JP2752354B2 - パチンコ機 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明はパチンコ機に関し、特に、誤って手動清算を
することを防止できるパチンコ機に関するものである。 （従来の技術） 所定個数のパチンコ機によって１回のゲームを終了す
るパチンコ機においては、１回のゲーム終了後そのゲー
ムで得られた得点に応じて賞品球の払出しを行うが、特
公昭58−008859号公報は、１ゲーム終了の都度遊戯者が
清算ボタンを押さなくても良いように自動的に清算する
ものを開示している。 この場合、コインを投入することによって、パチンコ
機内部に所定個数封入されたパチンコ球を１個ずつ打球
装置に送り込み、遊戯面に発射し、封入された所定個数
の遊戯球を打ち終わった段階で１ゲームを終了させ、ゲ
ーム終了後自動的に清算し、そのゲームで得られた得点
に応じて所定個数のコインを払い出す構成になってい
る。 一方、特開昭59−22584号公報は、パチンコ機の前面
に設けられた球受け皿に遊戯球を貯留しておき、その遊
戯球を１個ずつ発射装置へ送り、所定個数の発射が完了
した時点で１ゲームを終了させ、ゲームスタートボタン
を押すことによって、前回ゲームで得られた得点に応じ
た賞品球を払い出す構成のものを開示している。この場
合、多量の遊戯球を球受け皿に貯留しておくため、ゲー
ムの都度コインを投入する必要もなく、遊戯者にとって
便利な構成になっている。 （発明が解決しようとする問題点） しかし、上述の特開昭59−22584号公報のような構成
のパチンコ機において、特公昭58−8859号公報記載のよ
うに、ゲーム終了後自動的に清算する場合、球受け皿に
残っている遊戯球が１ゲームに必要な数が残っていると
は限らず、１ゲームの途中で球受け皿の遊戯球がなくな
ってしまうこともありうる。１ゲームの途中で球受け皿
の球がなくなってしまった場合、それまでの発射により
得点が得られている場合は、その時点で清算する必要が
あるため、手動清算が必要になる。 また、遊戯球がなくなった時点で得点が得られていな
い場合は、その遊戯者がそのパチンコ機を離れてしまっ
たとき、次の遊戯者は１ゲームの途中から始めなければ
ならなくなってしまうため、このときも次の遊戯者がゲ
ームをクリアできるように手動清算できるよにしなけれ
ばならない。 このように、自動清算と手動清算をともに可能なよう
に構成にしておく必要があるが、１ゲームの完了を所定
数の発射数で管理する場合、最後の発射の直後に誤って
手動ボタンを押してしまうと、最後の発射数が遊戯面の
ゲートに入球する１前に清算が行われてしまうこととな
り最後に発射されたパチンコ球の入球による得点が無視
されてしまうという問題があった。 そこで、本願発明の目的は、最後のパチンコ球が発射
されてから所定時間の間（最後のパチンコ球の発射から
ゲートへの入球に要する時間分）手動清算を禁止するこ
とができるパチンコ機を提供することである。 （問題を解決するための手段） 本発明は、パチンコ機前面に設けられた受け皿に貯留
されたパチンコ球を順次発射位置に送出し、所定個数の
パチンコ球の発射によって１回のゲームが終了するよう
に構成されたパチンコ機であって、前記所定個数のパチ
ンコ球の発射完了から第１の所定時間経過後にそのゲー
ムで得られた得点に応じて賞品球を払い出す自動清算手
段と、遊戯者のスイッチ操作によりゲームで得られた得
点に応じて賞品球を払い出す手動清算手段と、前記所定
個数のパチンコ球の発射完了後前記第１の所定時間より
も短い第２の所定時間の間前記手動清算手段による清算
を禁止する手動清算禁止手段を具備することを特徴とす
るパチンコ機である。 （実施例） 次に、本発明の一実施例の構成を図面によって説明す
る。 第１図〜第３図に示すように、アレンジボールパチン
