JPH051998A - 毛羽検出装置 - Google Patents
毛羽検出装置Info
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- JPH051998A JPH051998A JP15498291A JP15498291A JPH051998A JP H051998 A JPH051998 A JP H051998A JP 15498291 A JP15498291 A JP 15498291A JP 15498291 A JP15498291 A JP 15498291A JP H051998 A JPH051998 A JP H051998A
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- yarn
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65H—HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
- B65H63/00—Warning or safety devices, e.g. automatic fault detectors, stop-motions ; Quality control of the package
- B65H63/006—Warning or safety devices, e.g. automatic fault detectors, stop-motions ; Quality control of the package quality control of the package
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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- B65H—HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
- B65H2701/00—Handled material; Storage means
- B65H2701/30—Handled filamentary material
- B65H2701/31—Textiles threads or artificial strands of filaments
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Quality & Reliability (AREA)
- Investigating Materials By The Use Of Optical Means Adapted For Particular Applications (AREA)
- Treatment Of Fiber Materials (AREA)
- Spinning Or Twisting Of Yarns (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】製糸または織布の表面に生じた毛羽の程度を自
動的に正確，迅速に検出し、製糸ボビンや織布の等級判
定が可能な毛羽検出装置を提供する。 【構成】製糸または織布の表面に生じた毛羽を直立させ
る、エア吹付け，吸引または静電誘導に基づく毛羽直立
手段と；直立した毛羽をほぼ直角に横断するスキャニン
グ・レーザ光が毛羽によって拡散反射するときの、この
パルス状拡散光を受ける、光電変換回路，パスフィルタ
回路，２値化回路および計数回路からなる受光ユニット
と；を備え、この受光ユニットの出力に基づいて毛羽の
程度を検出する。
動的に正確，迅速に検出し、製糸ボビンや織布の等級判
定が可能な毛羽検出装置を提供する。 【構成】製糸または織布の表面に生じた毛羽を直立させ
る、エア吹付け，吸引または静電誘導に基づく毛羽直立
手段と；直立した毛羽をほぼ直角に横断するスキャニン
グ・レーザ光が毛羽によって拡散反射するときの、この
パルス状拡散光を受ける、光電変換回路，パスフィルタ
回路，２値化回路および計数回路からなる受光ユニット
と；を備え、この受光ユニットの出力に基づいて毛羽の
程度を検出する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、製糸または織布の表
面に生じた毛羽の程度を自動的に検出し、製糸ボビンや
