JP2741729B2 - 塗装方法 - Google Patents
塗装方法Info
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- JP2741729B2 JP2741729B2 JP1061275A JP6127589A JP2741729B2 JP 2741729 B2 JP2741729 B2 JP 2741729B2 JP 1061275 A JP1061275 A JP 1061275A JP 6127589 A JP6127589 A JP 6127589A JP 2741729 B2 JP2741729 B2 JP 2741729B2
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- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は物体の表面に塗料を塗装する方法に関する。
従来、物体の表面に塗料を塗装した場合に塗膜中にピ
ンホールが発生することがある。
ンホールが発生することがある。
このピンホール発生の原因としては、塗料中に空気が
巻き込まれて気泡となったものが、塗料の硬化中に、或
いは、硬化後に破壊されてピンホールとなるものと考え
られる。
巻き込まれて気泡となったものが、塗料の硬化中に、或
いは、硬化後に破壊されてピンホールとなるものと考え
られる。
そして、塗料に2液混合のエポキシ樹脂を用いる場合
は、2液の混合時塗料中に空気が巻き込まれ、また、被
塗装面に形状に凹凸の激しい複雑な形状の場合は、塗料
をむらなく均一に塗装することが困難であり、塗膜が薄
い部分では気泡によるピンホールの発生が一層促進され
るものと考えられる。
は、2液の混合時塗料中に空気が巻き込まれ、また、被
塗装面に形状に凹凸の激しい複雑な形状の場合は、塗料
をむらなく均一に塗装することが困難であり、塗膜が薄
い部分では気泡によるピンホールの発生が一層促進され
るものと考えられる。
そして、パイプの内面の塗装方法として、パイプの一
端からパイプ内に塗料を注入した後、パイプの一端から
空気を送気し、この空気流により塗料をパイプ内面に沿
って進行させ、パイプ内面を塗装する方法が知られてい
るが、この方法では、送気される空気が流動する塗料中
に巻き込まれると共に、パイプの一端から他端へ塗料を
進行させるため、パイプの継手部等断面急変部の隅角部
等に塗料が充分に行渡らずピンホールとなるものと考え
られ、また、パイプの壁面に深いピッチングがあるよう
な場合も内部まで塗料が充填されないでピンホールとな
るものと考えられる。
端からパイプ内に塗料を注入した後、パイプの一端から
空気を送気し、この空気流により塗料をパイプ内面に沿
って進行させ、パイプ内面を塗装する方法が知られてい
るが、この方法では、送気される空気が流動する塗料中
に巻き込まれると共に、パイプの一端から他端へ塗料を
進行させるため、パイプの継手部等断面急変部の隅角部
等に塗料が充分に行渡らずピンホールとなるものと考え
られ、また、パイプの壁面に深いピッチングがあるよう
な場合も内部まで塗料が充填されないでピンホールとな
るものと考えられる。
また、パイプの断面急変部の隅角部の塗装方法として
は、特開昭63−194780号公報があり、この塗装方法は、
パイプのの一端からパイプ内に塗料を注入し、パイプの
一端から空気を送気して空気流により塗料をパイプ内面
に沿って進行させて塗装した後、パイプの他端から逆方
向に送気して塗料を隅角部に押し付けて塗装する方法で
ある。
は、特開昭63−194780号公報があり、この塗装方法は、
パイプのの一端からパイプ内に塗料を注入し、パイプの
一端から空気を送気して空気流により塗料をパイプ内面
に沿って進行させて塗装した後、パイプの他端から逆方
向に送気して塗料を隅角部に押し付けて塗装する方法で
ある。
前記のような空気の巻き込みによるピンホールの発生
に対しては、塗膜を厚くしたり、塗料混合時に空気の混
入を防ぐ等の対策がとられるが、充分な対策とはならな
い。
に対しては、塗膜を厚くしたり、塗料混合時に空気の混
入を防ぐ等の対策がとられるが、充分な対策とはならな
い。
そして、特開昭63−194780号公報に記載された塗装方
法も、壁面のピッチングに対しては不充分である。
法も、壁面のピッチングに対しては不充分である。
本発明は前記事項に鑑みなされたものであり、塗装し
た塗膜面にピンホールが発生するのを防止できる塗装方
法とすることを技術的課題とする。
た塗膜面にピンホールが発生するのを防止できる塗装方
法とすることを技術的課題とする。
本発明は被塗装物体の被塗装面に塗料を塗装し、この
塗装した塗膜面を気体で3〜6kgf/cm2Gに加圧し、前記
塗膜中に混入した気泡を縮小させて前記塗料を硬化さ
せ、ピンホールの発生を防止することを特徴とする。
塗装した塗膜面を気体で3〜6kgf/cm2Gに加圧し、前記
塗膜中に混入した気泡を縮小させて前記塗料を硬化さ
せ、ピンホールの発生を防止することを特徴とする。
そして、塗膜面を加圧する圧力は、大きくすればする
程気泡は小さく縮小されるが、その圧力は、被塗装物体
の形状、及び、大きさによって決められる。
程気泡は小さく縮小されるが、その圧力は、被塗装物体
の形状、及び、大きさによって決められる。
被塗装物体の被塗装面が、パイプの内面である場合
で、パイプの一端よりエポキシ樹脂塗料等を注入すると
共に、パイプの一端より圧縮空気を吹き込んで塗装する