コ遊戯機１の前板２の上部に形成された遊戯面３には、
複数の符号を任意に配列したセーフ球表示器４、この場
合、１〜16の符号を適宜縦横に配列したセーフ球表示器
４と、該セーフ球表示器４の複数の符号１〜16に対応し
て設けたセーフ球受入れ用ゲート５−１〜５−16と、パ
チンコ球が入った状態で役物６が開拡作動して前記ゲー
ト５−１〜５−16上の特定の符号に対応した位置に対す
るパチンコ球の投入を容易にする役物作動口７と、前記
ゲート５−１〜５−16を通過したパチンコ球の前記ゲー
ト５−１〜５−16に対応した符号が前記セーフ球表示器
４の符号の配列で定まる特定の符号の集りだったときに
得られる予め設定した得点を表示する７セグメントLED
の得点表示器８と、パチンコ球が入った状態で前記ゲー
ト５−１〜５−16を通過したパチンコ球による得点数を
任意に増大、本実施例ではこれまでの得点数を２倍にす
る天チャッカー９と、第４図〜第11図に示すように、前
記ゲート５−１〜５−16の直上位置にあって、電磁ソレ
ノイドSOL1駆動のリンク10を介してのスプリング11の付
勢力に抗しての係合板12の移動による、該係合板12に形
成された係合口13に係合体14を係合させた作動アーム15
の基板16上の軸17を中心にしての回転によって例えば千
鳥状に配列したチャッカーロッド18を例えば第８図、第
９図に示すように上下動或は第10図、第11図に示すよう
に出没させるチャッカー装置19とのそれぞれが取付けら
れ、天チャッカー９と拡役物作動口７と各ゲート５−１
〜５−16にパチンコ球が入ったことはそれぞれに取付け
られたスイッチSW1〜SW3、SW4−１〜SW4−16によって検
出される。 一方、アレンジボールパチンコ遊戯機１の前板２の下
部には、第12図に示すように、パチンコ球を遊戯面３上
に打出すためのハンドル20が、該ハンドル20の回転によ
るカム板21の回転によってのパチンコ球打球用打球杆22
の停止位置変化で打球力調節可能かつハンドル20上端部
に取付けられたタッチスイッチ23のオンによる打球用ロ
ータリーソレノイド24の駆動によっての打球杆22の回転
によってパチンコ球の打球可能に取付けられている他、
打球用パチンコ球を容れるための上皿25と賞球を容れる
ための下皿26とが取付けられ、アレンジボールパチンコ
遊戯機１に供給されるパチンコ球の不足状態は第13図に
示すように、タンクレール27の上流部分でパチンコ球BL
の流れが切れてタンクレール27の可動底板28がスプリン
グ29の付勢力によって図示反時計方向に回転することに
よるスイッチSW5のオフによって検出することができ。 又、賞球数が規定数あるか否かは第14図に示すよう
に、タンクレール27から賞球排出口30へ通ずる賞球ケー
ス31内のパチンコ球BL、即ち、通路32内に互い違いに出
没可能な電磁ソレノイドSOL2駆動の賞球放出作動片33、
34によって仕切られた賞球ケース31内のパチンコ球BL検
出用スイッチSW6−１〜SW6−５の出力変化によって検出
することができ、又、第15図に示すように、賞球は最
初、上部賞球排出口30から上皿25に排出されるが、上皿
25上にパチンコ球BLが一杯になったときには軸35を中心
にして回転可能な開閉弁36を開きながら上下皿連通樋37
を通って下部賞球排出口38から下皿26に排出され、下皿
26が一杯になって上下皿連通樋37がパチンコ球BLで溢れ
ると、軸38を中心にして回転可能な作動体40が溢れたパ
チンコ球BLによって回転して、スイッチSW7をオンにす
るとともに当該アレンジボールパチンコ遊戯機１をオフ
にして遊戯の続行を中止させる。 又、各ゲート５−１〜５−16を通ったパチンコ球BLは
各スイッチSW1〜SW3、SW4−１〜SW4−16で検出された
後、第16図に示すように、回収樋41から電磁ソレノイド
SOL3作動の開閉弁42を通って球排出口43に送られ、各ゲ
