JP2749607B2 - ヘリコプタの安定性増大装置 - Google Patents

ヘリコプタの安定性増大装置

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JP2749607B2 JP1006086A JP608689A JP2749607B2 JP 2749607 B2 JP2749607 B2 JP 2749607B2 JP 1006086 A JP1006086 A JP 1006086A JP 608689 A JP608689 A JP 608689A JP 2749607 B2 JP2749607 B2 JP 2749607B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (発明の属する技術分野) 本発明は着陸するときに前輪式着陸ギヤをもつ船上に
置かれるヘリコプタの安定性を増大する安定性増大装置
に関する。
詳細には本発明は船上に置かれるヘリコプタの安定
性、特に横安定性を着陸後に増大させる装置に関する。
(従来技術) この種の着陸ギヤは“前輪式”着陸ギヤと称され、2
個の主及び横アンダキャリジをもち、これは出没自在に
取付けられ、1個又は対をなす車輪を例えば“デアボ
ロ”と称する取付け法により並べて配置し、補助アンダ
キャリジ或いは特に小形の後部車輪に限定されるアンダ
キャリジの何れかを備え、前記補助アンダキャリジは固
定又は出没自在の前部アンダキャリジとして備え、これ
は1個又は対をなす車輪をもつ。
本発明装置はかかるヘリコプタの横転倒に対する安定
性を、横風のある場合又は無い場合に、動くプラットフ
ォーム、例えば船の離着陸プラットフォーム、例えば航
空母艦や他の“ヘリコプタ”デッキに着陸した後におい
て改善するものである。上記の如き海上の作業プラット
フォームは特に“自動昇降”型式のものであり、はしけ
様式で一方から他方の作業場所へ移動し、そのとき波や
うねりの作用を受けて横ゆれ、縦ゆれを起こすものであ
る。従ってヘリコプタの傾倒に対する改良した安定性は
離着陸領域での静止状態だけでなく、けん引中、前記領
域上でのヘリコプタの移動中、ヘリコプタ防護用プラッ
トフォーム又は船上に設けたハンガー又はガレージと前
記領域の間の移動中にも保証されなければならない。
動くプラットフォームに着陸するヘリコプタの場合制
御された接着装置をもつ着陸ギヤを具備することはフラ
ンス国特許第1241147号から既知である。この接着装置
はヘリコプタが装備する浮力タンクの下部に出没自在に
取付けた多数の吸引カップからなる。多数の吸引カップ
は半円筒形の剛性外板の下部開口を閉じるゴム張り布に
より支持し、外板は底に向って開き、各浮力タンクの下
部にしっかり取付ける。外板内でゴム張り布と外板間に
形成された凹所内に密封した空気袋を外板と一体にかつ
多数の開口をもつ前記布と一体に中心吸引カップに対し
て横に配置する。各カップは同様に小さな中心みぞをあ
けられる。空気袋はヘリコプタのタービン圧縮機の吐出
口の圧縮空気連結部から加圧され、又はエゼクタによっ
て空気を吸出することにより減圧下におかれる。その中
心ノズルは前記空気連結部から直接供給される。空気袋
の加圧によりそれは円筒形に膨脹して、前記布と吸引カ
ップを押戻して、剛性外板の外部に向って突出し、即ち
対応する浮力タンクの下に突出し、同時に吸引カップを
開放空気と連通させる小さな中心みぞを消失させる。逆
に、空気袋を減圧下に置くと前記布と吸引カップを外板
内部に向って引込ませ、前記小さな中心みぞを開放空気
に連通させる。
着陸のためにヘリコプタに接近する前にパイロットは
空気袋を加圧し、従って吸引カップは着陸のために外に
出され、プラットフォームへの接着の用意がなされる。
着陸時に衝撃を受けたとき、吸引カップの接着が殆んど
瞬間的に起こり、これはヘリコプタの重量のためにカッ
プがつぶれる過程においてカップの縁から空気が放出さ
れるためである。このためはね返りが防止され、プラッ
トフォームにヘリコプタは固定される。多数の吸引カッ
プはプラットフォームの表面状態の性質又はよごれに依
る接着力の低下を軽減せしめる。
離陸のためには、パイロットはヘリコプタの一般的ピ
ッチのための制御器を操作したとき空気袋の減圧を指示
し、この減圧によりすべての吸引カップを同時に開放空
気と連通させ、これと同時に吸引カップ支持布を剛性外
板の内部に向って引込ませ、ヘリコプタを瞬間的にプラ
ットフォームから解放させるようになす。
この制御接着装置はヘリコプタをプラットフォーム上
に固定する装置又は別法として迅速結合用の独立した手
段を構成し、これは多数のけい留点を含み、その各点は
吸引カップに相当し、そのため結合や解放が同時に起こ
る。このためかかる装置は着陸したヘリコプタの安定性
を増大し、このヘリコプタのひっくり返りに対する安定
性の改善をなすが、それは静止状態においてのみであ
る。かかる装置はけん引中には使用できない。この結果
けん引を可能にするためには静止状態下で得られる改良
された安定性が確保されないようにこの装置を不能化す
る必要がある。それ故けん引のためにトロリーの如き他
の装置を使う必要があり、このけん引トロリーは着陸し
たヘリコプタの下に滑り込ませる必要があると共に空気
袋は加圧下に保ち、けん引トロリーは空気袋が収縮した
ときに従って吸引カップが引込んだときに移動可能とな
るようにする。かかる補助トロリーが必要であるのは、
ヘリコプタが車輪付き着陸ギヤを有する場合このギヤの
アンダキャリジが使用できないからである。その理由は
その場合制御接着装置の使用は動くプラットフォーム上
で対応するヘリコプタを使用するために車輪付き着陸ギ
ヤが引込むか又は取払われることを特に想定するからで
ある。
前記フランス特許の制御接着装置はフロートをもつギ
ヤを備えたヘリコプタに、又は下部に浮力タンクをもつ
非常用浮力装置を備えた状態で車輪付きギヤをもつヘリ
コプタに、別法として水上用又は水陸両用のヘリコプタ
にしか使用できないが、最後の場合には車輪付き着陸ギ
ヤは出没自在の吸引カップをもつ装置を使用するために
常に引込ませるか又は取り払わなければならない。
結局、前記フランス特許の出没自在の吸引カップによ
る制御接着装置は前輪式着陸ギヤには機能的に適さな
い。2つの主アンダキャリジと補助の前部又は後部アン
ダキャリジは動くプラットフォーム上での離着陸に有効
に使用されるものである。
フランス特許第2544280号は水陸両用ヘリコプタ用の
着陸ギヤを示す。その喫水線はヘリコプタ自在の胴体に
あり、横バランスを確保することが必要である。着陸ギ
ヤは一方では地上又はプラットフォーム上でのアンダキ
ャリジの正規の機能を確保し、他方では喫水線がヘリコ
プタ胴体により与えられる程度にまで水上又は満水状態
下でヘリコプタの横安定性を確保するように設計する。
そのため、2つの主及び横アンダキャリジの各々は水平
面内で傾いた軸の回りで胴体に枢着する。アンダキャリ
ジの対応する脚は車輪と、フロートの形の流線形構造を
備え、各主アンダキャリジは制御装置によって操作し
て、地上又はプラットフォーム上への離着陸に適した下
方位置と、フロートの流線形構造が満水状態で横安定性
を確保して水上滑走用の正しい迎え角を示す高い位置か
らの移動を可能となす。
かかる装置はヘリコプタが水上に下りたときにのみヘ
リコプタの横安定性を増す。それはヘリコプタが地上に
又は剛性フラットフォーム上に下りたときには満水状態
下において横安定器を構成する車輪付きアンダキャリジ
