JP2740908B2 - 水面に撃ち落とされた水鳥の引掛引寄具 - Google Patents

水面に撃ち落とされた水鳥の引掛引寄具

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JP2740908B2
JP2740908B2 JP15527294A JP15527294A JP2740908B2 JP 2740908 B2 JP2740908 B2 JP 2740908B2 JP 15527294 A JP15527294 A JP 15527294A JP 15527294 A JP15527294 A JP 15527294A JP 2740908 B2 JP2740908 B2 JP 2740908B2
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博文 浦野
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博文 浦野
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鴨猟等で撃ち落とした
獲物が池沼等の水面に浮かんでいるのを引掛けて手元に
引き寄せ取り上げるための水鳥の引掛引寄具に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】猟鳥のうち、鴨等の水鳥の猟は池沼等の
水辺で行なわれることが多く、従って撃ち落とした獲物
は池沼等の水面に浮かんで浮遊することになる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように池沼等の水
面を浮遊する獲物は冬場のことでもあり、猟犬を使って
取り寄せることができず、岸辺より近くを浮遊するもの
は竿等を使って引き寄せることができるが、岸辺から離
れている場合は舟がなければ引き寄せることが困難であ
るために、折角の獲物の収用を諦めることになってしま
う。そこで本発明は、池沼等の水辺から離れて浮遊する
獲物を投げ釣りの要領で水辺から引き寄せることができ
る、水鳥の引掛引寄具を提供することを目的とするもの
である。
【0004】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに本発明に係わる水鳥の引掛引寄具は、直線状の線材
よりなる基杆の長手方向の中間に線材よりなる枝杆を放
射状に複数取り付けてこれらの各枝杆の先端にそれぞれ
針先を外向きにした引掛針を設け、前記基杆の基端に釣
竿の道糸を結び付ける係留環を設け、また基杆の枝杆取
付位置と係留環3の間に移動重錘を装着すると共に、該
基杆の先端に浮き玉を繋留して構成される。
【0005】
【作用】本発明に係わる水鳥の引掛引寄具を釣竿の道糸
の先端に結び付けて取り付け、この釣竿を投げ釣りの要
領で目標(獲物)に向う線上に振って引掛引寄具を飛ば
して獲物より若干先方に引掛引寄具を落下着水させる
と、引掛引寄具は浮き玉によって水没することなく水面
に浮かぶ。そこで釣竿のリールを回わして道糸を巻い
て、複数の枝杆に設けた引掛針で獲物を引掛けさせる。
獲物が引掛かるとリールを回わして道糸を巻き上げて獲
物を手元に引き寄せることができる。
【0006】
【実施例】以下に本発明の一実施例を図面と共に説明す
る。図において1は一本の直線状をなす金属線材よりな
る基杆であり、該基杆1の長手方向に両端にはそれぞれ
係留環2,3が形成されている。該基杆1の長手方向の
ほぼ中間に金属線材よりなる枝杆4を複数本放射状に拡
開するように取り付け、これらの各枝杆4の先端に針先
を外向きにして釣針形状の引掛針5を取り付けている。
これらの引掛針5は針先を図示するように外向きにした
ものに限らず、内向きにしてもよいが、外向きに設けた
方が広がりが大きく、さらには獲物が引掛かり易い。ま
た、基杆1の各枝杆4の取付位置と係留環3の間に移動
重錘6を摺動自在に装着する。そして、基杆1の先端に
設けた係留環3に、鎖7に繋がれた球形の浮き玉8を取
り付ける。9は不使用時に各枝杆4を図2に示すように
基杆1に沿わせて束ね、各引掛針5を安全にまとめるた
めのリングであり、このリング9を使うことで図2のよ
うに各枝杆4を基杆1に沿わせて安全に取り扱かうこと
ができる。
