JP2748116B2 - 船外機の点火系電装部品取付構造 - Google Patents
船外機の点火系電装部品取付構造Info
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B61/00—Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing
- F02B61/04—Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers
- F02B61/045—Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers for marine engines
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Ocean & Marine Engineering (AREA)
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- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は船外機の点火系電装部品取付構造に関する。
[従来の技術]
船外機のエンジンに用いられる点火装置は、エンジン
本体から突出するクランク軸の端部に設けられるフライ
ホイールに永久磁石を設け、上記エンジン本体における
クランク軸の突出領域まわりに固定される取付板に発電
コイルおよび点火時期検出装置としてのパルサコイルを
取付けている。これにより、上記点火装置は、発電コイ
ルで発生した電圧を点火制御装置のコンデンサに充電し
た後、パルサコイルが点火時期信号を発生すると同時
に、上記コンデンサに蓄えていた電荷を急激に点火コイ
ルの1次側を介して放出することにより、点火コイルの
2次側に高電圧を発生し、点火栓に火花を発生可能とし
ている。 [発明が解決しようとする問題点] しかしながら、上記従来の船外機の点火系電装部品取
付構造にあっては、発電コイルとパルサコイルは取付板
を介してエンジン本体に取付けられ、点火制御装置と点
火コイルはそれぞれ個別にてエンジン本体もしくはその
他エンジン部品に取付けられている。すなわち、点火系
電装部品としての発電コイル、パルサコイル(点火時期
検出装置)、点火制御装置、および点火コイルのそれぞ
れがばらばらにエンジン本体もしくはその他エンジン部
品に取付けられるため、各電装部品の組立、電気配線を
サブ組立化できず、それら電装部品の組立/分解性が悪
い。 また、船外機では、点火制御装置と点火コイルがそれ
ぞれエンジン本体もしくはその他エンジン部品にボルト
固定されるが、エンジン運転時の大きな振動によってボ
ルトの緩みを生じ、結果として、点火制御装置と点火コ
イルは更に大きく振動する虞れがある。点火制御装置や
点火コイルは振動に対する耐性が小であるため、点火制
御装置や点火コイルを上述の如くにボルト固定する組付
時には、厳格な締付トルク管理が必要となり、この点か
らも組立性が悪い。 本発明は、点火系電装部品の組立/分解性を向上する
ことを目的とする。 [課題を解決するための手段] 本発明に係る船外機の点火系電装部品取付構造は、エ
ンジンの上方のクランク軸の突出端部にフライホイール
を取付け、このフライホイールを覆うように該クランク
軸の突出領域のまわりに固定され、上向きに開くカップ
状の取付ハウジングを用い、上記取付ハウジングのカッ
プ内面に発電コイル及び点火時期検出装置を取付け、上
記取付ハウジングのカップ状開口を覆うように、リコイ
ルスタータハウジングを該取付ハウジングに取付け、上
記取付ハウジングとリコイルスタータハウジングとの取
付部を利用してタンクを支持し、タンクを該取付ハウジ
ング上方にてエンジンとの間に空間を持たせて配置し、
上記取付ハウジングにおける下方外縁部に点火制御装置
取付部及び点火コイル取付部を延在させ、点火制御装置
と点火コイルを該取付ハウジング下方にてエンジン側部
との間に空間を持たせて配置してなるものである。 [作用] 点火系電装部品としての発電コイル、点火時期検出装
置はフライホイールを覆う取付ハウジングの内部に、点