が常法により使われるため安定性の増大又は改善をもた
らさないからである。
他方、スキッドをもつ着陸ギヤのみを、備えたヘリコ
プタの地上移動を容易にするための装置又は機器は多数
知られている。
例えば、英国特許第1382265号に示す引きトロリーは
各端で車輪上に取付けたフレームを有し、一端に方向制
御器をもち、モータにより動かされ、モータは他端の車
輪を駆動し、前記フレームは引き装置を支持し、これは
トロリーとスキッド付ヘリコプタ間の相対的移動を生ぜ
しめる。トロリーが備える2つのトラックは好適にはロ
ーラを備え、ヘリコプタのスキッドを受入れる。この引
き装置は好適にはトロリーの車輪用と同じモータにより
駆動する。
明らかにこのトロリーは重くてかさばるが、それはヘ
リコプタを動かすためにモータとその動力供給源を備え
る必要がある上にそれはヘリコプタを担持しなければな
らず、そのためにヘリコプタをトロリー上に積むために
持上げるのを助けなければならないからである。更に、
特にスキッド付きヘリコプタの移動に用いるかかる担持
トロリーは特にトロリー上に積む間にはヘリコプタの横
安定性を増大させない。その理由は、たとえ一般的手法
であっても、トロリーけん引中のような静的条件下でヘ
リコプタが運搬トロリー上に載っているときには、ヘリ
コプタの前部又は後部を少し持上げる必要があるからで
ある。それは、トロリーと地面との接触点、即ちトロリ
ー車輪はスキッド内にあるためヘリコプタの縦中央平面
に接近しており、トロリー前部の接触点はヘリコプタの
重心に近く、他方ではその重心はヘリコプタがスキッド
上に載ったときに高くなるからである。結局、スキッド
付き着陸ギヤを備えたヘリコプタの横安定性はヘリコプ
タがかかる地上移動トロリー上に載っているときには減
少する。
これと同じことは米国特許第4033422号のトロリーに
ついても云える。これに開示した小形トロリーの自己動
力付きフレームは少なくとも2つの同軸の車輪と、車輪
を駆動するモータと、ヘリコプタ構造の下面の安定点と
接触させるジャッキ持上げシステムを備える。このフレ
ームは方向制御アームを備え、その操作取手は駆動モー
タと持上げジャッキを制御する部材をもつ。このトロリ
ーは2つの補助車輪付きギヤと組合わせて使う。各ギヤ
はヘリコプタの2つのスキッド中の1つのスキッドの背
後に固定する。
このトロリーは比較的高価で、重く、複雑である。そ
れは、車輪駆動用モータと持上げジャッキに動力供給す
る液圧回路ポンプの駆動用モータに給電するバッテリを
積むからである。前述と同様に、この操縦トロリーとそ
の補助後部転動ギヤが受入れるヘリコプタの横安定性は
けん引のときのような静的条件下では減少する。その理
由は、一方では2個のスキッド間の前部にあるトロリー
車輪の位置と、他方ではスキッド後部の補助転動ギヤの
位置において地上で“3点”支持するからである。
結局、かかる操縦トロリーは動くプラットフォーム上
では使用できない。それは、運搬しようとするスキッド
付きヘリコプタの安定性、特に横安定性を減じ、他方で
は特にスキッド付き着陸ギヤをもつヘリコプタに適用さ
れるものであり、前輪式着陸ギヤをもつヘリコプタには
使用できないからである。この前輪式着陸ギヤのアンダ
キャリジは動くプラットフォーム上で離陸するときと同
様、着陸するときに使用される。
スキッド付きヘリコプタの下に滑り込ませるかかる操
縦トロリーは例えば“グリッドハープーン”型の大部分
の着陸補助装置には適さない。動くプラットフォームは
この装置を備えて、受入れるヘリコプタの転倒を防ぐ優
れた安定性を確保する。
船上に置かれるヘリコプタは一般にスキッド付き着陸
ギヤを備える。それは、この種のアンダキャリジは十分
な弾性をもたず、良好な状態下で動くプラットフォーム
上に着陸するために垂直方向に十分な制動を生ぜしめな
い。それはヘリコプタとプラットフォームの相対的運動
速度の垂直成分が3m/Sを越えるからである。他方、前記
英国特許と米国特許につき前述した如く、スキッド付き
着陸ギヤは補助装置の助力なしでヘリコプタを着陸プラ
ットフォーム上で特に制動に関して十分な安全性をもっ
て移動させることができない。
上記種々の理由から、船上に置かれる大部分のヘリコ
プタは車輪付き着陸ギヤを備える。これは船上ヘリコプ
タのかなり限定された数のものについて、多分傾斜面に
あるが決して動かない固い地面又は地上プラットに置か
れた基地で使用するように設計、装備されたヘリコプタ
に由来するものである。このため、これらのヘリコプタ
は前輪式の着陸ギヤを備え、これは前部又は後部の補助
アンダキャリジをもち、その2つの主及び横アンダキャ
リジは比較的小さいトラックをもち、重量を小さくし、
できるだけ小さい空力的抗力を生じるようになす。しか
し主キャリジのトラックが比較的小さいためこの着陸ギ
ヤはヘリコプタに、転倒の危険なしに、横安定性を与え
ることができず、これらのヘリコプタの船甲板上に置け
ば強い縦ゆれ、横ゆれを受け、例えばフリゲート艦やコ
ルゲット艦の場合、強い横風を受け、これは離着陸を不
都合となし、更に着陸したヘリコプタの操縦をも面倒と
なし、このようなことは航空母艦(ヘリコプタ母艦又は
飛行機母艦)の甲板上で起こる。
ヘリコプタを地上の傾斜プラットフォームに着陸させ
たい場合には、傾斜面に向って接近し、プラットフォー
ムに着陸した後に縦安定性を与えるために前記装置を使
用する。縦安定性は一般に横安定性よりずっと大きい。
しかし、船上に置いた、又はすべての軸に沿って動くプ
ラットフォーム上に着陸したいヘリコプタにはこの着陸
手順は採用できない。
上記問題点を理解するためには前部補助アンダキャリ
ジ付きの前輪式ギヤをもつヘリコプタの平均の静的横安
定性はほぼ20度であることを思い出せばよい。これは、
ヘリコプタの重心を通る縦中央平面がヘリコプタが横に
転動することなしに垂直線に対して最大角度20゜だけ傾
斜できることを意味する。この安定性はヘリコプタの民
間の地上用のためには十分であるが、船上用のヘリコプ
タに望ましい静的安定性はほぼ30゜である。
前部補助アンダキャリジ付き前輪式ギヤをもつヘリコ
プタにほぼ30゜の横傾斜の臨界角度を与えるためには、
第一の解決手段は主アンダキャリジのトラックを増加す
ることである。しかしこのトラック増加による安定性の
改善は多くの欠点をもつ。それは、ヘリコプタの基本構
造の大幅な変更を要し、新しいアンダキャリジの検定を
必要とするからである。また地上でのヘリコプタの大き
さが増し、空力的抗力が大きくなり、性能のロスが極め
て大きく、着陸プラットフォーム上の有用表面の直径を
増大させる必要があり、またこのプラットフォームを備
える着陸援助装置、例えば着陸装置の中心部に植設した
グリッドを含むと共にヘリコプタの下に設けたハープー
ン(harpoon)と協働する装置の大きさを増大させる必
要もある。
(発明が解決しようとする課題) 本発明の目的は上記欠点を解消し、前輪式着陸ギヤを
もつ船上搭載ヘリコプタの安定性、特に横安定性を改善
することであり、アンダキャリジを離着陸に有効に使う
と共にヘリコプタが動くプラットフォームに下りたとき
にヘリコプタをけん引するために使用し、これはヘリコ
プタを大きく構造変更する必要なしに実施され、またそ
れは地上用として設計され、従って主及び横アンダキャ
リジの新たな変更を必要とせず、飛行中の空力的抗力や
地上での大きさを増大させることなく実施される。
本発明の他の目的は前輪式着陸ギヤを備えた船上ヘリ
コプタを、プラットフォームの動き横風の強い状態下で
