JP2742132B2 - リフトアップ工法 - Google Patents

リフトアップ工法

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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は、体育館、ホール、各種パビリオン等のよう
に大きな屋根架構を備えた建物を構築するリフトアップ
工法に関する。
<従来の技術> この種のリフトアップ工法としては、従来一般に、本
設支柱を先行施工により立設固定するとともに、屋根架
構を地組みし、本設支柱をガイドに利用して、ウィンチ
とかジャッキなどにより屋根架構を上昇し、本設支柱の
上端と屋根架構を連接して建物を構築していた。
<発明が解決しようとする課題> しかしながら、本設支柱を立体固定してからしか屋根
架構を上昇できず、また、本設支柱の上端と屋根架構を
連接するための組み付け工事を高位置において行わなけ
ればならず、施工性が低下して工期および工費のいずれ
もが増大する欠点があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであ
って、本設支柱と屋根架構との組み付けを低位置で行う
とともに本設支柱の建方と屋根架構の上昇とを同時に行
うようにして、工期の短縮と工費の低減を図ることがで
きるリフトアップ工法を提供できるようにすることを目
的とする。
<課題を解決するための手段> 本発明のリフトアップ工法は、上述のような目的を達
成するために、請求項第(1)項に係る発明として、屋
根架構を地組みした後、その屋根架構に本設支柱の一端
側を水平方向の軸芯周りで回転可能に枢支連結するとと
もに、構築地盤上に駆動機構によって水平方向に駆動移
動可能に設けた押上部材に本設支柱の他端側を水平方向
の軸芯周りで回転可能に枢支連結し、本設支柱の下端側
を、その本設支柱がほぼ鉛直の立姿勢になる位置まで駆
動移動して屋根架構を上昇し、その後に、本設支柱を構
築地盤に立設固定することを特徴としている。
また、請求項第(2)項の発明として、上記請求項第
(1)項の屋根架構を、高さの低い仮設部材に載置する
状態で地組みし、本設支柱を水平方向に対して傾斜した
姿勢で、屋根架構に本設支柱の上端側を連結する。
また、請求項第(3)項の発明として、上記請求項第
(1)項または(2)項のリフトアップ工法において、
本設支柱の下端側に接地車輪を取り付け、その接地車輪
の回転軸芯周りで回転可能に本設支柱の他端側に押上部
材を枢支連結する。
<作用> 請求項第(1)項に係る発明のリフトアップ工法の構
成によれば、低位置において屋根架構を地組みし、その
屋根架構と構築地盤上に設けた押上部材とを本設支柱を
介して連結し、押上部材を駆動移動することによって本
設支柱を横向き姿勢から鉛直の立姿勢に変位させ、本設
支柱の建方と同時に屋根架構を持ち上げて建物を構築す
ることができる。
また、請求項第(2)項に係る発明のリフトアップ工
法の構成によれば、低位置において屋根架構を地組みし
ながらも、本設支柱との連結位置を高くして初期におけ
る本設支柱の取り付け姿勢を傾斜姿勢にし、押上部材の
移動に伴う水平方向への力を屋根架構を持ち上げる鉛直
方向への力に良好に変換することができる。
また、請求項第(3)項に係る発明のリフトアップ工
法の構成によれば、本設支柱の姿勢変化にかかわらず、
押上部材との連結点の高さを変動させずに、本設支柱の
下端側の水平方向への移動を接地車輪によって円滑に行
うことができる。
<実施例> 次に、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
第1実施例 リフトアップ工法の第1実施例について順に説明す
る。
第1図の(a)に示すように、屋根架構1の外周縁
に相当する所定箇所に、仮設部材としての高さの低い仮
設支柱2を立設し、それらの仮設支柱2…に載置する状
態で屋根架構1を地組みする。
仮設部材としては、上述のような仮設支柱2に限ら
