JP2750274B2 - 立坑の掘削工法と掘削器 - Google Patents

立坑の掘削工法と掘削器

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JP2750274B2
JP2750274B2 JP26637994A JP26637994A JP2750274B2 JP 2750274 B2 JP2750274 B2 JP 2750274B2 JP 26637994 A JP26637994 A JP 26637994A JP 26637994 A JP26637994 A JP 26637994A JP 2750274 B2 JP2750274 B2 JP 2750274B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば家庭排水の汚水
ますを埋設する立坑、あるいは電柱の基部を埋め込むた
めの立坑の如く、比較的小規模の立坑を掘削する際など
に最も適用される立坑の掘削工法と、該工法に使用する
掘削器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、掘削直径が200mm〜800m
mで、深さが1m〜5m程度と比較的小規模の立坑を掘
削する場合、人掘りで掘削されるか、バックホウやオー
ガなどの重機によって行われるのが一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】人掘りは重機が入り難
いか、重機を設置することができない場所でやむを得ず
行われるもので、掘削する際には人が穴に入って掘削作
業を行うため、バックホウで掘削する場合も同様である
が、小規模の立坑であっても、所用の直径の穴よりも大
きく掘られる。またオーガによれば、その螺旋の直径巾
をもって掘削することができるが、排土処理に手間が掛
かるものであった。
【0004】本発明は以上の問題から、所用とする大き
さをもった立坑を、確実に掘削することができ、しかも
掘削した排土の処理が容易となる解決策を案出したもの
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の解決工法
(請求項1)は、筒状体の掘削管を土中に打ち込み、そ
の掘削管の内部を覆板で気密を保って封鎖してから、該
覆板に引揚げ力を与えて、掘削管とその内部に切り込ん
だ土と共に引き抜くことを特徴とする。
【0006】第1の解決工法に使用する掘削器(請求項
2)は、筒状体をなす掘削管内に覆板をその外周面に設
けたシールが掘削管の内周面に圧接する状態で抜き差し
自在に嵌合してあり、掘削管の一端口周縁に切り刃を有
することを特徴とする。
【0007】第2の解決工法(請求項3)は、筒状体の
掘削管を鞘管内に嵌め、掘削管を鞘管と共に土中に打ち
込んだ後に、掘削管内を覆板によって封鎖し、該覆板に
引揚げ力を与えて、掘削管をその内部に土を保持したま
まで土中より引き抜くことを特徴とする。
【0008】第2の解決工法に使用する掘削器(請求項
4)は、上下を開放した鞘管の一端内縁部に凸条を有
し、凸条より先端に切り刃が形成してあって、該鞘管内
に筒状体をなす掘削管を凸条上に支持した状態で嵌脱自
在に嵌装し、該掘削管内に覆板を、該覆板の外周面に設
けたシールが掘削管の内周面に圧接する状態で抜き差し
自在に嵌合してあることを特徴とする。
【0009】第3の解決工法(請求項5)は、筒状体の
上端にヘッドを備え、ヘッドに通孔を有する掘削管によ
るもので、この掘削管を土中に打ち込んだ後に、ヘッド
の通孔を封鎖して掘削管を引揚げることにより、その内
部に土を保持したままで土中より引き抜くことを特徴と
する。
【0010】第4の解決工法(請求項6)は、前記第3
解決工法において、土中に打ち込まれた掘削管を引き抜
く時に、ヘッドの通孔より掘削管内の空気を吸引するこ
とを特徴とする。
【0011】第3,4の解決工法に使用する掘削器(請
求項7)は、上端口をヘッドで封じた筒状体の掘削管よ
りなり、ヘッドに掘削管内に向かって順次細くなるよう
に先細の突起部を設け、ヘッドに掘削管内に通じる通孔
を備え、掘削管の開放口縁に切り刃が形成してあること
を特徴とする。
【0012】第5の解決工法(請求項8)は、掘削管に
通孔を備えるヘッドを備えるものを用いるもので、この
掘削管を鞘管内に嵌め、掘削管を鞘管と共に土中に打ち
込んだ後に、ヘッドの通孔を封鎖してから掘削管のみを
