JP2743018B2 - ランダムアクセス制御方式 - Google Patents

ランダムアクセス制御方式

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JP2743018B2 JP24246789A JP24246789A JP2743018B2 JP 2743018 B2 JP2743018 B2 JP 2743018B2 JP 24246789 A JP24246789 A JP 24246789A JP 24246789 A JP24246789 A JP 24246789A JP 2743018 B2 JP2743018 B2 JP 2743018B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、移動通信のランダムアクセス制御方式に利
用する。特に、基地局と複数の移動局との間で信号の送
受を行う際の信号伝送方式に関するものである。
〔従来の技術〕
第10図は無線ゾーンのセクタの構成を示す図である。
第11図は従来例のランダムアクセス制御方式の下りチャ
ネルフォーマットである。
従来、複数の移動局が基地局にランダムアクセスを行
うランダムアクセス方式は、スロットアロハ方式、およ
びICMA方式(Idle signal Casting Multiple Access)
等がある。後者は送信許可または禁止を基地局から報知
することにより移動局の送信を制御し、複数の移動局か
らの信号同士が衝突することを回避する方法であるの
で、前者と比較して優れた伝送特性を示す方式である。
一方、周波数資源の有効利用を図るために、基地局に
複数の指向性アンテナを設置し、一つの指向性アンテナ
でカバーされる領域をセクタとし、複数のアンテナおよ
びセクタで無線ゾーンを構成する方式がある。第10図は
無線ゾーンのセクタの構成を示し、1ゾーン6セクタの
場合を示す。
従来方式では、第10図に示した構成で、通信チャネル
はセクタごと独立の周波数、アンテナおよび送受信機を
使用する。しかし、制御チャネルは、基地局の無指向性
アンテナ一つで一つの無線ゾーン全体、すなわち全セク
タをカバーし、1周波数1送受信機のもの、またはアン
テナはセクタごとの指向性アンテナであっても全セクタ
共通の1周波数1送受信機のものを用い、無指向性の送
受信を行っている。
この構成下でICMA方式を行う場合を考える。第11図は
従来方式の下りチャネルフォーマットを示す図である。
第11図に示すように、セクタごとの送信許可に関する情
報報知部分を持たず、すべてのセクタに同一の送信許可
に関する情報報知部分を下りチャネルに設けて、送信許
可または禁止情報を全セクタ共通に報知する。ゾーン内
の移動局が信号送信を基地局に対して行ったときは、1
送受信機による無指向性の送受信のために、ゾーン内全
セクタで他の移動局の信号送出を禁止するように送信不
可を全セクタに報知する。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、このような従来のランダムアクセス制御方式
では、ゾーン内すべての移動局の信号送信を共通の基地
局送受信機で扱うため、ランダムアクセスに係るトラヒ
ックが大きくなり、信号衝突率が大きくなって、基地局
での信号非受信率が大きく、無線ゾーン全体のスループ
ットが低い欠点があった。
一方、セクタごとに異なる周波数を用い、セクタごと
にICMA方式を行う方法もあるが、1周波数あたりの周波
数利用率が低く、1ゾーンあたりセクタ数だけ周波数が
必要で、制御チャネルに多くの周波数が必要となる欠点
があった。
本発明は、上記の欠点を解決するもので、セクタ化さ
れたゾーン構成の下で高能率なランダムアクセス制御方
式を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、移動局送受信機を含む複数の移動局と、基
地局送受信機を含みこの複数の移動局との間で通信を行
う基地局とを備え、無線ゾーンは複数のセクタに分割さ
れ、上記基地局送受信機は、上記各セクタに対してそれ
ぞれ異なる受信手段を含む、上記各移動局総受信機は、