ず、例えば、仮置台などでも良い。
第1図の(b)に示すように、構築地盤G上に、駆
動機構としての油圧シリンダ3によって水平方向に駆動
移動可能に押上部材としてのシリンダロッド4を設け、
本設支柱5の一端側を屋根架構1に水平方向の軸芯X1周
りで回転可能に枢支連結するとともに、本設支柱5の他
端側をシリンダロッド4の先端側に水平方向の軸芯X2周
りで回転可能に枢支連結する。このとき、屋根架構1の
外周縁と構築地盤G上とにわたり、屋根架構1を最上部
まで上昇させた状態で緊張する長さの安全用ワイヤー6
…を連結しておく。
第1図の(c)に示すように、油圧シリンダ3の伸
縮動作と盛り替えとを繰り返して本設支柱5の下端側を
水平方向に駆動移動し、屋根架構1を持ち上げる。この
持ち上げ途中において、屋根架構1の左右方向のいずれ
か一方側に傾こうとしても、所定以上傾くことを安全用
ワイヤー6の緊張に伴う引っ張り作用によって防止する
ことがきる。
本設支柱5…それぞれの下端側には、第2図に示すよ
うに、接地車輪7が取り付けられ、その接地車輪7の回
転軸芯と前記軸芯X2とが一致するように、シリンダロッ
ド4…の先端側が本設支柱5…それぞれの下端側に枢支
連結されている。
シリンダロッド4の長手方向途中箇所に固定用プレー
ト8が一体連接されている。
このような構成により、先ず、第2図の(a)に示す
ように、油圧シリンダ3のシリンダ本体3aのボトム側に
当接するように第1の反力プレート9を構築地盤Gに取
り付け固定し、その状態で油圧シリンダ3を伸張し、伸
張側のストロークエンドに達した状態で、第2図の
(b)に示すように、固定用プレート8に当接するよう
に第2の反力プレート10を構築地盤Gに取り付け固定
し、その状態で油圧シリンダ3を短縮し、短縮側のスト
ロークエンドに達した状態で、前述の場合と同様にして
油圧シリンダ3のシリンダ本体3aのボトム側に当接する
ように第1の反力プレート9を構築地盤Gに取り付け固
定し、これらの動作を繰り返して油圧シリンダ3の盛り
替えを行う。
そして、上述盛り替えを繰り返していき、第1図の
(d)に示すように、本設支柱1がほぼ鉛直の立姿勢に
なる位置まで駆動移動して屋根架構1を上昇し、その後
に、コンクリート5aを打設して本設支柱5を構築地盤G
に立設固定し、第3図の斜視図に示すように、大きな屋
根架構1を有する建物を構築する。
ワイヤー6…は、建物の構築後において撤去しても良
い。
前記油圧シリンダ3…それぞれの油圧配管は、第4図
のブロック図に示すように、油圧ポンプや油圧タンクな
どの油圧源11に対して定量分配器12を介して接続され、
各油圧シリンダ3…が互いに等しいストロークで伸縮作
動するように構成されている。
第2実施例 第5図は、第2実施例を示す側面図であり、屋根架構
1に対して軒先を残した状態で本設支柱5を立設する場
合を示し、この場合には、第5図の(a)に示すよう
に、屋根架構1を地組みした状態で、初期に、本設支柱
5を傾斜姿勢で取り付けることができ、前述第1実施例
におけるような仮設支柱2が不用である。
そして、前記第1実施例と同様に、油圧シリンダ3を
構築地盤G上に設置するとともに、その油圧シリンダ3
のシリンダロッド4と屋根架構1とにわたって本設支柱
5を枢支連結するとともに、屋根架構1と構築地盤Gと
にわたってワイヤー6を連結し、油圧シリンダ3の伸縮
動作と盛り替えを繰り返すことにより、第5図の(b)
に示すように、軒先のある大きな屋根架構1を有する建
物を構築する。他の構成は、第1実施例と同じであり、
同一図番を付し、その説明は省略する。
上記実施例では、油圧シリンダ3として、一段のもの
を用いているが、二段以上の多段タイプの油圧シリンダ
を用いても良い。
また、本設支柱5の下端側を水平方向に駆動移動する
構成としては、例えば、駆動機構として電動モータや油
圧モータを用いてネジ部材を駆動回転するように構成
し、一方、押上部材として前記ネジ部材に噛み合うネジ
部を有するロッドを水平方向に移動可能に設け、そのロ
