JP2744560B2 - 電荷検出回路 - Google Patents

電荷検出回路

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JP2744560B2 JP4280005A JP28000592A JP2744560B2 JP 2744560 B2 JP2744560 B2 JP 2744560B2 JP 4280005 A JP4280005 A JP 4280005A JP 28000592 A JP28000592 A JP 28000592A JP 2744560 B2 JP2744560 B2 JP 2744560B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、低雑音特性を必要と
するCCD遅延素子や固体撮像素子の出力部に用いられ
る電荷検出回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】映像信号の遅延に使われるCCD遅延素
子やビデオカメラに使われるCCD固体撮像素子の出力
部は、電位変化ΔV=電荷量変化ΔQ÷容量Cの関係を
利用して信号電荷を検出するようにしている。図3は、
従来のCCD固体撮像素子の出力部の構成を示す概略図
である。同図において、1は半導体基板である。2は電
荷検出部で、半導体基板1内に電位的に浮いた基板とは
反対導伝型の浮遊拡散層3と浮遊拡散層3の電位を定期
的にリセットするリセット用FET4とから構成されて
いる。5は出力バッファ回路で、MOSFETを用いた
2段ソースフォロワで形成されている。6は電荷検出部
2と出力バッファ回路5とを接続する配線である。
【0003】また、CFDは浮遊拡散層3の容量、CLN
配線6の配線容量、CINは出力バッファ回路5の入力容
量を示し、VDDは出力バッファ回路5の電源、VGは
出力バッファ回路5を構成する2段ソースフォロワのロ
ードFET用ゲート電圧、VRDは電荷検出部2のリセ
ット電位を示す。φRはリセット用FETを制御するリ
セットパルスである。
【0004】図4(a)はCCD固体撮像素子の出力信
号波形を示し、(b)は出力信号波形をサンプルホール
ド(以下S/Hと記す)した波形を示す。上記のように
構成された従来のCCD固体撮像素子の出力部動作につ
いて以下説明する。まず、リセット用FET4をオンに
して浮遊拡散層3の電位を一定のリセット電位VRDに
保つ。その後、このリセット用FET4をオフにする。
ホトダイオードで光電変換されて生じた信号電荷は,図
示しない垂直転送CCDおよび水平転送CCDによって
順次浮遊拡散層3に転送される。浮遊拡散層3の電位は
信号電荷によってリセット電位VRDから変化し、この
電位変化が、出力バッファ5を通して出力される。
【0005】図4に示すように、出力信号波形は、浮遊
拡散層3がリセット電位VRDにリセットされるリセッ
ト期間TR、リセットから信号電荷が流入するまでのフ
ィードスルー期間T1、信号電荷が流入する信号期間T
2からなる。信号電荷は、水平転送期間Tcを1画素分
(ホトダイオード1個分)として、全画素が時系列的に
出力される。
【0006】このような出力部において、信号電荷をQ
S と出力信号VOの関係は、センス容量をCS 、出力バ
ッファ回路の電圧ゲインをGとすると、( 数1) に示す
ようになる。
【0007】
【数1】VO=G・QS /CS また、センス容量CS は、浮遊拡散層3の容量CFD、配
線6の配線容量CLN、出力バッファ回路の入力容量CIN
との間に(数2)に示す関係がある。
【0008】
【数2】CS =CFD+CLN+CIN したがって、CCD固体撮像素子の出力部の感度は(数
3)に示すようになる。
【0009】
【数3】感度=VO/QS =G/CS =G/(CFD+C
LN+CIN
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来のCCD
固体撮像素子の出力部の構成では、電荷検出部2のリセ
ット動作によって発生するリセット雑音や出力バッファ
