JP2737670B2 - エンコーダ回路 - Google Patents

エンコーダ回路

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JP2737670B2
JP2737670B2 JP6278613A JP27861394A JP2737670B2 JP 2737670 B2 JP2737670 B2 JP 2737670B2 JP 6278613 A JP6278613 A JP 6278613A JP 27861394 A JP27861394 A JP 27861394A JP 2737670 B2 JP2737670 B2 JP 2737670B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、情報機器に使用される
ポイントデバイス(マウス等)に関し、特にプレゼンテ
ーション等に使用されるコンピュータの入力機器の制御
回路に関する。
【0002】また、本発明は、指で回転させるトラック
ボールの回転方向をXY軸座標に分解して座標軸をエン
コードさせるエンコーダと3種類のキースイッチを持っ
たマウス等の位置情報発生回路と、操作者の意志を伝え
るキースイッチを持った入力機器に適用される制御回路
に関する。
【0003】
【従来の技術】一般に、同時キー動作禁止回路の持った
入力機器においては、1個のキーが押下された時には、
他のキーの動作が無効となり、最初に押下されたキーが
離されて始めて次のキーが有効とする。
【0004】なお、この種の同時キー動作禁止回路の構
成として例えば特開平2−60317号公報には、同時
出力の禁止制御をリレーで行なう代わりに、ダイオード
とトランジスタで構成して動作信頼性を高めた同時出力
禁止回路の構成が提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の同時キー動作禁
止回路では、最初に押されたキーのオフ信号がエンコー
ダに伝達されると同時に、次に押されたキーの信号オン
信号が伝達されることになり、どちらの信号がエンコー
ダ入力に伝達されたか確定することが出来なかった。
【0006】また、あるキーがオンしたことが検出され
るとそのキーがオフして始めて次のキーの検出監視を行
なうというコンピュータの入出力制御プログラムは、例
えば前記特開平2−60317号公報に開示されるよう
な従来の同時キー動作禁止回路では使用が出来なかっ
た。
【0007】よって、2キーシリアルエンコーダを使用
する場合には、やはり2キーのみの使用しか扱うことが
出来なかった。
【0008】本発明はこのような問題点に鑑みてなされ
たものであって、本発明の目的は、固定2キーのエンコ
ーダを使用して3キーコードを発生させるようにすると
共に、同時キー動作禁止回路とキーのオン/オフ順次動
作を行わせることによって、マウスからの出力に接続さ
れた制御部の入出力プログラムの作成を容易化すること
を可能とするエンコーダ回路及び同時を提供することに
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、その概略を述べれば、2種のキーのオン
/オフ状態、それぞれシリアルコード化して出力する
2キーシリアルエンコーダ回路において、第3のキーを
追加し、2キーシリアルエンコーダ入力信号を同時にオ
ン/オフさせることにより第3のキーのオン/オフ状態
をシリアルコード化するようにしたものである
【0010】本発明のエンコーダ回路は、第1、第2の
キーのオン/オフ状態を第1、第2の入力端に入力し2
種のキーのオン/オフ状態をそれぞれシリアルコード化
して出力する2キーシリアルエンコーダを備え、さらに
第3のキーを備え、前記第1又は第2のキーがオンした
時には前記第3のキー入力を禁止させるように制御する
同時キー動作禁止回路であって、 前記第1乃至第3の
キーの各々の一端とコレクタが接続して電源に接続する
第1乃至第3のトランジスタを備え、前記第3のキーに
対応する前記第3のトランジスタのベースには前記第
