JP2759252B2 - 加熱調理装置 - Google Patents

加熱調理装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えばステーキ、ハ
ンバーグ、グラタン、ピザ、魚などの加熱調理用食物を
加熱調理する加熱調理装置に係り、特に加熱炉内を一定
速度で移動するコンベヤを利用し、又調理する食物を加
熱炉内に投入する際にその投入位置を変えることによっ
て、食物の加熱時間を変え、異なる種類の食物を同時に
大量に加熱調理することのできる加熱調理装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、加熱炉内を搬送するコンベアベル
トを利用して加熱調理用食物を加熱調理する装置とし
て、例えば、特公平5−34966号の『遠赤外線加熱
装置』が知られている。
【0003】この遠赤外線装置(特公平5−3496
6)は、上部に設けられたパネル型遠赤外線ヒーター
と、下部に設けられた棒状ヒーターと、ほぼ中心に配置
し、内面に金属酸化物又はセラミックを焼付けた食物受
皿を乗せて搬送するコンベアベルトと、加熱対象物に応
じてヒーター温度、及びコンベアスピードを可変できる
制御装置とから構成されている。
【0004】そして、上記遠赤外線装置(特公平5−3
4966)では、加熱対象物に応じて加熱炉内のヒータ
ー温度及び食物受皿を乗せて搬送するコンベアベルトの
スピードを調整するような機構になっていて、ヒーター
温度やコンベヤのスピードを調整することによって加熱
調理する構造になっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記遠
赤外線加熱装置(特公平5−34966)においては、
前述したように加熱対象物に応じてヒーター温度及びコ
ンベアベルトのスピードを調整しているため、加熱調理
時間の異なる調理物を個別に加熱調理することができる
反面、加熱調理時間の異なる調理物を同時に加熱調理す
ることができないという問題点があった。
【0006】また、加熱対象物に応じて、加熱炉内のヒ
ーター温度及びコンベアベルトのスピードを調整する構
造になっているため、ヒーターは加熱対象物に応じて多
段階に対応できる構造にしなければならないため、その
分ヒーターの構造は複雑になり、又コンベアベルトもス
ピードを加熱対象物に応じて多段階に対応できる構造に
しなければならないため、その分コンベアベルトを駆動
する駆動モーターの構造も複雑になるという問題点もあ
った。
【0007】この発明は、上記のような課題に鑑み、そ
の課題を解決すべく創案されたものであって、その目的
とするところは、加熱炉内のヒーター温度及びコンベヤ
の速度を一定とし、コンベヤの移動方向に沿って延長形
成された投入口から加熱炉内の移動中のコンベヤ上に加
熱調理用食物を載せる際に、その投入位置を変えること
で加熱炉内での加熱調理時間を変え、異なる種類の食物
を同時に大量に加熱調理することのできる自動加熱調理
装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
めに、請求項1の発明は、加熱炉内からその外部に向か
って加熱調理用食物を搬送し且つ一定速度で循環移動す
るコンベヤを加熱炉内からその外部に渡って配置し、加
熱炉の側面にコンベヤの移動方向に沿って投入口を延長
形成し、投入口を開閉する開閉蓋を複数取付け、投入位
置を表示する表示灯を延長形成された投入口に沿って複
数設け、加熱調理用食物の情報を入力する入力部を設
け、加熱調理用食物の厚みを検出する厚みセンサーを設
け、入力部からの入力情報と厚みセンサーからの情報に
基づいて特定位置の表示灯を点灯又は点滅させて加熱調
理用食物の投入位置を指示する制御装置を設けた構成よ
りなるものである。
【0009】ここで、請求項2のように、加熱炉内で加
熱調理されて外部にコンベヤで搬送された加熱調理後の
食物を検出してブザー音で知らせるセンサーを設けるの
が好ましく、更に、請求項3のように、コンベヤ移動方
向の出口側の加熱炉内の上部に近赤外線ヒーターを設け
るのが好ましい。
【0010】
【作用】以上のような構成を有するこの発明は、次のよ
うに作用する。すなわち、加熱調理用食物を受皿に載せ
た状態で、厚みセンサー7の真下に置き、入力部から加
熱調理用食物の種類及び焼き具合の情報を入力すると、
制御装置では入力部からの情報及び厚みセンサー7から
の食物の厚みの情報に基づき、投入位置を決定し、延長
形成された横長な投入口の特定の投入位置を表示する表
示灯を点灯又は点滅させる。調理人は表示された表示灯
の位置の投入口の開閉蓋を開いてそこから受皿に載せた
加熱調理用食物を加熱炉内に入れる。加熱炉内はヒータ
ーによって一定温度に加熱されており、また、加熱炉内
には出口に向かって一定速度でコンベヤが移動してお
り、加熱炉内に入れた加熱調理用食物は移動するコンベ
ヤによって出口に向かって一定速度で移動し、この移動
中にヒーターによって加熱調理されて、出口から搬出さ
れる。加熱調理用食物の投入位置を変えることによっ
て、加熱炉内で加熱調理される時間を調整でき、しか
も、異なる種類の食物を投入位置を変えることによっ
て、同時に加熱調理することができるように作用する。
【0011】
【実施例】以下、図面に記載の実施例に基づいてこの発
明をより具体的に説明する。ここで、図1は加熱調理装
置の側面図、図2は加熱調理装置の平面図、図3は加熱
調理装置の正面図、図4はブロック図である。
【0012】図において、加熱調理装置1は、加熱炉2
内を出口2aに向かって一定速度で移動するコンベヤ3
を利用し、加熱炉2内に調理用食物を投入口4から投入
する際にその投入位置を変えることによって、加熱炉2
内での調理加熱時間を変えて、異なる種類の調理用食物
を同時にしかも大量に加熱調理できる装置である。この
加熱調理装置1の本体の下部側は4本の支柱1aによっ
て支えられている。
【0013】この加熱調理装置1は、調理用食物を加熱
調理する加熱炉2、加熱炉2内からその外部に向かって
加熱調理用食物を搬送し且つ一定速度で循環移動するコ
ンベヤ3、加熱炉2の側面にコンベヤ3の移動方向に沿
って延長形成された投入口4、投入位置を表示する複数
の表示灯5、加熱調理用食物の情報を入力する入力部
6、加熱調理用食物の厚みを検出する厚みセンサー7、
入力部6からの入力情報と厚みセンサー7からの情報に
基づいて特定位置の表示灯5を点灯又は点滅させて加熱
調理用食物の投入位置を指示する制御装置8などから主
に構成されている。
【0014】加熱炉2内には、調理用食物を載せて一定
速度で搬送するコンベヤ3を挟んでその上下側には、移
動するコンベヤ3上の調理用食物を加熱するヒーターが
夫々設けられている。加熱炉2内はヒーターによって一
定温度に維持されている。例えば、この実施例では、コ
ンベヤ3の上部側に設けられているヒーターとして例え
ば赤外線ヒーター2bが使用され、特に出口2a側寄り
には、調理用食物の表面を焼きあげてこげめを付ける近
赤外線ヒーター2cが取り付けられている。
【0015】このうち、赤外線ヒーター2bには、平盤
状のパネル型ヒーターが使用されている。これに対して
出口2a側寄りの近赤外線ヒーター2cは、棒状ヒータ
ーが使用されている。この実施例では、棒状ヒーターが
炉内のコンベヤ3進行方向に対して横断方向に都合4個
が一定間隔を開けて取付けられている。各棒状ヒーター
は平盤状の近赤外線ヒーター取付け盤2dの下面に下向
きに取付けられている。
【0016】これらの赤外線ヒーター2b及び、近赤外
線ヒーター2cはその高さ方向が調整できるようになっ
ており、その調整用のハンドル2eが加熱炉2の天井部
の外部上面に設けられており、また各ハンドル2eは加
熱炉2の外部上面に夫々突出して設けられている。
【0017】またコンベヤ3を挟んでその下部側には、
電熱ヒーター2fが取付けられており、電熱ヒーター2
fには棒状ヒーターが使用されている。各棒状ヒーター
は平盤状の電熱ヒーター取付け盤2gの上面に上向き
に、コンベヤ3の移動方向に対して横断方向に一定間隔
を開けて夫々取り付けられている。この棒状ヒーターを
取り付けた電熱ヒーター取付け盤2gもその高さ方向に
調整できる様な構造になっており、その高さを調整する
ハンドル2hが夫々加熱炉2の下方に突出する状態で夫
々取り付けられている。
【0018】コンベヤ3は、その加熱炉2内の長手方向
に一定速度で循環移動するように配置されており、その
終端側は加熱炉2の出口2aから外部に出ている。コン
ベヤ3はその大半が加熱炉2内に設けられており、その
一部は加熱炉2の出口2aから外部に突出している。コ
ンベヤ3はその上部側が加熱炉2内に位置して加熱炉2
内を搬送するように取り付けられており、その下部側の
コンベヤ3は加熱炉2の下面の下方側を搬送するように
取り付けられている。
【0019】コンベヤ3は、左右一対のチェーン3a,
3aと、この左右一対のチェーン3a,3aの間に横設
された多数の連結棒3bとから構成されている。連結棒
3bは、コンベヤ3の循環移動方向に対して、横断方向
に取り付けられており、また、連結棒3bは一定の隙間
を開けて取り付けられている。この連結棒3bには、例
えば、ステンレス棒が使用されている。
【0020】コンベヤ3を構成する左右の一対のチェー
ン3a,3aはそれぞれ無端チェーンからなっており、
加熱調理装置1の左右には、各チェーン3aを循環移動
自在に回装するスプロケット3cが設けられている。左
右のスプロケット3cは、コンベヤ3の横断方向に設け
られた回転軸3dの両端に取り付けられており、左右の
スプロケット3cは回転軸3dによって連結されてい
る。
【0021】この実施例では、各チェーン3aを循環移
動自在に回装するスプロケット3cは加熱調理装置1の
前後の両端とその下部に設けられており、片側で4個設
けられ左右合わせれば8個設けられている。このうち、
出口2a側に設けられているスプロケット3cはその下
方側のスプロケット3cの取付け位置は上部に設けられ
ているスプロケット3c位置よりもやや装置本体の中央
側に寄りに取り付けられていて、下部のスプロケット3
cは上部のスプロケット3cに比べて斜め下方位置に位
置している。
【0022】この斜め下方位置に位置しているスプロケ
ット3cの直ぐ近傍には、このスプロケット3cを駆動
させてコンベヤ3を循環移動させるための駆動モーター
3eが取り付けられている。駆動モーター3eは一定速
度で回転して、コンベヤ3を一定速度で循環移動させ
る。
【0023】また、加熱炉2の側面つまりコンベヤ3の
移動方向に平行になる側面部分には、この加熱炉2内に
食物の投入するための投入口4が延長形成されている。
即ち、投入口4は加熱炉2の側面にコンベヤ3の移動方
向に沿って、その幅が横長に形成されており、この横長
に形成された投入口4には複数の開閉蓋4aが設けられ
ている。コンベヤ3の移動方向に横長な投入口4の下部
には水平な載置板4bが加熱炉2の側面から張り出して
並設されている。
【0024】加熱炉2の側面に延長形成された横長な投
入口4の上部には、その投入口4の横長方向、つまりコ
ンベヤ3の移動方向に沿って複数の表示灯5が複数設け
られている。この表示灯5は、食物を加熱炉2に投入す
る際に、その投入位置を点灯又は点滅しながら指示する
もので、投入する食物の種類及び焼き具合などの入力情
報、及び食物の厚みに応じて表示灯5の表示位置が変わ
るようになっており、調理人は投入位置を表示する表示
灯5の指示に従って、点灯又は点滅する表示灯5の真下
の投入口4から食物を加熱炉2内に投入すればようにな
っている。
【0025】また、加熱調理装置1の側面には、投入す
る食物の種類及び焼き具合などの入力情報を入力する入
力部6としての操作パネル6aが取り付けられている。
この操作パネル6aには入力情報を簡単に入力できるよ
うに、調理する料理の種類及び焼き具合に応じて夫々対
応するように設けられた押しボタン6bが複数設けられ
ている。
【0026】例えば、その押しボタン6bには、ステー
キレア、ステーキミディアム、ステーキダウン、グラタ
ン、ハンバーグレア、ハンバーグミディアム、ハンバー
グウェルダン、などのステーキやハンバーグの種類及び
その焼き具合に応じた押しボタン6bが設けられてい
る。また、グラタン、ピザ、魚などでは種類のみの押し
ボタン6bが設けられている。
【0027】そして、調理する食物に応じてその表示さ
れている押しボタン6bを押して、表示灯5が点灯又は
点滅する位置の真下の投入口4より食物を加熱炉2内に
投入すれば、後は自動的にそれに合うよう最適に焼き上
げられるようになっている。更にこの実施例では、電
源、ヒーター入、ヒーター切、保温入/切、のような基
本的な動作用の押しボタン6bや、調理可、を示す表示
灯も設けられている。
【0028】また、この操作パネル6aの下部には食物
の厚みを計る厚みセンサー7が取り付けられてる。この
厚みセンサー7は、例えば、ステーキやハンバーグなど
厚みによって加熱時間が変わる食物を焼く場合に利用さ
れ、食物受皿に入ったステーキ、ハンバーグなどの食物
をこの厚みセンサー7の真下位置の載置板4b上に置く
と、センサーは自動的に食物の厚みのみを検出する構造
になっている。
【0029】制御装置8は、入力部6からの入力情報と
厚みセンサー7からの情報に基づいて特定位置の表示灯
5を点灯又は点滅させて加熱調理用食物の投入位置を指
示するもので、前述した食物の種類及びその焼き具合な
どの入力情報と厚みセンサー7で検出された食物の厚み
との関係により、食物の投入位置を決定して該当箇所の
表示灯5を点灯又は点滅させる。制御装置8には例えば
コンピュータやパソコンなどが使用され、操作パネル6
a内に組み込まれている。
【0030】加熱炉2の出口2aの外部には、加熱炉2
で加熱調理された料理がコンベヤ3に搬送されて加熱炉
2の出口2aから出てきたことを検知するセンサー9が
取り付けられている。そのセンサー9は操作パネル6a
上に設けられているブザー6cに接続しており、加熱調
理された料理が加熱炉2から出てくるとセンサー9で検
知され、その後直ちにブザー音がなる構造になってい
る。
【0031】次に、上記実施例の構成に基づく加熱調理
装置1の使用方法について以下説明する。入力部6とな
る操作パネル6a上の電源用の押しボタン6bを押して
電源をいれ、次に、ヒーター入の押しボタン6bを押し
て加熱炉2内のヒーターを加熱させ、加熱炉2内を一定
の温度まで上昇させる。このとき、ヒーター入の押しボ
タン6bを押すと、駆動モーター3eも同時に駆動し
て、コンベヤ3も循環駆動し始める。コンベヤ3は一定
の速度で循環移動する。
【0032】コンベヤ3は、加熱炉2内を出口2aに向
かって移動し、その端部の出口2aから加熱炉2の外部
に出た後、反転し斜め下向きに向かって移動し加熱炉2
の下方を水平に移動し、その端部で上向きに反転して加
熱炉2の下部端部から加熱炉2内に入り、加熱炉2の上
部が加熱炉2内に設けられたスプロケット3c部分で反
転して、加熱炉2内を出口2a側に向かって水平に移動
し循環する。そして、加熱炉2内の温度が設定温度に達
すると調理可の表示灯が点灯又は点滅する。これで調理
可能な状態になる。
【0033】調理人は加熱調理するステーキ或いはハン
バーグを受皿に載せて前述した操作パネル6aの下方に
設けられた厚みセンサー7の真下の載置板4b上に置
く。そして、食物の種類及び焼き具合の設定用の押しボ
タン6b、例えば、ステーキレア、ステーキミディア
ム、ステーキウェルダン、或いは、ハンバーグレア、ハ
ンバーグミディアム、ハンバーグウェルダンと表示され
た押しボタン6bの何れかを押す。
【0034】特定の押しボタン6bを押すと、厚みセン
サー7によって、ステーキ或いはハンバーグの厚みを計
り、特定位置の表示灯5が点灯又は点滅して投入位置を
指示する。調理人は、その指示された表示灯5の直下の
投入口4の開閉蓋4aを開けて、そこからステーキ或い
はハンバーグを載せた受皿を加熱炉2内に入れる。な
お、魚、グラタン、或いはピザなどを加熱調理装置を使
用して加熱調理する場合には厚みセンサー7は使用せ
ず、魚、グラタン、又はピザ、と表示された押しボタン
6bの何れかを押す。
【0035】加熱炉2内では、コンベヤ3が出口2aに
向かって一定速度で移動しており、食物を載せた受皿は
出口2aに向かって移動するが、この移動している間に
食物は加熱炉2内のコンベヤ3の上下に設けられたヒー
ターによって焼き上げられる。そして調理された後は、
食物が出口2aに流れ出る。加熱炉2の外にコンベヤ3
によって搬送された食物はセンサー9によって検知さ
れ、そしてブザー音が鳴る。
【0036】調理人は、そのブザー音を聞くことによっ
て加熱調理された料理が加熱炉2の出口2aから搬出さ
れたことを知り、加熱炉2の出口2aの外部のコンベヤ
3上から調理された料理を取り出す。この様にして自動
的に加熱調理が行われる。この場合において、コンベヤ
3は加熱炉2内を一定の速さで移動している。また加熱
炉2内は一定の温度になっている。
【0037】調理人はこの加熱調理装置1を使用して、
異なる種類の料理を同時に調理することができる。すな
わち、異なる種類の食物は加熱時間がそれぞれ異なる
が、この場合、調理時間に応じて食物を投入する投入口
4を変えることによって加熱時間を簡単に変える事がで
きる。
【0038】つまり、加熱時間が長い食物を加熱する場
合にはできるだけ出口2aから遠い箇所の投入口4から
加熱炉2内に投入すれば長い時間かかって加熱調理され
る。また、出口2a側に近い投入口4から投入すると加
熱時間は短くて済む。このように異なる加熱時間の食物
を投入位置を変えることによって、同時に加熱調理する
ことができる。しかも、この場合、投入位置は装置が自
動的に指示してくれるので、調理人は自分で投入位置を
判断する必要がなく、アルバイトなどの素人でも十分に
使用できる。
【0039】なお、この発明は上記実施例に限定される
ものではなく、この発明の精神を逸脱しない範囲で種々
の改変をなし得ることは勿論である。
【0040】
【発明の効果】以上の記載より明らかなように、この発
明に係る加熱調理装置によれば、加熱炉内を一定速度で
出口に向かって移動するコンベヤを利用し、加熱調理用
食物を加熱炉内に入れる場合に、その投入位置を変える
ことによって、加熱時間を変えるようにしたので、コン
ベヤの速度及び加熱炉内の温度を可変にする必要がな
く、コンベヤの駆動機構及び加熱炉の温度制御機構を簡
単にすることができる。
【0041】加熱調理用食物の投入位置を変えることに
よって、加熱炉内で加熱調理される時間を調整でき、し
かも、異なる種類の食物を投入位置を変えることによっ
て、同時に加熱調理することができる。
【0042】更に、投入位置は装置が自動的に指示して
くれるので、調理人は自分で投入位置を判断する必要が
なく、アルバイトなどの素人でも十分に使用できる。
【0043】また、請求項2の場合には、加熱調理され
た食物が加熱炉から搬出された場合、ブザー音で知らせ
てくれるので、加熱炉に食物を入れた後、調理人は加熱
炉の出口を常に監視する必要がなく、他の仕事を並行し
て行うことができ、効率的となる。
【0044】また、請求項3の場合には、近赤外線ヒー
ターを利用して食物の表面を焼いてこげめなどを作るこ
とができる等、極めて新規的有益なる効果を奏するもの
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示す加熱調理装置の側面図
である。
【図2】この発明の実施例を示す加熱調理装置の平面図
である。
【図3】この発明の実施例を示す加熱調理装置の正面図
である。
【図4】この発明の実施例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 加熱調理装置 1a 支柱 2 加熱炉 2a 出口 2b 赤外線ヒーター 2c 近赤外線ヒーター 2d 近赤外線ヒーター取付け盤 2e ハンドル 2f 電熱ヒーター 2g 電熱ヒーター取付け盤 2h ハンドル 3 コンベヤ 3a チェーン 3b 連結棒 3c スプロケット 3d 回転軸 3e 駆動モーター 4 投入口 4a 開閉蓋 4b 載置板 5 表示灯 6 入力部 6a 操作パネル 6b 押しボタン 6c ブザー 7 厚みセンサー 8 制御装置 9 センサー
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−144521(JP,A) 特開 平1−269478(JP,A) 特開 昭50−132163(JP,A) 実開 昭63−136527(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A47J 37/00 - 37/07

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱炉内からその外部に向かって加熱調
    理用食物を搬送し且つ一定速度で循環移動するコンベヤ
    を加熱炉内からその外部に渡って配置し、加熱炉の側面
    にコンベヤの移動方向に沿って投入口を延長形成し、投
    入口を開閉する開閉蓋を複数取付け、投入位置を表示す
    る表示灯を延長形成された投入口に沿って複数設け、加
    熱調理用食物の情報を入力する入力部を設け、加熱調理
    用食物の厚みを検出する厚みセンサーを設け、入力部か
    らの入力情報と厚みセンサーからの情報に基づいて特定
    位置の表示灯を点灯又は点滅させて加熱調理用食物の投
    入位置を指示する制御装置を設けたことを特徴とする加
    熱調理装置。
  2. 【請求項2】 加熱炉内で加熱調理されて外部にコンベ
    ヤで搬送された加熱調理後の食物を検出してブザー音で
    知らせるセンサーを設けた請求項1記載の加熱調理装
    置。
  3. 【請求項3】 コンベヤ移動方向の出口側の加熱炉内の
    上部に近赤外線ヒーターを設けた請求項1記載の加熱調
    理装置。
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