【0007】このように構成した水鳥の引掛引寄具Aは
釣竿の道糸の先端に結び付けて使用される。釣竿10は
携帯便利な継ぎ竿からなる投釣り用のもので、先端に結
び付けた道糸11を竿尻から所定の位置に取り付けたリ
ール12によって巻き上げる。引掛引寄具Aは基杆1の
基端に設けた係留環2を道糸11の先端に結び付ける。
そして、使用に際してリング9を外して各枝杆4を基杆
1のまわりに放射状に拡開させる。そこで、池沼等の水
面に撃ち落とされた鴨等の水鳥の獲物の引き寄せには、
投釣りと同じ要領で図3のように竿尻とリール12の取
付位置とを手で握り、図4に示すように頭上と目標(獲
物)に向う線上に釣竿10を構え、図5のように目標に
向う線上に釣竿10を振ると引掛引寄具Aを正確に飛ば
すことができるから、引掛引寄具Aは目標を若干越える
位置を狙って着水させる。
【0008】前記釣竿10の操作に際して、図4に示す
ように釣竿10の穂先が後になるようにして頭上に水平
に構えた状態で、引掛引寄具Aは自重で道糸11を垂直
状にしてその先端に垂下し、移動重錘6は浮き玉8寄り
に移動しており、この状態から釣竿10を前方へ振子動
作で、引掛引寄具Aが空中を円弧を描いて飛ぶ際に、道
糸が頭上付近に至ると各引掛針5を上にした逆垂直状と
なり、移動重錘6は道糸11寄りに移動し、この位置を
越えると遠心力によって移動重錘6は再び浮き玉8寄り
に移動し、引掛引寄具Aの重心が下方に加わり、引掛引
寄具Aを遠方に飛ばして狙った方向に飛ばすことができ
る。
【0009】このようにして投げられて着水した引掛引
寄具Aは浮き玉8の浮力によって水没することなく水面
に留まる。そこでリール12を少し巻いて引掛引寄具A
を目標に引き寄せて何れかの引掛針5に引掛けさせ、続
いてリール11を巻き上げれば目標(獲物)は手元に引
き寄せられる。従って、岸辺からの投釣りと同じ要領で
もって、水辺から離れた水面に撃ち落とされて浮遊する
水鳥を引掛針5に引掛けて、容易に手元に引き寄せるこ
とができ、獲物を確実に収用することができる。
【0010】
【発明の効果】以上に述べたように本発明に係わる水鳥
の引掛引寄具は、釣竿の道糸の先端に仕掛けに代えて取
り付けられ、投釣りと同じ要領で使用することができ、
引掛針に引掛けた獲物をリールを巻き上げる操作によっ
て手元に引き寄せることができるから、池沼等の水辺か
ら離れた水面に浮遊する獲物が水辺での操作でもって確
実に収用することができて、舟等を使わなくても獲物を
無駄にすることはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる水鳥の引掛引寄具の斜視図。
【図2】本発明の不使用時の状態を示す水鳥の引掛引寄
具の斜視図。
【図3】本発明に係わる水鳥の引掛引寄具を取付ける釣
竿の一部を示す正面図。
【図4】水鳥の引掛引寄具を取り付けた釣竿の使用状態
図。
【図5】水鳥引掛引寄具の使用状態の説明図。
【符号の説明】
1 基杆 2 係合環 4 枝杆 5 引掛針 6 移動重錘 8 浮き玉 10 釣竿 11 道糸

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直線状の線材よりなる基杆の長手方向の
    中間に線材よりなる枝杆を放射状に複数取り付けてこれ
    らの各枝杆の先端に引掛針を設け、前記基杆の基端に釣
    竿の道糸を結び付ける係留環を設け、また基杆の枝杆取
    付位置と係留環3の間に移動重錘を装着すると共に、該
    基杆の先端に浮き玉を繋留して構成したことを特徴とす
    る水面に撃ち落とされた水鳥の引掛引寄具。
  2. 【請求項2】 各枝杆の先端に設けた引掛針の針先をそ
    れぞれ外向きに設けたことを特徴とする請求項1記載の
    水面に撃ち落とされた水鳥の引掛引寄具。
JP15527294A 1994-06-13 1994-06-13 水面に撃ち落とされた水鳥の引掛引寄具 Expired - Lifetime JP2740908B2 (ja)

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JPH07327576A JPH07327576A (ja) 1995-12-19
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