5を構成するMOSFETの雑音が発生するため、電荷
検出の基準電位となるフィードスルー期間T1における
出力信号のレベル(以下、フィードスルーレベルと呼
ぶ)が、これらの雑音vn1、vn2によって変化する。従
来のCCD固体撮像素子の出力部は、電荷をフィードス
ルーレベルを基準電位(=リセット電位VRD)とした
電位変化として検出するので、出力信号をサンプルホー
ルドして得られた信号は本来の信号v S1,vS2,vS3
雑音vn1,vn2が含まれS/N比が劣化するという問題
点があった。
【0011】したがって、この発明の目的は、低雑音の
CCD固体撮像素子の出力部を形成する電荷検出回路を
提供することである
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明の電荷検出回路
は、電荷検出部と、電荷検出部の出力信号を入力する出
力バッファ回路と、電荷検出部の電位がリセットされ信
号電荷が流入するまでの期間の出力信号をサンプリング
して保持するサンプルホールド回路と、サンプルホール
ド回路の出力を入力する反転増幅回路と、電荷検出部と
出力バッファ回路とを接続する配線と並行に形成された
導体を備え、この導体と反転増幅回路の出力側とを接続
している。
【0013】
【作用】この発明の構成によれば、サンプルホールド回
路は電荷検出部の電位がリセットされ信号電荷が流入す
るまでの期間の出力信号をサンプリングするので、雑音
がホールドされ、反転増幅回路の出力における雑音に対
する配線と導体間の等価的なセンス容量は増加される
が、信号については雑音と相関がないので、配線と導体
間の等価的なセンス容量は変化しない。このため、反転
増幅回路のゲイン大きくすることによって、信号に対す
る感度は保持したまま雑音に対する感度のみを著しく低
下させてS/N比を上げることができる。
【0014】
【実施例】以下この発明の実施例を図面を参照しながら
説明する。図1は、この発明の実施例であるCCD固体
撮像素子の出力部を形成する電荷検出回路の構成を示す
概略図で、同図において、従来例を示す図3と同符号を
付したものは同じものを示す。この実施例は、従来例に
対してサンプルホールド回路7、反転増幅回路8、導体
9が別途設けられている。
【0015】サンプルホールド回路7は、電荷検出部2
の電位がリセットされ信号電荷が流入するまでの期間
(図4に示すT1)の出力信号をサンプリングして保持
する。反転増幅回路8はサンプルホールド回路7の出力
が入力しこれを反転増幅する。導体9は電荷検出部2と
出力バッファ回路5の入力とを接続する配線6と並行に
形成された導体で、反転増幅回路8の出力側に接続され
ている。この実施例の場合、導体9は配線6の下層に形
成されている。
【0016】図1において、従来例を示す図3と同様
に、CFDは浮遊拡散層3の容量、CLNは配線6と導体9
間の配線容量、CINは出力バッファ回路5の入力容量を
示し、VDDは出力バッファ回路5の電源、VGは出力
バッファ回路5を構成する2段ソースフォロワのロード
FET用ゲート電圧、VRDは電荷検出部2のリセット
電位、φRはリセット用FETを制御するリセットパル
ス、φSHはサンプルホールド回路7の制御パルスを示
す。
【0017】以上のように構成された電荷検出回路を用
いたCCD固体撮像素子の出力部の動作について説明す
る。まず、この発明の原理となる容量についての考え方
を図2を用いて説明する。図2(a)に示すように、容
量Cの他端子をDC電位に固定したとき、信号VINか
らみた等価容量Ceq1 は(数4)に示すようになる。
【0018】
【数4】 Ceq1 =ΔQ/ΔVIN=C・(VIN−0)/VIN=C 一方、図2(b)に示すように、容量Cの他端子にA・
VINの信号が接続されたとき、信号VINからみた容
量Ceq2 は(数5)に示すようになる。
【0019】
【数5】 Ceq2 =ΔQ/ΔVIN=C・(VIN−A・VIN)/VIN =(1−A)・C 電荷検出の基本動作は従来例と同様であるが、雑音vn
と信号vs に対するセンス容量は以下のようになる。サ