火制御装置、点火コイルは該取付ハウジングの外部に集
約的に取付けられる。また、取付ハウジングに取付けら
れた上記各電装部品は相互に必要な電気配線を施されて
サブ組立を完了される。取付ハウジングは、上記サブ組
立完了後にエンジン本体におけるクランク軸の突出領域
のまわりに固定され、発電/点火動作を営むことにな
る。したがって、本発明によれば、各電装部品が取付ハ
ウジング上にてサブ組立され、相互間の電気配線も施さ
れるから、点火系電装部品の組立/分解性を向上するこ
とができる。 取付ハウジングの点火制御装置および点火コイル取付
部に近接する位置に燃料タンクを支持した。したがっ
て、エンジン運転に起因する取付ハウジングの振動は、
燃料タンクのダイナミンクダンパ効果により減衰され、
取付ハウジングに取付けられている点火制御装置や点火
コイルの振動も小にできる。このため、点火制御装置や
点火コイルを取付ハウジングに取付けるボルトの厳格な
トルク管理が不要となり、組立性を向上できる。 取付ハウジングに、電装部品だけでなく、燃料タンク
とリコイルスターターハウジングも支持するようにした
から、エンジンまわり部品のサブ組立性を一層向上でき
る。 点火系電装部品とタンクを、放熱性の良いカップ状の
取付ハウジングを介してエンジンに取付けた上、エンジ
ンとの間に断熱空間を形成した。従って、電装部品の信
頼性を確保できるとともに、タンクの安全性を確保でき
る。 [実施例] 第1図は本発明が適用されてなる船外機を示す平面
図、第2図は第1図の側面図、第3図は第2図の要部を
破断して示す断面図、第4図は点火系統を示す電気回路
図、第5図は取付ハウジングを示す平面図、第6図は第
5図のVI−VI線に沿う矢視図である。 船外機10は、第1図、第2図に示す如く、ケーシング
11の上部にエンジン12を搭載し、エンジン12の出力をケ
ーシング11の図示されない下部に備えるプロペラに伝え
ることにて推進力を得るようになっている。第1図、第
2図において、13は下カウリング、14は上カウリング、
15は操縦ハンドル、15Aはスタータハンドルである。 エンジン12は、クランクケース16、シリンダブロック
17、シリンダヘッド18にてエンジン本体12Aを構成し、
クランクケース16に連なる気化器19、吸気箱20を備えて
いる。 エンジン12は、第3図に示す如く、エンジン本体12A
から突出するクランク軸21の突出端部に、下向きに開く
カップ状のフライホイール22を、キー23、ナット24にて
固定され、フライホイール22の内面に永久磁石25を備え
ている。第1図において、26はフライホイール22に連な
るコイルスタータの一部である。 船外機10は、エンジン本体12Aにおけるクランク軸21
の突出領域まわりに、上向きに開くカップ状の取付ハウ
ジング28をボルト29にて固定されるようになっている。 取付ハウジング28は、上記エンジン本体12への固定前
に以下の如く点火系電装部品をサブ組立される。 すなわち、取付ハウジング28は、第3図に示す如く、
そのカップ内面の、クランク軸21の突出端部まわり相当
部に、発電コイル30およびパルサコイル(点火時期検出
装置)31を取付けられる。第5図において、23Aはパル
サコイル31のための取付ベースであり、パルサコイル31
はボルト33により取付ベース32に固定される。32Bは発
電コイル30の取付ベースである。そして28Aは図示しな
い別のパルサコイルが、フライホイール22の外側におい
て配置されるための取付ベースである。パルサコイルは
取付ベースに下側より取付けられる。 また、取付ハウジング28は、第2図に示す如く、その
下方外縁部に、発電コイル30とパルサコイル31とが結線
されるCDI点火制御装置34、および該点火制御装置34が
結線される点火コイル35を取付けられる。第5図、第6
図において、36は点火制御装置34のための取付ベースで
あり、点火制御装置34のハウジング角部34が係合する係
合凹部36Aを備え、点火制御装置34は単一のボルト37に
より取付ベース36に固定される。点火制御装置34は取付
ハウジング28の下方にてエンジン12の側部との間に空間
を介して配置される。なお36Bはボルト37取付けのため
