のうちの上下各3行を、下部マージン、フッタ脚
注欄、上部マージン、ヘッダ脚注欄のそれぞれに割当
て、シングルスペースで印刷するものとし、エブソン社
製の80桁プリンタまたはその互換機で最大ウインド幅
66文字とする。
【0049】・シリアルポートのフォーマットがメニュ
ーで設定できるフォーマットになっていること。 ・ビデオテーププレヤーとIBM社製のパソコンまたは
その互換機との間でファイルが転送できる簡単な通信用
プログラムであること。
ーで設定できるフォーマットになっていること。 ・ビデオテーププレヤーとIBM社製のパソコンまたは
その互換機との間でファイルが転送できる簡単な通信用
プログラムであること。
【0050】識別を行っている間は、高度な相互対話モ
ードにあり、ビデオライブラリー管理システムがユーザ
ーに対してプロンプトを促している。即ち、ビデオライ
ブラリー管理システムがユーザーに対して、ビデオライ
ブラリーに新たにビデオカセットテープを追加したいの
か、または、現在のビデオライブラリーの識別子を変更
したいのかの質問をしてくる。この質問に対して一旦、
答えがなされると、テープ長、テープコード、テープタ
イトルについての質問がなされ、その後にビデオカセッ
トテープの背面に新たなラベルが貼付されているか否か
の質問がなされる。その後にユーザーはビデオカセット
テープを挿入して、バーコード識別子を印刷する。
ードにあり、ビデオライブラリー管理システムがユーザ
ーに対してプロンプトを促している。即ち、ビデオライ
ブラリー管理システムがユーザーに対して、ビデオライ
ブラリーに新たにビデオカセットテープを追加したいの
か、または、現在のビデオライブラリーの識別子を変更
したいのかの質問をしてくる。この質問に対して一旦、
答えがなされると、テープ長、テープコード、テープタ
イトルについての質問がなされ、その後にビデオカセッ
トテープの背面に新たなラベルが貼付されているか否か
の質問がなされる。その後にユーザーはビデオカセット
テープを挿入して、バーコード識別子を印刷する。
【0051】図8はリモートコントロールユニット23
の一例を示す平面図で、英数字による複数個の入局キー
パッドが備えられており、この図8に示すリモートコン
トロールユニット23は、構成が簡単で小型のものであ
る。
の一例を示す平面図で、英数字による複数個の入局キー
パッドが備えられており、この図8に示すリモートコン
トロールユニット23は、構成が簡単で小型のものであ
る。
【0052】外部拡張リンク;外部拡張リンクのために
別途、ハードウェアを要することがなく、このオプショ
ンは主としてソフトウェア上の問題である。この外部拡
張リンクとして、単軸18ピン、DIL(一軸二線、D
ual In−line)RS−232−C通信用トラ
ンシーバの内部絶縁ICが使用可能である。シリアルリ
ンク用外部インターフェースは、図9に示したようなピ
ン配列を有する9−ウェイ雌形D型コネクタ24を介し
て行われる。なお、CMOSシリアル−パラレル変換器
への電源供給線として、5ボルト1ミリアンペア電源供
給線を備えている。
別途、ハードウェアを要することがなく、このオプショ
ンは主としてソフトウェア上の問題である。この外部拡
張リンクとして、単軸18ピン、DIL(一軸二線、D
ual In−line)RS−232−C通信用トラ
ンシーバの内部絶縁ICが使用可能である。シリアルリ
ンク用外部インターフェースは、図9に示したようなピ
ン配列を有する9−ウェイ雌形D型コネクタ24を介し
て行われる。なお、CMOSシリアル−パラレル変換器
への電源供給線として、5ボルト1ミリアンペア電源供
給線を備えている。
【0053】このような外部拡張リンクの存在によっ
て、ユーザーは洗練されたプログラムを走らせることが
可能なIBM社製のパソコンにファイルを転送すること
ができ、その転送したファイルをフロッピーディスクに
保存させたり、任意の形に印刷したりすることができ
る。
て、ユーザーは洗練されたプログラムを走らせることが
可能なIBM社製のパソコンにファイルを転送すること
ができ、その転送したファイルをフロッピーディスクに
保存させたり、任意の形に印刷したりすることができ
る。
【0054】別の利用方法としては、ユーザーがデータ
ーベースをプリンタに直接送り込むようにしてもよい。
この場合に使用するプリンタとしては、シリアルプリン
タでも、オンライン式シリアル−パラレル変換器を用い
て、パラレルプリンタを用いるようにしてもよい。
ーベースをプリンタに直接送り込むようにしてもよい。
この場合に使用するプリンタとしては、シリアルプリン
タでも、オンライン式シリアル−パラレル変換器を用い
て、パラレルプリンタを用いるようにしてもよい。