上記基地局に対して自局情報を通知する通知手段を含
み、上記各受信手段は、対応するセクタからのバースト
信号から上記通知さた自局情報を分離する第一の分離手
段を含むランダムアクセス制御手段において、上記各受
信手段は、上記通知された自局情報の受信状態を測定す
る測定手段を含み、上記基地局送受信機は、上記各第一
の分離手段の出力および上記各測定手段の測定結果に基
づき上記各セクタに対する送信許可に関する情報を決定
する決定手段と、この決定された情報を上記各セクタに
報知する報知手段と含み、上記各移動局送受信機は、上
記報知手段の出力情報から自局の在圈セクタに対する情
報を分離する第二の分離手段と、この分離された情報に
基づき上記基地局に対する送信を制御する制御手段とを
含むことを特徴とする。
また、本発明は、移動局送受信機を含む複数の移動局
と、基地局送受信機を含みこの複数の移動局との間で通
信を行う基地局とを備え、無線ゾーンは複数のセクタに
分割され、上記基地局送受信機は、上記各セクタに対し
てそれぞれ異なる受信手段を含むランダムアクセス制御
手段において、上記各移動局送受信機は、上記基地局に
対して自局の在圈セクタを示す情報を含む自局情報を通
知する通知手段を含み、上記各受信手段は、対応するセ
クタからのバースト信号から上記通知された自局情報を
分離する第一の分離手段を含み、上記基地局送受信機
は、上記各第一の分離手段の出力に基づき上記各セクタ
に対する送信許可に関する情報を決定する決定手段と、
この決定された情報を上記各セクタに報知する報知手段
とを含み、上記各移動局送受信機は、上記報知手段の出
力情報から自局の在圈セクタに対する情報を分離する第
二の分離手段と、この分離された情報に基づき上記基地
局に対する送信を制御する制御手段とを含むことができ
る。
〔作用〕
基地局の各第一の分離手段は対応するセクタからのバ
ースト信号から自局情報を分離し、基地局の各測定手段
はその受信レベルを測定する。基地局の決定手段はこの
分離された信号および測定された受信レベルの大きさに
基づいて各セクタに対して送信許可または送信禁止を決
定する。基地局の報知手段は決定手段で決定された情報
を各セクタに報知する。各移動局の第二の分離手段は報
知手段の出力情報から自局の在圈セクタに対する情報を
分離する。各移動局の制御手段はこの分離された情報に
基づいて基地局に対する送信を制御する。以上の動作に
より無線ゾーン全体のスループットを高くできる。
また受信レベルを測定する代わりに各移動局からその
在圈セクタに関する情報を含む自局情報を基地局に対し
て通知し基地局はこの情報に基づいて送信許可に関する
情報を各セクタに報知しても同様にスループットを高く
できる。
〔実施例〕
本発明の実施例について図面を参照して説明する。第
1図は本発明一実施例ランダムアクセス制御方式のブロ
ック構成図である。第2図は本発明のランダムアクセス
制御方式のセクタ毎送受信機のブロック構成図である。
第1図は基地局にセクタごとに送受信機が設けられる場
合を示す。第1図および第2図において、ランダムアク
セス制御方式は、移動局送受信機を含む複数の移動局
と、基地局送受信機を含みこの複数の移動局との間で通
信を行う基地局とを備え、無線ゾーンは複数のセクタに
分割され、上記基地局送受信機は、上記各セクタに対し
てそれぞれ異なる送受信手段としてセクタ毎送受信機21
1〜216およびアンテナ111〜116と、信号選択回路24と、
信号分配回路25とを含み、上記各移動局送受信機は、符
号化回路31、変調回路33、送受分配器34、アンテナ38、
復調回路35および復号回路37を含み、符号化回路31、変
調回路33、送受分配器34およびアンテナ38は、上記基地
局に対して自局情報を通知する通知手段を含み、セクタ
毎送受信機21は、対応するセクタからのバースト信号か
ら上記通知された自局情報を分離する第一の分離手段と
して信号分離回路14を含む。
ここで本発明の特徴とするところは、セクタ毎送受信
機21は、上記通知された自局情報の受信状態を測定する
測定手段として受信レベル測定回路16を含み、上記基地
