JP3750107B2 - バイブレーションルアー - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は魚釣り用のルアー(疑似餌)、特にルアーの背部にライン(釣り糸)を結ぶためのアイが形成されているバイブレーションルアーに関するものであり、キャスト(竿を使用してルアーを投げる)したときには良く飛び、糸絡みが少なく、しかもリトリーブ(リールを巻いてルアーを引き寄せる)したときには独特のアクションにより高い誘引効果が得られるようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、魚の外観形状をし、背部にラインを結ぶためのアイが形成されているバイブレーションルアーと呼ばれるルアーがある。(例えば、特開平7−250593号、及び特開平9−248094号)
これらは、ルアーの背部にアイが形成されており、キャストしたときには腹側が先になって飛ぶために空気の抵抗を受けやすく、遠くに飛ばすことができないという問題点や、キャストしたときに空気の抵抗により回転し易いためにラインがフックに絡み易いという問題点があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
そこでこの発明では、キャストしたとき、空気の抵抗が少ないように尾側が先になって飛び、しかも糸絡みの少ないルアーを提供することを目的とする。
【0004】
さらに、従来のものよりも高い誘引効果が得られるルアーを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
そこでこの発明では、ルアーのボディ1内にライン連結具3を取り付け、このライン連結具3の先部にラインLを結ぶためのアイ 3a を形成したルアーであって、ライン連結具3が、基端側に回動軸 3b を形成した薄板からなり、回動軸 3b を中心として略垂直位置から前方へ傾斜する位置までの範囲内で回動することで、ライン連結具3の先部が、ボディ1の背部から頭部の先端を除く上方までの間を前後に移動可能になっているバイブレーションルアーとした。
【0006】
このルアーをキャストすると、ライン連結具3のアイ3aがラインLに引かれてルアーの頭部側に移動し、尾側を先頭にして飛ぶようになるので、空気抵抗が少なくなる。
【0007】
さらに、ライン連結具3のアイ3aがルアーの頭部側に移動し、ラインLとフック2との距離が離れるので、ラインLがフック2に絡みにくくなる。
【0008】
請求項2に記載のように、前記の構成に加え、ボディー1の腹部の前後にそれぞれ第一の錘4,第二の錘5が入れられており、後部の第二の錘5が、ボディー1内で前後に移動可能となっていることが好ましい。
【0009】
なお、ライン連結具3が、先部にアイ 3a を形成し、基部に回動軸 3b を形成したものであり、アイ 3a が回動軸 3b を中心として回動するようになっているものとすれば、ライン連結具3の構造が簡単になるだけでなく、ライン連結具3のアイ3aが前後に移動し易くなる。さらに、ライン連結具3の基端側がルアーの重心に近いボディ1内にあり、ルアーが回動軸3bを中心として回動可能となっているので、よりルアーのボディアクションがおこりやすくなる。
【0010】
請求項3に記載のように、前記請求項1又は2記載の構成に加え、水よりも比重が軽いフローティングタイプのルアーであることが好ましい。
【0011】
なお、ライン連結具3を略垂直位置より後方に回動しないようにすれば、キャストして着水したときの糸絡みが少なくなり、前方への傾斜角度を60°以内とすれば、リトリーブ開始時のアクションがおこりやすくなる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0013】
図1は、この発明のルアーを示す正面図、図2は、この発明のルアーの内部構造を示す断面図である。
【0014】
この実施例のルアーは、ボディ1の外観を餌となる小魚に似せた一般的にプラグと呼ばれるものであり、ボディ1はバルサ材等の木材やプラスチックで形成され、表面は塗装や転写式フォログラム等により模様が付されている。さらに、ルアーの尾部と腹部にはトレプルフックと呼ばれる錨形のフック2を取り付けている。さらに、ルアーの頭部から背部の間には先部がボディ1の表面より突出しながら前後に移動するライン連結具3を設けており、その先部にライン(釣り糸)を連結するためのアイ3aが形成されている。
【0015】
このライン連結具3は、細いアルミニュウムの薄板からなり、基端側に回動軸3bを設け、回動軸3bを中心として、略垂直位置から60°前方へ傾斜する位置までの範囲内で回動するようになっている。このライン連結具3は、ステンレス等の他の金属からなるものに変更しても良いし、針金を折曲して作成したもの、ワイヤなどの紐状のもの、等に変更することもできる。
【0016】
ボディ1には、浮力調整と姿勢安定のために、腹部の前後に第一の錘4、第二の錘5が入れられており、後部の第二の錘5は、図3に示すように、前後に移動可能としても良い。
【0017】
このルアーをキャスト(竿を使用して投げる)すると、ライン連結具3のアイ3aにリールに巻かれたラインLの先端が結ばれており、リールからラインLを引出しながら飛ぶためラインLによる抵抗を受け、図4に示すように、尾側を先にして飛ぶ。そのため、ボディ1は空気の抵抗を受けにくく、ルアーの飛距離が長くなり、ポイントから離れた位置からでもキャストすることができ、探るポイントが多くなるだけでなく、魚に警戒心を与えず、高い釣果が得られるようになる。
【0018】
