JP2757285B2 - テレビブラウン管のファンネルとフレアレスネックとを封合する方法 - Google Patents

テレビブラウン管のファンネルとフレアレスネックとを封合する方法

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] テレビブラウン管のファンネルとフレアレスネックと
を封合する方法に関する。
[従来技術] 周知のように、テレビブラウン管は画像面部を形成す
るパネルとそれに連なる漏斗状のファンネルと円筒状の
ネックとのガラス製の各部材からなる。前記各部材は個
別に製作され後で互いに封合されてバルブと称する封合
体が製造され、後のチューブ製造工程においてバルブの
ネック口より電子銃が挿入される。
ところで、第3図に示すように従来のネック1は、ネ
ック1の頂部がフレア状に形成されており、電子銃をネ
ック内の所定位置に挿入した後、該フレア部を含むネッ
クの余剰部分を溶断していた。この従来のフレア付ネッ
ク1とファンネル2との封合は、ファンネルの中心軸と
ネックの中心軸とを正確に一致させて封合していた。
しかしながら、フレア付ネックを封合したバルブの場
合、上記のようにネックの溶断が必要であるばかりでな
く、この溶断作業にともなって微小なガラス粉等の塵埃
が発生し作業環境の悪化をきたすと共にブラウン管の品
質に悪影響を及ぼす等の問題を引き起こしていた。そこ
で、最近、かかる溶断作業を不要とするような第2図に
示すフレアを有しない所謂フレアレスネック3の使用が
試みられている。
[発明が解決しようとする問題点] ところが、ファンネル2と所定長さのフレアレスネッ
ク3とを従来の封合方法を用いて封合した場合、ファン
ネル2とフレアレスネック3の中心軸は正確に一致する
もののフレアレスネック3頂面の位置が所定位置に正確
に定まらないという問題があった。即ち、封合の際フレ
アレスネック3頂面が所定位置よりも高い位置で封合さ
れている場合には、後で電子銃を挿入する際、フレアレ
スネック3頂面を所定位置に形成するために従来のよう
にフレアレスネック3頂面を溶断しなければならず、当
然、先記の溶断作業に伴う問題を生ぜしめることにな
る。また逆に、フレアレスネック3頂面が所定位置より
も低い場合には、電子銃の終端がフレアレスネック3頂
面より突出した挿入状態になってしまい結果的に電子銃
を所定位置に設置することが不可能となっていた。
[問題点を解決するための手段] 本発明は、上記の問題点に鑑み、ファンネルと所定長
さのフレアレスネックとの中心軸を一致させ、ファンネ
ルのヨーク部に位置するEライン若しくはリファレンス
ラインから所定長さのフレアレスネック頂面までの距離
を基準にファンネルとフレアレスネックとを溶着するこ
とを特徴とするテレビブラウン管のファンネルとフレア
レスネックとを封合する方法を提供する。
ファンネルのヨーク部は、電子銃からの電子ビームを
パネルの蛍光スクリーンに向けて偏向させる偏向ヨーク
体が取り付けられる部所である。本発明はこのヨーク部
に位置する水平線、すなわちブラウン管の製造仕様にお
いて用いられるEライン若しくはリファレンスラインか
らフレアレスネック頂面までの距離を基準としてファン
ネルとフレアレスネックとを封合する。
[実施例] 本発明方法を第1図に示す実施例につき具体的に説明
する。
2はファンネル、3は所定長さのフレアレスネック、
4は固定台、5は回転主軸で固定台4内の定位置に回転
自在に支持させる。6は回転主軸5上に直立状に取り付
けられた支持筒で上端に載台7を水平に取り付け支持さ
せる。載台7の上面中央にファンネル2の中心をだすた
めのガイド棒8を立設し、載台7の上面のファンネル2
のシールエッジの4隅に対応する位置には4個のブロッ
ク9をその上面が同一水平面をなすように敷設する。ガ
イド棒8には、その上端のストッパー8′の手前部に中
心孔を備えた傘形の当板10を昇降自在に装着し、当板10
の下面と載台7との間のガイド棒8周囲にコイルスプリ
ング11を巻装して圧縮介在させる。載台7の両側部に略
L形に屈曲した一対のチャックアーム12を左右開閉自在
に装着する。即ち、チャックアーム12の各根部を載台7
の下面左右に設けたブラケット13に横ピン14により回動
自在に軸支し、各先部を載台7の両側方からファンネル
2中央部上方に臨ませる。チャックアーム12の各根部に
は扇形ギヤー15を夫々対向状に設ける。支持筒6の側面
に上記扇形ギヤー15を回転駆動してチャックアーム12を
開閉させるためのエアーシリンダー16を直立状に固設
し、ピストンロッド17の上端に歯列を刻設したラック18
を両側の扇形ギヤー15,15に噛合させる。19はファンネ
ル2とネック3との溶着部を加熱するバーナーを示す。
20は、ネック3を保持するチャック体で、ネック3の
内径面を内張り状に支持するようにチャック体20の軸方
向にはチャック爪21を数列設けてあり、チャック体20は
図示しない駆動源により昇降可能にしてある。
22はファンネル2のヨーク部2′に位置する水平線を
読みとる第1受光器、23はネック3頂面の所定位置を読
みとる第2受光器である。両受光器22,23はファンネル
2のヨーク部2′に位置する水平線からネック3頂面ま
での所定距離dの間隔を有して、スタンド24に固着して
ある。スタンド24は角柱形状で固定台4上に設置したガ
イド台25によって直立状に挿入支持され、スタンド24の