ート５−１〜５−16両端部のファール球受け口44に投入
されたパチンコ球BLはリプレイ球通路45上のスイッチSW
8で検出されて再打球され、又、第17図に示すように、
上皿25上のパチンコ球BLは球受け口46から軸47を中心に
して回転する球受けアーム48上に供給されて該供給状態
をスイッチSW9で確認することができ、更に、球受けア
ーム48からのパチンコ球BLは軸49を中心にして回転する
保持アーム50で保持された状態での電磁ソレノイドSOL4
のオンによって発射レール送り出し口51から発射レール
52上に送り出されるとともに、該送り出し状態は保持ア
ーム50のオンによるスイッチSW10のオンによって検出さ
れる。 、又、第18図、第19図に示すように、前板２開放時に
球受け口46からパチンコ球BLが漏れないようにするた
め、回転体53と板バネ54を一体に取付けた軸55を前板２
の裏面に取付けた支持体56に回転可能に取付け、前板２
が閉じたときに回転体53がパチンコ機本体57に当接して
板バネ54を図示上方にスライドさせて球受け口46を開
き、前板２が開いたときには回転体53がパチンコ機本体
57から離れて、板バネ54を図示下方にスライドさせて球
受け口46を閉じるとともに、これによって前板２開放時
における球受け口46からのパチンコ球BLの漏れを確実に
防止する。 次に、第20図は本実施例の電気回路図であって、記憶
回路ROMのプログラムに従って制御されるマイクロコン
ピュータCPUにはスイッチ検出部60を介して各ゲート５
−１〜５−16にパチンコ球BLが入ったことを検出する入
球スイッチSW4−１〜SW−16、天チャッカー９にパチン
コ球BLが入ったことを検出するスイッチSW1、各役物作
動口７にパチンコ球BLが入ったことを検出するスイッチ
SW2、SW3、ファール球受け口44にパチンコ球BLが投入さ
れたことを検出する再打球用スイッチSW8、発射レール
送り出し口51から発射レール52上にパチンコ球BLが送り
出されたことを検出する発射球送り用スイッチSW10、遊
戯面３上に取付けられてゲームスタート時に押されるス
イッチSW11、パチンコ球BL不足時に賞品球の放出を禁止
するスイッチSW5、SW6−１〜SW6−５、打球時に操作さ
れるタッチスイッチ23からのオン・オフ信号が入力さ
れ、かつ、マイクロコンピュータCPUからの出力は、７
セグメントLED表示回路61を介して得点表示器８、スト
ップ表示ランプ駆動回路62を介して遊戯面３に取付けら
れたストップ表示ランプ63、２倍表示ランプ駆動回路64
を介して遊戯面３に取付けられた２倍表示ランプ65、役
物作動表示ランプ駆動回路66を介して遊戯面３に取付け
られた役物作動表示ランプ67、賞品球払出ソレノイド駆
動回路68を介して賞品球払出時に作動される電磁ソレノ
イドSOL2、ゲートソレノイド駆動回路69を介してゲート
５−１〜５−16用チャッカー装置19作動時にオンされる
電極ソレノイドSOL1、入球開放ソレノイド駆動回路70を
介して入球開放時にオンされる電極ソレノイドSOL3、発
射球送りソレノイド駆動回路71を介して発射球送り時に
操作される電極ソレノイドSOL4、音声駆動回路72を介し
てゲーム時にゲーム内容に応じた電子音を発生させる電
子音発生用スピーカ73とのそれぞれに供給される。 次に、第21図は本アレンジボールパチンコ遊戯機１の
基本的な動作線図であって、スタートスイッチSW11が押
されると、1.6秒間入球開放信号が発生されて電磁ソレ
ノイドSOL3が作動するとともに、回収樋41内のパチンコ
球BLが球排出口43から図示省略誘導樋に排出され、続い
てハンマー信号と発射球送り信号が発生されて電磁ソレ
ノイドSOL4が作動するとともに、パチンコ球BLが順次発
射レール52上に送られ、この状態で遊戯者がハンドル20
を任意角度回転させてタッチスイッチ23をオンにする
