JP2761037B2 - 浴湯の噴出量を可変とした気泡発生浴槽 - Google Patents

浴湯の噴出量を可変とした気泡発生浴槽

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JP2761037B2 JP15495489A JP15495489A JP2761037B2 JP 2761037 B2 JP2761037 B2 JP 2761037B2 JP 15495489 A JP15495489 A JP 15495489A JP 15495489 A JP15495489 A JP 15495489A JP 2761037 B2 JP2761037 B2 JP 2761037B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本発明では、浴湯の噴出量を可変とした気泡発生浴槽
に関するものである。
(ロ) 従来の技術 従来、気泡発生浴槽の一実施例として、浴槽本体と循
環ポンプとの間に浴湯循環流路を介設し、同浴湯循環流
路に空気取入部を連通連結して、浴槽本体内へ気泡混じ
りの浴湯を噴出可能とし、かつ、循環ポンプの回転数を
制御部により制御して、気泡混じりの浴湯の噴出量を調
節可能としたものがある。
(ハ) 発明が解決しようとする課題 ところが、上記した気泡発生浴槽は、噴出量を調節す
ることができるものの、かかる噴出量は自動的に変化す
るものではないために、入浴者の体には単調な強さの噴
流が当るだけで、入浴者の体が噴流の刺激になれてしま
い、噴流による指圧的効果等が軽減されて、入浴者が気
泡入浴に飽きてしまうという不具合があった。
また、噴流を強くすると、同一強さの噴流が入浴者の
体の同一個所に当るために、入浴者が痛みや不快感を感
じ、長時間の入浴ができにくいという不具合があった。
そのために、長時間の気泡入浴でも飽きのこない噴
流、例えば、自然の波のようにやさしく、なめらかな心
地良さが得られる噴流を生起させることのできる気泡発
生浴槽の開発が望まれていた。
(ニ) 課題を解決するための手段 そこで、本発明では、浴槽本体と循環ポンプとの間に
浴湯循環流路を介設し、同浴湯循環流路に空気取入部を
連通連結して、浴槽本体内へ気泡混じりの浴湯を噴出可
能に構成した気泡発生浴槽において、上記した循環ポン
プの回転数を制御部を介して制御可能とし、循環ポンプ
の回転数を、時間について、波状に変化させると共に、
回転数変化の振幅を不規則にしたことを特徴とする浴湯
の噴出量を可変とした気泡発生浴槽を提供せんとするも
のである。
また、波状に変化する循環ポンプの回転数の振幅と周
期を不規則にしたことにも特徴を有する。
(ホ) 作用効果 本発明によれば、以下のような作用効果が生起され
る。
すなわち、循環ポンプの回転数を、時間について、波
状に変化させると共に、回転数変化の振幅と周期又は振
幅のみを不規則にすることにより、噴流を自然な波に近
づけることができ、入浴者に自然な波と同様のやさし
く、なめらかな心地良さを与えることができる。
また、かかる波状の噴流が経時的に刺激感の異なる複
雑な変化をするために、入浴者は刺激感の変化の意外性
を楽しむことができ、入浴者の体が刺激感の変化のパタ
ーンに慣れて、気泡入浴に飽きてしまうという不具合を
防止することができる。
また、入浴者の体の同一個所に、同一強さの噴流が長
時間持続的に当るということがなく、入浴者が痛みや不
快感を感じるのを防止できて、長時間の気泡入浴も快適
に行える。
(ヘ) 実施例 本発明の実施例を図面を参照しながら説明する。
第1図〜第3図に示す(A)は、本発明に係る気泡発
生浴槽であり、同気泡発生浴槽(A)は、上面開口の箱
型に形成した浴槽本体(1)の前後壁及び左右側壁に、
それぞれ噴出量自動可変の足側・噴出ノズル(2)
(2)、背側噴出ノズル(3)(3)、腹側噴出ノズル
(4)(4)を合計六個設けている。
