JPH04228018A

JPH04228018A - 船引き釣り具

Info

Publication number: JPH04228018A
Application number: JP3102594A
Authority: JP
Inventors: Rainer F Voss; ライナー　エフ　ホス
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1990-05-09
Filing date: 1991-05-08
Publication date: 1992-08-18
Also published as: GB2243756B; US5267409A; GB9110206D0; AU643786B2; DE4014857C2; GB2243756A; CA2042079A1; AU7642991A; DE4014857A1

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は船引き釣り具に関する。

【０００２】

【従来の技術】海洋を帆船で航海するとき、あるいはモ
ーターボートで航行するばあいでも、いわゆる船引き釣
り具がしばしば釣り用具として使用される。

【０００３】そのばあい、餌を付けた引きなわがボート
の艫で引かれる。引きなわは、たとえば釣り竿などのよ
うな従来の釣り道具の一部に結びつけられて遠洋（ｄｅ
ｅｐ−ｓｅａ）での釣り具となり、あるいはボートの艫
の手すりへつながれたリールにしっかりと締めつけるこ
とができる。

【０００４】このばあい目的は引きなわにつながれた釣
針および（または）餌を用いてボートの走航中に魚をと
ることである。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】しかしながらこのタイ
プの釣りのばあい、水揚げ（ｙｉｅｌｄ　）は非常に低
い。本発明は魚釣りの操作中、労力を増加させることな
く、水揚げを実質的に増加させることができる船引き釣
り具を提供することを目的としている。

【０００６】

【課題を解決するための手段】本発明の船引き釣り具は
、少なくとも１本の追加の縄ないしは糸が引きなわに付
加されること、魚形ダミー（ｆｉｓｈ−ｌｉｋｅ　ｄｕ
ｍｍｙ　）が前記縄ないしは糸の少なくとも１本の自由
端につながれており、そのダミーにはさらに少なくとも
１本の糸がつながれていること、釣針および（または）
餌が前記魚形ダミーがつながれていない縄ないし糸のう
ちの少なくとも１本の自由端につながれていること、お
よび釣針あるいは餌が、前記魚形ダミーにつながれてい
る糸の端部にしっかりと取りつけられていることを特徴
としている。

【０００７】

【作用】本発明の船引き釣り具を船で曳くと、釣針およ
び（または）餌が魚形ダミーによって追跡されているよ
うに見える。その結果、付近の魚の狩猟本能が掻き立て
られ、船引き釣り具につけられた餌から魚に飛びつかせ
るための非常に大きい誘引力がにじみ出るという効果を
もたらす。すなわち実質的に捕獲が増え、５〜１０倍の
水揚げが達成される。

【０００８】さらに本発明の効果として魚釣り操作中の
労力が増えず、さらに船引き釣り具は魚釣り操作中の付
加的な作業を必要とせず、従来の方法で使用できる利点
がある。

【０００９】船引き部分と少なくとも１本の縄ないし糸
の自由端に設けられた魚形ダミーとの間の距離を船引き
釣り具と魚形ダミーを有しない少なくとも１本の縄ない
し糸に結びつけられた釣針および（または）餌との距離
よりも長くするときは、船引き釣り具につけられた餌か
ら発散する、いちじるしく強い誘引力の結果として魚形
ダミーが他の糸につけられた餌を追っているという印象
がかなり強められる。複数の糸を魚形ダミーに設けると
きは、糸につけられた餌あるいは釣針が捉えようとする
魚の群れであるという視覚効果がつくられるという結果
をもたらし、さらに誘引力の増大をもたらし、それによ
り収穫の増加をもたらす利点がある。

【００１０】魚形ダミーに取りけられる糸を異なった長
さとするときは、引き寄せられた魚が遠慮なく、あるい
はためらったり互いに追い払ったりすることなく餌にお
そいかかることができる。

【００１１】船引き釣り具に締結具を設けるときは、こ
の分野の熟練者を必要とせず、かつ困難を伴わずに付加
的な、あるいは、さらに１本の縄ないし糸を船引き釣り
具につなぐことができる。