のねじ穴である。また、38は点火コイル35のための取付
ステーであり、点火コイル35はボルト39により取付ステ
ー38に固定される。点火コイル35は取付ハウジング28の
下方にてエンジン12の側部との間に空間を介して配置さ
れる。なお、35Aは点火コイル35とハイテンションコー
ド35Bで一体に連結されたプラグキャップである。 また、取付ハウジング28の点火制御装置34および点火
コイル35の取付部に近接する位置に、第2図、第3図に
示す如く、ボルト40により、燃料タンク(または潤滑油
タンク)41の一部を支持し、かつリコイルスタータハウ
ジング42の一部を支持する。燃料タンク41は、取付ハウ
ジング28の上方にて、エンジン12との間に空間を介して
配置される。リコイルスタータハウジング42は、第1
図、第2図に明らかな如く、取付ハウジング28のカップ
状開口を覆うように、取付ハウジング28に取付けられ
る。 なお、上記点火装置は、第4図に示す如く、発電コイ
ル30で発生した電圧をCDI点火制御装置34のダイオード4
3で整流し点火用コンデンサ44に充電開始した後、パル
サコイル31が発生する点火時期信号の信号電流によりSC
R45のゲートが導通状態となると同時に、コンデンサ44
に蓄えていた電荷を急激に点火コイル35の1次側を介し
て放出することにより、点火コイル35の2次側に高電圧
を発生し、点火栓46に火花を発生させる。 次に、上記実施例の作用について説明する。 上記実施例によれば、点火系電装膨品としての発電コ
イル30、パルサコイル(点火時期検出装置)31、CDI点
火制御装置34、および点火コイル35の全てが取付ハウジ
ング28に取付けられる。また、取付ハウジング28に取付
られた上記各電装部品は相互に必要な電気配線を施され
てサブ組立を完了される。取付ハウジング28は、上記サ
ブ組立完了後にエンジン本体12Aにおけるクランク軸21
の突出領域まわりに固定され、プラグキャップ35Aが点
火栓46にかぶせられて、発電/点火動作を営むことにな
る。 したがって、上記実施例によれば、各電装部品が取付
ハウジング28にてサブ組立され、相互間の電気配線も施
されるから、点火系電装部品の組立/分解性を向上する
ことができる。 また、取付ハウジング28の点火制御装置34および点火
コイル35の取付部に近接する位置に燃料タンク41を支持
した。したがって、エンジン運転に起因する取付ハウジ
ング28の振動は、燃料タンク41のダイナミックダンパ効
果により減衰され、取付ハウジング28に取付られている
点火制御装置34や点火コイル35も振動も小にできる。こ
のため、点火制御装置34や点火コイル35を取付ハウジン
グ28に取付けるボルト40の厳格なトルク管理が不要とな
り、組立性を向上できる。 また、取付ハウジング28に、電装部品だけでなく、燃
料タンク41とリコイルスターターハウジング42も支持す
るようにしたから、エンジンまわり部品のサブ組立性を
一層向上できる。 [発明の効果] 以上のように本発明によれば、点火系電装部品の組立
/分解性を向上できる。
本体から突出するクランク軸の端部に設けられるフライ
ホイールに永久磁石を設け、上記エンジン本体における
クランク軸の突出領域まわりに固定される取付板に発電
コイルおよび点火時期検出装置としてのパルサコイルを
取付けている。これにより、上記点火装置は、発電コイ
ルで発生した電圧を点火制御装置のコンデンサに充電し
た後、パルサコイルが点火時期信号を発生すると同時
に、上記コンデンサに蓄えていた電荷を急激に点火コイ
ルの1次側を介して放出することにより、点火コイルの
2次側に高電圧を発生し、点火栓に火花を発生可能とし
ている。 [発明が解決しようとする問題点] しかしながら、上記従来の船外機の点火系電装部品取
付構造にあっては、発電コイルとパルサコイルは取付板
を介してエンジン本体に取付けられ、点火制御装置と点
火コイルはそれぞれ個別にてエンジン本体もしくはその
他エンジン部品に取付けられている。すなわち、点火系
電装部品としての発電コイル、パルサコイル(点火時期
検出装置)、点火制御装置、および点火コイルのそれぞ
れがばらばらにエンジン本体もしくはその他エンジン部
品に取付けられるため、各電装部品の組立、電気配線を