の海上使用を可能ならしめ、このヘリコプタは地上用に
装備されたものであり、コストや重量を大きく追加する
ことなく、また他の補助機器を用いることなく前輪式着
陸ギヤの車輪とその制動システムを使ってヘリコプタを
船甲板上でけん引移動させることを可能となすことにあ
る。
他の目的は、前輪式着陸ギヤをもつ船上搭載のヘリコ
プタの安定性、特に横安定性を増大させ、これを動くプ
ラットフォーム上に着陸するときに重量と大きさの小さ
な、簡単な構造の装置、それ故制作と維持コストの小さ
い装置を使って実現し、前記装置は着陸後と離陸前に動
くプラットフォーム上で結合するヘリコプタ用の如何な
る装置とも独立しており、飛行を助ける種々の既知装置
を使用することができ、即ち本発明装置は動くプラット
フォーム上でヘリコプタをけん引するために及び静的状
態下で使用することができ、これを前記飛行を助ける装
置の機能を妨害したりまたそれにより妨害されたりする
ことなく実施可能となすことにある。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するため、本発明は前輪式ギヤの主ア
ンダキャリジのトラック(左右車輪間隔又は輪距)を増
加させず、接着性を変化させないが、着陸面上でのヘリ
コプタ支持点の数を増加し、しかしながらヘリコプタ胴
体表面上の突出部から大きく離れることなく、新しい支
持点はヘリコプタの縦及び中央平面の両側にかつ着陸平
面上の重心の形跡から片寄るように選択して支持多角形
を増大させるようになす。
本発明は、ヘリコプタ又は元の前輪式着陸ギヤの基本
構造を大きく変更することなく、少なくとも2つの補足
の横車輪を追加して動くプラットフォーム上で船上に置
いた前輪式着陸ギヤをもつヘリコプタの安定性、特に横
安定性を改善し、臨界傾斜角度をほぼ30゜となし、補足
の横車輪は出没自在とし、パイロットの操作する液圧又
は電気的制御器によって離陸前に上げ、着陸後に下げ、
又は着陸後と離陸前に簡単に所定位置に置かれて迅速連
結機構によって手で取り外され、この場合前記補足の横
車輪は安定化けん引トロリーを構成する連結・けん引素
子と組合わされる。
特に本発明は、ヘリコプタが移動するプラットフォー
ム上に着陸したときに、2つの主及び横アンダキャリジ
と補助アンダキャリジで構成された前輪式着陸ギアをも
つ前記ヘリコプタの安定性を増すための安定性増大装置
において、前記装置が、前記ヘリコプタが回転又は停止
させられるロータをもって着陸するとき又は前記移動す
るプラットフォーム上を動くときに作用する補助安定ギ
アを具え、前記補助安定ギアは少なくとも2つの横安定
器をもち、各横安定器は前記プラットフォームと接触す
る少なくとも1つの安定車輪を支持する端部をもつ脚と
脚支持部材とからなる剛性支持体を含み、前記剛性支持
体、少なくとも使用位置で、前記ヘリコプタ胴体の下部
で前記ヘリコプタの胴体部分と一体にされ、更に前記剛
性支持体は、前記前輪式着陸ギアの前記主及び横アンダ
キャリジに関して補助アンダキャリジに向いた方の側
で、前記ヘリコプタの垂直かつ中央縦平面(PP)の両側
で夫々横に片寄っていて、前記少なくとも1つの安定車
輪が、前記ヘリコプタが前記前輪式着陸ギアで前記プラ
ットフォーム上に載ったとき、前記ヘリコプタの前記垂
直かつ中央縦平面(PP)の両側で前記移動するプラット
フォーム上に支持されることを特徴とする安定性増大装
置を提案する。
補助安定ギヤをヘリコプタの下に取付けることによっ
て得る安定性の増大又は改善はヘリコプタの基本の安定
構造を極く局部的に補強する必要があるが、その結果こ
のヘリコプタの構造変更や横安定器の飛行検定を要する
ことはない。その理由は安定器は着陸力の吸収に関係な
いからである。更に、かかる安定性増大装置は離陸と着
陸に前輪式着陸ギヤを使用するヘリコプタの地上での大
きさを増さず、そして動く着陸プラットフォームに着陸
するときのみならず、このプラットフォームとヘリコプ
タを収容するハンガーの間をけん引する途中においても
大きな安定性、特に横安定性を与えるために補助安定ギ
ヤの援助を得る利点がある。
補助安定ギヤの取付けとそのすべての操作を簡単にす
るため及びヘリコプタの基本構造の変更を最小限度とな
すが広い支持多角形の利点を得るために好適には、少な
くとも使用位置において、各横安定器の剛性支持体は前
記胴体の両側の各側で胴体の下部に対して横に突出する
ように設ける。この安定性増大装置は臨界角度をほぼ30
゜となす。このためヘリコプタは海上の極端な条件下
で、大きな振幅の運動や強い横風を受ける状態下で使用
可能となる。
本発明の安定性増大装置を備えた船上搭載ヘリコプタ
の操縦と移動を容易にするため好適には、前記剛性支持
体が脚をもち、この脚は少なくとも使用位置で、横安定
器の各車輪を支持する少なくとも1つのほぼ垂直の下端
部をもち、車輪は一方では脚の前記下端部のほぼ垂直の
軸の回りに遊転するように設け、他方では自身の軸の回
りに遊転するように設ける。
最良の実施例によれば、前記脚は直線状内部穴をもつ
管状シャフトを含み、その軸は少なくとも安定器の使用
位置でほぼ垂直とし、軸の回りに遊転する棒に掛合し、
この棒の端部はシャフト外に突出し、かつ少なくとも1
つの安定車輪を支持し、この車輪軸は前記シャフトの軸
と直角をなす。
横安定器のけん引動作を更に改善するために好適に
は、脚のシャフトの外へ突出する棒の前記端部は車輪支
持キャップとして形成し、各安定車輪は自身の軸の回り
に回転自在に設け、棒の軸線に対して片寄っていて、各
車輪はヘリコプタが動くプラトフォーム上で動くときに
引き車輪として取り込まれるように構成する。
安定車輪を動くプラットフォームに対して支持する作
用を強化するために、及びヘリコプタが横傾斜する場合
にそれに安定位置へ向かう復元力を与えるために、前記
棒とこれが支持する各車輪は大きな強固性をもつ少なく
とも1つの弾性復元部材によってシャフトの外方に向か
って弾性的に押し戻され、前記部材はシャフト内に及び
/又は棒の回りに少なくとも部分的に収容される。
ヘリコプタの質量の関数として補助安定ギヤの各横安
定器の高さを調節するために好適には、各横安定器は胴
体に対して少なくとも1つの安定車輪の高さ位置を調節
する機能を備える。少なくとも1つの安定車輪の前記高
さ調節機構は脚の管状シャフト内に設けた液圧ジャッキ
からなり、これは安定車輪を支持する棒の前記シャフト
中の軸方向位置を調節する。好適には、少なくとも1つ
の安定車輪の高さ調節機構はクランクによって操作する
歯車を含む機構とし、この歯車は無端ねじの回転時に管
状シャフトに対して固定した軸方向位置において取り込
まれるためピニオンと掛合し、前記位置においてそれは
少なくとも部分的に収容され、前記管状シャフト内で軸
方向へ並進して導かれるスライダと掛合し、安定車輪を
支持するスピンドルを前記シャフト内に回転自在に設け
る。
胴体下部に対して僅かに横に片寄って、胴体の一側に
各横安定脚を配置する場合好適には、剛性支持体は剛性
のほぼ横の部材を含み、この部材は対応する脚に連結さ
れ、ヘリコプタの安定構造に前記脚を連結する。
好適実施例によれば、各横安定器はヘリコプタの前記
構造に永久的に連結され、ヘリコプタによって飛行中持
ち運ばれる。横安定器は、保守や手入れのためにヘリコ
プタの構造から取外される。
この場合横安定器は不動とし、その剛性支持体はヘリ
コプタ構造に対して固定した位置に保持する。かかる構
造は大きな空力的抗力を生じて性能のロスが大きくなる
欠点がある。このため他の実施例により出没自在の横安
