JP2760268B2 - パッケージの毛羽検査装置 - Google Patents

パッケージの毛羽検査装置

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  • Filamentary Materials, Packages, And Safety Devices Therefor (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、合繊糸パッケージの輪
郭を撮像して表面の毛羽を検査する装置に係り、特に、
毛羽の像がパッケージの像に隠れないようにするパッケ
ージの毛羽検査装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】合繊糸は、合成繊維からなる素繊維を複
数本集合させて形成されている。例えば、1本の合繊糸
が数μmの素繊維36本からなっている。素繊維が切れ
ていたりすると合繊糸の側面に毛羽が生じる。毛羽が多
い合繊糸は不良な合繊糸であるから、検査によって不合
格としなければならない。合繊糸がパッケージ化されて
いるときには、内層を見ることはできないので、表面
(例えば端面)に現れている毛羽を検査し、毛羽が多く
見られたら、内層にもそれに応じた毛羽が存在している
と見なすことになる。
【0003】端面に現れている毛羽は、立っていたり、
カールしていたり形状が様々であるが、いずれも直径が
数μm〜10μmである。この程度の大きさのものは、
肉眼では目をこらしてやっと見えるか、それでも見えな
いこともある。また、光を当てる角度によって、見えた
り見えなかったりする。従って、毛羽検査の作業者は熟
練を要すると共に疲労が甚だしく、さらに、このような
人的作業では、検査内容の定量化や大量処理を目論むこ
とができない。毛羽の検査を無人化することは、工場の
合理化や品質管理の面から見て重要な課題である。
【0004】従来、外観上の検査によく用いられるライ
ンセンサ、エリアセンサ等の光センサは、センサ素子を
多数並べてなる。普及しているラインセンサは、素子数
が512個のものであり、素子数が多くても2000個
程度である。勿論、素子数が多いほどラインセンサは高
価である。この素子数は分解能を規定する。即ち、1ラ
インの画像が512ビットの画素で構成されていると
き、10cm程度の幅の被写界に対する分解能は、10
cm/512ビットとなる。
【0005】ところが、毛羽の直径が数μm〜10μm
であるから、少なくとも1画素に毛羽を撮像するために
は、2000ビットのラインセンサの場合でも被写界の
幅が20mm程度と狭い範囲に限定されなければならな
い。また、センサ素子の大きさが1素子で数μm〜10
μmであるから、被写界の幅とラインセンサの幅とがほ
ぼ1対1或いはそれ以上になるように光学系を構成する
必要がある。これに対し、パッケージの幅は、通常15
cm〜25cmであるから、1個のラインセンサで1度
にパッケージ全幅を観測することは不可能である。
【0006】仮に、多数のラインセンサを並べたり、桁
外れに素子数の多いラインセンサを作ったり、或いはラ
インセンサを移動できるように構成すれば、必要な分解
能は得られるが、装置が非常に複雑かつ高価になりデメ
リットが大きい。
【0007】また、端面全体を検査するには、縦横の方
向に上記分解能が必要であるから、撮像を行う回数がこ
の分解能に応じた回数となり、撮像及びその画像処理に
費やされる時間が膨大なものとなる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前記のように、毛羽が
非常に微細なものであるために、毛羽の検査に光センサ
を導入することが困難であった。これに対し、先に、本
出願人は、指向性を有する光をパッケージに照射し、パ
ッケージ輪郭からの反射光を過剰露光で撮像し、その像
からパッケージの毛羽を検出する方法を提案している。
この方法によれば、指向性を有する光をパッケージに照
射することで、拡散の少ない反射光が得られる。撮像手
段をパッケージ輪郭に臨ませておくと、毛羽からの反射
光は拡散により減衰することなく撮像手段へ入射する。
光源光量を大きくしたり、絞りを開いたり、光センサの
感度を強くすることで、過剰露光での撮像を行うと、毛
羽の直径が小さいといえども十分な画素出力を得ること
ができる。
【0009】ところが、パッケージ輪郭を撮像するため
に撮像手段をパッケージ輪郭に臨ませても、毛羽が撮像
できない場合があることが判った。これは、パッケージ
端面からの毛羽の高さが非常に低いために、パッケージ
端面に対する撮像手段の視角が僅かでもあると、毛羽が
パッケージの耳部に隠れてしまったり、或いはパッケー
ジ端面が背景となり、毛羽の像が背景内に埋もれてしま
ったりするからである。このような場合、パッケージ輪