かかる足側・背側、腹側噴出ノズル(2)(3)
(4)の具体的な構造は、先に出願人が出願した特願平
1−73367号に記載のものと同様に構成している。
そして、同浴槽本体(1)は、周縁に一定幅の鍔状の
縁部(1a)を形成し、同縁部(1a)に空気取入部(5)
と操作パネル部(6)を一体的に取付け、左右側壁の略
中央部に、横断面路V字状の縦長凹部(1b)(1b)を形
成し、同凹部(1b)(1b)の後壁(背側)に面する側の
傾斜面(1′b)(1′b)に、上記腹側噴出ノズル
(4)(4)を後壁の中央部に向けて取付けている。
しかも、腹側噴出ノズル(4)は、他の足側・背側噴
出ノズル(2)(3)よりも高位置に設けて、腹側及び
胸側、その他の人体の各所へ浴湯を確実に当てることが
できるようにしている。
また、かかる気泡発生浴槽(A)の外部にはポンプ保
護ケース(K)を配設しており、同ケース(K)内に
は、浴湯を循環させる循環ポンプ(P)と、同ポンプ
(P)により循環される浴湯を濾過する濾過機(F)
と、同ポンプ(P)を駆動させるポンプ駆動用モーター
(M)と、同モーター(M)や各噴出ノズルのノズル用
弁体開閉作動用モーター(M1)、後述の各気泡量調整弁
の気泡量調節用弁体開閉作動用モーター(M2)、及び電
動三方弁(G)の駆動を制御する制御部(C)とを設け
ている。
制御部(C)は、第3図に示すように、マイクロプロ
セッサ(MPU)と、入力出インターフェース(a)
(b)と、ROMとRAMとからなるメモリ(m)と、タイマ
ー(t′)とから構成している。
また、上記循環ポンプ(P)と気泡発生浴槽(A)と
の間には、浴湯循環流路(D)を介在させている。
すなわち、浴湯循環流路(D)は、気泡発生浴槽
(A)から循環ポンプ(P)へ浴湯を送るための浴湯吸
込パイプ(10)と、同循環ポンプ(P)から、同浴槽
(A)へ浴湯を送るための浴湯強送パイプ(11)とより
構成している。
そして、同浴湯吸込パイプ(10)は、浴槽本体(1)
の下部に開口した吸入口(1m)に一端を連通連結し、循
環ポンプ(P)の吸水口に他端を連通して同循環ポンプ
(P)に浴湯を吸込むようにする一方、浴湯強送パイプ
(11)は、循環ポンプ(P)の吐水口に一端を連通し、
前記噴出ノズル(2)(3)(4)にそれぞれ他端を連
通連結している。
また、上記した吸入口(1m)は、足側・背側噴出ノズ
ル(2)(3)よりも低位置に設けている。
また、前記した空気取入部(5)と各噴出ノズル
(2)(3)(4)との間には、吸気パイプ(12)(1
3)(14)を介設しており、各噴出ノズル(2)(3)
(4)の浴湯噴出時に生じる負圧を利用して、空気取入
部(5)より取入れた空気を、上記吸気パイプ(12)
(13)(14)中を通して各噴出ノズル(2)(3)
(4)内へ吸入させ、各噴出ノズル(2)(3)(4)
より浴槽本体(1)内へ気泡混じりの浴湯を噴出可能と
している。
また、循環ポンプ(P)を駆動させるポンプ駆動用モ
ーター(M)と制御部(C)との間には、第3図に示す
ように、インバータ(I)を介設し、同インバータ
(I)の出力周波数を変化させて循環ポンプ(P)の回
転数を制御することにより、循環ポンプ(P)の回転数
の変更を円滑かつ確実に行なえるようにしている。
また、浴湯強送パイプ(11)の中途部には、第3図に
示すように、同パイプ(11)内を圧送される浴湯の圧力
を検出する圧力検出センサ(S)を取付け、同センサ
(S)からの検出結果を、制御部(C)に送り、同制御
部(C)により各噴出ノズル(2)(3)(4)から噴
出される浴湯の噴出圧を、ポンプ駆動用モーター(M)
の回転数及び各噴出ノズル(2)(3)(4)の開閉量
を変えることによって制御するようにしている。
また、圧力検出センサ(S)は、浴槽本体(1)内の
お湯張り量を検出するための水位検出センサとしても利
用している。
そして、かかる水位検出センサを用いることによっ
て、浴湯が一定の水位に満たない場合には、制御部