定器を備え、その各々は2つの端位置間を移動するよう
に設けた剛性支持体を含み、各1つの端位置でそれはロ
ックされ、1つの位置は使用位置とし、この位置では対
応する安定車輪を胴体に対して下ろし、他方の休止位置
で車輪はほぼ胴体のレベルに上げられ、剛性支持体は少
なくとも1つの作動器によって前記位置の一方から他方
へ変位する。
出没自在の横安定器をもつ補助安定ギヤのこの構成に
おいて好適には、前記脚を前記ヘリコプタの構造に連結
する前記剛性部材は回動軸とし、この軸はヘリコプタの
前記縦中央平面(pp)に対してほぼ水平で直角をなし、
前記軸に対して前記脚をほぼ縦方向に回動するように設
け、少なくとも1つの作動器はジャッキとし、脚は少な
くとも1つの支柱により下降位置で横支持される。
簡単な、安価な構造とするためには、前記脚は1個の
液圧又は電気的に操作する横支持ジャッキにより回動
し、下降位置で脚を横支持する支柱の働きをする。
この実施例において引込んだ横安定器が事実上追加の
空力的抗力を与えないようにすると共に、ヘリコプタの
基本構造と胴体の変更を要しないようになすため好適に
は、各横安定器は上昇位置でトラップ内に収容され、こ
のトラップは胴体の下部の対応する側に固定した小さな
横の、整形された容器内に備える。
かかる構成によれば、ヘリコプタの安定性増大装置を
パイロットは自由に利用でき、パイロットは独立して、
着陸後横安定器を下げ、離陸前に上げることができ、こ
のため甲板員の助けをかりる必要がない。
更にもしかる安定性増大装置を取付けることによるヘ
リコプタの重量増大をできるだけ制限したければ、即ち
横安定器を取付けるために追加する必要のある小寸法の
構造素子の重量を制限したければ、またもし同時に横安
定器を担持することによる空力的抗力の増大を望まなけ
れば好適には、本発明の他の好適例として補助安定装置
は前記動くプラットフォーム上に着陸したのち前輪式着
陸ギヤに加えてヘリコプタに設けられ、ヘリコプタの離
陸前に取外される追加装置とし、各安定器の剛性支持体
はヘリコプタの構造上に着脱自在に横に前記追加装置と
一体に設ける。
好適にはこの改良安定器を着陸直前及び離陸前の最終
段階まで確保するためには各横安定器とヘリコプタの着
脱自在の一体結合を手動で迅速連結・離脱機構によって
行うのが好適であり、この機構はヘリコプタを援助する
甲板員が簡単に迅速に操作でき、それ故その操作は安定
性増大装置の使用とは無関係ではなく、パイロットの仕
事量は軽減され、他の実施例の場合よりも空力的抗力は
小さくなる。横安定器はヘリコプタに永続的に設けて、
その上で出没自在となされる。
また他の好適例としては好適には、前記脚をヘリコプ
タの構造に連結する前記ほぼ横の剛性部材は横アームと
し、このアームは脚と一体であり、前記構造の少なくと
も1つの素子上に及び/又は内に嵌合し、それは前記ア
ーム上にアーム中に作った一致するオリフィス内にかつ
少なくとも1つの構造素子内に少なくとも1つのピンを
手で挿入して着脱自在に保持する。
この例では、補助安定ギヤの各横安定器は個別に着脱
自在で、お互いに独立しており、飛行中に援助する装
置、例えばグリッドハープーン型及び/又はその他の型
のトロリーをもちまた案内・引き棒をもつ前記援助装置
によって妨害される危険性は減る。
船上に置かれる飛行機に関しては飛行機の安定性の臨
界的段階はそのけん引であり、それは飛行機がそのとき
横風を受けるからである。
かかる使用条件下で、船上ヘリコプタの安定性を増
し、その適切なけん引を可能となすために1例として、
各横安定器は安定化・引きトロリーの2つの横枝部の各
々の端部と一体とし、前記トロリー上で2つの枝部の対
立する端部が操作部材の位置で接合される。
この構成において、各支持体の前記脚はトロリーの対
応する枝部に固定し、脚をヘリコプタの構造に連結する
前記ほぼ横の剛性部材は横アームとし、このアームは前
記脚と一体として、前記横軸の回りに往復する角度運動
を生ぜしめるボール枢軸によって胴体の前部の少なくと
も1つの構造素子上で横軸の回りに回転するように設け
る。
(実施例) 本発明を図示の好適実施例につき説明する。
第1〜3図に示すヘリコプタは中位重量の2タービン
ヘリコプタで、出没自在の前輪式着陸ギヤをもち、これ
は前部補助アンダキャリジと2個の主及び側部アンダキ
ャリジからなり、地上用として構成される。このヘリコ
プタ1の前部アンダキャリジ2のもつ2個の車輪は対を
なし、二重の横断スピンドル4の共通軸の回りに並んで
回転し、前部アンダキャリジ脚5の管状シャフト中の緩
衝シリンダ内を縦に摺動する緩衝ロッドの下端と一体を
なす。脚5をヘリコプタの安定構造下部の横軸Aの回り
に枢着し、2つの端位置間で操作ジャッキにより縦方向
に移動可能とする。それはその各位置でロックされ、一
方の位置は“ギヤ伸長”位置(第1〜3図に示す)と
し、脚5をほぼ垂直位置にロックし、車輪3は胴体1に
対して下げて示している。他方の位置は“ギヤ引込み位
置”であり、脚5と車輪3はヘリコプタのベントラルベ
イに作ったトラップ内へ上げる。第1図に示す如く、車
輪3を引き車輪として設け、その二重スピンドル4の軸
は伸長位置の脚5の垂直軸の後ろに片寄らせる。2個の
車輪3と二重スピンドル4からなる可動組立体は脚5の
管状シャフトの軸の回りに回転するように設け、この軸
回りの角度位置はパイロットに操作される方向制御器に
よって制御し、それは旋回可能の前部アンダキャリジを
含む。アンダキャリジ2は車輪3を制動するシステム
(図示せず)を備える。その正規位置で車輪3の共通軸
は横切り、即ちヘリコプタの縦、中央平面PPと直角をな
し、2個の車輪3はこの平面に対して互に対称をなし、
後者から小さな距離をおき、胴体の先端下の中心位置を
占め、即ち乗員室の床の下にある。
2個の主及び側部アンダキャリジ6の各々は揺れ腕ア
ンダキャリジであり、横軸Bをもつスピンドル上の揺れ
腕8の横外方へ回動自在に設け、ほぼ長手方向の揺れ腕
8の下で後端にあり、それは前から後へそして頂部から
底部へと傾き、そして平面PPに対して外へ向って内側か
ら僅かに傾き、ヘリコプタの安定構造であり胴体部分の
下と後部で横軸Cの回りに前端で回動するように設け、
ヘリコプタのテイルビーム9への連結域の直前で胴体1
の後部に設ける。軸Cの回りの、着陸、離陸、けん引時
の揺れ腕の振動とたわみはセグメント10で示す緩衝ジャ
ッキにより制動し、それは軸BとCの間で揺れ腕8の下
端によってヘリコプタ構造の固定点11上でその上端によ
って軸Bの後部にかつ軸Cの回りに枢着し、このジャッ
キ10は同様に軸Cの回りの揺れ腕8の回動によって第1
〜3図に示す“ギヤ伸長”位置からの対応する主アンダ
キャリジ6の通過を制御する。車輪7は下げられて“ギ
ヤ引込み”位置へ胴体1の下へ突出し、車輪7は成形さ
れた横容器12内へ上げられ、対応する側で胴体1の後横
部にオーバーハングする。各車輪7はブレーキをもつ。
ヘリコプタは補助安定ギヤを備え、これは第4〜6図
につき詳述する。
この安定ギヤのもつ2個の横安定器13は主アンダキャ
リジ6に似ており、垂直及び中央縦平面PPの両側に対し
て対称的に設け、各々は2個の小さな成形容器14の1つ
において胴体1の下部の夫々の側面の外側に向って横に
突出し、それらは後部容器12の寸法より極めて小さい寸
法をもち、主アンダキャリジ6と前部アンダキャリジ2
の間の縦方向位置で特に後者と横の武器支持パイロン15
の間で胴体1の下部にかつ胴体の両側においてオーバー
ハングするように設ける。前記パイロンは補助及び主ア
