JP2749511B2 - スクリュー型加熱装置 - Google Patents

スクリュー型加熱装置

Info

Publication number
JP2749511B2
JP2749511B2 JP6023885A JP2388594A JP2749511B2 JP 2749511 B2 JP2749511 B2 JP 2749511B2 JP 6023885 A JP6023885 A JP 6023885A JP 2388594 A JP2388594 A JP 2388594A JP 2749511 B2 JP2749511 B2 JP 2749511B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
screw
heating device
outer peripheral
type heating
hollow
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP6023885A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07227842A (ja
Inventor
晃弘 塔本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kurimoto Iron Works Ltd
Original Assignee
Kurimoto Iron Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kurimoto Iron Works Ltd filed Critical Kurimoto Iron Works Ltd
Priority to JP6023885A priority Critical patent/JP2749511B2/ja
Publication of JPH07227842A publication Critical patent/JPH07227842A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2749511B2 publication Critical patent/JP2749511B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
  • Mixers Of The Rotary Stirring Type (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、樹脂(アクリル系ポ
リマ)や無機物など付着性のある粘性体材料を加熱する
のに好適なスクリュー型加熱装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の装置として、本出願人は先に特
願平4-124656号を提案した。この装置は中空スクリュー
羽根の外周縁のところどころに接線方向の弦月状の切欠
き部を設けるとともに、この切欠き部の回転方向後方の
中空スクリュー羽根の外周面上にスクレーパ用の突起を
設けており、ケーシング内に供給される粉体、粒体等の
材料を一方のスクリュー羽根の切欠き部が他方のスクリ
ュー羽根の谷部と対向することとなったときに該切欠き
部からスクリュー羽根の下部に流れ込ませ、これにより
材料の一時移送を停止させて加熱に必要な滞留時間を確
保し、またケーシングの内壁面に押しつけられる材料を
突起によりかき取り、スクリユー羽根の外周面に対する
材料による摩擦を著しく低減させていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、材料を乾燥
させる場合、スクリユー羽根の表面全体に材料を均一に
分布させるのが理想である。しかしながら、材料が粘性
体のようなものである場合には材料が部分的にかたま
り、該かたまった部分の表面積は回転とともに拡大、縮
小を繰返すが、表面積が小さく、乾燥が不十分である。
換言すると、乾燥能力を上げるためには材料の表面積を
大きくする必要があるが、従来の前記装置の場合、スク
リュー羽根の谷部に材料が滞留して材料の表面積が小さ
く、十分な乾燥能力を上げることができなかった。
【0004】そこでこの発明は、前記のような従来の問
題点を解決し、粘性体材料の乾燥能力を十分に上げるこ
とができるスクリュー型加熱装置を提供することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、請求項1の発明は、付着性のある粘性体材料を加熱
するものであって、ケーシングの内部に互いに反対方向
に回転する1対の中空スクリューシャフトが平行に水平
配設され、これら中空スクリューシャフト上に中空スク
リュー羽根が互いに噛み合うように、かつ該中空軸の内
部と連通して配設され、これら中空スクリュー羽根の上
方のケーシング内が蒸発室に形成されたスクリュー型加
熱装置において、中空スクリュー羽根の外周縁のところ
どころに接線方向の弦月状の切欠き部を設けるととも
に、この切欠き部上の回転方向後端部に前記材料を引っ
掛けるための突起を設け、この突起はその外周縁がスク
リュー羽根の外周縁の延長円弧線上に一致するか、該延
長円弧線上より突出しないように形成されている。請求
項2の発明は、請求項1において、突起が、スクリュー
羽根の厚みより大きくない厚みからなっている。請求項
3の発明は、請求項1又は2において、突起が、その外
周面上にスクレーパ用の第2突起を有している。
【0006】
【作用】前記のような構成によって、粘性体材料はスク
リュー羽根の回転に伴って突起に引っ掛かかり、突起が
内側から外側に向かうようにスクリュー羽根が回転する
と、両スクリユー羽根間で引き延ばされてその表面積が
増大される。そのため、粘性体材料は効率的に乾燥され
る。
【0007】
【実施例】図1はこの発明の一実施例を示す図2の線B
