JP2761789B2 - 糸送りローラ装置における糸揺れ防止装置 - Google Patents
糸送りローラ装置における糸揺れ防止装置Info
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- 230000002265 prevention Effects 0.000 title description 4
- 238000009987 spinning Methods 0.000 description 3
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 2
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- 230000002411 adverse Effects 0.000 description 1
- 238000005336 cracking Methods 0.000 description 1
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- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
- Spinning Methods And Devices For Manufacturing Artificial Fibers (AREA)
- Spinning Or Twisting Of Yarns (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は高速で糸条を供給するフィード装置又は延
伸装置における糸送りローラ装置の糸揺れ防止装置に関
する。
伸装置における糸送りローラ装置の糸揺れ防止装置に関
する。
直接紡糸延伸法において、加熱延伸部として駆動回転
する円筒型の糸送りローラと該糸送りローラに並設され
たセパレートローラとの間に糸揺れ防止を目的とする防
風板が設けられていた。
する円筒型の糸送りローラと該糸送りローラに並設され
たセパレートローラとの間に糸揺れ防止を目的とする防
風板が設けられていた。
この発明の理解を容易にするために、第２図に従来の
紡糸延伸装置の概略説明図を示せば、溶融紡糸口金の下
流に冷却風により糸条を冷却する紡糸筒10、糸条に油剤
を付着させる油剤付与装置11が設けられ、その下流に糸
条を構成している単糸を集束して糸２とする糸ガイド12
が設けられている。この糸ガイド12の下流には糸揺れ防
止装置を設けた糸送りローラ装置Ａが設けられている。
糸送りローラ装置はセパレートローラ１、及び糸送りロ
ーラ４とからなる。ローラの回転が高速になると、糸送
りローラの周辺に随伴気流が起り、巻回して走っている
糸を揺らすので、それを防止するために、糸送りローラ
４の長手方向に沿って、防風板３が設けられている。糸
送り装置Ａは図示の如く２組設けられており、両ローラ
装置の間で糸条を延伸する（糸送りローラ４は加熱ロー
ラとしての作用を行っている）。延伸後の糸は糸ガイド
13を経て、綾振りガイド14により左右に綾振りされ、フ
リクションローラ15により駆動回転されるボビン16上に
糸条パッケージ17として巻取られる。
紡糸延伸装置の概略説明図を示せば、溶融紡糸口金の下
流に冷却風により糸条を冷却する紡糸筒10、糸条に油剤
を付着させる油剤付与装置11が設けられ、その下流に糸
条を構成している単糸を集束して糸２とする糸ガイド12
が設けられている。この糸ガイド12の下流には糸揺れ防
止装置を設けた糸送りローラ装置Ａが設けられている。
糸送りローラ装置はセパレートローラ１、及び糸送りロ
ーラ４とからなる。ローラの回転が高速になると、糸送
りローラの周辺に随伴気流が起り、巻回して走っている
糸を揺らすので、それを防止するために、糸送りローラ
４の長手方向に沿って、防風板３が設けられている。糸
送り装置Ａは図示の如く２組設けられており、両ローラ
装置の間で糸条を延伸する（糸送りローラ４は加熱ロー
ラとしての作用を行っている）。延伸後の糸は糸ガイド
13を経て、綾振りガイド14により左右に綾振りされ、フ
リクションローラ15により駆動回転されるボビン16上に
糸条パッケージ17として巻取られる。
ところが従来の防風板３は、１枚の板であるので、第
３図に示す如く糸送りローラ４の高速回転によって発生
する随伴気流（矢印40によって示されている。）は、防
風板３に当ってはね返り、随伴気流に依る糸20の揺れを
防止する。しかしながら矢印41で示すようなはね返り気
流を生ずるのでそれによって糸20′の糸揺れが発生する
という欠点を免がれなかった。この糸20′の揺れのため
に糸送りローラ４とセパレートローラ１との間に巻回さ
れた隣接糸が互に接触したり、糸がローラ上を移動する
際に、ローラとの軸方向の摩擦などにより毛羽、単糸割
れ、糸切れ等が生じローラ４に糸が巻き付くという不具
合がある。
３図に示す如く糸送りローラ４の高速回転によって発生
する随伴気流（矢印40によって示されている。）は、防
風板３に当ってはね返り、随伴気流に依る糸20の揺れを
防止する。しかしながら矢印41で示すようなはね返り気
流を生ずるのでそれによって糸20′の糸揺れが発生する
という欠点を免がれなかった。この糸20′の揺れのため
に糸送りローラ４とセパレートローラ１との間に巻回さ
れた隣接糸が互に接触したり、糸がローラ上を移動する
際に、ローラとの軸方向の摩擦などにより毛羽、単糸割
れ、糸切れ等が生じローラ４に糸が巻き付くという不具
合がある。
この発明においては、前記の欠点を防止するために、
防風板に多数の孔を設けたものである。
防風板に多数の孔を設けたものである。
この発明においては、防風板に多数の孔が設けられて
いるので防風板に当った随伴気流は一部は孔を通って拡
散されるので、はね返ってくる気流の悪影響をほぼなく
すことができる。
いるので防風板に当った随伴気流は一部は孔を通って拡
散されるので、はね返ってくる気流の悪影響をほぼなく
すことができる。
第１図は防風板の取付状態についての拡大説明図であ
って、１はセパレートローラ、４は糸送りローラであっ
て、糸送りローラ４が高速回転したとき発生する随伴気
