JP2740055B2 - パッファ形ガス遮断器 - Google Patents

パッファ形ガス遮断器

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JP2740055B2
JP2740055B2 JP3151797A JP15179791A JP2740055B2 JP 2740055 B2 JP2740055 B2 JP 2740055B2 JP 3151797 A JP3151797 A JP 3151797A JP 15179791 A JP15179791 A JP 15179791A JP 2740055 B2 JP2740055 B2 JP 2740055B2
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俊之 中野
石川  雅之
哲哉 中本
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H33/00High-tension or heavy-current switches with arc-extinguishing or arc-preventing means
    • H01H33/70Switches with separate means for directing, obtaining, or increasing flow of arc-extinguishing fluid
    • H01H33/7015Switches with separate means for directing, obtaining, or increasing flow of arc-extinguishing fluid characterised by flow directing elements associated with contacts
    • H01H33/7076Switches with separate means for directing, obtaining, or increasing flow of arc-extinguishing fluid characterised by flow directing elements associated with contacts characterised by the use of special materials

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パッファ形ガス遮断器
に係るものであり、特に、そのノズルの耐アーク性を向
上したパッファ形ガス遮断器に関する。
【0002】
【従来の技術】ガス遮断器において、電流を遮断する動
作を行うと、固定及び可動電極間にアークが発生する。
このアークを消弧するために、従来、SF6 ガスなどの
消弧性ガスを圧縮して絶縁性のノズルに導き、電極間に
発生したアークに吹き付けて消弧するパッファ形ガス遮
断器が存在している。図5は、一般的なパッファ形ガス
遮断器の構成の概略を示す模式図である。
【0003】図5に示すように、SF6 ガスなどの消弧
性ガスを充填した図示していない容器内には、固定接触
子1及び可動接触子2が接離可能に対向配置されてい
る。可動接触子2部には、パッファシリンダ3とパッフ
ァピストン4が設けられ、これらによってパッファ室5
が形成されている。パッファシリンダ3の先端部外周に
は、可動接触子2を包囲し、且つ可動接触子2より大き
く突出する形状を有する絶縁性のノズル6が配置され、
パッファシリンダ3の先端部に設けられた開口部3aを
介して、パッファ室5と連通されている。この図5のパ
ッファ形ガス遮断器においては、電流遮断動作時に、可
動接触子2を固定接触子1から開離する方向に移動する
と共に、パッファシリンダ3とパッファピストン4との
相対的移動により、パッファ室5を圧縮し、その開口部
3aからノズル6内にガス流7を導き、固定・可動接触
子1,2間に発生したアーク8にガス流7を吹き付けて
消弧を行う。