(C)による浴槽本体(1)内への気泡混じりの浴湯の
噴出、すなわちブロー運転が開始されないように構成し
ている。
また、浴湯強送パイプ(11)の中途部には、第3図に
示すように、同パイプ(11)内を圧送される浴湯の温度
を検出する浴湯温度検出センサ(T)を取付け、同セン
サ(T)からの検出結果を制御部(C)に送り、同制御
部(C)によりポンプ駆動用モーター(M)及び各噴出
ノズル(2)(3)(4)を制御するようにしている。
そして、かかる浴湯温度検出センサ(T)を用いるこ
とによって、給湯が一定の水温に満たない場合には、制
御部(C)によるブロー運転が開始されないようにして
いる。
このように、制御部(C)によるブロー運転は、浴湯
が一定の水位と一定の水温に満たない場合には運転が開
始されないようにしている。
また、上記したブロー運転では、前記した特願平1−
73367号に記載のマイルドブロー、指圧ブロー、パルス
ブロー、ウェーブブロー、サイクルブロー、及びプログ
ラムブローの各噴流形態が採れるようにしていると共
に、各噴流形態での強弱レベルの変更が行えるようにし
ている。
また、空気取入部(5)と一体に構成された操作パネ
ル部(6)について、第4図及び第5図を参照して説明
すると、同パネル部(6)は略長方形状に形成され、上
面は、浴槽本体(1)の内方へ向って下り勾配の傾斜状
に形成されており、しかも、操作パネル部(6)の最上
面には、操作表示部(6a)を覆う状態で開閉蓋(6b)が
外側方に向けて開閉自在に設けられている。
(6c)は、開閉蓋(6b)の枢軸を示す。また、操作表
示部(6a)は、合成樹脂製の可撓性薄板にて構成され、
その下方には押圧スイッチ機構(6d)がそれぞれ設けら
れており、操作表示部(6a)の指による押圧にて、その
下方の押圧スイッチ機構(6d)がON・OFF操作され、所
望の運転操作が行われるように構成されている。
また、操作表示部(6a)の側端には、コネクタ(6e)
が垂設され、同コネクタ(6e)は下方に突出して構成さ
れ、しかもスイッチケース(6f)にて押圧スイッチ機構
(6d)と共にケーシングされており、同コネクタ(6e)
からはリード線(図示せず)が導出されて、同リード線
は、制御部(C)に結線されている。
また、スイッチケース(6f)の外側には、同ケース
(6f)を囲撓する状態で外側ケース(6h)が設けられて
おり、同外側ケース(6h)の周縁部と、その内方のスイ
ッチケース(6f)との間には一定の間隔(S)が保持さ
れており、外側ケース(6h)の周縁部は、後述する空気
取入部(5)の吸気ケース(5a)上端縁部と嵌着しうる
ように構成されていると共に、外側ケース(6h)背面に
は、空気取入部(5)に空気を取込むための吸気孔(6
i)が設けられている。
また、(6j)は、後述するリモートコントローラ(3
0)から発信された赤外線を受信するための赤外線受信
部である。
次に、空気取入部(5)について説明する。
空気取入部(5)は、略長方形状の箱型に形成された
吸気ケース(5a)を主体に構成されている。すなわち、
吸気ケース(5a)は上方を開放し、下部には空気排出孔
を設けて、内部に空気流通路(L)を形成し、吸気ケー
ス(5a)の上端縁部は外側方に折り返して鍔部(5b)を
形成し、上方は開放状で、吸気ケース(5a)の内部たる
空気流通路(L)は、縦隔壁(5c)により三個の独立し
た部屋に仕切られており、同部屋を第1、2、3吸気室
(5d)(5e)(5f)としている。
しかも各吸気室(5d)(5e)(5f)の上部には、上仕
切板(5g)と下仕切板(5h)とが一定間隔を保持して水
平状に設けられており、同仕切板(5g)(5h)には、そ
れぞれ上部消音パイプ(5i)と下部消音パイプ(5j)が
垂設されて、同パイプを介して上下方が連通されている
ことになる。
すなわち、各消音パイプ(5i)(5i)は空気流通路
(L)の中途にも介設されていることになり、上部消音
