JP2746719B2 - 管状梱包用品本体の製造方法、該方法によって製造した梱包用品並びに該方法を実施するための装置 - Google Patents
管状梱包用品本体の製造方法、該方法によって製造した梱包用品並びに該方法を実施するための装置Info
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Description
【発明の詳細な説明】 本発明は梱包用品、特に管状梱包用品に係わり、紙、
ボール紙、金属シート、合成材料のような材料又は他の
任意の材料からなる少なくとも２つの積重した層を含む
管状梱包用品本体の製造方法と、この方法で製造した梱
包用品と、この方法を実施するための装置とを提供す
る。
ボール紙、金属シート、合成材料のような材料又は他の
任意の材料からなる少なくとも２つの積重した層を含む
管状梱包用品本体の製造方法と、この方法で製造した梱
包用品と、この方法を実施するための装置とを提供す
る。
箱、コンテナ、樽等のタイプの既存の梱包用品はいず
れも、円形、多角形もしくは他の任意の形状の断面を有
する管状本体と蓋と底とで構成される。材料を螺旋状、
直線状、包旋状等に巻くことによって形成される管状本
体は通常下記のような構造を有する。
れも、円形、多角形もしくは他の任意の形状の断面を有
する管状本体と蓋と底とで構成される。材料を螺旋状、
直線状、包旋状等に巻くことによって形成される管状本
体は通常下記のような構造を有する。
１）梱包すべき製品に適合した内側構造体（comp−lex
e）。この構造体は２つ以上の層を含み得る。通常は、
完全な気密性を与える遮蔽特性を有する層がアルミニウ
ムフィルムで形成される。この層は、アルミニウムと同
様の遮蔽特性とアルミニウムと同じくらい小さい物理的
強度とを有する他の任意のフィルムで形成することもで
きる。この層の厚みは、製造すべき梱包用品のコストを
最大限に節減すべく、できるだけ薄くする。通常は、ア
ルミニウム層の厚みを約９〜18ミクロンにすれば最適の
機密性が得られる。このアルミニウム層はしばしば両者
が互いに異なる材料層で被覆される。例えば、片面を紙
で被覆し、もう一方の面を合成材料又はニスで被覆する
のである。
e）。この構造体は２つ以上の層を含み得る。通常は、
完全な気密性を与える遮蔽特性を有する層がアルミニウ
ムフィルムで形成される。この層は、アルミニウムと同
様の遮蔽特性とアルミニウムと同じくらい小さい物理的
強度とを有する他の任意のフィルムで形成することもで
きる。この層の厚みは、製造すべき梱包用品のコストを
最大限に節減すべく、できるだけ薄くする。通常は、ア
ルミニウム層の厚みを約９〜18ミクロンにすれば最適の
機密性が得られる。このアルミニウム層はしばしば両者
が互いに異なる材料層で被覆される。例えば、片面を紙
で被覆し、もう一方の面を合成材料又はニスで被覆する
のである。
２）前記内側構造体より剛性の大きい材料からなる１つ
又は複数の層。この層は通常ボール紙からなり、従って
目方が約225g/m2を超える。この層の数は勿論、所望の
剛性に応じて決定される。例えば、粉末洗剤の樽にはビ
スケットの容器より遥かに大きい剛性が必要とされるか
らである。
又は複数の層。この層は通常ボール紙からなり、従って
目方が約225g/m2を超える。この層の数は勿論、所望の
剛性に応じて決定される。例えば、粉末洗剤の樽にはビ
スケットの容器より遥かに大きい剛性が必要とされるか
らである。
３）印刷された又は印刷されていない外側層又は外側構
造体。これは単一の層、例えば製品の商品名又は他の指
示事項を印刷したラベルであり得る。これはまた、種々
のボール紙層を外部の液体による何等かの攻撃から防護
すべく、外部から内部への完全な気密性を与える構造体
でもあり得る。これら種々の層の結合は固着（scellag
e）又は接着によって行われる。
造体。これは単一の層、例えば製品の商品名又は他の指
示事項を印刷したラベルであり得る。これはまた、種々
のボール紙層を外部の液体による何等かの攻撃から防護
すべく、外部から内部への完全な気密性を与える構造体
でもあり得る。これら種々の層の結合は固着（scellag
e）又は接着によって行われる。
この種の梱包用品の底又は蓋は、本体とは全く異なる
構造か、又は本体と同等の構造を有する。後者の場合
は、梱包すべき製品と接触する本体の内側と同じ構造体
と、この構造体より大きい剛性の材料からなる１つ又は
複数のシート、例えば波形紙、ボール紙、木、金属、合
成材料、発泡ポリスチレン又は他の任意の材料のシート
とを、梱包用品の内側から外側に向けて順に含むように
構成し得る。シートの使用数は、梱包用品の底又は蓋の
所期の剛性に応じて決定される。これらの蓋又は底は更
に、必要に応じて、任意に印刷を施した１つの外側層又
は構造体も含み得る。このような構造は、例えば仏国特
許出願第8701510号に開示されている。
構造か、又は本体と同等の構造を有する。後者の場合
は、梱包すべき製品と接触する本体の内側と同じ構造体
と、この構造体より大きい剛性の材料からなる１つ又は
複数のシート、例えば波形紙、ボール紙、木、金属、合
成材料、発泡ポリスチレン又は他の任意の材料のシート
とを、梱包用品の内側から外側に向けて順に含むように
構成し得る。シートの使用数は、梱包用品の底又は蓋の
所期の剛性に応じて決定される。これらの蓋又は底は更
に、必要に応じて、任意に印刷を施した１つの外側層又
は構造体も含み得る。このような構造は、例えば仏国特
許出願第8701510号に開示されている。
管状梱包用品は、実際の操作では、通常下記の手順で
製造される。先ず、製造すべき形材（profile）の幅に
対応する幅をもつコイル状に巻かれた種々のストリップ
を繰り出し、先行ストリップの厚みに応じて各ストリッ
プの幅を拡大するようにし、各ストリップを側方でずら
し、形材を形成すべくこれらのストリップを組合わせて
開放Ｕの形状に折曲げ、次いで閉鎖Ｕ形状にし、その後
Ｏ形状にし、この場合ストリップのずれに伴って継目も
同様にずれることになり、この形材を乾燥した後で、通
常はフォーマットカムによって誘導される円形ナイフを
用いて、梱包用品本体の所望の長さを有する断片に切断
し、得られた梱包用品本体を送出する。この種の製造方
法は例えば米国特許第2256263号に開示されている。
製造される。先ず、製造すべき形材（profile）の幅に
対応する幅をもつコイル状に巻かれた種々のストリップ
を繰り出し、先行ストリップの厚みに応じて各ストリッ