その内部に土を保持したままで土中より引き抜き、掘削
した立坑に鞘管を土留め管として残設することを特徴と
する。
【0013】第6の解決工法(請求項9)は、第5解決
工法における、土中に打ち込まれた掘削管を引き抜く際
に、ヘッドの通孔より掘削管内の空気を吸引することを
特徴とする。
【0014】前記第5と6の解決工法に使用する掘削器
(請求項10)は、上下を開放した鞘管の一端内縁部に
凸条を有し、凸条より先端に切り刃が形成してあり、こ
の鞘管内に、上端をヘッドで封じた筒状体の掘削管を凸
条に受けた状態で嵌脱自在に嵌め込んであり、ヘッドに
掘削管内へ向かって順次細くなるように先細の突起部を
設け、ヘッドに掘削管内に通じる通孔を備えていること
を特徴とする。
【0015】
【作用】第1工法であれば、打込んだ掘削管の地面より
突出する部分に覆板を、掘削管内の地表面に殆ど当接す
る状態に嵌装してから、覆板に引揚げ力を与えることに
より、その当初は覆板のみが上昇するが、覆板と地表面
間の容積が拡大してその間の空気が稀薄になり外気気圧
より低下して殆ど真空状態になるから、掘削管内の地表
面の全面に等分布の引揚げ力が作用され、掘削管とその
内部に切り込んだ土とを一緒に引揚げられるものであ
る。
【0016】第2工法であると、主に地山が自立しない
軟弱な地山に適用するもので、掘削管と鞘管を組み合わ
して打ち込み、第1工法と同様に掘削管を引き抜いた
際、立坑に鞘管が土留め管として残り、立坑内を保護す
るものである。
【0017】第3工法であると、掘削管を打ち込んでか
ら、掘削管のヘッドに有する通孔を栓などによって封鎖
して、掘削管に引揚げ力を与えることにより、前記工法
と同様にヘッドと地表面間が殆ど真空状態となり、掘削
管内に切り込まれた土を保持したままで引揚げられるも
のである。
【0018】第4工法であると、前述の通孔を封鎖する
ことなく、通孔を通じて掘削管内の空気を真空ポンプな
どにより排出してから、掘削管を引揚げれば、より確実
に切り取った土を保持して引揚げることができる。
【0019】第5,6の工法であると、第2工法と同様
に主に地山が自立しない軟弱な地山に適用するもので、
掘削管を収めた鞘管に打撃力を与えて打ち込んだ後に、
通孔を封じるか、強制的に空気を抜き取って掘削管を引
揚げるもので、掘削管内に土を保持したままで抜き取ら
れ、掘削した後の立坑内に鞘管が残り、土留めした状態
の立坑を構築することができるものである。
【0020】
【実施例】本発明を具体的に説明すると、図1から図3
に示しているように、上縁にフランジ2を有する筒状体
よりなる掘削管1を地表面に起立して、その上面に打込
み機3を連結し、該打込み機3を駆動して掘削管1を土
中に打ち込む。所定の深さまで打ち込むが、この時掘削
管1の上端部が、掘削管1内に切り込まれた地表面4よ
り突出するように予め所要長さの掘削管1を選んで打ち
込む。また、掘削管1の下端口周縁に尖鋭に切り欠いた
切り刃5が形成してある。このように所定深さまで打ち
込んだ後に打込み機3を取り除き、掘削管1の上開放口
から掘削管1内にハッカー6を取り付けた覆板7を嵌め
込み、覆板7を掘削管1内の切り込まれた地表面4に当
接するように設置する。尚、この覆板7は外周面にOリ
ングによるシール材8を備えるもので、覆板7を掘削管
1の内周面に密接した状態で嵌め込れるもので、覆板7
は恰もシリンダのピストンの如く掘削管1内を上下の二
室に密閉した状態で分離して上下動自在に嵌め込まれる
ものである。また覆板7が誤って脱出しないように掘削
管1の上端口にストッパー9を取付けておくことが好ま
しい。
【0021】以上のように覆板7を設置してから、リフ
ター(図示省略)のワイヤー10をハッカー6に結んで
覆板7を引揚げるものである。このように覆板7を引揚
げると、その当初は覆板7のみが僅かに上昇して、覆板
7と切り込まれた地表面4との間に真空に近い空間11
が生成され、更に上昇を続けると、真空による引揚げ力
が地表面4の全面に均等に加わることから、覆板7の単
独上昇が停止して、切り込まれた掘削管1内の土を掘削
管1に付着したままで掘削管1と共に引揚げられ、そこ
に立坑Sが生成されるものである。
【0022】ところで上記の打込み機3及びリフター
は、重機が入る場所であれば、例えば杭打ち機、クレー
ンなどを使用すれば良いが、重機が入らないかまたは設
置することができない場所であれば、打撃式推進機とや
ぐらから吊り下げたチェーンブロックなどを使用するこ
とが好ましい。
