JP2744493B2 - 樹脂組成物 - Google Patents

樹脂組成物

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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は耐半田ストレス性、耐熱衝撃性及び成形性に
優れ半導体封止用エポキシ樹脂組成物に関するものであ
る。
(従来の技術) 近年、集積回路の高集積下に伴い、チップ又は大型化
の傾向にあり、さらにパッケージは従来のDIPタイプか
ら表面実装化された小型、薄型のフラットパッケージ、
例えばSOP、SOJ、PLCCに変わってきている。
即ち、大型チップを小型で薄いパッケージに封入する
ことになり、内部応力によるクラック発生、これらのク
ラックによる耐湿性の低下等の問題がある。
特に表面実装工程でのリードの半田づけ時にパッケー
ジは200℃以上もの高温にさらされ、パッケージにクラ
ックが生じる問題が大きく採り上げられている。
こうした背景のもとで、これらの大型チップを封止す
るのに適した封止用の樹脂組成物の開発が望まれてい
る。
これらの問題を解決するために半田づけ時の衝撃を緩
和する目的で熱可塑性オリゴマーの添加(特開昭62−11
5849号公報)や各種シリコーン化合物の添加(特開昭62
−115850号公報、特開昭62−116654号公報、特開昭62−
128162号公報)、更にはシリコーン変性(特開昭62−13
6860号公報)などの手法で対処しているがいずれも半田
づけ時にパッケージにクラックが生じてしまい信頼性の
優れた半導体封止用エポキシ樹脂組成物を得るまでには
至らなかった。
一方、半田耐熱性に優れた耐熱性エポキシ樹脂組成物
を得るために、樹脂系としては3官能エポキシ樹脂の使
用(特開昭61−168620号公報)等が検討されてきたが、
3官能エポキシ樹脂の使用により架橋密度が上がり耐熱
性が向上するが、特に200℃〜300℃のような高温にさら
された場合においては半田耐熱性が不十分であり、又硬
くてもろくなるため耐熱衝撃性が極めて不満足なもので
あった。
そこで本発明者らは、これらの問題点を解決するた
め、ランダム共重合シリコーン変性3官能エポキシ樹脂
を配合したエポキシ樹脂組成物をすでに提案しており、
これにより半田耐熱性、耐熱衝撃性が著しく向上できる
ことを見出した。
しかしながら、パッケージの薄型化、チップの大型化
はハイテンポで進んでおり、半導体封止用エポキシ樹脂
組成物に対する要求特性は益々厳しいものとなってお
り、更に先に提案したエポキシ樹脂組成物以上の信頼性
を有し、さらに優れた半田耐熱性、耐熱衝撃性を有する
樹脂組成物が求められている。
(発明が解決しようとする課題) 本発明は上記の事情に鑑みなされたもので、その目的
とするところは、耐半田ストレス性、耐熱衝撃性、成形
加工性のいずれも良好な半導体封止用エポキシ樹脂組成
物を提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 本発明者らは従来技術では克服できなかったバランス
のとれた優れた半導体封止用エポキシ樹脂組成物を得ん
として鋭意検討を進めた結果、耐熱良好で耐半田ストレ
ス性を向上させる効果を有する下記式(I)で示される
構造の3官能エポキシ樹脂と 成形加工性を損なうことなく、著しい強靭性、低弾性を
賦与する効果を有する下記式(II)及び/又は(III)
で示される特性の構造のオルガノポリシロキサンとを反
応させてなる ランダム共重合シリコーン変性3官能エポキシ樹脂を総
エポキシ樹脂に対して50〜100重量%含むエポキシ樹脂
とフェノール樹脂及び無機充填材からなる樹脂組成物が
薄型で且つ大チップのパッケージにおいても成形加工
性、耐半田ストレス性、耐熱衝撃性のいずれも著しく向
上することを見出し本発明を完成するに至った。
(作 用) 本発明で用いられるランダム共重合シリコーン変性3
官能エポキシ樹脂は、耐半田ストレス性、耐熱衝撃性の
いずれをも向上させる効果を有する極めて重要な成分で
ある。
これらのランダム共重合シリコーン変性3官能エポキ
シ樹脂の原料として用いられるオルガノポリシロキサン
は式(II)、(III)で示される構造を有するもので、 (R12,R14:フェニル基又はエチルフェニル基、R13,R15:
