JP2738976B2 - 圧延機のロールチョックスラスト受装置 - Google Patents
圧延機のロールチョックスラスト受装置Info
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- JP2738976B2 JP2738976B2 JP26632490A JP26632490A JP2738976B2 JP 2738976 B2 JP2738976 B2 JP 2738976B2 JP 26632490 A JP26632490 A JP 26632490A JP 26632490 A JP26632490 A JP 26632490A JP 2738976 B2 JP2738976 B2 JP 2738976B2
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- ring
- thrust collar
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- Reduction Rolling/Reduction Stand/Operation Of Reduction Machine (AREA)
- Rolls And Other Rotary Bodies (AREA)
- Mounting Of Bearings Or Others (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は圧延機のロールチョックスラスト受装置に関
する。
する。
<従来の技術> ロールチョックを有する圧延ロールは、その表面の研
削、修正等のために随時交換を必要とし、チョック付研
削の場合を除いて、その都度ロールチョックの脱着作業
を必要としている。
削、修正等のために随時交換を必要とし、チョック付研
削の場合を除いて、その都度ロールチョックの脱着作業
を必要としている。
ロールチョックが着脱可能なロールチョックスラスト
受装置を第6図に基づいて説明する。第6図には従来の
ロールチョックスラスト受装置の一部破断側面を示して
ある。
受装置を第6図に基づいて説明する。第6図には従来の
ロールチョックスラスト受装置の一部破断側面を示して
ある。
図に示すように、圧延用ロール01のロール軸部02とロ
ールチョック04の内周面との間に介装されたベアリング
05の内輪側面がスラストカラー06で押圧され、このスラ
ストカラー06は圧延ロール01のロール軸部02にキー07に
より回り止めされている。またこのスラストカラー06は
外周にねじ切りされたアジャストリング08と螺合されて
一組となっている。該アジャストリング08はキー07によ
りロール軸部02と回り止めされた上下ハーフクランプ09
a,09bとボルト09cにより回り止めされてる。またこの上
下ハーフクランプ09a,09bはロール軸部02の環状溝03に
嵌入されており、ボルト09dにより結合されている。そ
して上記上下ハーフクランプ09a,09b、ボルト09c等でア
ジャストリング08のロール軸部02への装着装置を形成し
ている。010はボルト011によってロールチョック04に図
示の如く固定されたエンドプレートで、ベアリング05の
外筒側面を押圧するとともに、エラストカラー06との間
には油洩れを防ぐためのオイルシール012が介装されて
いる。
ールチョック04の内周面との間に介装されたベアリング
05の内輪側面がスラストカラー06で押圧され、このスラ
ストカラー06は圧延ロール01のロール軸部02にキー07に
より回り止めされている。またこのスラストカラー06は
外周にねじ切りされたアジャストリング08と螺合されて
一組となっている。該アジャストリング08はキー07によ
りロール軸部02と回り止めされた上下ハーフクランプ09
a,09bとボルト09cにより回り止めされてる。またこの上
下ハーフクランプ09a,09bはロール軸部02の環状溝03に
嵌入されており、ボルト09dにより結合されている。そ
して上記上下ハーフクランプ09a,09b、ボルト09c等でア
ジャストリング08のロール軸部02への装着装置を形成し
ている。010はボルト011によってロールチョック04に図
示の如く固定されたエンドプレートで、ベアリング05の
外筒側面を押圧するとともに、エラストカラー06との間
には油洩れを防ぐためのオイルシール012が介装されて
いる。
上記の如く構成されているロールチョックスラスト受
装置のロールチョック04を、圧延ロール01の研削のため
に圧延ロール01の軸部02から抜き取るには、まず上下ハ
ーフクランプ09a,09bに取付けられているアジャストリ
