JP2761785B2 - 工作機械用万力 - Google Patents

工作機械用万力

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JP2761785B2
JP2761785B2 JP2019695A JP1969590A JP2761785B2 JP 2761785 B2 JP2761785 B2 JP 2761785B2 JP 2019695 A JP2019695 A JP 2019695A JP 1969590 A JP1969590 A JP 1969590A JP 2761785 B2 JP2761785 B2 JP 2761785B2
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    • B25B1/00Vices
    • B25B1/24Details, e.g. jaws of special shape, slideways
    • B25B1/2405Construction of the jaws
    • B25B1/2473Construction of the jaws with pull-down action on the workpiece

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は工作機械用万力に関するものであり、さら
に詳しくはそのような万力の増力機構の改良に関するも
のである。
(従来技術) 工作機械用の万力にあっては一般に、工作機械のテー
ブルに固定されたフレーム(ベースと呼ぶこともある)
上に固定ジョーを設けるとともに、水平なネジ付駆動軸
を回転可能にかつ水平状にこのフレームに組み付け、ナ
ットを介してこの駆動軸に組み付けられた可動ジョーを
上記固定ジョーに対設してある。駆動軸を回すとナット
を介して固定ジョーが可動ジョーに向けて移動し、両ジ
ョー間にワークが保持されるのである。
ところでこの明細書においては「前後」の表現を用い
るが、ここで「前」とは固定ジョー側を「後」とは可動
ジョー側を指すものである。
一般に万力にあっては上記のような構成だけでは充分
な締付力が得られないので、上記の構成に加えて増力機
構が付設されている。例えば特公昭63−41711号では可
動ジョーに連結された軸内に油圧室を形成し、ワークの
締め付け時には、ネジの力によって軸に挿通されたピス
トンを該油圧室に突入させて油圧を上昇させ、軸の端面
に油圧を作用させることによって可動ジョーを大きな力
で前進させている。また、特開昭61−95881号でも増力
機構を付設することが開示されている。
ところでこれらの先行技術はいずれも増力機構を可動
ジョーよりも後方側に設けているため、ワークを締め付
けたときに締付力の反力がフレームの後部端面に作用す
る。このためフレームが反ってしまってワークの締め付
け位置の精度が低下する欠点がある。特に増力機構を用
いているとそれだけに反力が大きく、このような反りの
程度も顕著となる。また増力機構を設けることによって
それだけ万力が長くなる。さらにフレームの後端部で反
力を受ける部材も必要となるので、その厚み分だけ万力
が長くなり装置的に大型化すという欠点もある。さらに
反力を受ける部材を設けることが必須となるために可動
ジョーの最後退位置が記載されてしまい、ワークの幅が
それだけ制約されるという欠点もある。
(発明の要旨) この発明の目的は位置精度を低下させることなく大き
な締め付け力でかつ小スペース、特に長手方向の必要ス
ペースが小さくて済む万力を提供することにある。
このために第1の発明にあっては、フレーム前端部上
に固定ジョーを固定し、フレームに対して支持軸を前後
方向に摺動可能に組み付け、固定ジョーに対設されかつ
上記支持軸に作動連結された可動ジョーをフレームに対
して前後方向に摺動可能に組み付け、上記支持軸の前端
部内に第1の液圧室を画定形成し、第1の液圧室内へ進
入可能にピストンを支持軸内に内挿し、支持軸の内部に
押圧機構を設けピストンを第1の液圧室に向けて押圧す
るようにし、支持軸の前端部に形成された筒状突出部の
可動ジョー側の面とフレーム前端部との間に第2の液圧
室を画定形成してかつ連結路を介して第1の液圧室に接