メチル基、フェニル基又はエチルフェニル基 A,B:水素又はフェノール性水素基含有有機基 10≦N=(k+l+m+2)≦200であり0≦l/N=(k
+l+m+2)≦0.1、5≦(k+l+m+2)/m≦50
及び 10≦N′=(p+q+r+2)≦200であり、0≦q/N′
=(p+q+r+2)≦0.1、5≦N′=(p+q+r
+2)/r≦50) 成形加工性を損なうことなく耐半田ストレス性、耐熱衝
撃性を向上させる効果を有しており、エポキシ樹脂ある
いはその変性樹脂と反応しうる水素、フェノール性水素
基含有有機基を特定の比率で有するシロキサン重合度N,
N′(k+l+m+2及びp+q+r+2)が10〜200の
範囲のもので、オルガノポリシロキサンの構造は直鎖
状、分枝状のいずれでも良い。
エポキシ基含有有機基をするオルガノポリシロキサン
は、オルガノハイドロジエンポリシロキサンと不飽和二
重結合基含有エポキシ類、例えばアリルグリシジルエー
テルを有機溶媒中で塩化白金酸を触媒として付加反応さ
せる方法により得られる。
また、フェノール性水酸基含有有機基を有するオルガ
ノポリシロキサンは、オルガノハイドロジエンポリシロ
キサンと不飽和二重結合基含有フェノール類、例えば2
−アリルフェノールとを有機溶媒中で塩化白金酸を触媒
として付加反応させる方法、または、エポキシ基を有す
るオルガノポリシロキサンとビスフェノール系化合物、
例えばビスフェノールAやビスフェノールFとを有機溶
媒中でイミダゾール類、有機ホスフィン酸及び第3級ア
ミン類から選ばれた1種又は2種以上の触媒の存在下で
開環付加は反応させることにより得られる。
これらのオルガノポリシロキサンと反応させる式
(I)で示される構造のエポキシ樹脂は1分子中に3個
のエポキシ基を有するもので、式中のR1,R2,R4〜R7,
R10,R11は水素原子、R3,R8,R9はメチル基が好ましい。
また、2官能以下のエポキシ樹脂では架橋密度が上が
らず、耐熱性が劣り、耐半田ストレス性の効果が得られ
ない。
これらの原料を用いて得られるランダム共重合シリコ
ーン変性3官能エポキシ樹脂の反応方法を例示すれば、
3官能エポキシ樹脂の1分に2−アリルフェノールを反
応させたアルケニル基含有3官能エポキシ樹脂とオルガ
ノハイドロジエンポリシロキサンとを触媒の塩化白金酸
存在下、有機溶媒中で反応させる方法及びフェノール性
水酸基含有オルガノポリシロキサンと3官能エポキシ樹
脂を有機溶媒中でイミダゾール類、有機ホスフィン類及
び第3級アミン類から選ばれた1種又は2種以上の触媒
を用い開環付加反応させる方法等が挙げられる。
該シリコーン変性3官能エポキシ樹脂に用いられるオ
ルガノポリシロキサンは、シロキサンの重合度N,N′が1
0以上、200以下であり、フェニル基又はエチルフェニル
基変性部のモル分率l/N,q/N′が0.1以下、シロキサン重
合度/官能基数N/m,N′/rが5以下、50以下のものを用
いる必要がある。
シリコーン変性3官能エポキシ樹脂は、未変性の3官
能エポキシ樹脂の海の中にシリコーン反応部(シリコー
ンと3官能エポキシ樹脂の反応生成物)の島が浮かんで
いる海島構造をとっているが、シロキサン重合度N,N′
(k+l+m+2及びp+q+r+2)が10を下回る
と、シリコーン反応部の分子量が小さくなりすぎるため
組成物のウスバリ特性が低下し、又200を上回ると組成
物の他の成分との相溶性が低下するため、組成物の粘度
が増大し、金線変形等が生じ易くなり、又捺印性が低下
し、型汚れが生じ易くなるため、シロキサン重合度N,
N′が10以上、200以下のものを用いる必要がある。
フェニル基又はエチルフェニル基変性部のモル分率l/
N及びq/N′は0.1以下、好ましくは0.05付近のものが、
シリコーン変性3官能エポキシ樹脂合成の際、オルガノ
ポリシロキサンが3官能エポキシ樹脂あるいは有機溶媒
との間の適度の相溶性を有するため、好適に用いられ
る。フェニル基又はエチルフェニル基変性部のモル分率
l/N,q/N′が0.1を上回ればシリコーン変性3官能エポキ
シ樹脂を用いた組成物において、シリコーン変性3官能
エポキシ樹脂と他の成分との相溶性が良好となり過ぎ、
ガラス転移点、耐半田ストレス性が低下する。
シロキサン重合度/官能基数N/m,N′/rが5を下回れ