と、その度にロータリーソレノイド24が作動してハンド
ル20回転角度に対応した打撃力でパチンコ球BLが遊戯面
３に発射され、16個目のパチンコ球BL発射が確認される
と、1.3秒間手動精算禁止信号が発生されてその間、得
点の手動による精算が禁止されるとともに、手動精算禁
止信号発生から3.1秒間、即ち、遊戯終了から自動精算
までの間において得点が計算されるとともに、賞品球払
出信号が発生されて電磁ソレノイドSOL2が作動し、上皿
25或は下皿26には得点に対応した数のパチンコ球BLが供
給されて、16個パチンコ球BLがある状態において、前記
同様にして再びゲームが繰返される。 このようにしてゲームが行われるアレンジボールパチ
ンコ遊戯機１は第22図〜第27図のフローチャートによっ
て制御される。 即ち、リセット状態において、ステップ101でスター
トデータOKか否かが判別され、スタートデータOKの場
合、ステップ102でエンドデータOKか否かが判別され、
エンドデータOKの場合、ステップ103でチェックサムが
算出されるとともに、ステップ104でチェックサムOKか
否かが判別され、チェックサムOKの場合、ステップ105
でバックアップデータが作成された後、ステップ106で
スタートデータがクリアされ、更に、ステップ107でエ
ンドデータがクリアされた後、メインルーチンのステッ
プ108で各制御のタイマ処理が行われるが、ステップ10
1、102、104における判別結果がOKでなかった場合、ス
テップ109でバックアップスタートデータOKか否かが判
別され、バックアップスタートデータOKの場合、ステッ
プ110でバックアップチェックサムが算出されるととも
に、ステップ111でチェックサムOKか否かが判別され、
チェックサムOKの場合、ステップ112でバックアップデ
ータをメインデータへ転送し、かつ、ステップ113でス
タートデータをセットするとともに、ステップ114でエ
ンドデータをセットし、この状態で制御を停止して待機
状態を保持する一方、ステップ109でバックアップスタ
ートデータがOKでなかった場合とステップ111でチェッ
クサムがOKでなかった場合、ステップ115でメインデー
タをクリアした後、ステップ116でチェックサムを算出
するとともに、ステップ117でチェックサムをストア
し、更に、ステップ113でスタートデータをセットする
とともに、ステップ114でエンドデータをセットし、こ
の状態で制御を停止して待機状態を保持する。 一方、ステップ108でのタイマ処理後、ステップ118で
ランプ・ソレノイドの出力処理を行うとともに、ステッ
プ119が出力不可か否かが判別され、出力不可の場合、
ステップ120でマイクロコンピュータCPUの図示省略PIO
回路、例えば8255の各ポートを出力にセットして、この
状態で制御を停止して待機状態を保持し、ステップ119
で出力不可でなかった場合、ステップ121でLED7セグメ
ントの出力処理をした後、ステップ122で再度、出力不
可か否かを判別し、出力不可の場合、ステップ120でマ
イクロコンピュータCPUの各ポートを出力にセットし
て、この状態で制御を停止して待機状態を保持し、ステ
ップ122で出力不可でなかった場合、ステップ123でスイ
ッチを入力処理するとともに、ステップ124で賞品球払
出残ありか否かを判別し、残ありの場合、ステップ125
で賞品球払出禁止スイッチONか否かが判別され、禁止ス
イッチOFFの場合、入球開放ソレノイドONか否かが判別
され、ソレノイドOFFの場合、ステップ127で賞品球が払
出されるとともに、ステップ124〜126で賞品球払出残な
しの場合と賞品球払出禁止スイッチONの場合と入球開放
ソレノイドONの場合とのそれぞれにおいてステップ128
で賞品球払出禁止スイッチONか否かが判別され、禁止ス
イッチOFFの場合、ステップ129で再打球スイッチONか否
