JP2758442B2 - フッ素化共役オレフィン生成物の製造法および得られる新規生成物 - Google Patents
フッ素化共役オレフィン生成物の製造法および得られる新規生成物Info
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Description
よび得られる新規な生成物に関する。
レフィンの経済的に有利な製造法を提供することであ
る。
ルハロアルコキシ基および/またはペルハロアルキル基
および/または塩素原子を有するフッ素化共役オレフィ
ンの製造法を提供することである。
れ、これにより、式 RxO−(CF=CF)m−F (A) RxO−(CF=CF)m−ORx (B) F−(CF=CF)m−F (C) Ry−(CF=CF)m−F (D) RxO−(CF=CF)m−Cl (E) F−(CF=CF)m−Cl (F) Cl−(CF=CF)m−Cl (G) Ry−(CF=CF)m−Cl (H) Ry−(CF=CF)m−ORx (I) (式中、Rxは1〜10個の炭素原子を有し且つフッ素原子
またはフッ素および塩素原子を有する線状または分岐状
ペルハロゲン化アルキル基、ペルハロアルキル−モノエ
ーテル基またはパルハロアルキル−ポリエーテル基であ
り、 Ryは1〜9個の炭素原子を有し且つフッ素原子または
フッ素および塩素原子を有する線状または分岐状ペルハ
ロゲン化アルキル基、ペルハロアルキル−モノエーテル
基またはペルハロアルキル−ポリエーテル基であり、 mは2から10の範囲の数である)を有するフッ素化共
役オレフィン生成物が得られる。
びジメチルスルホキシドから成る群から選択される溶媒
中で、式 RxO−(CFCl−CFCl)m−F (A′) RxO−(CFCl−CFCl)m−ORx (B′) F−(CFCl−CFCl)m−F (C′) Ry−(CFCl−CFCl)m−F (D′) RxO−(CFCl−CFCl)m−Cl (E′) F−(CFCl−CFCl)m−Cl (F′) Cl−(CFCl−CFCl)m−Cl (G′) Ry−(CFCl−CFCl)m−Cl (H′) Ry−(CFCl−CFCl)m−ORx (I′) (式中、Rx、Ryおよびmは前記に定義した通りの意味で
ある)を有するテロマー生成物を40℃から160℃までの
範囲の温度で亜鉛粉末と反応させることを特徴とする。
メタノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノ
ールおよびイソブタノールから選択される。
性剤、例えばKIまたはNaIの存在下で行われる。
知の薬剤、例えばK2CO3または Na2CO3も一般に用いられ得る。
願人による係属中の特許出願明細書に開示されている方
法によって製造することができる。この特許出願明細書
の開示内容は、参考として本明細書に包含される。
ロエチレンを、−100℃から+50℃までの範囲内の温度
で、ペルハロフルオロオキシ化合物 Rx−OF (但し、Rxは前記に定義した通りの意味である) と反応させる。異なる末端基と異なるテロ重合度を有す
るテロマーの混合物が得られる。
希釈したペルハロフルオロオキシ化合物のガス流を、液
体状のまたは不活性溶媒に溶解した1,2−ジクロロ−1,2
−ジフルオロエチレンを含む反応器に供給する。特定の
操作様式(例えば、反応媒質へのF2の添加)を用いるこ
とによって、特定の末端基を有し、テロ重合度が低めの
または高めのテロマーを主として取得することができ
る。
素原子を有するときには、テロマー生成物(A′)、
(B′)および(C′)が主として得られ、Rxが2個以
上の炭素原子を有するときには、(A′)、(B′)、
(C′)、(D′)および(I′)が主として得られ
る。
び−100℃から約−60℃までの範囲内の温度で行うとき
には、同様なテロ重合生成物が得られるが、(A′)お
よび(C′)が主生成物である。
約−60℃から約−20℃までの範囲内の温度で行うときに
は、テロマー種(A′)、(B′)、(C′)、
(D′)および(I′)の外に種(E′)、(F′)、
(G′)および(H′)も得られる。
は、例えば RxO−(CFCl−CFCl)m-1−CF=CFCl (J′) F−(CFCl−CFCl)m-1−CF=CFCl (K′) および RxO−[(CFCl−CFCl)m−1/2−CHF]−F (L′) のような更に他の種の少量含有することができる。