プの幅を拡大するようにし、各ストリップを側方でずら
し、形材を形成すべくこれらのストリップを組合わせて
開放Ｕの形状に折曲げ、次いで閉鎖Ｕ形状にし、その後
Ｏ形状にし、この場合ストリップのずれに伴って継目も
同様にずれることになり、この形材を乾燥した後で、通
常はフォーマットカムによって誘導される円形ナイフを
用いて、梱包用品本体の所望の長さを有する断片に切断
し、得られた梱包用品本体を送出する。この種の製造方
法は例えば米国特許第2256263号に開示されている。
しかるに、前述のごとき方法によって得られる梱包用
品本体は、ストリップの重ね目部分に弱化ゾーンを有す
るという大きな特徴を有する。このような梱包用品本体
は静定平衡（quilibre sta−tique）欠ける。この静
定不均衡は、製造方法でも梱包用品本体自体に関しても
様々な問題を誘起する。
品本体は、ストリップの重ね目部分に弱化ゾーンを有す
るという大きな特徴を有する。このような梱包用品本体
は静定平衡（quilibre sta−tique）欠ける。この静
定不均衡は、製造方法でも梱包用品本体自体に関しても
様々な問題を誘起する。
例えば、製造方法に関しては、このような静定不均衡
が存在すると底及び蓋の配置及び接合固定操作が難しく
なる。また、複数のストリップが重なり合うために熱固
着用具を配置する場所がないことから、内側構造体を熱
固着処理によって配置することも極めて難しい。その結
果、生産率が落ちるか、又は内側構造体を省略しなけれ
ばならないことになるが、内側構造体の省略は勿論、梱
包用品本体の気密性に大きな悪影響を与える。
が存在すると底及び蓋の配置及び接合固定操作が難しく
なる。また、複数のストリップが重なり合うために熱固
着用具を配置する場所がないことから、内側構造体を熱
固着処理によって配置することも極めて難しい。その結
果、生産率が落ちるか、又は内側構造体を省略しなけれ
ばならないことになるが、内側構造体の省略は勿論、梱
包用品本体の気密性に大きな悪影響を与える。
梱包用品本体自体に関しては、例えば、最終梱包用品
を輸送のためにコンテナ内に配置した時又は販売用に売
り場に配置した時に、応力の作用下で変形するという問
題が生じる。これは継目のずれが小さいためであり、最
も大きい変形は勿論必ず種々のストリップ及び構造体の
重なり部分に生じる。
を輸送のためにコンテナ内に配置した時又は販売用に売
り場に配置した時に、応力の作用下で変形するという問
題が生じる。これは継目のずれが小さいためであり、最
も大きい変形は勿論必ず種々のストリップ及び構造体の
重なり部分に生じる。
また、フォーマットカムによって誘導される円形ナイ
フによる切断には、ナイフの摩耗度が激しいために微調
整が必要であり、切断すべき管の各フォーマット毎にカ
ムを交換しなければならないという問題がある。更に、
この種の切断では、鋭角を有する管又は複雑な形状の切
断を有する管は切断できない。
フによる切断には、ナイフの摩耗度が激しいために微調
整が必要であり、切断すべき管の各フォーマット毎にカ
ムを交換しなければならないという問題がある。更に、
この種の切断では、鋭角を有する管又は複雑な形状の切
断を有する管は切断できない。
円形鋸による切断では正確でギザギザのない鮮明な切
り口を得ることができず、塵埃も大量に発生する。
り口を得ることができず、塵埃も大量に発生する。
別の例として、英国特許出願GB−Ａ−2 000 105号に
は、複数の層を含む梱包箱とその製造方法とが開示され
ている。この先行技術の箱は、複数のストリップを接触
させずに並置して形成した内側層と、箱の本体を構成す
る管の稜に沿った弱化線とを有するものであり、そのた
め気密性及び構造的平衡性に劣り、本体に沿って脆弱な
母線が存在する。
は、複数の層を含む梱包箱とその製造方法とが開示され
ている。この先行技術の箱は、複数のストリップを接触
させずに並置して形成した内側層と、箱の本体を構成す
る管の稜に沿った弱化線とを有するものであり、そのた
め気密性及び構造的平衡性に劣り、本体に沿って脆弱な
母線が存在する。
本発明の目的は、特に脆弱な母線とストリップの重な
りに起因する凹凸とを完全に排除することによって、完
全な気密性と平衡性とを有し内部応力による変形を生じ
ることのない梱包用品本体を製造する方法を実現するこ
とにある。本発明が目指す方法は更に、梱包用品本体の
生産率を上げることができ、内側構造体の長手方向熱固
着操作が容易であり、且つ底及び蓋の配置も容易に実施
できるようなものでなければならない。また、切断も、
微調整の必要及び大量の塵埃の発生を伴わずに、梱包用
品本体の断面形状に係わりなく明確な切り口で正確且つ
簡単に実施できるようなものでなければならない。
りに起因する凹凸とを完全に排除することによって、完
全な気密性と平衡性とを有し内部応力による変形を生じ
ることのない梱包用品本体を製造する方法を実現するこ
とにある。本発明が目指す方法は更に、梱包用品本体の
生産率を上げることができ、内側構造体の長手方向熱固
着操作が容易であり、且つ底及び蓋の配置も容易に実施
できるようなものでなければならない。また、切断も、
微調整の必要及び大量の塵埃の発生を伴わずに、梱包用
品本体の断面形状に係わりなく明確な切り口で正確且つ
簡単に実施できるようなものでなければならない。
本発明はこの問題を解決すべく、紙、ボール紙、金属
シート、合成材料その他の材料からなる互いに積重した
２つ以上の層を含む管状梱包用品本体の製造方法であっ
て、製造すべき本体の第１層の構成部分を構成すること
になる少なくとも２つのストリップを繰り出し、これら
のストリップを縁部が重なり合わずに接触するような状
態で型付けして（mettre en forme）配置し、この場合
各ストリップの幅の和が梱包用品本体の周縁の長さに対
応するようにし、次いで、製造すべき本体の第２層の構
成部分を構成することになる少なくとも２つのストリッ
プを繰り出し、これらのストリップをやはり縁部が重な
り合わずに接触するような状態で、但し第２層の構成部
分を構成するストリップの継目が第１層の構成部分を構
成するストリップの継目から明らかにずれるようにして
型付けし接着又は熱固着（thermoscellage）によって第
１層の上に配置し、第２層を構成する各ストリップの幅
の和も梱包用品本体の周縁の長さに対応するようにし、
必要であれば、これらの操作を梱包用品本体の形成に使
用される層の数に応じて繰返し、その場合は各補助層の
ストリップの継目が先に形成した層のストリップの継目