かが判別され、ステップ128で賞品球払出禁止スイッチO
Nの場合とステップ129で再打球スイッチONの場合とのそ
れぞれにおいてステップ130でストップ表示ランプを点
滅させるとともに、ステップ131で入球開放中か否かが
判別され、入球開放中の場合、アレンジボールパチンコ
遊戯機１は後述OPENルーチンで制御され、入球が開放さ
れていない場合、ステップ132でスタート待ちか否かが
判別され、スタート待ちでない場合、アレンジボールパ
チンコ遊戯機１は後述GAMEルーチンで制御され、スター
ト待ちの場合、ステップ133で中央表示ランプを消灯さ
せ、ステップ134で７セグメントディスプレイを点灯さ
せるとともに、ステップ135で音出力をOFFにした後、ス
テップ136でスタートスイッチONか否かが判別され、ON
の場合、ステップ137で賞品球払出禁止スイッチONか否
かが判別され、禁止スイッチOFFの場合、ステップ138で
タイマーが1.6秒にセットされ、ステップ139で入球開放
処理が開始され、ステップ140でコマンド値がセットさ
れ、ステップ141でタイマー値がRAMに格納され、ステッ
プ143で出力データがRAMに格納された後、コンピュータ
前処理のステップ116に戻ってチェックサムの算出が行
われる。 一方、ステップ131で入球開放中の場合、ステップ144
でタイマーのカウント完了か否かが判別され、タイマー
完了でない場合、ステップ145で中央表示ランプを消灯
させ、ステップ146で入球開放ソレノイドをONにし、ス
テップ147で７セグメントディスプレイを点灯させ、ス
テップ148で電子音を出力させた後、メインルーチンの
ステップ141に戻ってタイマー値をRAMに格納し、又、ス
テップ144でタイマー完了の場合、ステップ149でで中央
表示ランプを点灯させ、ステップ150で入球開放ソレノ
イドをOFFにし、ステップ151で７セグメントディスプレ
イを消灯させ、ステップ152で電子音をOFFにし、ステッ
プ153でゲーム開始前RAMに初期値を設定した後、ステッ
プ154でゲームを開始させた後、メインルーチンのステ
ップ140に戻ってコマンド値をセットする。 一方、ステップ132でスタート待ちでない場合、ステ
ップ155で役物作動口入球スイッチONか否かが判別さ
れ、スイッチONの場合、ステップ156でゲートソレノイ
ドの出力を反転させた後、ステップ157でゲートソレノ
イドONか否かが判別され、ONの場合、ステップ158でゲ
ートタイマー１を１秒にセットし、ステップ159でゲー
トタイマー２を２秒にセットした後、ステップ160でゲ
ート駆動用ソレノイドをONにするとともに、ステップ15
7でゲートソレノイドONでない場合、ステップ161でゲー
トソレノイドONか否かを再び判別し、ONの場合、ステッ
プ162で役物表示作動ランプを点滅させるとともに、ス
テップ161でゲートソレノイドONでない場合、ステップ1
63でタイマーのbit0＝０か否かが判別され、bit0＝０の
場合、アレンジボールパチンコ遊戯機１は後述INPUTル
ーチンで制御され、bit0＝０でない場合、アレンジボー
ルパチンコ遊戯機１は後述JDGSCRルーチンで制御され
る。 一方、ステップ155で役物作動口入球スイッチがOFFの
場合、ステップ164でゲートタイマー２のカウント完了
か否かが判別され、完了の場合、ステップ165で音出力
がOFFにされるとともに、ステップ164でタイマー２のカ
ウントが完了していない場合、ステップ166で電子音を
出力させた後、ステップ167でゲートタイマー１のカウ
ント完了か否かが判別され、完了の場合、ステップ168
のゲート駆動ソレノイドをOFFにするとともに、ステッ
プ167でゲートタイマー１のカウントが完了していない
場合、ステップ161にジャンプしてゲートソレノイドON