サブ組立化できず、それら電装部品の組立/分解性が悪
い。 また、船外機では、点火制御装置と点火コイルがそれ
ぞれエンジン本体もしくはその他エンジン部品にボルト
固定されるが、エンジン運転時の大きな振動によってボ
ルトの緩みを生じ、結果として、点火制御装置と点火コ
イルは更に大きく振動する虞れがある。点火制御装置や
点火コイルは振動に対する耐性が小であるため、点火制
御装置や点火コイルを上述の如くにボルト固定する組付
時には、厳格な締付トルク管理が必要となり、この点か
らも組立性が悪い。 本発明は、点火系電装部品の組立/分解性を向上する
ことを目的とする。 [課題を解決するための手段] 本発明に係る船外機の点火系電装部品取付構造は、エ
ンジンの上方のクランク軸の突出端部にフライホイール
を取付け、このフライホイールを覆うように該クランク
軸の突出領域のまわりに固定され、上向きに開くカップ
状の取付ハウジングを用い、上記取付ハウジングのカッ
プ内面に発電コイル及び点火時期検出装置を取付け、上
記取付ハウジングのカップ状開口を覆うように、リコイ
ルスタータハウジングを該取付ハウジングに取付け、上
記取付ハウジングとリコイルスタータハウジングとの取
付部を利用してタンクを支持し、タンクを該取付ハウジ
ング上方にてエンジンとの間に空間を持たせて配置し、
上記取付ハウジングにおける下方外縁部に点火制御装置
取付部及び点火コイル取付部を延在させ、点火制御装置
と点火コイルを該取付ハウジング下方にてエンジン側部
との間に空間を持たせて配置してなるものである。 [作用] 点火系電装部品としての発電コイル、点火時期検出装
置はフライホイールを覆う取付ハウジングの内部に、点
火制御装置、点火コイルは該取付ハウジングの外部に集
約的に取付けられる。また、取付ハウジングに取付けら
れた上記各電装部品は相互に必要な電気配線を施されて
サブ組立を完了される。取付ハウジングは、上記サブ組
立完了後にエンジン本体におけるクランク軸の突出領域
のまわりに固定され、発電/点火動作を営むことにな
る。したがって、本発明によれば、各電装部品が取付ハ
ウジング上にてサブ組立され、相互間の電気配線も施さ
れるから、点火系電装部品の組立/分解性を向上するこ
とができる。 取付ハウジングの点火制御装置および点火コイル取付
部に近接する位置に燃料タンクを支持した。したがっ
て、エンジン運転に起因する取付ハウジングの振動は、
燃料タンクのダイナミンクダンパ効果により減衰され、
取付ハウジングに取付けられている点火制御装置や点火
コイルの振動も小にできる。このため、点火制御装置や
点火コイルを取付ハウジングに取付けるボルトの厳格な
トルク管理が不要となり、組立性を向上できる。 取付ハウジングに、電装部品だけでなく、燃料タンク
とリコイルスターターハウジングも支持するようにした
から、エンジンまわり部品のサブ組立性を一層向上でき
る。 点火系電装部品とタンクを、放熱性の良いカップ状の
取付ハウジングを介してエンジンに取付けた上、エンジ
ンとの間に断熱空間を形成した。従って、電装部品の信
頼性を確保できるとともに、タンクの安全性を確保でき
る。 [実施例] 第1図は本発明が適用されてなる船外機を示す平面
図、第2図は第1図の側面図、第3図は第2図の要部を
破断して示す断面図、第4図は点火系統を示す電気回路
図、第5図は取付ハウジングを示す平面図、第6図は第
5図のVI−VI線に沿う矢視図である。 船外機10は、第1図、第2図に示す如く、ケーシング
11の上部にエンジン12を搭載し、エンジン12の出力をケ
ーシング11の図示されない下部に備えるプロペラに伝え
ることにて推進力を得るようになっている。第1図、第
2図において、13は下カウリング、14は上カウリング、
15は操縦ハンドル、15Aはスタータハンドルである。 エンジン12は、クランクケース16、シリンダブロック
17、シリンダヘッド18にてエンジン本体12Aを構成し、
クランクケース16に連なる気化器19、吸気箱20を備えて
いる。 エンジン12は、第3図に示す如く、エンジン本体12A
から突出するクランク軸21の突出端部に、下向きに開く
カップ状のフライホイール22を、キー23、ナット24にて
固定され、フライホイール22の内面に永久磁石25を備え