から明らかにずれるようにし、最後に、このようにして
積重した種々の層を梱包用品本体の所望の長さに応じて
切断し、得られた梱包用品本体を送出するステーション
からなることを特徴とする方法を提供する。
シート、合成材料その他の材料からなる互いに積重した
２つ以上の層を含む管状梱包用品本体の製造方法であっ
て、製造すべき本体の第１層の構成部分を構成すること
になる少なくとも２つのストリップを繰り出し、これら
のストリップを縁部が重なり合わずに接触するような状
態で型付けして（mettre en forme）配置し、この場合
各ストリップの幅の和が梱包用品本体の周縁の長さに対
応するようにし、次いで、製造すべき本体の第２層の構
成部分を構成することになる少なくとも２つのストリッ
プを繰り出し、これらのストリップをやはり縁部が重な
り合わずに接触するような状態で、但し第２層の構成部
分を構成するストリップの継目が第１層の構成部分を構
成するストリップの継目から明らかにずれるようにして
型付けし接着又は熱固着（thermoscellage）によって第
１層の上に配置し、第２層を構成する各ストリップの幅
の和も梱包用品本体の周縁の長さに対応するようにし、
必要であれば、これらの操作を梱包用品本体の形成に使
用される層の数に応じて繰返し、その場合は各補助層の
ストリップの継目が先に形成した層のストリップの継目
から明らかにずれるようにし、最後に、このようにして
積重した種々の層を梱包用品本体の所望の長さに応じて
切断し、得られた梱包用品本体を送出するステーション
からなることを特徴とする方法を提供する。
実際、この方法を使用すると、紙、ボール紙、金属シ
ート、合成材料その他の材料からなる少なくとも２つの
積重した層を含む本体を有する梱包用品であって、各層
が少なくとも２つの部分を重ね合わせずに接触させて配
置したものからなり、層の継目がその下及び／又は上の
層の継目から明らかにずれていることを特徴とする梱包
用品が得られる。
ート、合成材料その他の材料からなる少なくとも２つの
積重した層を含む本体を有する梱包用品であって、各層
が少なくとも２つの部分を重ね合わせずに接触させて配
置したものからなり、層の継目がその下及び／又は上の
層の継目から明らかにずれていることを特徴とする梱包
用品が得られる。
本発明はまた、前記方法を実施するための装置にも係
わる。この装置は、本体を連続的に成形する機械（mach
ine de formage）を主要部材とし、この成形機が少なく
とも１つのリール、場合によっては接着剤塗布機に接続
されており、このリール又は接着剤塗布機が梱包用品本
体の各層の構成部分１つ当たり１つの割合で存在し、前
記成形機が梱包用品本体の所望の形状を有するマンドレ
ルと、成形ローラ又はシューを介して各層の型付け及び
前記マンドレルの周縁への配置を行うステーションと、
このようにして形成された層を複数の切断ステーション
からなる切断機方向に送るローラとを含み、前記切断ス
テーションの数が梱包用品本体の所期の長さに依存し、
各切断ステーションが一対ずつ互いに正反対の位置に配
置された４つのブレードを含むことを特徴とする。
わる。この装置は、本体を連続的に成形する機械（mach
ine de formage）を主要部材とし、この成形機が少なく
とも１つのリール、場合によっては接着剤塗布機に接続
されており、このリール又は接着剤塗布機が梱包用品本
体の各層の構成部分１つ当たり１つの割合で存在し、前
記成形機が梱包用品本体の所望の形状を有するマンドレ
ルと、成形ローラ又はシューを介して各層の型付け及び
前記マンドレルの周縁への配置を行うステーションと、
このようにして形成された層を複数の切断ステーション
からなる切断機方向に送るローラとを含み、前記切断ス
テーションの数が梱包用品本体の所期の長さに依存し、
各切断ステーションが一対ずつ互いに正反対の位置に配
置された４つのブレードを含むことを特徴とする。
以下、添付図面に基づき非限定的好適実施例を挙げて
本発明をより詳細に説明する。
本発明をより詳細に説明する。
本発明の製造方法は、製造すべき本体の第１層の構成
部分２、３を構成することになる少なくとも２つのスト
リップを繰出し、これらのストリップを重なり合わずに
隣接するような状態で型付けして配置し、この場合各ス
トリップの幅の和が梱包用品本体の周縁の長さに対応す
るようにし、次いで製造すべき本体の第２層の構成部分
４、５を構成することになる少なくとも２つのストリッ
プを繰出し、これらのストリップをやはり重ね合わせず
に隣接させて、但し第２層の構成部分４、５を構成する
ストリップの継目７が第１層の構成部分２、３を構成す
るストリップの継目６から明らかにずれるようにして型
付けし接着又は熱固着によって第１層の上に配置し、第
２層を構成する各ストリップの幅の和も梱包用品本体１
の周縁の長さに対応するようにし、必要であればこれら
の操作を梱包用品本体１の形成に使用される層の数に応
じて繰返し、その場合は各補助層のストリップの継目
６、７を先に形成した層のストリップの継目から好まし
くは90°ずらすようにし、このようにして積重した種々
の層を梱包用品本体１の所望の長さに応じて切断し、最
終的に得られた梱包用品本体１を送出することを特徴と
する（添付図面第1B図、第1C図、第2B図及び第2C図参
照）。尚、ストリップの継目６、７は梱包用品本体１の
側面の中線に沿って配置すると有利である。
部分２、３を構成することになる少なくとも２つのスト
リップを繰出し、これらのストリップを重なり合わずに
隣接するような状態で型付けして配置し、この場合各ス
トリップの幅の和が梱包用品本体の周縁の長さに対応す
るようにし、次いで製造すべき本体の第２層の構成部分
４、５を構成することになる少なくとも２つのストリッ
プを繰出し、これらのストリップをやはり重ね合わせず
に隣接させて、但し第２層の構成部分４、５を構成する
ストリップの継目７が第１層の構成部分２、３を構成す
るストリップの継目６から明らかにずれるようにして型
付けし接着又は熱固着によって第１層の上に配置し、第
２層を構成する各ストリップの幅の和も梱包用品本体１
の周縁の長さに対応するようにし、必要であればこれら
の操作を梱包用品本体１の形成に使用される層の数に応
じて繰返し、その場合は各補助層のストリップの継目
６、７を先に形成した層のストリップの継目から好まし
くは90°ずらすようにし、このようにして積重した種々
の層を梱包用品本体１の所望の長さに応じて切断し、最
終的に得られた梱包用品本体１を送出することを特徴と