局送受信機は、信号分離回路14の出力および受信レベル
測定回路16の測定結果に基づき上記各セクタに対する送
信許可に関する情報を決定する決定手段として報知情報
制御回路23を含み、セクタ毎送受信機は、この決定され
た情報を上記各セクタに報知する報知手段として信号多
重回路18とを含み、上記各移動局送受信機は、信号多重
回路18の出力情報から自局の在圈セクタに対する情報を
分離する第二の分離手段として信号分離回路36と、この
分離された情報に基づき上記基地局に対する送信を制御
する制御手段として送信制御回路32とを含むことにあ
る。
このような構成のランダムアクセス制御方式の動作を
説明する。
第3図は本発明のランダムアクセス制御方式のセクタ
および基地局のセクタ対応のアンテナを示す図である。
第4図は本発明のランダムアクセス制御方式のセクタ毎
送受信機のアンテナの水平面指向性を示す図である。第
5図は本発明のランダムアクセス制御方式の基地局から
送出される下りチャネルのフォーマットである。第6図
は本発明のランダムアクセス制御方式の各セクタ毎送受
信機での受信レベルを示す図である。第7図は本発明の
ランダムアクセス制御方式の上りチャネルのフォーマッ
トである。第7図において、71はプリアンブル、72はバ
ースト長に関する情報および74はその他の情報である。
まず、上りメッセージを転送する場合の移動局と基地
局の動作を説明する。第1図において、移動局で上り情
報メッセージを転送する必要が生じた場合に、符号化回
路31で必要に応じて誤り訂正符号化等の処理が行われ、
送信制御回路32に入力され送信を待つ。アンテナ38およ
び送受分配器34を通り、復調回路35で復調された基地局
からのデータを信号分離回路36で第5図に示す各セクタ
ごとの送信許可に関する情報報知部分61〜66を分離して
送信制御回路32に入力する。移動局の在圈セクタに対応
する送信許可情報が送信可のときに、しかるべきタイミ
ングで先頭パーストから送信を開始する。ただし、移動
局は自局の在圈セクタをあらかじめ認識している必要が
ある。基地局側では、移動局からの信号は、第2図に示
すアンテナ11および送受分配器12を通って復調回路13お
よび受信レベル測定回路16に入力される。復調回路13の
出力は信号分離回路14で、移動局の送信したバーストの
信号長に関する情報やバーストの送信移動識別番号を分
離し、報知情報制御回路23へ入力する。他の信号は復号
回路15で復号され、上り情報として転送される。受信レ
ベル測定回路16の出力は報知情報制御回路23へ伝送され
る。
報知情報制御回路23では、各セクタごとに設置された
各セクタ毎送受信機211〜216からの上りバースト信号の
長さに関する情報、発信移動局識別子およびバーストの
受信レベルを入力情報として取込み、該当するバースト
を送出した移動局の存在するセクタをそれぞれのセクタ
毎送受信機21からの受信レベルを比較することによって
特定し、その特定したセクタに基づいて各セクタごとの
送信許可または禁止情報を生成しそれらを全セクタ共通
の送信許可情報としてまとめ、各セクタ毎送受信機21に
通知する。送信許可または禁止情報は該当するバースト
長時間だけ続けられ、現在送信中の移動局の送信はその
まま行われるが、送信禁止信号によって他の移動局の新
たな送信を禁止する。発信移動局識別子は移動局送信バ
ースト信号を識別するために使うものであり、他の番号
等バーストを識別できるものがあればそれを用いてもよ
い。
信号選択回路24では、各セクタ毎送受信機21から送ら
れてくる情報について、重複しているものはそのうちの
一つを選択し、上井に送る動作を行う。信号分配回路25
は各セクタ毎送受信機21別の情報を分配する。各セクタ
毎送受信機21では、報知情報制御回路23からの送信許可
に関する情報を信号多重回路18の入力として取込み、第
5図に示す送信許可情報報知部分61〜66にはめこみ、下
りチャネル信号として他の下り情報とともに変調回路17
に送り込む。変調回路17によって変調された信号は送受
信分配器12およびアンテナ11を通じて移動局に対して送
信される。
つぎに、報知情報制御回路23の動作を具体例を用いて