【0004】ところで、以上のようなパッファ形ガス遮
断器においてガス流の吹き付けのために使用されるノズ
ルとしては、従来、フッ素樹脂からなる絶縁性材料が使
用されていた。しかしながら、フッ素樹脂からなる絶縁
物がアークに晒されると、アークから放射されたエネル
ギーがフッ素樹脂の内部にまで浸透して吸収され、ノズ
ル内部にボイドの発生あるいは炭化現象を引き起こし、
また、エネルギーを繰り返し受けることにより、フッ素
樹脂の表面が徐々に剥離する恐れがあった。このため、
多数回の遮断動作の後には、ノズルの内面に変形を生
じ、電流遮断動作時において当初の設計による所望のガ
ス流とは異なるガス流を生じてしまい、絶縁耐力の低下
及び遮断性能の低下を引き起こす恐れがあった。
【0005】以上のような問題を防止するために、ノズ
ルの材料として、耐アーク性に優れた材料の開発が進め
られている。例えば、特公昭49−17654号公報の
技術においては、四フッ化エチレン樹脂にアルミナ粉末
を0.1重量%乃至50重量%均一に分散して、アーク
エネルギーがノズル内部に侵入するのを遮断し、耐アー
ク性に優れた四フッ化エチレン樹脂組成物を得ている。
また、特公昭48−38216号公報では、四フッ化エ
チレン−エチレン共重合体の耐アーク性を付与する充填
剤として、CaF2 、MgF2 、SbS、BaSO4
窒化ホウ素(BN)を挙げている。これらの従来技術に
おいては、表現の違いはあるものの、アークから発生す
るエネルギー線が前記ノズルに当たっても、混入された
充填剤によって遮蔽され、ノズルの深部にまで劣化が進
行しないという効果が得られることが示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記の技術の他にも、
従来、多くの充填剤が検討されているが、充填剤の種類
によってノズルの特性が大きく影響を受けることは、当
然予想される。特に、前述した充填剤のうち、窒化ホウ
素(BN)は、耐熱性に優れ、熱伝導率が高く、誘電率
が低いという特性を有するため、有望なノズル材料とし
て期待されている。このような窒化ホウ素(BN)は、
常圧下で生成する常圧相窒化ホウ素と、高圧相窒化ホウ
素とに大別される。常圧相窒化ホウ素としては、六方晶
窒化ホウ素、菱面体晶窒化ホウ素、乱層構造型窒化ホウ
素などが知られており、また、高圧相窒化ホウ素として
は、立方晶窒化ホウ素、ウルツ鉱型窒化ホウ素などが知
られている。
【0007】以上のような各種窒化ホウ素の特性は、結
晶構造の違いにより大きく異なっているため、種類の選
択によって、得られるノズルの特性に差異を生じること
は容易に予想される。しかしながら、このような各種窒
化ホウ素のうち、どの種類の窒化ホウ素を充填剤として
使用することが最適であるかという点についての検討結
果は、従来報告されていない。従って、この点について
の詳細な検討を行い、より優れた特性を有するノズルを
開発することは、従来の課題となっていた。この場合、
ノズルには、上記のように高い耐アーク性が要求される
と同時に、高い機械的・電気的特性及び高い成型・加工
性が要求されるため、ノズルの開発に当たっては、各特
性をバランスよく確保することが重要である。
【0008】本発明は、以上のような従来技術の課題を
解決するために提案されたものであり、その目的は、各
種存在する窒化ホウ素の中で、ノズル材料の充填剤とし
て最適な窒化ホウ素を選択することにより、アークに晒
された際の絶縁耐力及び遮断性能の低下を有効に抑制可
で、高い耐アーク性を確保すると共に高い機械的・電
気的特性及び高い成型・加工性をバランスよく確保可能
な高品質のノズルを備えたパッファ形ガス遮断器を提供
することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、消弧性ガスを
充填した容器内に接離可能な固定接触子及び可動接触子
を有し、可動接触子部に設けられたパッファシリンダと
パッファピストンとからなるパッファ室を圧縮すること
によって消弧性ガスを圧縮してノズルに導き、固定・可
動接触子間に発生したアークに吹き付けて消弧を行う消
