JP2736614B2 - ねじ供給装置 - Google Patents
ねじ供給装置Info
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Description
り詳細には貯蔵された複数個のねじを1個ずつ取り出
し、ドライバー装置に供給するためのねじ供給装置に関
する。
的に示した断面図であり、図中11aは軸を示してい
る。軸11aは略丸棒形状に形成されており、軸11a
の両端部は筐体13側壁に固定されている。軸11aに
は複数個のボール11bを介して軸受け部11cが配設
され、軸受け部11cには駆動手段(図示せず)が接続
されており、この駆動手段を駆動させると軸受け部11
cが軸11a上を左右方向に移動させられるようになっ
ている。これら軸11a、ボール11b、軸受け部11
c、駆動手段を含んでスライド手段11が構成されてい
る。軸受け部11c上には連結部11dを介して略板形
状の保持手段12の一端部側が接続されており、保持手
段12の他端部近傍には収容部12aが形成され、収容
部12aにはねじ21が縦方向に収容されるようになっ
ている。これら筐体13、スライド手段11、保持手段
12等を含んでねじ供給装置80が構成されている。
にはドライバ装置22が配設されており、ドライバ装置
22下部にはドライバビット22aが接続され、ドライ
バビット22aは上下及び回転方向に駆動されるように
なっている。またドライバビット22a内には貫通孔が
垂直に形成され、貫通孔の上部側は吸引手段(共に図示
せず)に接続されており、ドライバビット22aの先端
部をねじ21頭部の溝21aに挿入して前記吸引手段を
駆動すると、ねじ21がこれに吸着されるようになって
いる。
用いる場合、まずスライド手段11を駆動して保持手段
12を保持手段12´の位置に移動させると、ねじが収
容部(共に図示せず)に収容される。次にスライド手段
11を駆動して保持手段12を左方向に移動させると、
ねじ21が筐体13側方におけるドライバ装置22下方
の所定位置に取り出される。次にドライバ装置22を駆
動してドライバビット22aを押し下げると、ドライバ
ビット22aの先端部がねじ21頭部の溝21aに挿入
される。次に前記吸引手段を駆動するとドライバビット
22aの先端部にねじ21が吸着され、ドライバ装置2
2を駆動するとねじ21が吸着された状態でドライバビ
ット22aが上昇する。
給装置80においては、ドライバビット22aを押し下
げ、ねじ21頭部の溝21aに挿入する都度、保持手段
12の収容部12a近傍に約2〜5Kgfの曲げモーメ
ントが繰り返し掛かり、箇所A、B近傍における軸受け
部11c内面、ボール11b、軸11aに偏摩耗が生じ
易い。したがって軸受け部11c内面、ボール11b、
軸11a間に隙間が発生し、スライド手段11を介して
保持手段12を円滑に移動させることが困難となり、こ
の結果、スライド手段11を修理したり、あるいは更新
する必要が生じ、コストが掛かるという課題があった。
のであり、保持手段の先端部に繰り返し曲げモーメント
が掛かるのを防止し、スライド手段に偏摩耗が発生する
のを抑制して耐用回数を増大し、修理や更新に要するコ
ストを削減することができるねじ供給装置を提供するこ
とを目的としている。
に本発明に係るねじ供給装置は、ねじ収容部が一端部に
形成されたプレート形の保持手段と、前記ねじ収容部が
装置本体外側方の所定位置に位置するように前記保持手
段を装置本体側方へスライドさせるスライド手段とを備
えたねじ供給装置において、前記ねじ収容部が前記所定
位置に位置すると、前記ねじ収容部が形成された前記保
持手段の前記一端部が、支持体により支持されるように
なっていることを特徴としている(1)。
じ供給装置(1)における支持体の上部が曲面を有して
いることを特徴としている(2)。
じ供給装置(1)における支持体の上部に回転部を備え
ていることを特徴としている(3)。
じ供給装置(1)における支持体の下部に上下方向駆動
手段を備えていることを特徴としている(4)。
容部が形成されたプレート形の保持手段と、該保持手段
を装置本体側方へスライドさせるスライド手段とを備え
たねじ供給装置において、前記保持手段の先端部にテー