パイプ(5i)も下部消音パイプ(5j)も当然各吸気室
(5d)(5e)(55)よりも小径に形成されており、従っ
て各消音パイプ(5i)(5j)から出る騒音は大容積の吸
気室(5d)(5e)(5f)中に流入して音波が共鳴して相
互に干渉し、打消しあって消音機能を果すことになるも
のである。
さらには、各吸気室(5d)(5e)(5f)の底部に吸気
パイプ連結部(5k)(5m)(5n)を設け、各連結部(5
k)(5m)(5n)にそれぞれ吸気パイプ(12)(13)(1
4)の一端を連通連結し、各連結部(5k)(5m)(5n)
と各吸気室(5d)(5e)(5f)との連通路(5p)(5q)
(5r)を開閉する気泡量調節弁(50)(51)(52)を設
けている。
かかる気泡量調節弁(50)(51)(52)は、上端縁を
吸気ケース(5a)の底部に連通開口した円筒状の弁本体
(50a)(51a)(52a)と、同弁本体(50a)(51a)(5
2a)の底部に取付けた気泡量調節用弁体開閉作動用モー
ター(M2)(M2)(M2)と、各モーター(M2)に取付け
た弁体支持ロッド(50a)(51a)(52a)と、各ロッド
(50b)(51b)(52b)の先端に取付け、弁本体(50a)
(51a)(52a)の上端縁に形成した弁座(50c)(51c)
(52c)に切離自在とした弁体(50d)(51d)(52d)と
から構成している。
そして、各気泡量調節用弁体開閉作動用モーター(M
2)は、前記特願平1−3367号に記載の噴出ノズルに設
けたノズル用弁体開閉作動用モーター(M1)と同様にス
テッピングリニヤモーター構造としており、前記したよ
うに制御部(C)により制御可能として、各気泡量調節
弁(50)(51)(52)をそれぞれ開閉作動することによ
り、各吸気室(5d)(5e)(5f)より各吸気パイプ(1
2)(13)(14)中を通して各噴出ノズル(2)(3)
(4)へ吸入される空気量を調節することができるよう
にしている。
このように、個々の噴出ノズル(2)(3)(4)に
吸入される空気量を調節することができるために、各噴
出ノズル(2)(3)(4)より噴出される浴湯の気泡
混入量を異ならせて、それぞれ噴流強さに変化をもたせ
ることができる。
また、(53)は、空気取入部(5)と操作パネル部
(6)を一体的に浴槽本体(1)の縁部(1a)に取付け
るための取付ボルトである。
また、上記のように構成した気泡発生浴槽(A)に
は、第1図に示すように、操作パネル部(6)とは別途
に、手に持った状態で前記した制御部(C)に駆動出力
を送ることのできるリモートコントローラ(30)を、浴
室側壁(W)に設けたコントローラケース(30′)内に
出し入れ自在に収納している。
かかるリモートコントローラ(30)は、第6図に示す
ように、上端部に制御部(C)への信号伝達用キャリア
としての赤外線を発信する赤外線発信部(31)を設け、
正面上半部にブロー状態を表示するブロー状態表示部
(33)を設け、正面下半部にメンブレーンスイッチ形の
各種操作スイッチ(34)を設けている。また、各種操作
スイッチ(34)中、(35)は後述の本発明の要旨をなす
プログラムウェーブブローの操作をするためのプログラ
ムウェーブブロースイッチである。(36)(36′)は気
泡量増大・減少スイッチであり、各スイッチ(36)(3
6′)を操作することにより、制御部(C)を介して各
気泡量調整弁(50)(51)(52)の開閉量を調節して、
足側・背側・腹側噴出ノズル(2)(3)(4)よりそ
れぞれ噴出される浴湯中の混入気泡量を調節可能として
いる。
また、操作パネル部(6)とリモートコントローラ
(30)の具体的な構造は、前記した特願平1−73367号
に記載のものと同様に構成している。
上記のような構成において、本発明の要旨は、循環ポ
ンプ(P)の回転数をインバータ(I)を介して制御部
(C)により制御して、浴湯の噴出量を周期的に変化さ