また、図4に示すように、ルアーをキャストすると、ライン連結具3がラインLに引かれてボディ1の頭側に回動し、ライン連結具3のアイ3aとフック2との距離が遠くなるので、ラインLとフック2が絡みにくくなる。
【0019】
錘4,5の重さを少なくし、フローティングタイプとした場合、着水すると図5に示すように、尾側が少し浮き上がった状態で浮く。
【0020】
この状態でゆっくりとリトリーブ(リールを巻いてルアーを引き寄せる)すると、ルアーは水面近くをチョロチョロと泳ぐようになる。
【0021】
早くリトリーブすると、ルアーの頭部に当たる水の抵抗により、一気に水中に潜り、激しく尾側を振って振動する。
【0022】
リトリーブを止めると、ゆらゆらとまるで弱った魚のように水面まで浮き上がる。
【0023】
そのため、高い誘引効果が得られる。
【0024】
この実施例のように、ライン連結具3を回動自在にボディ1に取り付けたものとすると、リトリーブしてルアーが水中に潜ったとき、ライン連結具3の基端側がボディ1内にあり、ルアーの重心Gに近い位置にある回動軸3bを中心として回動する(従来のものはルアーの背部にあるアイを中心として回動する)ので、よりアクションがおこりやすく、ゆっくりとしたリトリーブであっても良いアクションをする。(図6参照)
さらに、リトリーブするときの速度に変化(ストップ&ゴー)をもたせることにより、従来の左右に尾部を振るアクションの他に、上下に尾を振るアクションをルアーに起こすことができ、高い誘引効果が得られる。(頭部に受ける水の抵抗が大きくなれば、頭部を下げて尾部を上げ、頭部に受ける水の抵抗が小さくなれば、水平に近い状態にまで尾部を下げるため、上下に尾を振るアクションをする。)
またさらに、リトリーブのスピードを変えて、ルアーのダイブ(水中に潜る)する水深を変えても、ライン連結具3の位置がそれに応じて回動するので、良いアクションをする。
【0025】
ライン連結具3の回動する角度は、略垂直位置から60°前方へ傾斜する位置の範囲内で回動するようになっているが、これはライン連結具3が略垂直位置から後ろにまで回動した場合には、キャストして着水したときの糸絡みが多くなるためであり、前方へ傾斜の傾斜角度を60°にしたのは、頭部に水が当たりやすくし、リトリーブ開始時のアクションを起こりやすくするためである。
【0026】
以上が実施例の説明であり、ルアーが水よりも比重が軽いフローティングタイプとして説明したが、ルアーが水よりも比重が重いシンキングタイプにも適用することができる。
【0027】
また、このルアーは、池や河川の淡水の魚だけでなく、海水の魚にも適用して使用することができる。
【0028】
【発明の効果】
この発明のルアーでは、上述のように、ルアーをキャストすると、ライン連結具3のアイ3aがルアーの頭部側に移動し、ルアーが尾側を先頭にして飛ぶので、ルアーにあたって生ずる空気抵抗が少なくなり、良く飛ぶようになる。
【0029】
このとき、ラインLとフック2との距離が離れるので、ラインLがフック2に絡みにくくなり、使い易いものになる。
【0030】
また、ライン連結具3が、先部にアイ 3a を形成し、基部に回動軸 3b を形成したものであり、アイ 3a が回動軸 3b を中心として回動するようになっている構成とすれば、構造が簡単になるだけでなく、ライン連結具3のアイ3aが前後に移動し易くなり、前記の効果が得やすくなる。さらに、ライン連結具3の基端側がルアーの重心に近いボディ1内にあり回動軸3bを中心として回動するようになっているので、よりルアーのアクションがおこりやすくなり、高い釣果が得られるようになる。。
【0031】
さらに、請求項に記載のライン連結具3の回動可能な角度の範囲であれば、より使い易いものになり、高い釣果が得られるようになる。またさらに、請求項に記載のバイブレーションルアーは、浮力調整と姿勢安定のために腹部の前後にそれぞれ第一の錘4、第二の錘5が入れられている。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明のバイブレーションルアーの正面図である。
【図2】 この発明のバイブレーションルアーの内部構造を示す断面図である。
【図3】 この発明の他の実施例のバイブレーションルアーの内部構造を示す断面図である。
【図4】 この発明のバイブレーションルアーの空中姿勢を示す説明図である。
【図5】 この発明のバイブレーションルアーの着水時の姿勢を示す説明図である。
【図6】 この発明のバイブレーションルアーの水中に潜っているときの状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 ボディ
2 フック
3 ライン連結具
3a アイ
3b 回動軸
4 第一の錘
5 第二の錘

Claims (3)

  1. ルアーのボディ(1)内にライン連結具(3)を取り付け、このライン連結具(3)の先部にライン(L)を結ぶためのアイ(3a)を形成したルアーであって、ライン連結具(3)が、基端側に回動軸( 3b )を形成した薄板からなり、回動軸( 3b )を中心として略垂直位置から前方へ傾斜する位置までの範囲内で回動することで、ライン連結具(3)の先部が、ボディ(1)の背部から頭部の先端を除く上方までの間を前後に移動可能になっていることを特徴とするバイブレーションルアー。
  2. ボディー(1)の腹部の前後にそれぞれ第一の錘(4),第二の錘(5)が入れられており、後部の第二の錘(5)が、ボディー(1)内で前後に移動可能となっていることを特徴とする請求項1記載のバイブレーションルアー。
  3. 水よりも比重が軽いフローティングタイプのルアーであることを特徴とする請求項1又は2記載のバイブレーションルアー。
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