JP2749143B2 - 真空熱処理炉の扉装置 - Google Patents

真空熱処理炉の扉装置

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JP2749143B2
JP2749143B2 JP23717489A JP23717489A JP2749143B2 JP 2749143 B2 JP2749143 B2 JP 2749143B2 JP 23717489 A JP23717489 A JP 23717489A JP 23717489 A JP23717489 A JP 23717489A JP 2749143 B2 JP2749143 B2 JP 2749143B2
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政義 市川
進 松岡
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Nihon Shinku Gijutsu KK
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、真空熱処理炉の加熱室や冷却室等の各室を
独立して密封的に閉塞するのに用いられる扉装置に関す
るものである。
[従来の技術] 従来、真空熱処理炉の扉装置としては、添付図面の第
3図に示すように、金属製の炉室A内に断熱材から成る
熱しゃへい体Bで囲まれた加熱室Cが設けられ、この加
熱室C内に処理物Dが収納され、加熱処理される。炉室
A内を気密にする隔壁Eには処理物Dを搬入、搬出する
ための開口部Fが設けられている。またGは扉本体で、
この扉本体Gはその内側にゴム製のシールリングHを備
え、隔壁Eに対して気密にシールしている。また扉本体
Gの下方端部にはシャッタIが回動自在に取付けられて
いる。
開口部Fの前面の上方位置には昇降用シリンダJが設
けられ、この昇降用シリンダJのシリンダロッドKの先
端には昇降台Lが取付けられ、扉本体Gはこの昇降台L
にリンクMを介して取付けられており、昇降用シリンダ
Jの作動により図面に実線で示す開口部Fを閉塞する位
置と図面に仮想線で示す退避位置との間を昇降するよう
にされている。
扉本体Gの下方端部に設けられたシャッタIは、扉本
体Gが昇降用シリンダJの作動により昇降される際に扉
本体Gの内側のシールリングHの下方部分を覆ってその
シールリング部分が加熱室Cからの輻射熱により焼損さ
れるのを防止する働きをしている。
[発明が解決しようとする課題] ところで、上述のように昇降用シリンダを用いて扉の
開閉を行うように構成された従来の公知の装置では、昇
降用シリンダが開口部の平面に伸びているため、昇降用
シリンダを開口部の平面に沿って伸びているため、昇降
用シリンダを開口部に対して上下方向に設けた場合には
高さ方向に、また昇降用シリンダを開口部に対して左右
方向に設けた場合には横方向にそれぞれ大きな設置スペ
ースが必要となる。
また扉の閉塞時に気密を保持するためのシールリング
が扉本体の内側に設けられているため、シールリングを
寿命、焼損などにより交換する場合には扉本体を炉室外
へ取り出す必要があり、メンテナンス作業が面倒であ
る。
さらに、昇降用シリンダのシリンダロッドの往復摺動
によりダストを巻き込む機会が多くなり、昇降用シリン
ダの軸シールの真空シールが不能となり易い。
さらにまた、上述のように公知の装置は構成部品の数
が多く、構造が複雑となり、高価である。
本発明の解決しようとする課題は、このような従来公
知の装置のもつ問題点を解消することにあり、従って本
発明は、扉本体を作動するのに昇降用シリンダ機構に代
えて回転駆動機構を使用し、設置スペースを削減でき、
保守点検の容易で構造の簡単な真空熱処理炉の扉装置を
提供することを目的としている。
[課題を解決するための手段] 上記の目的を達成するために、本発明による真空熱処
