JP2748471B2 - 非晶質太陽電池 - Google Patents

非晶質太陽電池

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JP2748471B2 JP63324287A JP32428788A JP2748471B2 JP 2748471 B2 JP2748471 B2 JP 2748471B2 JP 63324287 A JP63324287 A JP 63324287A JP 32428788 A JP32428788 A JP 32428788A JP 2748471 B2 JP2748471 B2 JP 2748471B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、非晶質太陽電池、特に、非晶質シリコン膜
からなる電池ユニットの透過光面側に厚膜電極を形成し
てなる非晶質太陽電池に関する。
(従来の技術) 一般に、非晶質太陽電池は、第3図に示すように、ガ
ラス等の絶縁性透明基板(1)上にITO膜等の透明電極
(2)を形成し、その上に非晶質のp形シリコン膜
(3)、i形シリコン膜(4)およびn形シリコン膜
(5)を順次積層し、その透過光面(7)側のシリコン
膜上に背面電極(6)を形成した構造を有し、その背面
電極としては、真空蒸着やスパッタリングにより形成さ
れたアルミニウム等の良導電性金属からなる薄膜電極が
採用されているが、薄膜形成装置は高価であり、しかも
面積生産性が低いという問題があった。このため、例え
ば、特開昭61−199673号公報に記載のように、背面電極
としてバインダ樹脂溶液にニッケル粉末を分散させてな
る導電ペーストで形成した厚膜電極を使用することが提
案されている。
(発明が解決しようとする課題) この種の厚膜電極は、印刷法やスプレー法により安価
に形成でき、生産性に優れているが、非晶質シリコン膜
との機械的密着強度が極めて弱く、保存特性面での信頼
性に乏しいという問題がある。例えば、導電ペーストで
形成された厚膜電極を有する非晶質太陽電池を100℃で
4時間煮沸する煮沸試験等の保存特性試験にかけると、
厚膜電極と非晶質シリコン膜との密着性が一段と低下
し、しかも、それに伴ってオーミック特性も著しく劣化
するという問題がある。
従って、本発明は、安価で生産性に優れているという
厚膜電極の利点を生かしつつ、厚膜電極と非晶質シリコ
ン膜との密着性を向上させ、かつ、保存特性面での信頼
性を向上させた非晶質太陽電池を得ること目的とするも
のである。
(課題を解決するための手段) 本発明は、前記課題を解決するための手段として、少
なくとも厚膜電極と太陽電池ユニットの透過光面側シリ
コン膜との境界面にシランカップリング剤を介在させる
ようにしたものである。
即ち、本発明は、導電性材料粉末をバインダ樹脂中に
分散させてなる厚膜電極を太陽電池ユニットの透過光面
に形成してなる非晶質太陽電池において、少なくとも前
記透過光面と厚膜電極との境界面にシランカップリング
剤を介在させてなることを特徴とする非晶質太陽電池を
その要旨とするものである。
前記シランカップリング剤を少なくとも太陽電池ユニ
ットの透過光面と背面電極との間に介在させる手段とし
ては、導電性材料粉末とバインダ樹脂溶液とからなるペ
ーストに、その固形分に対して0.2〜3.0重量%のシラン
カップリング剤を添加して分散させた導電ペーストを用
いて厚膜電極を形成する方法を採用すれば良いが、必ず
しもこれに限定されるものではない。
例えば、シランカップリング剤をイソプロピルアルコ
ール等の有機溶剤に分散させ、これを太陽電池ユニット
の透過光面に塗布、乾燥させてシランカップリング剤の
薄膜を形成し、その上に導電性材料をバインダ樹脂に分
散させてなる導電ペーストで背面電極を形成する方法を
採用しても良い。また、予め導電性材料粉末をシランカ
ップリング剤で処理して個々の粒子表面にシランカップ
リング剤の薄膜を形成しておき、これをバインダ樹脂中
に分散させて導電ペーストを調製し、この導電ペースト
を用いて背面電極を形成する方法を採用してもよい。こ
の場合、導電性材料粉末の粒子表面に担持されたシラン
カップリング剤の一部がバインダ樹脂中に分散し、この
分散したシランカップリング剤が粒子表面のシランカッ
プリング剤と共に透過光面側の非晶質シリコン膜と厚膜
電極との間に介在することになる。
なお、いづれの場合においても、シランカップリング
剤の量は、厚膜電極形成成分の0.2〜3.0重量%に設定す
るのが好適である。
前記厚膜電極を構成する導電性材料粉末としては、従
来の導電ペーストに採用されているニッケル、カーボン
その他の良導電性材料を使用すれば良く、また、バイン
ダ樹脂も従来公知のものを使用すれば良い。
シランカップリング剤としては、厚膜電極を構成する
バインダ樹脂および導電性材料粉末に応じて市販の任意
のものを使用でき、代表的なものとしては、例えば、ビ
ニルトリクロロシラン、γ−クロロプロピルトリメトキ
シシラン、γ−メルカプトプロピルトリメトキシシラ
ン、ビニルトリス(2−メトキシエトキシ)シラン、γ
−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、γ−メタ
クリロキシプロピルトリメトキシシラン、γ−アミノプ
ロピルトリメトキシシランなどが挙げられる。
シランカップリング剤の介在量を厚膜電極を構成する
バインダ樹脂および導電性材料粉末の総量の0.2〜3.0重
量%としたのは、その介在量が0.2重量%未満では、そ
の電気的特性および接着強度を向上させる効果が十分に
期待できず、また、3.0重量%を越えると、電極の固有
抵抗が増大しオーミック特性の劣化を生じさせるからで
ある。