か否かが判別される。 一方、ステップ163でタイマーのbit0＝０の場合、ス
テップ169で入球スイッチの検出処理が行われた後、ス
テップ170で新たな入球があったか否かが判別され、入
球があった場合、ステップ171で入球音タイマーを0.35
秒にセットし、入球なしの場合、ステップ172で入球音
タイマーのカウント完了か否かが判別され、カウントが
完了していない場合、ステップ173で電子音が出力さ
れ、カウントが完了した場合、ステップ174で電子音がO
FFになるとともらに、各ステップ171、173、174の後、
ステップ175で２倍スイッチONか否かが判別され、２倍
スイッチONのときステップ176で２倍フラグをセットす
るとともに、ステップ175で２倍スイッチOFFのときはと
もにステップ177で再打球検出待ちか否かが判別され、
再打球検出待ちの場合、アレンジボールパチンコ遊戯機
１は後述WAITルーチンで制御され、再打球検出待ちでな
い場合、ステップ178で自動スタート待ちか否かが判別
され、自動スタート待ちの場合、アレンジボールパチン
コ遊戯機１は後述AUTOルーチンで制御され、自動スター
ト待ちでない場合、アレンジボールパチンコ遊戯機１は
後述HITBルーチンで制御される。 即ち、ステップ177で再打球検出待ちの場合、ステッ
プ179でタイマーのカウント完了か否かが判別され、完
了の場合、ステップ180でタイマーを1.8秒にセットした
後、ステップ181でゲートソレノイドONか否かが判別さ
れ、ONのときステップ182でゲート駆動ソレノイドをON
にし、ステップ183でゲートタイマー１を１秒にセット
するとともに、ステップ181でゲートソレノイドがONで
ないときもステップ184で自動スタート待ちを開始した
後、メインルーチンのステップ140に戻ってコマンド値
をセットし、ステップ179でタイマーのカウントが完了
していない場合、ステップ185で７セグメントディスプ
レイを点滅させるとともに、ステップ186で再打球スイ
ッチONか否かを判別し、再打球スイッチONの場合、ステ
ップ187で発射球カウンターを減算し、ステップ188で７
セグメントディスプレイを消灯しステップ189でゲーム
を開始した後、メインルーチンのステップ140に戻って
コマンド値をセットし、ステップ186で再打球スイッチO
FFの場合、メインルーチンのステップ141に戻ってタイ
マー値をRAMに格納し、又、ステップ178で自動スタート
待ちでない場合、ステップ190で遊戯球の発射処理をし
た後、ステップ191で発射球送りスイッチONか否かを判
別し、スイッチONの場合、ステップ192で発射球カウン
ターを加算し、ステップ191で発射球送りスイッチOFFの
場合とともに、ステップ193で再打球スイッチONか否か
が判別され、スイッチONの場合、ステップ194で発射球
カンウンターが減算され、ステップ193で再打球スイッ
チOFFの場合とともにステップ195で16回発射済みか否か
が判別され、発射済みの場合、ステップ196でタイマー
を1.3秒にセットし、ステップ197で再打球検出待ちを開
始した後、メインルーチンのステップ140に戻ってコマ
ンド値をセットし、ステップ195で16回発射済みでない
場合、メインルーチンのステップ141に戻ってタイマー
値をRAMに格納し、又、ステップ178で自動スタート待ち
の場合、ステップ198でスタートスイッチONか否かが判
別され、スイッチOFFの場合、ステップ199でタイマーの
カウント完了か否かが判別され、カウントが完了してい
ない場合はステップ185にジャンプして７セグメントデ
ィスプレイ点滅の後、ステップ186で再打球スイッチのO
N・OFF状態が判別され、カウント完了の場合とステップ
198でスタートスイッチONの場合とにおいて、ステップ2
00で賞品球払出禁止スイッチONか否かが判別され、ONの