ング08の回り止めボルト09cを取外し、アジャストリン
グ08を逆向きに回動させ、スラストカラー06とハーフク
ランプ09a,09b間の押圧関係を解く。ついでハーフクン
ランプ09a,09bを連結しているボルト09dを取外し、上下
ハーフクランプ09a,09bをロール軸部02の環状溝03から
抜き取る。そしてベアリング05を内部に装着し、アジャ
ストリング08と一体になっているスラストカラー06を、
エンドプレート010の環状つばに係合したままの状態で
ロールチョック04をロール軸部02から抜き取る。
装置のロールチョック04を、圧延ロール01の研削のため
に圧延ロール01の軸部02から抜き取るには、まず上下ハ
ーフクランプ09a,09bに取付けられているアジャストリ
ング08の回り止めボルト09cを取外し、アジャストリン
グ08を逆向きに回動させ、スラストカラー06とハーフク
ランプ09a,09b間の押圧関係を解く。ついでハーフクン
ランプ09a,09bを連結しているボルト09dを取外し、上下
ハーフクランプ09a,09bをロール軸部02の環状溝03から
抜き取る。そしてベアリング05を内部に装着し、アジャ
ストリング08と一体になっているスラストカラー06を、
エンドプレート010の環状つばに係合したままの状態で
ロールチョック04をロール軸部02から抜き取る。
<発明が解決しようとする課題> 従来の装置では、ロールチョック04とロール軸部02の
着脱作業においては、回り止めボルト09c、ハーフクラ
ンプ09a,09bを締結しているボルト09d、およびハーフク
ランプ09a,09bを人力で脱着しなければならない。この
ため、多大の人件費を要し、ロールチョック脱着作業の
自動化の障害になっていた。
着脱作業においては、回り止めボルト09c、ハーフクラ
ンプ09a,09bを締結しているボルト09d、およびハーフク
ランプ09a,09bを人力で脱着しなければならない。この
ため、多大の人件費を要し、ロールチョック脱着作業の
自動化の障害になっていた。
本発明は上記課題を解決するために提案されたもので
あり、ロールチョックの圧延ロールの着脱作業を無人自
動化することが可能なロールチョックスラスト受装置を
提供することを目的とする。
あり、ロールチョックの圧延ロールの着脱作業を無人自
動化することが可能なロールチョックスラスト受装置を
提供することを目的とする。
<課題を解決するための手段> 上記目的を達成するための本発明の構成は、圧延ロー
ルのロール軸部とロールチョックとに介装された軸受の
側面を支持するロールチョックスラスト受装置におい
て、前記ロール軸部の端部外周に複数設けられ該ロール
軸部の径方向に突出する凸状の第一ストッパと、前記ロ
ール軸部に着脱自在に嵌装され一端面で前記軸受の内輪
側面を支持するスラストカラーと、前記スラストカラー
の他端面側の前記ロール端部に回転可能に嵌装され外周
に第一スプライン及びばね受け部が設けられると共に回
転することにより前記第一ストッパと係合する凸状の第
二ストッパが内周に複数設けられるアジャストリング
と、前記スラストカラーの他端面部と該他端面部に対向
する側の前記アジャストリングの端面部とに亘って設け
られ該スラストカラーと該アジャストリングの相対回転
によって回転軸方向の該スラストカラーと該アジャスト
リングの相対位置を変更する変更支持手段と、前記第一
スプラインに係合する第二スプラインが内周面に設けら
れると共に前記アジャストリングと反対側の一端面の周
方向に放射状の第一噛合歯が設けられた押えリングと、
該押えリングの他端面と前記アジャストリングのばね受
け部とに亘って介装される圧縮ばねと、前記圧縮ばねの
ばね力で付勢された状態の前記押えリングの前記第一噛
合歯に噛み合う第二噛合歯が設けられ前記スラストカラ
ーの他端面に固定されるエンドプレートとからなること
を特徴とする。
ルのロール軸部とロールチョックとに介装された軸受の
側面を支持するロールチョックスラスト受装置におい
て、前記ロール軸部の端部外周に複数設けられ該ロール
軸部の径方向に突出する凸状の第一ストッパと、前記ロ
ール軸部に着脱自在に嵌装され一端面で前記軸受の内輪
側面を支持するスラストカラーと、前記スラストカラー
の他端面側の前記ロール端部に回転可能に嵌装され外周
に第一スプライン及びばね受け部が設けられると共に回
転することにより前記第一ストッパと係合する凸状の第
二ストッパが内周に複数設けられるアジャストリング
と、前記スラストカラーの他端面部と該他端面部に対向
する側の前記アジャストリングの端面部とに亘って設け
られ該スラストカラーと該アジャストリングの相対回転