する（添付図面第1B図、第1C図、第2B図及び第2C図参
照）。尚、ストリップの継目６、７は梱包用品本体１の
側面の中線に沿って配置すると有利である。
本発明の方法の第１変形例では、製造すべき本体１の
第１層の構成部分２、３を構成することになるストリッ
プの繰出しの前に、梱包すべき製品に適合した製造すべ
き本体１の気密性内側構造体を構成することになる少な
くとも１つのストリップ８を繰出し、このストリップの
型付け及び熱固着による配置を連続的に行い、次いで構
成部分２、３を構成することになるストリップを内側構
造体８の上に接着又は熱固着する（第1A図及び第2A図参
照）。
第１層の構成部分２、３を構成することになるストリッ
プの繰出しの前に、梱包すべき製品に適合した製造すべ
き本体１の気密性内側構造体を構成することになる少な
くとも１つのストリップ８を繰出し、このストリップの
型付け及び熱固着による配置を連続的に行い、次いで構
成部分２、３を構成することになるストリップを内側構
造体８の上に接着又は熱固着する（第1A図及び第2A図参
照）。
気密性内側構造体８は１つのストリップを片側９で折
曲げ且つ両側９、10で熱固着する（第６図）か、又は２
つのストリップを両側９、10で熱固着する（第５図）こ
とによって形成し得る。
曲げ且つ両側９、10で熱固着する（第６図）か、又は２
つのストリップを両側９、10で熱固着する（第５図）こ
とによって形成し得る。
本発明の方法の第２変形例では、梱包すべき製品に適
合した気密性構造体を構成することになる少なくとも１
つのストリップ８を繰出し、このストリップ８の型付け
及び熱固着による配置を連続的に行うだけで、その他の
補足的ストリップは梱包用品本体の製造に一切使用しな
い。
合した気密性構造体を構成することになる少なくとも１
つのストリップ８を繰出し、このストリップ８の型付け
及び熱固着による配置を連続的に行うだけで、その他の
補足的ストリップは梱包用品本体の製造に一切使用しな
い。
本発明の方法の第３変形例の第１実施態様では、製造
すべき本体の最終層の型付け及び配置の後で、切断を行
う前に、製造すべき本体１の外側ラベルを構成すること
になる少なくとも１つの印刷したストリップ11を繰り出
し、次いでこのストリップの型付け及び熱固着もしくは
接着による配置を行う（第1D図及び第2D図参照）。
すべき本体の最終層の型付け及び配置の後で、切断を行
う前に、製造すべき本体１の外側ラベルを構成すること
になる少なくとも１つの印刷したストリップ11を繰り出
し、次いでこのストリップの型付け及び熱固着もしくは
接着による配置を行う（第1D図及び第2D図参照）。
本発明の方法の第３変形例の第２実施態様では、製造
すべき本体１の最終層の型付け及び配置の後で、切断の
前に、フォーマット形ラベル11を型付けして熱固着又は
接着により最終層上に配置する（第1D図及び第2D図）。
すべき本体１の最終層の型付け及び配置の後で、切断の
前に、フォーマット形ラベル11を型付けして熱固着又は
接着により最終層上に配置する（第1D図及び第2D図）。
本発明の特徴の１つとして、切断操作は梱包用品本体
１の移動を量化する装置によって開始され、開始直後に
少なくとも１つの切断装置19を休止位置から本体１の移
動軸線と平行に移動させ、次いでその移動速度を本体１
の前進速度と迅速に同期させ、この速度同期の後でナイ
フ29′を備えたナイフホルダ29を操作して本体１を切断
し、最後に前記切断装置19を迅速に休止位置へ戻すこと
からなる。
１の移動を量化する装置によって開始され、開始直後に
少なくとも１つの切断装置19を休止位置から本体１の移
動軸線と平行に移動させ、次いでその移動速度を本体１
の前進速度と迅速に同期させ、この速度同期の後でナイ
フ29′を備えたナイフホルダ29を操作して本体１を切断
し、最後に前記切断装置19を迅速に休止位置へ戻すこと
からなる。
本発明は、前記方法によって製造した梱包用品にも係
わる。この梱包用品は本体が、紙、ボール紙、金属シー
ト、合成材料その他の材料からなる少なくとも２つの積
重した層を含み、各層が少なくとも２つの部分２、３又
は４、５を重ね合わせずに隣接させたものからなり、１
つの層の継目６又は７がその下及び／又は上の層の継目
７又は６から明らかにずれていることを特徴とする。
わる。この梱包用品は本体が、紙、ボール紙、金属シー
ト、合成材料その他の材料からなる少なくとも２つの積
重した層を含み、各層が少なくとも２つの部分２、３又
は４、５を重ね合わせずに隣接させたものからなり、１
つの層の継目６又は７がその下及び／又は上の層の継目
７又は６から明らかにずれていることを特徴とする。
本体１は、有利には、夫々２つの部分２、３又は４、
５からなる層を２つ積重したものからなり、各部分２〜
５の幅が梱包用品本体１の周縁の長さのちょうど半分に
等しく、第２層を構成する２つの部分４、５の継目７が
第１層を構成する２つの部分２、３の継目に対して90°
ずれる。本体１はまた、梱包すべき製品に適合した気密
性内側構造体８も含み得る。
５からなる層を２つ積重したものからなり、各部分２〜
５の幅が梱包用品本体１の周縁の長さのちょうど半分に
等しく、第２層を構成する２つの部分４、５の継目７が
第１層を構成する２つの部分２、３の継目に対して90°
ずれる。本体１はまた、梱包すべき製品に適合した気密
性内側構造体８も含み得る。
本発明の梱包用品の第１変形例では、本体１が２つの
積重した層のみ、即ち梱包すべき製品に適合した気密性
内側構造体８と外側ラベル11だけで構成される。
積重した層のみ、即ち梱包すべき製品に適合した気密性
内側構造体８と外側ラベル11だけで構成される。
本発明はまた、第３図、第４図及び第10図に示すよう
に、前述の製造方法を実施するための装置にも係わる。
この装置は本体１を連続的に成形する機械12を主要部材
とし、この成形機が少なくとも１つのリール13、場合に
よっては接着剤塗布機に接続されており、このリール又
は接着剤塗布機が梱包用品本体の各層の各構成部分２〜
５毎に１つの割合で存在し、前記成形機12が梱包用品本
体１の所望の形態と同じ形態を有するマンドレル14と、
各層を成形用ローラ21もしくは27又はシュー28を介して
型付けし且つマンドレル14の周りに配置するステーショ
ン15、16とを含み、このようにして形成された層がロー
ラ17によって切断機18方向に運ばれるようになっている
ことを特徴とする。
に、前述の製造方法を実施するための装置にも係わる。