パピンを有し、該テーパピンの挿入孔が形成された支持
体が装備されていることを特徴とするねじ供給装置
(5)。
の供給時、ねじ収容部が形成された保持手段の一端部が
支持体により支持されるようになっているので、該支持
体と前記保持手段の前記一端部との間に所定の僅かな距
離の隙間を設定しておくと、スライド手段の駆動により
前記保持手段の前記一端部を前記支持体上方まで容易に
移動させ得るため、ねじが収容部に収容されつつ装置本
体外側方の所定位置に取り出されることとなる。また前
記ねじ頭部の溝にドライバビットを押し下げ挿入する
際、前記保持手段が僅かに撓んで前記一端部が前記支持
体に当接し、前記保持手段の収容部に掛かる曲げモーメ
ントが前記支持体の支持力により略打ち消されることと
なる。この結果、前記スライド手段の軸受け部内面、ボ
ール、軸における偏摩耗の発生が抑制され、耐用回数が
増大して修理や更新に要するコストを削減し得ることと
なる。
ば、上記ねじ供給装置(1)における支持体の上部が曲
面を有しているので、該支持体とねじ収容部が形成され
た保持手段の一端部との間に所定の僅かな距離の隙間を
設定しておかなくても、スライド手段の駆動により前記
保持手段の前記一端部が前記曲面に沿って前記支持体の
上部まで移動させられ、ねじが収容部に収容されつつ装
置本体外側方の所定位置に取り出されることとなる。ま
た前記ねじ頭部の溝にドライバビットを押し下げ挿入す
る際、前記保持手段の前記一端部が前記支持体の曲面上
部に当接しており、前記保持手段の収容部に掛かる曲げ
モーメントが前記支持体の支持力により即座に打ち消さ
れることとなる。この結果、前記スライド手段の軸受け
部内面、ボール、軸における偏摩耗の発生が一層抑制さ
れ、耐用回数がさらに増大して修理や更新に要するコス
トを一層削減し得ることとなる。
ば、上記ねじ供給装置(1)における支持体の上部に回
転部を備えているので、スライド手段の駆動によりねじ
収容部が形成された保持手段の一端部が前記回転部面に
到達すると、該回転部が回転して前記保持手段の前記一
端部が前記支持体の上部まで円滑に移動させられ、ねじ
が収容部に収容されつつ装置本体外側方の所定位置に取
り出されることとなる。また前記ねじ頭部の溝にドライ
バビットを押し下げ挿入する際、前記保持手段の前記一
端部が前記回転部上面に当接しており、前記保持手段の
収容部に掛かる曲げモーメントが前記回転部を介して前
記支持体の支持力により即座に打ち消されることとな
る。この結果、ねじ供給装置(2)の場合と略同様の作
用が得られることとなる。
ば、上記ねじ供給装置(1)における支持体の下部に上
下方向駆動手段を備えているので、スライド手段の駆動
時には、前記上下方向駆動手段を作動させて前記支持体
を前記スライド手段の移動にじゃまにならない所定高さ
に設定しておき、次にスライド手段の駆動によりねじ収
容部が形成された保持手段の一端部が前記支持体上方ま
で移動させられると、前記上下方向駆動手段を作動させ
て前記支持体の上面を前記保持手段の前記一端部に当接
・維持させ得る。したがって前記ねじ頭部の溝にドライ
バビットを押し下げ挿入する際には、前記保持手段の収
容部に掛かる曲げモーメントを前記支持体を介して前記
上下方向駆動手段の支持力により即座に打ち消し得る一
方、前記スライド手段の移動に前記支持体の存在が何ら
じゃまになることはない。
ば、ねじ収容部が形成されたプレート形の保持手段と、
該保持手段を装置本体側方へスライドさせるスライド手
段とを備えたねじ供給装置において、前記保持手段の先
端部にテーパピンを有し、該テーパピンの挿入孔が形成
された支持体が装備されているので、前記スライド手段
の駆動により前記保持手段の先端部が前記支持体近くに
到達すると、前記テーパピンが前記挿入孔に挿入され、
前記保持手段の先端部を前記支持体側面に接触するまで
容易に移動させ得る。また前記ねじ頭部の溝にドライバ
ビットを押し下げ挿入する際には、前記保持手段の先端
部が前記テーパピン、挿入孔を介して前記支持体に支持
されるため、前記保持手段の収容部に掛かる曲げモーメ
ントが前記支持体の支持力により即座に打ち消されるこ
ととなる。この結果、ねじ供給装置(2)の場合と略同
