JP2739385B2 - 放射線画像読取条件及び/又は画像処理条件決定方法および装置 - Google Patents

放射線画像読取条件及び/又は画像処理条件決定方法および装置

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JP2739385B2
JP2739385B2 JP3048362A JP4836291A JP2739385B2 JP 2739385 B2 JP2739385 B2 JP 2739385B2 JP 3048362 A JP3048362 A JP 3048362A JP 4836291 A JP4836291 A JP 4836291A JP 2739385 B2 JP2739385 B2 JP 2739385B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、放射線画像を表わす画
像信号に基づいて、画像信号を得る際の読取条件,画像
信号に画像処理を施す際の画像処理条件を求める放射線
画像読取条件及び/又は画像処理条件決定方法および装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】記録された放射線画像を読み取って画像
信号を得、この画像信号に適切な画像処理を施した後、
画像を再生記録することは種々の分野で行なわれてい
る。たとえば、後の画像処理に適合するように設計され
たガンマ値の低いX線フィルムを用いてX線画像を記録
し、このX線画像が記録されたフィルムからX線画像を
読み取って電気信号に変換し、この電気信号(画像信
号)に画像処理を施した後コピー写真等に可視像として
再生することにより、コントラスト,シャープネス,粒
状性等の画質性能の良好な再生画像を得ることが行なわ
れている(特公昭61-5193 号公報参照)。
【0003】また本願出願人により、放射線(X線,α
線,β線,γ線,電子線,紫外線等)を照射するとこの
放射線エネルギーの一部が蓄積され、その後可視光等の
励起光を照射すると蓄積されたエネルギーに応じて輝尽
発光を示す蓄積性蛍光体(輝尽性蛍光体)を利用して、
人体等の被写体の放射線画像情報を一旦シート状の蓄積
性蛍光体に記録し、この蓄積性蛍光体シートをレーザー
光等の励起光で走査して輝尽発光光を生ぜしめ、得られ
た輝尽発光光を光電的に読み取って画像信号を得、この
画像データに基づき被写体の放射線画像を写真感光材料
等の記録材料、CRT等に可視像として出力させる放射
線画像記録再生システムがすでに提案されている(特開
昭55-12429号,同56-11395号,同55-163472 号,同56-1
04645 号,同55- 116340号等)。
【0004】このシステムは、従来の銀塩写真を用いる
放射線写真システムと比較して極めて広い放射線露出域
にわたって画像を記録しうるという実用的な利点を有し
ている。すなわち、蓄積性蛍光体においては、放射線露
光量に対して蓄積後に励起によって輝尽発光する発光光
の光量が極めて広い範囲にわたって比例することが認め
られており、従って種々の撮影条件により放射線露光量
がかなり大幅に変動しても、蓄積性蛍光体シートより放
射される輝尽発光光の光量を読取ゲインを適当な値に設
定して光電変換手段により読み取って電気信号に変換
し、この電気信号を用いて写真感光材料等の記録材料、
CRT等の表示装置に放射線画像を可視像として出力さ
せることによって、放射線露光量の変動に影響されない
放射線画像を得ることができる。
【0005】上記システムにおいて、蓄積性蛍光体シー
トに照射された放射線の線量等に応じて最適な読取条件
で読み取って画像信号を得る前に、予め低レベルの光ビ
ームにより蓄積性蛍光体シートを走査してこのシートに
記録された放射線画像の概略を読み取る先読みを行な
い、この先読みにより得られた先読画像信号を分析し、
その後上記シートに高レベルの光ビームを照射して走査
し、この放射線画像に最適な読取条件で読み取って画像
信号を得る本読みを行なうように構成されたシステムも
ある。
【0006】ここで読取条件とは、読取りにおける輝尽
発光光の光量と読取装置の出力との関係に影響を与える
各種の条件を総称するものであり、例えば入出力の関係
を定める読取ゲイン,スケールファクタあるいは、読取
りにおける励起光のパワー等を意味するものである。
【0007】また、光ビームの高レベル/低レベルと
は、それぞれ、上記シートの単位面積当りに照射される
光ビームのエネルギーの大/小、もしくは上記シートか
ら発せられる輝尽発光光のエネルギーが上記光ビームの
波長に依存する(波長感度分布を有する)場合は、上記
シートの単位面積当りに照射される光ビームのエネルギ
ーを上記波長感度で重みづけした後の重みづけエネルギ
ーの大/小をいい、光ビームのレベルを変える方法とし
ては、異なる波長の光ビームを用いる方法、レーザ光源
等から発せられる光ビームの強度そのものを変える方
法、光ビームの光路上にNDフィルター等を挿入,除去
することにより光ビームの強度を変える方法、光ビーム
のビーム径を変えて走査密度を変える方法、走査速度を
変える方法等、公知の種々の方法を用いることができ
る。
【0008】また、この先読みを行なうシステムか先読
みを行なわないシステムかによらず、得られた画像信号
(先読画像信号を含む)を分析し、画像信号に画像処理
を施す際の最適な画像処理条件を決定するようにしたシ
ステムもある。ここで画像処理条件とは、画像信号に基
づく再生画像の階調や感度等に影響を及ぼす処理を該画
像信号に施す際の各種の条件を総称するものである。こ
の画像信号に基づいて最適な画像処理条件を決定する方
法は、蓄積性蛍光体シートを用いるシステムに限られ
ず、たとえば従来のX線フィルム等の記録シートに記録
された放射線画像から画像信号を得るシステムにも適用
されている。
【0009】上記画像信号(先読画像信号を含む)に基
づいて読取条件及び/又は画像処理条件(以下、読取条
件等と呼ぶ。)を求める演算は、あらかじめ多数の放射
線画像を統計的に処理した結果からそのアルゴリズムが
定められている(たとえば、特開昭60-185944 号公報,
特開昭61-280163 号公報参照)。
【0010】この従来採用されているアルゴリズムのひ
とつとして、画像信号のヒストグラムを求め、このヒス
トグラムに基づいて読取条件等を求める方法が知られて
いる。このヒストグラムに基づいて読取条件等を求める
方法に関し、これを細分すると、画像信号のヒストグラ
ムから画像情報として必要な範囲の最大値と最小値の両
者を求め、この最大値と最小値とに挾まれた範囲内の画
像情報が例えば本読みにおいて精度良く読み取られるよ
うに読取条件等を求める方法(特開昭60-156055 号公報
参照)、上記ヒストグラムから最大値のみを求め、その
最大値から所定値を引いた値を最小値とし、この最大値
と最小値とに挾まれた範囲を必要な画像情報の範囲とす
る方法(特開昭60-185944号公報参照)、ヒストグラム
から最小値のみを求め、その最小値に所定値を足した値
を最大値とし、この最小値と最大値とに挾まれた範囲を
必要な画像情報の範囲とする方法(特開昭61-280163 号
公報参照)、その他差分ヒストグラムを用いる方法(特
開昭63-233658 参照)、累積ヒストグラムを用いる方法
(特開昭61-170730 号公報参照)、ヒストグラムを判別
基準により複数の小領域に分割する方法(特開昭63-262
141 参照)等、多数の方法を用いて必要な画像情報の範
囲を求めてこれにより読取条件等を定める方法が知られ
ている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記の方法は多くの場
合に有効であるが、その半面、被写体の撮影状態によっ
ては、不都合を生じることもある。以下、この点につい
て、肩関節の放射線画像を例にとって詳しく説明する。
【0012】図1(a) と図1(b) は、ともに肩関節5を
撮影した放射線画像であるが、図1(b) の画像では椎体
6も写し込まれているのに対し、図1(a) の画像では撮
影時の被写体の位置がずれているためにそれが写し込ま
れていない、という差異がある。一方、これら図1(a)
、図1(b) の放射線画像を担持する各画像信号のヒス
トグラムは、それぞれ図2(a) 、図2(b) に示すような
ものとなる。
【0013】図示される通り、両ヒストグラムの形状は
大略同じようなものとなるが、2つの放射線画像間に上
述の差異が存在するため、関心領域である肩関節部を担
う画像信号の存在範囲は、両ヒストグラムにおいて各々
1 部、K2 部と、互いに異なるようになる。そこで、
各ヒストグラムに基づいて図1(a) 、図1(b) に示すよ
うな放射線画像を再生する際の読取条件あるいは画像処
理条件を決定すると、2つの再生放射線画像の濃度やコ
ントラストは同一ヒストグラムのため、同一条件を算出
してしまうため、関心領域である肩関節部の濃度が不安
定になってしまう。
【0014】このようになっていると、再生放射線画像
中で肝腎の関心領域が観察し難くなったり、例えば異常
部の経過を観察するために複数の放射線画像を比較する
等の場合は、誤った診断を下してしまう可能性もある。
【0015】本発明は上記のような事情に鑑みてなされ
たものであり、撮影時の被写体の位置がずれたりして複
数の再生放射線画像間で特定の関心領域の濃度が変化し
やすい状況になっても、その関心領域が常に適正な濃度
で安定して再生されるようにする放射線画像読取条件及
び/又は画像処理条件決定方法および装置を提供するこ
とを目的とするものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の方法は前
述した蓄積性蛍光体シートを用い、先読みを行なうシス
テムに用いられるものである。
【0017】すなわち本発明の第1の放射線画像読取条
件及び/又は画像処理条件決定方法は、◆放射線画像が
記録された蓄積性蛍光体シートに励起光を照射し該蓄積
性蛍光体シートから発せられた輝尽発光光を読み取って
得られた前記放射線画像を表わす第一の画像信号に基づ
いて、前記蓄積性蛍光体シートに再度励起光を照射し該
蓄積性蛍光体シートから発せられた輝尽発光光を読み取
って前記放射線画像を表わす第二の画像信号を得る際の
読取条件及び/又は得られた前記第二の画像信号に画像
処理を施す際の画像処理条件を求める放射線画像読取条
件及び/又は画像処理条件決定方法において、◆前記第
一の画像信号を入力とし、該第一の画像信号のヒストグ
ラムに基づいて前記読取条件及び/又は前記画像処理条
件を出力とするヒストグラム解析手段により条件仮決定
を行なうとともに、◆前記第一の画像信号を入力とし、
前記ヒストグラム解析手段により仮決定された読取条件
及び/又は前記画像処理条件に必要な補正を施すための
補正値を出力とするニューラルネットワークにより前記
仮決定された条件の補正を行なって、前記読取条件及び
/又は画像処理条件の最終決定を行なうことを特徴とす
るものである。
【0018】また、本発明の第2の方法は、対象を蓄積
性蛍光体シートから読取られる画像に限定せず、広く画
像信号一般を対象にするもので、◆上記のような放射線
画像処理条件決定方法において、◆前記画像信号を入力
とし、該画像信号のヒストグラムに基づいて前記画像処
理条件を出力とするヒストグラム解析手段により条件仮
決定を行なうとともに、◆前記画像信号を入力とし、前
記ヒストグラム解析手段により仮決定された画像処理条
件に必要な補正を施すための補正値を出力とするニュー
ラルネットワークにより前記仮決定された条件の補正を
行なって、前記画像処理条件の最終決定を行なうことを
特徴とするものである。
【0019】すなわち、本発明の第1および第2の方法
の特徴は、ヒストグラム解析だけでは誤りが生じるおそ
れがある放射線画像の読取条件及び/又は画像処理条件
決定方法において、ニューラルネットワークにより必要
な補正を行なうことを特徴とするものである。
【0020】また本発明の第3の方法は、前述した第1
の方法と同様に蓄積性蛍光体シートを用い、先読みを行
うシステムに用いられるものである。
【0021】すなわち本発明の第3の放射線画像読取条
件及び/又は画像処理条件決定方法は、◆放射線画像が
記録された蓄積性蛍光体シートに励起光を照射し該蓄積
性蛍光体シートから発せられた輝尽発光光を読み取って
得られた前記放射線画像を表わす第一の画像信号に基づ
いて、前記蓄積性蛍光体シートに再度励起光を照射し該
蓄積性蛍光体シートから発せられた輝尽発光光を読み取
って前記放射線画像を表わす第二の画像信号を得る際の
読取条件及び/又は得られた前記第二の画像信号に画像
処理を施す際の画像処理条件を求める放射線画像読取条
件及び/又は画像処理条件決定方法において、◆前記第
一の画像信号を入力とし、該第一の画像信号のヒストグ
ラムに基づいて前記読取条件及び/又は前記画像処理条
件を出力とするヒストグラム解析手段により条件仮決定
を行ない、◆前記第一の画像信号と前記仮決定された条
件とを入力とし、前記読取条件及び/又は前記画像処理
条件を出力とするニューラルネットワークにより前記読
取条件及び/又は画像処理条件の最終決定を行なうこと
を特徴とするものである。
【0022】さらに本発明の第4の方法は、前述した第
2の方法と同様に対象を蓄積性蛍光体シートから読み取
られる画像に限定せず、広く画像信号一般を対象にする
もので、上記のような放射線画像処理条件決定方法にお
いて、◆前記画像信号を入力とし、該画像信号のヒスト
グラムに基づいて前記画像処理条件を出力とするヒスト
グラム解析手段により条件仮決定を行い、◆前記画像信
号と前記仮決定された条件とを入力とし、前記画像処理
条件を出力とするニューラルネットワークにより前記画
像処理条件の最終決定を行なうことを特徴とするもので
ある。
【0023】すなわち、本発明の第3、および第4の方
法の特徴は、ヒストグラム解析だけでは誤りが生じるお
それがある放射線画像の読取条件及び/又は画像処理条
件決定方法において、前記ヒストグラムに基づいて求め
られた放射線画像読取条件及び/又は画像処理条件を仮
決定条件とし、この仮決定条件と画像信号とから、ニュ
ーラルネットワークにより最終的な放射線画像読取条件
及び/又は画像処理条件を決定することを特徴とするも
のである。
【0024】また、本発明による第1の放射線画像の読
取条件及び/又は画像処理条件決定装置は、前述した第
1の方法を実施するためのもので、◆前述した第1の方
法を実施する基本的な放射線画像読取条件及び/又は画
像処理条件決定装置において、◆前記第一の画像信号を
入力とし、該第一の画像信号のヒストグラムに基づいて
前記読取条件及び/又は前記画像処理条件の仮決定条件
を出力とするヒストグラム解析手段と、◆前記第一の画
像信号を入力とし、前記ヒストグラム解析手段により仮
決定された読取条件及び/又は前記画像処理条件の仮決
定条件に必要な補正を施すための補正値を出力とするニ
ューラルネットワークと、◆前記ヒストグラム解析手段
の出力である前記仮条件に、前記ニューラルネットワー
クの出力である前記補正値を加算して前記読取条件及び
/又は前記画像処理条件を出力する加算手段とからなる
ことを特徴とするものである。
【0025】また、本発明による第2の装置は、放射線
画像を表わす画像信号に基づいて、該画像信号に画像処
理を施す際の画像処理条件を求める放射線画像処理条件
決定装置において、◆前記画像信号を入力とし、該画像
信号のヒストグラムに基づいて前記画像処理条件の仮決
定条件を出力とするヒストグラム解析手段と、◆前記画
像信号を入力とし、前記ヒストグラム解析手段により仮
決定された前記画像処理条件の仮決定条件に必要な補正
を施すための補正値を出力とするニューラルネットワー
クと、◆前記ヒストグラム解析手段の出力である前記仮
条件に、前記ニューラルネットワークの出力である前記
補正値を加算して前記画像処理条件を出力する加算手段
とからなることを特徴とするものである。
【0026】また本発明による第3の放射線画像読取条
件及び/又は画像処理条件決定装置は、前述した第3の
方法を実施するためのもので、◆前述した第3の方法を
実施する放射線画像読取条件及び/又は画像処理条件決
定装置において、◆放射線画像が記録された蓄積性蛍光
体シートに励起光を照射し該蓄積性蛍光体シートから発
せられた輝尽発光光を読み取って得られた前記放射線画
像を表わす第一の画像信号に基づいて、前記蓄積性蛍光
体シートに再度励起光を照射し該蓄積性蛍光体シートか
ら発せられた輝尽発光光を読み取って前記放射線画像を
表わす第二の画像信号を得る際の読取条件及び/又は得
られた前記第二の画像信号に画像処理を施す際の画像処
理条件を求める放射線画像読取条件及び/又は画像処理
条件決定装置において、◆前記第一の画像信号を入力と
し、該第一の画像信号のヒストグラムに基づいて前記読
取条件及び/又は前記画像処理条件の仮決定条件を出力
とするヒストグラム解析手段と、◆前記第一の画像信号
と前記仮決定条件とを入力とし、前記読取条件及び/又
は前記画像処理条件を出力とするニューラルネットワー
クとからなることを特徴とするものである。
【0027】さらに本発明による第4の装置は、放射線
画像を表わす画像信号に基づいて、該画像信号に画像処
理を施す際の画像処理条件を求める放射線画像処理条件
決定装置において、◆前記画像信号を入力とし、該画像
信号のヒストグラムに基づいて前記画像処理条件の仮決
定条件を出力とするヒストグラム解析手段と、◆前記画
像信号と前記仮決定条件とを入力とし、前記画像処理条
件を出力とするニューラルネットワークとからなること
を特徴とするものである。
【0028】本発明で利用するニューラルネットワーク
は、近年出現し、種々の分野に適用されつつあるもの
で、学習により所定の入力に対して期待する出力を出す
ように機能する一種のコンピュータネットワークであ
る。すなわちこのニューラルネットワークは、ある入力
信号を与えたときに出力された出力信号が正しい信号で
あるか誤った信号であるかという情報(教師信号)を入
力することにより、ニューラルネットワーク内部の各ユ
ニット間の結合の重み(シナプス結合のウェイト)を修
正するという誤差逆伝幡学習(バックプロパゲーショ
ン)機能を備えたもので、繰り返し‘学習’させること
により、新たな信号が入力されたときに正解を出力する
確率を高めることができるものである。
【0029】このニューラルネットワークを用いると、
このニューラルネットワークのみによって、放射線画像
の画像データを入力として、前述の読取条件等の決定を
行なうことも可能であるが、本発明のひとつはニューラ
ルネットワーク出力を、前記ヒストグラム解析手段によ
り仮決定された読取条件及び/又は前記画像処理条件に
必要な補正のための補正値とし、この補正値により前記
ヒストグラム解析により仮に決定された読取条件等の補
正を行なって、前記読取条件及び/又は画像処理条件の
最終決定を行なうようにしたことを特徴とするものであ
る。
【0030】本発明のもうひとつは、前記ヒストグラム
解析手段により仮決定された前記読取条件及び/又は画
像処理条件と、放射線画像の画像データとをニューラル
ネットワークに入力し、最終決定した前記読取条件及び
/又は画像処理条件をニューラルネットワークの出力と
することを特徴とするものである。
【0031】したがって本発明で使用するニューラルネ
ットワークのひとつは、画像データを入力とし、必要な
補正値を出力とするものであり、もうひとつは画像デー
タと仮決定された読取条件及び/又は画像処理条件とを
入力とし、最終決定した読取条件及び/又は画像処理条
件を出力とするもので、そのため、必要な補正値あるい
は最終的な読取条件及び/又は画像処理条件を教師信号
として学習させることによって作られるものである。
【0032】
【作用】本発明による放射線画像読取条件等の決定方法
のひとつは、ヒストグラム解析手段により仮決定された
読取条件等に必要な補正を施すための補正値を出力とす
るニューラルネットワークにより補正を行なって、読取
条件等の最終決定を行なうものであり、本発明による放
射線画像処理条件等の決定方法のもうひとつは、ヒスト
グラム解析手段により仮決定された読取条件等と、画像
信号とをニューラルネットワークに入力し、最終的な読
取条件等をニューラルネットワークより出力するもので
あるから、画像信号のヒストグラム解析のみでは生じる
おそれのある誤差を無くして信頼度の高い読取条件等を
決定することができる。
【0033】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
して説明する。
【0034】なお、ここでは前述した蓄積性蛍光体シー
トを用い、関心領域として人体の肩関節部が撮影された
X線画像を取り扱う例について説明する。
【0035】図3は、X線撮影装置の一例の概略図であ
る。このX線撮影装置1のX線源2からX線3が人体4
の肩部4aに向けて照射され、人体4を透過したX線3aが
蓄積性蛍光体シート11に照射されることにより、人体の
肩部4aの透過X線画像が蓄積性蛍光体シート11に蓄積記
録される。
【0036】図1(a) ,図1(b) は、上記のようにして
蓄積性蛍光体シート11上に蓄積記録された肩部X線画像
の一例を、模式的に表わした図である。
【0037】次に、本発明の第1実施例による放射線画
像読取条件決定方法を適用したコンピュータシステムを
内包したX線画像読取装置の一例について詳細に説明す
る。
【0038】図4は、X線画像読取装置の一例、および
本発明の第1実施例によるの放射線画像読取条件決定装
置を内包したコンピュータシステムの一例を示した斜視
図である。このシステムは前述した蓄積性蛍光体シート
を用い、先読みを行なうシステムである。
【0039】図示しないX線撮影装置において、被写体
のX線画像が蓄積性蛍光体シートに蓄積記録される。こ
のX線画像が記録された蓄積性蛍光体シート11は、まず
弱い光ビームで走査してこのシート11に蓄積された放射
線エネルギーの一部のみを放出させて先読みを行なう先
読手段100 の所定位置にセットされる。この所定位置に
セットされた蓄積性蛍光体シート11は、モータ12により
駆動されるエンドレスベルト等のシート搬送手段13によ
り、矢印Y方向に搬送(副走査)される。一方、レーザ
ー光源14から発せられた弱い光ビーム15はモータ23によ
り駆動され矢印方向に高速回転する回転多面鏡16によっ
て反射偏向され、fθレンズ等の集束レンズ17を通過し
た後、ミラー18により光路を変えて前記シート11に入射
し副走査の方向(矢印Y方向)と略垂直な矢印X方向に
主走査する。この光ビーム15が照射されたシート11の箇
所からは、蓄積記録されている放射線画像情報に応じた
光量の輝尽発光光19が発散され、この輝尽発光光19は光
ガイド20によって導かれ、フォトマルチプライヤ(光電
子増倍管)21によって光電的に検出される。上記光ガイ
ド20はアクリル板等の導光性材料を成形して作られたも
のであり、直線状をなす入射端面20a が蓄積性蛍光体シ
ート11上の主走査線に沿って延びるように配され、円環
状に形成された出射端面20b に上記フォトマルチプライ
ヤ21の受光面が結合されている。上記入射端面20a から
光ガイド20内に入射した輝尽発光光19は、該光ガイド20
の内部を全反射を繰り返して進み、出射端面20b から出
射してフォトマルチプライヤ21に受光され、放射線画像
を表わす輝尽発光光19の光量がフォトマルチプライヤ21
によって電気信号に変換される。
【0040】フォトマルチプライヤ21から出力されたア
ナログ出力信号Sは対数増幅器26で対数的に増幅され、
A/D変換器27でディジタル化され、先読画像信号Sp
が得られる。この先読画像信号Sp の信号レベルは、シ
ート11の各画素から発せられた輝尽発光光の光量の対数
と比例している。
【0041】上記先読みにおいては、蓄積性蛍光体シー
ト11に蓄積された放射線エネルギーの広い領域にわたっ
て読み取ることができるように、読取条件即ちフォトマ
ルチプライヤ21に印加する電圧値や対数増幅器26の増幅
率等が定められている。
【0042】得られた先読画像信号Sp は、コンピュー
タシステム40に入力される。このコンピュータシステム
40は、本発明の放射線画像読取条件決定装置の一例を内
包するものであり、CPUおよび内部メモリが内蔵され
た本体部41,補助メモリとしてのフロッピィディスクが
挿入されドライブされるドライブ部42,オペレータがこ
のコンピュータシステム40に必要な指示等を入力するた
めのキーボード43,および必要な情報を表示するための
CRTディスプレイ44から構成されている。
【0043】このコンピュータシステム40内では、入力
された先読画像信号Sp に基づいて必要に応じて分割パ
ターン及び照射野が認識され、次いでその先読画像信号
Spに基づいてヒストグラムが求められ、このヒストグ
ラムに基づいてニューラルネットワークにより本読みの
際の読取条件、即ち本読みの際の感度Sk およびラチチ
ュードGp が求められ、この求められた感度Sk ,ラチ
チュードGp に従って、たとえばフォトマルチプライヤ
21′に印加する電圧値や対数増幅器26′の増幅率等が制
御される。
【0044】ここでラチチュードGp とは、本読みの際
に画像信号に変換される最も微弱な輝尽発光光に対する
最も強大な輝尽発光光の光量比に対応するものであり、
感度Sk とは所定の光量の輝尽発光光をどのレベルの画
像信号とするかを定める光電変換率をいう。
【0045】先読みの終了した蓄積性蛍光体シート11′
は、本読手段100 ′の所定位置にセットされ、上記先読
みに使用した光ビームより強い光ビーム15′によりシー
ト11′が走査され、前述のようにして定められた読取条
件により画像信号が得られるが、本読手段100 ′の構成
は上記先読手段100 の構成と略同一であるため、先読手
段100 の各構成要素と対応する構成要素には先読手段10
0 で用いた番号にダッシュを付して示し、説明は省略す
る。
【0046】A/D変換器27′でディジタル化されるこ
とにより得られた画像信号SQ は、再度コンピュータシ
ステム40に入力される。コンピュータシステム40内では
画像信号SQ に適切な画像処理が施され、この画像処理
の施された画像信号は図示しない再生装置に送られ、再
生装置においてこの画像信号に基づくX線画像が再生表
示される。
【0047】前記コンピュータシステム40では、先読画
像信号Sp に基づいて、ヒストグラム解析による読取り
条件等の仮決定と、ニューラルネットワークによる仮決
定条件の補正を行なって、前記読取条件の最終決定を行
なう。
【0048】この、コンピュータシステム40により先読
画像信号Sp に基づいてヒストグラム解析による読取り
条件等の仮決定を行ない、次いでニューラルネットワー
クによる仮決定条件の補正を行なって、前記読取条件の
最終決定を行なう構成の基本的概念を図5にブロック図
で示す。
【0049】すなわち本発明による読取条件決定装置の
基本的構成は、図5に示すように上記のような放射線画
像の読取条件決定装置において、画像信号50を入力と
し、該画像信号50のヒストグラムに基づいて読取条件の
仮決定条件を出力とするヒストグラム解析手段51と、前
記画像信号50を入力とし、前記ヒストグラム解析手段51
により仮決定された、読取条件の仮決定条件Smax 、S
min に必要な補正を施すための補正値ΔSmax 、ΔSmi
n を出力とするニューラルネットワーク52と、前記ヒス
トグラム解析手段51の出力である仮決定条件Smax 、S
min に、前記ニューラルネットワーク52の出力である前
記補正値ΔSmax 、ΔSmin を加算して前記読取条件の
Smax'、Smin'(Smax'=Smax +ΔSmax 、Smin'=
Smin +ΔSmin )を出力する加算手段53とから構成さ
れている。そして、前記ヒストグラム解析手段51により
条件仮決定を行なうとともに、前記ニューラルネットワ
ーク52により前記仮決定された条件の補正を行なって、
前記読取条件の最終決定を行なう。
【0050】上記第1の実施例では、前記読取条件とし
て、画像信号の最大値、最小値に相当するSmax'、Smi
n'を採用しているが、この読取条件は、感度とスケール
ファクターに対応するものであれば、他の値でもよいこ
とは言うまでもない。
【0051】次に、本発明の第2実施例による放射線画
像読取条件決定方法を適用したコンピュータシステムを
内包したX線画像読取装置について説明するがX線画像
読取装置の一例および本発明の第2実施例による放射線
画像読取条件決定装置を内包したコンピュータシステム
の構成については前述した図4に示す本発明による第1
実施例と同一であるので詳細な説明は省略し、ここでは
先読画像信号Sp が図4におけるコンピュータシステム
40に入力された後のプロセスについて説明する。
【0052】本発明の第2実施例によるコンピュータシ
ステム40では、先読画像信号Sp に基づいて、ヒストグ
ラム解析による読取条件等の仮決定と、この仮決定され
た読取条件等と先読画像信号Sp とに基づいてニューラ
ルネットワークにより読取条件等の最終決定を行う。
【0053】このコンピュータシステム40により先読画
像信号Sp に基づいてヒストグラム解析による読取条件
等の仮決定を行ない、次いでこの仮決定された読取条件
等と先読信号Sp とに基づいてニューラルネットワーク
により前記読取条件の最終決定を行なう構成の基本的概
念を図6にブロック図で示す。
【0054】すなわち本発明の第2実施例による読取条
件決定装置の基本的構成は、図6に示すように前述した
放射線画像の読取条件決定装置において、画像信号60を
入力とし、該画像信号60のヒストグラムに基づいて読取
条件の仮決定条件を出力とするヒストグラム解析手段61
と、前記画像信号60と前記ヒストグラム解析手段61によ
り仮決定された読取条件の仮決定条件Sk ′,Gp ′と
を入力とし、最終的な読取条件Sk ,Gp を出力とする
ニューラルネットワーク62とから構成されている。そし
て前記ヒストグラム解析手段61により仮決定を行ない、
前記画像信号60と前記仮決定条件Sk ′,Gp ′とに基
づいて、前記ニューラルネットワーク62により前記読
取条件の最終決定を行なう。
【0055】上記第2の実施例では、前記読取条件とし
て、画像信号の感度、コントラストに相当するSk ,
Gp を採用しているが、この読取条件は、感度とスケー
ルファクターに対応するものであれば、前述した第1の
実施例と同様に画像信号の最大値,最小値に相当する値
等、他の値でもよいことは言うまでもない。
【0056】次に、ニューラルネットワークにおいて学
習を繰り返して、ヒストグラム解析により仮決定された
読取条件等を補正する補正値を出力する本発明の第1実
施例によるニューラルネットークの作り方、およびその
作用を説明する。
【0057】図7は誤差逆伝播学習(バックプロパゲー
ション)機能を備えたニューラルネットワークの一例を
表した図である。誤差逆伝播学習(バックプロパゲーシ
ョン)とは、ニューラルネットワークに所定の機能を付
与するためのよく知られた学習方法で、ニューラルネッ
トワークの出力を正解(教師信号)と比べることによ
り、出力側から入力側に向かって順次結合の重み(シナ
プス結合のウェイト)を修正するというものである。
【0058】図に示すように、このニューラルネットワ
ークの第1層(入力層)、第2層(中間層)、第3層
(出力層)はそれぞれn1 個,n2個、2個のユニット
から構成され、第1層(入力層)に入力される各信号F
1 ,F2 ,…,Fn はX線画像の各画素に対応する先読
画像信号Sp であり、第3層(出力層)からの2つの出
力Y3,1 ,Y3,2 はヒストグラム解析の結果を補正する
補正値に対応した信号である。第k層のi番目のユニッ
トをUk,i 、該ユニットUk,i への各入力をXk,i 、各
出力をYk,i 、Uk,i からUk+1,j への結合の重みをW
k,i;k+1,j とし、各ユニットUk,j は同一の特性関数
【0059】
【数1】
【0060】を有するものとする。このとき、各ユニッ
トUk,j の入力Xk,j 、出力Yk,j は、
【0061】
【数2】
【0062】
【数3】
【0063】となる。ただし入力層を構成する各ユニッ
トU1,i(i =1,2,…,n1 ) への各入力F1 ,F2
…,Fn1は重みづけされずにそのまま各ユニットU1,i
(i=1,2,…,n1 ) に入力される。入力されたn1 個の
信号F1 ,F2 ,…,Fn1は、各結合の重みWk,i;k+1,
j によって重み付けられながら最終的な出力Y3,1 ,Y
3,2 にまで伝達され、これによりヒストグラム解析の結
果を補正する補正値に対応した信号が求められる。
【0064】ここで、上記各結合の重みWk,i;k+1,j の
決定方法について説明する。先ず乱数により各結合の重
みWk,i;k+1,j の初期値が与えられる。このとき、入力
1 〜Fn1が最大に変動しても、出力Y3,1 ,Y3,2 が
所定範囲内の値またはこれに近い値となるように、その
乱数の範囲を制限しておくことが好ましい。
【0065】最適な読取条件が既知ので肩関数5(図1
(a) ,図1(b) 参照)が記録された多数の蓄積性蛍光体
シートを、前述のようにして読み取って先読画像信号S
p を得、これにより上記n1 個の入力F1 ,F2 ,…,
n1が求められる。本発明の特徴として、上記最適な読
取条件は、X線画像中で特に肩関節5の部分が最適な濃
度で示される条件とされ、これと異なるヒストグラム解
析の結果を補正する補正値に対応する値が出力されるよ
うにする。
【0066】このn1 個の入力F1 ,F2 ,…,Fn1
図7に示すニューラルネットワークに入力され、各ユニ
ットUk,i の出力Yk,i がモニタされる。
【0067】各出力Yk,i が求められると、最終的な出
力であるY3,1 ,Y3,2 と、この画像に関し正しい補正
値としての教師信号(ΔSmax “Y3,1 ”およびΔSmi
n “Y3,2 ”)との二乗誤差
【0068】
【数4】
【0069】
【数5】
【0070】が求められる。この二乗誤差E1 ,E2
それぞれ最小となるように、以下のようにして各結合の
重みWk,i;k+1,j が修正される。なお、以下Y3,1 の出
力に関して延べY3,2についてはY3,1 と同様であるた
め、ここでは省略する。
【0071】二乗誤差E1 を最小にするには、このE1
はWk,i;k+1,j の関数であるから
【0072】
【数6】
【0073】このように各結合の重みWk,i;k+1,j が修
正される。ここでηは学習係数と呼ばれる係数である。
【0074】ここで、
【0075】
【数7】
【0076】であり、(2) 式より
【0077】
【数8】
【0078】であるから、(7) 式は、
【0079】
【数9】
【0080】となる。
【0081】ここで、(4) 式より、
【0082】
【数10】
【0083】(3) 式を用いてこの(10)式を変形すると、
【0084】
【数11】
【0085】ここで、(1) 式より、
【0086】
【数12】
【0087】であるから、
【0088】
【数13】
【0089】となる。
【0090】(9) 式においてk=2と置き、(11)式、(1
3)式を(9) 式に代入すると、
【0091】
【数14】
【0092】この(14)式を(6) 式に代入して、
【0093】
【数15】
【0094】となる。この(15)式に従って、W2,i;3,1
(i=1,2,…,n1 )の各結合の重みが修正される。
【0095】次に、
【0096】
【数16】
【0097】であるから、この(16)式に(2) 式、(3) 式
を代入して、
【0098】
【数17】
【0099】ここで(12)式より、
【0100】
【数18】
【0101】であるから、この(18)式と、(11)式、(13)
式を(17)式に代入して、
【0102】
【数19】
【0103】(9) 式においてk=1と置き、(19)式を
(9)式に代入すると、
【0104】
【数20】
【0105】この(20)式を(6) 式に代入すると、k=1
と置いて、
【0106】
【数21】
【0107】となり、(15)式で修正されたW2,i;3,1(i=
1,2,…,n1 )がこの(21)式に代入され、W1,i;2,j(i=
1,2,…,n1 ;j=1,2,…,n2 )が修正される。
【0108】尚、理論的には(15)式、(21)式を用い、学
習係数ηを十分小さくとって学習回数を十分に多くする
ことにより、各結合の重みWk,i;k+1,j を所定の値に集
束させ得るが、学習係数ηをあまり小さくすることは学
習の進みを遅くするため現実的ではない。一方学習係数
ηを大きくとると学習が振動してしまう(上記結合の重
みが所定の値に収束しない)ことがある。そこで実際に
は、結合の重みの修正量に次式のような慣性項を加えて
振動を抑え、学習係数ηはある程度大きな値に設定され
る。(例えば、D.E.Rumelhart,G.E.Hinton and R.J.Wil
liams:Learninginternal representations by error pr
opagation In Parallel Distributed Processing,Volum
e 1,J.L.McClelland,D.E.Rumelhart and The PDP Resea
rch Group,MIT Press,1986b」参照)
【0109】
【数22】
【0110】ただしΔWk,i;k+1,j (t)は、t回目の
学習における、修正後の結合重みWk,i;k+1,j から修正
前の該結合の重みWk,i;k+1,j を引いた修正量を表わ
す。また、αは、慣性項と呼ばれる係数である。
【0111】慣性項α、学習係数ηとしてたとえばα=
0.9 、η=0.25を用いて各結合の重みWk,i;k+1,j の修
正(学習)をたとえば20万回行ない、その後は、各結合
の重みWk,i;k+1,j は最終の値に固定される。この学習
の終了時には2つの出力Y3,1 ,Y3,2 は本読みのそれ
ぞれ感度、コントラストを適正に補正する(X線画像中
で、肩関節5の部分が所定の安定した濃度で再生さるよ
うになる)信号となる。勿論、補正が不要なときは補正
値0を出力する。
【0112】そこで学習が終了した後は、今度は本読み
の際の適正な読取条件を求めるため、X線画像を表わす
先読画像信号Sp が図7に示すニューラルネットワーク
に入力され、それにより得られた出力Y3,1 ,Y3,2
が、そのX線画像に対する本読みの読取条件のヒストグ
ラム解析による仮決定条件を補正する信号となる。この
信号は、上記のようにして学習を行なった後のものであ
るから、本読みの際の読取条件を精度良く補正するもの
である。
【0113】このようにして出力された補正値を、ヒス
トグラム解析による出力に加算器で加算して、最適な本
読みの読取条件を得る。
【0114】尚、上記ニューラルネットワークは3層構
造のものに限られるものではなく、さらに多層にしても
よいことはもちろんである。また各層のユニットの数
も、入力される先読画像信号Sp の画素の数、必要とす
る読取条件の精度等に応じた任意の数に設定し得るもの
である。
【0115】上記のようにしてニューラルネットワーク
により補正された読取条件に従って本読手段100 ′のフ
ォトマルチプライヤ21′に印加する電圧や増幅器26′の
増幅率等が制御され、この制御された条件に従って本読
みが行なわれる。
【0116】また、本発明の第2実施例によるニューラ
ルネットワークの作り方については、上述した本発明の
第1実施例によるニューラルネットワークの説明におい
て、入力される信号をX線画像の各画素に対応する先読
画像信号Sp とヒストグラム解析により得られた感度、
コントラストの仮決定条件とし、2つの出力Y3,1 ,Y
3,2 をそれぞれ最終的な読取条件の感度、コントラスト
としたものであるため詳細な説明は省略し、以下その作
用について述べる。
【0117】本発明の第2実施例によるニューラルネッ
トワークは学習終了後には、2つの出力Y3,1 ,Y3,2
は本読みのそれぞれ感度、コントラストを正しく表わす
(X線画像中で、肩関節5の部分が所定の安定した濃度
で再生されるようになる)信号となる。したがって本読
みの際の適正な読取条件を得るため、X線画像を表わす
先読画像信号Sp とヒストグラム解析による仮決定条件
とがニューラルネットワークに入力され、それにより得
られた出力Y3,1 ,Y3,2 がそのX線画像に対する本読
みの際の読取条件を表わす信号となる。
【0118】このようにして本発明の第2実施例のニュ
ーラルネットワークにより最適な本読みの読取条件を求
め、本発明の第1実施例と同様に、この読取条件に従っ
て図4における本読手段100 ′のフォトマルチプライヤ
21′に印加する電圧や増幅器26′の増幅率等が制御さ
れ、この制御された条件に従って本読みが行なわれる。
【0119】尚、上記第1,第2の実施例では、先読手
段100 と本読手段100 ′とが別々に構成されているが、
前述したように先読手段100 と本読手段100 ′の構成は
略同一であるため、先読手段100と本読手段100 ′とを
一体にして兼用してもよい。この場合、先読みを行なっ
た後、蓄積性蛍光体シート11を一回バックさせ、再度走
査して本読みを行なうようにすればよい。
【0120】先読手段と本読手段とを兼用した場合、先
読みの場合と本読みの場合とで光ビームの強度を切替え
る必要があるが、この切替えの方法としては、レーザー
光源からの光強度そのものを切替える方法等、種々の方
法を使用することができる。
【0121】また、上記第1,第2の実施例では、コン
ピュータシステム40で本読みの際の読取条件を求める方
法について説明したが、上記コンピュータシステム40に
より、画像信号SQ に画像処理を施す際の画像処理条件
を求めることもできる。
【0122】すなわち、ヒストグラムとニューラルネッ
トワークを用いた上記コンピュータ40による読取条件決
定の方法を、画像信号に各種の画像処理を施すときの画
像処理条件決定に適用することもできる。この場合、本
読みの際は先読画像信号Spにかかわらず所定の読取条
件で読み取ることとし、コンピュータシステム40では、
先読画像信号Sp に基づいて、画像処理条件を決定する
ようにしてもよく、また、コンピュータシステム40で上
記読取条件と画像処理条件の双方を決定するようにして
もよい。
【0123】さらに、上記第1,第2の実施例は、先読
みを行なう放射線画像読取方法に本発明を適用したもの
であるが、本発明は先読み無しで本読みに相当する読取
りを行なう放射線画像読取方法にも適用可能である。こ
の場合は、本発明の第1実施例の方法によれば適当な方
法で読み取られて得られた画像信号からヒストグラム解
析により画像処理条件を求め、これにニューラルネット
ワークを構成するコンピュータシステムで補正を加えて
適正な画像処理条件が求められる。また本発明の第2実
施例による方法によれば、適当な方法で読み取られて得
られた画像信号からヒストグラム解析により画像処理条
件を求め、この画像処理条件と、前記画像信号とからニ
ューラルネットワークにより適正な画像処理条件が求め
られる。
【0124】さらに、上記画像処理条件を決定する第
1,第2の実施例は、蓄積性蛍光体シートに記録された
画像を読み取ることを前提としているが、本発明は蓄積
性蛍光体シートに記録された放射線画像のみならず、そ
の他、従来のX線フイルムに記録された医用画像等の画
像を適宜の方法で読み取った信号に画像処理を施す場合
についても適用可能なこと勿論である。
【0125】こうして求められた最適な画像処理条件
は、画像処理装置に入力され、該画像処理装置におい
て、入力された画像信号に該最適な画像処理条件で、例
えば階調処理等の画像処理が施される。
【図面の簡単な説明】
【図1】肩関節部のX線画像を表わした説明図
【図2】上記図1に示されたX線画像を担持する画像信
号のヒストグラムの概略パターンを示すグラフ
【図3】X線撮影装置の一例の概略図
【図4】X線画像読取装置の一例、および本発明を実施
するコンピュータシステムの一例を示した斜視図
【図5】本発明の第1実施例による方法の基本的概念を
説明するブロック図
【図6】本発明の第2実施例による方法の基本的概念を
説明するブロック図
【図7】ニューラルネットワークの一例を表わした概略
【符号の説明】
1 X線撮影装置 2 X線源 5 肩関節 11,11′ 蓄積性蛍光体シート 19,19′ 輝尽発光光 21,21′ フォトマルチプライヤ 26,26′ 対数増幅器 27,27′ A/D変換器 40、200 、210 、220 コンピュータシステム 100 先読手段 100 ′ 本読手段 51,61 ヒストグラム解析手段 52,62 ニュラルネットワーク 53 加算器

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放射線画像が記録された蓄積性蛍光体シ
    ートに励起光を照射し該蓄積性蛍光体シートから発せら
    れた輝尽発光光を読み取って得られた前記放射線画像を
    表わす第一の画像信号に基づいて、前記蓄積性蛍光体シ
    ートに再度励起光を照射し該蓄積性蛍光体シートから発
    せられた輝尽発光光を読み取って前記放射線画像を表わ
    す第二の画像信号を得る際の読取条件及び/又は得られ
    た前記第二の画像信号に画像処理を施す際の画像処理条
    件を求める放射線画像読取条件及び/又は画像処理条件
    決定方法において、前記第一の画像信号を入力とし、該
    第一の画像信号のヒストグラムに基づいて前記読取条件
    及び/又は前記画像処理条件を出力とするヒストグラム
    解析手段により条件仮決定を行なうとともに、前記第一
    の画像信号を入力とし、前記ヒストグラム解析手段によ
    り仮決定された読取条件及び/又は前記画像処理条件に
    必要な補正を施すための補正値を出力とするニューラル
    ネットワークにより前記仮決定された条件の補正を行な
    って、前記読取条件及び/又は画像処理条件の最終決定
    を行なうことを特徴とする放射線画像読取条件及び/又
    は画像処理条件決定方法。
  2. 【請求項2】 放射線画像が記録された蓄積性蛍光体シ
    ートに励起光を照射し該蓄積性蛍光体シートから発せら
    れた輝尽発光光を読み取って得られた前記放射線画像を
    表わす第一の画像信号に基づいて、前記蓄積性蛍光体シ
    ートに再度励起光を照射し該蓄積性蛍光体シートから発
    せられた輝尽発光光を読み取って前記放射線画像を表わ
    す第二の画像信号を得る際の読取条件及び/又は得られ
    た前記第二の画像信号に画像処理を施す際の画像処理条
    件を求める放射線画像読取条件及び/又は画像処理条件
    決定装置において、前記第一の画像信号を入力とし、該
    第一の画像信号のヒストグラムに基づいて前記読取条件
    及び/又は前記画像処理条件の仮決定条件を出力とする
    ヒストグラム解析手段と、前記第一の画像信号を入力と
    し、前記ヒストグラム解析手段により仮決定された読取
    条件及び/又は前記画像処理条件の仮決定条件に必要な
    補正を施すための補正値を出力とするニューラルネット
    ワークと、前記ヒストグラム解析手段の出力である前記
    仮条件に、前記ニューラルネットワークの出力である前
    記補正値を加算して前記読取条件及び/又は前記画像処
    理条件を出力する加算手段とからなることを特徴とする
    放射線画像読取条件及び/又は画像処理条件決定装置。
  3. 【請求項3】 放射線画像を表わす画像信号に基づい
    て、該画像信号に画像処理を施す際の画像処理条件を求
    める放射線画像処理条件決定方法において、前記画像信
    号を入力とし、該画像信号のヒストグラムに基づいて前
    記画像処理条件を出力とするヒストグラム解析手段によ
    り条件仮決定を行なうとともに、前記画像信号を入力と
    し、前記ヒストグラム解析手段により仮決定された前記
    画像処理条件に必要な補正を施すための補正値を出力と
    するニューラルネットワークにより前記仮決定された条
    件の補正を行なって、前記画像処理条件の最終決定を行
    なうことを特徴とする放射線画像処理条件決定方法。
  4. 【請求項4】 放射線画像を表わす画像信号に基づい
    て、該画像信号に画像処理を施す際の画像処理条件を求
    める放射線画像処理条件決定装置において、前記画像信
    号を入力とし、該画像信号のヒストグラムに基づいて前
    記画像処理条件の仮決定条件を出力とするヒストグラム
    解析手段と、前記画像信号を入力とし、前記ヒストグラ
    ム解析手段により仮決定された前記画像処理条件の仮決
    定条件に必要な補正を施すための補正値を出力とするニ
    ューラルネットワークと、前記ヒストグラム解析手段の
    出力である前記仮条件に、前記ニューラルネットワーク
    の出力である前記補正値を加算して前記画像処理条件を
    出力する加算手段とからなることを特徴とする放射線画
    像処理条件決定装置。
  5. 【請求項5】 放射線画像が記録された蓄積性蛍光体シ
    ートに励起光を照射し該蓄積性蛍光体シートから発せら
    れた輝尽発光光を読み取って得られた前記放射線画像を
    表わす第一の画像信号に基づいて、前記蓄積性蛍光体シ
    ートに再度励起光を照射し該蓄積性蛍光体シートから発
    せられた輝尽発光光を読み取って前記放射線画像を表わ
    す第二の画像信号を得る際の読取条件及び/又は得られ
    た前記第二の画像信号に画像処理を施す際の画像処理条
    件を求める放射線画像読取条件及び/又は画像処理条件
    決定方法において、前記第一の画像信号を入力とし、該
    第一の画像信号のヒストグラムに基づいて前記読取条件
    及び/又は前記画像処理条件を出力とするヒストグラム
    解析手段により条件仮決定を行ない、前記第一の画像信
    号と前記仮決定された条件とを入力とし、前記読取条件
    及び/又は前記画像処理条件を出力とするニューラルネ
    ットワークにより前記読取条件及び/又は画像処理条件
    の最終決定を行なうことを特徴とする放射線画像読取条
    件及び/又は画像処理条件決定方法。
  6. 【請求項6】 放射線画像が記録された蓄積性蛍光体シ
    ートに励起光を照射し該蓄積性蛍光体シートから発せら
    れた輝尽発光光を読み取って得られた前記放射線画像を
    表わす第一の画像信号に基づいて、前記蓄積性蛍光体シ
    ートに再度励起光を照射し該蓄積性蛍光体シートから発
    せられた輝尽発光光を読み取って前記放射線画像を表わ
    す第二の画像信号を得る際の読取条件及び/又は得られ
    た前記第二の画像信号に画像処理を施す際の画像処理条
    件を求める放射線画像読取条件及び/又は画像処理条件
    決定装置において、前記第一の画像信号を入力とし、該
    第一の画像信号のヒストグラムに基づいて前記読取条件
    及び/又は前記画像処理条件の仮決定条件を出力とする
    ヒストグラム解析手段と、前記第一の画像信号と前記仮
    決定条件とを入力とし、前記読取条件及び/又は前記画
    像処理条件を出力とするニューラルネットワークとから
    なることを特徴とする放射線画像読取条件及び/又は画
    像処理条件決定装置。
  7. 【請求項7】 放射線画像を表わす画像信号に基づい
    て、該画像信号に画像処理を施す際の画像処理条件を求
    める放射線画像処理条件決定方法において、前記画像信
    号を入力とし、該画像信号のヒストグラムに基づいて前
    記画像処理条件を出力とするヒストグラム解析手段によ
    り条件仮決定を行い、前記画像信号と前記仮決定された
    条件とを入力とし、前記画像処理条件を出力とするニュ
    ーラルネットワークにより前記画像処理条件の最終決定
    を行なうことを特徴とする放射線画像処理条件決定方
    法。
  8. 【請求項8】 放射線画像を表わす画像信号に基づい
    て、該画像信号に画像処理を施す際の画像処理条件を求
    める放射線画像処理条件決定装置において、前記画像信
    号を入力とし、該画像信号のヒストグラムに基づいて前
    記画像処理条件の仮決定条件を出力とするヒストグラム
    解析手段と、前記画像信号と前記仮決定条件とを入力と
    し、前記画像処理条件を出力とするニューラルネットワ
    ークとからなることを特徴とする放射線画像処理条件決
    定装置。
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