せることにより、変化に富んだ流れを作り、入浴者に寄
せては返す波のイメージの噴流を与えるウェーブブロー
において、循環ポンプ(P)の回転数を、第7図に示す
ように、時間(t)について、回転数変化の振幅を不規
則にすることができるように、制御部(C)のメモリ
(m)にプログラムして、プログラムウェーブブローを
得ることができるようにしたことにあり、以下第7図を
参照して説明する。
すなわち、第7図は循環ポンプ(P)の回転数と時間
(t)との関係を示す説明図であり、(Q)は循環ポン
プ(P)の回転数変化曲線を示している。
そして、回転数変化曲線(Q)は、循環ポンプ(P)
の回転数を、時間(t)について、波状に変化させると
共に、振幅と周期を不規則にしている。
例えば、周期を、60秒間、30秒間、40秒間、30秒間…
というように不規則を変化させると共に、振幅を1600〜
3000r.p.m、1500〜2500r.p.m、1700〜3000r.p.m、1500
〜2000r.p.mというように不規則を変化させることがで
きる。
また、かかる回転数変化曲線(Q)は、振幅のみを不
規則にすることもできる。
かかる周期と振幅は、制御部(C)のメモリ(m)に
あらかじめ設定したプログラムに従って、変化させるこ
とができるようにしている。
このように、回転数変化曲線(Q)の振幅と周期、又
は振幅のみを不規則にすることにより、各噴出ノズル
(2)(3)(4)から出る噴流を自然な波に近づける
ことができ、入浴者に自然の波と同様のやさしく、なめ
らかな心地良さを与えることができる。
また、かかる波状の噴流が経時的に刺激感の異なる複
雑な変化をするために、入浴者は刺激感の変化の意外性
を楽しむことができ、入浴者の体が刺激感の変化のパタ
ーンに慣れて、気泡入浴に飽きてしまうという不具合を
防止することができる。
また、入浴者の体の同一個所に、同一強さの噴流が長
時間持続的に当るということがなく、入浴者が痛みや不
快感を感じるのを防止できて、長時間の気泡入浴も快適
に行える。
また、第8図〜第14図は他の実施例としての回転数変
化曲線(Q)を示している。
すなわち、第8図に示す回転数変化曲線(Q)は、循
環ポンプ(P)の回転数を、時間(t)について正弦関
数的に一定の周期(例えば、1分間)と一定の回転数範
囲内(例えば1600〜3000r.p.mの範囲内)の振幅で変化
させている。
また、回転数変化曲線(Q)の周期は不定とすること
もできる。例えば、周期を、1分間、2分間、1分間、
3分間…或は、10秒間、20秒間、10秒間、30秒間という
ように、不規則に変化させることができる。
また、振幅も変更調節することができる。
このように、循環ポンプ(P)の回転数を、時間
(t)について、正弦関数的に周期的変化をさせること
により、各噴出ノズル(2)(3)(4)から噴出され
る気泡混じりの浴湯の噴出量も正弦関数的に周期的変化
をさせることができ、入浴者に寄せては返す波のイメー
ジの噴流をリアルに与えることができて、入浴者はやさ
しくゆらぐ波の中に体をまかせた心地寄さを満喫するこ
とができる。
また、循環ポンプ(P)の回転数を不定周期で変化さ
せることにより、入浴者に意外性のある噴流を提供で
き、また、波のイメージの噴流もリアルに与えることが
できる。
従って、かかる噴流形態では、入浴者の体が噴流の刺
激になれてしまうということがなく、噴流による指圧
的、マッサージ的効果等も確保できて、入浴者が気泡入
浴に飽きてしまうという不具合が生じない。
また、入浴者の体の同一個所に、同一強さの噴流が持
続的に当ることがなく、入浴者が痛みや不快感を感じる
のを防止できて、長時間の気泡入浴も快適に行なえる。
また、第9図に示す回転数変化曲線(Q)は、循環ポ
ンプ(P)の回転数を、時間(t)について、なだらか
に上に凸の曲線的に変化させている。
かかる回転数変化曲線(Q)は、一定時間(例えば、
3分間)内に回転数を一定範囲(例えば、1500〜3000r.