−Bに沿う縦断正面図、図2は図1の線A−Aに沿う縦
断側面図である。両図において1は側部にジャケット2
を取付けたダブルUトラフ型のケーシングで、このケー
シング1の内部には図2に矢印で示すように互いに反対
方向に回転する1対の中空スクリューシャフト3,4が
平行に水平配設されている。これら中空スクリューシャ
フト3,4はケーシング1の外部で図示しない軸受部材
で支持され、図示しないモータ等の駆動部材により回転
駆動を受けるようになっている。中空スクリューシャフ
ト3,4上には中空スクリュー羽根5,6が互いに噛み
合うように、かつ該中空軸の内部と連通して配設されて
いる。中空スクリュー羽根5,6の外周縁のところどこ
ろには接線方向の弦月状の切欠き部7,8が設けられて
いる。切欠き部7,8はこの例では145°ごとに設けら
れているが、必ずしもこれに限定されるものでなく、ほ
かに120°や180°ごと等、任意の角度ごとに設けてもよ
い。
【0008】切欠き部7,8の回転方向後端部には図3
にその一方の切欠き部8を詳示するように粘性体材料を
引っ掛けるための突起10,11を設けている。この突起1
0,11の回転方向側の端面の切欠き部7,8に対する角
度θは図示では90度としているが、これは好ましい一例
であって、45度から90度の範囲内であれば任意の角度と
することが可能である。突起10,11はスクリュー羽根
5,6の厚みとほぼ同じ厚みHからなっている。突起1
0,11はスクリュー羽根5,6の外周縁の延長円弧線上
にその外周縁が一致するように形成されている。また、
突起10,11の外周面上にはケーシング1の内壁面に付着
した原料をかき取るスクレーパ用の突起13,14が設けら
れている。
【0009】図4は突起10,11の変形例で、図ではその
一方の突起11側をのみ示しているが、他方の突起10側に
ついても同様である。すなわち、(A)の突起11aはその
回転方向側の端面を内向きに湾曲状に凹ませた例、(B)
の突起11bは(A)においてその外周縁を直線状とした
例、(C)の突起11cは(B)において回転方向側の端面を
角度θを90度とした直線状とし、突起11cの形状を三角
形状とした例を示す。この例においてもスクレーパ用の
突起13,14が設けられる。
【0010】中空スクリューシャフト3,4内には図5
に示すように水蒸気、温水などの加熱媒体が供給される
が、この加熱媒体の一部は中空スクリューシャフト3,
4の一端部(図では右端部)から図示省略した連通孔を
経て中空スクリュー羽根5,6内へ、さらにこの中空ス
クリュー羽根5,6内から別の図示省略した連通孔を経
て中空スクリューシャフト3,4の他端部へ流れるよう
になっている。ジャケット2内にも同様に加熱媒体が供
給される。図2で15はその流入口、16は流出口である。
また、中空スクリュー羽根5,6の上方のケーシング1
内は蒸発室17に形成されている。図1で18はケーシング
1の頂壁に設けられた材料供給口、19は同排出口、20は
通気口、21は排気口である。
【0011】供給口18から供給された粘性体材料は、中
空スクリュー羽根5,6によってその位相進行方向の上
流部から下流部(この例では左方向から右方向)へ送ら
れ、この間材料はジャケット2および中空スクリューシ
ャフト3,4内、中空スクリュー羽根5,6内を流れる
加熱媒体により加熱される。この加熱により気化した蒸
発ガスは蒸発室17で通気口20から送られる通気エアによ
り高湿度エアとされて、排気口21から排気される。
【0012】前記材料の移送に際し、スクリュー羽根
5,6の下部に流れ込んで一時移送が停止された材料23
は、前記先願の場合と同様に移送されることなく、スク
リュー羽根5が1回転し、切欠き部7のない部分により
後方より移送されたきた材料により押し出され、押し出
された材料はさらに前方へ移送され、その滞留時間を十
分にとれて、材料が全く滞留することなく速く移送され
てしまうという現象を防止できるのであるが、この作用
中に図6にその一方のスクリュー羽根5を示すようにス
クリュー羽根5,6の回転に伴ってスクリュー羽根5,
6の切欠き部7,8に設けた突起10,11により引っ掛け
られ、図6(C),(D)のように突起10,11が内側から外
側に向かうようにスクリュー羽根5,6が回転すると、
両スクリユー羽根5,6間で引き延ばされてその表面積
が増大される。そのため、粘性体材料23は効率的に乾燥
される。
【0013】また、図7に示すようにケーシング1の内
壁面に押しつけられる材料23は突起13,14によりかき取
られ、スクリユー羽根5,6の外周面に対する材料23に
よる摩擦は突起13,14のない外周面全体でかき取るもの
に比べ著しく低減される。そのため、摩耗対策は突起1
3,14にのみ施せばよくなる。
【0014】
【発明の効果】請求項1ないし2の発明は前記のような
構成からなるので、粘性体材料の滞留時間を十分に確保
することができることは勿論、粘性体材料の表面積を増
大させてその乾燥能力を十分に上げることができる。請
求項3の発明はさらにケーシングの内壁面に固着した材
料をスクレーパ用の突起でかき取ることができる等の優
れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す図2の線B−Bに沿
う縦断正面図である。
【図2】図1の線A−Aに沿う縦断側面図である。
【図3】(A)は中空スクリュー羽根の拡大側面図、(B)
は同拡大平面図である。
【図4】(A)ないし(C)は突起の変形例を示す部分拡大
側面図である。
【図5】中空スクリューシャフトと中空スクリュー羽根
の断面図である。
【図6】(A)ないし(D)は突起による原料の引き延ばし
の作用説明図である。
【図7】第2突起による原料のかき取りの作用説明図で
ある。
【符号の説明】
1 ケーシング 2 ジャケット 3,4 スクリューシャフト 5,6 スクリュー羽根 7,8 切欠き部 10,11 突起 13,14 突起(第2突起) 17 蒸発室

