JP2754364B2 - 連続式アンローダのスクリュー式バラ物掻取部 - Google Patents

連続式アンローダのスクリュー式バラ物掻取部

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JP2754364B2
JP2754364B2 JP29474595A JP29474595A JP2754364B2 JP 2754364 B2 JP2754364 B2 JP 2754364B2 JP 29474595 A JP29474595 A JP 29474595A JP 29474595 A JP29474595 A JP 29474595A JP 2754364 B2 JP2754364 B2 JP 2754364B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は連続式アンローダの
スクリュー式バラ物掻取部に関する。
【0002】
【従来の技術】図14は従来のスクリュー式バラ物掻取部
を備えた連続式アンローダを示している。連続式アンロ
ーダULは走行フレーム1上に旋回台2を旋回自在に搭載
し、旋回台2上にブーム3を起伏自在に取付け、ブーム
3の先端に垂直搬送部4を揺動自在に取付け、垂直搬送
部4の下端にバラ物掻取部105 が取付けて構成されてい
る。そして、従来のバラ物掻取部105 がスクリュー式の
場合は、円筒形のスクリューケーシング内にスクリュー
が内蔵され、スクリューを回転させることにより、バラ
物をスクリューケーシングの下端からすくい上げ、上方
に搬送し、垂直搬送部4のバケットや2本のベルト間に
送り込むようになっている。また、スクリューケーシン
グは、上端部内径も下端部内径も同径のストレート形で
あり、スクリューも上端側羽根外径と下端側羽根外径が
同径のストレート形である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、連続式アン
ローダの運転中、すなわちバラ物の掻き込み搬送中に、
スクリューケーシングとスクリューの間の隙間に異物が
咬み込むことがある。その場合、スクリューが回転不能
となったり、また無理して回転させるとスクリューやケ
ーシングを損傷するので、いったん掻取部の運転を止
め、異物を取り出さなければならなかった。この異物の
取出しは、一般的には異物をガス切断等により切断して
取り出していたが、この方法はスクリューケーシングの
下方付近のようにガス切断器を挿入できる場所に限ら
れ、スクリューケーシングの下端付近より奥の方に異物
が咬み込んだ場合は対応できなかった。かかる問題に対
処するため、スクリューケーシングの所々に作業用開口
と扉を設けたものもあったが、この場合でも作業用開口
付近に異物が詰った場合はガス切断できたが、少し離れ
ると不可能であり、またスクリューケーシングの強度確
保上余り多くの開口を形成することはできないため、こ
の方法も根本的な解決にはならなかった。さらに、スク
リューケーシングを半割り可能に構成し、異物取り出し
時にスクリューケーシングを取り外すことも検討された
が、スクリューケーシングの下端部外周にはバラ物を掘
削するための掘削ブレードが取付けられているので、ス
クリューケーシングを分解組立てするためには、掘削ブ
レードも分解組立てしなければならず、多くの工数と時
間がかかり、大変不便なものであった。
【0004】本発明はかかる事情に鑑み、連続式アンロ
ーダにおいて、スクリューケーシングとスクリューの間
に咬み込んだ異物を容易かつ短時間に除去できるスクリ
ュー式バラ物掻取部を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明のスクリ
ュー式バラ物掻取部は、スクリューケーシング内でスク
リューを回転させてバラ物を掻き取り垂直搬送部に送り
込む連続式アンローダのスクリュー式バラ物掻取部であ
って、前記スクリューケーシングは、上端内径より下端
内径が順次大きくなるテーパーケーシングで構成され、