続したことを要旨とするものである。
また第2の発明にあっては、フレームの前端部上に固
定ジョーを固定し、フレームに対して前後方向に摺動可
能に支持軸を組み付け、固定ジョーに対設されかつ上記
支持軸に作動連結された可動ジョーをフレームに対して
前後方向に摺動可能に組み付け、上記支持軸の前端部と
この前端部に対向するフレームの前端部との間に第1の
液圧室を形成し、第1の液圧室内へ進入可能にピストン
を支持軸内に内挿し、支持軸の内部に押圧機構を設けピ
ストンを第1の液圧室に向けて押圧するようにし、支持
軸の前端部に形成された筒状突出部の可動ジョー側の面
とフレーム前端部との間に第2の液圧室を画定形成して
かつ連通路を介して第1の液圧室に接続したことを要旨
とするものである。
さらに第3の発明にあっては、フレームの前端部上に
固定ジョーを固定し、フレームに対して前後方向に摺動
可能に支持軸を組み付け、固定ジョーに対設されかつ上
記支持軸に作動連結された可動ジョーをフレームに対し
て前後方向に摺動可能に組み付け、上記支持軸の前端部
に対向するフレームの前端部内に第1の液圧室を画定形
成し、第1の液圧室内へ進入可能にピストンをフレーム
の前端部に内挿し、支持軸の内部に押圧機構を設けピス
トンを第1の液圧室に向けて押圧するようにし、支持軸
の前端部に形成された筒状突出部の可動ジョー側の面と
フレーム前端部との間に第2の液圧室を画定形成してか
つ連通路を介して第1の液圧室に接続したことを要旨と
するものである。
(実施態様) 第1図に示すのはこの発明の第1の実施態様であっ
て、テーブルT上に固定されたフレーム2には水平方向
に延在する円筒状の支持軸6が回転可能かつ前後方向に
摺動可能に架設されている。この支持軸6に螺合するナ
ット8はフレーム2上面において可動ジョー10に係合し
てこれを固定ジョー4に対して接近離間させる働きをす
る。
固定ジョー4の固定位置近傍のフレーム2内部におい
て、言い換えればフレーム2の前端部内において、また
固定ジョー4の近傍に位置する支持軸6の一部分、言い
換えれば支持軸6の前端部には突出部として大径部20が
形成されており、その内部には第1の液圧市通12が画定
形成されている。また支持軸6の中心透孔にはピストン
18が前後方向に摺動可能に挿入されており、その先端部
は上記第1の液圧室12内に突出している。
支持軸6の大径部20を囲んで円筒部材22がフレーム2
と固定状態に設けられている。この円筒部材22は支持軸
6に対してベアリング23を介して同心状に配置されてい
る。これにより両者間には第1の液圧室12と同心状に環
状の第2の液圧室24が画定形成されている。なお両液圧
室はいずれもオイルシールによりシールされている。ま
た、両液圧室12、24は大径部20に穿設された複数の連通
路26により互いに連結されている。なお、オイルシール
またはメタルは図中黒塗りで示してある。
円筒部材22にはベアリングを介してフレーム片28が固
定されており、このフレーム片28は下方後端面がフレー
ム2にまた上方後端面がネジを介して固定ジョー4の背
面に当接固定されている。またこのフレーム片28と支持
軸6との間には予圧設定用のコイル状圧縮バネ30が介装
されている。
支持軸6の後端部内部にはクラッチ14が設けられてお
り、これにより支持軸6は支持軸6に固着された環状部
材15を介して駆動軸16に螺合連結されている。このクラ
ッチは環状部材15と駆動軸16に回転不能にかつ摺動可能
に設けられた駆動盤17と両部材を圧接状態に保つバネと
から構成されている。また、両部材の圧接面には、傾斜
面を有する突起部とそれに係合する溝部がそれぞれ形成
されている。なおフレーム2の後端面には支持軸6を受
けるための支持板32が設けられている。
つぎに作用について説明する。初期の状態では圧縮バ
ネ30のバネ力によってフレーム片28は支持軸6の端面33
から離間した状態に保たれている。したがってこのバネ
力によって支持軸6の静止位置が軸方向に規制されると
ともにバネ力に相当する分だけの液圧が第1および第2
の油圧室内に発生している。
ついで駆動軸16が回転されるとクラッチ14を介して支
持軸6も駆動軸16と一体的に回転する。この支持軸6の
回転によりナット8を介して可動ジョー10がワーク(図
示せず)に向けて前進駆動される。