説明する。第3図に示すセクタ42内に移動局が存在し、
基地局に向かってバーストを送信した場合を考える。ア
ンテナの指向性が第4図に示されているように、隣接し
たセクタにも広がっていることから、該当するバースト
はアンテナ52に受信されるのは勿論のことアンテナ51、
53でも受信される。各セクタ毎送受信機21、22での該当
するバーストの受信レベルの例を第6図に示す。陸上移
動通信におけるフェージングの影響で受信レベルは変化
するので、必ずしも最大受信レベルのアンテナがカバー
するセクタに該当する移動局が存在するわけではない
が、最大受信レベルのセクタおよび隣接セクタ等の受信
レベルを相互に比較することにより、該当する移動局在
圈セクタの特定ができる。本実施例では、セクタ42の受
信レベルおよびセクタ41、セクタ43の受信レベルが大き
く、セクタ44、セクタ45およびセクタ46の受信レベルは
小さく、ほとんど「0」である。これにより基地局にお
いて移動局がセクタ42に在圈することが特定できる。ア
ンテナの指向性により、セクタ41、42、43に在圈する移
動局が送信しその信号が該当するバーストに衝突すると
非受信とする確率が大きいので、セクタ41、42、43のセ
クタに対する送信許可情報報知部分61、63は送信禁止を
表すビットパタンにし、他の移動局の信号送信を抑え
る。しかし、セクタ44、45、46に在圈する移動局が送信
したとしても、アンテナ指向性によりセクタ42に在圈す
る移動局が送信した信号と衝突して、干渉により非受信
となる確率がほとんどないと考えられるので、送信許可
情報報知部分64、65、66は送信可を表すビットパタンに
して他の移動局の信号送信を許可する。送信許可または
禁止を表すビットパタンは、現在受信中のバースト長分
続けられる。よって、セクタ42に在圈する移動局が信号
の送受を行っている間であっても、送信許可情報報知部
分のセクタ44、45、46に在圈する移動局は信号の送受が
可能となる。
このように一つのセクタ内の移動局が信号送信を行っ
ても、全セクタに同時に禁止信号を報知せず、各セクタ
ごとに送信許可または禁止を決定し報知するので、1無
線ゾーン内の上りランダムアクセスチャネルで同時に複
数の信号の伝送が可能となり、従来のように1無線ゾー
ンあたり同時に最大でも1信号しか伝送できなかった場
合に比べてスループットが改善される。
また、セクタ共通の周波数を使用しているので、必要
な周波数の数が少なくて済む。
この実施例では、受信レベルを測定し、移動局の在圈
セクタを特定、それに隣接するセクタに対し送信禁止を
報知する方式を示したが、セクタごとの指向性アンテナ
の自セクタ内の利得が自セクタ以外の利得に比べ十分大
きい場合には、隣接セクタについて送信禁止を報知する
必要はなく、在圈セクタのみ他の移動局の送信を禁止す
る方法をとることもできる。自セクタ以外の利得が十分
小さいといえないような場合には、その方向のセクタで
の他の移動局の送信を禁止し、信号衝突の可能性をより
少なくする方式をとることもできる。
また、移動局の在圈セクタを基地局側で明確に特定せ
ず、閾値となる受信レベルを設け、受信レベルがその閾
値を越えているセクタの場合は送信禁止、越えていない
セクタの場合は送信可と決めて報知する方法もある。
第8図は本発明他の実施例ランダムアクセス制御方式
のブロック構成図である。第1図に示す実施例と異なる
ことは受信レベル測定回路が設けられていないことであ
る。
第9図は移動局の送信するバースト信号の構造を説明
する図であって、71はプリアンブル、72はバースト長に
関する情報、73は移動局在圈セクタ情報および74はその
他の情報を表すビットである。第1図に示す実施例で
は、各セクタ毎送受信機21で測定される信号の受信レベ
ルを比較し、移動局の在圈セクタを特定したが、移動局
は自局の在圈セクタを認識しているので、第9図に示す
ように上りバーストの在圈セクタ情報部分73で基地局に
自局の存在するセクタを教え、基地局ではそれを基にし
て第1図に示す実施例と同様に各セクタごとの送信許可
に対する情報を決定することができる。第8図に示す実