様の作用が得られることとなる。
図面に基づいて説明する。なお、従来例と同一機能を有
する構成部品には同一の符号を付すこととする。図1は
本発明に係るねじ供給装置の実施例1を示した模式図で
あり、(a)は斜視図、(b)は(a)における保持手
段が左側に移動している場合のA−A線断面図を示して
いる。筐体13の左側壁には略S字形状の支持体31が
取り付けられており、支持体31上部は略平面状に形成
され、支持体31上部と保持手段12下面との間には距
離がtの隙間が設定されている。また筐体13上の所定
箇所には2個のレール14aより構成された整列手段1
4が所定の傾斜角θを有して配設され、整列手段14の
上部側にはホッパーが配設されており、この内部には複
数個のねじ(共に図示せず)が収納されている。そして
ねじ21は前記ホッパー下部から取り出され、整列手段
14により1列に整列させられて傾斜を滑り落ち、保持
手段12´の収容部12a´に1個ずつ収容されるよう
になっている。その他の構成は図6に示した従来のもの
と同様であるため、ここではその構成の詳細な説明は省
略することとする。これらスライド手段11、保持手段
12、筐体13、整列手段14、支持体31等を含んで
ねじ供給装置30が構成されている。
には図6に示したものと同様のドライバ装置22が配設
されており、ドライバ装置22は例えばX軸方向に駆動
されるようになっている。またねじ供給装置30の例え
ば手前側にはテーブル23が配設され、テーブル23は
Y方向に駆動されるようになっており、テーブル23上
にはドライバ装置22を用いてねじ21を取り付けるた
めのワーク(図示せず)が搭載されている。
用いる場合、まずスライド手段11を駆動して保持手段
12を保持手段12´の位置に移動させると、1個のね
じ21が整列手段14より滑り落ち、収容部12a´に
収容される。次にスライド手段11を駆動して保持手段
12先端部を支持体31上方に移動させると、ねじ21
が筐体13側方におけるドライバ装置22下方の所定位
置に取り出される。別のねじ21は保持手段12の側面
12bにより落下が抑えられ、整列手段14内に留って
いる。次にドライバ装置22を駆動してドライバビット
22aを押し下げ、ねじ21頭部に当接させると保持手
段12が撓んでこの下面が支持体31上面により支持さ
れる。さらにドライバビット22aを押し下げつつ回転
させると、ドライバビット22a先端部がねじ21の溝
21aに挿入される。
ット22aの先端部にねじ21が吸着され、ドライバ装
置22を駆動するとねじ21が吸着された状態でドライ
バビット22aが上昇する。次にテーブル23をY方向
に所定距離移動させると共に、ドライバ装置22をX方
向に所定距離移動させた後、ドライバ装置22を駆動し
てドライバビット22aを回転させつつ押し下げると、
前記ワークの所定箇所にねじ21が締め付けられる。
は、スライド手段11の軸受け部11c、ボール11
b、軸11aにおける偏摩耗の発生が少なく、耐用回数
は約100万回〜200万回であった。一方、支持体3
1が配設されていない従来のねじ供給装置80では、耐
用回数は約30万回程度であった。
施例1に係るねじ供給装置30では、支持体31と保持
手段12の先端部下面との間に所定の僅かな距離tの隙
間を設定しておくと、スライド手段11の駆動により保
持手段12の先端部を支持体31上方まで容易に移動さ
せ得るため、ねじ21が収容部12aに収容されつつ装
置30側方の所定位置に取り出される。またねじ21頭
部の溝21aにドライバビット22aを押し下げ挿入す
る際、保持手段12が僅かに撓んでこの先端部下面が支
持体31に当接し、保持手段12の収容部12aに掛か
る曲げモーメントが支持体31の支持力により略打ち消
される。この結果、スライド手段11の軸受け部11c
内面、ボール11b、軸11aにおける偏摩耗の発生が
抑制され、耐用回数が増大して修理や更新に要するコス
トを削減することができる。
体近傍を模式的に示した拡大断面図であり、図中41は
支持体を示している。支持体41は略S字形状に形成さ
れ、支持体41上部は曲面41aを有しており、スライ
ド手段11により保持手段12が押し出された際、曲面
