JP2749007B2 - コネクタ - Google Patents

コネクタ

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JP2749007B2 JP5304835A JP30483593A JP2749007B2 JP 2749007 B2 JP2749007 B2 JP 2749007B2 JP 5304835 A JP5304835 A JP 5304835A JP 30483593 A JP30483593 A JP 30483593A JP 2749007 B2 JP2749007 B2 JP 2749007B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子機器、特に携帯可
能な端末装置における、コネクタの固定機構並びにその
コネクタによる電子機器同士の接続機構に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、商品の管理やガス・電気検針等の
業務に携帯可能な端末装置(ハンドヘルドターミナル、
以下HHT)が広く用いられている。HHTには、デー
タ入力を行うための入力キー、表示を行う液晶ディスプ
レィ等による表示部等が備えられている。また、例えば
磁気カード等を読み取るためのカードリーダなどの付属
機器をHHT本体に外付けすることにより、装置本体に
はない機能も追加して使用することができるようになっ
ているものもある。
【0003】図7は従来の外付け装置32と装置本体3
1との接続の様子を示す図面である。外付け装置と装置
本体とはコネクタ33、34により接続され、1あるい
はそれ以上のネジ35により固定される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の装置において
は、装置同士を接続するためのコネクタは、装置本体あ
るいはコネクタが実装されるプリント板上に固定されて
いた。そのため、外付け装置と装置本体とを接続するた
めには、互いのコネクタの位置を確認し、確実にコネク
タ同士が接続されるようにしなくてはならない。従っ
て、装置同士を接続するための作業が煩雑となる問題点
があった。
【0005】また、製造時の誤差等により、コネクタが
取りつけられている位置が装置毎にばらつく場合があ
る。特に互いに接続される装置のコネクタの取り付け位
置にずれがある場合には、コネクタの接続作業が更に煩
雑となり、取り付け位置のずれが大きい場合にはコネク
タ同士が接続できないこともある。このような不具合を
解消するためには、コネクタの取りつけを高い精度で行
い、取りつけ位置にばらつきがでないようにする必要が
ある。そのために、装置製造の手間がかかってしまうと
いう問題が新たに生ずる。また、両装置のコネクタの取
りつけ位置があっていない場合には、装置同士をネジに
より固定するため、コネクタ同士を接続した時に互いの
コネクタに無理な力がかかり、コネクタの取り付け部に
負担がかかってしまう。
【0006】それに対して、少なくとも一方の装置のコ
ネクタを装置筺体等に完全には固定せず、その位置にあ
る程度の自由度を持たせるようにしたものがある。図8
はそのコネクタ取り付け部の構造を示す図面である。こ
の場合には、まず装置筺体36にネジ山が切られたボル
ト37を固定し、そのボルトにバネ38を差し込む。そ
の上にコネクタ39をのせ、これをナット40で固定す
るようにしていた。バネはコネクタ39を上方に付勢す
るが、コネクタ39自体の位置は上下方向にある程度動
かすことができる。またボルト37の径をコネクタ39
に設けられた穴よりも若干大きくすることにより、コネ
クタ39は図中前後左右方向にある程度自由に動くこと
ができるようになる。なお、41はコネクタと図示しな
いプリント板とを接続するケーブルである。
【0007】このような固定方法では、少なくとも一方
のコネクタはある程度動くために、コネクタの取りつけ
精度をそれほど大きくしなくても、コネクタ接続を行う
ことができ、また接続されたコネクタにそれほど負担を
かけなくてもすむ。また、装置同士の接続も、コネクタ
が完全に固定されているものと比較してその作業性を向
上させることができる。
【0008】しかし、ボルトの取りつけやバネの差し込
み等の工程が増すため、装置製造のための手間と時間は
多くなってしまう。本発明は、このような問題点に鑑