この装置は本体１を連続的に成形する機械12を主要部材
とし、この成形機が少なくとも１つのリール13、場合に
よっては接着剤塗布機に接続されており、このリール又
は接着剤塗布機が梱包用品本体の各層の各構成部分２〜
５毎に１つの割合で存在し、前記成形機12が梱包用品本
体１の所望の形態と同じ形態を有するマンドレル14と、
各層を成形用ローラ21もしくは27又はシュー28を介して
型付けし且つマンドレル14の周りに配置するステーショ
ン15、16とを含み、このようにして形成された層がロー
ラ17によって切断機18方向に運ばれるようになっている
ことを特徴とする。
梱包用品本体１の各層には、４つのローラ21もしくは
27又は４つのシュー28からなる型付け及び配置ステーシ
ョン15又は16が対応する。ステーション15はステーショ
ン16に先立って、リール13から繰出されたストリップの
水平方向での型付け及び配置を行い、ステーション16は
リール13から繰出され予め捩られたストリップを垂直方
向で型付けし且つ配置する機能を果たす（第７図、第８
図及び第９図参照）。これらのステーションの機能は前
記の逆であってもよい。
27又は４つのシュー28からなる型付け及び配置ステーシ
ョン15又は16が対応する。ステーション15はステーショ
ン16に先立って、リール13から繰出されたストリップの
水平方向での型付け及び配置を行い、ステーション16は
リール13から繰出され予め捩られたストリップを垂直方
向で型付けし且つ配置する機能を果たす（第７図、第８
図及び第９図参照）。これらのステーションの機能は前
記の逆であってもよい。
本発明の別の特徴として、第３図、第４図及び第10図
に示すように、成形機12は更に、層の型付け及び配置を
行うステーション15及び16の上流に、連続的熱固着ステ
ーション22も含む。このステーションは４つの熱固着用
ローラ23からなり、本体１の内側構造体８を構成するこ
とになる１つ又は複数のストリップを支持する少なくと
も１つのリール24に接続されている。前記構造体８の縁
部を熱固着するステーション22と向かい合うマンドレル
14部分の断面は、前記熱固着操作が容易に行われるよう
に、型付け及び配置ステーション15、16と向かい合うマ
ンドレル部分の断面より小さくなっている。
に示すように、成形機12は更に、層の型付け及び配置を
行うステーション15及び16の上流に、連続的熱固着ステ
ーション22も含む。このステーションは４つの熱固着用
ローラ23からなり、本体１の内側構造体８を構成するこ
とになる１つ又は複数のストリップを支持する少なくと
も１つのリール24に接続されている。前記構造体８の縁
部を熱固着するステーション22と向かい合うマンドレル
14部分の断面は、前記熱固着操作が容易に行われるよう
に、型付け及び配置ステーション15、16と向かい合うマ
ンドレル部分の断面より小さくなっている。
本発明の更に別の特徴として、成形機12は最後の型付
け及び配置ステーション16の下流であり且つ形成された
層を切断装置18方向に送るローラ17の上流に当たる位置
に、ラベル11の配置及び型付けを行うステーション25も
含む（第３図、第４図及び第10図参照）。
け及び配置ステーション16の下流であり且つ形成された
層を切断装置18方向に送るローラ17の上流に当たる位置
に、ラベル11の配置及び型付けを行うステーション25も
含む（第３図、第４図及び第10図参照）。
ラベル11を配置するステーション25は、ラベルを構成
することになるストリップを支持するリール26、場合に
よっては接着剤塗布機に接続されるか、又はラベル11を
予め次々とばらして供給する自動供給装置に接続されて
いる。
することになるストリップを支持するリール26、場合に
よっては接着剤塗布機に接続されるか、又はラベル11を
予め次々とばらして供給する自動供給装置に接続されて
いる。
やはり第３図、第４図及び第10図に示すように、切断
機18は１つ又は複数の切断装置19を含む。この切断装置
の数は梱包用品本体１の所望の長さに応じて決定され、
各切断装置が２つずつ対向して配置された複数のナイフ
29′を備える。
機18は１つ又は複数の切断装置19を含む。この切断装置
の数は梱包用品本体１の所望の長さに応じて決定され、
各切断装置が２つずつ対向して配置された複数のナイフ
29′を備える。
本発明の更に別の特徴として、第11図に示すように、
各切断装置19は、切断すべき本体１の断面図形状に応じ
て交換できる１つ又は複数のブレード20を備えたナイフ
29′を有し且つ案内装置30に滑動的に取付けられた１つ
又は複数のナイフホルダ29と、ナイフホルダ29をマンド
レル14上の本体１の移動方向に従って２つずつ駆動する
１つ又は複数の装置31とを含む。前記駆動装置31は、有
利には、ジャッキ33に接続されたナックル継手装置32の
形態を有して、ナイフホルダ29の行程を調整する手段3
4、35も含む。対向し合う２つのナイフホルダ29の移動
は、例えばバー形態の接続手段36を介して同時に実施さ
れる。
各切断装置19は、切断すべき本体１の断面図形状に応じ
て交換できる１つ又は複数のブレード20を備えたナイフ
29′を有し且つ案内装置30に滑動的に取付けられた１つ
又は複数のナイフホルダ29と、ナイフホルダ29をマンド
レル14上の本体１の移動方向に従って２つずつ駆動する
１つ又は複数の装置31とを含む。前記駆動装置31は、有
利には、ジャッキ33に接続されたナックル継手装置32の
形態を有して、ナイフホルダ29の行程を調整する手段3
4、35も含む。対向し合う２つのナイフホルダ29の移動
は、例えばバー形態の接続手段36を介して同時に実施さ
れる。
本体１の切断は、駆動すべきナイフホルダ29の数に応
じて１つ又は複数の操作で実施され、切断装置19が前記
本体１と同期して移動する間に行われる。本体１と平行
に行われる切断装置19の移動は、連接棒装置によって機
械的に実施されるか、電子変速機を備えたモータ装置
（moteur−vis bille）によって電子機械的に行われ
るか、又はジャッキにより気体圧の作用で実施される。
じて１つ又は複数の操作で実施され、切断装置19が前記
本体１と同期して移動する間に行われる。本体１と平行
に行われる切断装置19の移動は、連接棒装置によって機
械的に実施されるか、電子変速機を備えたモータ装置
（moteur−vis bille）によって電子機械的に行われ
るか、又はジャッキにより気体圧の作用で実施される。
前記装置を用いて実施される切断は切り口が鮮明で正