前記スクリューは、羽根の上端外径より下端外径が順次
大きくなるテーパースクリューで構成され、前記スクリ
ューをスクリューケーシング内における定位置と、ケー
シング内壁と羽根との間の隙間が大きくなる降下位置と
の間で上下動させる上下動装置を備えていることを特徴
とする。請求項2の発明のスクリュー式バラ物掻取部
は、スクリューケーシング内でスクリューを回転させて
バラ物を掻き取り垂直搬送部に送り込む連続式アンロー
ダのスクリュー式バラ物掻取部であって、前記スクリュ
ーケーシングは、上方部分が内径が同径のストレートケ
ーシングで、下方部分が下端に至るにつれて順次内径が
大きくなるテーパーケーシングで構成され、前記スクリ
ューは、上方部分の羽根の外径が同径のストレートスク
リューで、下方部分の羽根の外径が下端に至るにつれて
順次外径が大きくなるテーパースクリューで構成され、
前記スクリューをスクリューケーシング内における定位
置と、スクリューケーシングの下方部分の内壁とスクリ
ューの下方部分の羽根との間の隙間が大きくなる降下位
置との間で上下動させる上下動装置を備えていることを
特徴とする。
【0006】上記請求項1〜2の発明において、上下動
装置としてはつぎのような構成が好ましい。請求項3の
発明である上下動装置は、回転駆動源に接続され軸受で
回転自在に支持された中空軸と、該中空軸の下端側内部
に軸方向移動自在かつ軸まわり相対回転不能に挿入さ
れ、かつ前記スクリューのスクリュー軸が連結された軸
端金物と、前記中空軸の上端側内部にシリンダが固定さ
れ、かつ前記軸端金物にピストンロッドが連結された油
圧シリンダとからなることを特徴とする。請求項5の発
明である上下動装置は、回転駆動源に接続され軸受で回
転自在に支持された中空軸と、該中空軸の下端側内部に
軸方向移動自在かつ軸まわり相対回転不能に挿入され、
かつ前記スクリューのスクリユーが連結された軸端金物
と、前記中空軸の上端側内部にスクリュー式ジャッキ本
体が固定され、かつその出力軸が前記軸端金物に連結さ
れたスクリュー式ジャッキとからなることを特徴とす
る。請求項6の発明である上下動装置は、前記上下動装
置が、回転駆動源に接続され軸受で回転自在に支持され
たスクリュー式ジャッキ本体と、その出力軸が前記スク
リューのスクリュー軸に連結されたスクリュー式ジャッ
キからなることを特徴とする。前記請求項3の上下動装
置では、前記油圧シリンダの伸長側油室への給油路およ
び縮小側油室への給油路に、油圧シリンダまたは中空軸
の外周に設けたロータリージョイントを介して、作動油
供給ホースを接続していることが好ましい。前記請求項
5、6の上下動装置では、前記スクリュー式ジャッキの
外側に配置したスリップリングを介して、スクリュー式
ジャッキのモータに給電するように構成したことが好ま
しい。
【0007】
【発明の実施の形態】つぎに、本発明の実施形態を説明
する。図1は請求項1の発明の一実施形態に係るスクリ
ュー式バラ物掻取部5(以下、バラ物掻取部5という)
の縦断面図、図2は垂直搬送部4の下端部とバラ物掻取
部5の一部断面側面図、図3は垂直搬送部4の下端部と
バラ物掻取部5の正面図、図4は図2のIV線矢視図、図
5は図2のV線矢視図、図6はスクリュー30を下降させ
た状態のバラ物掻取部5の縦断面図、図7は油圧シリン
ダ42の給油配管の説明図である。
【0008】図2〜3において、4Aは垂直搬送部4の先
端フレームであり、その下端にはピン6を介して支持フ
レーム7が揺動自在に取付けられ、この支持フレーム7
に本実施形態のバラ物掻取部5が取付けられている。ま
た、先端フレーム4Aと支持フレーム7との間には揺動シ
リンダ8が取付けられ、この揺動シリンダ8の伸縮動作
によって、垂直搬送部4が揺動してもバラ物掻取部5は
垂直に姿勢を保つようになっている。さらに、支持フレ
ーム7には、鼓形テールプーリ11とテールプーリ12が上
下に並べて取付けられ、鼓形テールプーリ11には垂直搬
送部4内を循環する上ベルト13が巻き掛けられ、テール
プーリ12には垂直搬送部4内を循環する下ベルト14が巻