可動ジョー10がワークに当ると支持軸6に負荷が発生
し、クラッチバネの力に抗してクラッチの駆動盤17が突
起部の傾斜面に沿って環状部材15に対し相対的に回転し
ながら環状部材15の端面から離れるため、突起部と溝部
との係合が解かれる。即ち、クラッチ14が開く。この結
果駆動軸16のみが支持軸6に対して回転しながら前進す
るようになる。
この駆動軸16の前進により支持軸6内のピストン18が
前方に押されて第1の液圧室12内を前進する。これによ
り第1の液圧室12内の液圧が増大するとともに、連通路
26を経て第2の液圧室24内に液が侵入し、この結果第2
の液圧室24内の液圧も増大する。
これにより支持軸6の大径部20の後端面に液圧が掛り
支持軸6を介して可動ジョー10を前方に向けて押圧す
る。すなわち締付状態に入ってゆく。このとき大径部20
に掛る液圧の反力は円筒部材22の前端面からベアリング
23およびフレーム片18を介して固定ジョー4の背面およ
びフレーム2の下部前端面に作用する。
この結果としてワークに作用する可動ジョー10による
力は第2の液圧室24を区画形成する大径部20の後端面の
面積に液圧を乗じた分だけ大きくなっている。すなわち
締付力が増大されているのである。また反力が固定ジョ
ー4の固定位置近傍のフレーム2の前端面に作用してい
るので、従来の場合のようにフレーム2が反るというこ
とがなくなる。しかもフレーム片18を介して固定ジョー
4の背面を押圧しているので、ワークに対する締付力が
増大しても固定ジョー4が歪むというような不都合もな
いのである。
このような構成によった場合長期の繰返し使用により
液圧室内の液が漏れて液量が減少することがある。しか
しこの発明の場合には、たとえ液量が減少しても、圧縮
バネ30のバネ力によって可動ジョー10側へバネ力と液圧
力とがバランスするまで支持軸6が後方へ移動してその
初期位置を変えるので、実質的に液量減少による影響は
ないのである。
なお図中に示す支持板32は、単に支持軸6を支持する
だけであるので必ずしも必要なものではない。これがな
いと可動ジョー10の最後退位置はフレーム2に案内され
ている範囲であれば、可動ジョー10がフレーム2の端面
から突出していても不都合はない。むしろこれにより万
力の幅がその分増大することになる。
第2図に示すのは第1図のものを若干変化させたもの
で、フレーム片28を用いずに、反力が固定ジョー4の背
面ではなく、全反力がベアリングを介して直接フレーム
2に作用するように構成したものである。その他の部分
の構成は第1図のものと同じである。
第3図に示すのはやはり第1図のものを変化させたも
ので、予圧設定用圧縮バネ30を支持軸6に内蔵させたも
のである。すなわち支持軸6前端部の第1の液圧室12内
に前方よりバネ筒34を螺合挿入し、この内部に圧縮バネ
30を挿入してその開口部を錠止ボール36で受けるように
してある。
第4図に示すのは第1図のものの変化実施態様であっ
て、第1図においては支持軸6の後端部内に設定された
クラッチを先端部内に設けたものである。すなわち第1
の液圧室12内にシールを介して支持部材38を設けてピス
トン18を支持せしめ、その後方にクラッチ14を介して駆
動軸16を配置してある。また支持軸6の前端面には支持
軸6錠止用のネジ40が螺入されている。その他の構成は
第1図の場合と同じである。
第1と第2の液圧室12、24を連結する連通路26は第1
図の実施態様にあっては支持軸6に形成されたが、第5
図に示す実施態様にあってはフレーム2に形成されてい
る。すなわち該連津路26はまず第1の液圧室12からフレ
ーム内を半径方向外側に向けて延在し、ついでフレーム
片28中を軸方向後方に向けて延在し、最後に再び半径方
向内側に向けて延在して第2の液圧室24に至るのであ
る。なおこの実施態様の場合には第1の液圧室12が支持
軸6とフレーム2とによって画定形成されている。
第6図に示すのは第5図のものの変化実施態様であっ
て、第5図の場合の支持軸6に変えてフレーム2により
ピストン18を支持してある。また、この実施態様では第
1の液圧室12がフレーム2のみによって区画形成されて
いる。
第7図に示すのはこの発明の第2の実施態様であって
幅の大きなワークに用いるもので、フレーム2が固定ジ