【００１２】締結具が鐶（ｌｏｏｐ）とするときは、単
純ではあるが信頼できる締結具となるので、とくに望ま
しい締結具がえられる。

【００１３】船引き釣り具に、付加的な縄ないし糸を１
本だけつなげるばあいは、多くのなわに結び目ができた
り、からまったりする危険性が防止される利点がある。

【００１４】付加的な縄ないし糸を鐶に結びつけられる
ときは、さらに鐶を引きなわの自由端から距離をおいて
設けるときは、自由端同士、すなわち引きなわにつなが
れた付加的な縄ないし糸の自由端と引きなわ自身の自由
端とを、単純ではあるが、効果的な方法で互いに距離を
おいて設けることができる。すなわち第１の端部につけ
られた餌が魚形ダミーに追われているという視覚的効果
を、困難なく、それゆえもっとも単純な方法でつくるこ
とができる利点がある。

【００１５】魚形ダミーを追加の縄ないし糸の自由端に
つけ、釣針および（または）餌を引きなわの自由端につ
けるときは、さらに追いかける効果を生ずる手段がもた
らされると共に、所望により簡単に魚形ダミーを交換す
ることができ、それにより捕獲対象に応じて種々の形状
および色の魚形ダミーを広い範囲で用いることができる
。

【００１６】引きなわに２本の追加の縄ないし糸をつけ
るときは、その２本の縄ないし糸のうちの１本が追いか
けられるべき餌糸として機能し、他方の縄ないし糸が魚
形ダミーを引くことになる。そのため両方の糸、すなわ
ち餌糸およびその餌糸を追う魚形ダミーの糸の両方を、
所望の捕獲対象に応じて簡単かつ迅速に変換ないし更新
しうることになる。

【００１７】前記鐶に２本の縄ないし糸をつけ、さらに
鐶を引きなわの自由端に取りつけるときは、更新が必要
になったときに、実質的にその更新のための時間が不要
である。

【００１８】魚形ダミーを２本の縄ないし糸のうち長い
方に取りつけると共に、釣針および（または）餌を短い
方に取りつけるときは、とくに好ましい方法では魚形ダ
ミーが短い縄ないし糸につけられた餌または釣針を追っ
ているかのごとき視覚効果をつくり出すので、船引き釣
り具のまわりにいる魚を誘引し、または狩猟本能を呼び
さます効果がある。

【００１９】

【実施例】つぎに本発明の船引き釣り具の一実施例につ
いて、添付の図面を参照しながら説明する。

【００２０】図１は本発明の船引き釣り具の一実施例を
示す使用状態の側面図、図２は図１の釣り具における餌
をつけた引きなわを示す要部側面図である。

【００２１】図１に示されるように、船引き釣り具はた
とえば船旅（ｂｏａｔｔｒｉｐ　）中に用いられるもの
であり、ここに例示するものは帆船に結合された遠洋船
引き釣り具１である。本実施例においては、遠洋船引き
釣り具１の引きなわ２は種々の長さに伸ばすことができ
、かつ帆船の艫から引き出される。

【００２２】図２に示すように、船引き釣り具の引きな
わ（引き糸）２の端部に鐶３が配置され、その鐶に１本
目の、いわゆる餌なわないし餌糸４がとりつけられてい
る。餌糸４の長さは種々に設定しうるが、本実施例では
その餌糸４の長さは約５０ｃｍである。

【００２３】前記引きなわ２の端部に配置された鐶３に
は、さらに第２の餌糸５が取りつけられており、その餌
糸５の自由端に魚形ダミー（ｆｉｓｈ−ｌｉｋｅ　ｄｕ
ｍｍｙ　）６がしっかりと結合されている。本実施例に
おいては、その第２の餌糸５の長さは約１．５ｍであり
、前記第１の餌糸４と同じく、たとえば市販の釣糸など
からつくられる。しかし第１および第２の餌糸同士をし
っかりと結びつけ、かつ前記鐶３をそれらの共通する端
部で鐶３に面している側に固定するための接続機構（ｊ
ｏｉｎｔｍｅｃｈａｎｉｓｍ　）を図２における視線方
向（ｖｉｅｗｉｎｇ　ｄｉｒｅｃｔｉｏｎ　）に有して
いてもよい。