(作用) シランカップリング剤は、同一分子中に有機材料と反
応する置換基を有する有機官能性基(例えば、ビニル
基、アミノ基、エポキシ基)と、無機材料と反応する加
水分解性基を持つため、少なくとも厚膜電極と透過光面
との間に介在するシランカップリング剤が非晶質シリコ
ン膜や導電性材料粉末と化学結合すると共に、厚膜電極
中の樹脂とも化学結合して、両者間の密着性および機械
的強度を向上させる。
(実施例1) フェノール樹脂10重量部、α−テレピネオール5重量
部、ベンジルアルコール5重量部からなるフェノール樹
脂溶液20重量部にニッケル粉末80重量部を分散させてな
る導電ペーストに、樹脂の固形分に対し0.5重量%のシ
ランカップリング剤(γ−グリシドキシプロピルトリメ
トキシシラン)を加え、3本ロールで十分に混練して背
面電極形成用導電ペーストを調製した。
次いで、第3図に示すように、ガラス製透明基板
(1)上にITO膜からなる透明電極(2)を形成し、そ
の上に非晶質のp形シリコン膜(3)、i形シリコン膜
(4)およびn形シリコン膜(5)を順次積層して構成
した太陽電池ユニットの透過光面側シリコン膜上に、前
記導電ペーストを印刷して背面電極(6)を形成し、太
陽電池を得た。
(比較例1) 実施例1で調製したニッケル粉末およびフェノール樹
脂溶液からなる導電ペーストを、実施例1と同様に、太
陽電池ユニットの透過光面側に印刷して厚膜電極を形成
し、太陽電池を得た。
(実施例2) カーボンブラック40重量部を実施例1と同組成のフェ
ノール樹脂溶液60重量部に分散させてなる導電ペースト
に、樹脂の固形分に対し0.5重量%のシランカップリン
グ剤(γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン)
を加え、3本ロールで十分に混練して背面電極形成用導
電ペーストを調製した。
この導電ペーストを実施例1と同様に太陽電池ユニッ
トの透過光面側に印刷して厚膜電極を形成し、太陽電池
を得た。
(比較例2) 実施例2で調製したカーボンブラックおよびフェノー
ル樹脂溶液からなる導電ペーストを、実施例1と同様
に、太陽電池ユニットの透過光面側に印刷して厚膜電極
を形成し、太陽電池を得た。
(実施例3) ニッケル粉末80重量部を実施例1と同組成のフェノー
ル樹脂溶液20重量部に分散させて背面電極形成用導電ペ
ーストを調製した。
次いで、予めシランカップリング剤をイソプロピルア
ルコールに溶解して調製した0.5%シランカップリング
剤溶液を太陽電池ユニットの透過光面側に印刷して乾燥
させ、その上に前記導電ペーストを印刷して非晶質シリ
コン太陽電池を得た。
(実施例4) ニッケル粉末80gに実施例3で調製した0.5%シランカ
ップリング剤溶液1000mlを加えて十分に攪はんした後、
乾燥させ、これを実施例1と同組成のフェノール樹脂溶
液20gに分散させて背面電極形成用導電ペーストを調製
した。
この導電ペーストを、実施例1と同様に太陽電池ユニ
ットの透過光面側に印刷して厚膜電極を形成し、太陽電
池を得た。
このようにして得られた各太陽電池について、煮沸試
験の前後における電流電圧特性、厚膜電極の密着強度お
よびオーミック性を測定した。なお、煮沸試験は太陽電
池を100℃の沸騰水中で4時間煮沸することにより行
い、密着強度はクロスカット試験により求めた。それら
の結果を第1表、第1図および第2図に示す。
第1表の密着強度の欄中、○は剥離なし、△は部分剥
離、×は全面剥離を意味する。
第1表、第1図および第2図に示す結果から明らかな
ように、本発明に係る太陽電池は、初期段階はもち論の
こと煮沸試験後においても極めて良好な密着強度および
オーミック性を示し、優れた電流電圧特性を示す。特
に、導電性材料としてニッケル粉末を用いた場合に、シ
ランカップリング剤を介在させた効果が著しく、本発明
に係る太陽電池は優れた保存特性を示す。
(発明の効果) 本発明によれば、非晶質シリコン膜との密着強度に優
れ、しかも良好なオーミック接触が得られ、保存特性面
でも信頼性の高い太陽電池が得られる。また、印刷法や
スプレー法などにより容易に電極を形成できるため、安
価で生産性の高い太陽電池が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は各種非晶質太陽電池の煮沸試験前
後における電流電圧特性を示すグラフ、第3図は非晶質
太陽電池の構造を示す断面図である。 1……絶縁性透明基板、2……透明電極、3,4,5……非
晶質シリコン膜、6……背面電極、7……透過光面。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−117177(JP,A) 特開 昭64−54768(JP,A) 特開 昭63−185071(JP,A) 特開 昭60−84711(JP,A) 特開 昭59−168669(JP,A) 特開 昭63−213974(JP,A)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】導電性材料粉末をバインダ溶液中に分散さ
    せ、かつ、シランカップリング剤を前記バインダ溶液の
    固形分に対して0.2〜0.5重量%含有させてなる導電性ペ
    ーストを印刷した厚膜電極を太陽電池ユニットの透過光
    面に形成してなる非晶質太陽電池において、少なくとも
    前記透過光面と厚膜電極との境界面にシランカップリン
    グ剤を介在させてなることを特徴とする非晶質太陽電
    池。
  2. 【請求項2】前記導電性粉末がNi粉末又はカーボンブラ
    ックであることを特徴とする請求項1記載の非晶質太陽
    電池。
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