流による糸揺れを防止する防風板３が糸送りローラ４の
傍に設けられている。31は防風板３にあけられた多数の
孔である。又防風板３は支持バー33にボルト34で係合さ
れ取付部32によって装置フレームに固定されている。第
４図はこの発明の防風板の作用の説明図であって、糸送
りローラ４が高速回転すると、矢印40で示される随伴気
流が発生し、防風板に当るが、板に多数の孔31があいて
いるので、矢印42で示すように、気流は孔を通り抜けて
拡散し、残りの空気もはね返ることなく、板に沿って流
れてしまうので、第３図に示す従来の防風板のようには
ね返ることがないので、随伴気流のはね返りによる糸2
0′の糸揺れを防止することができる。
って、１はセパレートローラ、４は糸送りローラであっ
て、糸送りローラ４が高速回転したとき発生する随伴気
流による糸揺れを防止する防風板３が糸送りローラ４の
傍に設けられている。31は防風板３にあけられた多数の
孔である。又防風板３は支持バー33にボルト34で係合さ
れ取付部32によって装置フレームに固定されている。第
４図はこの発明の防風板の作用の説明図であって、糸送
りローラ４が高速回転すると、矢印40で示される随伴気
流が発生し、防風板に当るが、板に多数の孔31があいて
いるので、矢印42で示すように、気流は孔を通り抜けて
拡散し、残りの空気もはね返ることなく、板に沿って流
れてしまうので、第３図に示す従来の防風板のようには
ね返ることがないので、随伴気流のはね返りによる糸2
0′の糸揺れを防止することができる。
この発明の糸揺れ防止装置は前記のような構成であっ
て、糸送りローラの随伴気流による防風板のはね返り気
流を減少させることができ、糸揺れを防止することがで
き、そのため毛羽の発生、単糸割れが防止でき、また、
ローラへの巻き付きによる糸切れが防止でき、糸質及び
生産性が向上する。
て、糸送りローラの随伴気流による防風板のはね返り気
流を減少させることができ、糸揺れを防止することがで
き、そのため毛羽の発生、単糸割れが防止でき、また、
ローラへの巻き付きによる糸切れが防止でき、糸質及び
生産性が向上する。
更に糸揺れが防止できるので、糸ピッチを狭くするこ
とができ、そのためローラ長が短かくてすみ、ローラコ
ストを低減することができる。
とができ、そのためローラ長が短かくてすみ、ローラコ
ストを低減することができる。
またこの発明の糸送りローラ装置を延伸ローラとして
用いた場合には、糸揺れを防止することにより、延伸点
の固定が可能となり、得られた延伸糸の糸質が向上す
る。またローラ長が短かくできるため、多糸条同時延伸
が容易となる。
用いた場合には、糸揺れを防止することにより、延伸点
の固定が可能となり、得られた延伸糸の糸質が向上す
る。またローラ長が短かくできるため、多糸条同時延伸
が容易となる。
第１図はこの発明の防風板の取付部の拡大説明図、第２
図は紡糸延伸装置の概略説明図、第３図は従来の防風板
の作用の説明図、第４図はこの発明の防風板の作用の説
明図である。 符号の説明 １……セパレートローラ、２……糸、 ３……防風板、31……孔、32……取付部、 ４……糸送りローラ、12……糸ガイド、 13……糸ガイド、14……綾振りガイド、 15……フリクションローラ、16……ボビン、 17……糸条パッケージ。
図は紡糸延伸装置の概略説明図、第３図は従来の防風板
の作用の説明図、第４図はこの発明の防風板の作用の説
明図である。 符号の説明 １……セパレートローラ、２……糸、 ３……防風板、31……孔、32……取付部、 ４……糸送りローラ、12……糸ガイド、 13……糸ガイド、14……綾振りガイド、 15……フリクションローラ、16……ボビン、 17……糸条パッケージ。
Claims (1)
- 【請求項１】糸送りローラと、該糸送りローラに並設さ
れているセパレートローラとからなり、糸送りローラと
セパレートローラとの間に、糸送りローラの随伴気流に
よる糸揺れ防止のための防風板を設けた糸送りローラ装
置の糸揺れ防止装置において、該防風板に多数の孔を設
けたことを特徴とする糸送りローラ装置における糸揺れ
防止装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2092068A JP2761789B2 (ja) | 1990-04-09 | 1990-04-09 | 糸送りローラ装置における糸揺れ防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2092068A JP2761789B2 (ja) | 1990-04-09 | 1990-04-09 | 糸送りローラ装置における糸揺れ防止装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03294506A JPH03294506A (ja) | 1991-12-25 |
| JP2761789B2 true JP2761789B2 (ja) | 1998-06-04 |
Family
ID=14044152
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2092068A Expired - Lifetime JP2761789B2 (ja) | 1990-04-09 | 1990-04-09 | 糸送りローラ装置における糸揺れ防止装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2761789B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN109626111B (zh) * | 2019-01-30 | 2020-09-01 | 重庆万客隆纺织有限责任公司 | 制纱用络筒机 |
-
1990
- 1990-04-09 JP JP2092068A patent/JP2761789B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH03294506A (ja) | 1991-12-25 |
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