JP2744224B2 - ビス−アザ−二環式抗不安薬の製法 - Google Patents

ビス−アザ−二環式抗不安薬の製法

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JP2744224B2 JP8330772A JP33077296A JP2744224B2 JP 2744224 B2 JP2744224 B2 JP 2744224B2 JP 8330772 A JP8330772 A JP 8330772A JP 33077296 A JP33077296 A JP 33077296A JP 2744224 B2 JP2744224 B2 JP 2744224B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は下記の構造IおよびI
Iで表される抗不安薬の合成に有用な中間体を製造する
ための改良法、ならびに新規な抗不安薬および中間化合
物に関するものである。
【0002】
【従来技術】同一出願人による欧州特許出願公開A0.
38,217号明細書、1990年1月12日出願;な
らびに米国特許出願第661,791号明細書、199
1年2月27日出願(国際特許US91/08378号
明細書、1991年11月18日出願);第661,7
26号明細書、1991年2月27日出願;および第6
61,730号明細書、1991年2月27日出願(国
際特許US91/08400号明細書、1991年11
月19日出願)には、下記の反応経路Aの化合物Iおよ
び関連の中間体の合成が記載されている。
【0003】
【化20】
【化21】 同一出願人による米国特許第765,332号明細書、
1991年9月25日出願、には、下記に化合物IIとし
て示す構造をもつ、化合物Iのα−ヒドロキシ誘導体が
権利請求されている。
【0004】
【化22】 米国特許第4,956,368号明細書には、分子のア
ザスピロデカンジオン部分のC−6においてヒドロキシ
ル化された化合物を転移させて下記のタイプのオキサス
ピロノナノンを製造しうることが教示される:
【化23】 同一出願人による米国特許第661,791号;第66
1,726号;第661,730号;および第765,
332号明細書を本明細書に参考として引用する。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、抗不安薬であ
る上記化合物IおよびIIを合成するための中間体の製造
の改良法に関するものである。この新規な合成法は次式
IIIの新規な抗不安化合物の簡便な合成法をも提供す
る:
【化24】 この新規な合成法はピリジンジエステルを基準として約
8%の全収率で化合物Iを提供し、従来の合成法より約
5倍の改良を示す。
【0006】第1の観点において本発明は、(7S,9
aS−トランス)立体配置を有する光学的純粋な次式の
化合物:
【化25】 [式中のCはH、
【化26】 および強酸を用いる処理により除去しうる窒素保護基よ
りなる群から選ばれ;これらにおいてXはNまたはCH
であり;YはOまたはSであり;ZはHまたはClであ
る]を製造するための下記を含む方法に関するものであ
る; (a) (7S,9aS−シス)立体配置を有する次式
の化合物:
【化27】 [式中のCは
【化28】 および強酸を用いる処理により除去しうる窒素保護基よ
りなる群から選ばれ;これらにおいてXはNまたはCH
であり;YはOまたはSであり;ZはHまたはClであ
る]と炭酸ナトリウムを反応不活性溶剤中で反応させ、
これにより上記化合物を(7R,9aS−トランス)立
体配置に変換し;単離せずに過剰のニトロメタンを添加
し、そして反応が完了するまで撹拌して、(7R,9a
S−トランス)立体配置を有する次式の化合物:
【化29】 を得て; (b) 工程(a)の生成物と酸無水物および弱い有機
塩基を反応不活性溶剤中で反応させて、(7S,9aS
−トランス)立体配置を有する次式の化合物:
【化30】 を製造し; (c) 工程(b)の化合物を、水素および触媒により
反応不活性溶剤中で、または複水素化物(LiAl
4)還元により還元して、(7S,9aS−トラン
ス)立体配置を有する次式の化合物:
【化31】 [式中のCは
【化32】 および強酸を用いる処理により除去しうる窒素保護基よ
りなる群から選ばれ;これらにおいてXはNHまたはC
Hであり;YはOまたはSであり;ZはHまたはClで
ある]を製造し;置換基CがHである場合を所望のとき
は、さらに (d) 工程(c)の生成物[式中のCは強酸により除
去しうるアミン保護基である]と強酸を反応不活性溶剤
中で反応させ、塩基で中和して、(7S,9aS−トラ
ンス)立体配置を有する次式の生成物:
【化33】 を製造する。
【0007】第2の観点において本発明は、(7S,9
aS−トランス)立体配置を有する光学的純粋な次式の
化合物:
【化34】 [式中のCはH、
【化35】 および強酸を用いる処理により除去しうる窒素保護基よ
りなる群から選ばれ;これらにおいてXはNまたはCH
であり;YはOまたはSであり;ZはHまたはClであ
る]を製造するための下記を含む方法に関するものであ
る; (a) (7R,9aS−トランス)立体配置を有する
次式の化合物:
【化36】 [式中のCは
【化37】 および強酸を用いる処理により除去しうる窒素保護基よ
りなる群から選ばれ;これらにおいてXはNまたはCH
であり;YはOまたはSであり;ZはHまたはClであ
る]を還元剤と反応させて、(7R,9aS−トラン
ス)立体配置を有する次式の化合物:
【化38】 を製造し; (b) 工程(a)の生成物とメタンスルホニルクロリ
ドを反応不活性溶剤中で塩基の存在下に反応させて、
(7R,9aS−トランス)立体配置を有する次式の化
合物:
【化39】 を形成させ; (c) 工程(b)の生成物とアルカリ金属シアン化物
を反応不活性溶剤中で反応させて(7S,9aS−トラ
ンス)立体配置を有する次式の化合物:
【化40】 を形成させ; (d) 工程(c)の生成物を還元して、(7S,9a