み、製造工程を減らしつつ、コネクタ同士の接続時の作
業性を向上させることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明では、電子機器の
コネクタの取りつけ部に開口部を設けるとともに、開口
部にコネクタをその上部からおさえてコネクタの位置を
規制するつめを設け、コネクタをつめに引っ掛けられる
ようにして固定することを特徴とする。また本発明で
は、コネクタは、可とう性ケーブルの一端に取りつけら
れるとともに、コネクタはケーブルの弾性により上方に
付勢されていることを特徴とする。
【0010】
【0011】
【作用】本発明では、コネクタは装置筺体あるいプリン
ト基板に直接固定されず、しかもつめによりコネクタを
押さえるように構成されている。そのため、従来のコネ
クタ構造と比較して、その構造を非常に簡単にすること
ができ、製造時の手間を減少させることができる。ま
た、コネクタはある程度の自由度をもって動くことがで
きるため、コネクタ接続時の作業性が向上し、またコネ
クタを接続した場合にコネクタに無理な力がかからずコ
ネクタ等に負担を与えることがない。
【0012】また、本発明によるコネクタは、接続され
ているケーブルの弾性により上方に付勢される。そのた
め、バネ等を用いることなく、コネクタの位置をある程
度規制させることができる。
【0013】
【実施例】図1はHHT装置1の外観図である。HHT
装置1には、データ入力用の入力キー1−1や表示を行
う表示部1−2がもうけられている。図2は外付け装置
2の外観図である。外付け装置2としては、例えば磁気
カードリーダやバーコードリーダ等があげられる。図2
のような外付け装置2を図1のHHTに取り付け、NN
T装置1本体にない機能を使用することを可能とする。
外付け装置2には、凸部3、あるいはコネクタ4が設け
られている。
【0014】図3はHHT装置1の裏面である。図にお
いて5はコネクタであり、ここに外付け装置2のコネク
タ4が接続される。また、HHT装置1の上端には、図
示しない凹部が設けられる。図4は、外付け装置2の裏
面を上面からみた図面である。図において4はコネクタ
である。コネクタ4は可とう性のケーブル6の先端に取
りつけられている。このケーブル6は例えば所謂フラッ
トケーブル等を用いることができる。8は開口部であ
り、この部分にコネクタ4が引き出される。7はつめで
あり、開口部8の4ヵ所に設けられ、コネクタ4が取り
つけられるケーブル6の四隅を押さえるものである。ま
た3は凸部であり、外付け装置2がHHT本体に取りつ
けられる場合に、HHT本体の上端に設けられた凹部に
引っ掛けられ、HHT装置1に対する外付け装置2の位
置決めを行う。
【0015】図5は外付け装置2の側面断面図である。
図に示されるように、コネクタ4が取りつけられたケー
ブルはプリント板9に取りつけられている。ケーブル6
は図示されるように、プリント板とコネクタ4との間で
二カ所ほど曲げられている。おりまげ回数は2回である
必要はない。ケーブル6は折り曲げられているため、そ
の弾性によりコネクタ4を若干上方に付勢する。そのた
め、本実施例によるコネクタ4では、コネクタ4を付勢
するために別部材のバネを用いる必要がなくなる。ケー
ブル6の弾性を強くするためには、ケーブル6の折り曲
げの度合いを少し大きめにするとよい。
【0016】また、つめ7の先端と開口部8の底面11
との間にはある程度の間隔が開いており、コネクタ4は
この間を図中上下方向に若干移動できる。同様に、第一
のつめ7−1と第二のつめ7−2との間隔は、コネクタ
4が取り付けられたケーブル6のの長さaよりも若干大
きめにされている。そのため、コネクタ4部は図中左右
方向にもある程度自由に動くことができる。図示してな
いが、同様にコネクタ4部は図の前後方向にもある程度
自由に動くことができるようになっている。
【0017】つめの断面形状は、第一のつめ7−1が長
方形、第二のつめ7−2が三角形をしている。ここで、
コネクタ4部の取りつけについて説明する。まず、第一
のつめ部7−1にコネクタ4部の一端を引っ掛ける。つ
いで、第二のつめ部7−2を若干矢印方向に付勢してお
き、コネクタ4部の他端を第二のつめ7−2にセットし
て、コネクタ4部をつめの間に挿し入れる。第二のつめ
7−2の断面形状が三角形であるため、コネクタ4部の
端部の第二のつめへの挿し入れを容易に行うことができ