【0023】上記の打撃式推進機は、特開平3−166
070号公報に開示したもので、また本発明の工法で使
用するものは図4に示しているように、ケーシング12
の先端に打撃盤13を一体に備えるもので、ケーシング
12内に打撃盤13を打ち叩くハンマー14を内蔵する
もので、その構成は、ピストン15の前進に伴い吊り軸
16が前進し、同時に空気室17の空気を圧縮し始め、
その一部が吊り軸16内の通気孔18を通じてハンマー
14と吊り軸16の先端部間の空間部19に流入し、該
空間部19の背圧力でハンマー14を停止状態に保持し
ている。しかしピストン15及び吊り軸16が更に前進
すると、吊り軸16の外周に設けた凹溝20がハンマー
14に有する連通孔21と対向すると同時に、空気室1
7の圧縮空気が連通孔21を通じて、ハンマー14の両
肩部とシリンダー22の内鍔23間に設けた受圧室24
に流動し、その空気圧によってハンマー14が突進し、
打撃盤13に激突して推進力を発生する。この時ケーシ
ング12には反力が生じないもので、また激突後にはハ
ンマー14は、空気室17と受圧室24の面積差により
自動的に後退し再び発射するものである。尚、ピストン
14はケーシング12内に設けた油圧シリンダー25で
駆動するか、あるいは空気室17内に直接圧縮空気を注
入して駆動しても良い。
【0024】次ぎに図5から図7に示す例は、上記工法
に使用する掘削管1に加えて、この掘削管1を包囲する
鞘管26との組み合わせによって掘削するもので、鞘管
26は外鍔27を有する筒状体よりなり、下端部内周面
に凸条28が形成してあり、この凸条28より下端に尖
鋭に切欠した切り刃5を設けている。尚、掘削管1には
切り刃は不用であり、鞘管26内に収め凸条28に支持
するものである。
【0025】上記掘削器による場合は、鞘管26内に掘
削管1を嵌め、且つ打込み機3を取り付けて鞘管26と
共に打ち込み、以後前記図1の例と同様に覆板7を嵌装
して掘削管1を引揚げるもので、このように掘削された
立坑S内に鞘管26が土留め管として残り、立坑Sを保
護し、後にこの鞘管26も取り外すものである。
【0026】また図8から図10に示す例は、フランジ
2付の筒状体の上開放口を筒状体と一体のヘッド29で
封じた掘削管1aを使用するもので、そのヘッド29に
掘削管1a内に通じる通孔30を有し、更にヘッド29
の裏面、即ち掘削管1a内に対面する面に、円錐状の如
く下方に向かって順次細くなる突起部31を一体に突設
したものである。また、掘削管1aの下端口周縁に尖鋭
に切り欠いた切り刃5が形成してある。尚、前記突起部
31は必ずしも設ける必要がなく、掘削管1aに通孔3
0を有するヘッド29を一体に設けたものであっても良
い。
【0027】以上の掘削管1aを使用して掘削する場合
には、掘削管1aを前述の打撃式推進機などによる打込
み機3で打ち込む。その際ヘッド29に突起部31を有
する掘削管1aであれば、掘削管1a内に切り込んだ地
表面4に突起部31が食い込むように打ち込む。このよ
うに打ち込むと、突起部31の押圧力によって、土が掘
削管1aの内面に圧接し、掘削管1aとの摩擦抵抗が大
きくなり、掘削管1aと土との一体化がより強固になる
ものである。また突起部31が設けてない掘削管1aの
場合には、ヘッド29が地表面4に当接するように打込
む。以上のように打ち込んだ後に打込み機3を取り外
し、ヘッド29にハッカー6を取り付け、更に通孔30
を栓32などによって封鎖してから、掘削管1aに引揚
げ力を与えると、掘削管1aのみが僅かに上昇し、ヘッ
ド29の裏面と切り込んだ地表面4との間の空間11の
容積が広がり気圧が低下することから、真空に近い状態
となり、その吸引力が作用して掘削管1a内に土を保持
したまま引揚げられ、後に立坑Sが生成されるものであ
る。
【0028】上記の工法において、図11,図12の如
く、掘削管1aを引揚げる際、真空ポンプ33により通
孔30を通じて空間11の空気を吸い取って殆ど真空に
近い状態に保持してから引揚げれば、掘削管1aの引揚
げと同時に土を保持して掘削管1aを引揚げることがで
きる。
【0029】更に他の工法として、図示してないが、図
5に示す鞘管26と、図8に示す掘削管1aとの組み合
わせで掘削することもできる。また掘削管1aを抜き取
る際には、図9の如く栓32を施すか、あるいは図11
のように真空ポンプ33を使用するものである。
【0030】尚、前述の掘削管1,1a内の下端部に板