41aと保持手段12下面とは接触するようになってい
る。その他の構成は図1に示したものと同様であるた
め、ここではその構成の詳細な説明は省略することとす
る。これらスライド手段11、保持手段12、筐体1
3、整列手段14、支持体41等を含んでねじ供給装置
40が構成されている。
係るねじ供給装置40では、支持体41と保持手段12
の先端部下面との間に所定の僅かな距離の隙間を設定し
ておかなくても、スライド手段11の駆動により保持手
段12の先端部が曲面41aに沿って支持体41の上部
まで移動させられ、ねじ21が収容部12aに収容され
つつ装置40側方の所定位置に取り出される。またねじ
21頭部の溝21aにドライバビット22aを押し下げ
挿入する際、保持手段12の先端部下面が支持体41の
曲面41a上部に当接しており、保持手段12の収容部
12aに掛かる曲げモーメントが支持体41の支持力に
より即座に打ち消される。この結果、スライド手段11
の軸受け部11c内面、ボール11b、軸11aにおけ
る偏摩耗の発生が一層抑制され、耐用回数がさらに増大
して修理や更新に要するコストを一層削減することがで
きる。
体近傍を模式的に示した拡大断面図であり、図中51は
支持体を示している。支持体51は略S字形状に形成さ
れ、支持体51上部には凹部52aが形成されており、
凹部52a内には略円柱形状の回転体52bが回動可能
に配設されている。これら凹部52a、回転体52bと
により回転部52が構成されており、スライド手段11
により保持手段12が押し出された際、保持手段12下
面と回転部52上部とは接触するようになっている。そ
の他の構成は図1に示したものと同様であるため、ここ
ではその構成の詳細な説明は省略することとする。これ
らスライド手段11、保持手段12、筐体13、整列手
段14、支持体51、回転部52等を含んでねじ供給装
置50が構成されている。
係るねじ供給装置50では、スライド手段11の駆動に
より保持手段12の先端部が回転部52に到達すると、
回転体52bが回転して保持手段12の先端部を支持体
51の上部まで円滑に移動させられ、ねじ21が収容部
12aに収容されつつ装置50側方の所定位置に取り出
される。またねじ21頭部の溝21aにドライバビット
22aを押し下げ挿入する際、保持手段12の先端部下
面が回転体52b上面に当接しており、保持手段12の
収容部12aに掛かる曲げモーメントが回転部52を介
して支持体51の支持力により即座に打ち消される。こ
の結果、ねじ供給装置40の場合と略同様の効果を得る
ことができる。
円柱形状の回転体52bと凹部52aとにより構成され
た場合について説明したが、別の実施例のものでは、回
転部が複数個の球形状を有する回転体と凹部とにより構
成されていてもよい。
支持体上部に回動可能に配設されていてもよい。
体近傍を模式的に示した拡大断面図であり、図中61は
支持体を示している。支持体61は略円柱形状に形成さ
れ、支持体61上部には略円柱形状の凹部61aが形成
されており、支持体61を押し上げた際、凹部61a内
にねじ21下部が挿入されるようになっている。支持体
61下部には所定のストロークを有する例えばエアシリ
ンダ等の上下方向駆動手段62が取り付けられており、
上下方向駆動手段62はブラケット62aを介して筐体
13の側壁部に固定されている。その他の構成は図1に
示したものと同様であるため、ここではその構成の詳細
な説明は省略することとする。これらスライド手段1
1、保持手段12、筐体13、整列手段14、支持体6
1、上下方向駆動手段62等を含んでねじ供給装置60
が構成されている。
係るねじ供給装置60では、スライド手段11の駆動時
には上下方向駆動手段62を作動させて支持体61をス
ライド手段11の移動にじゃまにならない所定高さに設
定しておき、次にスライド手段11の駆動により保持手
段12の先端部が支持体61上方まで移動させられる
と、上下方向駆動手段62を作動させて支持体61の上
面を保持手段12の先端部下面に当接・維持させること
ができる。したがってねじ21頭部の溝21aにドライ
バビット22aを押し下げ挿入する際には、保持手段1
2の収容部12aに掛かる曲げモーメントを支持体61