る。当然のことながら、つめの断面形状はこれに限られ
るものではない。
【0018】図6は、HHT装置1と外付け装置2との
接続状態を説明する図面である。前述した通り、外付け
装置2の裏面には凸部3が設けられ、他方HHT装置1
の上端には凹部12が設けられている。凸部3と凹部1
2とは互いに嵌め合い可能となっている。HHT装置1
と外付け装置2とを接続する場合には、まず外付け装置
2の凸部3をHHT装置1の凹部12に引っ掛ける。こ
の凸部3と凹部12とが嵌め合わされることにより、H
HT装置1と外付け装置2との互いの位置関係をある程
度決めることができる。ついで、凸部3と凹部12との
接続した部分を支点として外付け装置2を動かして、H
HT装置1のコネクタ5と外付け装置2のコネクタ4と
を接続する。コネクタ同士が接続された後、外付け装置
2とHHT装置1本体とはネジ穴13(図4参照)に通
されたネジにより固定される。
【0019】外付け装置2のコネクタ4はある程度自由
に動かすことができるため、コネクタ同士が接続される
ときには、HHT装置1側のコネクタ5位置にあった位
置に移動する。そのため、作業者はコネクタ位置を意識
することなくコネクタ接続を容易に行うことができる。
また、ネジにより固定しても、ネジに対して外付け装置
2側のコネクタは位置を動かすことができる。そのた
め、外付け装置2とHHT装置1本体とのコネクタの位
置にずれが見られても、互いのコネクタに無理な負担は
かからない。
【0020】
【発明の効果】本発明によれば、コネクタ同士を接続す
る場合に作業の煩雑さを低減することが可能となる。ま
た、コネクタ部の構造を非常に簡単とすることができ、
製造作業も従来と比較して非常に低減することができ
る。また、コネクタ取りつけ位置のばらつきによる、コ
ネクタ接続時の不具合を解消することができる。
【0021】更に、コネクタ部が取りつけられたケーブ
ルの弾性によりコネクタ部を付勢しているため、バネ等
の別部材を用いる必要がなくなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】HHT装置の外観を示す図面である。
【図2】外付け装置の外観を示す図面である。
【図3】HHT装置の裏面を示す図面である。
【図4】外付け装置の裏面を示す図面である。
【図5】本発明の一実施例による外付け装置の側面断面
図である。
【図6】本発明の一実施例におけるHHT装置と外付け
装置の接続を示す図面である。
【図7】従来の装置の接続を示す図面である。
【図8】従来のコネクタ構造の一例である。
【符号の説明】
図において 1・・・ハンドヘルドターミナル 2・・・外付け装置 3・・・凸部 4・・・コネクタ 5・・・コネクタ 6・・・ケーブル 7・・・つめ 12・・・凹部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鶴丸 真一郎 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 佐藤 誠 東京都稲城市矢野口1776番地 富士通機 電株式会社内 (56)参考文献 特開 平5−54934(JP,A) 実開 平4−48667(JP,U) 実開 平1−122278(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子機器のコネクタにおいて、 前記電子機器のコネクタの取りつけ部は開口部を有し、 前記開口部には、前記コネクタの一部をその上部からお
    さえ、前記コネクタの位置を規制する1乃至は2以上の
    つめが設けられ、 コネクタは前記つめに引っ掛けされることにより固定さ
    るとともに、 前記コネクタは、可とう性ケーブルの一端に取り付けら
    れ、前記ケーブルの弾性により上方に付勢されているこ
    とを 特徴とする、コネクタ。
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DE69432766T DE69432766T2 (de) 1993-11-09 1994-11-04 Vorrichtung für einen tragbaren Terminal in einen Datenverarbeitungssystem
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