郭の像には毛羽の像が存在しなくなり、正しい検査結果
が得られない。
【0010】また、パッケージを検査する際にはボビン
を支持することによりパッケージを支持する。これに対
し、パッケージは糸がボビンに巻かれており、その巻き
始め位置はパッケージによって数mm程度のバラツキが
ある。即ち、パッケージ端面とボビンとの位置関係は一
定でない。従って、ボビンの支持具と撮像手段との位置
関係が一定であると、パッケージ端面と撮像手段との位
置関係は一定でなくなる。このため、上記視角も一定で
はなくなる。上記バラツキが数mm程度であるから、視
角の変化も僅かであるが、前記したように毛羽が低いた
めに像がなくなるという不具合を生じる。
【0011】そこで、本発明の目的は、上記課題を解決
し、毛羽の像がパッケージの像に隠れないようにするパ
ッケージの毛羽検査装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、パッケージ輪郭からの反射光を過剰露光で
撮像し、その像からパッケージの毛羽を検出する方式に
おいて、パッケージに向けて光を照射する光源と、パッ
ケージの輪郭を径方向から撮像する撮像手段と、この撮
像手段がパッケージの端面の延長上に位置するように位
置合わせする位置合わせ手段と、パッケージの輪郭の像
からパッケージの毛羽を検出する検出手段とを備えたも
のである。
【0013】
【作用】上記構成により、光源からの光がパッケージに
照射され、撮像手段がパッケージの輪郭を径方向から撮
像する。このとき、位置合わせ手段が撮像手段をパッケ
ージの端面の延長上に位置合わせしているので、パッケ
ージの端面に対する視角はゼロである。従って、毛羽が
僅かでもパッケージ端面から立ち上がっていれば、毛羽
の像はパッケージの輪郭の像から飛び出して写る。検出
手段は、この飛び出した像を毛羽として認識する。
【0014】
【実施例】以下本発明の一実施例を添付図面に基づいて
詳述する。
【0015】図1に毛羽検査装置の基本的な構成を示
す。パッケージ1は端面1aが水平になるように、ボビ
ン7を起立させて置かれている。パッケージ1に光を照
射する光源2がパッケージ1の端面1aの延長方向より
やや上方に設けられている。また、端面1aの延長上に
撮像手段(光センサ)3が設けられている。パッケージ
1上にKで示される毛羽は、直径が数μm〜10μmと
肉眼では見ることが困難な毛羽である。パッケージ1
は、トレイにボビン7を嵌め込んで載置され、駆動系に
より回転駆動される。また、昇降手段66により昇降さ
れる。
【0016】光源2は、ハロゲンランプ4と、その後方
に配置されたコリメート用ミラー5とから構成される。
光源2からパッケージ1に照射される光は、ある幅を有
するほぼ平行な光であり、パッケージ1の端面1aが、
ボビン7からパッケージ1の外周までの1つの半径にそ
った所定の範囲で特に明るく照明される。その範囲での
明るさが約5千ルクスとなるように光源2の輝度が設定
される。光源2に蛍光灯を用いても4〜5千ルクスの明
るさが得られるが、拡散しやすく、反射光量が少なくな
ると共にコントラストが得にくくなる。その点、ハロゲ
ンランプ4の光をコリメートして用いているので、反射
光量が多くかつコントラストが得やすくなっている。ま
た、ハロゲンランプ4は短波長域の光を多く含んでお
り、合繊糸に強い反射光を生じさせる。
【0017】光センサ3は、CCDからなるエリアセン
サ8であり、横512ビット、縦数ビットに配列された
受光素子を有している。このエリアセンサ8にはレンズ
部に調光手段が設けられており、露光を調節することが
できる。光源2に輝度の高いハロゲンランプ4を使用し
ているので、露光調節の範囲が大きく調節が容易となっ
ている。エリアセンサ8の焦点で約5千ルクスもの明る
さが得られているため、このエリアセンサ8は過剰露光
になっている。この光センサ3は、パッケージ1の輪郭
に臨んでいるので、輪郭上に毛羽K等の突出物がなけれ
ば背景からの光しか得られない。ここでは背景に何もな
いので背景の画像は黒くなる。毛羽Kからの反射光があ
るとその画像は白くなる。
【0018】パッケージ1の真上には、パッケージ1の
端面1aとの距離を計測するレーザセンサ9が設けられ
ている。レーザセンサ9は前記昇降手段66と共に、撮
像手段3がパッケージ1の端面1aの延長上に位置する
ように位置合わせする位置合わせ手段10を構成してい
る。
【0019】図2は図1の毛羽検査装置を上から見たも
のである。前記した光源2により特に明るく照明される
範囲はθの範囲であり、エリアセンサ8の焦点深度もま
たθの範囲を越えない程度に設定される。θは例えば2
0°である。
【0020】図4に処理系を示す。エリアセンサ8にク
ロック信号CLKを与える駆動回路は、パッケージ1を
