JP2739816B2 - 重なり像判定装置 - Google Patents

重なり像判定装置

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JP2739816B2
JP2739816B2 JP5329352A JP32935293A JP2739816B2 JP 2739816 B2 JP2739816 B2 JP 2739816B2 JP 5329352 A JP5329352 A JP 5329352A JP 32935293 A JP32935293 A JP 32935293A JP 2739816 B2 JP2739816 B2 JP 2739816B2
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剛 木之下
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、欠陥検査等でよく使用
される2値画像間の重なりを判定する重なり像判定装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】画像による物品の欠陥検査等において、
良品の画像との比較を行ないその相違を2値画像(良品
と一致した部分の画素の画素値は0、相違した部分の画
素の画素値は1というように、0および1の2値により
表示された画像)に表現し、この2値画像の複数個の有
意の画素値(この場合には良品との相違を問題としてい
るのでその画素の画素値である1)の重複を調べること
により欠陥の原因を追求することがよく行なわれてい
る。この手法は、単に良品との相違だけではなく、製品
相互間の比較により行なわれる場合もある。
【0003】この2値画像の重複の調査に重なり像判定
装置が使用される。
【0004】従来の重なり像判定装置としては、例えば
特開昭56−14767号公報の画像読み取り装置の多
数決回路がある。
【0005】上述の画像読み取り装置の多数決回路は、
3個のアンド回路と1個のオア回路より構成される。
【0006】次に従来の重なり像判定装置ついて図面を
参照して説明する。
【0007】図5は従来の重なり像判定装置の一例を示
す構成図である。図5の重なり像判定装置は対象データ
21、22、および23に対して、データ21と22と
の論理積を計算するアンド回路24と、データ22と2
3との論理積を計算するアンド回路25と、データ23
と21との論理積を計算するアンド回路26と、アンド
回路24、25および26の論理和を計算するオア回路
27とから構成されている。
【0008】それぞれのアンド回路24、25および2
6でデータ21、22および23の中の任意の2つのデ
ータの組み合わせすべてに対する重なりを求め、オア回
路27でデータ21、22および23の中の2個以上の
データが真のときにオア回路27より真が出力され、3
個のデータの2個以上の重なりを検出している。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】欠陥検査等の2値画像
は、同一の比較を行なっても比較条件の微妙な違い、あ
るいはサンプリング時の時系列的違いにより微妙な差が
生じうる。これを単純に論理積により重なりを求める
と、この微妙な差の部分が無視されてしまう。
【0010】上述の従来の重なり像判定装置は、論理積
により有意のデータ(有意の画素値)個々に対する重な
りを判定することができるが、上述の微妙な差の部分が
無視されてしまうという問題点がある。
【0011】本発明の目的は、一部が重なっている有意
のデータ群間の連続性を判定することにより、単に重な
り部分だけではなく、それに連結している有意の画素を
も含めて重なり領域として見い出し、欠陥検査等におけ
る原因究明作業の大幅な効率向上ができる重なり像判定
装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】第1の発明の重なり像判
定装置は、有意の画素の画素値を1としその他の画素の
画素値を0とする複数の2値画像の対応する画素の画素
値をそれぞれ加算して加算像を作成する加算手段と、前
記加算像内にあり隣接連続している複数の有意の画素か
ら構成されている独立した領域のそれぞれに対して異な
るラベルを付与するラベル付与手段と、前記ラベルを付
与された領域に属する画素の画素値の最大値を前記領域
毎に求める最大値判定手段と、前記最大値が2以上であ
る領域を重なり領域と判定する重なり領域判定手段とを
含んで構成されている。
【0013】第2の発明の重なり像判定装置は、第1の
発明の重なり像判定装置において、ラベル付与手段は上
下左右の4方向の隣接関係を調べてラベルを付与するこ
とを特徴としている。
【0014】第3の発明の重なり像判定装置は、第1の
発明の重なり像判定装置において、ラベル付与手段は上
下左右に加えて対角線方向の計8方向のの隣接関係を調
べてラベルを付与することを特徴としている。
【0015】
【実施例】次に本発明の重なり像判定装置の実施例につ
いて図面を参照して説明する。
【0016】図1は本発明の重なり像判定装置の一実施
例を示すブロック図である。
【0017】本実施例の重なり像判定装置は図1に示す
ように、欠陥検査結果画像等の1対の2値画像AとBと
の対応する画素の画素値をそれぞれ加算して加算像2を
作成する加算器1と、加算像2内の独立した連続性を持
つ画素群のそれぞれの画素に異なるラベル(他と識別す
る記号、番号等)をつけるラベル付け器3と、同一ラベ
ルを有する画素群毎に画素値の最大値を求める最大値判
定器4と、最大値が2以上である画素の属する画素群を
重なり領域と判定する重なり領域判定器5とを含んで構
成されている。
【0018】次に本実施例の動作を例示2値画像Aおよ
びBを使用して説明する。図2(a)に2値画像Aの一
例を、図2(b)に2値画像Bの一例を示す。ここで重
なりを調べようとする画素(前述の欠陥検査の例では、
良品と相違した画素をいう、以後これを有意の画素とい
う)に対しては、画素値1(以後これを有意の画素値と
いう)を与えてある。以後の図では有意の画素以外の画
素の画素値の表示は省略してある。
【0019】先ず、加算器1により2値画像Aと2値画
像Bとの対応する画素の画素値をそれぞれ加算し加算像
2を作成する。画像Aと画像Bとにおいて、対応する画
素の画素値が共に有意の画素値である1のときには、加
算動作により加算像2の対応する画素の画素値は2とな
り、それらの有意の画素は互いに重なっていることを示
している。一方のみ有意の画素の場合には加算結果の画
素値は1、共に有意でない画素の場合には加算結果の画
素値は0となる。図2(a)の2値画像Aと図2(b)
の2値画像Bとの加算器1による加算結果の加算像の画
素値分布は図3のようになる。
【0020】次に、加算像2の中にあって隣接連続して
いる複数の有意の画素により構成されている独立した領
域のそれぞれに対しラベル付け器3により異なるラベル
を付けていく。図3の加算像2に対してラベル付げ器3
により左上から右下にラベル付けしたときの結果を図4
に示す。
【0021】ラベル付けは、加算像2の上下左右方向の
4隣接またはこれに対角線方向を加えた8隣接等による
隣接関係を調べて行なわれる公知の領域のラベル付け法
により行なう(尾崎、谷口、小川、「画像処理」、18
9〜191頁、共立出版、昭和58年)。
【0022】次に、加算像2のそれぞれの領域内にある
画素の画素値の最大値を最大値判定器4により判定す
る。その結果として、図4と図5とからラベル4の領域
に対しては最大値2、その他のラベル1、2、3および
5の領域に対しては最大値1と判定される。
【0023】そこで次に、最大値が2以上の画素値を有
する画素の属する領域を重なり領域判定器5により選別
され重なり領域と判定される。この場合には画素値2を
有する画素の属するラベル4の領域が重なり領域判定器
5により選別され重なり領域と判定される。
【0024】このように、本実施例では、単に重なり部
分だけではなく、それに連結している有意の画素をも含
めて重なり領域として見い出すことができ、欠陥検査等
における原因究明作業の大幅な効率向上ができる。
【0025】本実施例では2つの2値画像についての重
なりを記述したが、本発明はこれに限るものではなく、
複数の2値画像についての重なりについて適用できるこ
とは自明である。その場合には、最大値は2以上となる
場合がでてくる。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、2値画像
間の加算を行いまとまった画像とし、画像内のラベル付
けにより有意の画素の連続を求め、単に重なり部分だけ
ではなく、それに連結している有意の画素をも含めて重
なり領域として見い出すことができ、欠陥検査等におけ
る原因究明作業の大幅な効率向上ができるという効果を
有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の重なり像判定装置の一実施例を示すブ
ロック図である。
【図2】(a)は2値画像Aの、(b)は2値画像Bの
それぞれの一例を示す画像図である。
【図3】2値画像AおよびBの加算像2を示す画像図で
ある。
【図4】ラベル付けされた加算像2を示す画像図であ
る。
【図5】従来の重なり像判定装置の例を示す回路図であ
る。
【符号の説明】
1 加算器 2 加算像 3 ラベル付け器 4 最大値判定器 5 重なり領域判定器 21、22、23 データ 24、25、26 アンド回路 27 オア回路

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有意の画素の画素値を1としその他の画
    素の画素値を0とする複数の2値画像の対応する画素の
    画素値をそれぞれ加算して加算像を作成する加算手段
    と、前記加算像内にあり隣接連続している複数の有意の
    画素から構成されている独立した領域のそれぞれに対し
    て異なるラベルを付与するラベル付与手段と、前記ラベ
    ルを付与された領域に属する画素の画素値の最大値を前
    記領域毎に求める最大値判定手段と、前記最大値が2以
    上である領域を重なり領域と判定する重なり領域判定手
    段とを含むことを特徴とする重なり像判定装置。
  2. 【請求項2】 ラベル付与手段は上下左右の4方向の隣
    接関係を調べてラベルを付与することを特徴とする請求
    項1記載の重なり像判定装置。
  3. 【請求項3】 ラベル付与手段は上下左右に加えて対角
    線方向の計8方向のの隣接関係を調べてラベルを付与す
    ることを特徴とする請求項1記載の重なり像判定装置。
JP5329352A 1993-12-27 1993-12-27 重なり像判定装置 Expired - Lifetime JP2739816B2 (ja)

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JP5329352A JP2739816B2 (ja) 1993-12-27 1993-12-27 重なり像判定装置

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JPH07191938A JPH07191938A (ja) 1995-07-28
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