p.m)内でなだらかに変化させることにより形成するこ
とができる。
また、第10図に示す回転数変化曲線(Q)は、循環ポ
ンプ(P)の回転数を、時間(t)について、なだらか
に下に凸の曲線的に変化させている。
かかる回転数変化曲線(Q)は、一定時間(例えば、
3分間)内に回転数を一定範囲(例えば、1500〜3000r.
p.m)内でなだらかに変化させることにより形成するこ
とができる。
このように、循環ポンプ(P)の回転数を、時間につ
いて、なだらかに上に凸又は下に凸の曲線的に変化させ
ることができるために、入浴者は噴出量の経時的変化を
楽しむことができると共に、入浴者の体が噴流の刺激に
なれて、入浴者が気泡入浴に飽きてしまうという不具合
が生じない。
また、入浴者の体の同一個所に、同一強さの噴流が持
続的に当るということがなく、噴出量の変化がなだらか
であるために、入浴者に痛みや不快感を与えることがな
く、入浴者が子供や老人等である場合にも身体に危険を
及ぼす虞れがない。
また、第11図に示す回転数変化曲線(Q)は、循環ポ
ンプ(P)の回転数を、時間(t)について、波状に変
化させると共に、回転数を直線的に変化させている。
このように、循環ポンプ(P)の回転数を直線的に変
化させることにより、噴出量を、ある一定時間は、直線
的に漸次増大若しくは漸次減少状態に変化させるか、又
は変化させずに一定にして、刺激感のある噴流とするこ
とができる。
従って、入浴者に寄せては返す波のイメージの噴流を
与えることができると共に、かかる波状の噴流が経時的
に刺激感の異なる複雑な変化をするために、入浴者は刺
激感の変化の意外性を楽しむことができるとともに、た
たいてもむようなマッサージ感を得ることができ、入浴
者の体が刺激感の変化のパターンに慣れて、気泡入浴に
飽きてしまうという不具合を防止することができる。
また、入浴者の体の同一個所に、同一強さの噴流が長
時間持続的に当るということがなく、入浴者が痛みや不
快感を感じるのを防止できて、長時間の気泡入浴も快適
に行える。
また、第12図に示す回転数変化曲線(Q)は、循環ポ
ンプ(P)の回転数を、時間(t)について、波状に変
化させると共に、回転数を部分的に直線的又は曲線的に
変化させている。
このように、循環ポンプ(P)の回転数を部分的に直
線的又は曲線的に変化させることにより、噴出量を、あ
る一定時間は、直線的に漸次増大若しくは漸次減少状態
に変化させるか、又は変化させずに一定にして、刺激感
のある噴流とすることができると共に、かかる直線的変
化に連続して噴出量を、ある一定時間は曲線的に漸次増
大若しくは漸次減少させて、やさしく、なめらかさのあ
る噴流とすることができる。
従って、入浴者に寄せては返す波のイメージの噴流を
与えることができると共に、かかる波状の噴流が経時的
に刺激感のやさしさのある複雑な変化をするために、入
浴者は噴流変化の意外性を楽しむことができると共に、
たたいてもむようなマッサージ感を得ることができ、入
浴者の体が噴流変化のパターンに慣れて、刺激を感じな
くなり、気泡入浴に飽きてしまうという不具合を防止す
ることができる。
また、入浴者の体の同一個所に、同一強さの噴流が長
時間持続的に当るということがなく、入浴者が痛みや不
快感を感じるのを防止できて、長時間の気泡入浴も快適
に行える。
また、第13図に示す回転数変化曲線(Q)は、循環ポ
ンプ(P)の回転数を、時間について、波状に変化させ
ると共に、回転数を部分的に二次関数的、三次関数的、
又は四次関数的等の多次関数的に変化させている。
このように、回転数変化曲線(Q)の波形を部分的に
関数的変化させることにより、噴出量を経時的に二次関
数的、三次関数的、又は四次関数的等の多次関数的に変
化させることができるために、入浴者に周期と振幅が不
規則ではあるが、なめらかに変化する波のイメージの噴
流を与えることができる。
また、多種類の関数のプログラムを制御部(C)のメ
モリ(m)に設定しておくことにより、噴出量を種々の
波形状に変化させることができるために、入浴者は種々
の噴流形態を楽しむことができる また、第14図に示す回転数変化曲線(Q)は、上記し
た第7図〜第13図に示す各回転数変化曲線(Q)の全部
