JP2762288B2 - モータ用非接触ブレーキの製造方法 - Google Patents

モータ用非接触ブレーキの製造方法

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JP2762288B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、モータの作動時にその回転動作を停止さ
せるモータ用ブレーキに係り、特に電磁気力を利用して
制動を図るモータ用非接触ブレーキの製造方法に関する
ものである。
〔従来の技術〕
モータの作動時に、その回転部であるロータ側の回転
動作についての制動を図ることができるモータ用ブレー
キが各種開発され使用されている。このようなブレーキ
には、例えば回転部と非回転部との間の摩擦力を利用し
て制動を行わせる機械的な摩擦ブレーキが知られてい
る。ところで、このようなタイプの摩擦ブレーキにあっ
ては、長期間に亘る使用等により接触部位が摩耗して作
動不能になることがあり、そのため摩耗部分の交換作業
等を必要とし不便をきたしている。
そこで、電磁気力を利用して回転部の制動を図るよう
にした非接触ブレーキが開発されている。この非接触ブ
レーキは、例えば第5図に示すように、モータを構成す
るロータ100及びステータ101に隣接して設けられてお
り、即ちロータ100及び出力軸102側に固着された回転部
103と、モータのケーシング104側に固着した非回転部10
5とから構成されており、その非回転部105に設けたコイ
ル106に電流を流すと、所定の方向に向かう磁界が形成
される。したがって、この磁界中を回転する回転部103
には、渦電流が発生し、この渦電流に伴ってその回転部
分には所定方向、つまり回転方向とは反対向きに電磁力
が発生するため、回転部103及びロータ100が制動される
ようになっている。
ところで、通常このようなブレーキにあっては、先に
説明したような回転動作を作動させるための制動力の他
に、回転停止時にその回転部を常時静止状態に固定保持
するため非回転部側コイルの電磁吸引力を利用するよう
になっている。このような事情から、制動力をもたらす
渦電流を発生するためには回転部分が導電性それもでき
れば良導体であること、更に静止保持力をもたらす電磁
吸引力を有効に作用させるためにはその回転部分が磁性
体であることという2つの要件が同時に満たされる必要
がある。ところが、これら2つの要件を満たし、しかも
コスト的には安い最適な材質のものがなかなか見当たら
ず、このため従来の電磁力を利用したタイプのブレーキ
には第6図に示すように、回転部として鉄等の材質を用
いて内周壁面に凹凸106a,106bを形成した略円筒形状の
ものが使用されている。
〔解決しようとする課題〕
したがって、このようなタイプのブレーキにあって
は、その回転部が良導体とはいえず、発生する渦電流の
値が小さいので電磁力も弱く、その結果制動力も弱いと
いう問題を生じている。
そこで、この発明は、上記した従来の欠点鑑み、大き
な制動力で迅速にロータの回転を停止させることができ
る制動力の大きなモータ用非接触ブレーキの簡単な製造
方法を提供することを目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
即ち、この発明の磁界を発生するコイルを複数個配設
した非回転部と、少なくとも内面側若しくは外面側に軸
芯方向に沿って凹部を形成し、前記非回転部の周囲に配
設した導電体で、かつ磁性体の固定体及び棒状部を有す
る柵状かご形に形成され、前記非回転部の周囲に配設し
た良導体で、かつ非磁性体の制動体からなる回転部とを
備えた構成のモータ用非接触ブレーキの製造方法であっ
て、前記固定体の凹部に制動体の棒状部を差し込んでこ
れら固定体及び制動体を嵌合・一体化して回転部を形成
するものである。
〔作用〕
この発明のモータ用非接触ブレーキの製造方法は、固
定体側の溝状の凹部に沿って制動体側の棒状部をスライ
ドさせながら差し込み、これら固定体及び制動体を嵌合
一体化して回転部を簡単に製造することができる。
〔実施例〕
以下この発明の実施例について添付図面を参照しなが
ら説明する。
第1図はこの発明の第1実施例のモータ用非接触ブレ
ーキを示すものであり、この非接触ブレーキは磁心1に
コイル2を形成した非回転部3と,制御体4及び固定体
5から成る回転部6とから構成されている。
なお、図中符号7はロータ(図略)側と直結し回転す
る回転軸,8はモータ部分と共にこの非接触ブレーキを収
めるケーシングである。
磁心1は、従来と同様のものが用いられており、即ち
鉄等の磁性体であって、且つ導電体を用いて略円柱形状
に形成されており、その外周面側には8つのコイルを形
成するためこの実施例では8個の突出した突出部1aが設
けられている。なお、この磁心1の中央部に設けた回転
孔1bには回転軸7が貫通するようになっている。
コイル2は、回転部6側に電磁気力に起因した制動力
を発生させると共に回転停止後の回転部6側に磁力によ
って固定ロック力を発生させるためのものであり、磁心
1の各突出部1aに互いに隣接するものの巻線方向が逆向
きとなるようにして銅線等が巻装されており、ブレーキ
作動時にそのコイル2に直流電流が流れるようになって
いる。したがって、こらのコイル2を形成した各突出部
1aの先端部分には、互いに隣接するものにはそれぞれ異
極の磁極が形成されるようになっている。
非回転部3は、モータのステータ側と接続されてお
り、回転しないようになっている。
制動体4は、非回転部3により形成する磁界中を通過
する際に発生する渦電流によってアラゴの円盤と同様の
原理からロータの回転方向と逆向きの回転力(制動力)