【0055】さらに、シリアルポートであれば、双方向
データ転送も可能であり、これを利用してビデオテープ
プレヤーをコンピュータで制御することも可能となる。
データ転送も可能であり、これを利用してビデオテープ
プレヤーをコンピュータで制御することも可能となる。
【0056】つぎに、上記構成の動作について説明す
る。上記システムにおいては、従来からある標準的なビ
デオテーププレヤーと同様に動作するが、異なる点は、
ユーザーが筆記用紙、筆記用具を用意して、記録するテ
レビ番組をリストアップする必要がないことである。詳
述すると、上記システムでは、記録したテレビ番組につ
いての全ての情報が不揮発性RAM12に記憶される。
つまり、ビデオカセットテープ14を挿入すると、ビデ
オライブラリー管理システムがビデオカセットテープ1
4のカセット本体の背面にあるバーコード識別子16を
スキャンする。このスキャンによりバーコード識別子1
6が識別されると、それに対応するデータベースがビデ
オライブラリー管理システムにより自動的に読み取ら
れ、記録されている全ての番組のタイトルの一覧が順次
メニューの形で表示スクリーンに表示される。その表示
されているタイトル一覧から所望のタイトルをユーザー
が選択することにより、ビデオライブラリー管理システ
ムがビデオテーププレヤーに対して、選択されたタイト
ルの番組を探し出して、それを再生する上で必要な信号
を出力する。
る。上記システムにおいては、従来からある標準的なビ
デオテーププレヤーと同様に動作するが、異なる点は、
ユーザーが筆記用紙、筆記用具を用意して、記録するテ
レビ番組をリストアップする必要がないことである。詳
述すると、上記システムでは、記録したテレビ番組につ
いての全ての情報が不揮発性RAM12に記憶される。
つまり、ビデオカセットテープ14を挿入すると、ビデ
オライブラリー管理システムがビデオカセットテープ1
4のカセット本体の背面にあるバーコード識別子16を
スキャンする。このスキャンによりバーコード識別子1
6が識別されると、それに対応するデータベースがビデ
オライブラリー管理システムにより自動的に読み取ら
れ、記録されている全ての番組のタイトルの一覧が順次
メニューの形で表示スクリーンに表示される。その表示
されているタイトル一覧から所望のタイトルをユーザー
が選択することにより、ビデオライブラリー管理システ
ムがビデオテーププレヤーに対して、選択されたタイト
ルの番組を探し出して、それを再生する上で必要な信号
を出力する。
【0057】他方、ビデオカセットテープ14をビデオ
テーププレヤーに挿入しなくても、表示スクリーンの画
面上でメニューを参照しながらデータベースを編集する
こともできる。このメニューはユーザーフレンドリー
で、ヘルプメッセージを画面上に表示することもでき
る。データベースのフィールドを検索する機能もフリー
テープスペース検索機能と同様に設けられている。
テーププレヤーに挿入しなくても、表示スクリーンの画
面上でメニューを参照しながらデータベースを編集する
こともできる。このメニューはユーザーフレンドリー
で、ヘルプメッセージを画面上に表示することもでき
る。データベースのフィールドを検索する機能もフリー
テープスペース検索機能と同様に設けられている。
【0058】また、ユーザーが時間長の分っているテレ
ビ番組を記録したい場合は、ビデオライブラリー管理シ
ステムがデータベースを参照して、ビデオライブラリー
に含まれているビデオカセットテープの中でその番組の
記録に適した最適のビデオカセットテープを選び出して
くれる。そこで、スペースが空いていれば、ユーザーと
しては、その番組についての所要の入力データ、すなわ
ち、記録日と記録開始時刻とを入力するだけでよく、あ
とは、ビデオライブラリー管理システムが入力されたデ
ータを判別して、ビデオテーププレヤーのタイマに対し
て所定日の所定時刻にその番組を記録するように、自動
的にセットしてくれる。
ビ番組を記録したい場合は、ビデオライブラリー管理シ
ステムがデータベースを参照して、ビデオライブラリー
に含まれているビデオカセットテープの中でその番組の
記録に適した最適のビデオカセットテープを選び出して
くれる。そこで、スペースが空いていれば、ユーザーと
しては、その番組についての所要の入力データ、すなわ
ち、記録日と記録開始時刻とを入力するだけでよく、あ
とは、ビデオライブラリー管理システムが入力されたデ
ータを判別して、ビデオテーププレヤーのタイマに対し
て所定日の所定時刻にその番組を記録するように、自動
的にセットしてくれる。
【0059】さらに、別の方法としては、ユーザーが急
いでいて、記録日と記録開始時刻などのデータを入力で
きなかったような場合、ビデオテーププレヤーに備わっ