き掛けられており、この2枚のベルト13、14にバラ物を
挟んで垂直搬送部7内を搬送するようになっている。こ
の2枚のベルト13、14がバラ物を挟み込む部分を受容部
26という。なお、本発明において、垂直搬送部4内の搬
送手段は、上記のようにベルト挟み方式に限ることはな
く、バケット式その他の任意の手段を採用しうる。
【0009】バラ物掻取部5は軸受ハウジング15とスク
リューケーシング16を備えており、これらは前記支持フ
レーム7に固定されている。軸受ハウジング15の上端か
らは後述するスクリュー軸31の上端に連結されるプーリ
17が出ており、軸受ハウジングの15の側壁にブラケット
を介して取付けられたモータ18の主軸に取付けたプーリ
19との間にベルト20が巻き掛けられている。また、スク
リューケーシング16の下端外周には掘削胴21がベアリン
グ20を介して回転自在に取付けられ、その掘削胴21には
図5に示すように掘削ブレード22が半径方向外側に突出
させて形成されている。さらに、スクリューケーシング
16の略中央部側壁にはブラケットを介してモータ23が取
付けられ、このモータ23の主軸に取付けたピニオン24が
掘削胴21の上端部外周に形成したリングギヤ25(図1参
照)と噛み合っている。このモータ23によって掘削ブレ
ード22を、図5の矢印a方向へ回転させると、バラ物を
掘削して、スクリューケーシング16内に掻き込むことが
できる。
【0010】つぎに、図1に基づき、バラ物掻取部5の
構造を詳述する。軸受ハウジング15の下方にはスクリュ
ーケーシング16が取付けられ、その内部にはスクリュー
30が配置されている。スクリューケーシング16はテーパ
ーケーシングであることが特徴となっており、上端部内
径より下端部内径が順次大きくなっている。スクリュー
30は中心のスクリュー軸31とそれに螺旋状に取付けた羽
根32とからなり、羽根32はその上端部外径より下端部外
径が順次大きくなるテーパースクリューで構成されてい
る点に特徴がある。なお、羽根32の上方のスクリュー軸
31には、図4にも示すように、排出板33が取付けられて
いる。そして、排出板33が取付けられた部位におけるス
クリューケーシング16の前記受容部26に対向する部位は
開口され、側壁34が受容部26の側方を覆うようになって
いる。
【0011】前記軸受ハウジング15の上端と下端には軸
受27、28が取付けられ、これに前記スクリュー30の上下
動装置40が取付けられている。すなわち、41は中空軸で
あり、前記軸受27、28で回転自在に支持されている。こ
の中空軸41の上端フランジには前記プーリ17のプーリ軸
35が連結され、該中空軸41の上端側内部には油圧シリン
ダ42のシリンダ43が入れられ、シリンダ43の上端フラン
ジが、中空軸41のフランジとプーリ軸35のフランジにボ
ルト結合することによって、中空軸41に固定されてい
る。そして、ピストンロッド44は下方に向けられてい
る。
【0012】一方、中空軸41の下端側内部には、軸端金
物36が挿入されており、その上端は前記ピストンロッド
44にピン連結されている。また、軸端金物36の下端に前
記スクリュー軸31の上端がフランジ同士をボルト結合す
ることにより連結されている。なお、軸端金物36は中空
軸41に対し軸方向には移動自在であり、軸まわりには相
対回転不能、つまり、共に回転するように、軸端金物36
の外周と中空軸41の下端部内周との間にスプライン等が
形成されている。そうすることによりスクリュー駆動用
のモータ18の回転が確実にスクリュー30に伝えられ、さ
らに、スクリュー30の回転トルクが油圧シリンダ42に伝
わらないので、油圧シリンダ42の損傷を防止できる。
【0013】そして、前記油圧シリンダ42の伸長側油室
へ作動油を供給する給油口45と縮小側油室へ作動油を供
給する給油口46が、シリンダ43またはシリンダ43と中空
軸41を貫通して設けられている。なお、図8に示すよう
に、給油口45は円周方向に数個所、例えば4個所設け、