ョー4側と可動ジョー10側とにそれぞれ分割して形成さ
れており、固定ジョー側の支持軸6aと可動ジョー側の支
持軸6bとが端部において着脱可能に螺合している。この
場合ワークの幅に応じて適宜可動ジョー側の支持軸6bを
適当な長さのものに交換することができるので幅の自由
度が大きいという利点がある。その他にもこの実施態様
にあっては押圧機構が固定ジョー側に設けられている。
なお、本実施例では、支持板32が設けられていないので
可動ジョーをより後方へ後退させることができる。
第8図に示すのは押圧機構としてエアーシリンダーを
用いたもので、支持軸6の後端部内にエアーシリンダー
44が画定形成されており、その後端には連結片42が係合
している。支持軸6が回転しても空気供給に支障がない
ようにこの連結片42にはロータリー形式のものを用い
る。締付けに際してはまず支持軸6の回転により可動ジ
ョー10をワークに当接させ、その後圧縮空気をエアーシ
リンダー44に導入することによりピストン18を第1の液
圧室12内に前進させる。
第9図に示すのはさらに他の実施態様であって液漏れ
検知機能を具えたものである。すなわちフレーム片28の
後端面には圧電素子46がまたこれに対面して支持軸大径
部20の前端部には突起48が形成されている。前記したよ
うに液漏れによる液の減少にともなって支持軸6の初期
位置が後方へ移動するので図中aで示す距離が小さくな
ってくる。液の減少がある程度以上になると圧電素子46
が突起48に当接し、これによって液の減少を電気的に検
出されて警報が発生されるのである。なお圧電素子に代
えて適宜なリミットスイッチを用いてもよい。また円筒
部材22を用いずに第2の液圧室24をフレーム2で形成し
てある場合には、圧電素子を設けなくとも、突起とフレ
ーム2とが当接することにより支持軸6の回転に負荷が
掛るようになる。したがって駆動軸16を介して支持軸6
作業員が手で回転させているときには手に掛る感触が重
くなるのでやはり液漏れを検知できることになる。さら
に支持軸6の後端部特にフレーム2の後端面近傍に位置
する部分の円周に軸方向に亘って目盛や着色をしておけ
ば、液漏れにともなって支持軸6の初期位置が変化した
場合にこれを量的に検知することもできる。
第10図に示す実施態様にあっては押圧機構におけるク
ラッチ14を不要としたものである。すなわち支持軸6の
上面にはラックが刻設してある。これに対してナット8
には下方に開口する縦方向の孔が刻設されており、これ
に下方に上記のラックと噛合う傾斜の歯を具えた摺動片
50が摺動可能に挿入されている。この摺動片50はナット
8との間に介装された圧縮バネ52により常時その歯がラ
ックと噛合係合を保つように付勢されている。ナット8
の横孔には軸54が回転可能に挿入されており、その前端
には摺動片50の側面凹部に係合する偏心ピース56がまた
後端には繰作用のレバー58がそれぞれ一体に形成されて
いる。なおこの軸54は押え板60によって上記の凹部内に
保持されている。
レバー58を図示の状態にしておく限りはバネ52の作用
により摺動片50の歯と支持軸6のラックとは係合状態を
保ち、支持軸6と可動ジョー10とは作動連結されてい
る。レバー58を横に倒すと偏心ピース56により摺動片50
が押上げられてその歯はラックとの係合から脱し、支持
軸6と可動ジョー10との作動連結が解かれる。締め付け
時には、まず可動ジョー10を手動で前方に押して可及的
に可動ジョー10をワークに接近させる。このとき摺動片
50は、歯の傾斜面に沿って上方へ移動し、ラックとの係
合を解くため、ナット8及び可動ジョー10の移動を許容
している。このあと駆動軸16を回転させピストン18を前
進させることによって上記の実施態様と同様に増力機構
を作用させることになる。第11図に示す実施態様にあっ
てはピストン18をフレーム2により支持したものであ
る。
さらに第12図に示す実施態様にあってはフレーム2の
前端部中央を後方に延在して支持軸6内に突出させて、
その内部に第1の液圧室12を、また支持軸6の突出部を
大径部20とする代わりに中空部に形成された小径部61と
し、フレーム2の突出部分の外周と支持軸6の小径部61
との間に第2の液圧室24をそれぞれ画定形成したもので
ある。
以上から明らかなようにこの発明によれば可動ジョー