ている通常の録画ボタンを押すだけで、ビデオテーププ
レヤーに挿入されているビデオカセットテープに対して
即座に録画が開始される。このとき、ビデオライブラリ
ー管理システムは、データベースを更新するのに必要な
動作はしないで、録画日と録画時刻とを番組のタイトル
として扱い、場合によっては、このようにデフォルトに
従って番組タイトルとして扱われた録画日と録画時刻と
を本来のタイトルに変更することもできる。
いでいて、記録日と記録開始時刻などのデータを入力で
きなかったような場合、ビデオテーププレヤーに備わっ
ている通常の録画ボタンを押すだけで、ビデオテーププ
レヤーに挿入されているビデオカセットテープに対して
即座に録画が開始される。このとき、ビデオライブラリ
ー管理システムは、データベースを更新するのに必要な
動作はしないで、録画日と録画時刻とを番組のタイトル
として扱い、場合によっては、このようにデフォルトに
従って番組タイトルとして扱われた録画日と録画時刻と
を本来のタイトルに変更することもできる。
【0060】さらにまた、ビデオテーププレヤーに挿入
されているビデオカセットテープのカセット本体の背面
のラベルに識別コードがない場合や識別コードはあって
もそれを認識できない場合、簡単なエラーメッセージが
表示される一方、ビデオテーププレヤーは通常モードに
復帰して、ビデオライブラリー管理システムとのインタ
ーフェースをオフとする。そこで、エジェクトボタンを
押すことにより、ビデオライブラリー管理システムが再
びオンされるようになる。
されているビデオカセットテープのカセット本体の背面
のラベルに識別コードがない場合や識別コードはあって
もそれを認識できない場合、簡単なエラーメッセージが
表示される一方、ビデオテーププレヤーは通常モードに
復帰して、ビデオライブラリー管理システムとのインタ
ーフェースをオフとする。そこで、エジェクトボタンを
押すことにより、ビデオライブラリー管理システムが再
びオンされるようになる。
【0061】以下、この発明の他の実施例について説明
する。ビデオカセットテープ14に識別子を付与する他
の方法として、図10に示すように、DX形コードを印
刷することが考えられる。図10(a)に示すコード
は、寸法が5×2センチの格子パターン25をなしてお
り、各ブロックに、二乗倍数で変化する有意値をもって
いる。この図10において、格子パターン25の両側に
はロケーティングバー26が付されている。図10
(b)は上記DX形コードシステムにおいて、コード
「789」が表されている様子を示している。
する。ビデオカセットテープ14に識別子を付与する他
の方法として、図10に示すように、DX形コードを印
刷することが考えられる。図10(a)に示すコード
は、寸法が5×2センチの格子パターン25をなしてお
り、各ブロックに、二乗倍数で変化する有意値をもって
いる。この図10において、格子パターン25の両側に
はロケーティングバー26が付されている。図10
(b)は上記DX形コードシステムにおいて、コード
「789」が表されている様子を示している。
【0062】また、コードを印刷しないで、ビデオカセ
ットテープを識別する方法としては、ROMに似たIC
型記憶装置をビデオカセットの内部もしくは外部に設け
ること、テープ自体に識別子を記録すること、ビデオカ
セットテープの特定個所にテープ情報を記録すること、
などが考えられる。
ットテープを識別する方法としては、ROMに似たIC
型記憶装置をビデオカセットの内部もしくは外部に設け
ること、テープ自体に識別子を記録すること、ビデオカ
セットテープの特定個所にテープ情報を記録すること、
などが考えられる。
【0063】さらに、ビデオテーププレヤーで記録され
た全ての番組のデータベースを集中管理する代わりに、
それを分散管理する方法を採用してもよい。このデータ
ベースの分散管理方法を採用すると、システムで生じる
エラーに対して強力な保護効果を達成することが可能で
ある。
た全ての番組のデータベースを集中管理する代わりに、
それを分散管理する方法を採用してもよい。このデータ
ベースの分散管理方法を採用すると、システムで生じる
エラーに対して強力な保護効果を達成することが可能で
ある。
【0064】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、ビデ
オカセットテープへ識別記号を書き込んで映像番組のカ
タログを自動的に作成したり、その番組のあらましを自
動的に登録することが可能であるとともに、ビデオテー
ププレヤーに装填されたビデオカセットテープからの識
別記号の読出しにより、そのビデオカセットテープがビ
デオライブラリーに含まれているものか否か、含まれて
いるものである場合、そのビデオカセットテープに記録