回転駆動する駆動系と連動しており、回転角θ(ここで
は20°)毎に撮像のタイミングを与える。エリアセン
サ8のビデオ信号VIDEOは、フィルタ32を介して
A/D変換器33に入力されている。A/D変換器33
の出力は、メモリ(RAM)34、CPU35、I/O
36等からなるコンピュータに入力されている。回転角
20°毎に撮像された18の画像は、いったんメモリ3
4に記憶されると共に、画像処理が施される。CPU3
5は、画像処理されたパッケージの輪郭の像からパッケ
ージの毛羽を検出する検出手段を構成しており、I/O
36を介して判定結果を出力することができる。
【0021】本発明の毛羽検査装置は、図5に示される
パッケージ検査装置に組み込まれている。図示されるよ
うに、パッケージ検査装置の光学的検査に関わる部分を
構成するパッケージ検査部51は、遮光用の箱体52
と、箱体52内に収容された各種の検査用の光学系53
〜58と、箱体52を貫通するコンベア59とからな
る。遮光用の箱体52は、外部からの不要な光を遮断す
ると共に内面では光を吸収して光学測定に有利な環境を
形成している。パッケージ1は台座60に装着され、そ
の台座60をコンベア59に載せることにより搬送され
るようになっている。台座60は円盤の中心に軸を起立
させて設けたものであり、その軸にパッケージ1を差し
込むようにして装着することができる。装着されたパッ
ケージ1は、軸の途中で掛け止められ、円盤から浮いた
状態になる。箱体52には、その両側に、台座60に装
着されたパッケージ1が入出できるような開口部61が
設けられ、上記コンベア59は、両開口部間61に差し
渡たされて設けられている。図の右側がコンベア59の
上流側である。コンベア59の最上流は箱体52より外
にあって、そこにはパッケージの表層を処理する表層処
理部63が形成されれている。一方、コンベア59の最
上流は箱体52の下流側開口部61で終端しており、こ
の終端に接続すべく紙面と交わる搬送方向を有する他の
コンベア64が箱体52外に設けられている。このコン
ベア64にはパッケージの重量を計測する重量計部65
が形成されている。
【0022】箱体52内のコンベア59には3箇所の停
止位置S1〜S3が設定されており、これらの停止位置
にはそれぞれ台座60を回転させるための台座回転駆動
機構が出没自在に設けられている。また、停止位置S3
の台座回転駆動機構は、本発明の位置合わせ手段10を
構成する昇降手段66によって昇降するようになってい
る。以下に述べる各種の光学的検査は、コンベア59に
よる搬送中に、或いはコンベア59を停止して台座回転
駆動機構を出現させその位置でパッケージを回転させつ
つ行われる。
【0023】パッケージ検査部51を構成する光学系
は、綾落ち検査用光学系53、バンチ検査用光学系5
4、形状(段巻き)検査用光学系55、形状(バルジ)
検査用光学系56、汚れ検査用光学系57、並びに本発
明の毛羽検査用光学系58からなる。綾落ち検査用光学
系53は、コンベア59の第1の停止位置S1にあるパ
ッケージ1の上端面に臨む光学系53aと、パッケージ
の側面に斜め下方から臨む光学系53bとの、角度の異
なる2個の光学系からなる。
【0024】バンチ検査用光学系54は、第1の停止位
置S1においてパッケージ1のバンチ部に紙面に交わる
方向から臨むように設置されている。バンチ検査用光学
系54は、ボビンの分光特性と糸の分光特性とからバン
チを検出するものである。形状(段巻き)検査用光学系
55は、第1の停止位置S1においてパッケージ1の上
端面に臨み、段巻きの有無やその大きさを検出するもの
である。
【0025】形状(バルジ)検査用光学系56は、第2
の停止位置S2の上流に設けられており、パッケージ搬
送中にバルジの大きさを検出するものである。形状(バ
ルジ)検査用光学系56には表用56aと裏用56bと
があり、それぞれパッケージ1の上下の端面に臨んでい
る。汚れ検査用光学系57は、第2の停止位置S2にお
いてパッケージ1の端面に臨み、汚れの分光特性と糸の
分光特性とから汚れを検出するものである。汚れ検査用
光学系57にも表用57aと裏用57bとがある。
【0026】第3の停止位置S3が毛羽検査を行う位置
である。図1で説明した位置合わせ手段10を構成する
レーザセンサ9は、停止位置S3に設置されている。レ
ーザセンサ9は、昇降手段66によって昇降するパッケ
ージ1からの距離を計測し、所定の距離になったら昇降
手段66を停止させるものである。一方、毛羽検査用光
学系58は、停止位置S3にではなく第1の停止位置S
1の近傍に置かれている。毛羽検査用光学系58は、コ
ンベア59の両脇の上下異なる位置に表用58aと裏用
58bとが設置される。毛羽検査用光学系58、即ち図
1で説明した光源2及びエリアセンサ8は、第3の停止
位置S3にあるパッケージ1をコンベア59の上流から