理炉の扉装置は、真空熱処理炉の加熱室の被処理物搬
入、搬出用開口の周壁にシールリングを装着し、上記被
処理物搬入、搬出用開口の上方位置に回転駆動体を設
け、この回転駆動体に、両端に上記被処理物搬入、搬出
用開口を覆う扉本体と保護覆体とをそれぞれ装着した吊
り下げ部材を装着し、上記回転駆動体の駆動により上記
吊り下げ部材を介して上記扉本体と保護覆体とを相互に
昇降させるように構成し、また扉本体及び保護覆体を上
記被処理物搬入、搬出用開口の閉塞時には扉本体をまた
上記被処理物搬入、搬出用開口の開放時には保護覆体を
上記被処理物搬入、搬出用開口の周壁のシールリングに
対して押圧する手段を設けたことを特徴とする。
[作用] このように構成した本発明による真空熱処理炉の扉装
置においては、一端に扉本体の装着された吊り下げ部材
を回転駆動体によつて回動することにより扉本体は動か
され、この場合吊り下げ部材の他端に装着された保護覆
体はカウンタウエイトとして作用する。また扉本体の昇
降動作と同時に保護覆体の昇降動作が行なわれるため、
被処理物搬入、搬出用開口の開閉を迅速かつスムースに
行うことができる。
被処理物搬入、搬出用開口の開放と同時にこの開口の
周壁部分は保護覆体で覆われ、それにより周壁のシール
リングは処理室内からの輻射熱から保護される。
さらに、シールリングは被処理物搬入、搬出用開口の
周壁に設けているので、そのメンテナンスを容易に行う
ことができる。
[実施例] 以下、添付図面の第1図及び第2図を参照して本発明
の実施例について説明する。
第1図及び第2図には本発明の一実施例を示し、これ
らの図面において1は金属製の炉室で、この炉室1内に
は断熱材から成る熱しゃへい体2が配置され、加熱室3
を画定している。加熱室3内で処理物4が加熱処理され
る。5は炉室1内を気密にする隔壁で、この隔壁5には
処理物4の搬入、搬出用開口6が設けられている。この
搬入、搬出用開口6の周壁5aの外表面にはシールリング
7が装着されている。
搬入、搬出用開口6の上方位置には回転駆動軸8が搬
入、搬出用開口6の面に平行にしかも水平に設けられ、
回転駆動軸8は鎖車9を備え、また回転駆動軸8の一端
は炉室1の炉壁を通って外部へ突出し、炉壁に設けた取
付けフランジ10に取付けられた減速機ブレーキ付電動機
11に連結されている。
回転駆動軸8上の鎖車9には吊り下げ部材を成す鎖12
が掛けられており、鎖12の一旦には搬入、搬出用開口6
を覆う扉本体13がまた鎖12の他端には保護覆体14がそれ
ぞれ装着されている。保護覆体14は第2図の左半分に示
すように、処理物4を通す中央開口14aを備え、搬入、
搬出用開口6の周壁5aのシールリング7の全周を覆って
処理物4が搬入、搬出用開口6を通過する際の輻射熱に
よるシールリング7が焼損されるのを防止する働きをし
ている。
また搬入、搬出用開口6の両側部には第2図に示すよ
うに扉本体13及び保護覆体14を搬入、搬出用開口6の周
壁5aのシールリング7に対して押圧するレバー15が設け
られ、これらのレバー15はそれぞれ炉室1の外側に設け
られた駆動装置16に連結されている。
このように構成した図示装置の動作について説明す
る。
まず、加熱室3内で加熱処理した処理物4を加熱室3
から取り出す際、すなわち加熱室3の搬入、搬出用開口
6を開放する際には、各駆動装置16を作動して、扉本体
13を搬入、搬出用開口6の周壁5aのシールリング7に対
して押圧しているレバー15を一定角度回動して開放す
る。その後減速機ブレーキ付電動機11を作動して回転駆
動軸8を回転させ、第2図の右半分に示すように、扉本
体13を上昇させ、同時に保護覆体14を降下させ、こうし
て保護覆体14が搬入、搬出用開口6の周壁5aのシールリ
ング7に対向する位置まで降下すると、図示してない位
置センサーからの信号で減速機ブレーキ付電動機11は停
止される。そして保護覆体14は各駆動装置16によるレバ