側面とガイド台25の内面との間には複数のベアリング26
が介在してあり、スタンド24を摺動可能としてある。ス
タンド24の下端には歯列を刻設したラック27を取り付け
てあり、該歯列は、固定台4内に設置したパルスモータ
ー28とギヤー29を介して噛合連結してスタンド24を昇降
可能としてある。
スタンド24のファンネル2、ネック3を隔てた対向位
置には第1投光器30と第2投光器31を固着したスタンド
32が固定台4上に立設してあり、第1投光器30はファン
ネル2のヨーク部2′に位置する水平線上に、第2投光
器31はネック3頂面の水平線上に設けてある。
以上の構成よりなる装置を用いた本発明の封合方法は
以下のように行う。尚、本実施例では、後で電子銃が挿
入される際、当業界において、バルブを支持するEライ
ンと称せられている水平線をファンネル2のヨーク部
2′に位置する水平線として基準にする。
ファンネル2を載台7上へ載置する前、エアーシリン
ダー16を作動してピストンロッド17を退入させラック18
に噛合している各扇形ギヤー15を回転させ、横ピン14に
軸支されている各チャックアーム12を左右に拡開させて
おく。この状態で載台7上の各4個のブロック9上にフ
ァンネル2をそのシールエッジの4隅が接するようにガ
イド棒8の上方から載せ、ガイド棒8の上端の当板10で
ファンネル2を支持する。次にエアーシリンダー16を作
動してピストンロッド17を伸長させ横ピン14に軸支した
各チャックアーム12を載台7上の閉合する方向に回動
し、先端をファンネル2の外面に当設させる。前記のこ
とからファンネル2をブロック9上へ載せると、ファン
ネル2のヨーク部2′のラッパ状の内径面がガイド棒8
の傘形の当板10と当接してファンネル2が載台7のほぼ
中心に芯出ガイドされることになり、次に各チャックア
ーム12が閉合動作をすると夫々のチャックアーム12の先
端がファンネル2の外面を押さえてファンネル2を位置
決め固定し、しかしてファンネル2の中心軸を正確に芯
出しする。
次に、パルスモーター28を駆動回転させ、第1受光器
22及び第2受光器23を固着してあるスタンド24を上昇さ
せる。第1受光器22がEラインに到達し第1投光器30か
らの投射光を受光すると、パルスモーター28の駆動が停
止し、スタンド24の上昇が停止する。従って第1受光器
22が停止した位置がEラインとなる。しかる後チャック
体20に下方のファンネル2と同心軸状に支持したネック
3を下降させながら、載台7の回転主軸5とチャック体
20とを同調回転させ、バーナー19でファンネル2とネッ
ク3との溶着部を加熱しネック3をファンネル2に突き
合わせ押し込みして溶着させる。次にチャック体20と共
にネック3を若干上昇後退させバックストレッチによっ
て溶着部を滑らかに形成する。この溶着の際、ネック3
頂面の移動はネック3の押し込みの後発せられる第2投
光器31からの投射光を第2受光器23が受光すると、チャ
ック体20の駆動が停止する。従って、第2受光器23が受
光した位置が、Eラインから所定距離dを有したネック
3頂面の位置になる。
溶着した後、回転主軸5及びチャック体20の回転を停
止させ、次いでネック3を支持しているチャック爪21を
解放してチャック体20を上昇復帰させると共に、エアー
シリンダー16を作動させて各チャックアーム12を左右に
拡開させ載台7のブロック9上のファンネル2ネック3
の封合製品を取り出す。またパルスモータ28を駆動させ
て第1受光器22、第2受光器23を固着したスタンド24を
降下復帰させる。
尚、本実施例では、ファンネル2のヨーク部2′に位
置する水平線をEラインとして実施したが、ヨーク部
2′に位置する他の基準線例えばテレビブラウン管の製
造仕様書において使われているリファレンスラインに置
き換えて実施することも可能である。
[発明の効果] 本発明方法は上記した構成であり、ファンネルの中心
軸と所定長さのフレアレスネックの中心軸とを一致させ
ると同時に、ファンネルのヨーク部に位置するEライン
若しくはリファレンスラインから所定長さのフレアレス
ネック頂面までの距離を基準に溶着するようにしたの
で、フレアレスネック頂面は常に正確な位置となり、バ
ルブへの電子銃挿入の際、ネックの溶断が全く不要なフ
ァンネルネックの封合体を得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明方法を実施する装置の一実施例を示す
一部切欠断面図、第2図はファンネルに溶着されたフレ
アレスネックを示す正面断面図、第3図はファンネルに
溶着されたフレア付ネックを示す正面断面図である。 2……ファンネル、3……ネック 12……チャックアーム、20……チャック体 22……第1受光器、23……第2受光器 30……第1投光器、31……第2投光器

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ファンネルと所定長さのフレアレスネック
    との中心軸を一致させ、ファンネルのヨーク部に位置す
    るEライン若しくはリファレンスラインから所定長さの
    フレアレスネック頂面までの距離を基準にファンネルと
    フレアレスネックとを溶着することを特徴とするテレビ
    ブラウン管のファンネルとフレアレスネックとを封合す
    る方法。
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