任意の1カ所の給油口45に給油ホース47のカプラー48を
着脱できるようにすると、スクリュー30の回転位置に拘
わらず給油ホース47を接続できるので好ましい。また、
下方の給油口46に給油ホースを接続するため、軸受ハウ
ジング15に作業扉49を設けておくのが好ましい。作動油
の供給源としては、ハンドポンプやモータ駆動のポン
プ、またアンローダの駆動用油圧源を用いればよい。
【0014】つぎに、本実施形態のバラ物掻取部5にお
ける異物除去動作を説明する。通常の作業中は図1に示
すように、油圧シリンダ42のピストンロッド44を引き上
げ、スクリュー30の羽根32とスクリューケーシング16内
壁との間の隙間を小さくした定位置で運転する。そし
て、図5に示すように、掘削ブレード22を矢印a方向に
回転させながら、スクリュー30を反対方向、つまり矢印
b方向に回転させて、掘削ブレード22で掻き取ったバラ
物をスクリュー30で上方に搬送する。この場合、前記隙
間は小さいので、バラ物が落下せず効率よく上方に搬送
できる。
【0015】上記の状態でバラ物を搬送している作業
中、スクリュー30の羽根32とスクリューケーシング16と
の間に異物Aが挟まると、バラ物掻取部5のモータ18が
過負荷状態になる。モータ18の過負荷状態が検出される
と、モータ18の回転を止め、バラ物掻取部5を荷役作業
場所から移動させて、例えば、船艙外に出す。その理由
は、荷役作業場所で異物を除去すると、その異物が再び
バラ物中に混る場合がある為である。そして、荷役作業
場所以外で図6に示すように上下動装置40の油圧シリン
ダ42を伸長させ、スクリュー30を降下させる(矢印B参
照)。既述のごとく、スクリュー30とスクリューケーシ
ング16はテーパーを付与されているので、スクリュー30
の降下によって羽根32とスクリューケーシング16の内壁
との間の隙間dは拡大する。このため、異物Aは自然落
下し咬み込み状態から除去される。なお、自然落下しな
い場合は、スクリュー30の羽根32を逆転させると、異物
Aを確実に除去落下させることができる。したがって、
本実施形態では、上下動装置40を駆動するか、あるいは
それに加えてスクリュー30を少し逆転させるだけで、異
物Aを確実に除去できるので、従来のようにガス切断し
たりスクリューケーシングを分割する場合に比べ、手間
がかからず作業を容易に行える。
【0016】つぎに、請求項2の発明の実施形態を説明
する。図7は請求項2の発明の一実施形態に係るスクリ
ュー式バラ物掻取部5の縦断面図である。この実施形態
では、スクリューケーシング16とスクリュー30が下方部
分のみテーパーにし、上方部分をストレートにした点に
特徴がある。すなわち、スクリューケーシング16は、上
方部分16aが内径が上下方向で同一のストレートケーシ
ングであり、下方部分16bが下端に至るにつれて順次内
径が大きくなるテーパーケーシングで構成されている。
また、スクリュー30は、上方部分の羽根32aの外径が同
径のストレートスクリューで、下方部分の羽根32bが下
端に至るにつれて順次外径が大きくなるテーパースクリ
ューで構成されている。
【0017】上記のように、下方部分のみテーパーにし
たのは、つぎの理由による。まず、異物が咬み込むのは
下方部分において多く、上方部分では少ないことから、
スクリューケーシング16の下方部分16bの内径とスクリ
ュー30の羽根32bとの間で隙間dを大きくできれば、異
物除去の実際上は充分であること、さらに、上方部分で
は排出板33が受容部26に向き合う位置にあるが、掻取部
5自体はバラ物運搬船の船倉の底壁が上下動することに
対応して、垂直搬送部4に対して昇降可能に構成されて
おり、昇降した場合、上方部分がテーパーになっている
と、受容部26もしくは鼓形テールプーリ11、12と間に隙
間ができ、バラ物が落下してしまうことがある。このた
め、バラ物掻取部5全体の昇降があっても隙間ができな
いように、受容部26に対向する位置である上方部分をス
トレート形としたものである。
【0018】なお、この実施形態において、上下動装置