を介して上下方向駆動手段62の支持力により即座に打
ち消すことができる一方、スライド手段11の移動に支
持体61の存在が何らじゃまになることはない。
手段62がエアシリンダにより構成されている場合につ
いて説明したが、別の実施例のものでは油圧シリンダあ
るいはモータ、ギア等を組合せた方式により構成されて
いてもよい。
略円柱形状に形成されている場合について説明したが、
凹部61a右側の支持体61に略ねじ21下部の形状を
有する切り欠き部が設けられていてもよい。このものの
場合、支持体61を下方に設定する際、高さを比較的高
く設定することができ、ねじ21の供給能率を向上させ
ることができる。
体近傍を模式的に示した拡大断面図であり、図中71は
支持体を示している。支持体71は略S字形状に形成さ
れており、支持体71上部の所定箇所には挿入孔71a
が長軸方向に形成されている。一方、保持手段12の先
端部にはテーパピン71bが取り付けられており、スラ
イド手段11により保持手段12が押し出された際、テ
ーパピン71bが挿入孔71aに挿入されるようになっ
ている。その他の構成は図1に示したものと同様である
ため、ここではその構成の詳細な説明は省略することと
する。これらスライド手段11、保持手段12、筐体1
3、整列手段14、支持体71、テーパピン71b等を
含んでねじ供給装置70が構成されている。
係るねじ供給装置70では、スライド手段11の駆動に
より保持手段12の先端部が支持体71近くに到達する
と、テーパピン71bが挿入孔71aに挿入され、保持
手段12の先端部を支持体71側面に接触するまで容易
に移動させることができる。またねじ21頭部の溝21
aにドライバビット22aを押し下げ挿入する際には、
保持手段12の先端部がテーパピン71b、挿入孔71
aを介して支持体71に支持されるため、保持手段12
の収容部12aに掛かる曲げモーメントが支持体71の
支持力により即座に打ち消される。この結果、ねじ供給
装置40の場合と略同様の効果を得ることができる。
給装置(1)にあっては、ねじの供給時、ねじ収容部が
形成された保持手段の一端部が支持体により支持される
ようになっているので、該支持体と前記保持手段の前記
一端部との間に所定の僅かな距離の隙間を設定しておく
と、スライド手段の駆動により前記保持手段の前記一端
部を前記支持体上方まで容易に移動させ得るため、ねじ
が収容部に収容されつつ装置本体外側方の所定位置に取
り出される。また前記ねじ頭部の溝にドライバビットを
押し下げ挿入する際、前記保持手段が僅かに撓んで前記
一端部が前記支持体に当接し、前記保持手段の収容部に
掛かる曲げモーメントが前記支持体の支持力により略打
ち消される。この結果、前記スライド手段の軸受け部内
面、ボール、軸における偏摩耗の発生が抑制され、耐用
回数が増大して修理や更新に要するコストを削減するこ
とができる。
っては、上記ねじ供給装置(1)における支持体の上部
が曲面を有しているので、該支持体とねじ収容部が形成
された保持手段の一端部との間に所定の僅かな距離の隙
間を設定しておかなくても、スライド手段の駆動により
前記保持手段の前記一端部が前記曲面に沿って前記支持
体の上部まで移動させられ、ねじが収容部に収容されつ
つ装置本体外側方の所定位置に取り出される。また前記
ねじ頭部の溝にドライバビットを押し下げ挿入する際、
前記保持手段の前記一端部が前記支持体の曲面上部に当
接しており、前記保持手段の収容部に掛かる曲げモーメ
ントが前記支持体の支持力により即座に打ち消される。
この結果、前記スライド手段の軸受け部内面、ボール、
軸における偏摩耗の発生が一層抑制され、耐用回数がさ
らに増大して修理や更新に要するコストを一層削減する
ことができる。
っては、上記ねじ供給装置(1)における支持体の上部
に回転部を備えているので、スライド手段の駆動により
ねじ収容部が形成された保持手段の一端部が前記回転部
面に到達すると、該回転部が回転して前記保持手段の前
記一端部が前記支持体の上部まで円滑に移動させられ、
ねじが収容部に収容されつつ装置本体外側方の所定位置
に取り出される。また前記ねじ頭部の溝にドライバビッ
トを押し下げ挿入する際、前記保持手段の前記一端部が