ー15の回動で搬入、搬出用開口6の周壁5aのシールリン
グ7に対して押圧される。こうして処理物4は加熱室3
から搬入、搬出用開口6を通って取り出される。処理物
4が加熱室3の搬入、搬出用開口6を通過する際の輻射
熱の影響は保護覆体14によって有効に阻止され得る。ま
た保護覆体14は扉本体13のカウンタウエイトとして作用
し、その結果電動機11の負荷を軽減させることができ
る。
一方、搬入、搬出用開口6を扉本体13で閉塞する際に
は、保護覆体14を搬入、搬出用開口6の周壁5aのシール
リング7に対して押圧しているレバー15を開放し、減速
機ブレーキ付電動機11により回転駆動8を逆方向に回転
させ、第2図の左半分に示すように保護覆体14を上昇さ
せると同時に扉本体13を降下させ、こうして扉本体13が
搬入、搬出用開口6に対して所定の位置まで降下する
と、図示してない位置センサーからの信号で減速機ブレ
ーキ付電動機11は停止され、そして扉本体13は各駆動装
置16によるレバー15の回動で搬入、搬出用開口6の周壁
5aのシールリング7に対して押圧され、密封される。
ところで、図示実施例では、扉本体13及び保護覆体14
の昇降を回転駆動軸8における鎖車9と鎖12とにより行
うようにしているが、鎖車9及び鎖12の代わりに、回転
駆動体及び吊り下げ部材として他の適当な昇降手段例え
ば巻取ドラム及びワイヤーロープを回転駆動軸8に装着
するようにすることもできる。
[発明の効果] 以上説明してきたように本発明によれば、扉本体を電
動機による回転運動で昇降させるように構成しているの
で、従来のシリンダ型の昇降機構に比べて昇降機構の高
さ方向の設置スペースを大幅に削減することができると
共に、摺動型軸シールに代わって回転型軸シールを使用
でき、炉の真空シールの維持が確実かつ容易となる。
また、加熱室の気密を保持するためのシールリングを
搬入、搬出用開口側に設けているので、シールリングの
交換や掃除などのメンテナンス作業が簡単かつ容易とな
る。
さらに、扉本体の昇降に連動して保護覆体が作動し、
搬入、搬出用開口の開放時にはシールリングを全周保護
して、それの焼損を確実に防止することができる。
さらにまた、本発明によれば、装置の構成部品の数を
少なくでき、構造を簡単化することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す概略断面図、第2図は
第1図の装置を正面から見た概略線図である。第3図
は、従来の真空熱処理炉の扉装置を示す略図である。 図中 1:炉室 2:熱しゃへい体 3:加熱室 4:処理物 5:隔壁 5a:周壁 6:搬入、搬出用開口 7:シールリング 8:回転駆動軸 9:鎖車 10:取付けフランジ 11:減速機ブレーキ付電動機 12:鎖 13:扉本体 14:保護覆体 15:レバー 16:駆動装置

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】真空熱処理炉の加熱室の被処理物搬入、搬
    出用開口の周壁にシールリングを装着し、上記被処理物
    搬入、搬出用開口の上方位置に回転駆動体を設け、この
    回転駆動体に、両端に上記被処理物搬入、搬出用開口を
    覆う扉本体と保護覆体とをそれぞれ装着した吊り下げ部
    材を装着し、上記回転駆動体の駆動により上記吊り下げ
    部材を介して上記扉本体と保護覆体とを相互に昇降させ
    るように構成し、また扉本体及び保護覆体を上記被処理
    物搬入、搬出用開口の閉塞時には扉本体をまた上記被処
    理物搬入、搬出用開口の開放時には保護覆体を上記被処
    理物搬入、搬出用開口の周壁のシールリングに対して押
    圧する手段を設けたことを特徴とする真空熱処理炉の扉
    装置。
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