ンダキャリジ2と6の間のほぼ中間距離で胴体1の側面
で横に突出する。
各安定器13は小さな容器4内へ出没するように設け、
脚17の一端に引き車輪として設け、この脚は横軸の回り
にヘリコプタ構造上の反対端部によって回動するように
設け、2つの端位置間で縦方向に移動できるように設け
る。それは前記位置でロックされ、1つの位置は“安定
伸長”位置で、第1〜3図は左側の横安定器13として示
しており、安定器の脚17は垂直になり、車輪6はその下
端で胴体1の下に下がり、動く着陸プラットフォーム上
に支持される。他方の位置は“安定引込み”位置で、第
1〜3図に右側に横安定器13として示し、脚17は水平に
かつ後ろに向って上げられ、作動器18によってヘリコプ
タ構造への連結部の横軸の回りに回動し、この作動器は
対応の容器14内に収容し、全脚17と車輪16の大部分は容
器14内に引込んで収容され、“安定引込み”位置内への
通路は離陸前にパイロットによって指示される。この位
置は飛行中維持して、空力的抗力を最小となし、一方、
“安定伸長”位置への通過は着陸後指示され、この位置
が維持される間にヘリコプタは動くプラットフォーム上
へ下ろされ、ロータが停止したとき、安定性、特に横安
定性と、ほぼ30゜の臨界角度を保証せしめる。
2つの安定化・横車輪16の各々は剛性支持体によって
ヘリコプタ構造に取付け、この支持体は脚17とこの脚を
前記構造に接続するための剛性横部材からなる。この部
材は例えば脚17の横枢軸とする。
第4〜6図に示すように、脚17は一般に円筒形の管状
シャフト19と、シャフト19に部分的に掛合して軸方向に
支持される棒20からなり、同時にその軸線の回りに後者
内で遊転すると共に軸方向に一定限度のストロークに亘
ってシャフト19内で摺動し、シャフト19の外部に向って
最大伸長位置へ弾性的に復元する。
第4図に示す2個の軸受21はシャフト19と同軸で、そ
の内部にあり、シャフト19内でその軸回りに回転しかつ
軸方向に並進するようシャフト19に掛合する棒20の部分
を案内する。棒20のこの内部分は案内されて、2個の軸
受21間で径方向に突出する環状受部22を示し、それは軸
受21に向って押戻され、この軸受は極めて大きな強さの
螺旋ばね23により棒20が横切るシャフト19の端に接近し
ている。このばねは接触せずに棒20を囲み、他の軸受21
上に他端より支持される。
シャフト19の外の自由端で棒20は車輪支持キャップ24
と一体となり、その2個の平行枝部25は棒20の軸線の一
側で傾き、その間で車輪は水平で棒20の軸と直角をなす
軸Dの回りに回転する引き車輪として設け、枝部25の傾
斜によりこの棒20の一側へ片寄っている。
車輪16、キャップ24、棒20からなる可動組立体は棒20
の軸と脚17のシャフト19の軸の回りに遊転する。
車輪16とは反対側のシャフト19の端部は後方へ向って
2個の平行で剛性の耳部26をもち、耳部は水平に横切る
回動シャフト27の回りに回転し、このシャフトは下の横
部分にかつヘリコプタの安定構造の対応する側面にしっ
かり連結し、脚17が全体的にかつ車輪16と共に回動シャ
フト27の横軸の回りに回動可能となす。
脚17の回動を制御する作動器18は液圧的又は電気的に
作動する横支持ジャッキとし、適当な既知型式のものと
し、このジャッキはジャッキ棒の自由端に、2個の平行
な剛性の締付耳部29の間で横枢軸28により枢着し、耳部
は車輪16と同じ側にシャフト19の端部により後部に向っ
て支持され、一方、ジャッキ18はそのシリンダの閉鎖端
により、容器14中にある固定点30でヘリコプタ構造に、
枢軸27の後ろかつ上方で枢着する。
伸長位置から容器14中の引込み位置への脚17と車輪16
の上昇は縦にかつ後方へ向ってジャッキ18のシリンダ内
へジャッキ棒を引込めることによって行なわれ、脚17の
下降はジャッキ18の棒をシリンダ外へ伸長させることに
よって制御し、ジャッキ18はストローク端での液圧的又
は機械的ロック作用を与え、もしジャッキがヘリコプタ
の液圧回路から供給する液圧ジャッキであれば、液圧的
アンロック作用を与える。ジャッキ18は電気的又は機械
的ロック作用を与え、もしジャッキが該機械の電気回路
から給電される電気ジャッキであれば、電気的アンロッ
ク作用を与え、安定器13の作用を確実となすこのジャッ
キ18を同時に脚17を横支持する支柱として、特に“安定
伸長”位置において作用するようになす。
ヘリコプタが変化する荷重を積めるようにするため、
シャフト19はシャフト19中の棒20の軸方向位置を調節す
る機構をもち、胴体1に対して車輪16の高さを調節す
る。この機構は第4〜10a図につき詳述する。
第4図は液圧ジャッキにより作用するかかる機構を示
す。このジャッキは液圧流体の制御量を満たしたシリン
ダを成す管状シャフト19の上部と、ピストンを成す上軸
受21とからなる。パイロットの制御によりかつ軸受21の
変位によって、この装置は棒20従って車輪16の位置を、
胴体1に対する高さにおいて調節する。
第1〜3図に示した補助安定ギヤを備えたヘリコプタ
においては、支持多角形は3角形に限定されず、その頂
点は主アンダキャリジ6の車輪7の各1つの支持点に、
及び前部アンダキャリジ2の2つの車輪3の各1つの支
持点に(1個の支持点を設けると考える)対応するが、
2つの横安定器13の存在により支持多角形は台形によっ
てかなり広げられ、限定され、その頂点は2つの主アン
ダキャリジ6の車輪7及び2つの横安定器13の車輪16の
動くプラットフォームとの接触点に相当する。支持多角
形のこの拡大は第2図より明らかである。
第7〜9図に示す船上に置いたヘリコプタの第2実施
例は2タービンヘリコプタの海軍型式のもので、その胴
体31は出没自在の前輪式着陸ギヤを備え、これは前部補
助アンダキャリジ32と2個の主及び横のアンダキャリジ
36をもち、ヘリコプタの地上使用のために設計、構成す
る。第1実施例に示したように、各アンダキャリジ36は
ブレーキを有する1個の車輪37を備え、これはその軸の
回りに回転し、ヘリコプタの垂直及び中央縦平面PPに対
して外方に向って横に突出するスピンドル上で、アンダ
キャリジ脚38の下端で横断しており、この脚はヘリコプ
タの胴体部分上の下部の横部分に枢着し、胴体31の後
の、横の垂直ベイ内へ操作ジャッキによって上昇する。
第1実施例の主アンダキャリジに対して、第2実施例は
各主アンダキャリジ36が直接摺動するが揺れ腕をもたな
い点で異なるのみである。
第1実施例と同様に、前部アンダキャリジ32は2個の
対をなす車輪33からなり、これは二重の横スピンドル34
上の共通軸の回りに回転し、このスピンドルは緩衝シリ
ンダ中を軸方向に摺動自在に設けた棒の下端に連結し、
この脚は水平かつ横の軸の回りにヘリコプタの安定構造
の前部、中心下部上で回動するように設け、“ギヤ伸
長”位置(第7〜9図に示す)と“ギヤ引込み”位置の
間で作動し、引込み位置では前部アンダキャリジ32は作
動・横支持ジャッキ(図示せず)によって胴体31の垂直
・前部中心ベイ内へ上昇する。第1実施例と同様、車輪
33は引き車輪として設け、その二重スピンドル34の軸は
伸長位置で脚35の垂直軸の後部に対して片寄っている。
しかし第1実施例とは異なり前部アンダキャリジ32は直
接摺動する型式ではなく揺れ腕型式であり、二重スピン
ドル34は揺れ腕40の後端と一体をなし、これは前部から
後部へそして頂部から底部へアンダキャリジを伸長させ
てた位置で傾斜し、脚35の緩衝棒の下端の横軸の回りに
