JP2751162B2 - 光伝送方式 - Google Patents
光伝送方式Info
- Publication number
- JP2751162B2 JP2751162B2 JP62228988A JP22898887A JP2751162B2 JP 2751162 B2 JP2751162 B2 JP 2751162B2 JP 62228988 A JP62228988 A JP 62228988A JP 22898887 A JP22898887 A JP 22898887A JP 2751162 B2 JP2751162 B2 JP 2751162B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- modulation
- circuit
- pulse frequency
- modulation circuit
- pfm
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は発光素子にレーザダイオード(以下「LD」と
略す)または発光ダイオード(以下「LED」と略す)を
用い、受光素子にアバランシエホトダイオード(以下
「APD」と略す)またはPINダイオードを用いた光伝送方
式に関し、特に伝送信号を予変調してから電気・光変換
を行う予変調光伝送方式に関する。 (従来の技術) 従来、この種の予変調光伝送方式としては、パルス周
波数変調方式が代表的である。これは送信側で伝送信号
の振幅情報をパルスの繰り返し周波数偏移に予変調する
パルス周波数変調(以下「PFM変調」と略す)した後、
発光素子を強度変調し、受信側では受光素子で光−電気
変換した後、PFM復調回路で原信号に復調する方式であ
る。 伝送信号としては画像信号などの広帯域信号が主とし
て用いられる。 (発明が解決しようとする問題点) この従来の予変調方式は大きなS/N比を得るために偏
移量すなわち変調度を大きくすることが望まれる。 しかし、一般には、変調度を大きくする程歪特性が悪
くなり、高変調度で歪みの小ない変調回路を実現するこ
とは極めて難しい。したがつて歪特性の面から変調度を
制限しS/N的に妥協せざるを得ないという問題点があつ
た。 本発明の目的は上記欠点を解決するもので低歪特性を
維持しながら大きなS/Nを得ることができる予変調光伝
送方式を提供することにある。 (問題点を解決するための手段) 前記目的を達成するために本発明による光伝送方式は
予変調光伝送方式において、 送信側変調回路は入力伝送信号を小さな変調度で予変
調する第1のパルス周波数変調回路と、前記第1のパル
ス周波数変調回路の出力を、この第1のパルス周波数変
調回路での変調度より充分大きな変調度で予変調する第
2のパルス周波数変調回路とから構成し、 受信側復調回路は受信信号を復調する前記第2のパル
ス周波数変調回路に対応する第2のパルス周波数復調回
路と、前記第2のパルス周波数復調回路の出力を復調す
る前記第1のパルス周波数変調回路に対応する第1のパ
ルス周波数復調回路とから構成してある。 上記構成において、より良好な結果を得るためには、 (1) 第2のPFM変調回路のキヤリア周波数は第1のP
FM変調回路のキヤリア周波数より十分高く設定する必要
がある。 (2) また、小さな変調度で予変調する第1のPFM変
調回路の変調の度合は、歪特性を優先して定め、充分大
きな変調度で予変調する第2のPFM変調回路の変調の度
合はS/Nを優先して設定する。 すなわち、第1のPFM変調回路は入力信号に対し周波
数軸上で多値変調であるのに対し、第2のPFM変調回路
は2値変調になつていることである。 (実 施 例) 以下、図面を参照して本発明をさらに詳しく説明す
る。第1図は、本発明による光伝送方式の一実施例を示
すブロック図である。なお、本図には発光素子5の出力
安定化回路および受信側のAGC回路は省略してある。レ
ベル調整回路1は第1のPFM変調回路2の変調度を調整
するもので第1のPFM変調回路の変調度は、良い歪み特
性を確保するためにあまり大きく設定されていない。第
2図に入力信号、復調信号および各部の波形例が示され
ている。入力信号12は第1のPMF変調回路2により、パ
ルス周波数変調波13で変換される。ここでのパルス周波
数変調波の周波数偏移量は、入力信号12の連続的(アナ
ログ的)なレベル変化に対応して連続的に偏移する。言
い換えるとその偏移量は周波数軸上で多値となる。 第1のPFM変調回路2の出力は第2のPFM変調回路3に
入力され、さらにPFM変調されるが第2のPFM変調回路3
の周波数偏移量は周波数軸上で高い周波数fHと低い周波
数fLの2値となる。これは第2のPFM変調回路3の入力1
3(=第1のPFM変調回路の出力)が周波数軸上では多値
であつても振幅軸上では2値であることによる。 第2のPFM変調回路3の変調度は、歪みの心配がない
ので十分大きく設定してある。第2のPF変調回路3の出
力14はLD駆動回路4により発光素子5を強度変調しその
光出力は光フアイバ6に送出される。 一方受信側では、光フアイバ6からの光信号は受光素
子7で電気信号に変換され、パルス増幅回路8で規定の
レベルまで増幅されるが、その出力15は第2のPFM変調
回路3に対応する第2のPFM復調回路で復調された後、
さらに第1のPFM変調回路2に対応する第1のPFM復調回
路10により原信号に復調され、信号増幅回路11で増幅さ
れる。 (発明の効果) 以上、説明したように本発明は、送信側に第2の変調
回路を、受信側に第2の復調回路を有しており、従来の
第1の変調回路の出力を第2の変調回路で大変調するよ
うに構成されているので従来の方式である第1の変調回
路で大変調する場合に比べ低歪みでS/Nの大きい光伝送
方式を提供できる。 特に現行の標準テレビジヨン信号の伝送に比べより広
帯域で低歪、高S/Nが要求される高品位テレビジヨン信
号(HDTV)の伝送等に対しては適している。
略す)または発光ダイオード(以下「LED」と略す)を
用い、受光素子にアバランシエホトダイオード(以下
「APD」と略す)またはPINダイオードを用いた光伝送方
式に関し、特に伝送信号を予変調してから電気・光変換
を行う予変調光伝送方式に関する。 (従来の技術) 従来、この種の予変調光伝送方式としては、パルス周
波数変調方式が代表的である。これは送信側で伝送信号
の振幅情報をパルスの繰り返し周波数偏移に予変調する
パルス周波数変調(以下「PFM変調」と略す)した後、
発光素子を強度変調し、受信側では受光素子で光−電気
変換した後、PFM復調回路で原信号に復調する方式であ
る。 伝送信号としては画像信号などの広帯域信号が主とし
て用いられる。 (発明が解決しようとする問題点) この従来の予変調方式は大きなS/N比を得るために偏
移量すなわち変調度を大きくすることが望まれる。 しかし、一般には、変調度を大きくする程歪特性が悪
くなり、高変調度で歪みの小ない変調回路を実現するこ
とは極めて難しい。したがつて歪特性の面から変調度を
制限しS/N的に妥協せざるを得ないという問題点があつ
た。 本発明の目的は上記欠点を解決するもので低歪特性を
維持しながら大きなS/Nを得ることができる予変調光伝
送方式を提供することにある。 (問題点を解決するための手段) 前記目的を達成するために本発明による光伝送方式は
予変調光伝送方式において、 送信側変調回路は入力伝送信号を小さな変調度で予変
調する第1のパルス周波数変調回路と、前記第1のパル
ス周波数変調回路の出力を、この第1のパルス周波数変
調回路での変調度より充分大きな変調度で予変調する第
2のパルス周波数変調回路とから構成し、 受信側復調回路は受信信号を復調する前記第2のパル
ス周波数変調回路に対応する第2のパルス周波数復調回
路と、前記第2のパルス周波数復調回路の出力を復調す
る前記第1のパルス周波数変調回路に対応する第1のパ
ルス周波数復調回路とから構成してある。 上記構成において、より良好な結果を得るためには、 (1) 第2のPFM変調回路のキヤリア周波数は第1のP
FM変調回路のキヤリア周波数より十分高く設定する必要
がある。 (2) また、小さな変調度で予変調する第1のPFM変
調回路の変調の度合は、歪特性を優先して定め、充分大
きな変調度で予変調する第2のPFM変調回路の変調の度
合はS/Nを優先して設定する。 すなわち、第1のPFM変調回路は入力信号に対し周波
数軸上で多値変調であるのに対し、第2のPFM変調回路
は2値変調になつていることである。 (実 施 例) 以下、図面を参照して本発明をさらに詳しく説明す
る。第1図は、本発明による光伝送方式の一実施例を示
すブロック図である。なお、本図には発光素子5の出力
安定化回路および受信側のAGC回路は省略してある。レ
ベル調整回路1は第1のPFM変調回路2の変調度を調整
するもので第1のPFM変調回路の変調度は、良い歪み特
性を確保するためにあまり大きく設定されていない。第
2図に入力信号、復調信号および各部の波形例が示され
ている。入力信号12は第1のPMF変調回路2により、パ
ルス周波数変調波13で変換される。ここでのパルス周波
数変調波の周波数偏移量は、入力信号12の連続的(アナ
ログ的)なレベル変化に対応して連続的に偏移する。言
い換えるとその偏移量は周波数軸上で多値となる。 第1のPFM変調回路2の出力は第2のPFM変調回路3に
入力され、さらにPFM変調されるが第2のPFM変調回路3
の周波数偏移量は周波数軸上で高い周波数fHと低い周波
数fLの2値となる。これは第2のPFM変調回路3の入力1
3(=第1のPFM変調回路の出力)が周波数軸上では多値
であつても振幅軸上では2値であることによる。 第2のPFM変調回路3の変調度は、歪みの心配がない
ので十分大きく設定してある。第2のPF変調回路3の出
力14はLD駆動回路4により発光素子5を強度変調しその
光出力は光フアイバ6に送出される。 一方受信側では、光フアイバ6からの光信号は受光素
子7で電気信号に変換され、パルス増幅回路8で規定の
レベルまで増幅されるが、その出力15は第2のPFM変調
回路3に対応する第2のPFM復調回路で復調された後、
さらに第1のPFM変調回路2に対応する第1のPFM復調回
路10により原信号に復調され、信号増幅回路11で増幅さ
れる。 (発明の効果) 以上、説明したように本発明は、送信側に第2の変調
回路を、受信側に第2の復調回路を有しており、従来の
第1の変調回路の出力を第2の変調回路で大変調するよ
うに構成されているので従来の方式である第1の変調回
路で大変調する場合に比べ低歪みでS/Nの大きい光伝送
方式を提供できる。 特に現行の標準テレビジヨン信号の伝送に比べより広
帯域で低歪、高S/Nが要求される高品位テレビジヨン信
号(HDTV)の伝送等に対しては適している。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による光伝送方式の一実施例を示すブロ
ツク図である。第2図は第1図の各部の波形例を示す図
である。 1……レベル調整回路 2……第1のPFM変調回路 3……第2のPFM変調回路 4……発光素子駆動回路、5……発光素子 6……光フアイバ、7……受光素子 8……パルス増幅回路 9……第2のPFM復調回路 10……第1のPFM復調回路 11……信号増幅回路 12〜17……各部の波形例
ツク図である。第2図は第1図の各部の波形例を示す図
である。 1……レベル調整回路 2……第1のPFM変調回路 3……第2のPFM変調回路 4……発光素子駆動回路、5……発光素子 6……光フアイバ、7……受光素子 8……パルス増幅回路 9……第2のPFM復調回路 10……第1のPFM復調回路 11……信号増幅回路 12〜17……各部の波形例
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.6 識別記号 FI
H04B 14/02
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 1.予変調光伝送方式において、 送信側変調回路は入力伝送信号を小さな変調度で予変調
する第1のパルス周波数変調回路と、前記第1のパルス
周波数変調回路の出力を、この第1のパルス周波数変調
回路での変調度より充分大きな変調度で予変調する第2
のパルス周波数変調回路とから構成し、 受信側復調回路は受信信号を復調する前記第2のパルス
周波数変調回路に対応する第2のパルス周波数復調回路
と、前記第2のパルス周波数復調回路の出力を復調する
前記第1のパルス周波数変調回路に対応する第1のパル
ス周波数復調回路とから構成したことを特徴とする光伝
送方式。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62228988A JP2751162B2 (ja) | 1987-09-11 | 1987-09-11 | 光伝送方式 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62228988A JP2751162B2 (ja) | 1987-09-11 | 1987-09-11 | 光伝送方式 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6471337A JPS6471337A (en) | 1989-03-16 |
JP2751162B2 true JP2751162B2 (ja) | 1998-05-18 |
Family
ID=16885007
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62228988A Expired - Lifetime JP2751162B2 (ja) | 1987-09-11 | 1987-09-11 | 光伝送方式 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2751162B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06291727A (ja) * | 1992-05-29 | 1994-10-18 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | パルス化アナログ光伝送方式 |