ている。第1図において、26はフライホイール22に連な
るコイルスタータの一部である。 船外機10は、エンジン本体12Aにおけるクランク軸21
の突出領域まわりに、上向きに開くカップ状の取付ハウ
ジング28をボルト29にて固定されるようになっている。 取付ハウジング28は、上記エンジン本体12への固定前
に以下の如く点火系電装部品をサブ組立される。 すなわち、取付ハウジング28は、第3図に示す如く、
そのカップ内面の、クランク軸21の突出端部まわり相当
部に、発電コイル30およびパルサコイル(点火時期検出
装置)31を取付けられる。第5図において、23Aはパル
サコイル31のための取付ベースであり、パルサコイル31
はボルト33により取付ベース32に固定される。32Bは発
電コイル30の取付ベースである。そして28Aは図示しな
い別のパルサコイルが、フライホイール22の外側におい
て配置されるための取付ベースである。パルサコイルは
取付ベースに下側より取付けられる。 また、取付ハウジング28は、第2図に示す如く、その
下方外縁部に、発電コイル30とパルサコイル31とが結線
されるCDI点火制御装置34、および該点火制御装置34が
結線される点火コイル35を取付けられる。第5図、第6
図において、36は点火制御装置34のための取付ベースで
あり、点火制御装置34のハウジング角部34が係合する係
合凹部36Aを備え、点火制御装置34は単一のボルト37に
より取付ベース36に固定される。点火制御装置34は取付
ハウジング28の下方にてエンジン12の側部との間に空間
を介して配置される。なお36Bはボルト37取付けのため
のねじ穴である。また、38は点火コイル35のための取付
ステーであり、点火コイル35はボルト39により取付ステ
ー38に固定される。点火コイル35は取付ハウジング28の
下方にてエンジン12の側部との間に空間を介して配置さ
れる。なお、35Aは点火コイル35とハイテンションコー
ド35Bで一体に連結されたプラグキャップである。 また、取付ハウジング28の点火制御装置34および点火
コイル35の取付部に近接する位置に、第2図、第3図に
示す如く、ボルト40により、燃料タンク(または潤滑油
タンク)41の一部を支持し、かつリコイルスタータハウ
ジング42の一部を支持する。燃料タンク41は、取付ハウ
ジング28の上方にて、エンジン12との間に空間を介して
配置される。リコイルスタータハウジング42は、第1
図、第2図に明らかな如く、取付ハウジング28のカップ
状開口を覆うように、取付ハウジング28に取付けられ
る。 なお、上記点火装置は、第4図に示す如く、発電コイ
ル30で発生した電圧をCDI点火制御装置34のダイオード4
3で整流し点火用コンデンサ44に充電開始した後、パル
サコイル31が発生する点火時期信号の信号電流によりSC
R45のゲートが導通状態となると同時に、コンデンサ44
に蓄えていた電荷を急激に点火コイル35の1次側を介し
て放出することにより、点火コイル35の2次側に高電圧
を発生し、点火栓46に火花を発生させる。 次に、上記実施例の作用について説明する。 上記実施例によれば、点火系電装膨品としての発電コ
イル30、パルサコイル(点火時期検出装置)31、CDI点
火制御装置34、および点火コイル35の全てが取付ハウジ
ング28に取付けられる。また、取付ハウジング28に取付
られた上記各電装部品は相互に必要な電気配線を施され
てサブ組立を完了される。取付ハウジング28は、上記サ
ブ組立完了後にエンジン本体12Aにおけるクランク軸21
の突出領域まわりに固定され、プラグキャップ35Aが点
火栓46にかぶせられて、発電/点火動作を営むことにな
る。 したがって、上記実施例によれば、各電装部品が取付
ハウジング28にてサブ組立され、相互間の電気配線も施
されるから、点火系電装部品の組立/分解性を向上する
ことができる。 また、取付ハウジング28の点火制御装置34および点火
コイル35の取付部に近接する位置に燃料タンク41を支持
した。したがって、エンジン運転に起因する取付ハウジ
ング28の振動は、燃料タンク41のダイナミックダンパ効
果により減衰され、取付ハウジング28に取付られている