施例の方式では、陸上移動フェージングによる受信レベ
ルの変動があまり影響せず、基地局側で信号送信移動局
のセクタを一意に決められる。また、各セクタより受信
レベル情報を収集する必要がないので、報知情報転送回
路に転送する情報量が少なくて済み、装置の負担が小さ
くてすむという利点がある。
以上説明したように第一実施例および第二実施例で
は、送受信機は各セクタごとに設置されている場合を説
明したが、基地局から移動局に対して送信する情報を無
線ゾーン内全セクタ共通であるので、全セクタ共通の送
信機を用いても実現が可能である。
また、ゾーン・セクタ構成について説明したが、一般
に同一の周波数を用いて、複数の基地局送受信機に対し
て複数の移動局がランダムアクセスを行う場合に適用で
きる。
移動局が在圈セクタを判定する方式としては、基地局
から無線ゾーン毎に割り当てられた制御チャネルを含む
周波数およびセクタ毎に割当てられたセクタ個別周波数
を指向性のあるアンテナを介してゾーンおよびセクタに
対して送信し、移動局でそれらの受信レベルを測定して
判定する方式がある。
この方式については、本出願と同一出願人が同時に出
願する発明(名称、移動局の在圈セクタ判別方式)で開
示するが、その要旨は:移動局送受信機を含む複数の移
動局と、基地局送受信機を含みこの複数の移動局との間
で通信を行う基地局とを備え、複数の無線ゾーンはそれ
ぞれセクタに分割され、上記基地局送受信機は、上記各
無線ゾーンに対しそれぞれ割当てられた制御チャネルを
含む周波数の信号を指向性のあるアンテナを介して送受
信する第一送受信手段を含む、上記各移動局送受信機
は、上記制御チャネルを含む周波数の信号を送受信する
第二送受信手段を含む移動局の在圈セクタ判定方式にお
いて、上記各第一送受信手段は、上記各セクタに対しそ
れぞれ割当てられたセクタ個別周波数の信号を指向性あ
るアンテナを介して送信する送信手段を含み、上記各第
二送受信手段は、上記セクタ個別周波数の信号を受信す
る受信手段と、受信した各制御チャネルを含む周波数の
信号および各セクタ個別周波数の信号の受信レベルを測
定する測定手段と、この測定手段の測定結果に基づき自
無線ゾーンおよび自セクタを判定する判定手段と含むこ
とを特徴とする。
また、上記各第二送受信手段は、上記決定手段により
決定された自無線ゾーンおよび自セクタに従ってこの自
セクタのセクタ個別周波数の信号とこの自無線ゾーンの
制御チャネルの周波数の信号との受信レベルの比と所定
の閾値とを比較し、その比較結果に基づき自無線ゾーン
内のセクタ間の移動を検出する検出手段を含むことがで
きる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明は、無線ゾーン全体のス
ループットを高くできる優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明一実施例ランダムアクセス制御方式のブ
ロック構成図。 第2図は本発明のランダムアクセス制御方式のセクタ毎
送受信機のブロック構成図。 第3図は本発明のランダムアクセス制御方式のセクタお
よび基地局のセクタ対応のアンテナを示す図。 第4図は本発明のランダムアクセス制御方式のセクタ毎
送受信機のアンテナの水平面指向性を示す図。 第5図は本発明のランダムアクセス制御方式の基地局か
ら送出される下りチャネルのフォーマット。 第6図は本発明のランダムアクセス制御方式の各セクタ
毎送受信機での受信レベルを示す図。 第7図は本発明のランダムアクセス制御方式の上りチャ
ネルのフォーマット。 第8図は本発明他の実施例ランダムアクセス制御方式の
ブロック構成図。 第9図は本発明の他の実施例のランダムアクセス制御方
式の上りチャネルフォーマット。 第10図は無線ゾーンのセクタの構成を示す図。 第11図は従来例のランダムアクセス制御方式の下りチャ
ネルフォーマット。 11、111〜116、38……アンテナ、12、34……送受分配
器、13……復調回路、14……信号分離回路、15……復号
回路、16……受信レベル測定回路、17……変調回路、18
……信号多重回路、19……符号化回路、21、211〜216
