JP2746194B2 - 遠心分離機のドアロック制御方法 - Google Patents

遠心分離機のドアロック制御方法

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JP2746194B2
JP2746194B2 JP11341595A JP11341595A JP2746194B2 JP 2746194 B2 JP2746194 B2 JP 2746194B2 JP 11341595 A JP11341595 A JP 11341595A JP 11341595 A JP11341595 A JP 11341595A JP 2746194 B2 JP2746194 B2 JP 2746194B2
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JP
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door lock
door
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centrifuge
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JP11341595A
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佳能 二井内
典久 佐川
公一 佐藤
勝則 赤津
浩 早坂
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Koki Holdings Co Ltd
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Hitachi Koki Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、遠心分離機のドアロッ
ク制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の遠心分離機には、回転体の回転数
を検出するための回転数検出センサが設けられている。
この回転数検出センサが何らかの障害(断線等)によっ
て、回転体の回転数を検出することができなくなった場
合には、直ちに回転数異常検出プログラムが働き回転体
を高速回転させている駆動装置への電力供給を止めてい
る。これにより回転体の有する回転エネルギは、軸受等
における機械損(摩擦損)によって消費されるため、回
転体は一定時間回転しているとして、ドアが開けれない
ようドアロックによりドアを固定する安全装置が設けら
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記ドアロック制御方
法では、回転数検出センサの異常によって、駆動装置へ
の電力供給を止めてから回転体が停止するまでの一定時
間中に瞬時停電等の不具合が発生した場合、回転数異常
検出プログラムがリセットされてしまい初期状態に戻っ
てしまっていた。この結果、回転室内において回転体が
まだ回転しているのにもかかわらず停止中と判断してし
まい、ドアロック装置が解除されてしまうため、ドアが
開けられる状態になるという問題があった。
【0004】本発明の目的は、上記した従来技術の欠点
をなくし、安全性に優れた遠心分離機のドアロック制御
方法を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的は、RAM
(Random access memory)の記憶
内容を保護するためにバッテリーが使用されている点に
着目し、回転数検出センサに異常が生じた後に停電等の
不具合が発生しても異常現象を記憶・保存できるように
異常発生時、バッテリーによりバックアップされている
RAMに所定時間を設定し、更に該所定時間を経過す
までドアロックの解除を禁止することにより達成され
る。
【0006】
【作用】上記目的を達成するため、回転数検出センサに
異常が発生した場合、CPUがRAMに対して、所定時
間(ドア開放禁止時間)を設定し、このデータをバッテ
リーでバックアップさせるように動作する。また所定時
を経過するまで、ドア開放スイッチから信号が入力さ
れてもドアロック装置を解除させないため、回転体が回
転していると見られる一定時間中に作業者はドアを開け
ることができないように動作する。
【0007】
【実施例】本発明の実施例を図1乃至図4を用いて説明
する。図1は本発明になるドアロック制御の一実施例を
示すブロックダイヤグラム、図2は本発明になる回転異
常時におけるドアロック制御を示すフローチャート、図
3は本発明になるドアロック解除制御を示すフローチャ
ート、図4は本発明になる遠心分離機を示す一部縦断側
面図である。図1乃至図4において、回転数検出センサ
7からの信号が異常になった場合(例えば急激な回転数
の変動等)、該ドアロック装置10を制御している制御
装置、即ちCPU1により出力I/F6を介して駆動装
置9への電力供給を止めている。これと同時にCPU1
はRAM2に対して所定時間(ドア開放禁止時間)を設
定している。これにより、上記所定時間を経過するま
、例えば「0」になるまで、ドア開放スイッチ8から
信号が入力されてもドアロック装置10を解除させない
ように制御している。また所定時間のデータをバッテリ
ー3でバックアップすることにより、減速中に電源がオ
フし再びオンするようなことがあっても時間データは損
なわれないため、ドアロック装置10を解除させるよう
なことはない。万一、バッテリー3のエネルギを消費し
てしまうくらいの長時間、電源がオフされていたとして
も、回転体11は既に停止しているため、ドアロック装
置10が解除されドア15が開けられても作業者の安全
を損なうようなことはない。
【0008】図3は本発明になるドアロック解除制御を
示すフローチャートであり、回転数検出センサ7からの
信号が異常になった場合、回転数異常検出プログラムが
働き駆動装置9への電力供給を止めている。駆動装置9
への電力供給を止めてから回転体が停止するまでの一定
時間中に瞬時停電等の不具合が発生した場合、CPU1
はRAM2に対して所定時間(ドア開放禁止時間)を設
定し、この所定時間を経過したかを判断することによっ
てドアロックの解除動作を行っている。
【0009】
【発明の効果】本発明によれば、RAMに記憶される所
定時間を経過するまでドア開放スイッチから信号が入力
されてもドアロック装置を解除させないため、回転体が
停止していない状態でドアを開けられる状態になること
がないので、遠心分離機の安全性の向上を図ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明になるドアロック制御の一実施例を示
すブロックダイヤグラムである。
【図2】 本発明になる回転異常時におけるドアロック
制御を示すフローチャートである。
【図3】 本発明になるドアロック解除制御を示すフロ
ーチャートである。
【図4】 本発明になる遠心分離機を示す一部縦断側面
図である。
【符号の説明】
1はCPU、2はRAM、3はバッテリー、7は回転数
検出センサ、8はドア開放スイッチ、9は駆動装置、1
0はドアロック装置、11は回転体、13は回転室、1
5はドアである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 早坂 浩 茨城県ひたちなか市武田1060番地 日立 工機株式会社内 審査官 中野 孝一 (56)参考文献 特開 昭51−107669(JP,A) 特開 昭51−93567(JP,A) 特開 昭51−93565(JP,A) 特開 昭51−93564(JP,A) 実開 昭50−123168(JP,U) 実開 昭52−40566(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動装置によって回転される回転体と、
    該回転体の回転数を検出する回転数検出センサと、該回
    転数検出センサの設けられた回転室と、該回転室を密閉
    可能なドアと、該ドアのロックを行うドアロック装置
    と、該ドアロック装置を作動するドア開放スイッチとを
    有し、更にCPU、RAM及び該RAMをバックアップ
    するバッテリーとを備えた遠心分離機において、異常発
    生時に前記CPUは前記RAMに対して所定時間を設定
    し、更に該所定時間を経過するまで前記ドア開放スイッ
    チから信号が入力されても前記ドアロック装置を解除さ
    せないことを特徴とする遠心分離機のドアロック制御方
    法。
JP11341595A 1995-05-11 1995-05-11 遠心分離機のドアロック制御方法 Expired - Lifetime JP2746194B2 (ja)

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JPH07275738A JPH07275738A (ja) 1995-10-24
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JP4396528B2 (ja) * 2005-01-11 2010-01-13 日立工機株式会社 遠心分離機
US7500942B2 (en) 2005-01-24 2009-03-10 Hitachi Koki Co, Ltd. Centrifugal separator with door lock safety device
JP2006198564A (ja) * 2005-01-24 2006-08-03 Hitachi Koki Co Ltd 遠心分離機
JP6447364B2 (ja) * 2015-05-29 2019-01-09 工機ホールディングス株式会社 遠心機

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