・保存されている番組の検索および新たに記録ができる
ビデオカセットテープ上の空きスペースの検索など、ビ
デオライブラリーに記録されている全ての映像番組につ
いてのデータベースの維持管理を良好に行うことができ
る。
オカセットテープへ識別記号を書き込んで映像番組のカ
タログを自動的に作成したり、その番組のあらましを自
動的に登録することが可能であるとともに、ビデオテー
ププレヤーに装填されたビデオカセットテープからの識
別記号の読出しにより、そのビデオカセットテープがビ
デオライブラリーに含まれているものか否か、含まれて
いるものである場合、そのビデオカセットテープに記録
・保存されている番組の検索および新たに記録ができる
ビデオカセットテープ上の空きスペースの検索など、ビ
デオライブラリーに記録されている全ての映像番組につ
いてのデータベースの維持管理を良好に行うことができ
る。
【0065】しかも、ビデオライブラリーに対するアク
セスをユーザーフレンドリーに行えるので、ユーザーが
自らのビデオライブラリーをインターフェースを介して
の対話に基づいて、組織的に作ることができ、また、ビ
デオカセットテープの識別記号を任意に変更することが
可能な融通性も有しており、将来にわたるビテオライブ
ラリーの増大に対しても容易に対処することができる。
セスをユーザーフレンドリーに行えるので、ユーザーが
自らのビデオライブラリーをインターフェースを介して
の対話に基づいて、組織的に作ることができ、また、ビ
デオカセットテープの識別記号を任意に変更することが
可能な融通性も有しており、将来にわたるビテオライブ
ラリーの増大に対しても容易に対処することができる。
【0066】また、識別記号として、スーパーマーケッ
トなどで利用されている標準的なバーコード識別子を用
いて、それをプリンタヘッドにより書き込むようにする
ことで、ビデオカセットテープ上に多種の形態のコード
および情報を付与して、システム全体の融通性を大きく
することができるとともに、コンピュータによる自動識
別を容易に達成することができる。
トなどで利用されている標準的なバーコード識別子を用
いて、それをプリンタヘッドにより書き込むようにする
ことで、ビデオカセットテープ上に多種の形態のコード
および情報を付与して、システム全体の融通性を大きく
することができるとともに、コンピュータによる自動識
別を容易に達成することができる。
【0067】さらに、上記ビデオライブラリー管理シス
テムに対する拡張リンクとしての外部インターフェース
を備えることにより、パソコンとの間のファイル転送や
外部プリンタを使用してのハードコピーの作成などもお
こなうことができる。さらにまた、カセット本体の背面
に白色ラベルを貼付してバーコード識別子等をこの白色
ラベルに印刷することにより、印刷の動作を的確に行う
ことができる。
テムに対する拡張リンクとしての外部インターフェース
を備えることにより、パソコンとの間のファイル転送や
外部プリンタを使用してのハードコピーの作成などもお
こなうことができる。さらにまた、カセット本体の背面
に白色ラベルを貼付してバーコード識別子等をこの白色
ラベルに印刷することにより、印刷の動作を的確に行う
ことができる。
【図1】この発明の一実施例によるビデオテーププレヤ
ー・システムの構成を示すブロック図である。
ー・システムの構成を示すブロック図である。
【図2】ビデオカセットテープの背面に識別子を印刷す
る状態を示す説明図である。
る状態を示す説明図である。
【図3】テープ長ビット設定を表示する説明図である。
【図4】この発明のシステムにより識別が行われる状態
を示す側面図である。
を示す側面図である。
【図5】図4の平面図である。
【図6】プリンタヘッドの拡大斜視図である。
【図7】ビデオライブラリー管理システム用プロセッサ
のブロック回路図である。
のブロック回路図である。
【図8】リモートコントロールユニットの一例を示す平
面図である。
面図である。
【図9】RS−232−C通信用インターフェースを示
す説明図である。
す説明図である。
【図10】簡便DX形識別コードについての説明図であ
る。
る。
【図11】通常のビデオテーププレヤーの構成要件を示
す概略斜視図である。
す概略斜視図である。
7 インターフェース 8 テープ識別システム 10 マイクロプロセッサ 11 ビデオライブラリー管理システム用ソフトウェア 12 不揮発性RAM 13 RS−232−C通信用シリアルリンク 14 ビデオカセットテープ 15 白色ラベル 16 バーコード識別子
Claims (4)
- 【請求項1】 ビデオカセットテープをビデオライブラ
リーに含まれている他のビデオカセットテープと区別す