…セクタ毎送受信機、23……報知情報制御回路、24……
信号選択回路、25……信号分配回路、31……符号化回
路、32……送信制御回路、33……変調回路、34……送受
分配器、35……復調回路、36……信号分離回路、37……
復号回路、41〜46……セクタ、51……セクタ41用に基地
局に設けられた指向性アンテナ、52……セクタ42用に基
地局に設けられた指向性アンテナ、53……セクタ43用に
基地局に設けられた指向性アンテナ、54……セクタ44用
に基地局に設けられた指向性アンテナ、55……セクタ45
用に基地局に設けられた指向性アンテナ、56……セクタ
46用に基地局に設けられた指向性アンテナ、57……セク
タ42内に存在する移動局、61……セクタ41に関する送信
許可情報報知部分、62……セクタ42に関する送信許可情
報報知部分、63……セクタ43に関する送信許可情報報知
部分、64……セクタ44に関する送信許可情報報知部分、
65……セクタ45に関する送信許可情報報知部分、66……
セクタ46に関する送信許可情報報知部分、67……その他
の下り信号を送信する部分、71……プリアンブル、72…
…バースト長に関する情報、73……移動局在圈セクタに
関する情報、74……その他の情報。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−69923(JP,A) 特開 昭55−159635(JP,A) 特開 平3−104430(JP,A)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】移動局送受信機を含む複数の移動局と、基
    地局送受信機を含みこの複数の移動局との間で通信を行
    う基地局とを備え、 無線ゾーンは複数のセクタに分割され、 上記基地局送受信機は、上記各セクタに対してそれぞれ
    異なる受信手段を含み、 上記各移動局送受信機は、上記基地局に対して自局情報
    を通知する通知手段を含み、 上記各受信手段は、対応するセクタからのバースト信号
    から上記通知された自局情報を分離する第一の分離手段
    を含む ランダムアクセス制御手段において、 上記各受信手段は、上記通知された自局情報の受信状態
    を測定する測定手段を含み、 上記基地局送受信機は、上記各第一の分離手段の出力お
    よび上記各測定手段の測定結果に基づき上記各セクタに
    対する送信許可に関する情報を決定する決定手段と、こ
    の決定された情報を上記各セクタに報知する報知手段と
    を含み、 上記各移動局送受信機は、上記報知手段の出力情報から
    自局の在圈セクタに対する情報を分離する第二の分離手
    段と、この分離された情報に基づき上記基地局に対する
    送信を制御する制御手段とを含む ことを特徴とするランダムアクセス制御方式。
  2. 【請求項2】移動局送受信機を含む複数の移動局と、基
    地局送受信機を含みこの複数の移動局との間で通信を行
    う基地局とを備え、 無線ゾーンは複数のセクタに分割され、 上記基地局送受信機は、上記各セクタに対してそれぞれ
    異なる受信手段を含む ランダムアクセス制御手段において、 上記各移動局送受信機は、上記基地局に対して自局の在
    圈セクタを示す情報を含む自局情報を通知する通知手段
    を含み、 上記各受信手段は、対応するセクタからのバースト信号
    から上記通知された自局情報を分離する第一の分離手段
    を含み、 上記基地局送受信機は、上記各第一の分離手段の出力に
    基づき上記各セクタに対する送信許可に関する情報を決
    定する決定手段と、この決定された情報を上記各セクタ
    に報知する報知手段とを含み、 上記各移動局送受信機は、上記報知手段の出力情報から
    自局の在圈セクタに対する情報を分離する第二の分離手
    段と、この分離された情報に基づき上記基地局に対する
    送信を制御する制御手段とを含む ことを特徴とするランダムアクセス制御方式。
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