ッドの先端に本設支柱5を枢支連結するように構成する
ものでも良い。
<発明の効果> 請求項第(1)項に係る発明のリフトアップ工法によ
れば、屋根架構の地組みはもちろんのこと、その屋根架
構と本設支柱との連結、ならびに、本設支柱の建方およ
び屋根架構の持ち上げのいずれをも低位置で行うことが
できるから、作業性を向上でき、しかも、押上部材の水
平方向への駆動移動によって本設支柱の建方と屋根架構
の持ち上げとを同時に行うことができ、工期を短縮でき
るとともに工費を低減できるようになった。
また、請求項第(2)項に係る発明のリフトアップ工
法によれば、仮設部材を設けるだけでありながら、押上
部材の移動に伴う水平方向への力を屋根架構を持ち上げ
る鉛直方向への力に良好に変換することができるから、
押上部材にかかる反力を小さくでき、押上部材を比較的
強度の低い部材で構成できるとともに、駆動機構として
も能力の高いものを使用せずに済み、安価である。
また、請求項第(3)項に係る発明のリフトアップ工
法によれば、本設支柱の姿勢変化にかかわらず、押上部
材に曲げ応力がかからず、押上部材を比較的強度の低い
部材で構成できて安価であり、更に、本設支柱の下端側
の水平方向への移動が円滑になり、例えば、本設支柱の
下端側を構築地盤上で滑らせながら移動させる場合に比
べ、摩擦抵抗による動力ロスが無く、駆動機構としても
能力の高いものを使用せずに済んで安価である。
【図面の簡単な説明】
図面は、本発明に係るリフトアップ工法の実施例を示
し、第1図は、リフトアップ工法の第1実施例の手順を
説明する概略側面図、第2図は、油圧シリンダと本設支
柱との連結構成を示す拡大側面図、第3図は全体斜視
図、第4図は、油圧シリンダへの分配供給構成を示すブ
ロック図、第5図は、リフトアップ工法の第2実施例の
手順を説明する概略側面図である。 1……屋根架構 2……仮設部材としての仮設支柱 3……駆動機構としての油圧シリンダ 4……押上部材としてのシリンダロッド 5……本設支柱 G……構築地盤 X1……屋根架構に対する本設支柱の回転軸芯 X2……シリンダロッドに対する本設支柱の回転軸芯
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大久保 英二 広島県広島市中区橋本町10番10号 株式 会社竹中工務店広島支店内 (56)参考文献 特開 昭54−38613(JP,A) 実開 昭62−105270(JP,U) 特公 昭63−33528(JP,B2) 実公 昭55−13523(JP,Y2) 実公 昭63−44519(JP,Y2)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】屋根架構を地組みした後、前記屋根架構に
    本設支柱の一端側を水平方向の軸芯周りで回転可能に枢
    支連結するとともに、構築地盤上に駆動機構によって水
    平方向に駆動移動可能に設けた押上部材に前記本設支柱
    の他端側を水平方向の軸芯周りで回転可能に枢支連結
    し、前記本設支柱の下端側を、前記本設支柱がほぼ鉛直
    の立姿勢になる位置まで駆動移動して前記屋根架構を上
    昇し、その後に、前記本設支柱を前記構築地盤に立設固
    定することを特徴とするリフトアップ工法。
  2. 【請求項2】請求項第(1)項に記載の屋根架構を、高
    さの低い仮設部材に載置する状態で地組みし、本設支柱
    を水平方向に対して傾斜した姿勢で、前記屋根架構に前
    記本設支柱の上端側を連結するリフトアップ工法。
  3. 【請求項3】請求項第(1)項または第(2)項に記載
    のリフトアップ工法において、本設支柱の下端側に接地
    車輪を取り付け、その接地車輪の回転軸芯周りで回転可
    能に前記本設支柱の他端側に押上部材を枢支連結するリ
    フトアップ工法。
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