JP2737567B2 - ガス遮断器 - Google Patents
ガス遮断器Info
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Description
する絶縁物で形成された支持部材が、電流遮断時に発生
する高温ガスと接触するのを防止するようにしたガス遮
断器に関するものである。
示された従来のガス遮断器の消弧室を示す部分断面図、
図4は図3における消弧室内の固定接触子部拡大断面
図、図5は図4における固定接触子部の側面図である。
図において、1は接地タンク、2は接地タンク1内に充
填された絶縁性ガス、3は接地タンク1の一端を閉塞し
たフタ、4は接地タンク1の他端を閉塞したフタ、5は
接地タンク1内に配置された可動側導体で、接地タンク
1と固定された絶縁物で支持されている。6は可動側導
体5に取付けられた電流通電用接触子、7は電流通電接
触子6の内側に配置され可動側導体5に取付けられたピ
ストン、8は内径部がピストン7の外周と摺動可能に接
触し、外周部が電流通電用接触子6と接触するように配
置されたパッファシリンダ、9はパッファシリンダ8の
他端に取付けられた可動接触子、10は可動接触子9の内
側に配置されパッファシリンダ8に取付けられた絶縁ノ
ズル、11は絶縁ノズル10の内側に配置された可動アーク
接触子、12はピストン7内に移動可能に配置されたピス
トンロッドで、他端が可動アーク接触子11と接続されて
いる。13はフタ3を貫通してピストンロッド12と連結さ
れている。上記パッファシリンダ8,可動接触子9,絶
縁ノズル10,可動アーク接触子11,ピストンロッド12の
可動部品は、絶縁ロッド(図示せず)及び接地タンク1
を貫通したロッド13を介して、駆動部(図示せず)と連
結されている。14は絶縁ノズル10と対向して配置された
固定側消弧筒で、絶縁ノズル10から遠い他端側に排気口
14aと電界シールド14bが形成されている。15は固定側消
弧筒14の一端と接続された固定接触子、16は固定側消弧
筒14の中心部に取付けられた固定アーク接触子、17は中
心導体、18は固定側消弧筒14と中心導体17とを接続する
アダプタ、19は一端が固定側消弧筒14と連結され他端が
接地タンク1に取付けられた絶縁物で形成された支持部
材である。
構成されたガス遮断器は、ロッド13を図示右方に移動動
作させることにより、可動接触子9と固定接触子15とが
接触して通電接触部が形成され、ピストン7とパッファ
シリンダ8との空間には絶縁性ガス2が充満されてい
る。一方、ガス遮断器で電流を遮断する場合は、図示の
ように、ロッド13を左方に動作させると、パッファシリ
ンダ8の動作でピストン7との間の絶縁性ガス2は圧縮
ガス2aとなり、絶縁ノズル10を通って可動アーク接触子
11と固定アーク接触子16との間に発生したアーク20に、
図示矢印のように吹付けられる。アーク20を通過した圧
縮ガス2aはアーク20の熱により密度が低下し高温のガス
2bとなり、固定接触子15の内部で固定アーク接触子16の
周囲を通って、固定側消弧筒14の排気口14aから支持部
材19と接触しながら、支持部材19に沿って接地タンク1
内に排出される。
上のように構成され、固定側消弧筒14が絶縁物で形成さ
れた支持部材19で支持されているので、この支持部材19
が電流遮断時に固定側消弧筒14から排出される高温ガス
2bと接触し、支持部材19の絶縁劣化が促進され、信頼性
が低下するという問題点があった。
ためになされたもので、電流遮断時に発生する高温ガス
の影響をうけることなく固定側消弧筒を絶縁支持するこ
とができるガス遮断器を得ることを目的とする。
1のガス遮断器は、一端で固定側消弧筒を固定接触子側
で支持するとともに固定側消弧筒に沿って延在し、接地
タンクの固定側消弧筒の排気口よりも固定接触子側に固
着される支持部材を備えたものである。また、この発明
に係わる請求項2のガス遮断器は、固定側消弧筒を固定
接触子との接続部側の一部を残して断面半月状に形成
し、円筒部と半月部との接続部に形成される段差部を支
持部材の一端で支持するとともに、他端側を半月部下方
に形成される空間に沿って延在させたものである。
支持部材は、固定側消弧筒を固定接触子側で支持すると
ともに固定側消弧筒に沿って延在し、固定側消弧筒の排
気口よりも固定接触子側で接地タンクと固着されること
により、電流遮断時に発生する高温ガスと触れることな
く絶縁劣化を防止される。
はこの発明の実施例1によるガス遮断器の固定側消弧筒
の正面断面図、図2は図1における固定側消弧筒の側面
図である。図において、1は接地タンク、1aは接地タン
ク1の所定の位置に設けられた取付ボス、2は接地タン
ク1内に充填された絶縁性ガス、15は接地タンク1内に
配置された固定接触子、16は固定接触子15のほぼ中心部
に配置された固定アーク接触子、21は固定接触子15と接
続された固定側消弧筒で、固定接触子15と近い所定の距
離の区分は円筒状21aに、固定接触子15から遠い排気口
側は上記円筒21aの一部を切り欠いた断面半月状21bにそ
れぞれ形成され、上記円筒部21aと半月部21bとの接続部
に形成される段差部には取付ボス21cが形成されてい
る。21dは取付ボス21cと径方向の反対側に形成されたア
ダプタで、このアダプタ21dに中心導体17が接続されて
いる。21eは固定側消弧筒21の端部に形成された電界シ
ールド、21fは高温ガス2bの排気口である。22は一端が
排気口21bよりも固定接触子15側で取付ボス21cとボルト
などの取付部材23によって固着された絶縁物で形成され
た支持部材で、他端が排気口21fより固定接触子15側に
設けられた接地タンク1の取付ボス1aに取付部材22によ
って固着されている。上記によって、固定側消弧筒21の
電界シールド21eと接地タンク1の取付ボス1aとの間に
は絶縁間隙Lが形成されている。
に、電流遮断時に発生した高温ガス2bは、固定接触子15
の内部で固定アーク接触子16の周囲を通り、固定側消弧
筒21の排気口21fから接地タンク1の内部空間に排出さ
れる。ここで、固定側消弧筒21は、一端が固定側消弧筒
21を固定接触個15側で支持するとともに固定側消弧筒21
に沿って延在し、接地タンク1の排気口21fよりも固定
接触子16側で接地タンク1に固着される支持部材22で支
持されるので、支持部材22が高温ガス2bと接触すること
なく絶縁劣化を防止する。また、固定側消弧筒22を固定
接触子16との接続部側を残して断面半月状に形成し、円
筒部21aと半月部21bとの接続部に形成される段差部を支
持部材22の一端で支持するとともに、他端側を半月部21
b下方に形成される空間に沿って延在させたので、接地
タンク1の胴径を大きくせずに支持部材22の絶縁劣化を
防止する。
21bを形成し、半月部21b下方の空間に配置される支持部
材22で固定側消弧筒21を支持するようにしたが、接地タ
ンク1と固定側消弧筒21との空間に余裕がある場合は、
固定側消弧筒21は円筒状で排気口21fよりも固定接触子1
5側で支持すれば、上記実施例と同様の効果を発揮す
る。
固定側消弧筒を固定接触子側で支持するとともに固定側
消弧筒に沿って延在し、接地タンクの固定側消弧筒の排
気口よりも固定接触子側に固着される支持部材を備えた
構成とし、また、固定側消弧筒を固定接触子との接続部
側の一部を残して断面半月状に形成し、円筒部と半月部
との接続部に形成される段差部を支持部材の一端で支持
するとともに、他端側を半月部下方に形成される空間に
沿って延在させた構成としたので、支持部材の絶縁劣化
が防止されるので、信頼性を確保できる効果がある。
消弧室の正面断面図である。
図である。
ある。
す部分断面図である。
る。
Claims (2)
- 【請求項1】 円筒状で一端が固定接触子と接続され他
端に高温ガス排気口を有し電流通電路を形成する固定側
消弧筒を支持部材を介して接地タンクで支持したガス遮
断器において、一端で固定側消弧筒を固定接触子側で支
持するとともに上記固定側消弧筒に沿って延在し、接地
タンクの上記固定側消弧筒の排気口よりも上記固定接触
子側に固着される支持部材を備えたことを特徴とするガ
ス遮断器。 - 【請求項2】 固定側消弧筒を固定接触子との接続部側
の一部を残して断面半月状に形成し、上記円筒部と上記
半月部との接続部に形成される段差部を支持部材の一端
で支持するとともに、他端側を上記半月部下方に形成さ
れる空間に沿って延在させたことを特徴とする請求項1
記載のガス遮断器。
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