ば、シリコーン変性3官能エポキシ樹脂を用いた組成物
において、他の成分との相溶性が良好となり過ぎ、ガラ
ス転移点、耐半田ストレス性が低下し、又シリコーン反
応部の分子量が大きくなり過ぎ、組成物の粘度が増大す
るため金線変形が生じ易くなる。
また、50を上回れば、樹脂が不透明となりシリコーン
反応部の相分離を生じ易くなり、強度、流動性、捺印性
が低下し型汚れが生じ易くなる。
ランダム共重合シリコーン変性3官能エポキシ樹脂に
従来からあるエポキシ樹脂を混合しても良いが、これら
の混合系においては、このシリコーン変性3官能エポキ
シ樹脂量に対して50重量%以上配合する必要がある。
配合量が50重量%を下回れば耐半田ストレス性、耐熱
衝撃性のいずれもが低下し、不十分である。なお、ここ
でいう従来からあるエポキシ樹脂とは1分子中に2個以
上のエポキシ基を有するものであればいかなるものでも
良く、例えばビスフェノールA型エポキシ樹脂、ビスフ
ェノールF型エポキシ樹脂、フェノールノボラック型エ
ポキシ樹脂、グレゾールノボラック型エポキシ樹脂、脂
環式エポキシ樹脂及びこれらの変性樹脂等が挙げられ、
これらのエポキシ樹脂は1種又は2種以上混合して用い
ることも出来る。
これらのエポキシ樹脂の中ではエポキシ当量が150〜2
50、軟化点が60〜130℃であり、かつNa+,Cl-等のイオン
性不純物が出来る限り少ないものが好ましい。
本発明で用いられるフェノール樹脂は硬化剤としての
働きをするものである。
これらのフェノール樹脂としてはフェノールノボラッ
ク、クレゾールノボラック及びこれらの変性樹脂等が挙
げられ、これらは1種又は2種以上混合して用いること
もできる。
用いられるフェノール樹脂は水酸基当量が80〜150、
軟化点が60〜120℃であり、Na+,Cl-等のイオン性不純物
が出来る限り少ないものが好ましい。
本発明で用いられる無機充填材としては結晶シリカ、
溶融シリカ、アルミナ、炭酸カルシウム、タルク、マイ
カ、ガラス繊維等が挙げられる。これらの1種又は2種
以上混合して使用される。これらのうちで特に結晶シリ
カ又は溶融シリカが好適に用いられる。
又、これら以外の成分として必要に応じて硬化促進剤
等を用いるが、硬化促進剤としてはエポキシ基とフェノ
ール性水酸基との反応を促進するものであればよく、一
般に封止用材料に使用されているものを広く使用するこ
とができ、例えばBDMA等の3級アミン類、イミダゾール
類、1,8−ジアザビシクロ〔5、4、0〕ウンデセン−
7(DBU)、トリフェニルホスフィン(TPP)等の有機リ
ン化合物等を単独もしくは2種以上混合して用いても良
い。更に、これ以外に必要に応じてシランカップリング
剤、ブロム化エポキシ樹脂、三酸化アンチモン、ヘキサ
ブロムベンゼン等の難燃剤、カーボンブラック、ベンガ
ラ等の着色剤、天然ワックス、合成ワックス等の離型剤
及びシリコーンオイル、ゴム等の低応力添加剤等の種々
の添加剤を適宜配合しても良い。
本発明の封止用エポキシ樹脂組成物を成形材料として
製造するには、エポキシ樹脂、硬化剤、無機充填剤、硬
化促進剤、その他の添加剤をミキサー等によって充分に
均一に混合した後、さらに熱ロール又はニーダー等で溶
融混練し、冷却後粉砕することによって得られることが
できる。これらの成形材料は電子部品あるいは電気部品
の封止、被覆、絶縁等に用いることができる。
(実施例) 次に実施例について比較例とあわせて説明する。
まず、オルガノポリシロキサン20重量部と3官能エポ
キシ樹脂又はアルカリ変性3官能エポキシ樹脂100重量
部とを触媒存在下、有機溶媒中で反応させ、第1表に示
すシリコーン変性3官能エポキシ樹脂(イ〜チ)を得
た。
実施例1 下記組成物 ランダム共重合シリコーン変性3官能エポキシ樹脂
(イ) 90重量部 臭素化ビスフェニルA型エポキシ樹脂(エポキシ当量
370,軟化点65℃、臭素含有率37%) 10重量部 フェノールノボラック樹脂(OH当量105,軟化点95℃) 50重量部 溶融シリカ 500重量部 三酸化アンチモン 25重量部 シランカップリング剤 2重量部 トリフェニルホスフィン 2重量部 カーボンブラック 3重量部 カルナバワックス 3重量部 を常温で充分混合し、次いで95〜100℃で加熱ニーダー
等により混練し、冷却後粉砕してタブレット化して本発