状をなす底切り刃(図示省略)を直径方向に差し渡した
状態に設けても良い。この底切り刃を設けたものであれ
ば、掘削管1,1aを打込んだ後に掘削管1,1aを回
転することによって、掘削管1,1aの土とその下方の
土とが底切り刃によって分離され、掘削された立坑Sの
底をほぼ水平状に成形することができる。
【0031】
【発明の効果】本発明の請求項1に記載する立坑の掘削
工法によれば、筒状体の掘削管を打ち込み、掘削管の地
上より突出する内部に覆板を密接して嵌め、その覆板に
引揚げ力を与えることによって、掘削管をその中に切り
取った土と共に抜き出されるもので、引揚げる際には、
覆板と切り取った地表面との間の空間の気圧が真空に近
い状態に低下することから、覆板が掘削管から抜け取れ
ることがなく、また掘削管内の地表面の全面に亘り等し
い引揚げ力が与えられ、引揚げ中に土が崩れ落ちること
がなく確実に抜き取ることができるものである。また、
掘削した土は掘削管内に保持されているので、その排土
処理が容易になるものである。
【0032】本発明の請求項2に記載する掘削器によれ
ば、筒状体の掘削管と覆板とからなり、構造が簡単であ
り、その取扱いが容易になる。
【0033】本発明の請求項3に記載する立坑の掘削工
法によれば、鞘管に掘削管を入れて打ち込み、掘削管を
その中に嵌めた覆板を介して引き抜くもので、掘削され
た立坑内に鞘管が土留め管として残るため、後に立坑内
の保護を行う必要がなく、即座に立坑内での作業を安全
に遂行することができるようになる。
【0034】本発明の請求項4に記載する掘削器によれ
ば、筒状体の掘削管、覆板及び鞘管からなり、構造が簡
単であり、その取扱いが容易になる。
【0035】本発明の請求項5,6に記載する立坑の掘
削工法によれば、ヘッドを有し、ヘッドに通孔を備えた
掘削管を打ち込んでから、通孔を封鎖するか、掘削管内
の空気を排出して掘削管を引揚げる操作によって掘削す
ることができるので、掘削が更に容易になるものであ
る。突起部を地表面に食い込ませることにより、掘削管
内に切り込まれた土が突起部によって掘削管の内周面に
圧接するため、気圧差による保持力に加えて切り込まれ
た土の保持力が更に向上されるものである。
【0036】本発明の請求項7に記載する掘削器によれ
ば、掘削管にヘッド、突起部、通孔を設けたもので、こ
の掘削管を打ち込み、突起部を地表面に食い込ませるこ
とにより、掘削管内に切り込まれた土が突起部によって
掘削管の内周面に圧接するため、気圧差による保持力に
加えて切り込まれた土の保持力が更に向上されるもので
ある。
【0037】本発明の請求項8,9に記載する立坑の掘
削工法によれば、ヘッドと通孔を備えた掘削管を鞘管内
に入れて、鞘管と共に打ち込み、以後通孔を封鎖する
か、掘削管内の空気を排出して掘削管を引揚げるもの
で、切り込まれた土を確実に保持して掘削管を引き抜く
ことができ、後に残った鞘管で立坑内を保護することが
できる。
【0038】本発明の請求項10に記載する掘削器によ
れば、ヘッド、突起部、通孔を備えた掘削管と鞘管より
なるもので、土を確実に抜きだし、掘削された立坑内を
保護することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による立坑の掘削工法において、掘削管
を打ち込む時の状態を示す断面図である。
【図2】同じく引揚げる前工程を示す断面図である。
【図3】同じく引揚げ中の状態を示す断面図である。
【図4】掘削器を打ち込む際に使用する打込み機の一例
を示す断面図である。
【図5】本発明による立坑の他の掘削工法において、掘
削管を打ち込む時の状態を示す断面図である。
【図6】同じく引揚げる前工程を示す断面図である。
【図7】同じく引揚げ中の状態を示す断面図である。
【図8】本発明による立坑の更に他の掘削工法におい
て、掘削管を打ち込む時の状態を示す断面図である。
【図9】同じく引揚げる前工程を示す断面図である。
【図10】同じく引揚げ中の状態を示す断面図である。
【図11】本発明による立坑の更に他の掘削工法におい
て、引揚げる前工程を示す断面図である。
【図12】同じく引揚げ中の状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 掘削管 3 打込み機 4 地表面 5 切り刃 7 覆板 8 シール材 11 空間 26 鞘管 28 凸条 29 ヘッド 30 通孔 31 突起部 S 立坑

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状体をなす掘削管(1)を起立して土
    中に打ち込んで、掘削管(1)の上端部が地上に突出す
    る状態にまで打ち込んだ後に、掘削管(1)の地上に突
    出する上端部内に覆板(7)を掘削管(1)内周面に気
    密を保持する状態に嵌め込み、該覆板(7)に引揚げ力
    を与えて、掘削管(1)をその内部に土を保持したまま
    で土中より引き抜くことを特徴とする立坑の掘削工法。
  2. 【請求項2】 筒状体をなす掘削管(1)内に覆板
    (7)を、該覆板(7)の外周面に設けたシール材
    (8)が掘削管(1)の内周面に圧接する状態で抜き差
    し自在に嵌合してあり、掘削管(1)の一端口周縁に切
    り刃(5)を有することを特徴とする掘削器。
  3. 【請求項3】 筒状体をなす掘削管(1)を上下口を開
    放した鞘管(26)内に嵌め、掘削管(1)を鞘管(2
    6)と共に起立して土中に打ち込んで、掘削管(1)の
    上端部が地上に突出する状態にまで打ち込んだ後に、掘
    削管(1)の地上に突出する上端部内に覆板(7)を掘
    削管(1)内周面に気密を保持する状態に嵌め込み、該
    覆板(7)に引揚げ力を与えて、掘削管(1)をその内
    部に土を保持したままで土中より引き抜くことを特徴と
    する立坑の掘削工法。
  4. 【請求項4】 上下を開放した鞘管(26)の一端内縁
    部に凸条(28)を有し、凸条(28)より先端に切り
    刃(5)が形成してあって、該鞘管(26)内に筒状体
    をなす掘削管(1)を凸条(28)上に支持した状態で
    嵌脱自在に嵌装し、該掘削管(1)内に覆板(7)を、
    該覆板(7)の外周面に設けたシール材(8)が掘削管
    (1)の内周面に圧接する状態で抜き差し自在に嵌合し
    てあることを特徴とする掘削器。
  5. 【請求項5】 筒状体をなしその上端がヘッド(29)
    で封じてあり、ヘッド(29)に筒状体内に通じる通孔
    (30)を備えている掘削管(1a)を起立して土中に
    打ち込んだ後に、ヘッドの通孔(30)を封鎖して掘削
    管(1a)をその内部に土を保持したままで土中より引
    き抜くことを特徴とする立坑の掘削工法。
  6. 【請求項6】 請求項5の土中に打ち込まれた掘削管
    (1a)を引き抜く時に、ヘッド(29)の通孔(3
    0)より掘削管(1a)内の空気を吸引することを特徴
    とする立坑の掘削工法。
  7. 【請求項7】 上端口をヘッド(29)で封じた筒状体
    の掘削管(1a)よりなり、ヘッド(29)に掘削管
    (1a)内に向かって順次細くなるように先細の突起部
    (31)を設け、ヘッドに掘削管内に通じる通孔(3
    0)を備え、掘削管の開放口縁に切り刃(5)が形成し
    てあることを特徴とする掘削器。
  8. 【請求項8】 上端をヘッド(29)で封じた筒状体よ
    りなり、ヘッド(29)に筒状体内に通じる通孔(3
    0)を備えている掘削管(1a)を、上下口を開放した
    鞘管(26)内に嵌め、掘削管(1a)を鞘管(26)
    と共に起立して土中に打ち込んだ後に、ヘッドの通孔
    (30)を封鎖してから掘削管(1a)のみをその内部
    に土を保持したままで土中より引き抜き、掘削した立坑
    (11)に鞘管(26)を土留め管として残設すること
    を特徴とする立坑の掘削工法。
  9. 【請求項9】 請求項8の土中に打ち込まれた掘削管
    (1a)を引き抜く時に、ヘッドの通孔(30)より掘
    削管(1a)内の空気を吸引することを特徴とする立坑
    の掘削工法。
  10. 【請求項10】 上下を開放した鞘管(26)の一端内
    縁部に凸条(28)を有し、凸条より先端に切り刃
    (5)が形成してあり、この鞘管(26)内に、上端を
    ヘッド(29)で封じた筒状体よりなる掘削管(1a)
    を凸条(28)に支持した状態で嵌脱自在に嵌装し、ヘ
    ッドに掘削管内へ向かって順次細くなるように先細の突
    起部(31)を設け、ヘッドに掘削管内に通じる通孔
    (30)を備えていることを特徴とする掘削器。
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