US5663824A (en) * | 1993-11-02 | 1997-09-02 | Lucent Technologies Inc. | Optical modulators as monolithically integrated optical isolators |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61198935A (ja) * | 1985-02-28 | 1986-09-03 | Toshiba Corp | 光伝送方式 |
JPS6267937A (ja) * | 1985-09-19 | 1987-03-27 | Hitachi Cable Ltd | パルスアナログ光通信方式 |
-
1987
- 1987-09-11 JP JP62228988A patent/JP2751162B2/ja not_active Expired - Lifetime
Non-Patent Citations (1)
Title |
---|
W.Glaser"Digitale Komponenten in der Funktechnik"Nachrichten technik Elektronik 32(1982)−4 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6471337A (en) | 1989-03-16 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6556327B1 (en) | Signal converter, optical transmitter and optical fiber transmission system | |
JP3003575B2 (ja) | サブキャリア多重信号の光伝送方法と光伝送装置 | |
EP0701338A3 (en) | An optical intensity modulation transmission system | |
US4677608A (en) | Method of transferring an additional information channel across a transmission medium | |
US20050047797A1 (en) | Duobinary optical transmission device using at least one semiconductor optical amplifier | |
US4300166A (en) | System for transmitting signals between a television camera and the associated control unit | |
JP2751162B2 (ja) | 光伝送方式 | |
US5570219A (en) | Optical transmitter for subcarrier frequency multiplexed optical transmission system | |
KR101411746B1 (ko) | 잡음 제거 방법 및 광송수신기 | |
US4207459A (en) | Optical communication system utilizing light emitting diode | |
CN101019351A (zh) | 使用ossb调制的光传输系统及其信号传输方法 | |
JP3805372B2 (ja) | 非線形伝送媒体用の伝送方式 | |
JP2586087B2 (ja) | 光受信装置 | |
Cowen | Fiber optic video transmission system employing pulse frequency modulation | |
CN1137847A (zh) | 光通信系统 | |
CN112653523B (zh) | Ssb信号生成方法和装置及强度调制直接检测系统 | |
JP4399571B2 (ja) | 光ファイバを利用した通信システム | |
JP2609380B2 (ja) | 光通信装置 | |
JPS6267937A (ja) | パルスアナログ光通信方式 | |
JPH06104833A (ja) | 信号伝送方式 | |
JPS6118377B2 (ja) | ||
Ghassemlooy et al. | Optical fibre transmission of video and audio signals using square wave frequency modulation | |
JPS6322695B2 (ja) | ||
JPH0351339B2 (ja) | ||
JPH05268169A (ja) | 光受信装置 |