明の半導体封止用エポキシ樹脂組成物を得た。
この材料をトランスファー成形機(成形条件:金型温
度175℃、硬化時間2分)を用いて成形し、この材料の
型汚れ性、樹脂バリを判定するとともに、得られた成形
品を175℃、8時間硬化し、捺印性、耐熱衝撃性、半田
耐熱性及び耐半田ストレス性を評価した。
評価結果を第2表に示す。
実施例2〜3 第2表に従って配合し、実施例1と同様にして半導体
封止用エポキシ樹脂組成物を得た。
この半導体封止用エポキシ樹脂組成物の評価した結果
もあわせて第2表に示す。
比較例1〜8 第2表に従って配合し、実施例1と同様にして半導体
封止用エポキシ樹脂組成物を得た。
この半導体封止用エポキシ樹脂組成物の評価した結果
もあわせて第2表に示す。
*1) 下記式(IV)で示される3官能エポキシ樹脂
(A) *2) 上記式(IV)で示される3官能エポキシ樹脂に
対し、0−アリルフェノールを3重量%配合し、トリフ
ェニルホスフィンを触媒として110℃で溶融混合するこ
とにより反応させて得られるアリル変性3官能エポキシ
樹脂(B) *3) 下記式(V)で示される3官能エポキシ樹脂
(C) *4) 下記式(VI)で示されるオルガノポリシロキサ
*5) 上記式(VI)で示されるオルガノポリシロキサ
ンと2−アリルフェノールをSi−H基と不飽和二重結合
基が同当量になるように配合し、トルエン中で塩化白金
触媒を使い反応して得られるフェノール性水酸基含有オ
ルガノポリシロキサン *6) 下記式(VII)で示されるオルガノポリシロキ
サンとビスフェノールAをエポキシ基とフェノール性水
酸基が同当量になるように配合し、トルエン中でトリフ
ェニルホスフィンを触媒とし反応させて得られるフェノ
ール性水酸基含有オルガノポリシロキサン *7) 下記式(VIII)で示されるオルガノポリシロキ
サンとビスフェノールAをエポキシ樹脂とフェノール性
水酸基が同当量になるように配合し、トルエン中でトリ
フェニルホスフィンを触媒とし反応させて得られるフェ
ノール性水酸基含有オルガノポリシロキサン *8) 下記式(IX)で示されるオルガノポリシロキサ
*9) 下記式(X)で示されるオルガノポリシロキサ
ンと下記式(XI)で示される2,2′−ジアリリックビス
フェノールA をSi−H基と不飽和二重結合基が同当量になるよう配合
し、トルエン中で塩化白金酸を触媒とし、反応させて得
られるフェノール性水酸基含有オルガノポリシロキサン *10) 下記式(XII)で示されるオルガノポリシロキ
サンと2−アリルフェノールをSi−H基と不飽和二重結
合基が同当量になるように配合し、トルエン中で塩化白
金酸を触媒とし、反応させて得られるフェノール性水酸
基含有オルガノポリシロキサン *11) 式(XIII)で示されるオルガノポリシロキサン
とビスフェノールAをエポキシ基とフェノール性水酸基
が同当量になるように配合し、トルエン中で1,8−ジア
ザビシクロ〔5,4,0〕ウンデセン−7を触媒として反応
させて得られるフェノール性水酸基含有オルガノポリシ
ロキサン *12) 下記式(XIV)で示されるオルガノポリシロキ
サンとビスフェノールAをエポキシ基とフェノール性水
酸基が同当量になるように配合し、トルエン中でトリフ
ェニルホスフィンを触媒とし反応させて得られるフェノ
ール性水酸基含有オルガノポリシロキサン 評価方法 樹脂バリの長さ 得られた成形品のベント部の樹脂バリの長さを測定。
型汚れ性 型曇りが発生するまでの成形ショット数にて判定。
捺印性 10ショット目の成形品を使用し、捺印性後セロテープ
をはり、このセロテープをはがした時、捺印がとられた
数で判定。
表中に50個中の捺印のはがれた個数を示す。
耐熱衝撃性 成形品(チップサイズ36mm2、パッケージ厚2.05mm、
後硬化175℃、8Hrs)20個を温度サイクルテスト(150℃
〜196℃)にかけ、500サイクルテストを行いクラックの
発生した成形品の個性で判定。表中にはクラックの発生
した成形品個数を示す。
半田耐湿性 封止したテスト用素子を85℃、85%RHの水蒸気下で72
時間処理後、240℃の半田槽に10秒間浸漬後、プレッシ
ャークッカー試験(125℃、100%RH)を行い回路のオー
プン不良を測定した。
半田耐熱性 成形品(チップサイズ36mm2、パッケージ厚2.05mm)2