S−トランス)立体配置を有する次式の化合物:
【化41】 [式中のCは
【化42】 および強酸を用いる処理により除去しうる窒素保護基よ
りなる群から選ばれ;これらにおいてXはNHまたはC
Hであり;YはOまたはSであり;ZはHまたはClで
ある]を形成させ;置換基CがHである場合を所望のと
きは、さらに (e) 工程(d)の生成物[式中のCは強酸により除
去しうるアミン保護基である]と強酸を反応不活性溶剤
中で反応させ、塩基で中和して、(7S,9aS−トラ
ンス)立体配置を有する次式の化合物:
【化43】 を製造する。
【0008】
【発明の実施の形態】本明細書において用いる“反応不
活性溶剤”という表現は、それらの成分が目的生成物の
収率に不都合な影響を及ぼす形で出発原料、試薬、中間
体または生成物と相互作用しない溶剤系を意味する。
【0009】本明細書において用いる“窒素保護基”と
いう表現は、塩基性窒素と結合した場合、他の反応が行
われている際に不活性な状態を維持する部分を意味す
る。窒素保護基は次いで緩和な条件下で除去して遊離ア
ミノ基を与えることができる。本発明には2種類の窒素
保護基が考慮される:水素化により除去しうるもの、お
よび強酸で処理することにより除去しうるもの。
【0010】強酸により除去される窒素保護基は、t−
ブトキシカルボニル、メトキシ−またはエトキシカルボ
ニル、トリメチルシリルエトキシカルボニル、1−アダ
マントキシカルボニル、ビニルオキシカルボニル、ジフ
ェニルメトキシカルボニル、トリチル、アセチルおよび
ベンゾイルである。好ましい基はt−ブトキシカルボニ
ルである。
【0011】このような活性化された形の例には窒素複
素環のハロ誘導体が含まれ、クロロ誘導体が好ましい。
活性化された窒素保護基は酸塩化物または酸無水物の形
であってもよい。窒素保護基がt−ブトキシカルボニル
である場合、好ましい活性化された形はジ−t−ブチル
ジカーボネートである。
【0012】本発明は市販の原料を用いて容易に実施さ
れる。反応経路1および2は、基C(前記に定義)とし
て1,2−ベンゾイソオキサゾリル−3を用いた本発明
を示す。
【0013】本発明以前に化合物Iおよび関連の抗不安
薬は知られていたが、ピペリジン−2,5−ジカルボキ
シレートメチルエステルから約1.5%の低収率で得ら
れていたにすぎない(反応経路A参照)。特に困難な反
応工程はシス−ピペリジン−2,5−ジカルボキシレー
トエステルを対応するトランスエステル(化合物A、反
応経路A)に変換するもの(わずか30〜40%の収率
でなされた)、および化合物B(反応経路A)を製造す
るための光学分割工程であった(わずか20%の目的生
成物を与えた)。
【0014】本発明者は、ラセミヒドロキシメチル中間
体(化合物IX、反応経路1)を分割して45%の収率の
7S,9aS−シス−7−ヒドロキシメチル化合物(化
合物X、反応経路1)を製造することにより、目的生成
物の全収率を約5倍高めうることを見出した(ピリジン
ジエステルからの収率8%)。化合物Xの変換は90%
の収率で進行し、7R,9aS−トランス−7−ヒドロ
キシメチル化合物(化合物XII、反応経路1)となる。
【0015】
【化44】
【化45】
【化46】
【化47】 反応経路1の化合物IV−VIIIは既知である。ジアルキル
シス−ピペリジシ−2,5−ジカルボキシレートエステ
ル(IV)は対応するジアルキルピリジン−2,5−ジカ
ルボキシレートから、一般的な接触水素化法により得ら
れる。製造例1−3は、シス−7−ヒドロキシメチル−
2,3,4,6,7,8,9,9a−オクタヒドロ−1
H−ピラジン(化合物VIII)の製造に用いた経路を記載
する。この化合物はブライトにより国際特許出願公開W
O 90/08144号明細書に記載されている。
【0016】次の工程は、下記構造の中間体シス−ラセ
ミ化合物の製造を伴う:
【化48】 式中のCは前記に定めたものである。
【0017】これは、化合物VIIIと活性化された形のC
を反応不活性溶剤中で反応させることにより達成され
る。活性化された形のCがハロ窒素複素環または酸塩化
物である場合、反応を約50〜150℃の中程度に高め
られた温度で酸受容体の存在下で実施することが望まし
い。ピリジンなどの溶剤は酸受容体として作用しうる。
Cが窒素保護基、たえばt−ブトキシカルボニルである
場合、活性化された形の酸無水物であってもよい。この
場合、反応は反応不活性溶剤中で室温において実施しう
る。
【0018】反応生成物の単離および精製は、当業者に
自明の標準法により達成される。Cがアミン保護基であ
る場合、それは本方法のいずれかの段階で適宜な手段、
たとえば酸処理または還元により除去することができ、
これによりCがHに変換されることも、当業者に自明で
あろう。これにより、次いで合成で最も好都合な段階で
複素環Cを導入することができる。
【0019】本方法の次の工程は、(7S,9aS−シ
ス)立体配置をもつ下記構造の実質的に光学的純粋な化
合物を製造することである:
【化49】 式中のCは前記のものであるが、ただしCはHではな
い。
【0020】光学異性体の分離はこのラセミ構造体を反
応不活性溶剤に溶解または懸濁することにより達成され
る;メタノールが好ましい。小過剰モルの光学活性有機
酸(D−(−)−酒石酸が好ましい)を添加し、混合物
を2−6時間還流し、冷却し、上記の塩を採取し、精製
する。遊離塩基は標準法により、たとえば2相溶剤系中
において希水酸化ナトリウムで処理することにより得ら
れる。この方法については、Cが1,2−ベンゾイソオ
キサゾリル−3−イルである実施例2で詳述する。
【0021】次の工程は下記のとおりである:
【化50】 この反応はシス−アルデヒドを塩基により反応不活性溶
剤中でトランス−アルデヒドに異性化することによって
行われる。メタノール中の炭酸ナトリウムが好ましい。
この反応は室温で12〜24時間、またはトランス−ア
ルデヒドへの変換が完了するまで行われる。この時点で
生成物を単離してもよいが、アルデヒドの還元によりト
ランス−ビドロキシメチル化合物に変換する方が好都合
である。好ましい還元剤は約0〜20℃における水素化
ホウ素ナトリウムである。生成物は標準的手段により単
離される。この手順は実施例4および5に示される。
【0022】7R,9aS−トランス−7−ヒドロキシ
メチル化合物は一般的な化学反応により対応する7S,
9aS−トランス−2−エチルアミノ中間体に変換さ
れ、次いでこれは下記の種類の抗不安化合物に変換され
る:
【化51】 式中のCは
【化52】 であり;XはNまたはCHであり;YはOまたはSであ
り;ZはHまたはClである。これらの反応を実施例
6、7ならびに参考例5に示す。
【0023】本合成法においては、下記の反応経路によ
り7S,9aS−シスアルデヒドを7S,9aS−トラ
ンス−2−アミノエチル誘導体に変換する:
【化53】 式中のCはH、
【化54】 および強酸を用いる処理により除去しうる窒素保護基よ
りなる群から選ばれ;これらにおいてXはNまたはCH
であり;YはOまたはSであり;ZはHまたはClであ
る。
【0024】この経路の第1工程はアルデヒドの異性化
を伴う。極性溶剤、たとえばメタノール中の炭酸ナトリ
ウムが好ましい。反応は室温で実施され、次いで単離せ
ずにニトロメタンを添加して、トランス−ニトロアルコ
ールを製造する。
【0025】このトランス−ニトロアルコールを反応不
活性溶剤中で室温において酸無水物および弱い有機塩基
により処理することによって脱水する。無水酢酸、ジメ
チルアミノピリジンおよびテトラヒドロフランが好まし
い。
【0026】このトランス−ニトロオレフィンを反応不
活性溶剤中で接触還元または金属水素化物還元により還
元して、7S,9aS−トランス−2−アミノエチル誘
導体を得る。テトラヒドロフラン中での水素化アルミニ
ウムリチウムによる還元が好ましい方法である。この反
応経路を実施例8、9に示す。
【0027】下記の種類の抗不安薬:
【化55】 を製造するために有用な中間化合物は、3,3−テトラ
メチルグルタル酸無水物を約80〜120℃でそのま
ま、または反応不活性溶剤中でハロゲン化することによ
り製造される。溶剤を用いずに臭素化することが好まし
い。ハロゲン基を水性塩基中で100℃において加水分
解し、次いで酸性化することにより、3−オキソ−2−
オキサスピロ[4,4]−ノナン−1−カルボン酸が得
られる。
【0028】このラセミ酸は、この酸の光学活性有機塩
を反応不活性溶剤から分別結晶化することにより分割さ
れる。d−(+)−エフェドリンおよびl−(−)−エ
フェドリンが好ましい光学活性有機塩基であり、酢酸エ
チルが好ましい溶剤である。
【0029】これらの光学活性酸は、活性化された形の
酸、好ましくは酸塩化物を、または酸および脱水剤をト
ランス−2−アミノエチル中間体と反応させることによ
り、アミドに変換される。好ましい方法は、酸およびア
ミンの混合物を塩化メチレン中でn−プロパンリン酸環
状無水物で脱水することである。
【0030】臨床的に有効な抗精神病薬はすべてD−2
受容体へのドパミンの結合を遮断し、動物においてドパ
ミン仲介による挙動の機能的拮抗作用を示す。標準的な
抗精神病薬は種々の神経伝達物質受容体と相互作用する
が、D−2結合遮断におけるそれらの効力はそれらの経
口用量と有意性の高い相関関係を示す唯一の活性である
(クリーズ(Creese)ら,Science.19
:481−483,1976)。この臨床効果は分裂
病性脳の死後研究において証明されたように、前脳への
中縁−中皮質ドパミン投射路(mesolimbic−
mesocortical dopamine proj
ections)に対する作用、詳細には受容体密度の
増大により起こるドパミン過敏症の抑制によって生じる
と考えられる(リー(Lee)ら,Nature.27
:897,1978)。
【0031】式IIIの化合物がD−2受容体における結
合を置換する相対的効力は、下記に従って標準放射性リ
ガンドホモジネート結合法により測定された。成体の雄
スプラーク−ドーレイ(Spraque−Dawle
y)ラット(アッセイ当たり3匹)を断頭し、速やかに
脳を摘出し、尾状核−被殻(caudate−puta
men)を切除した。100mM NaCIおよび2m
M MgCl2を含有する、pH7.2に調整された氷
冷50mMトリス−HCl緩衝液50容量中で、組織を
ホモジナイズした。この混合物を20,000×gで2
回、15分間ずつ遠心分離し、上清をその都度廃棄し、
ベレットを新たな緩衝液中にボモジナイズしながら再懸
濁した。最終ペレットを緩衝液に5.6mg/mlの濃
度で再懸濁した。次いでこの組織懸濁液を、一定濃度の
3H−スピロペリドール(0.2nM)および種々の濃
度の被験薬物を入れた試験管に添加した。他の試験管に
は緩衝液のみ(“全”)または飽和濃度の(+)ブタク
ラモール(10μM=“ブランク”)が含まれていた。
これらの試験管(最終容量−1.0ml)を37℃で1
5分間インキュベートし、次いで速やかに真空下でガラ
ス繊維フィルターにより濾過し、ブランデル・セル・ハ
ーベスター(BrandeI Cell Harves
ter)内において12mlの氷冷緩衝液ですすいだ。
次いでフィルターを取り出し、ベックマン・レディー・
セーフ(Beckman ReadySafe)シンチ
レーション液5mlを用いてシンチレーション計数管に
より計数した。次いで得られた数値を用いて、当該化合
物それぞれにつきIC50、すなわち結合の半分を阻害す
るのに必要な外挿被験薬物濃度を求めた(ライゼン(L
eysen)らの方法,BiochemicaI Ph
armacology,27:307−316(197
8))。
【0032】化合物(III)の抗精神病活性は、標準法
に基づく方法を用いたそれらの神経弛緩活性によっても
証明される。1方法においては、成体の雄スプブラーク
−ドーレイラットを適量の被験化合物の皮下注射により
前処置する。半時間後にすべてのラットに、0.1%ア
スコルビン酸塩溶液に溶解した塩酸アポモルフィン1.
mg/kgを腹腔内注射する。ラットの挙動をアポモル
フィン注射の5、15、25、35および45分後に下
記の常同症スケールに従って評価する:0=警戒してい
るが動かない、1=ケージ内を動き回る、2=不連続的
な嗅ぎ込み挙動、3:不連続的な口の運動を伴う連続的
な嗅ぎ込み、および4=連続的な舐めおよび阻嚼運動。
神経弛緩活性を伴う化合物は、ドパミン受容体における
それらの拮抗効力に比例して、未処置の対照ラットと比
較して薬物処置群の全体的常同症スケールを低下させる
であろう。
【0033】式I〜IIIの化合物の生物学的活性のため、
それらは対象とするヒトにおける精神障害の治療に有用
なものとなる。たとえばこれらの化合物は分裂病型の精
神障害の治療に有用であり、特にそれらの化合物は精神
病患者における不安、激昂、過度の攻撃性、緊張、およ
び社会的または感情的な引きこもりなどの症状を除去ま
たは軽減するために有用である。
【0034】式(III)の化合物またはその薬剤学的に
受容しうる塩を、対象とするヒトに単独で、または好ま
しくは薬剤学的に受容しうるキャリヤーもしくは希釈剤
と組み合わせて薬剤組成物中において、標準的な薬剤実
務に従って投与する。これらの組成物は経口的または非
経口的に投与される。非経口投与には、特に静脈内およ
び筋肉内投与が含まれる。さらに式(I)の化合物また
はその薬剤学的に受容しうる塩を含む薬剤組成物におい
て、有効成分とキャリヤーの重量比は普通は1:6−
2:1、好ましくは1:4−1:1であろう。ただしい
ずれの場合も、選ばれる比率は有効成分の溶解度、意図
する用量、および厳密な投与経路などの因子に依存する
であろう。
【0035】上記神経弛緩薬を経口的に用いるためこ
は、本化合物をたとえば錠剤もしくはカプセル剤の形
で、または水溶液もしくは水性懸濁液として投与する。
経口用錠剤の場合、使用しうるキャリヤーには乳糖およ
びコーンスターチ、ならびに滑沢剤たとえばステアリン
酸マグネシウムを添加しうる。カプセル剤の形で経口投
与するためには、有用な希釈剤は乳糖および乾燥コーン
スターチである。経口用として水性懸濁液が必要である
場合、有効成分を乳化剤および懸濁化剤と組み合わせる
ことができる。所望により特定の甘味料および/または
矯味矯臭剤を添加しうる。筋肉内および静脈内に用いる
ためには、有効成分の無菌溶液を調製し、それらの溶液
のpHを適切に調整および緩衝化すべきである。静脈内
に用いるためには、調製物を等張にするように溶質の全
濃度を制御すべきである。
【0036】上記薬剤を対象とするヒトに精神障害の治
療のために使用する場合、1日量は普通は処方する医師
により決定されるであろう。さらに用量は個々の患者の
年齢、体重および反応、ならびに患者の症状の程度によ
って異なるであろう。しかし大部分の場合精神障害の治
療に有効な量は、1回量または分割量で経口的または非
経口的に約1〜500mg、好ましくは約5〜100m
gの1日量であろう。場合によりこれらの限界外の用量
を用いることが必要であろう。
【0037】
【実施例】以下の実施例はより詳細な説明のために提示
されたにすぎず、請求の範囲により定められる本発明を
限定することを意図したものではない。
【0038】実施例1シス−7−ヒドロキシメチル−2−(1,2−ベンゾイ
ソオキサゾール−3−イル)−2,3,4,6,7,
8,9,9a−オクタヒドロ−1H−ピリド[1,2−
a]ピラジン
【化56】 シス−7−ヒドロキシメチル−2,3,4,6,7,
8,9,9a−オクタヒドロ−2H−ピリド[1,2−
a]ピラジン(50g, 0.29mol)、3−クロ
ロ−1,2−ベンゾイソオキサゾール(61.3g,
0.39mol)、および1,8−ジアザビシクロ
[5.4.0]ウンデカ−7−エン(50ml,0.3
3mol)の、ピリジン(100ml)中における溶液
を、115℃で窒素雰囲気下に18時間加熱した。反応
物を45℃に冷却し、水で800ml容量に希釈した。
粗製固体を採取し、風乾し、次いで還流メタノール(4
00ml)中で1時間スラリー化した。室温に冷却した
のち、生成物を濾取し、メタノールで洗浄して75.4
g(91%)を得た。融点180−4.5℃。
【0039】実施例2(7S,9aS)−シス−7−ヒドロキシメチル−2−
(1,2−ベンゾイソオキサゾール−3−イル)−2,
3,4,6,7,8,9,9a−オクタヒドロ−1H−
ピリド[1,2−a]ピラジン
【化57】 実施例1で得たラセミ体シス−アルコール(70.4
g,0.245mol)を60〜5℃でメタノール
(1.2L)中にスラリー化し、D−(−)−酒石酸
(38.7g,0.258mol)を一度に添加した。
塩が沈殿し始める前にほぼ完全な溶液が得られた。この
混合物を3時間還流し、次いで室温に冷却し、濾過し
た。単離した固体を60℃でメタノール(50ml)お
よび水(150ml)にスラリー化して、希スラリーを
得た。これをメタノール(1L)で希釈し、18時間還
流した。混合物が冷却したのち、塩を濾取し、真空中で
乾燥させた。収率は48.95g、45.7%であっ
た。融点207−9℃:[α]D−37.61°(c=
0.521,水)。元素分析:計算値C202738
つき:C,54.91:H,6.22;N,9.61。
実測値:C,54.79:H,6.37:N,9.4
5。
【0040】この塩(48.7g,0.11mol)を
塩化メチレン(500ml)および2N NaOH(1
10ml)の混合物に撹拌しながら添加した。水層のp
Hは12であった。有機層を分離し、水層を塩化メチレ
ンで再度抽出した。有機層を合わせてブラインで洗浄
し、MgS04で乾燥させた。乾燥剤を濾過し、蒸発さ
せて、光学活性シス−ジアミン29.45g、93.3
%、を得た。融点127−30℃:[α]D−45.5
2°(c=0.692,MeOH)。元素分析:計算値
162132につき:C,66.88:H,7.3
7:N,14.62。実測値:C,66.72:H,
7.25:N,14.52。
【0041】実施例3(7S,9aS)−シス−7−ホルミル−2−(1,2
−ベンゾイソオキサゾール−3−イル)−2,3,4,
6,7,8,9,9a−オクタヒドロ−1H−ピリド
[1,2−a]ピラジン
【化58】 実施例2で得た光学活性シス−アルコール(6g,21
mmol)を、ジイソプロピルエチルアミン(14.5
ml.84mmol)を含む塩化メチレン(160m
l)およびジメチルスルホキシド(1.5ml)に溶解
し、氷浴中で0℃に冷却した。三酸化イオウ−ピリジン
−コンプレックス(10g,63mmol)の、ジメチ
ルスルホキシド(15ml)中における溶液をN2下に
滴加した。反応物を室温に昇温させ、一夜撹拌した。水
(75ml)を添加し、反応物を10分間撹拌した。層
を分離し、有機層を水、ブラインで洗浄し、MgSO4
で乾燥させた。溶剤を真空中で除去して、生成物を粗製
の油として得た。これは凝固した。酢酸エチル(75m
l)を添加し、次いで水(50ml)中の重亜硫酸ナト
リウム(4g)を添加し、混合物を20分間撹拌した。
層を分離し、水層を酢酸エチルで抽出した。得られた水
層を新たな酢酸エチルおよび炭酸ナトリウム(5g)と
混和し、15分間撹拌した。層を分離し、水層をMgS
4で乾燥させた。溶液を濾過し、真空中で蒸発させ
て、精製アルデヒドを白色固体4.68g、収率79
%、として得た。
【0042】NMR(CDCI3,300MHz)δ
9.8(s,1,CHO),7.67(dd,1),
7.45(m,2),7.20(m,1)3.95
(m,1),3.80(m,1),3.28(m,
2),2.80(m,2),2.5−2.15(m,
5),1.5(m,2),1.3(m,1). 実施例4(7R,9aS)−トランス−7−ホルミル−2−
(1,2−ベンゾイソオキサゾール−3−イル)−2,
3,4,6,7,8,9,9a−オクタヒドロ−1H−
ピリド[1,2−a]ピラジン
【化59】 実施例3で得た光学活性シス−アルデヒド(0.4g)
を、炭酸ナトリウム(30mg)を含むメタノール(1
0ml)に溶解し、室温で18時間撹拌した。反応を、
シリカゲルプレート上で溶剤として1:1酢酸エチル:
クロロホルムを用いるtlcにより追跡した。シス−ア
ルデヒドは0.44のRfをもち、一方トランス−アル
デヒドは0.12のRfをもつ。混合物の平衡点は約1
5:1、トランス:シスである。反応混合物を蒸発さ
せ、酢酸エチルおよび水を添加した。有機層をブライン
で洗浄し、MgSO4で乾燥させ、蒸発させて、10%
のシス−アルデヒドを含むトランス−アルデヒドを得
た。NMR(CDC13,300MHz)δ9.63
(s,1,CHO,トランス)。
【0043】実施例5(7R,9aS)−トランス−7−ヒドロキシメチル−
2−(1,2−ベンゾイソオキサゾール−3−イル)−
2,3,4,6,7,8,9,9a−オクタヒドロ−1
H−ピリド[1,2−a]ピラジン
【化60】 実施例3で得たシス−アルデヒド(4.65g,0.0
16mol)の、メタノール(75ml)中における溶
液を室温で炭酸ナトリウム(0.152g,0.001
4mol)と共に18時間撹拌した。この期間中、tl
cはトランス−アルデヒドへの変換を示した。反応物を
5℃に冷却し、メタノール(5ml)中の水素化ホウ素
ナトリウム(0.31g,8.2mmol)の溶液を滴
加した。メタノールを真空中での蒸発により除去し、粗
生成物を酢酸エチルおよび水に溶解した。酢酸エチル層
を水およびブラインで洗浄し、MgSO4で乾燥させ、
蒸発させた。粗製物質をイソプロパノール(30ml)
およびへキサン(10ml)から結晶化した。母液を蒸
発させ、残渣をシリカゲル上でアセトンを用いてクロマ
トグラフィー処理して、追加量の純粋なトランス−アル
コールを得た。1回目に採取された物質とクロマトグラ
フィー試料を合わせてインプロピルアルコール(25m
l)およびへキサン(25ml)から再結晶し、3.3
6g(72%)の、分析的に純粋なトランス−アルコー
ルを得た。融点158−9℃;[α]D−9.06°
(c=0.552,MeOH)。元素分析:計算値C16
2132につき:C,66.88;H,7.37;
N,14.62。実測値:C,67.10;H,7.6
0;N,14.71. 実施例6(7R,9aS)−トランス−7−(メタンスルホニル
オキシメチル)−2−(1,2−ベンゾイソオキサゾー
ル−3−イル)−2,3,4,6,7,8,9,9a−
オクタヒドロ−1H−ピリド[1,2−a]ピラジン
【化61】 実施例5で得たトランス−アルコール(3.62g,1
2.6mmol)を、トリエチルアミン(1.95m
l,14mmol)を含む塩化メチレン(60ml)に
懸濁し、0℃で窒素下に撹拌し、その間に塩化メチレン
(10ml)中のメタンスルホニルクロリド(1.1m
l,14mmol)の溶液を滴加した。反応物を室温に
昇温させ、2時間後にシリカゲル上で9:1、塩化メチ
レン:メタノールを用いるtlcは反応が完了したこと
を示した。反応混合物を炭酸ナトリウム水溶液で洗浄
し、MgSO4で乾燥させた。乾燥剤を濾去し、溶剤を
真空中で蒸発させて、痕跡量のトリエチルアミンを含む
白色固体(4.4g,96.5%)として表題生成物を
得た。
【0044】NMR(CDCl3,300MHz)δ
7.66(d,1),7.44(m,2),7.19
(dt,1),4.0(m,3),3.73(m,
1),3.25(dt,1),3.0(s over
m,1),2.83(m,2),2.48(dt,
1),2.14(m,2),1.9(t,1),1.8
3(m,1),1.72(m,1),1.34(m,
1),1.12(m,1). 実施例7(7S,9aS)−トランス−7−(シアノメチル)−
2−(1,2−ベンゾイソオキサゾール−3−イル)−
2,3,4,6,7,8,9,9a−オクタヒドロ−1
H−ピリド[1,2−a]ピラジン
【化62】 実施例6で得たトランス−メシラート(4.4g,12
mmol)およびシアン化ナトリウム(1.2g,24
mmol)を、ジメチルホルムアミド(25ml)中に
おいて窒素下で100℃に6時間加熱した。反応物を室
温に冷却し、水で150ml容量に希釈し、混合物を4
5分間、顆粒化した。固体を濾取し、塩化メチレンに溶
解し、炭酸ナトリウム水溶液およびブラインで洗浄し
た。有機溶液をMgSO4で乾燥させ、濾過し、真空中
で蒸発させて、表題化合物を白色固体として得た。3.
32g,93.5%。融点184〜86℃。
【0045】NMR(CDCl3,300MHz)δ
7.68(d,1),7.46(m,2),7.20
(dt,1),3.98(dq,1),3.87(d
t,1),3.28(dt,1),2.96(m,
1),2.86(m,2),2.50(dt,1),
2.30(d,2),2.2−1.68(m,5),
1.38(dq,1),1.19(dq,1). 実施例8(7R,9aS)−トランス−7−(1−ヒドロキシ−
2−ニトロエチル)−2−(1,2−ベンゾイソオキサ
ゾール−3−イル)−2,3,4,6,7,8,9,9
a−オクタヒドロ−1H−ピリド[1.2−a.]ピラ
ジン
【化63】 実施例3で得た光学活性シス−アルデヒド(3.5g,
12.3mmol)を、炭酸ナトリウム(0.125
g,1.2mmol)を含むメタノール(50ml)中
において室温で4時間にわたってトランス−アルデヒド
に平衡化した。この混合物にニトロメタン(3g,49
mmol)を添加したところ、1時間後にニトロアルコ
ールの沈殿が開始した。表題化合物を3回にわたって白
色固体として採取した。3.65g(82%)。融点1
53−6℃: NMR(DMSO−dσ,300MHz)δ8.0
(d,1),7.57(d,2),7.29(m,
1),5.45(d,1),4.79(dd,1),
4.30(dd,1)3.89(m,3). 実施例9(7S,9aS)−トランス−7−(2−ニトロエチレ
ニル)−2−(1,2−ベンゾイソオキサゾール−3−
イル)−2,3,4,6,7,8,9,9a−オクタヒ
ドロ−1H−ピリド「1,2−a]ピラジン
【化64】 実施例8で得た光学活性ニトロアルコール(1.9g,
5.22mmol)を、テトラヒドロフラン(20m
l)中の無水酢酸(1ml)およびジメチルアミノピリ
ジン(30mg,0.25mmol)で室温において処
理した。室温で2.5時間後にこれをメタノール(30
ml)中の炭酸ナトリウム(1.5g,14mmol)
に添加し、2時間撹拌した。反応物を真空中で10ml
に濃縮し、酢酸エチルと水の間で分配した。有機層を水
で洗浄し、MgSO4で乾燥させ、真空中で蒸発させ
て、表題生成物を黄色固体として得た;1.42g,収
率83%。Rf0.65(シリカゲル、9:1−塩化メ
チレン:メタノール)。
【0046】NMR(CDCl3,300 MHz)δ
7.68(dd,1),7.45(m,2),7.18
(m,2),6.96(d,1),4.00(m,
1),3.88(m,1),3.29(dt,1),
2.89(m,3),2.65(m,1),2.52
(dt,1),2.21(m,1),2.04(m,
1),1.93(m,1),1.76(m,1),1.
36(m,2). 実施例10 (7S,9aS)−トランス−7−(アミノエチル)−
2−(1,2−ベンゾイソオキサゾール−3−イル)−
2,3,4,6,7,8,9,9a−オクタヒドロ−1
H−ピリド[1,2−a]ピラジン
【化65】 A. 実施例7で得たトランス−ニトリル(3.3g、
11mmol)を固体として少量ずつ、テトラヒドロフ
ラン(60ml)中の水素化アルミニウムリチウム
(0.7g、18mmol)に3分間にわたって添加し
た。反応物を24時間加熱還流し、次いで室温に冷却し
た。水(10mlのテトラヒドロフラン中0.7m
l)、次いで15%NaOH(0.7ml)および水
(2ml)を徐々に添加した。3時間撹拌して過剰の水
素化物を分解したのち、混合物を濾過し、固体を高温の
テトラヒドロフランで洗浄した。有機溶剤を真空中で除
去し、残渣を塩化メチレンに溶解し、炭酸ナトリウム水
溶液で洗浄した。有機溶液をMgSO4で乾燥させ、濾
過し、蒸発させて、粗製アミンを得た。これをエタノー
ル(48ml)に溶解し、d−(+)−マンデル酸
(1.6g、10.7mmol)を添加し、混合物を短
時間加熱還流した。精製したアミンアンデル酸塩を濾過
により単離し、真空中で乾燥させた;2.15g、収率
43%。
【0047】B. 実施例9で得たニトロオレフィン
(1.5g、4.6mmol)をテトラヒドロフラン中
の1M水素化アルミニウムリチウム(14ml、14m
mol)で還元して、表題化合物にした。仕上げ処理は
ニトリルの還元につき記載したものと同じであり、純粋
なアミンがマンデル酸塩として単離された;0.6g、
37.5%。
【0048】参考例13−オキソ−2−オキサスピロ[4.4]−ノナン−1
−カルボン酸
【化66】 3,3−テトラメチレングルタル酸無水物(5g,30
mmol)を105℃に加熱し、太陽灯で照射し、その
間に臭素(2ml,38.7mmol)を滴加した。臭
素の色が消失したのち反応物を室温に冷却し、2.4M
NaOH(50ml)を添加し、混合物を2時間加熱
還流した。この溶液を室温に冷却し、pHをpH2に調
整し、氷水裕中で0.5時間撹拌した。沈殿(未反応の
3,3−テトラメチレングルタル酸)を濾過し、廃棄し
た。濾液を酢酸エチルで3回抽出し、有機層を合わせて
ブラインで洗浄し、MgSO4で乾燥させた。蒸発させ
ると表題の酸が無色の油として得られた;5g、90
%。NMR(CDCl3,300MHz)δ7.95
(幅広いs,OH),4.65(s,1,メチン),
2.61および2.35(ab,2,メチレン),1.
9−1.45(m,8,テトラメチレン)。
【0049】参考例2(−)−3−オキソ−2−オキサスピロ[4,4]−ノ
ナン−1−カルボン酸および(+)−3−オキソ−2−
オキサスピロ[4,4]−ノナン−1−カルボン酸
【化67】 参考例1で得たラセミ酸(6.65g,36.lmmo
l)およびd−(+)−エフェドリン(6.03g,3
6.2mmol)を酢酸エチル(175ml)を中で加
熱して溶液を得た。熱を除去し、溶液に試験管反応で得
た結晶を接種した。目的とするジアステレオマーの結晶
化は40℃を越える温度の温溶液から進行した:室温で
の沈殿はラセミ混合物を生じた。沈殿を室温で0.5時
間撹拌し、濾取した;2.65g、収率21%:融点1
61−3℃:[α]D−6.4 7°(c=0.51,M
eOH)。NMR(CDCl3,300MHz)δ7.
25(m,5),5.33(s,1),4.63(s,
l),3.40(m,1),2.80(s,3),2.
53および2.32(ab,2),2.02−1.40
(m,8),1.09(d,3)。元素分析:計算値C
1927NO5につき:C,65.31:H,7.79;
N,4.01。実測値:C,65.19:H,7.7
8;N,4.01。
【0050】左旋性酸のd−(+)−エフェドリン塩
(1.6g,4.6mmol)を水に溶解し、2N H
ClでpHをpH2に低下させた。この酸を酢酸エチル
で3回抽出した。有機層を合わせてブラインで洗浄し、
MgSO4で乾燥させ、真空中で蒸発させると左旋性酸
が無色の油として得られた:0.84g、収率100
%。[α]D−30.76°(c=0.998,CHC
3)。NMR(CDC13,300MHz)δ8.68
(s,1),4.69(s,1,メチン),2.64お
よび2.39(ab,2,メチレン),1.94−1.
55(m,8)。
【0051】上記の分割で得た濾液を合わせて、右旋性
酸に富むラセミ酸を採取した。この物質(4.81g,
26mmol)およびl−(−)−エフェドリン(4.
3g,26mmol)から、高温の酢酸エチル125m
l中で上記と同様にして(+)−酸の(−)−エフェド
リン塩を得た:3.24g、収率36%。融点160−
3℃:[α]D+4.96°(c=0.565,CHC
3)。元素分析:計算値C1927NO5につき:C,6
5.31:H,7.79:N,4.01。実測値:C,
65.39:H,7.64;N,4.06。
【0052】この塩(1.65g,4.73mmol)
を鏡像異性体につき上記に述べたと同様に処理して、右
旋性酸を定量的収率で得た:[α]D+29.63°
(c=0.999,CHCl3)。
【0053】参考例3(−)−3−オキソ−N−[2− [7−(2−(3−
(1,2−ベンゾイソオキサゾリル)−2,3,4,
6,(7S),8,9,(9aS)−オクタヒドロ−1
H−ピリド[1,2−a]ピラジニル)]−エチル]2
−オキサスピロ−[4.4]−ノナン−1−カルボキシ
アミド
【化68】 参考例2で得た(−)−酸(190mg,1.03mm
ol)および実施例10で得た(−)−アミン(316
mg,1.05mmol)を、塩化メチレン(10m
l)中でN−メチルモルホリン(0.16ml,1.4
6mmol)と混和した。得られた懸濁液にn−プロパ
ンリン酸環状無水物(1.28g,2mmol,塩化メ
チレン中50重量%)を添加した。室温で一夜撹拌した
のち、反応物を水、ブラインで洗浄し、MgSO4で乾
燥させた。粗生成物が蒸発により得られ、シリカゲル上
で酢酸エチルを溶離剤として用いるクロマトグラフィー
により採取した。収量は0.25g、48%であった。
融点119−28℃;[α]D−14.76°(c=
0.42,CH2Cl213CMR(CDCl3)δ17
4.503,167.348,163.971,16
1.061,129.512,122.270,12
2.146,116.128,110.479,83.
586,61.316,60.087,54.126,
53.692,50.861,48.225,43,0
00,36.528,36.415,34.254,3
3.788,32.600,30.282,29.25
0,24.024,23,429, 参考例4(十)−3−オキソ−N−[2−[7−(2−(3−
(1,2−ベンゾイソオキサゾリル))−2,3,4,
6,(7S),8,9,(9aS)−オクタヒドロ−1
H−ピリド[1,2−a]ビラジニル)−エチル]2−
オキサスピロ−[4.4]−ノナン−1−カルボキシア
ミド
【化69】 参考例3と同様にして、参考例2で得た(+)−酸
(0.3g,1.63mmol)を(−)−アミン
(0.4g,1.35mmol)と反応させて、(+)
−ジアステレオマーアミド0.35g、収率55.5%
を得た。融点84−89℃;[α]D+7.89°(c
=0.494,CH2Cl2)。NMRは(−)−ジアス
テレオマーと等しい。
【0054】参考例58−[2−[7S−(2−(3−(1,2−ベンゾイソ
オキサゾリル))−2,3,4,6,7,8,9,(9
aS)−オクタヒドロ−1H−ピリド[1,2−a]ビ
ラジニル)]−エチル−8−アザスピロ[4.5]−デ
カン−7,9−ジオン
【化70】 実施例10で得た(−)−アミン(0.35g,1.1
7mmol)および4,4−テトラメチレングルタル酸
無水物(0.208g,1.24mmol)をトルエン
中で1時間還流した。この時点で無水酢酸(1ml)を
添加し、2時間加熱を続けた。反応物を室温に冷却し、
酢酸エチルで希釈した。これを炭酸ナトリウム溶液、ブ
ラインで洗浄し、MgSO4で乾燥させた。有機溶剤を
真空中で除去し、残渣をイソプロピパノール(10m
l)から結晶化して、表題化合物0.3g、収率57
%、を得た。融点153−5.5℃;[α]D−4.1
°(c=0.536,CH2Cl2)。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (7S,9aS−トランス)立体配置を
    有する実質的に光学的純粋な次式の化合物: 【化1】 [式中のCはH、 【化2】 t−ブトキシカルボニル、メトキシ−またはエトキシカ
    ルボニル、トリメチルシリルエトキシカルボニル、1−
    アダマントキシカルボニル、ビニルオキシカルボニル、
    ジフェニルメトキシカルボニル、トリチル、アセチルお
    よびベンゾイルよりなる群から選ばれ;これらにおいて
    XはNまたはCHであり;YはOまたはSであり;Zは
    HまたはClである]を製造するための下記を含む方
    法: (a) (7S,9aS−シス)立体配置を有する次式
    の化合物: 【化3】 [式中のCは 【化4】 t−ブトキシカルボニル、メトキシ−またはエトキシカ
    ルボニル、トリメチルシリルエトキシカルボニル、1−
    アダマントキシカルボニル、ビニルオキシカルボニル、
    ジフェニルメトキシカルボニル、トリチル、アセチルお
    よびベンゾイルよりなる群から選ばれ;これらにおいて
    XはNまたはCHであり;YはOまたはSであり;Zは
    HまたはClである]を異性化し;これにより上記化合
    物を(7R,9aS−トランス)立体配置に変換し;単
    離せずに過剰のニトロメタンを添加し、そして反応が完
    了するまで撹拌して、(7R,9aS−トランス)立体
    配置を有する次式の化合物: 【化5】 を得て; (b) 工程(a)の生成物と酸無水物および弱い有機
    塩基を反応不活性溶剤中で反応させて、(7S,9aS
    −トランス)立体配置を有する次式の化合物: 【化6】 を製造し; (c) 工程(b)の化合物を還元して、(7S,9a
    S−トランス)立体配置を有する次式の化合物: 【化7】 [式中のCは 【化8】 t−ブトキシカルボニル、メトキシ−またはエトキシカ
    ルボニル、トリメチルシリルエトキシカルボニル、1−
    アダマントキシカルボニル、ビニルオキシカルボニル、
    ジフェニルメトキシカルボニル、トリチル、アセチルお
    よびベンゾイルよりなる群から選ばれ;これらにおいて
    XはNHまたはCHであり;YはOまたはSであり;Z
    はHまたはClである]を製造し;置換基CがHである
    目的化合物を所望のときは、さらに (d) 工程(c)の生成物[式中のCはt−ブトキシ
    カルボニル、メトキシ−またはエトキシカルボニル、ト
    リメチルシリルエトキシカルボニル、1−アダマントキ
    シカルボニル、ビニルオキシカルボニル、ジフェニルメ
    トキシカルボニル、トリチル、アセチルおよびベンゾイ
    ル]と強酸を反応不活性溶剤中で反応させ、塩基で中和
    して、(7S,9aS−トランス)立体配置を有する次
    式の化合物: 【化9】 を製造する。
  2. 【請求項2】 (7S,9aS−トランス)立体配置を
    有する実質的に光学的純粋な次式の化合物: 【化10】 [式中のCはH、 【化11】 t−ブトキシカルボニル、メトキシ−またはエトキシカ
    ルボニル、トリメチルシリルエトキシカルボニル、1−
    アダマントキシカルボニル、ビニルオキシカルボニル、
    ジフェニルメトキシカルボニル、トリチル、アセチルお
    よびベンゾイルよりなる群から選ばれ;これらにおいて
    XはNまたはCHであり;YはOまたはSであり;Zは
    HまたはClである]を製造するための下記を含む方
    法: (a) (7R,9aS−トランス)立体配置を有する
    次式の化合物: 【化12】 [式中のCは 【化13】 t−ブトキシカルボニル、メトキシ−またはエトキシカ
    ルボニル、トリメチルシリルエトキシカルボニル、1−
    アダマントキシカルボニル、ビニルオキシカルボニル、
    ジフェニルメトキシカルボニル、トリチル、アセチルお
    よびベンゾイルよりなる群から選ばれ;これらにおいて
    XはNまたはCHであり;YはOまたはSであり;Zは
    HまたはClである]を還元剤と反応させて、(7R,
    9aS−トランス)立体配置を有する次式の化合物: 【化14】 を製造し; (b) 工程(a)の生成物と(C1−C6)アルキル、
    フェニルまたはアルキル置換フェニル−スルホニルクロ
    リドを反応不活性溶剤中で塩基の存在下に反応させて、
    (7R,9aS−トランス)立体配置を有する次式の化
    合物: 【化15】 [式中のRは(C1−C6)アルキル、フェニルまたはア
    ルキル置換フェニルである]を形成させ; (c) 工程(b)の生成物とアルカリ金属シアン化物
    を反応不活性溶剤中で反応させて、(7S,9aS−ト
    ランス)立体配置を有する次式の化合物: 【化16】 を形成させ; (d) 工程(c)の生成物を還元して、(7S,9a
    S−トランス)立体配置を有する次式の化合物: 【化17】 [式中のCは 【化18】 t−ブトキシカルボニル、メトキシ−またはエトキシカ
    ルボニル、トリメチルシリルエトキシカルボニル、1−
    アダマントキシカルボニル、ビニルオキシカルボニル、
    ジフェニルメトキシカルボニル、トリチル、アセチルお
    よびベンゾイルよりなる群から選ばれ;これらにおいて
    XはNHまたはCHであり;YはOまたはSであり;Z
    はHまたはClである]を形成させ;置換基CがHであ
    る目的化合物を所望のときは、さらに (e) 工程(d)の生成物[式中のCはt−ブトキシ
    カルボニル、メトキシ−またはエトキシカルボニル、ト
    リメチルシリルエトキシカルボニル、1−アダマントキ
    シカルボニル、ビニルオキシカルボニル、ジフェニルメ
    トキシカルボニル、トリチル、アセチルおよびベンゾイ
    ルである]と強酸を反応不活性溶剤中で反応させ、塩基
    で中和して、(7S,9aS−トランス)立体配置を有
    する次式の化合物: 【化19】 を製造する。
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