確であり、ナイフ29′を交換するだけで余計な調整を必
要とせずに任意の断面形状の本体１を切断できる。調整
手段34及び35を用いてナイフホルダ29の行程の大まかな
調整及び細かい調整を行えば、断面形状は同じであるが
大きさが異なる本体１の切断を同一のナイフセット29′
で実施することができる。
確であり、ナイフ29′を交換するだけで余計な調整を必
要とせずに任意の断面形状の本体１を切断できる。調整
手段34及び35を用いてナイフホルダ29の行程の大まかな
調整及び細かい調整を行えば、断面形状は同じであるが
大きさが異なる本体１の切断を同一のナイフセット29′
で実施することができる。
本発明の装置を使用すれば、本発明の製造方法は例え
ば下記のように実施できる。
ば下記のように実施できる。
内側構造体を構成することになるストリップ８を繰出
し、 熱固着ステーション22で内側構造体８の型付け及び配
置を行い（第1A図及び第2A図）、即ち、同じ幅を有する
２つのストリップからなる（第５図）か又は単一のスト
リップを折曲げたものからなる（第６図）内側構造体８
を繰出しながらその縁部をマンドレル14の尾部の周りで
４つのローラ23からなる熱固着ステーション22により連
続的に熱固着し、次いで部分２〜５を構成することにな
るストリップを介してマンドレル上で引張る操作を行
い、前記熱固着操作は、熱固着ステーション22と向かい
合うマンドレル14部分の断面がマンドレルの残りの部分
の断面より小さく、従って構造体８とマンドレル14との
間に十分なスペースが存在することから極めて容易に実
施することができ、 第１層の構成部分２、３を構成することになる２つの
ストリップを繰出し、 これらのストリップを対向し合うＵの形状に型付けし
てマンドレル14の周りに配置する（第1B図及び第2B図）
操作を行い、この操作は例えば上下２つずつ合計４つの
垂直ローラ21を用いて、ステーション15でリール13から
繰出されたストリップの水平方向での型付け及び配置
（第７図）を行うようにして実施し得、この操作はま
た、例えば２つの圧縮ローラ27の上流に配置された４つ
のシュー28の更に上流に配置された２つの圧縮ローラ27
を用いて実施することもでき、この場合上流の２つのロ
ーラ27が水平であれば下流２つのローラ27は垂直であり
（第９図）、又はその逆であってもよく、 第２層の構成部分４、５を構成することになる２つの
ストリップを繰出し、 これらのストリップを、第１層に対して90°ずらしな
がら２つのＵの形状に型付けしてマンドレル14の周りに
配置し（第1C図及び第2C図）、この操作は第１層のスト
リップの場合と同様の方法で実施し得（例えば第８図に
示すように、ストリップをリール13から垂直に、従って
予め捩った状態で繰出し、ローラ21を水平に配置す
る）、 層を２つより多く使用する場合には前記操作を繰返
し、 外側ラベルを構成することになる印刷したストリップ
11を繰出し、 成形機12のステーション25で前記ストリップの型付け
及び配置を行い（第1D図及び第2D図）、即ちラベル11を
連続的に繰出して糊付け（接着剤塗布）し、次いで先に
形成した最終層の周りに押し付けて型付けし且つ前記層
を介して引張る操作を行い、ラベル11がコイル形態では
なくフォーマット形態を有する場合は、自動供給装置に
よってラベル11を次々とばらしながら供給し、これらの
ラベルを糊付けして本体１の下側に押し付け、その後周
縁に沿って型付けするようにし、 このようにして積重した種々の層を種々の切断装置19
で切断し、この切断装置は各々が複数のナイフ29′を備
え、これらのナイフが２つずつ対向し合うように配置さ
れているため、切断が一気に素早く行われ（coupe l
a volｅ）、 最終的に得られた梱包用品本体を送出する。
し、 熱固着ステーション22で内側構造体８の型付け及び配
置を行い（第1A図及び第2A図）、即ち、同じ幅を有する
２つのストリップからなる（第５図）か又は単一のスト
リップを折曲げたものからなる（第６図）内側構造体８
を繰出しながらその縁部をマンドレル14の尾部の周りで
４つのローラ23からなる熱固着ステーション22により連
続的に熱固着し、次いで部分２〜５を構成することにな
るストリップを介してマンドレル上で引張る操作を行
い、前記熱固着操作は、熱固着ステーション22と向かい
合うマンドレル14部分の断面がマンドレルの残りの部分
の断面より小さく、従って構造体８とマンドレル14との
間に十分なスペースが存在することから極めて容易に実
施することができ、 第１層の構成部分２、３を構成することになる２つの
ストリップを繰出し、 これらのストリップを対向し合うＵの形状に型付けし
てマンドレル14の周りに配置する（第1B図及び第2B図）
操作を行い、この操作は例えば上下２つずつ合計４つの
垂直ローラ21を用いて、ステーション15でリール13から
繰出されたストリップの水平方向での型付け及び配置
（第７図）を行うようにして実施し得、この操作はま
た、例えば２つの圧縮ローラ27の上流に配置された４つ
のシュー28の更に上流に配置された２つの圧縮ローラ27
を用いて実施することもでき、この場合上流の２つのロ
ーラ27が水平であれば下流２つのローラ27は垂直であり
（第９図）、又はその逆であってもよく、 第２層の構成部分４、５を構成することになる２つの
ストリップを繰出し、 これらのストリップを、第１層に対して90°ずらしな
がら２つのＵの形状に型付けしてマンドレル14の周りに
配置し（第1C図及び第2C図）、この操作は第１層のスト
リップの場合と同様の方法で実施し得（例えば第８図に
示すように、ストリップをリール13から垂直に、従って
予め捩った状態で繰出し、ローラ21を水平に配置す
る）、 層を２つより多く使用する場合には前記操作を繰返
し、 外側ラベルを構成することになる印刷したストリップ
11を繰出し、 成形機12のステーション25で前記ストリップの型付け
及び配置を行い（第1D図及び第2D図）、即ちラベル11を
連続的に繰出して糊付け（接着剤塗布）し、次いで先に
形成した最終層の周りに押し付けて型付けし且つ前記層
を介して引張る操作を行い、ラベル11がコイル形態では
なくフォーマット形態を有する場合は、自動供給装置に
よってラベル11を次々とばらしながら供給し、これらの
ラベルを糊付けして本体１の下側に押し付け、その後周
縁に沿って型付けするようにし、 このようにして積重した種々の層を種々の切断装置19
で切断し、この切断装置は各々が複数のナイフ29′を備