を発生させ、これによってロータ及び回転部6を制動停
止させるためのものであり、この実施例ではアルミニウ
ムや銅等のような、非磁性体であって良導体の材質のも
のを用いて形成されている。即ち、この制動体4は、第
2図に示すように、部分的に間隙を設けた中空略円筒形
状の篭型に形成されており、その間隙部分には固定体5
が配設するようになっている。また、この制動体4の間
隙の間の各棒状部4aには、渦電流が発生すると共に制動
力を起こす電磁気力が形成されるようになっている。
固定体5は、ロータと共に回転部6は回転動作を停止
した後に自由回転されるのを防止するためのものであ
り、磁心1の突出部1aに形成さる磁力によって磁気的に
吸引されて固定ロックされるようになっている。このた
め、この固定体5は、鉄等の磁性体により第2図に示す
ように略円筒形状に形成されていると共にその内周面に
は軸芯方向にそって凸部5a及び凹部5bが形成されてお
り、特にその内周面側の凸部5aは回転部3の磁心1の磁
極に接近対抗しているため、つまり磁気抵抗が弱く強い
磁力で吸引され、また内周面側の凹部5bは制動体4を介
在として磁心1の磁極と対抗するため磁気抵抗が大きく
その分磁力も弱くなっており、その強い磁力の作用を受
ける凸部5aによって回転部6が固定され、静止ロック状
態を保持できるようになっている。
次に、この第1実施例に係るモータ用非接触ブレーキ
の製造方法について第2図を参照しながら説明する。な
お、ここでこのモータ用非接触ブレーキの製造方法のう
ち、非回転部3の製造方法については従来と同様であ
り、したがってその製造方法については省略する。
この実施例の非接触ブレーキの製造方法は、回転部3
を構成する制動体4の棒状部4aを固定体5の内周面側に
形成した溝状の凹部5bに沿って固定体5の軸芯方向にス
ライドさせ内部に挿入差し込ませる。そして、この制動
体4を固定体5側の側壁面に棒状部4aの先端が当止する
最奥部まで挿入すると、制動体4が内方に、また固定体
5が外方にそれぞれ配置された状態で簡単に嵌合一体化
される。
次に、この発明に係るモータ用非接触ブレーキの第2
実施例について第3図及び第4図を参照しながら説明す
る。なお、これらの図中先の第1実施例のものと同一部
分には同一符号を付して重複説明を避ける。
この実施例のモータ用非接触ブレーキは、回転部9の
制動体10が固定体11の外周面側に設けられた構成となっ
ている。
制動体10は、先の第1実施例と同様の材質のものによ
って、即ち良導体で、且つ非磁性体を用いて第4図に示
すような形状に形成されている。
固定体11は、これも先の第1実施例と同様の材質のも
のによって、即ち導電体で且つ磁性体によって第4図に
示すような形状に形成さている。
次に、この第2実施例のモータ用非接触ブレーキの製
造方法について第4図を参照しながら説明する。
この実施例のモータ用非接触ブレーキの製造方法は、
回転部9を構成する制動体10の棒状部分10aを固定体11
の外周面側に形成した溝状の凹部11aに沿って固定体11
の軸芯方向にスライドさせ、その固定体11の外部に挿入
し差し込ませる。そして、この制動体10を固定体11側の
凹部11aの終端面11bに棒状部11a先端が衝止する最奥部
まで挿入させると、制動体10が外方に、また固定体11が
内方にそれぞれ配置さた状態で簡単に嵌合一体化され
る。
〔効果〕
以上説明してきたように、この発明に係るモータ用非
接触ブレーキの製造方法によれば、固定体に磁気抵抗の
強弱をもたらすために少なくとも内側若しくは外側に設
けた凹部に沿って制動体の棒状部をスライドさせて差し
込み、これら双方を簡単に嵌合一体化させることができ
るようになっており、その複雑な回転部の組立作業が容
易になり、回転部組立時の作業能率が大幅にアップす
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明に係る第1実施例のモータ用非接触ブ
レーキの構成を示す断面図、第2図はこの発明に係るモ
ータ用非接触ブレーキを構成する回転部の製造方法を説
明するための斜視図、第3図はこの発明に係る第2実施
例のモータ用非接触ブレーキの構成を示す断面図、第4
図はこの発明に係る第2実施例のモータ用非接触ブレー
キの回転部の製造方法を説明するための斜視図、第5図
は従来型のモータ用非接触ブレーキを取付けたモータを
示す構成断面図、第6図は従来のモータ用非接触ブレー
キの構成を示す断面図である。 2……コイル、 3……非回転部、 5b,11a……凹部、 5,11……固定体、 4a,10a……棒状部、 4,10……制動体、 6,9……回転部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H02K 49/02

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】磁界を発生するコイルを複数個配設した非
    回転部と、 少なくとも内面側若しくは外面側に軸芯方向に沿って凹
    部を形成し、前記非回転部の周囲に配設した導電体で、
    かつ磁性体の固定体及び棒状部を有する柵状かご形に形
    成され、前記非回転部の周囲に配設した良導体で、かつ
    非磁性体の制動体からなる回転部と を備えた構成のモータ用非接触ブレーキの製造方法であ
    って、 前記固定体の凹部に制動体の棒状部を差し込んでこれら
    固定体及び制動体を嵌合・一体化して回転部を形成する
    ことを特徴とするモータ用非接触ブレーキの製造方法。
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