るように識別するための識別子をビデオカセットテープ
に書き込むと共に書き込まれている識別子を読み取るカ
セットテープ識別手段と、上記ビデオライブラリーのデ
ータベースを記憶する不揮発性ランダムアクセスメモリ
と、上記ビデオライブラリーのデーターベースの維持管
理、ビデオカセットテープへの識別記号の書込み/読出
し、ビデオライブラリーに対しアクセス可能なインター
フェースの各機能を行うマイクロプロセッサおよびソフ
トウェアとを備えていることを特徴とするビデオ記録再
生装置。 - 【請求項2】 カセットテープ識別手段は、ビデオカセ
ットテープのカセット本体の背面に識別記号となるバー
コード識別子を書き込むための走行式プリンタヘッド
と、上記バーコード識別子を読み取るためのバーコード
読取り器とから構成されていることを特徴とする請求項
1記載のビデオ記録再生装置。 - 【請求項3】 ビデオライブラリー管理システムに対す
る拡張リンクとしての外部インターフェースを備えてい
ることを特徴とする請求項1記載のビデオ記録再生装
置。 - 【請求項4】 バーコード識別子がビデオカセットテー
プのカセット本体の背面に貼付された白色ラベルに印刷
されることを特徴とする請求項2記載のビデオ記録再生
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3141527A JP2763416B2 (ja) | 1991-06-13 | 1991-06-13 | ビデオ記録再生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3141527A JP2763416B2 (ja) | 1991-06-13 | 1991-06-13 | ビデオ記録再生装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04366487A JPH04366487A (ja) | 1992-12-18 |
JP2763416B2 true JP2763416B2 (ja) | 1998-06-11 |
Family
ID=15294045
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3141527A Expired - Fee Related JP2763416B2 (ja) | 1991-06-13 | 1991-06-13 | ビデオ記録再生装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2763416B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6304716B1 (en) | 1996-08-23 | 2001-10-16 | Sony Corporation | Apparatus for management of information of program recorded on video tape, method for management of program recorded on video tape, recorder/reproducer, and recording/reproducing method |
JP3843975B2 (ja) * | 2003-10-01 | 2006-11-08 | ソニー株式会社 | 記録媒体管理装置および記録媒体管理方法 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60209966A (ja) * | 1984-04-03 | 1985-10-22 | Sony Corp | テ−プカセツトの再生送出リストの作成装置 |
JPH0743913B2 (ja) * | 1985-12-28 | 1995-05-15 | ソニー株式会社 | 記録再生装置 |
US4739491A (en) * | 1986-04-07 | 1988-04-19 | Sony Corporation | List look-ahead for control of bin lamp indicators |
JP2637816B2 (ja) * | 1989-02-13 | 1997-08-06 | パイオニア株式会社 | 情報再生装置 |
-
1991
- 1991-06-13 JP JP3141527A patent/JP2763416B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04366487A (ja) | 1992-12-18 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |