JP2743149B2 - Zifコネクタ - Google Patents

Zifコネクタ

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JP2743149B2
JP2743149B2 JP7012084A JP1208495A JP2743149B2 JP 2743149 B2 JP2743149 B2 JP 2743149B2 JP 7012084 A JP7012084 A JP 7012084A JP 1208495 A JP1208495 A JP 1208495A JP 2743149 B2 JP2743149 B2 JP 2743149B2
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JP
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zif connector
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徹 橋口
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  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、2枚の基板等を接続す
るためのZIF(ZERO INSERTION FO
RCE)コネクタすなわち無挿抜力コネクタに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】この種の従来のZIFコネクタは、一例
として特開昭57−105986号公報に記載されてい
る。図14は、従来のZIFコネクタの接続状態の断面
図を示し、第1基板130のコンタクト保持穴131に
保持された弾力性を有するコンタクト132は、たわ
み、第2基板133に固定された接続ピン134の包囲
形接触部135にかん合して接触している。第2基板1
33が右方向に移動すると、コンタクト132は、直線
状の一点鎖線の位置に戻り、このとき、コンタクト13
2が包囲形接触部135にかん合していても接触してい
ないため、ZIFコネクタは、開放状態となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のZIFコネクタ
では、2枚の基板等にそれぞれ取付けられたコネクタを
接続する場合、各コネクタの基板等への取付位置に誤差
があると、各コネクタのコンタクトがスムーズに接触離
隔し難く、また、各コネクタのコンタクトの安定した接
触力を得ることが困難であった。
【0004】更に、同一の基板等に複数のコネクタを実
装する場合には、各コネクタの基板等への取付位置に誤
差があると、各コネクタのコンタクトの接触離隔の作動
及び接触力に大きい影響を及ぼし、最悪のときには、コ
ネクタがかん合不可能となる事態が起きた。
【0005】そこで、本発明は、前記従来のZIFコネ
クタの欠点を改良し、ZIFコネクタのコンタクトがス
ムーズに接触離隔することができるようにし、また、安
定した接触力を得ることができるように図るものであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するため、コンタクトと、コンタクトを保持するベー
スと、相手側コネクタとの位置合せを行うかん合部を有
するハウジングと、コンタクトが挿通するアクチュエー
タとから構成され、位置合せの際ハウジングとアクチュ
エータとが一体的になってベースに対して移動すること
ができるように、ベースとハウジングとに相互の係合手
段を設け、ハウジングの相手側コネクタに対向する側に
コンタクトを整列する溝を設けたZIFコネクタを、手
段として採用する。
【0007】
【実施例】本発明の一実施例について図1〜図13を参
照して説明する。
【0008】本発明の一実施例のZIFコネクタを構成
する諸部材の概要の分解斜視図を図6に示す。本実施例
は、ベース50、ハウジング60、アクチュエータ7
0、スライダ80、リンク機構(リンク90及びリンク
100等から構成されるトグル機構)、シグナルコンタ
クト30及びグラウンドコンタクト40から構成され
る。
【0009】ハウジング60に設けられた突出部62、
枠部63、突出部64は、ベース50に設けられた枠部
51、突出部52、枠部53とそれぞれ係合し、ハウジ
ング60は、ベース50に対して長手方向に若干移動可
能にして後述するインシュレータ10にかん合すること
ができるように図る。スライダ80は、リンク90とリ
ンク100とを屈伸させて、アクチュエータ70をハウ
ジング60に対して長手方向に移動させ、シグナルコン
タクト30及びグラウンドコンタクト40を後述するイ
ンシュレータ10に取付けられたコンタクト20に接触
離隔させる。
【0010】本発明の一実施例のZIFコネクタの三面
図を図1に示し、符号120は、第2基板である。本発
明の一実施例のZIFコネクタの相手側コネクタの三面
図を図2に示し、符号110は、第1基板である。本発
明の一実施例のZIFコネクタの開放状態の斜視図を図
3に示し、接続状態の斜視図を図4に示す。本発明の一
実施例のZIFコネクタの相手側コネクタのインシュレ
ータ10にコンタクト20が取付けられた状態の斜視図
を図5に示し、取付けられた以前の状態の斜視図を図7
に示す。
【0011】図8は、ハウジング60のかん合部65が
インシュレータ10にかん合する以前の状態を示し、第
1基板110に固定されたインシュレータ10には、多
数のコンタクト20が取付けられている。第2基板12
0に固定されたベース50には、多数のシグナルコンタ
クト30及びグラウンドコンタクト40が取付けられ、
各シグナルコンタクト30は、アクチュエータ70に設
けられた孔を挿通し、ハウジング60に設けた溝61に
より整列させられる。詳細は、後述する。
【0012】ハウジング60は、ベース50に対して長
手方向(左右方向)に若干移動可能である。アクチュエ
ータ70は、ピン91、リンク90、ピン92、リンク
100及びピン101を介してハウジング60に連結さ
れている。2本のリンク90とリンク100とを連結す
るピン92は、スライダ80に設けられたカム溝81に
かん合する。
【0013】図9は、ハウジング60がインシュレータ
10にかん合した状態を示しシグナルコンタクト30
は、ベース50への保持部31、第1ビーム32及び第
2ビーム34から構成されて略コ字型を呈し、第1ビー
ム32の先端33は、ハウジング60の溝61に整列さ
せられ、第2ビーム34の接点35は、インシュレータ
10に取付けられた2本のコンタクト20の一方に対向
し、第2ビーム33の先端36は、アクチュエータ70
の溝に挿通する。グラウンドコンタクト40も、シグナ
ルコンタクト30と同様の構造で配置されている。
【0014】図9すなわちZIFコネクタの開放状態に
おいて、スライダ80を操作すると、図10すなわちZ
IFコネクタの接続状態に到る。図8において、スライ
ダ80を左方向に移動すると、そのカム溝81がピン9
2を押し上げ、リンク90とリンク100とを一直線状
になるように延伸させ、アクチュエータ70を左方向に
所定のストローク移動し、シグナルコンタクト30及び
グラウンドコンタクト40をそれぞれコンタクト20に
接触させる。
【0015】スライダ80の操作により、リンク90と
リンク100とを一直線状になるように延伸させたとき
の平面図を図11に示す。
【0016】また、ベース50に対してハウジング60
が変位量e(本実施例ではe=0.5mm程度)右方向
へ移動した状態を図12に示し、左方向へ移動した状態
を図13に示す。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、ハウジ
ングをベースに対して長手方向に所定の若干の範囲内で
位置調整のため移動することができるようにし、かつ、
ZIFコネクタの接続開放のとき、アクチュエータがハ
ウジングに対して長手方向に移動するようにしたから、
2枚の基板等に取付けられたZIFコネクタの相対位置
に誤差があっても、この誤差を吸収してZIFコネクタ
のコンタクトをスムーズに接触離隔することができる。
【0018】また、本発明によれば、2枚の基板等に取
付けられたZIFコネクタの相対位置の誤差を吸収した
ときにも、ZIFコネクタのコクタクトの安定した接触
力を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のZIFコネクタを示し、
(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は側面図であ
る。
【図2】本発明の一実施例のZIFコネクタの相手側コ
ネクタを示し、(a)は正面図、(b)は平面図、
(c)は側面図である。
【図3】本発明の一実施例のZIFコネクタの開放状態
の斜視図である。
【図4】本発明の一実施例のZIFコネクタの接続状態
の斜視図である。
【図5】本発明の一実施例のZIFコネクタの相手側コ
ネクタのインシュレータにコンタクトが取付けられた状
態の斜視図である。
【図6】本発明の一実施例のZIFコネクタを構成する
諸部材の概要の分解斜視図である。
【図7】本発明の一実施例のZIFコネクタの相手側コ
ネクタのインシュレータにコンタクトが取付けられる以
前の状態の斜視図である。
【図8】本発明の一実施例のZIFコネクタのハウジン
グが相手側コネクタのインシュレータにかん合する以前
の状態を正面側から見た断面図である。
【図9】本発明の一実施例のZIFコネクタの解放状態
を側面側から見た断面図である。
【図10】本発明の一実施例のZIFコネクタの接続状
態を正面側から見た断面図である。
【図11】本発明の一実施例のZIFコネクタの接続状
態を上面側から見た断面図である。
【図12】本発明の一実施例のZIFコネクタのハウジ
ングをベースに対して右方向へ移動した状態の正面図で
ある。
【図13】本発明の一実施例のZIFコネクタのハウジ
ングをベースに対して左方向へ移動した状態の正面図で
ある。
【図14】従来のZIFコネクタの接続状態を正面側か
ら見た断面図である。
【符号の説明】
10 インシュレータ 20 コンタクト 30 シグナルコンタクト 31 保持部 32 第1ビーム 33 先端 34 第2ビーム 35 接点 36 先端 40 グラウンドコンタクト 50 ベース 51 枠部 52 突出部 53 枠部 60 ハウジング 61 溝 62 突出部 63 枠部 64 突出部 65 かん合部 70 アクチュエータ 80 スライダ 81 カム溝 90 リンク 91 ピン 92 ピン 100 リンク 101 ピン 110 第1基板 120 第2基板

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンタクトと、コンタクトを保持するベ
    ースと、相手側コネクタとの位置合せを行うかん合部を
    有するハウジングと、コンタクトが挿通するアクチュエ
    ータとから構成され、位置合せの際ハウジングとアクチ
    ュエータとが一体的になってベースに対して移動するこ
    とができるように、ベースとハウジングとに相互の係合
    手段を設けたことを特徴とするZIFコネクタ。
  2. 【請求項2】 ハウジングの相手側コネクタに対向する
    側にコンタクトを整列する溝を設けたことを特徴とする
    請求項1記載のZIFコネクタ。
JP7012084A 1995-01-27 1995-01-27 Zifコネクタ Expired - Fee Related JP2743149B2 (ja)

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JPH08203622A JPH08203622A (ja) 1996-08-09
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