を作動連結する支持軸の前端部にすなわち固定ジョーの
近傍に位置する支持軸の一部分に突出部を形成し、突出
部の可動ジョー側端面に増力された力を作用させて可動
ジョーを索引する構成とすることによって、増力機構を
固定ジョーの固定位置近傍のフレーム内に設けることが
できたので、締付時にその反力が固定ジョー4の固定位
置近傍のフレームに対して作用するため、締め付け反力
によってフレームが反ることがない。したがって外部か
ら液(例えば油)を供給する必要なしに大きな締付力で
しかも高い精度で作用する万力を得ることができる。
また増力機構を固定ジョーの固定位置近傍のフレーム
内に設けてあるので増力機構の少なくとも一部を固定ジ
ョーの長さ寸法と重複させて納めることができ、それだ
け従来のものに比べて万力の長さを小さくできる。
さらに可動ジョーの最後退位置は可動ジョーがフレー
ムに案内されている範囲であれば、可動ジョーがフレー
ムの端面から突出していてもよいので、万力の締付幅が
その分だけ増加する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の第1の実施態様を示す断面側面図、 第2〜6図はその変化実施態様の要部を示す断面側面
図、 第7図はこの発明の第2の実施態様を示す断面側面図、 第8〜12図はさらに他の実施態様の要部を示す断面側面
図である。 2……フレーム、4……固定ジョー 6……支持軸、10……可動ジョー 12……第1の液圧室、14……クラッチ 16……駆動軸、18……ピストン 24……第2の液圧室

Claims (16)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フレーム(2)の前端部上に固定された固
    定ジョー(4)と、 フレームに対して前後方向に摺動可能に組み付けられた
    支持軸(6)と、 固定ジョーに対設されかつ上記支持軸に作動連結されて
    フレームに対して前後方向に摺動可能に組み付けられた
    可動ジョー(10)と、 上記支持軸の前端部内に画定形成された第1の液圧室
    (12)と、 第1の液圧室内へ進入可能に支持軸内に内挿されたピス
    トン(18)と、 支持軸の内部に設けられてピストンを第1の液圧室に向
    けて押圧するための押圧機構と、 支持軸の前端部に形成された筒状突出部(20、61)の可
    動ジョー側の面とレーム前端部との間に画定形成されか
    つ連通路(26)を介して第1の液圧室と接続された第2
    の液圧室(24)とを 有してなる工作機械用万力。
  2. 【請求項2】フレーム(2)の前端部上に固定された固
    定ジョー(4)と、 フレームに対して前後方向に摺動可能に組み付けられた
    支持軸(6)と、 固定ジョーに対設されかつ上記支持軸に作動連結されて
    フレームに対して前後方向に摺動可能に組み付けられた
    可動ジョー(10)と、 上記支持軸の前端部とこの前端部に対向するフレームの
    前端部との間に形成された第1の液圧室(12)と、 第1の液圧室内へ進入可能に支持軸内に内挿されたピス
    トン(18)と、 支持軸の内部に設けられてピストンを第1の液圧室に向
    けて押圧するための押圧機構と、 支持軸の前端部に形成された筒状突出部(20、61)の可
    動ジョー側の面とフレーム前端部との間に画定形成され
    かつ連通路(26)を介して第1の液圧室と接続された第
    2の液圧室(24)とを 有してなる工作機械用万力。
  3. 【請求項3】フレーム(2)の前端部上に固定された固
    定ジョー(4)と、 フレームに対して前後方向に摺動可能に組み付けられた
    支持軸(6)と、 固定ジョーに対設されかつ上記支持軸に作動連結されて
    フレームに対して前後方向に摺動可能に組み付けられた
    可動ジョー(10)と、 上記支持軸の前端部に対向するフレームの前端部内に画
    定形成された第1の液圧室(12)と、 第1の液圧室内へ進入可能にフレームの前端部に内挿さ
    れたピストン(18)と、 支持軸の内部に設けられてピストンを第1の液圧室に向
    けて押圧するための押圧機構と、 支持軸の前端部に形成された筒状突出部(20、61)の可