弧室を有するパッファ形ガス遮断器において、ノズルが
次のように構成されることを特徴としている。
【0010】すなわち、ノズルが、六方晶窒化ホウ素粉
末を含む耐熱樹脂によって構成され、この耐熱樹脂中の
六方晶窒化ホウ素粉末の充填量が20容量%以下とさ
れ、その平均粒径が10μm以下とされる。この場合、
耐熱樹脂としては、代表的には、四フッ化エチレン樹脂
を使用することが可能である。
【0011】
【作用】以上のような構成を有する本発明のパッファ形
ガス遮断器においては、ノズルの中に配合した六方晶窒
化ホウ素粉末によって、アークから発生するエネルギー
を有効に遮断でき、ノズルの性能低下を効果的に抑制で
きる。その上、六方晶窒化ホウ素粉末は、熱伝導率が高
く、この材料を混入した場合、ノズル全体の熱伝導率が
高くなるため、ノズル内部に吸収されたわずかなアーク
エネルギーを速やかに拡散することができる。従って、
アークに晒された際の絶縁耐力及び遮断性能の低下を有
効に抑制できる。
【0012】この場合、耐熱樹脂中に六方晶窒化ホウ素
粉末を無制限に充填した場合には、機械的強度、成型
性、及び電気的特性が低下してしまうが、本発明におい
ては、耐熱樹脂中の六方晶窒化ホウ素粉末の充填量を2
0容量%以下とすることにより、ノズルに要求される高
い機械的強度、高い成型性、及び高い電気的特性を確保
できる。また、耐熱樹脂中に充填される六方晶窒化ホウ
素粉末の粒子径が大きすぎると、ノズルの加工性や機械
的強度が低下してしまうが、本発明においては、六方晶
窒化ホウ素粉末の平均粒径を10μm以下とすることに
より、ノズルに要 求される高い機械的強度及び高い加工
性を確保できる。
【0013】
【実施例】以下、本発明を図5に示すようなパッファ形
ガス遮断器に適用してなる一実施例を、図1を参照して
説明する。この場合、図1は、本実施例におけるノズル
内部の粒子構成及び入射したアークエネルギーの進行経
路を示す模式図である。なお、本発明は、ノズル部分の
組成の改良のみに特徴を有するものであるため、以下に
は、ノズル部分の構成及び作用についてのみ説明する。
【0014】まず、図1を参照して、本実施例の構成を
説明する。すなわち、図1に模式的に示すように、本実
施例のノズル6は、耐熱樹脂として、四フッ化エチレン
樹脂11を使用し、これを主成分として、六方晶窒化ホ
ウ素粉末(六方晶窒化ホウ素粒子12)を充填した材料
によって構成されている。この場合、六方晶窒化ホウ素
の充填量は20容量%以下、平均粒径は10μm以下と
されている。
【0015】次に、図1を参照して、本実施例のノズル
にアークエネルギーが照射された場合の作用を説明す
る。すなわち、図1に示すように、ノズル6にアークエ
ネルギーが照射された場合、ノズル6に充填された六方
晶窒化ホウ素粒子12により、入射アークエネルギー1
3の大部分は、反射(遮蔽)され、反射アークエネルギ
ー14となるため、ノズル6内部には侵入しない。そし
て、一部のアークエネルギーのみがノズル6内部に侵入
し、侵入アークエネルギー15となる。この場合、窒化
ホウ素の熱伝導率は高く、このような窒化ホウ素の1種
である六方晶窒化ホウ素粒子12の混入により、ノズル
全体の熱伝導率が高くなっているため、侵入アークエネ
ルギー15はノズル内部において速やかに拡散され、熱
が局部的に集中することがない。
【0016】以上の作用により、本実施例におけるパッ
ファ形ガス遮断器では、ノズルに吸収されるアークエネ
ルギーを最小限に抑制することが可能となると共に、吸
収されたわずかなアークエネルギーを速やかに拡散する
ことが可能となる。従って、アークに晒された際の絶縁
耐力及び遮断性能の低下を最小限に抑制することが可能
である。
【0017】続いて、図2を使用して、六方晶窒化ホウ
素を混入した場合のノズル性能が、他の種類の窒化ホウ
素系充填剤を混入した場合に比べて優れていることを説
明する。この図2は、ノズル材料に要求される各種の特
性に関し、本実施例による前述のノズル材料の各特性値
をそれぞれ基準値1とした場合において、2種類の異な