0個について85℃、85%RHの水蒸気下で72時間処理後、2
60℃の半田槽に10秒間浸漬し、クラックの発生した成形
品の個数で判定。
表中にはクラックの発生した成形品個数を示す。
(発明の効果) 本発明に従うと従来技術では得ることの出来なかった
高度の耐熱性、耐熱衝撃性及び成形加工性を有するエポ
キシ樹脂組成物を得ることができるので、半田付け工程
による急激な温度変化による熱ストレスを受けたときの
耐クラック性、耐熱衝撃性に非常に優れ、更に耐湿性が
良好なことから、電子部品、電気部品の封止用、被覆
用、絶縁用等に用いた場合、特に表面実装パッケージに
搭載された薄型の高集積大型チップIC等の信頼性が高度
に要求される用途には好適である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI // H01L 23/29 H01L 23/30 R 23/31 (56)参考文献 特開 平1−113455(JP,A) 特開 平1−171253(JP,A) 特開 平1−272619(JP,A) 特開 昭64−9214(JP,A)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A)下記式(I)で示される構造の3官
    能エポキシ樹脂と下記式(II)で示される構造のオルガ
    ノポリシロキサンとを反応してなるランダム共重合シリ
    コーン変性3官能エポキシ樹脂を総エポキシ樹脂量に対
    して50〜100重量%を含むエポキシ樹脂 (R1〜R11:水素、ハロゲン、アルキル基の中から選択さ
    れる原子または原子団) (R12:フェニル基又はエチルフェニル基、R13:メチル
    基、フェニル基又はエチルフェニル基 A:水素又はフェノール性水酸基含有有機基10≦N=(k
    +l+m+2)≦200であり、0≦l/N=(k+l+m+
    2)≦0.1、5≦N=(k+l+m+2)/m≦50) (B)フェノール樹脂 (C)無機充填剤 を必須成分とする半導体封止用の樹脂組成物。
  2. 【請求項2】(A)下記式(I)で示される構造の3官
    能エポキシ樹脂と下記式(III)で示される構造のオル
    ガノポリシロキサンとを反応してなるランダム共重合シ
    リコーン変性3官能エポキシ樹脂を総エポキシ樹脂量に
    対して50〜100重量%含むエポキシ樹脂 (R1〜R11:水素、ハロゲン、アルキル基の中から選択さ
    れる原子または原子団) (R14:フェニル基又はエチルンフェニル基、R15:フェニ
    ル基又はエチルフェニル基 B:水素又はフェノール性水酸基含有有機基 10≦N′=(p+q+r+2)≦200であり、0≦q/N′
    =(p+q+r+2)≦0.1、5≦N′=(p+q+r
    +2)/r≦50) (B)フェノール樹脂 (C)無機充填剤 を必須成分とする半導体封止用の樹脂組成物。
  3. 【請求項3】(A)下記式(I)で示される構造の3官
    能エポキシ樹脂と下記式(II)及び(III)で示される
    構造のオルガノポリシロキサンの混合物とを反応してな
    るランダム共重合シリコーン変性3官能エポキシ樹脂を
    総エポキシ樹脂量に対して50〜100重量%含むエポキシ
    樹脂 (R1〜R11:水素、ハロゲン、アルキル基の中から選択さ
    れる原子または原子団) (R12:フェニル基又はエチルフェニル基、R13:メチル
    基、フェニル基又はエチルフェニル基 A:水素又はフェノール性水酸基含有有機基 10≦N=(k+l+m+2)≦200であり、0≦l/N=
    (k+l+m+2)≦0.1、5≦N=(k+l+m+
    2)/m≦50) (R14:フェニル基又はエチルフェニル基、R15:メチル
    基、フェニル基又はエチルフェニル基 B:水素又はフェノール性水酸基含有有機基 10≦N′=(p+q+r+2)≦200であり、0≦q/N′
    =(p+q+r+2)≦0.1、5≦N′=(p+q+r
    +2)/r≦50) (B)フェノール樹脂 (C)無機充填剤 を必須成分とする半導体封止用の樹脂組成物。
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