それが得られたときと同じ状態で用いられ、反応終了時
にフッ素化された共役オレフィン生成物の混合物であっ
て、出発物のテロ重合度と一致する各種のテロ重合度を
有するものが得られる。
フィン生成物を蒸留によって互いに分離することができ
る。
(D)、(E)、(H)および(I)を有する生成物は
新規化合物である。
物において、RxおよびRyがパルハロアルキル−ポリエー
テル基であるときには、それらは2個の酸素原子を有す
るのが好ましい。
ましい。
1〜5個の炭素原子を有するのが好ましい。
−CCl3を含まず且つ基 −CFCl−CFCl−を含まないのが好ましい。
ら5の範囲内であるのが好ましい。
なわち先行技術から知られている生成物(すなわち、ペ
ルフルオロ化された共役オレフィン)および新規生成物
は、ポリマー生成物の製造用のコモノマーとして用いら
れる。共役オレフィンから得られるこれらのポリマー生
成物は、主要なポリマー主鎖から離れた分岐位置に二重
結合を有していてもよく、且つこの二重結合は架橋反応
または他の種類の反応の反応部位を形成することができ
る。ポリマー生成物中における基−Rxまたは−ORyの存
在は、これらの基をもたないペルフルオロ化共役オレフ
ィンから得られるポリマーとは異なる特性を与える。更
に、上記オレフィン生成物は、既知生成物も新規生成物
も共に誘電性流体および熱交換流体の製造に用いること
ができる。
の範囲内であり、好ましくは1.00から1.05の範囲内にあ
る。Znのモル数のKIとして計算した活性剤のモル数に対
する比率は、一般的には10から37の範囲内にある。Znの
モル数の K2CO3として計算した酸性度中和剤のモル数に対する比
率は、一般的には4から13の範囲内にある。
ン生成物の外に、例えば、配列 −CFCl−CF=CF−CFCl− を有する非共役クロロフルオロ化オレフィン生成物を少
量形成することができる。
ロ化生成物から蒸留によって容易に分離することができ
る。
けるテロゲンとしてCF3OFを使用することによって得ら
れ、且つテロマー種 F−(CFCl−CFCl)m−F (III a) CF3O−(CFCl−CFCl)m−F (I a) および CF3O−(CFCl−CFCl)m−OCF3 (II a) によって主として構成されるテロマー生成物の混合物に
ついて行うときには、下記のオレフィン生成物が主とし
て得られる。
値が2である生成物(III f)はペルフルオロブタジエ
ンである。
て、テロ重合の反応においてテロゲンとしてCF3CF2OFを
用いることによって得られ且つ主としてテロマー反応種 CF3CF2O−(CFCl−CFCl)m−F (I c) CF3CF2O−(CFCl−CFCl)m−OCF2CF3 (II c) CF3−(CFCl−CFCl)m−F (III c) CF3−(CFCl−CFCl)m−OCF2CF3(IV c) および F−(CFCl−CFCl)m−F (III a) によって主として構成されるものを用いるときには、下
記のオレフィン生成物が主として得られる。
c)は新規生成物である。
してCF3−CF2−CF2−OFを用いることによって得られ且
つ主としてテロマー種 CF3CF2CF2O−(CFCl−CFCl)m−F (I d) CF3CF2CF2O−(CFCl−CFCl)m−OCF2CF2CF3 (IId) CF3CF2CF2O−(CFCl−CFCl)m−CF2CF3 (III d) および F−(CFCl−CFCl)m−F (III a) によって主として構成されるテロマー生成物の混合物を
用いるときには、下記のオレフィン生成物が主として得
られる。
成物である。
ブタジエンが経済的に有利な方法によって得られる。
よび/またはペルハロアルキル基を有する新規なフッ素
化共役オレフィンが得られる。
いるものであり、発明を制限するものではない。
記のようにして製造する。フルオロオキシ−トリフルオ
ロメタン0.6Nl/時、F20.6Nl/時およびN2103Nl/時から成
るガス流を、冷却器、温度計および撹拌機を備えた反応
器内部で−72℃に冷却した液状1,2−ジクロロ−1,2−ジ
フルオロ−エチレン(DCDFE)450g中に通じる。
る。
スクロマトグラフィ、ガス−マス(gas mass)および19