【００２４】さらに、前記第２の餌糸５に連結されてい
る魚形ダミー６は単に取りはずし自在に取りつけてもよ
く、またそれにより交換できるようにしてもよい。

【００２５】魚形ダミー６は種々の材料、たとえば木や
プラスチック材料などからつくることができ、形状や色
のデザインについても任意である。

【００２６】魚形ダミー６の材料については、必要に応
じて魚形ダミー６に浮力を与えるものを選択することが
でき、本実施例では魚形ダミー６が水面で漂う程度のも
のを選択している。

【００２７】前記魚形ダミーの端部、たとえば尾びれ７
には、追加の（本実施例では３本）餌糸８、９、１０が
とりつけられている。前記第１の餌糸４のばあいでも、
また本実施例のように魚形ダミー６の尾びれに接続され
る３本の追加の餌糸８、９、１０のばあいでも、それら
の自由端、すなわち鐶３から離れた側、あるいは尾びれ
７から離れた側に餌が取りつけられる。それらの餌は釣
糸４、８、９、１０に対して通常の方法で取りつけられ
、さらに通常の釣針やその他の捕獲具が取りつけられる
。

【００２８】前記船引き釣り具１を使用するには、まず
餌１１をつけた第１の餌糸４を、引きなわ２に取りつけ
られた鐶３に係着（ｌａｔｃｈ　）し、さらに第２の餌
糸５に魚形ダミー６を取りつける。その魚形ダミー６の
尾びれには餌をつけた餌糸８、９、１０を取りつけてお
く。

【００２９】そこで船引き釣り具の引きなわ２を遠洋船
引き釣り具１のリールから繰り出し、それにより船引き
釣り具の引きなわ２と、鐶３によってそこに取りつけた
餌糸４、８、９、１０とを航海しながら船舶ないしボー
ト１２の艫で引くようにする。

【００３０】第１の餌糸４の端部に餌１１がつけられ、
その餌糸４は第２の餌糸５より短くなるように設定され
ると共に、魚形ダミー６がつけられることにより、航行
している船舶１２の艫に沿ってその船引き釣り具を引い
ていくときに、魚形ダミー６が第１の餌糸４に吊られて
いる餌を追っているかのような視覚効果をつくり出す。したがってその近辺にいる捕食魚あるいはその近辺にい
るこの種の餌に関心をもつ魚はそれにより刺戟を受けて
興奮し、あるいは狩猟を行なう衝動（ｉｎｃｌｉｎａｔ
ｉｏｎ）が励起され、それらの魚もその餌１１を追い、
または捕食しようとする。

【００３１】餌１１から発せられる誘引は本発明の船引
き釣り具１によって顕著に増大され、捕獲した水揚げも
増大する。なお魚は魚形ダミー６につけられた餌糸８、
９、１０の餌１１にも、直接鐶３につけられた餌糸４の
餌１１にも同じ程度に食いつくことが見出された。

【００３２】餌糸４、８、９および１０の端部につけら
れた餌１１は天然の餌、たとえば小魚であってもよく、
つくりものの餌、たとえば擬似餌であってもよい。いず
れのばあいにも、餌には釣ろうとしている魚のサイズに
合った釣針（図示されていない）が設けられている。

【００３３】魚形ダミー６の尾びれ７につけられている
餌糸８、９、１０の長さはたがいに異なっており、それ
により釣糸の自由端につけられている餌は船の航行に伴
なって、順に前後に並んで引かれるようにされる。前記
餌糸８、９、１０は好ましくは魚形ダミー６の尾びれ７
に対して取りはずし自在に、すなわちそれにより交換で
きるように取りつけられている。

【００３４】魚形ダミー６には２枚の、いわば翼状のひ
れ１３、１４が設けられており、それらのひれは水中を
引かれる魚形ダミー６を安定させるものである。それら
のひれ１３、１４は平坦にされている尾びれ７とほぼ同
一面内に配置されている。尾びれ７も前記ひれ１３、１
４と同じく、魚形ダミー６が水面のすぐ下を都合よく安
定して引かれることに寄与する。