1、第2のキーの他端がそれぞれ第1、第2のダイオー
ドを介して接続し、前記第1、及び第2のキーに対応す
る前記第1、第2のトランジスタのベースには前記第3
のキーの他端がそれぞれ第3のダイオードを介して接続
し、更に、前記第3のトランジスタのベースには抵抗と
コンデンサからなる時定数回路を接続し、前記第1又は
第2のキーがオフした時には、前記コンデンサに充電さ
れた電荷が前記抵抗を介して放電する放電時定数に相当
する遅延時間を利用して、まず第1又は第2のキーのオ
フ状態を前記2キーシリアルエンコーダに伝達させると
共に、前記コンデンサの電荷が放電した後に前記第3の
キーの状態検出を行わせるようにする同時キー動作禁
止回路を備え、前記2キーシリアルエンコーダの前記第
1、第2の入力端に、前記第3のキーのオン/オフ状態
を共通に供給し前記第1、第2の入力端を同時にオン/
オフすることにより、前記2キーシリアルエンコーダが
前記第3のキーのオン/オフ状態をシリアルコード化す
る、ことを特徴とする。
【0011】本発明においては、好ましくは、同時キー
動作禁止回路は、抵抗を介して第1の電源にそれぞれ接
続された前記第1〜第3のキーの一側の端子とコレクタ
がそれぞれ接続され、エミッタが第2の電源に接続され
た第1〜第3のトランジスタと、前記第1〜第3のキー
のそれぞれの他側の端子にアノード端子が接続された第
1〜第3のダイオードと、からなり、前記第1及び第2
のダイオードのカソード端子が前記第3のトランジスタ
のベースに直列抵抗を介して接続され、前記第3のダイ
オードのカソード端子が前記第1及び第2のトランジス
タのベースにそれぞれ直列抵抗を介して接続され、前記
第1〜第3のトランジスタには、それぞれ前記直列抵抗
の一側の端子とベースの接続点に一の端子が接続され他
側の端子がエミッタに接続された並列抵抗が接続され、
少なくとも前記第3のトランジスタには、前記直列抵抗
の他側の端子と前記第2の電源との間にコンデンサが接
続されて成ることを特徴とする。
【0012】本発明においては、好ましくは、前記第1
及び第2のキーと前記2キーシリアルエンコーダの入力
端との間に前記第1及び第2のキーのオン/オフ状態に
応じてオン/オフする第1及び第2の制御トランジスタ
が設けられ、更に、前記第3のキーのオン/オフ状態に
応じてオン/オフする第3及び第4の制御トランジスタ
が前記第3のキーと前記2キーシリアルエンコーダの入
力端との間に、前記第1及び第2の制御トランジスタに
それぞれ並列に挿入されて成ることを特徴とする。
【0013】
【発明の原理・作用】本発明では、2キーシリアルエン
コーダ回路と、同時キー動作禁止回路を工夫して、2キ
ーシリアルエンコーダ回路を3キーシリアルエンコーダ
として使用出来るようにしたものであり、たすき掛けに
スイッチするトランジスタ回路とダイオードで構成した
同時キー動作禁止回路と、キーのオン/オフ状態を2キ
ーシリアルエンコーダに出力するトランジスタ回路と、
コンデンサ及び抵抗で構成される。
【0014】本発明においては、最初に押下されたキー
がオン時には、電源からその押下されたキーとダイオー
ドを経由して、トランジスタをオンさせる。このトラン
ジスタの出力は、他のキーと並列に配置されており、ト
ランジスタがオン状態にある時には、他のキーへ電源か
ら供給される電流を引き込み、他のキーのオン/オフの
検出を無視するための同時キー動作禁止回路を構成して
いる。
【0015】また、ダイオードとトランジスタのベース
の間には、抵抗が直列に接続されており、ダイオードと
直列抵抗の接続側には、コンデンサの正極側が接続され
ている。コンデンサの負極側は電源の負極側に接続され
ている。
【0016】よって最初に押されたキーがオフするまで
は、他のキーのオン/オフ動作が行われても、状態の検
出は無効である。コンデンサには常時電荷が蓄積されて
いる。
【0017】また、キーとダイオードの接続点から直列
抵抗を介して制御トランジスタが設けられ、この制御ト
ランジスタは、キーのオン/オフにより導通/遮断し、
キーオン/オフ回路を構成する。