中心部を枢着し、同様にその前端は揺れ腕40と共に方向
コンパスを成すリンク棒41の端の横軸の回りに枢着す
る。その他端はアンダキャリジ脚35の環状部材に枢着
し、この部材は脚35の管状シャフトの軸の回りに回わ
り、もし前部アンダキャリジ32が旋回できれば、方向制
御部材となる。
周知の出没自在の前部アンダキャリジ上に、車輪33、
二重スピンドル34、揺れ腕40、リンク棒41及び緩衝棒か
らなる可動システムを設けて、脚35の管状シャフトの軸
の回りに回転可能となし、その角度位置は、もしこのア
ンダキャリジが旋回できれば、方向制御器の操作により
パイロットにより制御される。アンダキャリジ32は車輪
33を制動するためのシステム(図示せず)を備える。
第1実施例と同様に、前部キャリジ32は胴体31の前先
端部の下の中心位置を占め、2個の車輪33は正規位置で
平面PPに対して互に対称であると共にこの平面に接近し
ており、2個の主アンダキャリジ36は平面PPに対して互
に対称であるが、ヘリコプタのテイルビーム39に対する
後者の連結域の前の位置まで胴体31の後部に対して対称
であり、また平面PPから横に著しく変位した位置で、各
車輪37は“ギヤ伸長”位置の対応する側で、胴体31の横
下部の下で横に突出するようになす。
このヘリコプタは動くプラットフォーム上に下降する
ときその安定性を増すために、着陸直後に次の離陸を行
なう時点まで、補助及び追加の安定ギヤを備え、これは
2個の横安定器43からなり、その各々は連結・離脱ピン
をもつ手動機構によりヘリコプタに着脱自在に取付け、
これは所定位置に簡単に、迅速に着脱できる。2個の安
定器43は平面PPの両側に互に対称に設け、各々が前部と
主アンダキャリジ32と36の間で、縦方向にほぼ中心距離
で胴体1の下部の側面の1つの底に向ってかつその外に
向って横に突出せしめ、平面PPから横に著しく変位した
位置で、各車輪37は横に突出し、“ギヤ伸長”位置で、
対応する側で胴体31の横下部の下で横に突出するように
なす。
この安定器43はヘリコプタ着陸後にヘリコプタに取付
けられ、この離陸直前に手で除く。同様にこれらはその
固定軸上の四分の一回転だけ手で回わしてこの位置にピ
ン留めした後、飛行のための機構上の所定位置に残され
る。これは離陸直前になされる。この種の使用法は、ヘ
リコプタがカタパルト射出航空機の作戦中に航空母艦か
ら救助又は保護出動する場合に有利である。この出動に
際してはヘリコプタは母艦から短距離の所へ短い飛行を
なし、安定器の重量とそれが生じる抗力は優先的事項で
あるヘリコプタの飛行準備に要する期間に対して二次的
に重要であるに過ぎない。
各安定器43は安定車輪44を含み、これは短い垂直脚45
の下端に引き車輪として設け、この脚は横アーム46と一
体とし、この横アームにより安定器43をヘリコプタ胴体
部分に着脱自在に固定する。
2つの安定・横車輪4の各々は安定器43の使用位置
で、脚45とその横アーム46からなる剛性支持体によりヘ
リコプタ構造に連結され、前記構造にこの脚を連結する
剛性横部材の働きをする。
第10図に示す如く、脚45は管状シャフト47からなり、
これは円形断面の円筒の円錐台形をなし、シャフト47の
中心穴内に軸方向に掛合する円柱形棒48をもつ。この穴
内で棒は軸の回りに遊転し、シャフト47の上端外面に対
して衝合する座金50を通るねじ49によって保持する。こ
のねじは棒48の上端部にねじ込み、棒48の下端はシャフ
ト47の下を通り、キャップ51と一体をなし、その2つの
平行枝部52は棒48の軸の同じ側で傾く。これらの2つの
枝部52間に車輪44はハブ53により引き車輪として設けら
れ、ハブはタイヤ55により囲まれたリムをもち、キャッ
プ51の2つの枝部52の端間に固定した枢軸56の回りに回
転自在に設け、枢軸56の軸がシャフト47と棒48の軸の一
側に片寄る。車輪44とキャップ51と棒48からなる可動組
立体はシャフト47と棒48の軸の回りに遊転する。
安定器43の横アーム46はシャフト47の軸に直角の軸を
もつ管状アームとし、このアームは部分57によりシャフ
ト47の中心部と一体であり、この部分はシャフト47に直
ぐ隣接し、円錐台形をなし、このシャフトに向って先細
となる。このアーム部分57は小さい外直径の端部59から
径方向の周囲肩58によって分離され、薄い壁をもち、そ
れによりアーム46は管状横部材60の平面PPに対して外に
向って横に開く横端部61内に嵌り、この横部材は固定さ
れ、剛性であると共に胴体1の下部の下に突出するよう
に設け、支柱構造により一体に作られる。その1つのみ
を62で示す。ヘリコプタの安定構造の下部は例えば胴体
1の位置にある。
アーム46の薄い部分59が水平横軸の横部材60の部分61
内へ最大限度まで嵌入し、肩58が横部材の部分61の外の
横端に当ると、第一の2つの孔が他の2つの孔と整合す
る。第一の2つの孔は同じ直径であり、同軸であり、軸
は水平でヘリコプタの平面PPと平行であり、横部材の部
分にあけられており、他の2つの孔は同じ直径で、同軸
であり、水平軸をもちアーム46の薄い部分59にアーム軸
に直角にあけられ、これらの孔内にピン63を入れてアー
ム46と横部材60の部分61を通過させることによりアーム
46は迅速に簡単に横安定器43の組立体をヘリコプタの横
部材60に固定する。手動ピン留めによりヘリコプタの対
応する側に各横安定器43を固定することは着陸直後に極
めて迅速に簡単に行なうことができ、手動ピンを外して
安定器43を取外すことも離陸直前に極めて迅速に行なえ
る。
飛行のためにヘリコプタに安定器43を保管したい場合
は、離陸直前に、ピン63を取外した後各安定器43を手で
横部材60の軸の回りに後部に向って四分の一回転だけ回
わし、アーム46を通した孔内に各ピン63を収納させ、横
部材60の部分61に設けた垂直軸の他の2つの孔内に入れ
る。着陸後、逆の操作を行なって安定器43を作用位置に
出す。
変化し得るヘリコプタの荷重に対して安定器43の高さ
を調節するため、従って胴体1に対して車輪44の高さを
調節するため、シャフト47中に棒48を機械的に保持する
手段をシャフト47中で棒48の軸方向位置を調整する機構
と組合わせるか又はかかる機構中にそれ自身を配置す
る。例えばねじ49を部分的にねじ外して、もし座金50が
シャフト47と一体であれば、シャフト47内で棒48を下
げ、車輪44を下げて脚45を伸長させる。
好適にはこの機構は歯車と無端スクリューをもつ機構
であり、第10a図につき詳述するが、現在知られる最良
の実施例は第2実施例の追加安定器である。
第10a図につき示すキャップ51の2つの枝部52′は引
き車輪として設けた安定車輪44′を支持し、このキャッ
プは管状の円筒形スピンドル48′の下端と外部の径方向
フランジ65に溶接し、このフランジは下端近くにこのス
ピンドル48′により示される。スピンドル48′は青銅の
肩付きブシュ66に掛合して、その中に軸方向に保持す
る。このブシュを管状円筒形スライダ68の下端部にしっ
かり嵌合して、スピンドル48′を共通軸の回りにブシュ
66とスライダ68内で回転可能となし、ブシュ66内のスピ
ンドル48′の軸方向保持は阻止ピン67で行ない、このピ
ンは管状スピンドル45′に形成した径方向穴中に部分的
に入れ、径方向外方へ突出させ、ブシュ66の上端に衝合
させる。肩66′はブシュ66の下端で径方向外方へ突出す
る。この肩はスライダ68の下端に衝合し、このスライダ
は安定器脚45′内で軸方向に摺動し、これは安定器43′