え、これらのナイフが２つずつ対向し合うように配置さ
れているため、切断が一気に素早く行われ（coupe l
a volｅ）、 最終的に得られた梱包用品本体を送出する。
この製造方法を使用すれば、特に継目６及び７が互い
に大きなずれをもって梱包用品本体１の周縁に均等に分
配されるため、完全な気密性を有し且つ特に脆弱な母線
をもたない梱包用品本体１が得られる。
に大きなずれをもって梱包用品本体１の周縁に均等に分
配されるため、完全な気密性を有し且つ特に脆弱な母線
をもたない梱包用品本体１が得られる。
勿論、本発明は以上説明してきた実施例には限定され
ず、その範囲内で様々な変形が可能であり、特に種々の
部材の構造を色々変化させるか、又は前記した技術以外
の等価の技術を使用することができる。
ず、その範囲内で様々な変形が可能であり、特に種々の
部材の構造を色々変化させるか、又は前記した技術以外
の等価の技術を使用することができる。
第1A図、第1B図、第1C図及び第1D図は円形断面をもつ梱
包用品本体を本発明の方法で製造する場合の種々のステ
ップを示す平面図及び断面図、第2A図、第2B図、第2C図
及び第2D図は矩形断面をもつ梱包用品本体を本発明の方
法で製造する場合の種々のステップを示す平面図及び断
面図、第３図は本発明の方法を実施するための装置を示
す正面図、第４図は第３図の装置の平面図、第５図は本
発明の装置の熱固着ステーションで２つのストリップか
らなる内側構造体の型付け及び配置を行うステップを左
側から見た拡大断面図で簡単に示す説明図、第６図は本
発明の装置の熱固着ステーションで１つのストリップか
らなる内側構造体の型付け及び配置を行うステップを左
側から見た拡大断面図で簡単に示す説明図、第７図は本
発明の一変形例に従ってローラのみを備えた本発明の装
置の型付け及び配置ステーションで、矩形断面をもつ梱
包用品本体の層の１つを構成する部分を左側から見た拡
大断面図、第８図は前記変形例に従ってローラのみを備
えた本発明の装置の型付け及び配置ステーションで、矩
形断面をもつ梱包用品本体の別の層の構成部分を左側か
ら見た拡大断面図、第9A図、第9B図及び第9C図は本発明
の別の変形例に従ってローラ及びシューを備えた本発明
の装置の型付け及び配置ステーションで、矩形断面をも
つ梱包用品本体の１つの層の構成部分を左側から見た異
なる縮尺の断面図、第10図は本発明の方法を実施するた
めの装置の一変形例を示す平面図、第11図は第３図の装
置の一部分をなす切断装置の側面図である。 １……梱包用品本体、12……成形機、15,16……型付け
及び配置ステーション、19……切断装置。
包用品本体を本発明の方法で製造する場合の種々のステ
ップを示す平面図及び断面図、第2A図、第2B図、第2C図
及び第2D図は矩形断面をもつ梱包用品本体を本発明の方
法で製造する場合の種々のステップを示す平面図及び断
面図、第３図は本発明の方法を実施するための装置を示
す正面図、第４図は第３図の装置の平面図、第５図は本
発明の装置の熱固着ステーションで２つのストリップか
らなる内側構造体の型付け及び配置を行うステップを左
側から見た拡大断面図で簡単に示す説明図、第６図は本
発明の装置の熱固着ステーションで１つのストリップか
らなる内側構造体の型付け及び配置を行うステップを左
側から見た拡大断面図で簡単に示す説明図、第７図は本
発明の一変形例に従ってローラのみを備えた本発明の装
置の型付け及び配置ステーションで、矩形断面をもつ梱
包用品本体の層の１つを構成する部分を左側から見た拡
大断面図、第８図は前記変形例に従ってローラのみを備
えた本発明の装置の型付け及び配置ステーションで、矩
形断面をもつ梱包用品本体の別の層の構成部分を左側か
ら見た拡大断面図、第9A図、第9B図及び第9C図は本発明
の別の変形例に従ってローラ及びシューを備えた本発明
の装置の型付け及び配置ステーションで、矩形断面をも
つ梱包用品本体の１つの層の構成部分を左側から見た異
なる縮尺の断面図、第10図は本発明の方法を実施するた
めの装置の一変形例を示す平面図、第11図は第３図の装
置の一部分をなす切断装置の側面図である。 １……梱包用品本体、12……成形機、15,16……型付け
及び配置ステーション、19……切断装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 ＦＩ Ｂ６５Ｄ 81/24 Ｂ６５Ｄ 81/24 Ｆ
Claims (20)
- 【請求項１】紙、ボール紙、金属シート、合成材料のよ
うな材料又は他の任意の材料からなる互いに積重した少
なくとも２つの層を含む管状梱包用品本体の製造方法で
あって、製造すべき本体の第１層の構成部分を構成する
ことになる少なくとも２つのストリップを繰り出し、こ
れらのストリッブを重ね合わせずに隣接させた状態で型
付けして配置し、この場合各ストリップの幅の和が梱包
用品本体の周縁の長さに対応するようにし、次いで、製
造すべき本体の第２層の構成部分を構成することになる
少なくとも２つのストリップを繰り出し、これらのスト
リップをやはり重ね合わせずに隣接させた状態で、但し
第２層の構成部分を構成するストリップの継目が第１層
の構成部分を構成するストリップの継目から明らかにず
れるようにして型付けし接着又は熱固着によって第１層
の上に配置し、第２層を構成する各ストリップの幅の和
も梱包用品本体の周縁の長さに対応するようにし、必要
であれば、これらの操作を梱包用品本体の形成に使用さ
れる層の数に応じて繰返し、その場合は各補助層のスト
リップの継目が先に形成した層のストリップの継目から
明らかにずれるようにし、最後に、このようにして積重
した種々の層を梱包用品本体の所望の長さに応じて切断
し、得られた梱包用品本体を送出するステップからなる
ことを特徴とする管状梱包用品本体の製造方法。 - 【請求項２】製造すべき本体の第１層の構成部分を構成
することになるストリップの繰出しの前に、梱包すべき
製品に適合した製造すべき本体の気密性内側構造体を構
成することになる少なくとも１つのストリップを繰出
し、このストリップの型付け及び熱固着による配置を連
続的に行い、次いで前記構成部分を構成することになる
ストリップを内側構造体の上に接着又は熱固着すること
を特徴とする請求項１に記載の方法。 - 【請求項３】気密性内側構造体が１つのストリップを片
側で折曲げ且つ両側で熱固着するか、又は２つのストリ
ップを両側で熱固着することによって形成されることを
特徴とする請求項２に記載の方法。 - 【請求項４】梱包すべき製品に適合した気密性構造体を