ンプルホールド回路7は電荷検出部2の電位がリセット
され信号電荷が流入するまでの期間(図4に示す)の出
力信号をサンプリングするので、雑音vn がホールドさ
れ、反転増幅回路8の電圧ゲインをB(B>O)とする
と、反転増幅回路8の出力は−B・vn となる。したが
って、(数5)により雑音vn に対する配線6と導体9
問の等価的な配線容量は(1+B)・CLNとなり、セン
ス容量は(数6)、感度は(数7)に示すようになる。
【0020】
【数6】CS =CFD+(1+B)・CLN+CIN
【0021】
【数7】雑音に対する感度=G/[CFD+(1+B)・
LN+CIN] 一方、信号vs については、雑音と相関がないので、配
線6と導体9問の等価的な配線容量はCLNとなり、セン
ス容量は(数2)と変わらない。したがって、信号に対
する感度と雑音に対する感度比は(数8)に示すように
なり、反転増幅回路8の電圧ゲインBを大きくすること
によりS/N比が(数9)に示すように改善される。
【0022】
【数8】信号に対する感度:雑音に対する感度 =1/(CFD+CLN+CIN):1/〔CFD+(1+B)
・CLN+CIN
【0023】
【数9】S/N比=20Log〔1+B・CLN/(CFD
+CLN+CIN)〕 上記したように、この実施例によれば、サンプルホール
ド回路7は電荷検出部2の電位がリセットされ信号電荷
が流入するまでの期間の出力信号をサンプリングするの
で、雑音vn がホールドされ、反転増幅回路8の出力に
おける雑音vnに対する配線6と導体9間の等価的なセ
ンス容量は増加されるが、信号vs については雑音vn
と相関がないので、配線6と導体9間の等価的なセンス
容量は変化しない。このため、反転増幅回路8のゲイン
大きくすることによって、信号に対する感度は保持した
ままで、雑音に対する感度のみを著しく低下させてS/
N比を上げることができる。したがって、この実施例回
路をCCD固体撮像素子の出力部に使用すれば、低雑音
の出力部を構成することができる。
【0024】
【発明の効果】この発明の電荷検出回路によれば、サン
プルホールド回路は電荷検出部の電位がリセットされ信
号電荷が流入するまでの期間の出力信号をサンプリング
するので、雑音がホールドされ、反転増幅回路の出力に
おける雑音に対する配線と導体間の等価的なセンス容量
は増加されるが、信号については雑音と相関がないの
で、配線と導体間の等価的なセンス容量は変化しない。
このため、反転増幅回路のゲイン大きくすることによっ
て、信号に対する感度は保持したまま雑音に対する感度
のみを著しく低下させてS/N比を上げることができ、
低雑音のCCD固体撮像素子の出力部を構成することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例である電荷検出回路をCCD
固体撮像素子の出力部に使用した場合の構成を示す概略
図である。
【図2】この発明の原理となる容量に対する考えを説明
する図である。
【図3】従来のCCD固体撮像素子の出力部の構成を示
す概略図である。
【図4】CCD固体撮像素子の出力部の出力信号波形を
示す図である。
【符号の説明】
1 半導体基板 2 電荷検出部 3 浮遊拡散層 4 リセット用FET 5 出力バッファ回路 6 配線 7 サンプルホールド回路 8 反転増幅回路 9 導体

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電荷検出部と、前記電荷検出部の出力信
    号を入力する出力バッファ回路と、前記電荷検出部の電
    位がリセットされ信号電荷が流入するまでの期間の出力
    信号をサンプリングして保持するサンプルホールド回路
    と、前記サンプルホールド回路の出力信号を入力する反
    転増幅回路と、前記電荷検出部と前記出力バッファ回路
    とを接続する配線と並行に形成された導体とを備え、前
    記導体と前記反転増幅回路の出力側とを接続したことを
    特徴とする電荷検出回路。
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