場合、ステップ201でスコアーを賞品球払出残に加算
し、ステップ202でスタート待ちを開始した後、メイン
ルーチンのステップ140に戻ってコマンド値をセット
し、ステップ200で賞品球払出禁止スイッチOFFの場合、
ステップ203でゲート駆動ソレノイドONか否かが判別さ
れ、ソレノイドOFFの場合、ステップ204で賞品球払出ソ
レノイドONか否かが判別され、ソレノイドOFFの場合、
ステップ205でスコアーを賞品球払出残に加算した後、
メインルーチンのステップ138に戻ってタイマーを1.6秒
にセットし、ステップ203と204とのそれぞれにおいてソ
レノイドがONの場合、ステップ206でタイマーを30msに
セットした後、メインルーチンのステップ141に戻って
タイマー値をRAMに格納する。 このアレンジボールパチンコ遊戯機１の場合、役物及
びゲートチャッカによりアレンジボールにパチンコの場
合と同様の変化、即ち、入賞確率に変化を持たせて、適
度の射幸心とともにゲームを一層楽しくさせた状態で入
賞状況をパチンコ同様、目で実感として把握してゲーム
に対する入賞の喜びを一層大きくすることができる。 （発明の効果） 以上詳細に説明したように本発明は、予め設定した所
定の個数のパチンコ球の発射完了後に賞品球の清算を自
動的に行うので、この清算のためのスイッチ操作が不要
になる。このため、遊戯者が容易に遊戯を続行すること
ができ、遊戯に集中できることになる。 更に、遊戯者のスイッチ操作により手動的に賞品球の
清算をすることも可能なので、例えば、遊戯者の手持ち
のパチンコ球が所定個数に満たない場合、払い出される
賞品球の払出が不可能になることがない。 更に、自動清算前の所定時間手動清算を禁止すること
により、最後のパチンコ球の発射から遊戯面のゲートへ
の入球に要する時間分手動清算できないようにできるた
め、最後の発射球の得点が無視されずに確実にカウント
されることになる。

【図面の簡単な説明】 第１図は本発明の一実施例の正面図、第２図はその各部
材の配置図、第３図はその役物の詳細図、第４図はその
ゲートチャッカ部分の説明図、第５図は第４図の一部破
断要部平面図、第６図と第７図はそのゲートチャッカの
作動状態を示す説明図、第８図〜第11図はそのゲートチ
ャッカの斜視図、第12図はその打球部分の説明図、第13
図はそのタンクレール部分の説明図、第14図はその賞球
ケース部分の説明図、第15図はその上皿、下皿部分の説
明図、第16図はそのゲート部分の説明図、第17図はその
発射球送り部分の説明図、第18図はその前板部分を示す
説明図、第19図は第18図の側面図、第20図はその電気回
路図、第21図はその動作線図、第22図〜第27図はそのフ
ローチャート図である。 １……アレンジボールパチンコ遊戯機 ２……前板、３……遊戯面 ４……セーフ球表示器、５−１〜５−16……ゲート ６……役物、７……役物作動口 ８……得点表示器、９……天チャッカ 20……ハンドル、22……打球杆 23……タッチスイッチ、25……上皿 26……下皿、24……ロータリースイッチ BL……パチンコ球

Claims (1)

1. (57)【特許請求の範囲】 １．パチンコ機前面に設けられた受け皿に貯留されたパ
   チンコ球を順次発射位置に送出し、所定個数のパチンコ
   球の発射によって１回のゲームが終了するように構成さ
   れたパチンコ機であって、 前記所定個数のパチンコ球の発射完了から第１の所定時
   間経過後にそのゲームで得られた得点に応じて賞品球を
   払い出す自動清算手段と、 遊戯者のスイッチ操作によりゲームで得られた得点に応
   じて賞品球を払い出す手動清算手段と、 前記所定個数のパチンコ球の発射完了後前記第１の所定
   時間よりも短い第２の所定時間の間前記手動清算手段に
   よる清算を禁止する手動清算禁止手段を具備することを
   特徴とするパチンコ機。