40等その他の構成は図1〜6の実施形態と同一でよく、
また、図8〜13の他の構成を任意に採用することができ
る。そして、この実施形態においても、上下動装置40に
よってスクリュー30を降下させ、あるいはさらにスクリ
ュー30を逆転させることで、スクリューケーシング16の
下方に咬み込んだ異物Aを簡単に除去することができ
る。
【0019】つぎに、前記請求項1、2の発明に適用さ
れる各部の構成例を説明する。図4は上下動装置40の油
圧シリンダ42への作動油供給構造の他の例を示す説明で
ある。この実施形態では、油圧シリンダ42のシリンダヘ
ッド43aの外周にロータリージョイント51を配置し、さ
らに軸受ハウジング15に固定する。そして、このロータ
リージョイント51にホース47を取付け、常時伸長側油室
の給油口45と接続し、また縮小側油室の給油口46が形成
された中空軸41の外周にもロータリージョイント52を配
置し、軸受ハウジング15に固定し、このロータリージョ
イント52に常時ホース47を接続したものである。この実
施形態によると、油圧シリンダ42と中空軸41が回転動作
中でも給油できるので、スクリュー30を回転させたまま
スクリュー30を降下させることができる。したがって、
掻取部5の動作を停止させないで異物を取り除けるとい
う利点がある。
【0020】図10(A) は中空軸41と軸端金物36の連結構
造の他の実施形態を示す縦断面図、同(B) 図は(A) 図の
B線矢視図である。図1に示す実施形態では中空軸41の
下端部内周と軸端金物36の外周形状はストレートであっ
たが、図10(A) 図に示すように、テーパー状に形成して
もよい。この場合、降下動作が容易に行えるという利点
がある。また、中空軸41からスクリュー軸31へ回転トル
クを確実に伝えるため、中空軸41内周と軸端金物36外周
は、同図(B) に示すようなスプライン構造とするのが好
ましい。なお、前記テーパーの度合は、軸端金物36が最
下端に位置した場合でも、各スプラインが係合できる程
度となっている。
【0021】図11(A) は中空軸41と軸端金物36の連結構
造のさらに他の実施形態を示す縦断面図、同(B) 図は
(A) 図のB線矢視図である。図11に示すように、中空軸
41と軸端金物36の連結は、中空軸41に形成した切欠き54
に軸端金物36のフランジ36aに立設した突起37を噛み合
わせるようにしたクラッチ構造であってもよい。以上の
外、中空軸41に対し軸端金物36が上下動自在であり、か
つ中空軸41から軸端金物36へ回転トルクの伝達が可能で
あれば、とくに制限なく種々の機構を採用することがで
きる。
【0022】前記実施形態では、上下動装置40のアクチ
ュエータとして油圧シリンダ42を用いたが、これに限ら
ずつぎのような構成であってもよい。図12はスクリュー
式ジャッキを用いた上下動装置40の縦断面図である。中
空軸41の内部にスクリュー式ジャッキ60のジャッキ本体
61が固定され、その出力軸62は下向きに配置され、中空
軸41の下端部内周に挿入された軸端金物36にピン連結さ
れている。ジャッキ本体61の入力軸には駆動用モータ
(図示省略)が取付けられているが、このモータへの給
電線は中空軸41の外周に取付けたスリップリング63を介
して接続すればよい。この実施形態においても、スクリ
ュー30を回転動作させながら降下動作させることが可能
となる。
【0023】図13はスクリュー式ジャッキ70を用いた上
下動装置の他の例の縦断面図である。このスクリュー式
ジャッキ70は出力軸71が円筒状のケーシング72に入れら
れ、駆動ユニット73がケーシング72に固定されている。
このケーシング72を軸受ハウジング15の上下の軸受27、
28で回転自在に支持し、出力軸71の下端は軸端金物36ま
たはスクリュー軸31に直接連結している。この実施形態
によっても、スクリュー30を回転させ、かつ上下動させ
ることができる外に、中空軸を用いていないので、装置
がコンパクトになる利点がある。
【0024】以上の外、上下動装置40としては、上記以