によって回転軸方向の該スラストカラーと該アジャスト
リングの相対位置を変更する変更支持手段と、前記第一
スプラインに係合する第二スプラインが内周面に設けら
れると共に前記アジャストリングと反対側の一端面の周
方向に放射状の第一噛合歯が設けられた押えリングと、
該押えリングの他端面と前記アジャストリングのばね受
け部とに亘って介装される圧縮ばねと、前記圧縮ばねの
ばね力で付勢された状態の前記押えリングの前記第一噛
合歯に噛み合う第二噛合歯が設けられ前記スラストカラ
ーの他端面に固定されるエンドプレートとからなること
を特徴とする。
<作用> ロールチョック及びそのスラスト受装置をロール軸部
から抜取るには、ばね受け部から圧縮ばねによって付勢
されている押えリングを、エンドプレートの外部からロ
ールチョック自動着脱装置の治具によってロール軸方向
の軸受支持側に移動させ、第一噛合歯をエンドプレート
の第二噛合歯から外して回転可能にする。押えリングが
回転すると第一スプライン及び第二スプラインによって
係合するアジャストリングも回転し、第二ストッパとロ
ール軸部の第一ストッパとの係合を解除すると共に、変
更手段によってスラストカラーとアジャストリングの位
置を離す。治具を押えリングから外すと、押えリングは
圧縮ばねによって付勢されているので、反軸受支持側に
移動し、第一噛合歯とエンドプレートの第二噛合歯とが
噛み合う。以上の操作が終了すると、ロールチョック自
動着脱装置によってロールチョックを把持してロール軸
部から抜取る。ロール軸部への装置は上記と逆の手順で
行なう。
から抜取るには、ばね受け部から圧縮ばねによって付勢
されている押えリングを、エンドプレートの外部からロ
ールチョック自動着脱装置の治具によってロール軸方向
の軸受支持側に移動させ、第一噛合歯をエンドプレート
の第二噛合歯から外して回転可能にする。押えリングが
回転すると第一スプライン及び第二スプラインによって
係合するアジャストリングも回転し、第二ストッパとロ
ール軸部の第一ストッパとの係合を解除すると共に、変
更手段によってスラストカラーとアジャストリングの位
置を離す。治具を押えリングから外すと、押えリングは
圧縮ばねによって付勢されているので、反軸受支持側に
移動し、第一噛合歯とエンドプレートの第二噛合歯とが
噛み合う。以上の操作が終了すると、ロールチョック自
動着脱装置によってロールチョックを把持してロール軸
部から抜取る。ロール軸部への装置は上記と逆の手順で
行なう。
<実 施 例> 以下、本発明を図面によって具体的に説明する。
第1図には本発明の第一実施例に係るロールチョック
スラスト受装置の破断側面、第2図には第1図のII−II
線矢視の一部破断正面、第3図にはロール軸部,スラス
トカラーの一部およびアジャストリングを示す側面、第
4図には第3図のIV−IV線矢視を示してある。
スラスト受装置の破断側面、第2図には第1図のII−II
線矢視の一部破断正面、第3図にはロール軸部,スラス
トカラーの一部およびアジャストリングを示す側面、第
4図には第3図のIV−IV線矢視を示してある。
図において、1は圧延ロールであり、そのロール軸部
2には、周方向6箇所の凸状の第一ストッパ3が設けら
れ、ロール軸部2には軸受(ベアリング)5を介してロ
ールチョック4が嵌装されてりる。
2には、周方向6箇所の凸状の第一ストッパ3が設けら
れ、ロール軸部2には軸受(ベアリング)5を介してロ
ールチョック4が嵌装されてりる。
6はスラストカラーであり、スラストカラー6はロー
ル軸部2に着脱可能に嵌装されて、キー7によって回り
止めされている。スラストカラー6は一端面でベアリン
グ5の内輪側面を支持し、反ベアリング支持側の他端面
には4箇所のリング状のウエッジ部6aが設けられてい
る。
ル軸部2に着脱可能に嵌装されて、キー7によって回り
止めされている。スラストカラー6は一端面でベアリン
グ5の内輪側面を支持し、反ベアリング支持側の他端面
には4箇所のリング状のウエッジ部6aが設けられてい
る。
8はアジャストリングであり、アジャストリング8の
内周面にはロール軸部2の第一ストッパ3と係合する周
6箇所の第二ストッパ8aが設けられ、アジャストリング
8の外周面には第一スプライン8b及びばね受け部8cが設
けられ、更にアジャストリング8の端面にはスラストカ
ラー6のウエッジ部6aと係合する周4箇所のウエッジ部
8dが設けられている。つまり、ウエッジ部6a,8dが係合
しているので、スラストカラー6とアジャストリングの
相対回転によりスラストカラー6とアジャストリング8
の軸方向の相対位置が変更され、ウエッジ部6a,8dによ
って変更支持手段が構成されている。
内周面にはロール軸部2の第一ストッパ3と係合する周
6箇所の第二ストッパ8aが設けられ、アジャストリング
8の外周面には第一スプライン8b及びばね受け部8cが設
けられ、更にアジャストリング8の端面にはスラストカ
ラー6のウエッジ部6aと係合する周4箇所のウエッジ部
8dが設けられている。つまり、ウエッジ部6a,8dが係合
しているので、スラストカラー6とアジャストリングの
相対回転によりスラストカラー6とアジャストリング8
の軸方向の相対位置が変更され、ウエッジ部6a,8dによ
って変更支持手段が構成されている。
9は押えリングであり、押えリング9の内周面にはア
ジャストリング8の第一スプライン8bと係合する第二ス
プライン9bおよび回転用の切欠き部9cが設けられ、端面
には第一噛合歯9aが設けられ、押えリング9は圧縮ばね
13によってばね受け部8cから反ベアリング支持側に付勢
されている。
ジャストリング8の第一スプライン8bと係合する第二ス
プライン9bおよび回転用の切欠き部9cが設けられ、端面
には第一噛合歯9aが設けられ、押えリング9は圧縮ばね
13によってばね受け部8cから反ベアリング支持側に付勢
されている。
10はエンドプレートであり、エンドプレート10には押
えリング9の第一噛合歯9aと噛み合う第二噛合歯10aが
設けられ、エンドプレート10はスラストカラー6の反ベ
アリング支持側の外側端面に締着されている。
えリング9の第一噛合歯9aと噛み合う第二噛合歯10aが
設けられ、エンドプレート10はスラストカラー6の反ベ
アリング支持側の外側端面に締着されている。
11はベアリング押えリングであり、ベアリング押えリ
ング11はロールチョック4の端面に締着され、ベアリン
グ5の外輪側面を支持している。また、12はオイルシー
ルである。尚、図は圧延ロール1の一方の端部を示して
いるが、他方の端部も上記と略同様に構成さてている。
ング11はロールチョック4の端面に締着され、ベアリン
グ5の外輪側面を支持している。また、12はオイルシー
ルである。尚、図は圧延ロール1の一方の端部を示して
いるが、他方の端部も上記と略同様に構成さてている。
ロールチョック4およびそのスラスト受け装置をロー
ル軸部2から抜取るには、図示しないロールチョック自
動着脱装置のスパナをエンドプレート10の内周とストッ
パ3の外周との間から挿入し、その前面突起部を押えリ
ング9の切欠き部9cに挿入して係合させ、圧縮ばね13の
ばね力に抗して押圧すると第一噛合歯9a及び第二噛合歯
10aが外れて回転可能になる。押えリング9を回転する
と、第一スプライン8b及び第二スプライン9bを介してア
ンジャストリング8も回転し、第一ストッパ3及び第二
ストッパ8aの係合が外れると共に、ウエッジ部6a,8dの
係合が緩む。これにより、スラストカラー6によるベア
リング内輪側面の支持が緩み、第二ストッパ8aがロール
軸部2の各第一ストッパ3の間を通過することが可能に
なる。そして、前記スパナ(図示せず)を押えリング9
の切欠部9cから引抜くと、圧縮ばね13aのばね力によ
り、第一噛合歯9a及び第二噛合歯10aは係合し、押えリ
ング9及びアジャストリング8は回転不能になり、スラ
スト受け装置を構成するスラストカラー6、アジャスト
リング8、押えリング9及びエンドプレートが一体にな
る。
ル軸部2から抜取るには、図示しないロールチョック自
動着脱装置のスパナをエンドプレート10の内周とストッ
パ3の外周との間から挿入し、その前面突起部を押えリ
ング9の切欠き部9cに挿入して係合させ、圧縮ばね13の
ばね力に抗して押圧すると第一噛合歯9a及び第二噛合歯
10aが外れて回転可能になる。押えリング9を回転する
と、第一スプライン8b及び第二スプライン9bを介してア
ンジャストリング8も回転し、第一ストッパ3及び第二
ストッパ8aの係合が外れると共に、ウエッジ部6a,8dの
係合が緩む。これにより、スラストカラー6によるベア
リング内輪側面の支持が緩み、第二ストッパ8aがロール
軸部2の各第一ストッパ3の間を通過することが可能に
なる。そして、前記スパナ(図示せず)を押えリング9
の切欠部9cから引抜くと、圧縮ばね13aのばね力によ
り、第一噛合歯9a及び第二噛合歯10aは係合し、押えリ
ング9及びアジャストリング8は回転不能になり、スラ
スト受け装置を構成するスラストカラー6、アジャスト
リング8、押えリング9及びエンドプレートが一体にな
る。
以上の操作が終了すると、ロールチョック自動着脱装
置(図示せず)によってロールチョック4,ベアリング5,
ベアリング押え11,オイルシール12およびスラスト受け
装置を構成する各部材を一体で自動的にロール軸部2か
ら抜取り、圧延ロールの研削等のメンテナンスを行う。
置(図示せず)によってロールチョック4,ベアリング5,
ベアリング押え11,オイルシール12およびスラスト受け
装置を構成する各部材を一体で自動的にロール軸部2か
ら抜取り、圧延ロールの研削等のメンテナンスを行う。
メンテナンスが完了すると、ロールチョック自動着脱
装置(図示せず)によってロールチョック4をスラスト
受け装置を構成する各部材と共にロール軸部2に挿入
し、スパナ(図示せず)によって押えリング9を押圧し
て回転すると、アジャストリング8も回転して第一スト
ッパ3及び第二ストッパ8aが係合し、ウエッジ部6a,8d
が摺動してスラストカラー6を移動させ、ベアリング5
の内輪側面を押圧して支持させ、ロールチョック4の圧
延ロール1への装着を完了する。
装置(図示せず)によってロールチョック4をスラスト
受け装置を構成する各部材と共にロール軸部2に挿入
し、スパナ(図示せず)によって押えリング9を押圧し
て回転すると、アジャストリング8も回転して第一スト
ッパ3及び第二ストッパ8aが係合し、ウエッジ部6a,8d
が摺動してスラストカラー6を移動させ、ベアリング5
の内輪側面を押圧して支持させ、ロールチョック4の圧
延ロール1への装着を完了する。
第5図には本発明の第二実施例に係るロールチョック
スラスト受装置の一部破断側面を示してある。この実施
例は、第一実施例のウエッジ部6a,8dに代って変更支持
手段としてスラストカラー16に雌ねじ16aを設け、アジ
ャストリング18にこの雌ねじ16aと螺合する雄ねじ18dを
設けたものである。
スラスト受装置の一部破断側面を示してある。この実施
例は、第一実施例のウエッジ部6a,8dに代って変更支持
手段としてスラストカラー16に雌ねじ16aを設け、アジ
ャストリング18にこの雌ねじ16aと螺合する雄ねじ18dを
設けたものである。
この雌ねじ16a及び雄ねじ18dは右ねじであるので、ロ
ールチョック4をロール軸部2から抜取るには、アジャ
ストリング18を時計回り方向に回転し、装着のときには
反時計回り方向に回転する。その他の作用は第一実施例
と同様である。
ールチョック4をロール軸部2から抜取るには、アジャ
ストリング18を時計回り方向に回転し、装着のときには
反時計回り方向に回転する。その他の作用は第一実施例
と同様である。
<発明の効果> 本発明のロールチョックスラスト受装置は、押えリン
グを押圧、回転するだけでアジャストリングのストッパ
を回転してロール軸部のストッパと係合させ或いは係合
を解除すると共に、変更支持手段によってスラストカラ
ーをロール軸方向に移動させてベアリングを支持し、或
いは支持を解除することによってロールチョックをロー
ル軸から着脱するようにしたことにより、ロールチョッ
ク着脱作用の作業工程を大幅に省略することができ、そ
の無人自動化か可能となる。この結果作業能率が向上
し、人件費を大幅に節減することができる。
グを押圧、回転するだけでアジャストリングのストッパ
を回転してロール軸部のストッパと係合させ或いは係合
を解除すると共に、変更支持手段によってスラストカラ
ーをロール軸方向に移動させてベアリングを支持し、或
いは支持を解除することによってロールチョックをロー
ル軸から着脱するようにしたことにより、ロールチョッ
ク着脱作用の作業工程を大幅に省略することができ、そ
の無人自動化か可能となる。この結果作業能率が向上
し、人件費を大幅に節減することができる。
第1図は本発明の第一実施例に係るロールチョックスラ
スト受装置の破断側面図、第2図は第1図のII−II線矢
視の一部破断図、第3図はロール軸部と、スラストカラ
ーの一部及びアジャストリングを表わす側面図、第4図
は第3図のIV−IV線矢視図、第5図は本発明の第二実施
例に係るロールチョックスラスト受装置の破断側面図、
第6図は従来のロールチョックスラスト受装置の破断側
面図である。 図面中、 1は圧延ロール、 2はロール軸部、 3は第一ストッパ、 4はロールチョック、 5は軸受(ベアリング)、 6はスラストカラー、 6aはウエッジ部、 8はアジャストリング、 8aは第二ストッパ、 8bは第一スプライン、 8cはばね受け部、 8dはウエッジ部、 9は押えリング、 9aは第一噛合歯、 9bは第二スプライン、 10はエンドプレート、 10aは第二噛合歯、 13は圧縮ばね、 16はスラストカラー、 16aは雌ねじ、 18はアジャストリング、 18dは雄ねじである。
スト受装置の破断側面図、第2図は第1図のII−II線矢
視の一部破断図、第3図はロール軸部と、スラストカラ
ーの一部及びアジャストリングを表わす側面図、第4図
は第3図のIV−IV線矢視図、第5図は本発明の第二実施
例に係るロールチョックスラスト受装置の破断側面図、
第6図は従来のロールチョックスラスト受装置の破断側
面図である。 図面中、 1は圧延ロール、 2はロール軸部、 3は第一ストッパ、 4はロールチョック、 5は軸受(ベアリング)、 6はスラストカラー、 6aはウエッジ部、 8はアジャストリング、 8aは第二ストッパ、 8bは第一スプライン、 8cはばね受け部、 8dはウエッジ部、 9は押えリング、 9aは第一噛合歯、 9bは第二スプライン、 10はエンドプレート、 10aは第二噛合歯、 13は圧縮ばね、 16はスラストカラー、 16aは雌ねじ、 18はアジャストリング、 18dは雄ねじである。
Claims (1)
- 【請求項1】圧延ロールのロール軸部とロールチョック
とに介装された軸受の側面を支持するロールチョックス
ラスト受装置において、前記ロール軸部の端部外周に複
数設けられ該ロール軸部の径方向に突出する凸状の第一
ストッパと、前記ロール軸部に着脱自在に嵌装され一端
面で前記軸受の内輪側面を支持するスラストカラーと、
該スラストカラーの他端面側の前記ロール端部に回転可
能に嵌装され外周に第一スプライン及びばね受け部が設
けられると共に回転することにより前記第一ストッパと
係合する凸状の第二ストッパが内周に設けられるアジャ
ストリングと、前記スラストカラーの他端面部と該他端
面部に対向する側の前記アジャストリングの端面部とに
亘って設けられ該スラストカラーと該アジャストリング
の相対回転によって回転軸方向の該スラストカラーと該
アジャストリングの相対位置を変更する変更支持手段
と、前記第一スプラインに係合する第二スプラインが内
周面に設けられると共に前記アジャストリングと反対側
の一端面の周方向に放射状の第一噛合歯が設けられた押
えリングと、該押えリングの他端面と前記アジャストリ
ングのばね受け部とに亘って介装される圧縮ばねと、前
記圧縮ばねのばね力で付勢された状態の前記押えリング
の前記第一噛合歯に噛み合う第二噛合歯が設けられ前記
スラストカラーの他端面に固定されるエンドプレートと
からなることを特徴とする圧延機のロールチョックスラ
スト受装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26632490A JP2738976B2 (ja) | 1990-10-05 | 1990-10-05 | 圧延機のロールチョックスラスト受装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26632490A JP2738976B2 (ja) | 1990-10-05 | 1990-10-05 | 圧延機のロールチョックスラスト受装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04143025A JPH04143025A (ja) | 1992-05-18 |
JP2738976B2 true JP2738976B2 (ja) | 1998-04-08 |
Family
ID=17429343
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26632490A Expired - Fee Related JP2738976B2 (ja) | 1990-10-05 | 1990-10-05 | 圧延機のロールチョックスラスト受装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2738976B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105013824A (zh) * | 2015-07-30 | 2015-11-04 | 中国重型机械研究院股份公司 | 一种大型两辊冷轧管机的主机座斜铁调整装置 |
-
1990
- 1990-10-05 JP JP26632490A patent/JP2738976B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105013824A (zh) * | 2015-07-30 | 2015-11-04 | 中国重型机械研究院股份公司 | 一种大型两辊冷轧管机的主机座斜铁调整装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04143025A (ja) | 1992-05-18 |
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