【００３５】前述の船引き釣り具は、そのすべての部品
と共に、１セットとして供給される統一体を構成してい
る。天然の餌１１が用いられるばあいは、適宜その地方
で求めればよい。

【００３６】

【発明の効果】本発明の船引き釣り具を船で曳くと餌が
魚形ダミーによって追跡されているように見えるため、
付近の魚の狩猟本能が掻き立てられ、船引き釣り具につ
けられた餌から魚に飛びつかせるための非常に大きい誘
引力がにじみ出るという効果をもたらす。これにより実
質的に捕獲量が増え、５〜１０倍の水揚げが達成される
。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の船引き釣り具の一実施例を示す側面図
である。

【図２】図１の釣り具における餌をつけた引きなわを示
す要部側面図である。

【符号の説明】

１　　釣り具２　　引きなわ３　　鐶４　　餌糸５　　餌糸６　　魚形ダミー８　　餌糸９　　餌糸１０　　餌糸

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】　　引きなわと、該引きなわにつながれて
いる少なくとも１本の追加の縄ないし糸と、該追加の縄
ないし糸のうち少なくとも１本の自由端につながれた魚
形ダミーと、該魚形ダミーにさらにつながれた少なくと
も１本の糸と、前記魚形ダミーがつながれていない縄な
いし糸のうち少なくとも１本の自由端につながれた釣針
および（または）餌と、前記魚形ダミーにつながれてい
る糸の端部にしっかりと取りつけられている釣針および
（または）餌とからなる船引き釣り具。
【請求項２】　　船引き部分と少なくとも１本の縄ない
し糸の自由端に設けられた魚形ダミーとの間の距離が、
船引き部分から魚形ダミーを有しない少なくとも１本の
縄ないし糸に結びつけられた釣針および（または）餌ま
での距離よりも長くされている請求項１記載の船引き釣
り具。
【請求項３】　　前記魚形ダミーに複数の糸が設けられ
ている請求項１記載の船引き釣り具。
【請求項４】　　前記魚形ダミーに取りつけられる複数
本の糸がたがいに異なる長さを有する請求項１記載の船
引き釣り具。
【請求項５】　　前記魚形ダミーに３本の糸がつながれ
ている請求項１記載の船引き釣り具。
【請求項６】　　締結具が設けられている請求項１記載
の船引き釣り具。
【請求項７】　　前記締結具が鐶である請求項６記載の
船引き釣り具。
【請求項８】　　前記引きなわに追加の縄ないし糸が１
本だけ結びつけられている請求項１記載の船引き釣り具
。
【請求項９】　　前記追加の縄ないし糸が鐶に結びつけ
られ、さらに該鐶が引きなわに対し、引きなわの自由端
から距離をおいて設けられている請求項８記載の船引き
釣り具。
【請求項１０】　　前記引きなわないし糸の自由端に釣
針および（または）餌がつけられており、前記魚形ダミ
ーが追加の縄ないし糸の自由端につけられている請求項
８記載の船引き釣り具。
【請求項１１】　　前記魚形ダミーが１本の追加の縄な
いし糸の自由端につけられ、釣針および（または）餌が
引きなわの自由端につけられている請求項８記載の船引
き釣り具。
【請求項１２】　　前記引きなわに２本の追加の縄ない
し糸がつけられている請求項１記載の船引き釣り具。
【請求項１３】　　前記鐶に２本の追加の縄ないし糸が
つけられており、さらに鐶が引きなわの自由端に取りつ
けられている請求項１２記載の船引き釣り具。
【請求項１４】　　前記２本の縄ないし糸が異なる長さ
を有する請求項１３記載の船引き釣り具。
【請求項１５】　　前記魚形ダミーが２本の縄ないし糸
のうち長い方に取りつけられると共に、釣針および（ま
たは）餌が短い方に取りつけられている請求項１４記載
の船引き釣り具。
【請求項１６】　　前記魚形ダミーが水中での安定のた
めの胸びれと平たい尾びれとを有する請求項１記載の船
引き釣り具。