外の構造のスクリュー式ジャッキであってもよく、上記
以外の種々のアクチュエータを用いてもよいことは勿論
である。
【0025】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、上下動装置で
スクリューを降下させることによりスクリューケーシン
グとの間の隙間を広げることができるので、異物の咬み
込みを容易かつ短時間で除去でき、効率のよいバラ物荷
揚げができる。また、従来のようにガス切断等の作業が
不要となり、運転者以外の作業員が不要となって省力化
することができる。請求項2の発明によれば、請求項1
の発明の効果に加えて、バラ物掻取部が垂直搬送部に対
する昇降位置が変っても受容部からバラ物が落下しない
という利点がある。
【0026】請求項3の発明によれば、上下動装置が油
圧シリンダで構成されているので、重量のあるスクリュ
ーを、しかも異物咬み込みによる抵抗が大きくなった状
態でも円滑に降下動作させることができ、かつ中空軸に
内蔵した構成となっているのでコンパクトな構成とな
る。請求項4の発明によれば、回転動作中の油圧シリン
ダへも作動油を供給できるので、スクリューの降下とス
クリューの逆転を組合せた異物除去動作が可能となり、
より効果的に異物除去が行える。請求項5の発明によれ
ば、上下動装置がスクリュー式ジャッキで構成されてい
るので、重量のあるスクリューを、しかも異物咬み込み
による抵抗の大きくなった状態でも円滑に降下動作させ
ることができ、かつ中空軸に内蔵した構成となっている
のでコンパクトな構成となる。請求項6の発明によれ
ば、中空軸を用いず、スクリュー式ジャッキのケーシン
グを直接軸受ハウジングに支持させているので、よりコ
ンパクトな構成となる。請求項7の発明によれば、回転
動作中のスクリュー式ジャッキへも給電できるので、ス
クリューの降下とスクリューの逆転を組合せた異物除去
動作が可能となり、より効果的に異物除去が行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1の発明の一実施形態に係るスクリュー
式バラ物掻取部5の縦断面図である。
【図2】垂直搬送部4の下端部とバラ物掻取部5の一部
断面側面図である。
【図3】垂直搬送部4の下端部とバラ物掻取部5の正面
図である。
【図4】図2のIV線矢視図である。
【図5】図2のV線矢視図である。
【図6】スクリュー30を降下させた状態の掻取部5の縦
断面図である。
【図7】請求項2の発明の一実形態に係るスクリュー式
バラ物掻取部5の縦断面図である。
【図8】油圧シリンダ42の給油配管の説明図である。
【図9】上下動装置40の油圧シリンダ42への作動油供給
構造の他の例を示す説明である。
【図10】(A) 図は中空軸41と軸端金物36の連結構造の
他の実施形態を示す縦断面図、同(B) 図は(A) 図のB線
矢視図である。
【図11】(A) 図は中空軸41と軸端金物36の連結構造の
さらに他の実施形態を示す縦断面図、同(B) 図は(A) 図
のB線矢視図である。
【図12】スクリュー式ジャッキを用いた上下動装置40
の縦断面図である。
【図13】スクリュー式ジャッキ70を用いた上下動装置
の他の例の縦断面図である。
【図14】連続式アンローダの従来のスクリュー式バラ
物掻取部の説明図である。
【符号の説明】
4 垂直搬送部 5 バラ物掻取部 15 軸受ハウジング 16 スクリューケ
ーシング 21 掘削胴 22 掘削ブレード 27 軸受 28 軸受 30 スクリュー 31 スクリュー軸 32 羽根 36 軸端金物 40 上下動装置 41 中空軸 42 油圧シリンダ 43 シリンダ 45 給油口 46 給油口 47 ホース 48 カプラー 51 ロータリージョイント 52 ロータリージ
ョイント 60 スクリュー式ジャッキ 70 スクリュー式
ジャッキ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65G 67/60 - 67/62 B65G 65/00 - 65/28 B65G 33/00 - 33/38