織布の等級判定が可能な毛羽検出装置に関する。
面に生じた毛羽の程度を自動的に検出し、製糸ボビンや
織布の等級判定が可能な毛羽検出装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、ボビンに巻き取られた製糸または
織布の表面に生じた毛羽の程度の検出は、技術的に難し
いこともあって作業員の目視によっておこなわれた。と
くに、ボビンに巻き取られるときの製糸に係る毛羽の程
度の検出は、目視すらなされていない。
織布の表面に生じた毛羽の程度の検出は、技術的に難し
いこともあって作業員の目視によっておこなわれた。と
くに、ボビンに巻き取られるときの製糸に係る毛羽の程
度の検出は、目視すらなされていない。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】したがって、毛羽の程
度の検出は、不正確で、かつ工数がかかり、とりわけ目
視作業に係る疲労，熟練度の要求のために多くの若年の
人手を要し、これが作業計画を阻害する一要因となっ
た。また、毛羽の程度の検出に基づき、製糸ボビンや織
布の等級判定がなされるので、この判定も不正確になら
ざるを得なかった。
度の検出は、不正確で、かつ工数がかかり、とりわけ目
視作業に係る疲労，熟練度の要求のために多くの若年の
人手を要し、これが作業計画を阻害する一要因となっ
た。また、毛羽の程度の検出に基づき、製糸ボビンや織
布の等級判定がなされるので、この判定も不正確になら
ざるを得なかった。
【０００４】この発明の課題は、従来の技術がもつ以上
の問題点を解消し、製糸の表面に生じた毛羽の程度を自
動的に正確，迅速に検出し、製糸ボビンや織布の正確な
等級判定が可能な毛羽検出装置を提供することにある。
の問題点を解消し、製糸の表面に生じた毛羽の程度を自
動的に正確，迅速に検出し、製糸ボビンや織布の正確な
等級判定が可能な毛羽検出装置を提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】請求項１に係る毛羽検出
装置は、製糸または織布の表面に生じた毛羽を直立させ
る毛羽直立手段と；直立した前記毛羽をほぼ直角に横断
する面状光が前記毛羽によって拡散反射するときの、こ
のパルス状拡散光を受ける定置の受光ユニットと；を備
え、この受光ユニットの出力に基づいて前記毛羽の程度
を検出する。
装置は、製糸または織布の表面に生じた毛羽を直立させ
る毛羽直立手段と；直立した前記毛羽をほぼ直角に横断
する面状光が前記毛羽によって拡散反射するときの、こ
のパルス状拡散光を受ける定置の受光ユニットと；を備
え、この受光ユニットの出力に基づいて前記毛羽の程度
を検出する。
【０００６】請求項２に係る毛羽検出装置では、請求項
１に記載の装置において、面状光は、入射直線光が光学
部品によって扇形に拡散出射されてなる。
１に記載の装置において、面状光は、入射直線光が光学
部品によって扇形に拡散出射されてなる。
【０００７】請求項３に係る毛羽検出装置では、請求項
１に記載の装置において、面状光は、入射直線光がスキ
ャナによって扇形に振られてなる。
１に記載の装置において、面状光は、入射直線光がスキ
ャナによって扇形に振られてなる。
【０００８】請求項４に係る毛羽検出装置は、請求項１
ないし３のいずれかの項に記載の装置において、毛羽直
立手段が、エアジェットを製糸表面または織布表面に吹
き付ける方式による。
ないし３のいずれかの項に記載の装置において、毛羽直
立手段が、エアジェットを製糸表面または織布表面に吹
き付ける方式による。
【０００９】請求項５に係る毛羽検出装置は、請求項１
ないし３のいずれかの項に記載の装置において、毛羽直
立手段が、製糸表面または織布表面近くの空気を吸引す
る方式による。
ないし３のいずれかの項に記載の装置において、毛羽直
立手段が、製糸表面または織布表面近くの空気を吸引す
る方式による。
【００１０】請求項６に係る毛羽検出装置は、請求項１
ないし３のいずれかの項に記載の装置において、毛羽直
立手段が、製糸表面または織布表面の毛羽を静電誘導に
よって吸引する方式による。
ないし３のいずれかの項に記載の装置において、毛羽直
立手段が、製糸表面または織布表面の毛羽を静電誘導に
よって吸引する方式による。
【００１１】請求項７に係る毛羽検出装置は、請求項１
ないし６のいずれかの項に記載の装置において、毛羽状
態監視用モニタＴＶカメラが併設される。
ないし６のいずれかの項に記載の装置において、毛羽状
態監視用モニタＴＶカメラが併設される。
【００１２】請求項８に係る毛羽検出装置は、請求項１
ないし７のいずれかの項に記載の装置において、面状光
に係る光が、レーザ光である。
ないし７のいずれかの項に記載の装置において、面状光
に係る光が、レーザ光である。
【００１３】請求項９に係る毛羽検出装置は、請求項１
ないし８のいずれかの項に記載の装置において、受光ユ
ニットが、光電変換回路と、その出力信号の所定パルス
幅以下のものだけを通過させるパスフィルタ回路と、そ
の出力信号パルスを高さに係る所定しきい値に基づいて
２値化する２値化回路と、その出力信号パルスを計数す
る計数回路とを備える。
ないし８のいずれかの項に記載の装置において、受光ユ
ニットが、光電変換回路と、その出力信号の所定パルス
幅以下のものだけを通過させるパスフィルタ回路と、そ
の出力信号パルスを高さに係る所定しきい値に基づいて
２値化する２値化回路と、その出力信号パルスを計数す
る計数回路とを備える。
【００１４】
【作用】請求項１ないし９のいずれかに係る毛羽検出装
置では、毛羽直立手段により、製糸または織布の表面に
生じた毛羽が直立され、直立した毛羽をほぼ直角に横断
する面状光が毛羽によって拡散反射するときの、このパ
ルス状拡散光が、受光ユニットによって受けられ、この
受光ユニットの出力に基づいて毛羽の程度が検出され
る。
置では、毛羽直立手段により、製糸または織布の表面に
生じた毛羽が直立され、直立した毛羽をほぼ直角に横断
する面状光が毛羽によって拡散反射するときの、このパ
ルス状拡散光が、受光ユニットによって受けられ、この
受光ユニットの出力に基づいて毛羽の程度が検出され
る。
【００１５】
【実施例】本発明に係る毛羽検出装置の実施例につい
て、以下、製糸表面の毛羽の場合で図を参照しながら説
明する。図５は製糸ボビンの正面図、図６は同じくその
平面図である。これらの図において、芯８に巻かれた製
糸である製糸ボビン１には、程度の差こそあれ、その外
周面や正面に毛羽７が生じる。２０〜３０本の素糸が撚
り合わされて、ほぼ１０μｍの直径の単糸ができ、単糸
が２０〜３０本撚り合わされたものが製糸である。製糸
作業中に単糸が切れたり、製糸の巻き取りが悪かったり
すると、これらが毛羽となる。この毛羽の程度によっ
て、製糸ボビンの等級が決められる。
て、以下、製糸表面の毛羽の場合で図を参照しながら説
明する。図５は製糸ボビンの正面図、図６は同じくその
平面図である。これらの図において、芯８に巻かれた製
糸である製糸ボビン１には、程度の差こそあれ、その外
周面や正面に毛羽７が生じる。２０〜３０本の素糸が撚
り合わされて、ほぼ１０μｍの直径の単糸ができ、単糸
が２０〜３０本撚り合わされたものが製糸である。製糸
作業中に単糸が切れたり、製糸の巻き取りが悪かったり
すると、これらが毛羽となる。この毛羽の程度によっ
て、製糸ボビンの等級が決められる。
【００１６】図１は発明に係る第１の実施例の正面図、
図２は同じくその平面図である。第１実施例は、製糸ボ
ビンの正面に生じた毛羽検出に係る装置である。これら
の図において、２はレーザ発振器、３はスキャナで、レ
ーザ光を、製糸９が芯８に巻き取られる製糸ボビン１の
正面と平行に所定角度範囲の扇形状にスキャニングす
る、つまり振るためのもの、４は受光ユニット、５は毛
羽直立ユニットである。毛羽直立ユニット５は、エアジ
ェットを製糸ボビン１の正面に直角に吹き付け、その反
射流によって側面に存在する毛羽を直立させる方式をと
る。毛羽を直立させるにはその外にも方式があるが、こ
れらについては詳しく後述する。この直立した毛羽に、
これを直角に横切る形でスキャナ３によって振られたレ
ーザ光が投射し、毛羽によって拡散反射したレーザ光
が、受光ユニット４で受光され、その出力信号によって
毛羽の程度が検出される。この受光ユニット４の構成に
ついては詳しく後述する。なお、付帯的に位置センサ６
が設置され、製糸ボビン１の正面の位置を検出する。こ
の位置信号に基づき、図示してない位置調整装置によっ
て製糸ボビン１の正面が、常に一定位置になるように位
置決めされる。レーザ光発振器２と、スキャナ３と、受
光ユニット４と、毛羽直立手段５とは、製糸ボビン１の
両側の各正面に対応して２組、設けられる。
図２は同じくその平面図である。第１実施例は、製糸ボ
ビンの正面に生じた毛羽検出に係る装置である。これら
の図において、２はレーザ発振器、３はスキャナで、レ
ーザ光を、製糸９が芯８に巻き取られる製糸ボビン１の
正面と平行に所定角度範囲の扇形状にスキャニングす
る、つまり振るためのもの、４は受光ユニット、５は毛
羽直立ユニットである。毛羽直立ユニット５は、エアジ
ェットを製糸ボビン１の正面に直角に吹き付け、その反
射流によって側面に存在する毛羽を直立させる方式をと
る。毛羽を直立させるにはその外にも方式があるが、こ
れらについては詳しく後述する。この直立した毛羽に、
これを直角に横切る形でスキャナ３によって振られたレ
ーザ光が投射し、毛羽によって拡散反射したレーザ光
が、受光ユニット４で受光され、その出力信号によって
毛羽の程度が検出される。この受光ユニット４の構成に
ついては詳しく後述する。なお、付帯的に位置センサ６
が設置され、製糸ボビン１の正面の位置を検出する。こ
の位置信号に基づき、図示してない位置調整装置によっ
て製糸ボビン１の正面が、常に一定位置になるように位
置決めされる。レーザ光発振器２と、スキャナ３と、受
光ユニット４と、毛羽直立手段５とは、製糸ボビン１の
両側の各正面に対応して２組、設けられる。
【００１７】ところで、毛羽直立手段としては、前記の
エアジェットを製糸ボビン表面に吹き付ける方式の外
に、製糸ボビン表面近くの空気を吸引し、この吸引され
て上昇する空気流によって毛羽を直立させる方式や、製
糸ボビン表面の毛羽を静電誘導によって吸引する方式な
どがある。図７は毛羽直立の方式に関し、(a) はエアジ
ェット吹き付け方式の模式図、(b) はエア吸引方式の模
式図である。図７(a) ，(b) において、毛羽７が空気の
流れに沿って動かされ、製糸ボビン１の表面に直立する
様子が示される。なお、静電誘導による吸引方式の図示
は省略するが、空気の流れの代わりに静電誘導による吸
引力によって毛羽が直立するだけの違いである。
エアジェットを製糸ボビン表面に吹き付ける方式の外
に、製糸ボビン表面近くの空気を吸引し、この吸引され
て上昇する空気流によって毛羽を直立させる方式や、製
糸ボビン表面の毛羽を静電誘導によって吸引する方式な
どがある。図７は毛羽直立の方式に関し、(a) はエアジ
ェット吹き付け方式の模式図、(b) はエア吸引方式の模
式図である。図７(a) ，(b) において、毛羽７が空気の
流れに沿って動かされ、製糸ボビン１の表面に直立する
様子が示される。なお、静電誘導による吸引方式の図示
は省略するが、空気の流れの代わりに静電誘導による吸
引力によって毛羽が直立するだけの違いである。
【００１８】図８は受光ユニット４の構成図である。２
１は反射光を強度に応じた大きさの電気信号に変換する
光電変換回路である。この電気信号は、図９の波形図に
示されるように、単糸に係る集合パルス状信号Ａ、製糸
に係るやや幅の広い信号Ｂ、単糸，製糸以外の物体に係
る幅の広い信号Ｃに大きく区別される。再び図８に戻
り、２２はパスフィルタ回路で、図９の単糸，製糸に係
る各信号Ａ，Ｂに相当する所定幅以下の信号だけを通過
させる。２３は２値化回路で、パスフィルタ回路２２の
出力信号を２値化し、２４は計数回路で、信号Ｒによっ
てリセット可能であり、リセット後の所定期間中の２値
化回路２３の出力信号を計数する。以上の各回路によっ
て、受光ユニット２０が構成される。２５は判定回路
で、ここで計数回路２４の出力信号である計数値が、一
つまたは二つ以上のしきい値Ｋi と比較され、その大小
関係によって毛羽の程度、つまり製糸ボビンの等級が判
定される。
１は反射光を強度に応じた大きさの電気信号に変換する
光電変換回路である。この電気信号は、図９の波形図に
示されるように、単糸に係る集合パルス状信号Ａ、製糸
に係るやや幅の広い信号Ｂ、単糸，製糸以外の物体に係
る幅の広い信号Ｃに大きく区別される。再び図８に戻
り、２２はパスフィルタ回路で、図９の単糸，製糸に係
る各信号Ａ，Ｂに相当する所定幅以下の信号だけを通過
させる。２３は２値化回路で、パスフィルタ回路２２の
出力信号を２値化し、２４は計数回路で、信号Ｒによっ
てリセット可能であり、リセット後の所定期間中の２値
化回路２３の出力信号を計数する。以上の各回路によっ
て、受光ユニット２０が構成される。２５は判定回路
で、ここで計数回路２４の出力信号である計数値が、一
つまたは二つ以上のしきい値Ｋi と比較され、その大小
関係によって毛羽の程度、つまり製糸ボビンの等級が判
定される。
【００１９】次に、製糸ボビンの外周面に生じた毛羽検
出に係る第２実施例について説明する。図３は第２実施
例の正面図、図４は同じくその平面図である。この第２
実施例は、これを構成するユニットが第１実施例におけ
るのと殆ど同じで、配置関係だけが異なり、毛羽状態を
監視する装置が追加設置される点が異なる。これらの図
において、レーザ光発振器２の光軸は、製糸ボビン１の
軸線と直角で、外周面に対する接線とほぼ一致する。こ
の外周面と接線との接点の真上に、毛羽直立手段１５
が、その側方に受光ユニット４が設置される。また、接
点位置がほぼ一定に維持されるために、位置センサ６が
製糸ボビン１の直径を計測し、その信号によって図示し
てない位置調整装置が、製糸ボビン１を位置センサ６と
ともに、図３で上下方向に移動させる。毛羽状態監視の
ためのユニットとして、照明１２、ＴＶカメラ１３、Ｔ
Ｖモニタ１４、破線表示の遮光材１１が設置される。遮
光材１１によって外部からの光が遮光され、ＴＶモニタ
１４などによる監視が邪魔されない。この監視装置の併
設によって、レーザ光による検出とは別に、製糸の巻き
取り中の毛羽状態が目視され、実際面で便利である。
出に係る第２実施例について説明する。図３は第２実施
例の正面図、図４は同じくその平面図である。この第２
実施例は、これを構成するユニットが第１実施例におけ
るのと殆ど同じで、配置関係だけが異なり、毛羽状態を
監視する装置が追加設置される点が異なる。これらの図
において、レーザ光発振器２の光軸は、製糸ボビン１の
軸線と直角で、外周面に対する接線とほぼ一致する。こ
の外周面と接線との接点の真上に、毛羽直立手段１５
が、その側方に受光ユニット４が設置される。また、接
点位置がほぼ一定に維持されるために、位置センサ６が
製糸ボビン１の直径を計測し、その信号によって図示し
てない位置調整装置が、製糸ボビン１を位置センサ６と
ともに、図３で上下方向に移動させる。毛羽状態監視の
ためのユニットとして、照明１２、ＴＶカメラ１３、Ｔ
Ｖモニタ１４、破線表示の遮光材１１が設置される。遮
光材１１によって外部からの光が遮光され、ＴＶモニタ
１４などによる監視が邪魔されない。この監視装置の併
設によって、レーザ光による検出とは別に、製糸の巻き
取り中の毛羽状態が目視され、実際面で便利である。
【００２０】
【発明の効果】請求項１ないし９のいずれかに係る毛羽
検出装置では、毛羽直立手段により、製糸または織布の
表面に生じた毛羽が直立され、直立した毛羽をほぼ直角
に横断する面状光が毛羽によって拡散反射するときの、
このパルス状拡散光が、受光ユニットによって受けら
れ、この受光ユニットの出力に基づいて毛羽の程度が検
出される。
検出装置では、毛羽直立手段により、製糸または織布の
表面に生じた毛羽が直立され、直立した毛羽をほぼ直角
に横断する面状光が毛羽によって拡散反射するときの、
このパルス状拡散光が、受光ユニットによって受けら
れ、この受光ユニットの出力に基づいて毛羽の程度が検
出される。
【００２１】したがって、ボビンに巻き取られる製糸の
表面や織布表面に生じた毛羽の程度が自動的に正確，迅
速に検出され、製糸ボビンや織布の正確な等級判定が可
能になる。ひいては製糸ボビンや織布の品質向上とコス
ト低減とが図れるとともに、人手の問題も解消され、作
業計画が円滑に進められる。
表面や織布表面に生じた毛羽の程度が自動的に正確，迅
速に検出され、製糸ボビンや織布の正確な等級判定が可
能になる。ひいては製糸ボビンや織布の品質向上とコス
ト低減とが図れるとともに、人手の問題も解消され、作
業計画が円滑に進められる。
【図１】発明に係る第１実施例の正面図
【図２】同じくその平面図
【図３】第２実施例の正面図
【図４】同じくその平面図
【図５】製糸ボビンの正面図
【図６】同じくその平面図
【図７】毛羽直立の方式に関し、(a) はエアジェット吹
き付け方式の模式図、(b) はエア吸引方式の模式図
き付け方式の模式図、(b) はエア吸引方式の模式図
【図８】受光ユニットの構成図
【図９】光電変換回路に係る出力信号の対象物別波形図
【符号の説明】
１ 製糸ボビン
２ レーザ発振器
３ スキャナ
４ 受光ユニット
５ 毛羽直立手段
６ 位置センサ
７ 毛羽
８ 芯
９ 製糸
１１ 遮光材
１２ 照明
１３ ＴＶカメラ
１４ ＴＶモニタ
１５ 毛羽直立手段
２１ 光電変換回路
２２ パスフィルタ回路
２３ ２値化回路
２４ 計数回路
２５ 判定回路
Claims (9)
- 【請求項１】製糸または織布の表面に生じた毛羽を直立
させる毛羽直立手段と；直立した前記毛羽をほぼ直角に
横断する面状光が前記毛羽によって拡散反射するとき
の、このパルス状拡散光を受ける定置の受光ユニット
と；を備え、この受光ユニットの出力に基づいて前記毛
羽の程度を検出するようにしたことを特徴とする毛羽検
出装置。 - 【請求項２】請求項１に記載の装置において、面状光
は、入射直線光が光学部品によって扇形に拡散出射され
てなることを特徴とする毛羽検出装置。 - 【請求項３】請求項１に記載の装置において、面状光
は、入射直線光がスキャナによって扇形に振られてなる
ことを特徴とする毛羽検出装置。 - 【請求項４】請求項１ないし３のいずれかの項に記載の
装置において、毛羽直立手段は、エアジェットを製糸表
面または織布表面に吹き付ける方式によることを特徴と
する毛羽検出装置。 - 【請求項５】請求項１ないし３のいずれかの項に記載の
装置において、毛羽直立手段は、製糸表面または織布表
面近くの空気を吸引する方式によることを特徴とする毛
羽検出装置。 - 【請求項６】請求項１ないし３のいずれかの項に記載の
装置において、毛羽直立手段は、製糸表面または織布表
面の毛羽を静電誘導によって吸引する方式によることを
特徴とする毛羽検出装置。 - 【請求項７】請求項１ないし６のいずれかの項に記載の
装置において、毛羽状態監視用ＴＶカメラが併設される
ことを特徴とする毛羽検出装置。 - 【請求項８】請求項１ないし７のいずれかの項に記載の
装置において、面状光に係る光は、レーザ光であること
を特徴とする毛羽検出装置。 - 【請求項９】請求項１ないし８のいずれかの項に記載の
装置において、受光ユニットは、光電変換回路と、その
出力信号の所定パルス幅以下のものだけを通過させるパ
スフィルタ回路と、その出力信号パルスを高さに係る所
定しきい値に基づいて２値化する２値化回路と、その出
力信号パルスを計数する計数回路とを備えることを特徴
とする毛羽検出装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15498291A JPH051998A (ja) | 1991-06-27 | 1991-06-27 | 毛羽検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15498291A JPH051998A (ja) | 1991-06-27 | 1991-06-27 | 毛羽検出装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH051998A true JPH051998A (ja) | 1993-01-08 |
Family
ID=15596128
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15498291A Pending JPH051998A (ja) | 1991-06-27 | 1991-06-27 | 毛羽検出装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH051998A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH06294636A (ja) * | 1993-04-07 | 1994-10-21 | Murata Mach Ltd | パッケージ検査装置 |
| JPH07134105A (ja) * | 1993-11-10 | 1995-05-23 | Murata Mach Ltd | パッケージの毛羽検査装置 |
| WO2001019714A1 (de) * | 1999-09-15 | 2001-03-22 | Barmag Ag | Verfahren und vorrichtung zur optischen kontrolle einer oberfläche einer fadenspule |
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| CN116008381A (zh) * | 2023-03-27 | 2023-04-25 | 广东顺德国纤绒业有限公司 | 一种静电绒毛检测设备 |
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1991
- 1991-06-27 JP JP15498291A patent/JPH051998A/ja active Pending
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