臨むように設けられている。エリアセンサ8は視角が水
平になるように、かつエリアの長手方向が水平になるよ
うに置かれている。そして、その高さ位置は、パッケー
ジ1の端面1aが所定の高さにあるとき、表用の毛羽検
査用光学系58aがパッケージ1の上端面の延長上に、
裏用の毛羽検査用光学系58bがパッケージ1の下端面
の延長上に位置している。
【0027】次に実施例の作用を述べる。
【0028】コンベア59によってパッケージ1が停止
位置S3に搬送されると、昇降手段66によってこのパ
ッケージ1が上昇される。レーザセンサ9は、パッケー
ジ1からの距離を計測し、所定の距離になったら昇降手
段66を停止させる。これにより巻き始め位置に左右さ
れずに、パッケージ1の端面1aが所定の高さに位置す
ることになる。このとき、毛羽検査用光学系58のエリ
アセンサ8はパッケージ1の端面1aと同じ高さにあ
り、かつ視角が水平であるから、パッケージ1の端面1
aに対する視角はゼロである。また、パッケージ1によ
って巻き始め位置が異なっていても、巻き高さはほぼ一
定であるから、表用の毛羽検査用光学系58aの位置合
わせを行うと、裏用の毛羽検査用光学系58bも位置合
わせができていることになる。
【0029】さて、位置合わせによって、パッケージ1
の端面1aに対するエリアセンサ8の視角はゼロである
から、毛羽が僅かでもパッケージ端面から立ち上がって
いれば、毛羽の像はパッケージの輪郭の像から飛び出し
て写る。表用、裏用それぞれの毛羽検査用光学系58か
ら得られる画像及びそのエッジ処理波形は、図4の如き
形状となる。
【0030】画像及び画像処理の結果を、実際に行った
例に基づいて説明する。図4は、エリアセンサ8で撮像
された画像Pと、その画像Pにエッジ処理を施して得ら
れたエッジ波形Eを示すものである。画像Pには斜線が
描かれているが、実際にはこの斜線部分が明るい部分
(白)であり、その周囲が露光していない部分(黒)で
ある。図から分かるように、画像Pは過剰露光のために
ボビン7やパッケージ1の像が太くにじんでいる。この
画像Pに適切なエッジ処理が施されているので、エッジ
波形Eが画像Pの上側の境界を即ち、端面1aの輪郭を
よく表している。図4には、エッジ波形Eに3箇所の小
さな突起kが見られる。これらは毛羽Kとして判定でき
る限界の毛羽Kによるものである。パッケージ1の径1
5cm〜25cmに対して、この毛羽Kは直径が数μm
程度のものであるから、通常の撮像を行っても512ビ
ットの分解能ではこのようなエッジ波形Eは得られな
い。本発明の方法によれば、像が太くなっているので突
起kを有するエッジ波形Eが得られ、この突起kをもと
に毛羽Kの判定が可能である。また、エリアセンサ8が
パッケージ1の端面1aに対して視角を有していると、
突起kが画像Pに埋もれてしまうので毛羽Kの判定が不
可能であったが、本発明により位置合わせ手段10がエ
リアセンサ8をパッケージ1の端面1aの延長上に位置
合わせしているので、パッケージ1の端面1aに対する
視角はゼロである。従って、毛羽Kが僅かでもパッケー
ジ端面から立ち上がっていれば、毛羽の像(突起k)は
パッケージの輪郭の像Pから飛び出して写る。検出手段
は、この飛び出した像kを毛羽Kとして認識する。
【0031】
【発明の効果】本発明は次の如き優れた効果を発揮す
る。
【0032】(1)撮像手段とパッケージとを位置合わ
せすることにより、巻き始め位置に左右されずに視角を
ゼロにできるので、小さな毛羽でも撮像することがで
き、検査精度が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の毛羽検査装置の基本的な構成を示す斜
視図である。
【図2】図1の毛羽検査装置の平面図である。
【図3】本発明の毛羽検査装置を組み込んだパッケージ
検査装置の側面図である。
【図4】本発明による処理系のブロック図である。
【図5】実測された画像及びエッジ波形を示す画像図で
ある。
【符号の説明】 1 パッケージ 2 光源 3 撮像手段 10 位置合わせ手段

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パッケージ輪郭からの反射光を過剰露光
    で撮像し、その像からパッケージの毛羽を検出する方式
    において、パッケージに向けて光を照射する光源と、パ
    ッケージの輪郭を径方向から撮像する撮像手段と、この
    撮像手段がパッケージの端面の延長上に位置するように
    位置合わせする位置合わせ手段と、パッケージの輪郭の
    像からパッケージの毛羽を検出する検出手段とを備えた
    ことを特徴とするパッケージの毛羽検査装置。
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