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】スクリューケーシング内でスクリューを回
    転させてバラ物を掻き取り垂直搬送部に送り込む連続式
    アンローダのスクリュー式バラ物掻取部であって、前記
    スクリューケーシングは、上端内径より下端内径が順次
    大きくなるテーパーケーシングで構成され、前記スクリ
    ューは、羽根の上端外径より下端外径が順次大きくなる
    テーパースクリューで構成され、前記スクリューをスク
    リューケーシング内における定位置と、ケーシング内壁
    と羽根との間の隙間が大きくなる降下位置との間で上下
    動させる上下動装置を備えていることを特徴とする連続
    式アンローダのスクリュー式バラ物掻取部。
  2. 【請求項2】スクリューケーシング内でスクリューを回
    転させてバラ物を掻き取り垂直搬送部に送り込む連続式
    アンローダのスクリュー式バラ物掻取部であって、前記
    スクリューケーシングは、上方部分が内径が同径のスト
    レートケーシングで、下方部分が下端に至るにつれて順
    次内径が大きくなるテーパーケーシングで構成され、前
    記スクリューは、上方部分の羽根の外径が同径のストレ
    ートスクリューで、下方部分の羽根の外径が下端に至る
    につれて順次外径が大きくなるテーパースクリューで構
    成され、前記スクリューをスクリューケーシング内にお
    ける定位置と、スクリューケーシングの下方部分の内壁
    とスクリューの下方部分の羽根との間の隙間が大きくな
    る降下位置との間で上下動させる上下動装置を備えてい
    ることを特徴とする連続式アンローダのスクリュー式バ
    ラ物掻取部。
  3. 【請求項3】前記上下動装置が、回転駆動源に接続され
    軸受で回転自在に支持された中空軸と、該中空軸の下端
    側内部に軸方向移動自在かつ軸まわり相対回転不能に挿
    入され、かつ前記スクリューのスクリュー軸が連結され
    た軸端金物と、前記中空軸の上端側内部にシリンダが固
    定され、かつ前記軸端金物にピストンロッドが連結され
    た油圧シリンダとからなることを特徴とする請求項1ま
    たは2記載のスクリュー式バラ物掻取部。
  4. 【請求項4】前記油圧シリンダの伸長側油室への給油路
    および縮小側油室への給油路に、油圧シリンダまたは中
    空軸の外周に設けたロータリージョイントを介して作動
    油供給ホースを接続していることを特徴とする請求項3
    記載のスクリュー式バラ物掻取部。
  5. 【請求項5】前記上下動装置が、回転駆動源に接続され
    軸受で回転自在に支持された中空軸と、該中空軸の下端
    側内部に軸方向移動自在かつ軸まわり相対回転不能に挿
    入され、かつ前記スクリューのスクリユーが連結された
    軸端金物と、前記中空軸の上端側内部にスクリュー式ジ
    ャッキ本体が固定され、かつその出力軸が前記軸端金物
    に連結されたスクリュー式ジャッキとからなることを特
    徴とする請求項1または2記載のスクリュー式バラ物掻
    取部。
  6. 【請求項6】前記上下動装置が、回転駆動源に接続され
    軸受で回転自在に支持されたスクリュー式ジャッキ本体
    と、その出力軸が前記スクリューのスクリュー軸に連結
    されたスクリュー式ジャッキからなることを特徴とする
    請求項1または2記載のスクリュー式バラ物掻取部。
  7. 【請求項7】前記スクリュー式ジャッキの外側に配置し
    たスリップリングを介して、スクリュー式ジャッキのモ
    ータに給電するように構成したことを特徴とする請求項
    5または6記載のスクリュー式バラ物掻取部。
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