【0018】キーオン/オフ回路の出力、すなわち制御
トランジスタのコレクタは2キーシリアルエンコーダの
入力端子に接続され、キーのオン/オフ状態は、2キー
シリアルエンコーダによって、制御部にシリアルコード
として出力される。
【0019】最初に押されたキーがオフした時には、電
源の電流がカットされると共に、2キーシリアルエンコ
ーダによって、キーのオフのシリアルコードが出力され
る。
【0020】一方、ダイオードとトランジスタで構成さ
れた同時キー動作禁止回路のトランジスタでは、コンデ
ンサと直列抵抗の放電時定数で決定される遅延時間内
は、トランジスタのオン状態が持続して、他のキーがオ
ンしても、電流はトランジスタを経由して流れてしま
い、他のキーはオン状態にあっても無視される。
【0021】コンデンサに蓄積された電荷が、直列抵抗
とトランジスタのベースと並列に接続された抵抗に分流
して流れ、トランジスタのオフ電圧以下になった時に、
始めてトランジスタがオフし電源からの電流の引き込み
が停止する。
【0022】この時、他のキーには電源から電流の供給
が可能となり、他のキーがオンしていれば、2キーシリ
アルエンコーダに、キーの状態が伝達され、2キーシリ
アルエンコーダによって、他のキーがオンしていること
を、制御部にシリアルコードとして出力される。
【0023】今、第1と第2のキーのオン/オフ回路を
構成する制御トランジスタのコレクタ側が、2キーシリ
アルエンコーダの入力端子のA側とB側にそれぞれ接続
され、第3のキーのオン/オフ制御トランジスタのコレ
クタ側が、2キーシリアルエンコーダの入力端子のA側
とB側に接続されていれば、第3のキーのオン/オフ状
態によって、2キーシリアルエンコーダ入力を同時にオ
ン/オフさせることが可能となり、2キーシリアルエン
コーダを3キーシリアルエンコーダとして用いることが
できる。
【0024】このため、第1又は第2のキーが押され、
次に第3のキーが押された時でも、第1又は第2のキー
のオン状態のシリアルコードが制御部に出力され、第1
又は第2のキーのオフ状態のシリアルコードが出力した
後、第3のキーのオン状態のシリアルコードが制御部に
伝達されるため、順次的に、オン、オフ状態の発生が可
能とされ、コンピュータの入出力制御プログラムの制作
を容易化している。
【0025】更に、ダイオードとトランジスタ、抵抗、
コンデンサ等で同時キー動作禁止回路が構成されている
ため、低消費電流駆動が可能であり、手持ちの携帯入力
機器に使用する回路としては、低消費電力化の面で有効
である。
【0026】
【実施例】本発明の一実施例を、図1、図2を参照して
説明する。図1は本発明の一実施例に係る回路構成を示
す図であり、図2にタイミングチャートを示す。
【0027】図1を参照して、キー1が押下された時に
は、電源Vccから抵抗16を経てトランジスタ12の
ベースに向かって電流が流れる。またダイオード4を経
てトランジスタ10に対しても電流が流れ、トランジス
タ12とトランジスタ10が共にオン状態となる。
【0028】トランジスタ9、10、11は同時キー動
作禁止回路を構成し、トランジスタ10がオン状態とな
ると、キー3に電流を供給する抵抗17からトランジス
タ10のコレクタに向かって電流が流れ、キー3のオン
/オフ状態の検出が無視される。
【0029】トランジスタ12は、2キーシリアルエン
コーダ23のA入力を制御している。トランジスタ12
がオンすると、2キーシリアルエンコーダ23は、キー
1がオン状態にあることをシリアルコードに変換し、シ
リアル信号として制御部24に出力する。またキー1が
オフした場合には、キー1がオフ状態になったことを、
同様にシリアルコード変換し、制御部24に出力する。
よって、キー1のオン/オフ状態いずれもが制御部24
で判別できる。
【0030】また、トランジスタ14は、2キーシリア
ルエンコーダ23のB入力を制御している。キー2が押
下したときには、キー1の場合と同様にして、トランジ
スタ14とトランジスタ10がいずれもオン状態とな
る。トランジスタ14がオンすると、2キーシリアルエ
ンコーダ23は、キー2がオン状態にあることをシリア
ルコードに変換し、シリアル信号として制御部24に出
力する。キー2がオフした場合には、トランジスタ14
がオフし、キー2がオフ状態になったことを、同様にシ
リアルコード変換し、制御部24に出力する。
【0031】ここで、トランジスタ9、10、11は、
ダイオード4、5、6と共に同時キー動作禁止回路を構
成する。
【0032】キー3がオンした時には、電源Vccから
抵抗17及びダイオード5を経て電流が流れ、トランジ
スタ9、11がオンし、キー1及びキー2に供給される
電流はいずれもトランジスタ9、11側に流れ、キー1
とキー2のオン/オフ状態の検出が無視されると共に、
トランジスタ13、15が共にオンし、2キーシリアル
エンコーダの入力A、Bは共にオン(ローレベル、即ち
論理「0」)となる。
【0033】その際、2キーシリアルエンコーダ23
は、入力AとBが同時にオンしているため、キー3がオ
ンしたことをシリアルコードに変換しキー3のオン情報
として制御部24に出力する。
【0034】ここで、キー1がオンしてからキー3がオ
ンしても、キー1のオン/オフのシリアルコードの発生
が順次行われ、キー1のオフ状態のシリアルコードの発
生が妨害されないことを、図2のタイミングチャートに
参照して以下に説明する。
【0035】キー1がオンすると、同時キー動作禁止回
路のトランジスタ10は電源Vccに直列に接続されて
いる抵抗16とコンデンサ8の充電時定数に従い、t1
の時定数をもってトランジスタ10をオンさせる。
【0036】トランジスタ10が導通することによっ
て、抵抗17からトランジスタ10に向かって電流が流
れ、キー3には電流が流れることが無くなり、キー3の
オン/オフ状態が無視されることとなる。
【0037】また、キー1は直列抵抗を介してトランジ
スタ12のベース端子に接続されているため、キー1が
オン時にはトランジスタ12がオンし、2キーシリアル
エンコーダではキー1がオンしたことをシリアルコード
で出力する。
【0038】図2のタイミングチャートを参照して、こ
れは、2キーシリアルエンコーダ出力波形の最初の出力
波形、すなわち図中の「キー1オン」に相当する。「キ
ー1オン」において、2キーシリアルエンコーダ23か
ら出力される8ビットシリアルデータ中の6ビット目
(b6)がオンとされ、キー1がオンされたことを示し
ている。
【0039】コンデンサ8の充電時定数は短く、抵抗1
6、17、18はトランジスタがオンし得るだけの電流
を供給するように低抵抗値が選ばれている。
【0040】この状態では、キー3はオンしていても無
視される(図2の「キー3無視期間」参照)。
【0041】キー1がオフした時には、トランジスタ1
2はオフするが、同時キー動作禁止回路を構成するトラ
ンジスタ10については、コンデンサ8の電荷が抵抗2
1を経由して接地側に放電される時間、すなわち、コン
デンサ8と抵抗21の放電時定数によって決められるt
2の時間内では、トランジスタ10はオン状態を維持す
る。
【0042】このt2時間内に、2キーシリアルエンコ
ーダ23は、キー1のオフ情報をシリアルコードに変換
し、制御部24に出力する。これが、2キーシリアルエ
ンコーダ出力波形で示された第2番目の出力波形、図2
の「キー1オフ」である。図示の如く、「キー1オフ」
において、2キーシリアルエンコーダ23から出力され
る8ビットシリアルデータ中の6及び7ビット目(b
6、b7)がオフとされ、キー1がオフされたことを示
している。
【0043】図2において、コンデンサ8の電圧波形
(C8電圧)に示されるように、コンデンサ8の放電
が、トランジスタ10のオフ電圧以下になった時に、ト
ランジスタ10はオフし、キー3の状態を判別すること
ができるようになり、抵抗17からキー3、トランジス
タ13、15に共に電流が流れ、2キーシリアルデコー
ダ23の入力A、B端子が共にオン(論理「0」)とな
って、制御部24にキー3がオン状態にあることを出力
する。図2を参照して、これは、2キーシリアルエンコ
ーダ出力波形での第3番目の波形、すなわち図中の「キ
ー3オン」に対応する。「キー3オン」において、8ビ
ットシリアルデータ中の6及び7ビット目(b6、b
7)がオンとされ、キー3がオンされたことを示してい
る。
【0044】また、この時に、トランジスタ9、11が
共にオン状態となり、キー1、キー2の状態は無視され
る。
【0045】キー3がオフした時には、トランジスタ1
3、15が共にオフし、2キーシリアルエンコーダ23
の入力A、Bが共に論理「1」となり、2キーシリアル
エンコーダ23は、キー3がオフしたことを、制御部2
4に出力する。これは2キーシリアルエンコーダ出力波
形において最後の波形、すなわち図中の「キー3オフ」
に対応する。「キー3オフ」において、8ビットシリア
ルデータ中の6及び7ビット目(b6、b7)がオフと
され、キー3がオフされたことを示している。
【0046】本実施例では、3キーの回路を使用してお
り、コンデンサ7は、トランジスタ9、10が接続され
ていることから、コンデンサ8の容量の2倍の容量を有
している。
【0047】本発明では、同時キー動作禁止回路の放電
時定数t2は、2キーシリアルエンコーダで、シリアル
信号に変換する時間t3より充分大きく取っているが、
操作者がキーを操作して違和感を与えない時間内に設定
されている。
【0048】図2において、シリアル信号のビットレー
トは例えば1200BPS(Bit Per Second)を用いて
おり、1ビット当たり833μ秒である。従って10ビ
ットコードの送信に要する時間は8.33m秒である。
【0049】放電時間t2=100m秒としているの
で、キー1のオフのコードを送信した後、キー3のオン
のコードを送信する迄には、91mSの余裕があり、通
信時間の確保は充分可能である。また、t2=100m
Sの時間では、操作者に特別の違和感を与えることはな
い。
【0050】本発明は、指で回転させるトラックボール
の回転方向をXY軸座標に分解して座標軸をエンコード
させるエンコーダと3種類のキースイッチを持ったマウ
ス等の位置情報発生回路と、操作者の意志を伝えるキー
スイッチを持った入力機器に好適に適用される。
【0051】以上、本発明を上記実施例に即して説明し
たが、本発明は上記態様にのみに限定されるものではな
く、本発明の原理に準ずる各種態様を含む。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように、本発明(請求項
1)によれば、同時キー動作禁止機能を持つだけではな
く、あるキーが押下されれば、次にそのキーが離される
という単純な順次動作が確保されることを目的に回路が
構成されている。このため、本発明によれば、マイクロ
コンピュータ等に実装される入出力制御プログラムは、
単純な順次動作で作成することが可能となり、プログラ
ム作成を特段に容易化する。
【0053】また、本発明は、2キーのエンコーダを用
いながら、3キーエンコーダとして役目を持たせること
を特長とし、2キーのエンコーダの効率的利用を図り、
且つ3キーエンコーダの回路規模の増大を大幅に抑止し
ている。
【0054】さらに、本発明においては、同時キー動作
禁止回路は、第1又は第2のキーがオフした時には、コ
ンデンサに充電された電荷が抵抗を介して放電する放電
時定数に相当する遅延時間を利用して、まず第1又は第
2のキーのオフ状態を2キーシリアルエンコーダに伝達
させ、コンデンサの電荷が放電した後に第3のキーの状
態検出を行わせるように構成されるため、通信時間の確
保は充分可能とされ、操作性に違和感を与えることは回
避されている。
【0055】そして、本発明の好ましい態様によれば、
ダイオードやトランジスタなどの能動素子とコンデンサ
抵抗の受動素子で構成されており、低消費化が可能であ
り、携帯用入力機器に最適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の回路構成を示す図である。
【図2】本発明の一実施例の動作を説明するタイミング
チャートである。
【符号の説明】
1〜3 キー 4〜6 ダイオード 7〜8 コンデンサ 9〜15 トランジスタ 16〜22 抵抗 23 2キーシリアルエンコーダ 24 制御部

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1、第2のキーのオン/オフ状態を第
    1、第2の入力端に入力し2種のキーのオン/オフ状態
    それぞれシリアルコード化して出力する2キーシリア
    ルエンコーダを備え、 さらに 第3のキーを備え、 前記第1又は第2のキーがオンした時には前記第3のキ
    ー入力を禁止させるように制御する同時キー動作禁止回
    路であって、 前記第1乃至第3のキーの各々の一端とコレクタが接続
    して電源に接続する第1乃至第3のトランジスタを備
    え、 前記第3のキーに対応する前記第3のトランジスタのベ
    ースには前記第1、第2のキーの他端がそれぞれ第1、
    第2のダイオードを介して接続し、 前記第1、及び第2のキーに対応する前記第1、第2の
    トランジスタのベースには前記第3のキーの他端がそれ
    ぞれ第3のダイオードを介して接続し、更に、前記第3
    のトランジスタのベースには抵抗とコンデンサからなる
    時定数回路を接続し、 前記第1又は第2のキーがオフした時には、前記コンデ
    ンサに充電された電荷が前記抵抗を介して放電する放電
    時定数に相当する遅延時間を利用して、まず第1又は第
    2のキーのオフ状態を前記2キーシリアルエンコーダに
    伝達させると共に、前記コンデンサの電荷が放電した後
    に前記第3のキーの状態の検出を行わせるようにする同
    時キー動作禁止回路を備え、 前記2キーシリアルエンコーダの前記第1、第2の入力
    端に、前記第3のキーのオン/オフ状態を共通に供給し
    前記第1、第2の入力端を同時にオン/オフすることに
    より、前記2キーシリアルエンコーダが前記第3のキー
    のオン/オフ状態をシリアルコード化する、 ことを特徴
    とするエンコーダ回路。
  2. 【請求項2】前記同時キー動作禁止回路が、抵抗を介し
    て第1の電源にそれぞれ接続された前記第1〜第3のキ
    ーの一側の端子にコレクタがそれぞれ接続され、エミッ
    タが第2の電源に接続された第1〜第3のトランジスタ
    と、 前記第1〜第3のキーのそれぞれの他側の端子にアノー
    ド端子が接続された第 1〜第3のダイオードと、からな
    り、 前記第1及び第2のダイオードのカソード端子が前記第
    3のトランジスタのベースに直列抵抗を介して接続さ
    れ、 前記第3のダイオードのカソード端子が前記第1及び第
    2のトランジスタのベースにそれぞれ直列抵抗を介して
    接続され、 前記第1〜第3のトランジスタには、それぞれ前記直列
    抵抗の一側の端子とベースの接続点に一の端子が接続さ
    れ他側の端子がエミッタに接続された並列抵抗が接続さ
    れ、 少なくとも前記第3のトランジスタには、前記直列抵抗
    の他側の端子と前記第2の電源との間にコンデンサが接
    続されて成る ことを特徴とする請求項1記載のエンコー
    ダ回路。
  3. 【請求項3】前記第1及び第2のキーと前記2キーシリ
    アルエンコーダの前記第1、第2の入力端との間に、前
    記第1及び第2のキーのオン/オフ状態に応じてオン/
    オフする第1及び第2の制御トランジスタが設けられ、
    更に、前記第3のキーのオン/オフ状態に応じて共にオ
    ン/オフする第3及び第4の制御トランジスタが、前記
    第3のキーと前記2キーシリアルエンコーダの前記第
    1、第2の入力端との間に、前記第1及び第2の制御ト
    ランジスタにそれぞれ並列に挿入されて成ることを特徴
    とする請求項1記載のエンコーダ回路。
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