前記回転部上面に当接しており、前記保持手段の収容部
に掛かる曲げモーメントが前記回転部を介して前記支持
体の支持力により即座に打ち消される。この結果、ねじ
供給装置(2)の場合と略同様の効果を得ることができ
る。
っては、上記ねじ供給装置(1)における支持体の下部
に上下方向駆動手段を備えているので、スライド手段の
駆動時には、上下方向駆動手段を作動させて前記支持体
を前記スライド手段の移動にじゃまにならない所定高さ
に設定しておき、次にスライド手段の駆動によりねじ収
容部が形成された保持手段の一端部が前記支持体上方ま
で移動させられると、前記上下方向駆動手段を作動させ
て前記支持体の上面を前記保持手段の前記一端部に当接
・維持させることができる。したがって、前記ねじ頭部
の溝にドライバビットを押し下げ挿入する際には、前記
保持手段の収容部に掛かる曲げモーメントを前記支持体
を介して前記上下方向駆動手段の支持力により即座に打
ち消すことができる一方、前記スライド手段の移動に前
記支持体の存在が何らじゃまになることはない。
っては、ねじ収容部が形成されたプレート形の保持手段
と、該保持手段を装置本体側方へスライドさせるスライ
ド手段とを備えたねじ供給装置において、前記保持手段
の先端部にテーパピンを有し、該テーパピンの挿入孔が
形成された支持体が装備されているので、前記スライド
手段の駆動により前記保持手段の先端部が前記支持体近
くに到達すると、前記テーパピンが前記挿入孔に挿入さ
れ、前記保持手段の先端部を前記支持体側面に接触する
まで容易に移動させることができる。また前記ねじ頭部
の溝にドライバビットを押し下げ挿入する際には、前記
保持手段の先端部が前記テーパピン、挿入孔を介して前
記支持体に支持されるため、前記保持手段の収容部に掛
かる曲げモーメントが前記支持体の支持力により即座に
打ち消される。この結果、ねじ供給装置(2)の場合と
略同様の効果を得ることができる。
模式図であり、(a)は斜視図、(b)は(a)におけ
る保持手段が左側に移動している場合のA−A線断面図
を示している。
式的に示した拡大断面図である。
式的に示した拡大断面図である。
式的に示した拡大断面図である。
式的に示した拡大断面図である。
面図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 ねじ収容部が一端部に形成されたプレー
ト形の保持手段と、前記ねじ収容部が装置本体外側方の
所定位置に位置するように前記保持手段を装置本体側方
へスライドさせるスライド手段とを備えたねじ供給装置
において、前記ねじ収容部が前記所定位置に位置する
と、前記ねじ収容部が形成された前記保持手段の前記一
端部が、支持体により支持されるようになっていること
を特徴とするねじ供給装置。 - 【請求項2】 支持体の上部が曲面を有していることを
特徴とする請求項1記載のねじ供給装置。 - 【請求項3】 支持体の上部に回転部を備えていること
を特徴とする請求項1記載のねじ供給装置。 - 【請求項4】 支持体の下部に上下方向駆動手段を備え
ていることを特徴とする請求項1記載のねじ供給装置。 - 【請求項5】 ねじ収容部が形成されたプレート形の保
持手段と、該保持手段を装置本体側方へスライドさせる
スライド手段とを備えたねじ供給装置において、前記保
持手段の先端部にテーパピンを有し、該テーパピンの挿
入孔が形成された支持体が装備されていることを特徴と
するねじ供給装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7003213A JP2736614B2 (ja) | 1995-01-12 | 1995-01-12 | ねじ供給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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- 1995-01-12 JP JP7003213A patent/JP2736614B2/ja not_active Expired - Fee Related
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