    動ジョー側の面とフレーム前端部との間に画定形成され
    かつ連通路(26)を介して第1の液圧室と接続された第
    2の液圧室(24)とを 有してなる工作機械用万力。
  4. 【請求項4】支持軸(6)に螺合されてかつクラッチ
    (14)を介して支持軸に連結された駆動軸(16)により
    前記の押圧機構が構成されている ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の万
    力。
  5. 【請求項5】支持軸(6)に螺合する駆動軸(16)によ
    り前記の押圧機構が構成されている ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の万
    力。
  6. 【請求項6】空気圧力によってピストン(18)を前進さ
    せるための支持軸(6)の後端部に形成された空気室に
    より前記の押圧機構が構成されている ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の万
    力。
  7. 【請求項7】前記の第1の液圧室(12)が支持軸(6)
    の前端部内に形成されており、かつ前記連通路(26)が
    支持軸(6)に形成されている ことを特徴とする請求項1に記載の万力。
  8. 【請求項8】前記の第1の液圧室(12)がフレーム
    (2)前端部内に形成されており、かつ前記連通路(2
    6)がフレーム(2)に形成されている ことを特徴とする請求項3に記載の万力。
  9. 【請求項9】前記の第2の液圧室(24)に画定形成する
    フレーム(2)がベアリングを介して支持軸(6)と同
    心状に設けられた円筒部材(22)である ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の万
    力。
  10. 【請求項10】前記の第2の液圧室(24)を画定形成す
    るフレーム(2)の一部が固定ジョー(10)の背面に当
    接している ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の万
    力。
  11. 【請求項11】支持軸(6)がバネ(30)により後方に
    向けて付勢されている ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の万
    力。
  12. 【請求項12】フレーム(2)が固定ジョー(4)側と
    可動ジョー(10)側とにそれぞれ分割形成されていると
    ともに、固定ジョー(4)側の支持軸(6a)と可動ジョ
    ー(10)側の支持軸(6b)とが端部において着脱可能に
    連結されており、かつ 押圧機構が固定ジョー側に設けられている ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の万
    力。
  13. 【請求項13】前記の筒状突出部が大径部(20)である ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の万
    力。
  14. 【請求項14】前記の筒状突出部が中空部に形成された
    小径部である ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の万
    力。
  15. 【請求項15】支持軸(6)の前端部に突起(48)が設
    けられており、 これと第2の液圧室(24)と画定形成するフレームとの
    間にセンサーが設けられており、 両者の距離が所定の値以下になったときに電気的にこれ
    を検知して警報が発生される ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の万
    力。
  16. 【請求項16】支持軸(6)の後端部に長手方向に亘っ
    て目印が形成されている ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の万
    力。
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