構成することになる少なくとも１つのストリップを繰出
し且つこのストリップの型付け及び熱固着による配置を
連続的に行うだけで、その他の補足的ストリップは梱包
用品本体の製造に一切使用しないことを特徴とする請求
項２又は３に記載の方法。 - 【請求項５】製造すべき本体の最終層の型付け及び配置
の後で、切断を行う前に、製造すべき本体の外側ラベル
を構成することになる少なくとも１つの印刷したストリ
ップを繰り出し、次いでこのストリップを型付けして熱
固着もしくは接着により前記最終層の上に配置すること
を特徴とする請求項１から４のいずれか一項に記載の方
法。 - 【請求項６】製造すべき本体の最終層の型付け及び配置
の後で、切断の前に、フォーマット形ラベルをばらして
供給し、このラベルを型付けして熱固着又は接着により
最終層の上に配置することを特徴とする請求項１から４
のいずれか一項に記載の方法。 - 【請求項７】切断操作が梱包用品本体の移動を量化する
装置によって開始され、開始直後に少なくとも１つの切
断装置を休止位置から本体の移動軸線と平行に移動さ
せ、次いでその移動速度を本体の前進速度と迅速に同期
させ、この速度同期の後でナイフを備えたナイフホルダ
を操作して本体を切断し、最後に前記切断装置を迅速に
休止位置へ戻すことからなることを特徴とする請求項１
に記載の方法。 - 【請求項８】本体が紙、ボール紙、金属シート、合成材
料のような材料又は他の任意の材料からなる少なくとも
２つの積重した層を含み、各層が少なくとも２つの部分
を重ね合わせずに隣接させたものからなり、１つの層の
継目がその下及び／又は上の層の継目から明らかにずれ
ていることを特徴とする請求項１から３及び５から７の
いずれか一項に記載の方法を用いて製造した梱包用品。 - 【請求項９】本体が有利には２つの層を積重したものか
らなることを特徴とする請求項８に記載の梱包用品。 - 【請求項１０】各層が有利には２つの部分からなること
を特徴とする請求項８又は９に記載の梱包用品。 - 【請求項１１】各部分の幅が梱包用品本体の周縁の長さ
のちょうど半分に等しいことを特徴とする請求項10に記
載の梱包用品。 - 【請求項１２】第２層を構成する２つの部分の継目が第
１層を構成する２つの部分の継目に対して90°ずれてい
ることを特徴とする請求項11に記載の梱包用品。 - 【請求項１３】梱包すべき製品に適合した気密性内側構
造体も含むことを特徴とする請求項８から12のいずれか
一項に記載の梱包用品。 - 【請求項１４】本体が紙、ボール紙、金属シート、合成
材料のような材料又は他の任意の材料からなる少なくと
も２つの積重した層を含む請求項４から７のいずれか一
項に記載の方法を用いて製造される梱包用品であって、
本体が２つの積重した層だけ、即ち梱包すべき製品に適
合した気密性内側構造体と外側ラベルだけで構成されて
いることを特徴とする梱包用品。 - 【請求項１５】請求項８から14のいずれか一項に記載の
梱包用品を製造する請求項１から７のいずれか一項に記
載の方法を実施するための装置であって、本体を連続的
に成形する機械を主要部材とし、この成形機が少なくと
も１つのリール、場合によっては接着剤塗布機に接続さ
れており、このリール又は接着剤塗布機が梱包用品本体
の各層の構成部分１つ当たり１つの割合で存在し、前記
成形機が梱包用品本体の所望の形態と同じ形態を有する
マンドレルと、各層を成形用ローラ又はシューを介して
型付けし且つマンドレルの周りに配置するステーション
とを含み、このようにして形成された層がローラによっ
て切断機方向に運ばれるようになっており、前記成形機
が更に、層の型付け及び配置を行う前記ステーションの
上流に、連続的熱固着ステーションも含み、このステー
ションが４つの熱固着用ローラからなり、本体の内側構
造体を構成することになる１つ又は複数のストリップを
支持する少なくとも１つのリールに接続されており、前
記構造体の縁部を熱固着する該ステーションと向かい合
うマンドレル部分の断面が、前記熱固着操作を容易にす
べく、前記型付け及び配置ステーションと向かい合うマ
ンドレル部分の断面より小さくなっていることを特徴と
する装置。 - 【請求項１６】梱包用品本体の各層に４つのローラ又は
４つのシューからなる型付け及び配置ステーションが対
応し、一方のステーションが他方のステーションに先立
って、リールから繰出されたストリップの水平方向での
型付け及び配置を行い、他方のステーションがリールか
ら繰出され予め捩られたストリップを垂直方向で型付け
し且つ配置する機能を果たし、又はその逆であることを
特徴とする請求項15に記載の装置。 - 【請求項１７】成形機が最後の型付け及び配置ステーシ
ョンの下流であり且つ形成された層を切断機方向に送る
ローラの上流に当たる位置に、ラベルの配置及び型付け
を行うステーションを含むことを特徴とする請求項15又
は16に記載の装置。 - 【請求項１８】切断機が１つ又は複数の切断装置を含
み、この切断装置の数が梱包用品本体の所望の長さに応
じて決定され、各切断装置が２つずつ対向して配置され
た複数のナイフを備えることを特徴とする請求項15から
17のいずれか一項に記載の装置。 - 【請求項１９】各切断装置が、切断すべき本体の断面形
状に応じて交換できる１つ又は複数のブレードを備えた
ナイフを有し且つ案内装置に滑動的に取付けられた１つ
又は複数のナイフホルダと、このナイフホルダをマンド
レル上の本体の移動方向に従って２つずつ駆動する１つ
又は複数の駆動装置とを含むことを特徴とする請求項18
に記載の装置。 - 【請求項２０】駆動装置がジャッキに接続されたナック
ル継手装置の形態を有し、ナイフホルダの行程を調整す
る手段も含み、対向し合う２つのナイフホルダの移動が
接続手段を介して同時に実施されるようになっているこ
とを特徴とする請求項19に記載の装置。
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| FR8903362A FR2644103B1 (fr) | 1989-03-10 | 1989-03-10 | Procede de fabrication d'un corps d'un emballage tubulaire, emballage ainsi obtenu et dispositif pour la mise en oeuvre de ce procede |
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