F−NMRスペクトル分析法によって分析する。
mが3であるものは混合物の約2%を構成する。
る。
310gおよびK17gとを、温度計、撹拌機、滴下漏斗および
収集および精留装置を備えた反応器に充填する。
える。
度が60℃を越えて上昇しないようにする。充填が終了し
たならば、反応混合物を55℃から60℃に1時間保持し、
次いで約68℃に更に1時間保持することによって、反応
を完結させる。
精留装置に、成分 F(CF=CF)2−F すなわちペルフルオロブタジエン31gが収集される。
りの反応混合物を分別蒸留する。
トグラフィ、ガス−マスおよび19 F−NMRスペクトル分析法によって分析する。
おいて、 CF3O−CFCl−CFCl−CFCl=CF2 異性体の存在から生じる。
g)は、主として下記の種から構成される。
であるものは前記の混合物の5%を構成する。
310gおよびK17gとを、温度計、撹拌機、滴下漏斗および
収集および精留装置を備えた反応器に充填する。
える。
昇しないようにする。充填が終了したならば、反応混合
物を55℃から60℃に1時間保持し、次いで約68℃で更に
1.5時間保持することによって、反応を完結させる。
器の精留装置に、ペルフルオロブタジエン11.1gが収集
される。
りの反応混合物を分別蒸留する。
じ方法によって行われた。
は、主として下記の種から構成される。
gおよびKI 3.5gとを、温度計、撹拌機、滴下漏斗および
収集および精留装置を備えた反応器に充填する。
に加える。
を約60℃まで低下させる。テロマーの充填が終了したな
らば、反応混合物を65℃から70℃に1時間保持し、次い
で約80℃で更に1.5時間保持することによって、反応を
完結させる。
オロブタジエン8.5gを収集する。
を分別蒸留する。
じ方法によって行われた。
Claims (7)
- 【請求項1】下記式を有する生成物の一種以上を含んで
成るフッ素化共役オレフィン生成物。 RxO−(CF=CF)m−F (A) RxO−(CF=CF)m−ORx (B) RxO−(CF=CF)m−Cl (E) Ry−(CF=CF)m−ORx (I) (式中、Rxは1〜10個の炭素原子を有する線状または分
岐状ペルフルオロ化アルキル基であり、 Ryは1〜9個の炭素原子を有し且つフッ素原子またはフ
ッ素および塩素原子を有する線状または分岐状ペルハロ
ゲン化アルキル基、パルハロアルキル−モルエーテル基
またはペルハロアルキル−ポリエーテル基であり、mは
2から10の範囲の数である) - 【請求項2】Rxが1から6個の炭素原子を有し且つRyが
1から5個の炭素原子を有する、請求項1に記載の生成
物。 - 【請求項3】mが2から5の範囲内である、請求項1ま
たは2に記載の生成物。 - 【請求項4】アルコール、ジメチルホルムアミドおよび
ジメチルスルホキシドから成る群から選択される溶媒中
で、式 RxO−(CFCl−CFCl)m−F (A′) RxO−(CFCl−CFCl)m−ORx (B′) RxO−(CFCl−CFCl)m−Cl (E′) Ry−(CFCl−CFCl)m−ORx (I′) (式中、Rx、Ryおよびmは請求項1に定義した通りであ
る) を有するテロマー生成物の一種以上を40℃から160℃ま
での範囲の温度で亜鉛粉末と反応させることを特徴とす
る、請求項1に記載の生成物の製造方法。 - 【請求項5】溶媒がメタノール、エタノール、プロパノ
ール、イソプロパノールおよびイソブタノールから選択
される、請求項4に記載の方法。 - 【請求項6】反応を脱塩素化活性剤の存在下に行う、請
求項4または5に記載の方法。 - 【請求項7】反応を酸性度の中和剤として作用する薬剤
の存在下に行う、請求項4〜6のいずれか1項に記載の
方法。
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- 1989-06-29 US US07/372,828 patent/US4947006A/en not_active Expired - Lifetime
- 1989-06-30 JP JP1169706A patent/JP2758442B2/ja not_active Expired - Lifetime
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