を合成して得たものである。
かかる回転数変化曲線(Q)の合成は、任意の組合せ
に設定可能として、入浴者に最適の噴流(周期、強さ、
やさしさ)を与えることができるようにすることができ
る。
このようにして、例えば、波状に変化する噴出量の周
期と振幅を不規則にすると共に、噴出量の多い領域と噴
出量の少ない領域の変更時間を短時間にして、部分的に
指圧的効果の高い噴流とすることができる。
また、全体的に噴出量の変化になめらかさがないため
に、常時刺激性のある噴流とすることができる。
また、第15図は、他の実施例としての気泡発生浴槽
(A)を示しており、足側・背側・腹側噴出ノズル
(2)(2)(3)(3)(4)(4)にそれぞれ循環
ポンプ(P)(P)(P)を浴湯循環流路(D)(D)
(D)を介して連通連結し、各循環ポンプ(P)をそれ
ぞれインバータ(I)を介して制御部(C)により制御
することができるようにしている。
従って、かかる気泡発生浴槽(A)では、各噴出ノズ
ル(2)(3)(4)より異なる噴流形態(マイルドブ
ロー、指圧ブロー、パルスブロー、ウェーブブロー、サ
イクルブロー、プログラムブロー、及びプログラムウェ
ーブブロー)の浴湯を噴出させることができる。
この際、各循環ポンプ(P)の回転数を、それぞれ異
なる回転数変化曲線(Q)に従って変化させることによ
り、各噴出ノズル(2)(3)(4)より異なる形態の
プログラムウェーブブローの浴湯を噴出させることがで
きる。
また、同一プログラムウェーブブローの形態の回転数
変化曲線(Q)であっても、周期や振幅や位相を異なら
せることにより、各噴出ノズル(2)(3)(4)より
異なる形態の浴湯を噴出させることができる。
このように、本実施例では、噴流形態を多種多様に変
化させることができるために、入浴者の好みに幅広く適
応することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に係る気泡発生浴槽の斜視図。 第2図は、同気泡発生浴槽の平面図。 第3図は、同気泡発生浴槽の概念的構成説明図。 第4図は、空気取入部と操作パネル部の一部切欠正面
図。 第5図は、空気取入部と操作パネル部の一部切欠側面
図。 第6図は、リモートコントローラの正面図。 第7図〜第14図は、循環ポンプの回転数と時間の変化の
説明図。 第15図は、他の実施例としての気泡発生浴槽の模式的説
明図。 (A):気泡発生浴槽 (P):循環ポンプ (Q):回転数変化曲線 (C):制御部 (1):浴槽本体 (2):足側噴出ノズル (3):背側噴出ノズル (4):腹側噴出ノズル (10):浴湯吸込パイプ (11):浴湯強送パイプ (30):リモートコントローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 橋田 光明 神奈川県茅ケ崎市本村2丁目8番1号 東陶機器株式会社茅ケ崎工場内 (72)発明者 内山 浩一 神奈川県茅ケ崎市本村2丁目8番1号 東陶機器株式会社茅ケ崎工場内 (72)発明者 森山 謙治 神奈川県茅ケ崎市本村2丁目8番1号 東陶機器株式会社茅ケ崎工場内 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A61H 23/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】浴槽本体と循環ポンプとの間に浴湯循環流
    路を介設し、同浴湯循環流路に空気取入部を連通連結し
    て、浴槽本体内へ気泡混じりの浴湯を噴出可能に構成し
    た気泡発生浴槽において、 上記した循環ポンプの回転数を制御部を介して制御可能
    とし、循環ポンプの回転数を、時間について、波状に変
    化させると共に、回転数変化の振幅を不規則にしたこと
    を特徴とする浴湯の噴出量を可変とした気泡発生浴槽。
  2. 【請求項2】波状に変化する循環ポンプの回転数の振幅
    と周期を不規則にしたことを特徴とする請求項1記載の
    浴湯の噴出量を可変とした気泡発生浴槽。
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