場合は、通常吹き込む空気圧が3〜6kgf/cm2Gの圧縮空
気が用いられるので、パイプ内面に塗料が塗布された
後、パイプの他端を密閉して、パイプ内をその圧縮空気
の圧力に維持することによって塗膜面の加圧を行なうこ
とができ、さらに、パイプの場合加圧したまま一定圧に
保持することはきわめて容易である。
で、パイプの一端よりエポキシ樹脂塗料等を注入すると
共に、パイプの一端より圧縮空気を吹き込んで塗装する
場合は、通常吹き込む空気圧が3〜6kgf/cm2Gの圧縮空
気が用いられるので、パイプ内面に塗料が塗布された
後、パイプの他端を密閉して、パイプ内をその圧縮空気
の圧力に維持することによって塗膜面の加圧を行なうこ
とができ、さらに、パイプの場合加圧したまま一定圧に
保持することはきわめて容易である。
本発明は被塗装物体の被塗装面に塗装した塗膜面を3
〜6kgf/cm2Gに加圧すると、塗膜中に混入した気泡は、
加圧気体の圧力に反比例して容積が縮小し、そして、塗
膜を形成する塗料が硬化すると、気泡は縮小されたまま
塗膜中に閉じ込められ再膨張することはない。
〜6kgf/cm2Gに加圧すると、塗膜中に混入した気泡は、
加圧気体の圧力に反比例して容積が縮小し、そして、塗
膜を形成する塗料が硬化すると、気泡は縮小されたまま
塗膜中に閉じ込められ再膨張することはない。
実施例1 常温硬化型2液混合エポキシ樹脂塗料を、充分空気を
巻き込むようにして混合し、この塗料を鉄板に厚さ0.2m
mになるように塗装し、圧力5kgf/cm2の加圧容器中に収
容して塗料を硬化させた。
巻き込むようにして混合し、この塗料を鉄板に厚さ0.2m
mになるように塗装し、圧力5kgf/cm2の加圧容器中に収
容して塗料を硬化させた。
塗料の硬化後に、塗膜中にピンホールは認められなか
った。
った。
比較例1 前記実施例1と同一の条件で鉄板に塗料を塗装し、塗
料を大気中で硬化させた。
料を大気中で硬化させた。
この比較例1は、塗膜中にピンホールが認められた。
本発明の塗装方法は、塗装した塗膜面を気体で3〜6k
gf/cm2Gに加圧し、塗膜中に混入した気泡を縮小させて
塗料を硬化させるので、塗膜中の気泡がピンホールに変
化せず、ピンホールの発生を防ぐことができる。
gf/cm2Gに加圧し、塗膜中に混入した気泡を縮小させて
塗料を硬化させるので、塗膜中の気泡がピンホールに変
化せず、ピンホールの発生を防ぐことができる。
また、加圧によって塗料が壁面に充分押し付けられ、
ピッチング部分にも押し込まれるので塗料の密着性が向
上する。
ピッチング部分にも押し込まれるので塗料の密着性が向
上する。
Claims (1)
- 【請求項1】被塗装物体の被塗装面に塗料を塗装し、こ
の塗装した塗膜面を気体で3〜6kgf/cm2Gに加圧し、前
記塗膜中に混入した気泡を縮小させて前記塗料を硬化さ
せ、ピンホールの発生を防止することを特徴とする塗装
方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1061275A JP2741729B2 (ja) | 1989-03-14 | 1989-03-14 | 塗装方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1061275A JP2741729B2 (ja) | 1989-03-14 | 1989-03-14 | 塗装方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02241576A JPH02241576A (ja) | 1990-09-26 |
JP2741729B2 true JP2741729B2 (ja) | 1998-04-22 |
Family
ID=13166496
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1061275A Expired - Fee Related JP2741729B2 (ja) | 1989-03-14 | 1989-03-14 | 塗装方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2741729B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4508436B2 (ja) * | 2001-02-06 | 2010-07-21 | 東京エレクトロン株式会社 | 塗布方法及び塗布装置 |
CN102380471B (zh) * | 2010-09-06 | 2013-08-07 | 刘彦 | 玻璃钢用特制改性无溶剂环氧涂料的涂装工艺 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62247864A (ja) * | 1986-04-18 | 1987-10-28 | Mazda Motor Corp | 合成樹脂成形品の塗膜焼付方法 |
-
1989
- 1989-03-14 JP JP1061275A patent/JP2741729B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02241576A (ja) | 1990-09-26 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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