点火制御装置34や点火コイル35も振動も小にできる。こ
のため、点火制御装置34や点火コイル35を取付ハウジン
グ28に取付けるボルト40の厳格なトルク管理が不要とな
り、組立性を向上できる。 また、取付ハウジング28に、電装部品だけでなく、燃
料タンク41とリコイルスターターハウジング42も支持す
るようにしたから、エンジンまわり部品のサブ組立性を
一層向上できる。 [発明の効果] 以上のように本発明によれば、点火系電装部品の組立
/分解性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明が適用されてなる船外機を示す平面図、
第2図は第1図の側面図、第3図は第2図の要部を破断
して示す断面図、第4図は点火系統を示す電気回路図、
第5図は取付ハウジングを示す平面図、第6図は第5図
のVI−VI線に沿う矢視図である。 10……船外機、 12……エンジン、 12A……エンジン本体、 21……クランク軸、 28……取付ハウジング、 30……発電コイル、 31……パルサコイル(点火時期検出装置)、 34……点火制御装置、 35……点火コイル、 40……ボルト、 41……燃料タンク、 42……リコイルスターターハウジング。
第2図は第1図の側面図、第3図は第2図の要部を破断
して示す断面図、第4図は点火系統を示す電気回路図、
第5図は取付ハウジングを示す平面図、第6図は第5図
のVI−VI線に沿う矢視図である。 10……船外機、 12……エンジン、 12A……エンジン本体、 21……クランク軸、 28……取付ハウジング、 30……発電コイル、 31……パルサコイル(点火時期検出装置)、 34……点火制御装置、 35……点火コイル、 40……ボルト、 41……燃料タンク、 42……リコイルスターターハウジング。
フロントページの続き
(51)Int.Cl.6 識別記号 FI
B63H 21/26 K
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 1.エンジン上方のクランク軸の突出端部にフライホイ
ールを取付け、このフライホイールを覆うように該クラ
ンク軸の突出領域のまわりに固定され、上向きに開くカ
ップ状の取付ハウジングを用い、 上記取付ハウジングのカップ内面に発電コイル及び点火
時期検出装置を取付け、 上記取付ハウジングのカップ状開口を覆うように、リコ
イルスタータハウジングを該取付ハウジングに取付け、 上記取付ハウジングとリコイルスタータハウジングとの
取付部を利用してタンクを支持し、タンクを該取付ハウ
ジング上方にてエンジンとの間に空間を持たせて配置
し、 上記取付ハウジングにおける下方外縁部に点火制御装置
取付部及び点火コイル取付部を延在させ、点火制御装置
と点火コイルを該取付ハウジング下方にてエンジン側部
との間に空間を持たせて配置してなる船外機の点火系電
装部品取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62198115A JP2748116B2 (ja) | 1987-08-10 | 1987-08-10 | 船外機の点火系電装部品取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62198115A JP2748116B2 (ja) | 1987-08-10 | 1987-08-10 | 船外機の点火系電装部品取付構造 |
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JPS6441662A JPS6441662A (en) | 1989-02-13 |
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-
1987
- 1987-08-10 JP JP62198115A patent/JP2748116B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPS6441662A (en) | 1989-02-13 |
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