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 付着性のある粘性体材料を加熱するもの
    であって、ケーシングの内部に互いに反対方向に回転す
    る1対の中空スクリューシャフトが平行に水平配設さ
    れ、これら中空スクリューシャフト上に中空スクリュー
    羽根が互いに噛み合うように、かつ該中空軸の内部と連
    通して配設され、これら中空スクリュー羽根の上方のケ
    ーシング内が蒸発室に形成されたスクリュー型加熱装置
    において、前記中空スクリュー羽根の外周縁のところど
    ころに接線方向の弦月状の切欠き部を設けるとともに、
    この切欠き部上の回転方向後端部に前記材料を引っ掛け
    るための突起を設け、この突起はその外周縁がスクリュ
    ー羽根の外周縁の延長円弧線上に一致するか、該延長円
    弧線上より突出しないように形成されていることを特徴
    とするスクリュー型加熱装置。
  2. 【請求項2】 突起が、スクリュー羽根の厚みより大き
    くない厚みからなっている請求項1記載のスクリュー型
    加熱装置。
  3. 【請求項3】 突起が、その外周面上にスクレーパ用の
    第2突起を有する請求項1又は2記載のスクリュー型加
    熱装置。
JP6023885A 1994-02-22 1994-02-22 スクリュー型加熱装置 Expired - Fee Related JP2749511B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6023885A JP2749511B2 (ja) 1994-02-22 1994-02-22 スクリュー型加熱装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6023885A JP2749511B2 (ja) 1994-02-22 1994-02-22 スクリュー型加熱装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07227842A JPH07227842A (ja) 1995-08-29
JP2749511B2 true JP2749511B2 (ja) 1998-05-13

Family

ID=12122910

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6023885A Expired - Fee Related JP2749511B2 (ja) 1994-02-22 1994-02-22 スクリュー型加熱装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2749511B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE502005007757D1 (de) * 2004-09-28 2009-09-03 Basf Se Mischkneter sowie verfahren zur herstellung von poly(meth)acrylaten unter verwendung des mischkneters
JP5692629B2 (ja) * 2010-03-29 2015-04-01 株式会社栗本鐵工所 間接加熱型濃縮乾燥装置

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0817932B2 (ja) * 1992-05-18 1996-02-28 株式会社栗本鐵工所 スクリュー型加熱冷却装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH07227842A (ja) 1995-08-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0586552B2 (ja)
JP2749511B2 (ja) スクリュー型加熱装置
JP3287401B2 (ja) 間接加熱型撹拌乾燥機
US4405013A (en) Rotary type heat pipe heat exchanger
WO2017128958A1 (zh) 干衣机
CA1181046A (en) Heat exchange fan apparatus
JPH0623253A (ja) スクリュー型加熱冷却装置
JP2003222471A (ja) 撹拌伝熱装置
JP5692629B2 (ja) 間接加熱型濃縮乾燥装置
JPH06505433A (ja) 汚泥処理用気化装置
KR20180127143A (ko) 고중점도 물질용 복합 건조 장치
JP3062869B2 (ja) 衣類乾燥機のフィルタ装置
JP4476871B2 (ja) 乾燥装置
KR100435844B1 (ko) 스크류 진공펌프의 냉각기구
KR100416988B1 (ko) 슬러지 건조기
JPS6316974B2 (ja)
JP3062867B2 (ja) 衣類乾燥機のフィルタ装置
JP3062868B2 (ja) 衣類乾燥機のフィルタ装置
KR100392441B1 (ko) 건조기의 스크루
JPH044880Y2 (ja)
SU1352163A1 (ru) Вращающийс сушильный ролик
CN218210515U (zh) 物料干燥装置
JPH0541356Y2 (ja)
JPH01218499A (ja) 衣類乾燥機
JP3735174B2 (ja) 排煙脱硫装置用の軸流フアン

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19980203

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080220

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090220

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100220

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100220

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110220

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120220

Year of fee payment: 14

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120220

Year of fee payment: 14

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130220

Year of fee payment: 15

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140220

Year of fee payment: 16

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees