JP2737335B2 - 光ディスク用のディスク基板 - Google Patents

光ディスク用のディスク基板

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JP2737335B2
JP2737335B2 JP1342951A JP34295189A JP2737335B2 JP 2737335 B2 JP2737335 B2 JP 2737335B2 JP 1342951 A JP1342951 A JP 1342951A JP 34295189 A JP34295189 A JP 34295189A JP 2737335 B2 JP2737335 B2 JP 2737335B2
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順一郎 工藤
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Description

【発明の詳細な説明】 A.産業上の利用分野 本発明は、光ディスクや光磁気ディスク用のディスク
基板であって、ポリカーボネート樹脂等の合成樹脂を成
形して形成したディスク基板に関する。
B.従来の技術 従来、レーザビーム等の光ビームを利用して所定の情
報信号を記録するように光ディスクが用いられている。
この種の光ディスクとしては、一回の情報信号の記録を
可能とした追記型光ディスク、記録した情報信号の消去
を可能とした光ディスクや光磁気ディスク等が知られて
いる。これら光ディスクは、ポリカーボネート樹脂やPM
MA(ポリメチルメタクリレート)等の合成樹脂を成形し
て得られる透明ディスク基板上に光学的情報記録層を被
着形成して構成されてなるものである。
ところで、この種の光ディスクへの情報信号の記録
は、上記光ディスクをディスク回転駆動装置によって線
速度一定あるいは角速度一定として回転操作し、この回
転操作される光ディスクに対し半導体レーザ等のレーザ
光源を備えた光学ピックアップ装置から光ビームを照射
することによって行う。この光ビームを照射することに
よって行う情報信号の記録は、光ディスクに予め形成さ
れた記録トラックに行われる。
そして、光ディスクの記録トラックに正確に情報信号
の記録を行うためには、光学ピックアップ装置から出射
される光ビームが上記記録トラックを正確にトラッキン
グする必要がある。このトラッキング制御を行う方式と
して、サンプル・サーボ・トラッキング方式が知られて
いる。このサンプル・サーボ・トラッキング方式に適用
される光ディスクは、例えば第3図に示すように構成さ
れている。すなわち、上記光ディスク1は、第3図に示
すように、記録トラックが所定量の情報の記録単位とな
るn個のセクタ2に分割され、これらセクタ2の各々は
m個のセグメントから構成されている。そして、1セグ
メントは、サーボ領域3とデータ領域4から構成されて
いる。そして、上記サーボ領域3には、クロックの同期
を図るための同期パターン10を構成するクロックピット
11、トラッキングエラー信号を得るためのウォブルピッ
ト12a,12b及び光ディスク1の径方向へのアクセス性能
を向上するためにトラックアドレスの下位側の複数ビッ
トに相当する情報、例えばグレイコードを用いたアクセ
スコード13が設けられている。また、セクタの先頭セグ
メントである第1セグメントのサーボ領域3に続くヘッ
ド領域5には、セクタの先頭を示すセクタマーク14が設
けられるとともにアドレス領域7が設けられる。このア
ドレス領域7には、トラック番号を示すトラックアドレ
ス、セクタ番号を示すセクタアドレス等のアドレス情報
(IDコード)が記録されている。
そして、上記クロックピット11、ウォブルピット12a,
12b、アクセスコード13、セクタマーク14及びアドレス
情報は、第4図に示すように、記録トラックの中心線
(t0)を基準線となし、上記記録トラックに沿って、デ
ィスク基板15の成形時にプリピットパターン16として予
め形成される。このプリピットパターン16は、1.6μm
程度のトラックピッチをもって形成される記録トラック
に沿って、幅を0.5μm,長さを1μm,深さを0.07μm程
度の極めて微細なものとして形成される。このような微
細なプリピットパターン16は、ディスク基板15を成形す
る金型内に上記プリピットパターン16に対応する突部を
形成したスタンパを配設しておくことにより、上記ディ
スク基板15の成形と同時に形成される。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、上述したような微細なプリピットパターン
16を備えたディスク基板15を、ポリカーボネート樹脂や
PMMA(ポリメチルメタクリレート)等の合成樹脂を用い
て成形すると、本来上記プリピットパターン16が形成さ
れるべきでない位置に、第5図に示すように、上記プリ
ピットパターン16と同様の偏光特性を示す部分であるい
わゆるゴーストピット16aや、偏光異常を生ずる部分が
現れるディスク基板15が成形されることがある。
この現象は、ディスク基板15を成形した後、金型を開
き上記プリピットパターン16を成形するスタンパを上記
ディスク基板15から離型させる際に生ずるものとみら
れ、上記スタンパとディスク基板15間における離型むら
に起因するものと考えられる。この離型むらは、合成樹
脂からなるディスク基板15と金属材料等から構成される
スタンパの熱収縮率の相違によるものと考えられる。す
なわち、両者の熱収縮率の相違から、離型時にスタンパ
が再度ディスク基板に接触し、上記スタンパに形成した
突部によって上記ゴーストピット16aが形成されるもの
と考えられる。
特に、上述したようなサンプル・サーボ・トラッキン
グ方式に適用される光ディスク1のディスク基板15の如
く、このディスク基板面に微細なプリピットパターンが
形成されなるだけのものにおいて上記ゴーストピット16
aや偏光異常部分の形成が著しいものである。
そこで、本発明は、上述したようなゴーストピットや
偏光異常部分が形成されることのない光ディスクの形成
を可能となすディスク基板を提供することを目的に提案
されたものである。
特に、本発明は、上述したようなディスク基板面に微
細なプリピットパターンが形成されなるだけのサンプル
・サーボ・トラッキング方式に適用される光ディスクの
ディスク基板を成形する場合において、ゴーストピット
や偏光異常部分が形成されることのないものを成形可能
となすことを目的に提案されたものである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、上述したような目的を達成するため、所定
の情報信号が記録される記録トラックが螺旋状又は同心
円状に形成されるとともに上記記録トラックに沿って制
御用のプリピットパターンが形成されてなる光ディスク
用のディスク基板において、基板本体の径方向に亘るプ
リピットパターン間であって、上記記録トラックの幅方
向の中心に対し基板本体の径方向に変位した位置に凹状
溝を形成してなるものである。
〔作用〕
本発明に係る光ディスク用のディスク基板は、このデ
ィスク基板の成形時に基板本体に形成した凹状溝によ
り、金型で成形された合成樹脂からなるディスク基板と
金属材料等から構成されるスタンパとの離型時における
離型むらを防止する作用をなす。
〔実施例〕
以下、本発明に係る光ディスク用のディスク基板の具
体的な実施例を図面を参照して説明する。
ここで説明するディスク基板31は、前述したサンプル
・サーボ・トラッキング方式に適用される光ディスク用
のものであって、第1図に示すように、所定の情報信号
が記録されるべき螺旋状又は同心円状の記録トラックの
中心線(t1)を基準線となして上記記録トラックに沿っ
てプリピットパターン32が形成されている。これらプリ
ピットパターン32は、前述したように当該光ディスクに
情報信号を記録しあるいは記録された情報信号を再生す
る際の制御用に用いられるクロックピット11、ウォブル
ピット12a,12b、アクセスコード13、セクタマーク14及
びアドレス情報に対応するものである。
また、上記プリピットパターン32は、光ディスクの径
方向に亘って順次配列される記録トラックに沿って形成
されてなるので、基板本体33の径方向に亘って並列して
配列されるように形成されてなる。
ところで、本発明に係るディスク基板31にあっては、
基板本体33の径方向に亘って配列される記録トラックに
沿って形成される上記基板本体33の径方向に亘るプリピ
ットパターン32間であって、上記記録トラックの幅方向
の中心に対し基板本体33の径方向に変位した位置、すな
わち情報信号が記録される記録トラックの領域からずれ
た位置に凹状溝34が形成されてなる。この凹状溝34は、
各プリピットパターン32より充分に長尺であって且つ深
さも深く形成されてなるものであって、適宜間隔を隔て
設けられる。すなわち、上記凹状溝34は、ディスク基板
31を成形する際に少なくともプリピットターン32を形成
する部分におけるスタンパの離型性を良好となし離型む
らをなくすために設けられるものであって、上記スタン
パの離型性を考慮し、情報信号が記録される記録トラッ
クに影響を与えない位置において適宜な長さ及び間隔を
もって複数設けられる。このような凹状溝34が形成され
るためには、上記プリピットパターン32を形成するスタ
ンパに上記凹状溝34を形成するための凸部が設けられ
る。このような大型の凹状溝34を形成するための凸部を
有するスタンパにより上記プリピットパターン32の形成
を行うことにより、上記スタンパの離型時に上記プリピ
ットパターン32が形成される部分に影響を与えることを
防止することができる。特に、上記凹状溝34は、情報信
号が記録される記録トラックの領域からずれた位置に形
成されるので、スタンパの離型時の記録トラックに与え
る影響を確実に防止できるものである。
そして、上述ようなプリピットパターン32及び凹状溝
34が形成されたディスク基板31は、ポリカーボネート樹
脂等の合成樹脂材料を成形用の金型内に送り込むための
樹脂射出部、成形される上述ディスク基板31の形状に対
応するキャビティを備えた金型部及びこの金型部に成形
圧力を与える型締め機構とを備えた射出成形機により成
形される。この射出成形機を構成する金型部40は、第2
図に示すように、可動金型41と固定金型42とを備え、上
記可動金型41の固定金型42と対向する面には、内周側ス
タンパ押え43及び外周側スタンパ押え44を介して上記プ
リピットパターン32及び凹状溝34に対応する凹凸が形成
されたスタンパ45が取付けられている。また、固定金型
42は固定盤46に固定され、中央に樹脂射出部のノズル47
に連結された樹脂注入口48が設けられている。そして、
上記固定金型42の外周部は、固定盤46に固定され金型押
え49が配設され、この金型押え49の先端面が上記可動金
型41に当接して型閉じ状態となされたとき上記可動金型
41と固定金型42間にディスク基板31の成形用のキャビテ
ィ50が形成される。
このように構成された射出成形機のキャビティ50に成
形用の合成樹脂材料を射出することによって、本発明に
係るディスク基板31の成形が行われる。
〔発明の効果〕
上述したように本発明に係るディスク基板は、このデ
ィスク基板の成形時に基板本体に形成した凹状溝が、金
型で成形された合成樹脂からなる上記ディスク基板と金
属材料等から構成されるスタンパとの離型時における記
録トラック領域部分における離型むらを防止する作用を
なすので、少なくとも記録トラック領域でのゴーストピ
ットや偏光異常部分の形成が防止される。
従って、本発明に係るディスク基板によれば、光学特
性の極めて良好な光ディスクを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るディスク基板を示す部分拡大斜視
図であり、第2図は上記ディスク間を成形する射出成形
機の金型部を示す断面図である。 第3図はサンプル・サーボ・トラッキング方式の光ディ
スクを記録フォーマットとともに模式的に示す平面図で
あり、第4図は上記光ディスクに設けられるプリピット
パターンを示す部分拡大斜視図であり、第5図はゴース
トピットが現れた光ディスクのディスク基板の一部を拡
大して示す斜視図である。 31……ディスク基板 32……プリピットパターン 33……基板本体 34……凹状溝

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定の情報信号が記録される記録トラック
    が螺旋状又は同心円状に形成されるとともに上記記録ト
    ラックに沿って制御用のプリピットパターンが形成され
    てなる光ディスク用のディスク基板において、 基板本体の径方向に亘るプリピットパターン間であっ
    て、上記記録トラックの幅方向の中心に対し基板本体の
    径方向に変位した位置に凹状溝を形成してなる光ディス
    ク用のディスク基板。
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