の横アーム46′のほぼ円筒形の外部横部分57′の上部内
にその下端により螺着した円筒形管状シャフト47′から
なる。外部横部分57′はシャフト47′の内部穴と同軸の
穴をあけられ、この穴にスライダ68を取付け、軸方向に
摺動して、並進案内されるようになし、その際シャフト
47′内で回転しないようになし、更にスライダ68の外側
横壁に形成した縦みぞ69、シャフト47′の部分にねじ通
した頭付きねじ70、及び互にねじ込んだアーム部分の協
働により横アーム46′の外部分57′内で、回転しないよ
うになす。
スライダ68の上部100には主穴より小さい直径の軸方
向端ぐりをあけ、その中にスピンドル48′中のブシュ66
を掛合する。この端ぐりは無端ねじ101のねじ山に対し
て相補形のねじ山を形成され、相互に噛合わせる。無端
ねじ101は座金50′をもつ。このねじのねじ山は例えば
2つの平ねじ山により形成し、スライダ68内を横方向に
延在し、その下端は管状スピンドル48′内へ自由に突入
できる。この座金は軸方向ねじ49′により保持され、ね
じ101のストローク端用の衝合部として作用し、ねじ101
が回わったときシャフト47′とアーム部分57′の外部に
向うスライダ68の伸長を制限し、座金50′がスライダ68
の上部100に衝合するまでに制限する。
無端ねじ101の上部はねじ山がなく、2つのシャフト
部分に配置し、これらの部分は円筒形で同軸であり(10
3,104)、肩に連結され、軸方向に片寄っている。シャ
フト部分の直径より大きい直径のシャフト部分103によ
って、無端ねじ101はシャフト47′の上端の基部105及び
2つの青銅リング106により形成した軸受内で軸の回り
に回転するように設け、前記上端はシャフト部分103を
収容する軸方向通路をあけられ、前記リングはシャフト
部分103を囲み、1つは上方位置でシャフト部分103の周
囲のど部内にロックしたクリップ107と基部105の上面間
で、他の1つは下方位置で径方向肩108と基部105の下面
の間で軸方向にくさび止めされ、肩108は無端ねじ101上
でシャフト部分103と104からねじ付部分102を分離す
る。平歯ピニオン109はシャフト部分104上にキイ110に
より回転自在に設け、このピニオン109は歯車111と噛合
い、この歯車はキイ112によりシャフト113と共に回転す
るよう固定し、このシャフトはねじ101の軸と平行であ
り、更に補助ケース114中に軸の回りに回転するように
設け、このケースはシャフト47′と補助基部115に螺着
し、この基部はシャフト47′の上基部105とこの基部の
延長部の横に溶接し、それはケース114を閉じ、このケ
ースにはピニオン、歯車110、ねじ101のシャフト部分10
3,104を収容して保護する。シャフト113の小直径の下部
116は基部115の下面の直下でこの部分116ののど部にロ
ックしたサークリップ117によって所定位置に保持され
ると共に軸受を形成する補助基部115を横断する。前記
下面に対してシャフト113は肩118により載る。歯車111
は肩118とケース114の間に設けたハブをもち、同様にピ
ニオン109のハブはシャフト部分103と104を連結するた
めの肩とケース114の間に設ける。シャフト113の上部は
ケースを横断し、軸受を形成し、このケース114の上方
へ突出し、これはクランク121のハブ120中の横ピン119
によって保持し、クランクはみぞ付きであり、制御ハン
ドル122をもつ。
クランク121の手動回転により、シャフト113と歯車11
1の共通軸回りの回転を制御する。この回転をピニオン1
09と無端ねじ101に伝え、これらは共通軸の回りに回わ
る。シャフト47′に軸方向位置において固定された無端
ねじ101のこの回転はスライダ68の並進状の軸方向変位
をシャフト47′とアーム46′に対して起こす。このため
キャップ51′の車輪44′とスピンドル48′をスライダ68
と共に軸方向に変化させる。これは肩ブシュ66中で回わ
るように設けた可動組立体を形成し、このブシュはスラ
イダ内に埋込まれる。このため胴体に対して車輪44′の
高さを調節できる。安定器43′は横アーム46′により胴
体と一体に作る。このアームは、外部横部分57′に加え
て、内部横部分59′を含み、この部分は管状をなし、横
の端の管状部分61′内に摺動嵌合させる。部分61′はヘ
リコプタ構造に固定した管状横部材60′と溶接によって
一体とする。この摺動自在の嵌合はスタッド58′のカム
作用により制限され、スタッドはアーム部分59′上で外
部に向って突出し、横部材60′に連結した管状部分61′
の外部横縁に作ったV切欠き内に衝合し、手でピン63′
をアーム部分59′と管状部分61′と横部材60′にあけた
整合する孔に掛合させられるようにする。アーム46′の
水平横軸の回りに90゜に亘って回転させた後ヘリコプタ
にピン留めして安定器43′を固定したければ、先ずピン
63′を引取り、脚45′をアーム46′の軸の回りに四分の
一回転回動させ、横部材60′とその端部61′にあけた垂
直軸の2つの対立する孔64′をアーム部分59′にあけた
対立する孔と一致させ、ピン63′を元に戻す。
第2実施例においては、ヘリコプタの地上使用型式の
支持多角形は3角形に限定され、その3つの頂点は主ア
ンダキャリジ36の2つの車輪37と前部補助アンダキャリ
ジ32の車輪の地上支持点に一致するが、海軍型式ではか
なり大きく、この場合には5角形に限定され、その頂点
は主アンダキャリジ36の及び前部アンダキャリジ32の車
輪37と33のみならず横安定器43の車輪44の動くプラット
フォーム上の支持点に一致し、そのトラック(輪距)は
この例では第1実施例とは異なり2つの主アンダキャリ
ジ36(第9図も参照)のトラックより僅かに大きい。第
1実施例では、2つの横安定器13のトラックは2つの主
アンダキャリジ6(第3図参照)のトラックより小さ
い。この結果、第2実施例では静的安定性の臨界角度を
横安定器43の追加によって32゜にすることができる。こ
の各々の重量は極めて制限され、8kg未満に保たれる。
前記2つの実施例では、2つの横安定器をもつ補助安
定ギヤはヘリコプタが動くプラットフォーム上に着陸す
るときに、このプラットフォーム上でけん引するときの
静的状態下で確実にヘリコプタの安定性、特に横安定性
をもたらす。この安定装置はかかるけん引を可能にす
る。しかし他のシステム及び/又は機器は、このプラッ
トフォーム上でのけん引によるその移動のために要する
原動力をヘリコプタに伝えるために特に縦又は屈曲部を
めぐって引くために必要である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明装置を備えたヘリコプタの側立面図; 第2図は第1図のヘリコプタの平面図; 第3図は第1図と第2図のヘリコプタの部分正面立面
図; 第4図は出没自在の横安定器の拡大部分断面、部分側立
面; 第5図は第4図の横安定器の平面図; 第6図は前記横安定器の正面立面図; 第7図はヘリコプタの第2実施例の部分側立面図; 第8図は第1図のヘリコプタの半分を示す平面図; 第9図は第7図と第8図のヘリコプタの半分を示す正面
立面図; 第10図は第7〜9図のヘリコプタの右側横安定器の拡大
部分断面、部分正面立面図; 第10a図は第10図の安定器の変更例を示す垂直縦断面図
である。 1……胴体、2,6……前輪式着陸ギヤ 13……横安定器、16……安定車輪 17,27……剛性支持体、20……棒 32,36……前輪式着陸ギヤ、57,58,59,61,63……迅速連
結・離脱機構 60……ヘリコプタの構造、68……スライダ

Claims (15)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ヘリコプタが移動するプラットフォーム上
    に着陸したときに、2つの主及び横アンダキャリジ
    (6)と補助アンダキャリジ(2)で構成された前輪式
    着陸ギア(2、6)をもつ前記ヘリコプタの安定性を増
    すための安定性増大装置において、前記装置が、前記ヘ
    リコプタが回転又は停止させられるロータをもって着陸
    するとき又は前記移動するプラットフォーム上を動くと
    きに作用する補助安定ギアを具え、前記補助安定ギアは
    少なくとも2つの横安定器(13;43)をもち、各横安定
    器は前記プラットフォームと接触する少なくとも1つの
    安定車輪(16)を支持する端部をもつ脚(17;45)と脚
    支持部材(27;46)とからなる剛性支持体(17、27;45、
    46)を含み、前記剛性支持体(17、27;45、46)は、少
    なくとも使用位置で、前記ヘリコプタ胴体(1)の下部
    で前記ヘリコプタの胴体部分と一体にされ、更に前記剛
    性支持体は、前記前輪式着陸ギアの前記主及び横アンダ
    キャリジ(6)に関して前記補助アンダキャリジ(2)
    に向いた方の側で、前記ヘリコプタの垂直かつ中央縦平
    面(PP)の両側で夫々横に片寄っていて、前記少なくと
    も1つの安定車輪(16)が、前記ヘリコプタが前記前輪
    式着陸ギア(2、6)で前記プラットフォーム上に載っ
    たとき、前記ヘリコプタの前記垂直かつ中央縦平面(P
    P)の両側で前記移動するプラットフォーム上に支持さ
    れることを特徴とする安定性増大装置。
  2. 【請求項2】少なくとも前記使用位置で、各横安定器の
    前記剛性支持体(17、27;45、46)は前記胴体(1)の
    前記下部から横に突出するよう設けられて、前記胴体
    (1)の各側に1つづつ備えたことを特徴とする請求項
    1に記載の装置。
  3. 【請求項3】前記剛性支持体は脚(17)を含み、前記脚
    は少なくとも使用位置で、対応する横安定器(13)の各
    車輪(16)を支持する少なくとも1つの実質上垂直の下
    端部をもち、前記車輪(16)は前記脚(17)の前記下端
    部の実質上垂直の軸の回りに遊転しかつ前記車輪の軸の
    回りに遊転するよう設けられたことを特徴とする請求項
    1に記載の装置。
  4. 【請求項4】前記脚(17)は直線状内部穴をもつ管状シ
    ャフト(19)を含み、その軸は少なくとも前記安定器
    (13)の使用位置でほぼ垂直とし、前記穴に掛合する棒
    (20)は前記棒の軸の回りに遊転すると共に前記シャフ
    ト(19)外に突出しかつ少なくとも1つの安定車輪(1
    6)を支持する端部をもち、前記車輪の軸は前記シャフ
    ト(19)の軸と直角をなすことを特徴とする請求項3に
    記載の装置。
  5. 【請求項5】前記棒(20)の前記端部は車輪支持キャッ
    プ(24)を含み、前記キャップ内に各対応する安定車輪
    (16)がそれ自身の軸の回りに回転するよう設けられ、
    前記車輪の軸は前記棒(20)の軸から片寄っていて、各
    車輪(16)は前記ヘリコプタが前記動くプラットフォー
    ム上で動くときに引き車輪として引かれて行くことを特
    徴とする請求項4に記載の装置。
  6. 【請求項6】前記棒(20)とこれが支持する各車輪(1
    6)は少なくとも1つの弾性復元部材(23)によって前
    記シャフト(19)の外方に向かって弾性的に押し戻さ
    れ、前記部材は大きな剛性をもちかつ少なくとも部分的
    に前記シャフト(19)内に収容されるか又は少なくとも
    部分的に前記棒(20)の回りに収容されるか、又は前記
    シャフト内に部分的にそして前記棒の回りに部分的に収
    容されることを特徴とする請求項5に記載の装置。
  7. 【請求項7】各横安定器(13、43)は前記胴体(1)に
    関して少なくとも1つの対応する安定車輪(16、44)の
    高さを調節する機構を備えたことを特徴とする請求項4
    に記載の装置。
  8. 【請求項8】少なくとも1つの安定車輪(16)の高さを
    調節する前記機構は前記脚(17)の前記管状シャフト
    (19)内に設けた液圧ジャッキからなり、これは少なく
    とも1つの安定車輪(16)を支持する前記棒(20)の前
    記シャフト(19)中の軸方向位置を調節することを特徴
    とする請求項7に記載の装置。
  9. 【請求項9】前記剛性支持体(17、27)はほぼ横の剛性
    部材(27)を含み、この部材は対応する脚(17)に連結
    されそして前記ヘリコプタの胴体部分に前記脚を連結す
    ることを特徴とする請求項3に記載の装置。
  10. 【請求項10】各横安定器(13)は前記ヘリコプタの胴
    体部分に永久的に連結され、前記ヘリコプタによって飛
    行中持ち運ばれることを特徴とする請求項1に記載の装
    置。
  11. 【請求項11】剛性支持体をもつ定置された安定器を備
    え、前記支持体は前記ヘリコプタの胴体部分に関して固
    定した位置に保持されることを特徴とする請求項10に記
    載の装置。
  12. 【請求項12】出没自在の横安定器(13)を備え、その
    各々は2つの端ロック位置間を移動するよう設けた剛性
    支持体(17、27)を含み、1つの端ロック位置は対応す
    る安定器車輪(16)が前記胴体(1)に関して下ろされ
    ている使用位置であり、他方の前記端ロック位置は前記
    車輪(16)が実質上前記胴体(1)のレベルに上げられ
    ている前記位置であり、前記剛性支持体(17、27)は少
    なくとも1つの作動器(18)によって前記両位置のうち
    の一方から他方へ変位することを特徴とする請求項10に
    記載の装置。
  13. 【請求項13】前記剛性支持体は脚(17)と、前記脚
    (17)を前記ヘリコプタの胴体部分に連結する実質上横
    の剛性部材を含み、前記剛性部材は実質上水平でかつ実
    質上前記中央縦平面(PP)に対して直角をなす回動シャ
    フト(27)とし、前記脚(17)は前記回動軸上に実質上
    縦方向に回動するよう設け、少なくとも1つの作動器
    (18)はジャッキとし、前記脚(17)は少なくとも1つ
    の支柱によって下降位置に横支持されることを特徴とす
    る請求項12に記載の装置。
  14. 【請求項14】前記脚(17)は1個の液圧又は電気的に
    操作する横支持する横支持ジャッキ(18)によって回動
    し、前記下降位置で前記脚(17)を横支持する支柱の働
    きをすることを特徴とする請求項13に記載の装置。
  15. 【請求項15】各横安定器(13)は上昇位置で受入れ穴
    部内に収容され、前記受入れ穴部は前記胴体(1)の前
    記下部の対応する側に小さい横の、整形された容器(1
    4)内に備えたことを特徴とする請求項13に記載の装
    置。
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