るノズル材料A、Bの各特性値を示したグラフである。
ここで、比較例として使用したノズル材料Aは、菱面体
晶窒化ホウ素を混入してなる四フッ化エチレン樹脂であ
り、ノズル材料Bは、立方晶窒化ホウ素を混入してなる
四フッ化エチレン樹脂である。なお、比較の対象となる
窒化ホウ素としては、乱層構造型窒化ホウ素及びウルツ
鉱型窒化ホウ素も挙げられるが、これらを充填剤として
四フッ化エチレン樹脂に混入してなるノズル材料におい
ては、本実施例のノズル材料に比べて破壊電圧値が格段
に低い値でバラツキを生じて安定せず、材料安定性の点
で問題があるため、比較の対象から除外した。また、比
較例のノズル材料A、Bについては、安定した値の得ら
れた容積比で、本実施例材料と同量の充填量の菱面体晶
窒化ホウ素及び立方晶窒化ホウ素をそれぞれ混入した。
【0018】図2からわかるように、比較例のノズル材
料Aは、アークエネルギーに対する損量や熱伝導率につ
いては、本実施例のノズル材料と同レベルの特性を有し
ている反面、沿面破壊電圧及び耐酸性については、本実
施例のノズル材料よりも低くなっており、誘電率につい
ても本実施例のノズル材料より若干高くなっている。一
方、ノズル材料Bは、アークエネルギーに対する損量が
少なく、熱伝導率についても本実施例のノズル材料より
優れており、さらに、本実施例のノズル材料と同レベル
の耐酸性を有する反面、沿面破壊電圧は格段に低く、ま
た、誘電率は高くなっている。
【0019】そして、このように、比較例のノズル材料
A、Bにおいて、各種特性のバランスが悪いのに対し、
本実施例のノズル材料、すなわち、六方晶窒化ホウ素を
混入してなる四フッ化エチレン樹脂材料は、高いレベル
でバランスのとれた電気的特性及び化学的特性を有して
おり、アークに晒された際に部分的に生じる四フッ化エ
チレン樹脂の温度の高い分解ガスにも反応しないという
優れた特性を有している。従って、このような優れた特
性を有する本実施例のノズル材料により、ノズルを形成
した場合、比較例のノズル材料A、Bに比べて、より優
れた耐アーク性が得られることは明らかである。
【0020】また、図3においては、六方晶窒化ホウ素
の充填量(容量%)と一定のエネルギーを注入した場合
の材料の消耗量との関係、及び同じく六方晶窒化ホウ素
の充填量と材料の引張り強さとの関係が、それぞれ示さ
れている。この図3に示すように、一定のエネルギーを
注入した場合の材料の消耗量は、窒化ホウ素の充填によ
って指数関数的に小さくなっている。このことは、アー
クから発生するエネルギー線がノズルに照射された場
合、ノズル材料として配合された六方晶窒化ホウ素によ
ってエネルギーの大部分が遮蔽されるために、結果とし
てノズル材料の消耗量が低減することを示している。
【0021】その反面、図3に示すように、ノズルの機
械的強度の一つの基準となる引張り強さは、充填量の増
加に比例して低下している。すなわち、ノズルの機械的
強度は、六方晶窒化ホウ素の充填量の増加に従って低下
する傾向にあるため、六方晶窒化ホウ素の充填量が多す
ぎると、ノズルに要求される高い機械的強度が得られな
くなる恐れがある。ノズルにおいて要求される高い機械
的強度が得られない場合には、パッファ形ガス遮断器の
遮断時にノズルに加わる大きな衝撃力に対して、ノズル
に劣化・損傷を生じる恐れがある。また、機械的特性に
加えて、成型性(充填量が多いほど成型が困難にな
る。)や電気的特性(充填量が少ないほど誘電率が小さ
く電気的には望ましい。)を考慮した場合にも、無制限
に充填剤を加えることは不都合である。そして、六方晶
窒化ホウ素の充填量の増大に伴うこれらの欠点と前述し
た六方晶窒化ホウ素の充填による作用効果とのバランス
を考えれば、六方晶窒化ホウ素の充填量は、本発明で限
定しているように、20容量%以下が望ましく、さらに
限定すれば、3〜15%の範囲が好適である。
【0022】また、充填される六方晶窒化ホウ素粉末の
平均粒径は、ノズルの加工性(加工表面の平滑度)や機
械的強度と大きな関連がある。例えば、図4は、六方晶
窒化ホウ素の粒子径と材料の引張り破断伸びとの関係を
示す図であり、粒子径が大きいほど引張り破断伸びは小
さくなっている。これに対し、ノズルの加工性は、粒子
径が小さいほど高い。これらの条件を考慮した場合、
発明で限定しているように、六方晶窒化ホウ素の平均粒
径を10μm以下とすることが好都合である。
【0023】なお、本発明は、前記実施例に限定される
ものではなく、例えば、前記実施例においては、六方晶
窒化ホウ素粉末を、1種類の粒径等級(平均粒径10μ
m)からなる成分から構成したが、これに加えて、10
μm未満の第2、第3の粒径等級を有する同種類の成分
が含有された場合においても同様の作用効果を得られ
る。また、充填剤として、六方晶窒化ホウ素以外の材料
を含むことも可能である。さらに、前記実施例において
は、耐熱樹脂として四フッ化エチレン樹脂を使用した
が、これ以外のフッ素系樹脂や他の耐熱樹脂も同様に適
用可能であり、同様の作用効果を得られるものである。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明において
は、六方晶窒化ホウ素粉末を含む耐熱樹脂によってノズ
ルを構成し、この場合の耐熱樹脂中の六方晶窒化ホウ素
の充填量を20容量%以下、その平均粒径を10μm以
下とすることにより、アークに晒された際の絶縁耐力及
び遮断性能の低下を有効に抑制可能で、高い耐アーク性
を確保すると共に高い機械的・電気的特性及び高い成型
・加工性をバランスよく確保可能な高品質のノズルを備
えたパッファ形ガス遮断器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従うパッファ形ガス遮断器の一実施例
におけるノズル内部の粒子構成及び入射したアークエネ
ルギーの進行経路を示す模式図。
【図2】ノズル材料に要求される各種の特性に関し、本
発明に従うノズル材料の各特性値をそれぞれ基準値1と
した場合において、2種類の異なるノズル材料A、Bの
各特性値を示したグラフ。
【図3】六方晶窒化ホウ素の充填量と一定のエネルギー
を注入した場合の材料の消耗量の関係、及び六方晶窒化
ホウ素の充填量と材料の引張り強さとの関係を示す特性
図。
【図4】充填される六方晶窒化ホウ素の粒子径と材料の
引張り破断伸びとの関係を示す特性図。
【図5】一般的なパッファ形ガス遮断器の構成の概略を
示す模式図。
【符号の説明】
1 … 固定接触子 2 … 可動接触子 3 … パッファシリンダ 3a … 開口部 4 … パッファピストン 5 … パッファ室 6 … ノズル 7 … ガス流 8 … アーク 11 … 四フッ化エチレン樹脂 12 … 六方晶窒化ホウ素粒子 13 … 入射アークエネルギー 14 … 反射アークエネルギー 15 … 侵入アークエネルギー
フロントページの続き (72)発明者 中本 哲哉 神奈川県川崎市川崎区浮島町2番1号 株式会社東芝 浜川崎工場内 (56)参考文献 特開 昭57−210507(JP,A) 特開 昭60−79959(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 消弧性ガスを充填した容器内に接離可能
    な固定接触子及び可動接触子を有し、可動接触子部に設
    けられたパッファシリンダとパッファピストンとからな
    るパッファ室を圧縮することによって消弧性ガスを圧縮
    してノズルに導き、固定・可動接触子間に発生したアー
    クに吹き付けて消弧を行う消弧室を有するパッファ形ガ
    ス遮断器において、 前記ノズルが、六方晶窒化ホウ素粉末を含む耐熱樹脂に
    よって構成され、この耐熱樹脂中の六方晶窒化ホウ素粉
    末の充填量が20容量%以下で、その平均粒径が10μ
    m以下であることを特徴とするパッファ形ガス遮断器。
JP3151797A 1991-06-24 1991-06-24 パッファ形ガス遮断器 Expired - Lifetime JP2740055B2 (ja)

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