JP2753868B2 - 荷電粒子加速装置 - Google Patents

荷電粒子加速装置

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JP2753868B2
JP2753868B2 JP1245223A JP24522389A JP2753868B2 JP 2753868 B2 JP2753868 B2 JP 2753868B2 JP 1245223 A JP1245223 A JP 1245223A JP 24522389 A JP24522389 A JP 24522389A JP 2753868 B2 JP2753868 B2 JP 2753868B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は荷電粒子加速装置に関し、詳細にはイオン源
を改良されたメタルガスケットで質空シールし熱的にも
磁気的にも十分な性能をもたせ、かつ超高真空を維持で
きる荷電粒子加速装置に関する。
[従来の技術] 第2図は従来の荷電粒子加速装置を示す概略断面図で
ある。イオン源ではイオンを励起し集束するためにマグ
ネットコイル12により磁気回路が形成される。フランジ
14も磁気回路として使用される。フィラメント11が通常
3000℃程度に加熱されるのでフランジ14及びフランジ2
もかなりの高温度になる。そのため、イオン源を超高真
空シールする場合、通常のゴム製のOリングは使用する
ことが出来ず、メタルOリングを使用するかあるいは銅
ガスケットにフランジに設けたエッジ部を食い込ませて
シールを行なう方法が使用されている。第2図におい
て、1はフィラメント用電流端子、10は引出し電極、13
はアーク放電、15はプラズマカップ、15aはオリフィ
ス、19はターゲット、21は真空チャンバである。
第3図はフランジ部の拡大部分断面図である。フラン
ジ2及び9は共にステンレス製であり、そのエッジ部2
a,9aで環状銅ガスケット5に食い込み押圧して高度真空
シールを維持している。ステンレス製フランジ2,9は強
度、耐摩耗性は十分であるが磁気特性が劣る。そのた
め、フランジ9の内側にマグネットコイル12の磁気回路
の一部を形成する別の磁性フランジ8が使用されてい
る。
[発明が解決しようとする問題点] しかしながら、このような従来装置では、強制風冷や
水冷に要する費用や、スペースが大きくなる。また、よ
り超高真空の場合はメタルパッキンを使用する必要があ
る。
また、特に強制風冷や水冷をしないで、加熱される部
分からOリング部を離して使用する場合もフランジが大
きくなる。
以上の事と同時にイオン源に使用するためには、励起
や集束の為の磁気回路を形成しなければ成らない。その
為、加熱される部分からOリング部を離して使用する場
合メタルガスケットを使用するフランジとOリング部で
シールするフランジと2枚に成る。
換言すれば、シール用のステンレス製フランジと別に
磁気回路用の磁性体製フランジを使用することは部品点
数、工程数が増加するという問題点があり、また内側フ
ランジを軟鉄等の磁性体で構成してシールと磁気回路と
の両方に使用する場合には銅ガスケットにエッジを食い
込ませるために、強度を上げるためフランジのエッジ部
にチタンコーティングやメッキを行っているが、繰返し
使用すると強度不足からエッジ部分がくずれて来てつぶ
れてしまい、超高真空シールを得ることはできない、と
いう問題点もある。
本発明の目的は、磁気的特性の良いフランジにエッジ
部として強度の大きいメタルリングを熔着し、熱的にも
磁気的にも十分な性能を発揮させ、かつ超高真空を保つ
ことが出来るフランジ構造を備えた荷電粒子加速装置を
提供することである。
[問題点を解決するための手段] 本発明は、上記問題点を解決するためになされたもの
であり、イオン源をメタルガスケットを使用して真空シ
ールする荷電粒子加速装置において、イオン源の磁性体
製フランジ部をメタルガスケットを使用して真空シール
する荷電粒子加速装置において、前記磁性体製フランジ
部のエッジ又は内縁に前記メタルガスケットよりも硬い
材質のメタルリングを備えたことを特徴とする荷電粒子
加速装置が提供される。
[作用] 磁性材料で内側フランジを構成し、その内縁あるいは
エッジ部に強度の十分な材質のメタルリングを固着ない
しは熔着して、磁気回路としての特性を良好となると共
に、それにより超高真空シールのための十分な強度を与
えることができるようになる。
[実施例] 以下に、本発明の実施例を添付図面を参照して詳細に
説明する。
第1図は本発明の荷電粒子加速装置のフランジ構造の
実施例を示す拡大部分断面図である。
マグネットコイル12の周囲に軟鉄等の磁気材料から成
るフランジ4が配置され、そのエッジ部4aとステンレス
製フランジ2のエッジ部2aとが銅ガスケット5を押圧
し、イオン源の超高真空シールを維持している。
軟鉄等の磁性体製フランジ4のエッジ相当部にステン
レス製のメタルリング7がフランジ4に熔接あるいは銀
ろう付けされている。メタルリング7は銅ガスケット5
より硬い材質からなり、メタルリング7によってエッジ
部がくずれてつぶれるのを防ぐことができる。フランジ
2はステンレス製フランジである。軟鉄は透磁率が大き
く、磁気回路としては優れているが軟らかいために強度
が不足する。そこで、ステンレス製エッジ部7を熔着し
てエッジ部の強度を補強し、耐摩耗性を増大させたもの
である。磁性材料としては、軟鉄以外に磁気を取り除い
た場合に残留磁気がほとんど残らない性質を有するもの
ならばよい。
[発明の効果] 以上述べた如く、本発明によれば、熱も十分発散し、
磁気回路としても十分に性能を発揮でき、しかもイオン
源を超高真空にシール出来る荷電粒子加速装置用フラン
ジ構造が実現できる。
また、このような本発明装置は製作費も安価であり、
その上に最も傷みやすいフィラメントの交換も簡単に出
来るように成った。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の荷電粒子加速装置のフランジ構造の実
施例を示す拡大部分断面図、第2図は従来の荷電粒子加
速装置を示す概略断面図、第3図は従来の荷電粒子加速
装置のフランジ構造の拡大部分断面図である。 1……フィラメント用電流端子、2……ステンレス製フ
ランジ、4……磁性体製フランジ、5……銅パッキン、
7……メタルリング、9……ステンレス製フランジ、10
……引出し電極、11……フィラメント、12……マグネッ
トコイル、13……アーク放電、14……フランジ、15……
プラズマカップ、19……ターゲット、20……フランジ構
造、21……真空チャンバ。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】イオン源の磁性体製フランジ部をメタルガ
    スケットを使用して真空シールする荷電粒子加速装置に
    おいて、前記磁性体製フランジ部のエッジ又は内縁に前
    記メタルガスケットよりも硬い材質のメタルリングを備
    えたことを特徴とする荷電粒子加速装置。
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